JPH08140878A - 浴槽及びその成形方法 - Google Patents

浴槽及びその成形方法

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JPH08140878A
JPH08140878A JP6292902A JP29290294A JPH08140878A JP H08140878 A JPH08140878 A JP H08140878A JP 6292902 A JP6292902 A JP 6292902A JP 29290294 A JP29290294 A JP 29290294A JP H08140878 A JPH08140878 A JP H08140878A
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JP
Japan
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bathtub
bottom wall
mold
handhold
clue
Prior art date
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Pending
Application number
JP6292902A
Other languages
English (en)
Inventor
Takushi Murakami
卓志 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6292902A priority Critical patent/JPH08140878A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手掛かり金具の取着箇所から漏水するおそれの
ない浴槽を提供する。 【構成】上方開口部の周囲に鍔縁11が延設され、一方に
背凭れ部12が設けられた浴槽1に於いて、浴槽1内方に
突出する手掛かり金具2が、背凭れ部12を挟む両側壁13
を貫通して一体に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽及びその成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽に出入りする際に手掛かり金具が、
左右の内側壁に突設された浴槽は、例えば、実開平4−
114331号公報等に示すように、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな浴槽に於いては、手掛かり金具がボルト等により後
付けされているので、ボルト孔等から漏水するおそれが
あるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、手
掛かり金具の取着箇所から漏水するおそれのない浴槽及
びその成形方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の浴槽
は、上方開口部の周囲に鍔縁が延設され、一方に背凭れ
部が設けられた浴槽に於いて、浴槽内方に突出する手掛
かり金具が、背凭れ部を挟む両側壁を貫通して一体に形
成されていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の浴槽の成形方法は、雄金
型が開口部側金型と底壁側金型とに分割され、底壁側金
型は長手方向に沿って複数分割されてなり、開口部側金
型と内側の底壁側金型との境界面に手掛かり金具の先端
が挟持された状態で、手積法により浴槽を賦形、硬化さ
せた後、雄金型が挿嵌された状態の浴槽を上下反転さ
せ、開口部側金型を上方に抜去した後、外側の底壁側金
型を上方に抜去し、内側の底壁側金型を外側に摺動せし
めてから上方に抜去することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明の浴槽に於いて、浴槽の材
質は、硝子繊維強化不飽和ポリエステル樹脂(FRP)
が用いられる。
【0008】請求項1の発明の浴槽に於いて、手掛かり
金具の材質は、特に限定されず、例えば、ステンレスス
チール、アルミニウム、合成樹脂被覆金属等が挙げられ
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明の浴槽は、浴槽内方に突出する
手掛かり金具が、背凭れ部を挟む両側壁を貫通して一体
に形成されているので、手掛かり金具を取着する為に浴
槽に漏水のおそれのある穿孔等の後加工をする必要がな
い。
【0010】請求項2の発明の浴槽の成形方法は、雄金
型が開口部側金型と底壁側金型とに分割され、底壁側金
型は長手方向に沿って複数分割されてなり、開口部側金
型と内側の底壁側金型との境界面に手掛かり金具の先端
が挟持された状態で、手積法により浴槽を賦形、硬化さ
せた後、雄金型が挿嵌された状態の浴槽を上下反転さ
せ、開口部側金型を上方に抜去した後、外側の底壁側金
型を上方に抜去し、内側の底壁側金型を外側に摺動せし
めてから上方に抜去するので、浴槽の背凭れ部を挟む両
側壁に、手掛かり金具を水密に一体に成形することが出
来る。
【0011】
【実施例】以下請求項1及び2の発明の実施例を図面に
基いて説明する。図1は請求項1の発明の浴槽の第1実
施例を示す斜視図、図2は図1に示される請求項1の発
明の浴槽の要部断面図である。
【0012】図1に於いて、1は上方開口部の周囲に全
周に亙って鍔縁11が延設され、一方に背凭れ部12が設け
られたFRP製の浴槽であって、浴槽1の内方には、1
組の手掛かり金具2が相対向して突設されている。
【0013】手掛かり金具2は、ステンレススチール製
であって、略有底楕円筒状をなしており、底部を内方に
向けて、図2に示すように、浴槽1の背凭れ部12を挟む
両側壁13を貫通して一体に成形されている。
【0014】図3は請求項1の発明の浴槽の第2実施例
を示す要部断面図である。図3に示す第2実施例に於い
ては、手掛かり金具2の取付強度を向上させる為に、略
短冊状の補強板21の略中央に穿設された透孔に手掛かり
金具2を貫通し、その根元部を浴槽1の外周壁内に埋設
して一体に成形されている。
【0015】図4は請求項2の発明の浴槽の成形方法に
