JPH08140856A - 飲料サーバー - Google Patents

飲料サーバー

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JPH08140856A
JPH08140856A JP6314347A JP31434794A JPH08140856A JP H08140856 A JPH08140856 A JP H08140856A JP 6314347 A JP6314347 A JP 6314347A JP 31434794 A JP31434794 A JP 31434794A JP H08140856 A JPH08140856 A JP H08140856A
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JP
Japan
Prior art keywords
water
filter body
receiving tank
water receiving
raw water
Prior art date
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Pending
Application number
JP6314347A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Horiguchi
勇 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP6314347A priority Critical patent/JPH08140856A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原水のショートパスをなくし、飲料の呈味を
阻害する原水中の遊離塩素や懸濁物質を効率良く除去で
きるようになした飲料サーバーを提供する。 【構成】 受水タンク2の上部に設けられている原水の
注入口3に、活性炭繊維を用いて有底筒状となした濾過
体4を付設する。注入口3に供給された原水の全てが当
該筒状の濾過体4内に入るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒー、ココア、紅
茶、緑茶のような飲料を提供する受水タンクを具えた飲
料サーバーに係り、特に受水タンクにおける原水の注入
口に筒状となした活性炭繊維製の濾過体を付設し、飲料
の呈味を阻害する原水中の遊離塩素や懸濁物質等を効率
良く除去し得るようになした飲料サーバーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オフィスあるいは一般家庭内でコーヒー
メーカーのような飲料サーバーが普及してきている。こ
れら飲料サーバーは基本的には水道水を原水として使用
するもので、サーバー本体内には原水を受ける受水タン
クが付設されており、従来は水道水を直接受水タンク内
に注ぎ入れるようにしていた。ところが、周知のように
水道水中には殺菌のため可成りの量の塩素が含まれてい
ると共に、オフィスビル等では水道水を一旦貯水槽に受
けるため、当該貯水槽内で酸化鉄のような懸濁物質も含
まれることがあり、これらが原因となってコーヒー等飲
料の本来の呈味を阻害するという問題点がある。そのた
め、前述した従来の飲料サーバーにおいて、原水を受け
る受水タンクに浄水機能を付加した飲料サーバーがいく
つか提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、受水タ
ンクに浄水機能を付加した飲料サーバーが提案されてい
るが、その殆どは濾過材として粒状の活性炭を用いるも
のであった。ところが、この粒状活性炭を封入したフィ
ルターマットによった場合、本発明者が行った実験で
は、濾過抵抗が比較的大きく、受水タンク内に必要量を
滴下させるのに可成りの時間を要することが判明した。
また、粒状活性炭の周囲には微粉末状の活性炭粉が付着
しており、この活性炭粉が濾過水と一緒に通過してしま
い、飲料サーバーにおける受水タンクに用いるのは好ま
しくないことが判った。なお、受水タンクの上部に金網
のようなフィルターベースを付設し、このフィルターベ
ースの上面にフィルターマットを交換自在に付設したも
のでは、受水タンクの注入口から原水を注水する際、フ
ィルターマットの周縁部から受水タンクの周壁を伝って
原水が直接受水タンク内に入る、所謂ショートパスが多
くみられ、濾過効果を充分発揮できないと共に、注入す
る際の水はねを避けるため、ゆっくり給水しなければな
らないという不具合があることが判明した。
【0004】そこで、本発明は前記した従来の不具合点
を解消し、注入口に注ぎ込まれた原水の全てが濾過体を
透過して受水タンク内に入るようにして原水の所謂ショ
ートパスをなくすと共に、活性炭粉の析出が認められ
ず、しかも通水に要する時間をきわめて短時間となした
飲料サーバーを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は、
コーヒー、紅茶、緑茶のような飲料を提供する受水タン
クを具えた飲料サーバーにおいて、受水タンクの上部に
設けられている原水の注入口に、活性炭繊維を用いて有
底筒状となした濾過体を付設し、注入口に供給された原
水の全てが当該筒状の濾過体内に入り、当該濾過体を速
やかに透過して受水タンク内に入るように構成したこと
を特徴とする飲料サーバーである。
【0006】また請求項2に係る発明は、コーヒー、紅
茶、緑茶のような飲料を提供する受水タンクを具えた飲
料サーバーにおいて、受水タンクの上部に設けられてい
る原水の注入口に、活性炭繊維を用いて両端開口の筒状
となした濾過体を付設すると共に、当該濾過体の下端部
を、受水タンクの底部に形成した環状の座によって抑え
