JPH08140B2 - ゴルフクラブのヘッドの製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブのヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH08140B2 JPH08140B2 JP63152968A JP15296888A JPH08140B2 JP H08140 B2 JPH08140 B2 JP H08140B2 JP 63152968 A JP63152968 A JP 63152968A JP 15296888 A JP15296888 A JP 15296888A JP H08140 B2 JPH08140 B2 JP H08140B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- club head
- sole
- face
- head
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴルフクラブのヘッドの製造方法に関するも
のである。
のである。
従来、ゴルフクラブのアイアン、あるいはメタルヘッ
ドを有するウッドのヘッドにはアルミニウム合金が用い
られていた。しかしながらアルミニウム合金は軟質であ
るから傷が付き易くまた反発性も小さいものであった。
ドを有するウッドのヘッドにはアルミニウム合金が用い
られていた。しかしながらアルミニウム合金は軟質であ
るから傷が付き易くまた反発性も小さいものであった。
そこで最近ではチタン鋼を用いたヘッドが提供されて
いる。チタン鋼は硬度が大であり傷がつきにくゝ、また
耐腐蝕性、耐摩耗性に富みかつ軽量である。
いる。チタン鋼は硬度が大であり傷がつきにくゝ、また
耐腐蝕性、耐摩耗性に富みかつ軽量である。
しかしながら純チタン鋼は溶融粘度が高く流動性が悪
いので肉薄の適当な重量を持つヘッドがロストワックス
法では製造することが出来ない。そこで従来では純チタ
ン鋼を用いずチタンとアルミニウムの合金が用いられて
いる。しかしチタンにアルミニウムを混合した場合はチ
タンの持つ優れた耐腐蝕性、耐摩耗性が低下しかつ硬度
も不充分なものとなる。
いので肉薄の適当な重量を持つヘッドがロストワックス
法では製造することが出来ない。そこで従来では純チタ
ン鋼を用いずチタンとアルミニウムの合金が用いられて
いる。しかしチタンにアルミニウムを混合した場合はチ
タンの持つ優れた耐腐蝕性、耐摩耗性が低下しかつ硬度
も不充分なものとなる。
本発明は上記従来の問題点を解決するための手段とし
て、ゴルフクラブのヘッド(2)をソール(2)C、フ
ェース(2)A、天板(2)Dおよび側板(2)Bに分
割し、該ソール(2)Cおよびフェース(2)Aは該天
板(2)Dおよび側板(2)Bより肉厚に設定して各分
割部分を純チタン鋼板から冷間加工によって作製した
後、該分割部分を組合わせて溶接するゴルフクラブのヘ
ッドの製造方法を提供するものである。
て、ゴルフクラブのヘッド(2)をソール(2)C、フ
ェース(2)A、天板(2)Dおよび側板(2)Bに分
割し、該ソール(2)Cおよびフェース(2)Aは該天
板(2)Dおよび側板(2)Bより肉厚に設定して各分
割部分を純チタン鋼板から冷間加工によって作製した
後、該分割部分を組合わせて溶接するゴルフクラブのヘ
ッドの製造方法を提供するものである。
純チタン鋼板は冷間加工等により容易に薄手のものを
作成できるから、純チタン鋼板から作製されるゴルフク
ラブのヘッドの分割部分はこのような冷間加工等によっ
て肉薄にすることが可能である。しかし特に耐摩耗性や
強度を必要とするソールやフェースはある程度の肉厚を
確保し、その他の部分はより肉薄とすれば、該ヘッドの
耐久性を維持しつゝヘッドの全体重量を軽くすることが
出来る。またソール、フェース、天板および側板は形状
的に深絞り成形を必要とせず、冷間加工によって残留歪
は殆ど発生しない。本発明の分割様式では上記のように
深絞り成形部分がなく、かつ必要部分の肉厚を確保する
ことが可能になるのである。
作成できるから、純チタン鋼板から作製されるゴルフク
ラブのヘッドの分割部分はこのような冷間加工等によっ
て肉薄にすることが可能である。しかし特に耐摩耗性や
強度を必要とするソールやフェースはある程度の肉厚を
確保し、その他の部分はより肉薄とすれば、該ヘッドの
耐久性を維持しつゝヘッドの全体重量を軽くすることが
出来る。またソール、フェース、天板および側板は形状
的に深絞り成形を必要とせず、冷間加工によって残留歪
は殆ど発生しない。本発明の分割様式では上記のように
深絞り成形部分がなく、かつ必要部分の肉厚を確保する
ことが可能になるのである。
したがって本発明においては、傷がつきにくゝ、かつ
腐蝕や摩耗されにくゝ、耐久性があり、しかも重量も適
当でかつ反発性に富みボールの飛距離が延びる純チタン
からなるクラブヘッドが提供される。
腐蝕や摩耗されにくゝ、耐久性があり、しかも重量も適
当でかつ反発性に富みボールの飛距離が延びる純チタン
からなるクラブヘッドが提供される。
本発明を第1図〜第3図に示す一実施例によって説明
すれば、(1)はシャフトであり、スチール、カーボ
ン、ボロン等の公知の材料からなり、(2)はクラブヘ
ッドであり中空構造を有し、筒状の取付部材(3)を介
してシャウト(1)が取付けられている。
すれば、(1)はシャフトであり、スチール、カーボ
ン、ボロン等の公知の材料からなり、(2)はクラブヘ
ッドであり中空構造を有し、筒状の取付部材(3)を介
してシャウト(1)が取付けられている。
上記クラブヘッド(2)を作製するには例えば第3図
に示すようにフェノース(2)A、側板(2)B、ソー
ル(2)C、天板(2)Dを純チタン鋼板から原板切出
し、冷間プレス加工、および必要とあればトリミングか
らなる工程によって作製し、上記分割部分(2A,2B,2C,2
D)を組合わせて各分割部分の縁部相互の溶接を行な
う。該フェース(2)A、側板(2)B、ソール(2)
C、天板(2)Dは第3図に示すように形状的にみて深
絞り成形を必要としないから、残留歪の発生は殆どな
い。その後同様純チタン鋼からなる取付部材(3)を天
板(2)Dの取付孔(2)Eから挿着溶接する。この場
合、板厚をソール(2)C>フェース(2)A>側板