用いられる金型の一例を示す分解斜視図、図5は図4に
示される金型を用いて成形された浴槽からの金型の抜去
方法を示す斜視図である。
【0016】次に、請求項2の発明の浴槽の成形方法に
ついて説明する。請求項2の発明に用いられる浴槽成形
用の雄金型3は、図4に示すように、開口部側金型4と
底壁側金型5とに2分割されている。開口部側金型4
は、幅方向に2等分されており、底壁側金型5は、長手
方向に沿って4分割、幅方向に2等分されている。
【0017】8分割された底壁側金型5の中、外側の4
個51には、その開口部側表面に略コ字状の把手52が突設
されており、内側の4個53には、その開口部側表面に略
半球状の凹陥部の中央に握り棒が架設された握持部54が
凹設されている。
【0018】開口部側金型4の開口部側表面には略コ字
状の把手41が突設されており、その対面には、位置決め
用凹陥部42が刻設されている。位置決め用凹陥部42に
は、外側の2個の底壁側金型51の把手52が挿嵌されて、
開口部側金型4と底壁側金型5とが正しく組立てられる
ようになされている。
【0019】6は台車であって、台車6の基板には、位
置決め用透孔61が穿設されている。位置決め用透孔61に
は、開口部側金型4の把手41が挿嵌されて、開口部側金
型4が台車6上に正しく載置されるようなされている。
【0020】浴槽の成形に際しては、先ず、台車6の位
置決め用透孔61に開口部側金型4の把手41を挿嵌して、
台車6上に開口部側金型4を載置する。次に、開口部側
金型4上に内側の底壁側金型53を載置し、開口部側金型
4の位置決め用凹陥部42に外側の底壁側金型51の把手52
を挿嵌して、外側の底壁側金型52を載置し、雄金型3の
組立が完了する。
【0021】次に、開口部側金型4と内側の2個の底壁
側金型53との境界面に、手掛かり金具2の先端を挟持さ
せて、雄金型1の表面に離型剤を塗布する。次に、不飽
和ポリエステル樹脂に充填剤、顔料、揺変付与剤、促進
剤、希釈剤等を配合したゲルコートを 0.3〜 0.6mm厚に
スプレーガンにより塗布する。
【0022】ゲルコート層の上に、雄金型1から突出し
ている手掛かり金具2の周囲から、硝子繊維マットに硬
化剤、促進剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂をロー
ラーによって含浸しながら脱泡して、FRP層を積層
し、浴槽1を賦形する。
【0023】賦形工程を完了した浴槽1を、台車ごと硬
化炉内に運び込んで加熱、硬化させた後、雄金型3が挿
嵌された状態の浴槽1を上下反転させて、浴槽1内か
ら、開口部側金型4を把手41を掴んで上方に抜去する。
【0024】次に、外側の底壁側金型51を把手52を掴ん
で上方に抜去し、最後に、内側の底壁側金型53を握持部
54を掴んで、手掛かり金具2の外側迄、横方向に摺動せ
しめてから上方に抜去して、浴槽1内方に突出する手掛
かり金具2が背凭れ部12を挟む両側壁13を貫通して一体
に成形された浴槽1が得られる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明の浴槽は、叙上の通り構
成されているので、手掛かり金具の取着箇所から漏水す
るおそれがない。請求項2の発明の浴槽の成形方法は、
叙上の通り構成されているので、手掛かり金具の取着箇
所から漏水するおそれがない浴槽を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の浴槽の第1実施例を示す斜視
図。
【図2】図1に示される請求項1の発明の浴槽の要部断
面図。
【図3】請求項1の発明の浴槽の第2実施例を示す要部
断面図。
【図4】請求項2の発明の浴槽の成形方法に用いられる
金型の一例を示す分解斜視図。
【図5】図4に示される金型を用いて成形された浴槽か
らの金型の抜去方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 浴槽 2 手掛かり金具 3 雄金型 4 開口部側金型 5 底壁側金型 11 鍔縁 12 背凭れ部 13 側壁 51 外側の底壁側金型 52 内側の底壁側金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口部の周囲に鍔縁が延設され、一
    方に背凭れ部が設けられた浴槽に於いて、浴槽内方に突
    出する手掛かり金具が、背凭れ部を挟む両側壁を貫通し
    て一体に形成されていることを特徴とする浴槽。
  2. 【請求項2】 雄金型が開口部側金型と底壁側金型とに
    分割され、底壁側金型は長手方向に沿って複数分割され
    てなり、開口部側金型と内側の底壁側金型との境界面に
    手掛かり金具の先端が挟持された状態で、手積法により
    浴槽を賦形、硬化させた後、雄金型が挿嵌された状態の
    浴槽を上下反転させ、開口部側金型を上方に抜去した
    後、外側の底壁側金型を上方に抜去し、内側の底壁側金
    型を外側に摺動せしめてから上方に抜去することを特徴
    とする浴槽の成形方法。
JP6292902A 1994-11-28 1994-11-28 浴槽及びその成形方法 Pending JPH08140878A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114571647A (zh) * 2022-03-02 2022-06-03 江苏美赫家居有限公司 一种smc淋浴底盆及其模压工艺
CN115648451A (zh) * 2017-07-07 2023-01-31 箭牌家居集团股份有限公司 一种浴缸裁边打孔机

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115648451A (zh) * 2017-07-07 2023-01-31 箭牌家居集团股份有限公司 一种浴缸裁边打孔机
CN115648451B (zh) * 2017-07-07 2023-06-30 箭牌家居集团股份有限公司 一种浴缸裁边打孔机
CN114571647A (zh) * 2022-03-02 2022-06-03 江苏美赫家居有限公司 一种smc淋浴底盆及其模压工艺

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