るようになし、注入口に供給された原水の全てが当該筒
状の濾過体内に入り、当該濾過体を速やかに透過して受
水タンク内に入るように構成したことを特徴とする飲料
サーバーである。
【0007】本発明飲料サーバーによれば、濾過体は筒
状となっているので、有効濾過面積を大きくとることが
でき、且つ活性炭繊維は通水抵抗が極めて小さく、また
脱塩素の反応速度が速いという特性を有するので、原水
の透過に要する時間をこれまでより大幅に短縮すること
ができる。また、濾過体の材質として従来のような活性
炭粉の析出のない活性炭繊維を用いているので、濾過水
中に活性炭粉が混ざるのを防ぐことができるものであ
る。さらに、受水タンクの注入口に注ぎ込まれる原水の
全てが濾過体の筒状部内に入るので、給水を速やかに行
うことができると共に、原水の所謂ショートパスの問題
も解消することができ、遊離塩素や懸濁物質の除去され
た清澄な水によって呈味良好なるコーヒー飲料等を提供
することができるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明飲料サーバーの具体的構成を図
示の実施例に基づき詳細に説明する。図1は本発明飲料
サーバーの一実施例を示す概略説明図、図2は本発明飲
料サーバーの他の実施例を示す概略説明図、図3は有底
筒状の活性炭繊維製濾過体を受水タンクの注入口に付設
するときに用いる濾過体受け及び濾過体の一例を示す斜
視図である。
【0009】図中1はコーヒー飲料、紅茶飲料、ココア
飲料等の飲料を提供する飲料サーバー本体であり、2は
この飲料サーバー本体1に組み込まれている受水タンク
を示す。本発明は当該受水タンク2の上部に設けられて
いる原水の注入口3に、活性炭繊維を用いて筒状となし
た濾過体4を付設し、注入口3に供給された原水の全て
が当該筒状の濾過体4内に入り得るようになし、当該濾
過体4を速やかに透過して受水タンク2内に濾過水が収
まるようになしたものである。
【0010】筒状の活性炭繊維製濾過体4は、たとえば
以下のような方法で製造することができる。すなわち、
原料の活性炭繊維にバインダーとなる合成繊維を混ぜ、
不織布を製造する場合と同様の要領でシート状となし、
このシート状物を筒状に成型した後、これを炉に入れて
バインダー部分を溶かし形状を安定化させることによっ
て製造することができる。
【0011】筒状の濾過体4を受水タンク2の注入口3
に適用するにあたっては、当該筒状の濾過体4の一方の
開口端に、好ましくは活性炭繊維製、場合によっては合
成樹脂製の底板5を設けて有底筒状となしたものとして
もよいし、あるいは両端を開口としたまゝの筒状の濾過
体4であってもよい。
【0012】図1に示す実施例は、筒状の濾過体4の下
端開口部に底板5を設けて有底筒状となしたものを、飲
料サーバー本体1内に組み込んである受水タンク2の原
水注入口3に付設したものであり、注入口3に有底筒状
の濾過体4を設けるにあたっては、たとえば図3に示す
ような濾過体受け6を用いるとよい。
【0013】図示の濾過体受け6は、有底筒状の濾過体
4を着脱自在に挿着することのできる内径を有する環状
部7の下方に濾過体4を受けることのできる線状ホルダ
ー8を取付けたもので、受水タンク2の原水注入口3に
セットするには、環状部7の鍔部9を受水タンク2の注
入口3の周縁に当接させ、線状ホルダー8を受水タンク
2内に挿着する。そして、この濾過体受け6内に有底筒
状の活性炭繊維製濾過体4を、底板5が下側となるよう
にして嵌着するものである。なお、濾過体受け6はこの
図3に示すものに限られるものではなく、要は有底筒状
の濾過体4が注入口3にその開口部を上にして取付けら
れるものであれば、どのような構成のものであってもよ
いのである。
【0014】図1に示す実施例の飲料サーバーにおいて
は、受水タンク2の注入口3から原水を注ぎ入れると、
原水はショートパスすることなく、その全部が筒状の濾
過体4内に入り、活性炭繊維製の濾過層を透過する際に
原水中の遊離塩素や懸濁物質等が除去される。なお、濾
過体4の内部は筒状となっているので従来の平板マット
状のものより有効濾過面積が大きく、濾過に要する時間
を従来より短縮することができる。
【0015】かくして、受水タンク2内には濾過体4を
透過した濾過水のみが貯留されることとなり、当該濾過
水は受水タンク2に付設された適宜の加熱手段10によ
って加熱され、ポンプ11によってコーヒー原料、紅茶
原料等の原料が収容されている原料収容部12の真上に
送られる。そして、原料収容部12を通過した抽出液乃
至溶解液はその下部に用意されている容器13内に収ま
る。
【0016】次に、図2に示す実施例は、飲料サーバー
本体1内に組み込んである受水タンク2の原水注入口3
に、両端開口の筒状となした活性炭繊維製の濾過体4を
付設したものであり、この実施例の場合、濾過体4の下
端部をシールするため受水タンク2の底部に環状の座1
4を、当該座14が濾過体4の外側に位置するように設
けてある。すなわち、この実施例の場合、濾過体4はそ
の上部が受水タンク2の注入口3に嵌合係止されると共
に、その下端部が前記環状の座14によってシールさ
れ、注入口3から注ぎ入れられた原水はショートパスす
ることなく、その全部が筒状の濾過体4内に入り、活性
炭繊維製の濾過層を透過する際に原水中の遊離塩素や懸
濁物質等が除去され受水タンク2内に入るものである。
なお、濾過体4の下端部を抑える機構としては上述の例
の他に、環状の座を、当該座が濾過体4の内側に位置す
るように設け、濾過体4を環状の座によってその内側で
保持するようにしてもよい。
【0017】図2に示す実施例の場合、受水タンク2に
は加熱手段を設けておらず、受水タンク2内の濾過水
は、送水管16を通じて加熱槽15に入り、ここで加熱
手段10により加熱されるようになっている。加熱沸騰