(2)B>天板(2)Dの順に薄くし、耐摩耗性や強度
を要するソールやフェースをその他の部分より強化しか
つその他の部分は薄くしてヘッド全体としての重量を軽
くする。本発明ではこのように分割部分の肉厚を目的に
応じて調節することが出来るのである。
に示すようにフェノース(2)A、側板(2)B、ソー
ル(2)C、天板(2)Dを純チタン鋼板から原板切出
し、冷間プレス加工、および必要とあればトリミングか
らなる工程によって作製し、上記分割部分(2A,2B,2C,2
D)を組合わせて各分割部分の縁部相互の溶接を行な
う。該フェース(2)A、側板(2)B、ソール(2)
C、天板(2)Dは第3図に示すように形状的にみて深
絞り成形を必要としないから、残留歪の発生は殆どな
い。その後同様純チタン鋼からなる取付部材(3)を天
板(2)Dの取付孔(2)Eから挿着溶接する。この場
合、板厚をソール(2)C>フェース(2)A>側板
(2)B>天板(2)Dの順に薄くし、耐摩耗性や強度
を要するソールやフェースをその他の部分より強化しか
つその他の部分は薄くしてヘッド全体としての重量を軽
くする。本発明ではこのように分割部分の肉厚を目的に
応じて調節することが出来るのである。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すものであり、
第1図は正面切欠図、第2図は斜視図、第3図は作業状
態説明図である。 図中(2)……ゴルフクラブヘッド、(2)A……フェ
ース、 (2)B……側板、(2)C……ソール、(2)D……
天板
第1図は正面切欠図、第2図は斜視図、第3図は作業状
態説明図である。 図中(2)……ゴルフクラブヘッド、(2)A……フェ
ース、 (2)B……側板、(2)C……ソール、(2)D……
天板
Claims (1)
- 【請求項1】ゴルフクラブのヘッドをソール、フェー
ス、天板および側板に分割し、該ソールおよびフェース
は該天板および側板より肉厚に設定して各分割部分を純
チタン鋼板から冷間加工によって作製した後、該分割部
分を組合わせて溶接することを特徴とするゴルフクラブ
のヘッドの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63152968A JPH08140B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | ゴルフクラブのヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63152968A JPH08140B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | ゴルフクラブのヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01320076A JPH01320076A (ja) | 1989-12-26 |
JPH08140B2 true JPH08140B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=15552090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63152968A Expired - Lifetime JPH08140B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | ゴルフクラブのヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08140B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04297283A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-21 | Mitsubishi Materials Corp | ゴルフクラブおよびその製造方法 |
JPH05329234A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Endo Seisakusho:Kk | ゴルフクラブヘッド |
JPH0680455U (ja) * | 1993-05-06 | 1994-11-15 | ヤマハ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
JP2617894B2 (ja) * | 1994-11-30 | 1997-06-04 | 星 俊治 | ゴルフ用ウッドクラブヘッド |
US8241140B2 (en) | 2001-07-05 | 2012-08-14 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club head |
JP2005334648A (ja) | 2004-04-21 | 2005-12-08 | Acushnet Co | 変移する中空タイプのゴルフクラブ |
US7500926B2 (en) * | 2006-12-22 | 2009-03-10 | Roger Cleveland Golf Co., Inc. | Golf club head |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922167U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | 株式会社遠藤製作所 | ゴルフクラブヘツド |
JPS6335268A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-15 | マルマンゴルフ株式会社 | ゴルフクラブのヘツド |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP63152968A patent/JPH08140B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01320076A (ja) | 1989-12-26 |
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