した湯は、水頭差により加熱槽15に接続してある送湯
管17を通じて原料収容部12の真上に送られ、当該収
容部12を通過した抽出液乃至溶解液はその下部に用意
されている容器13内に収まる。
【0018】なお、図1及び図2に示す実施例は飲料サ
ーバーの一例を示したものに過ぎず、受水タンクや加熱
手段の配置が異なるもの、あるいは送水管、送湯管、原
料収容部等の構造が種々異なるタイプの飲料サーバーで
あっても本発明を適用することができるのは云うまでも
ない。
【0019】
【発明の効果】本発明飲料サーバーは以上のように、受
水タンクの注入口に筒状となした活性炭繊維製の濾過体
を付設したことを特徴とするもので、原水濾過時の通水
抵抗が極めて小さいと共に、これまでより格段に有効濾
過面積を大きくとることができ、原水の濾過に要する時
間を従来より大幅に短縮することができる。また、濾過
体の材質として従来のような活性炭粉の析出のない活性
炭繊維を用いているので、濾過水中に活性炭粉が混ざる
のを防ぐことができると共に、受水タンクの注入口に注
ぎ込まれる原水の全てが濾過体の筒状部内に入るので、
原水の所謂ショートパスの問題も解消することができ、
遊離塩素や懸濁物質の除去された清澄な水によって呈味
良好なる飲料を提供することができるものである。な
お、受水タンク内に遊離塩素や懸濁物質が除去された濾
過水のみが貯留されるので、受水タンク以後の配管系に
とっても良い結果をもたらすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明飲料サーバーの一実施例を示す概略説明
図である。
【図2】本発明飲料サーバーの他の実施例を示す概略説
明図である。
【図3】有底筒状の活性炭繊維製濾過体を受水タンクの
注入口に付設するときに用いる濾過体受け及び濾過体の
一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:飲料サーバー本体 2:受水タンク 3:注入口 4:濾過体 5:底板 6:濾過体受け 7:環状部 8:線状ホルダー 9:鍔部 10:加熱手段 11:ポンプ 12:原料収容部 13:容器 14:座 15:加熱槽 16:送水管 17:送湯管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーヒー、紅茶、緑茶のような飲料を提
    供する受水タンクを具えた飲料サーバーにおいて、受水
    タンクの上部に設けられている原水の注入口に、活性炭
    繊維を用いて有底筒状となした濾過体を付設し、注入口
    に供給された原水の全てが当該筒状の濾過体内に入り、
    当該濾過体を速やかに透過して受水タンク内に入るよう
    に構成したことを特徴とする飲料サーバー。
  2. 【請求項2】 コーヒー、紅茶、緑茶のような飲料を提
    供する受水タンクを具えた飲料サーバーにおいて、受水
    タンクの上部に設けられている原水の注入口に、活性炭
    繊維を用いて両端開口の筒状となした濾過体を付設する
    と共に、当該濾過体の下端部を、受水タンクの底部に形
    成した環状の座によって抑えるようになし、注入口に供
    給された原水の全てが当該筒状の濾過体内に入り、当該
    濾過体を速やかに透過して受水タンク内に入るように構
    成したことを特徴とする飲料サーバー。
JP6314347A 1994-11-25 1994-11-25 飲料サーバー Pending JPH08140856A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6314347A JPH08140856A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 飲料サーバー

Applications Claiming Priority (1)

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JP6314347A JPH08140856A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 飲料サーバー

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JPH08140856A true JPH08140856A (ja) 1996-06-04

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ID=18052237

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6314347A Pending JPH08140856A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 飲料サーバー

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JP (1) JPH08140856A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500240A (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 アクイス ヴァッサー−ルフト−ジステーメ ゲーエムベーハー, リンダウ,ツヴァイクニーダーラッスング レブシュタイン タンク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500240A (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 アクイス ヴァッサー−ルフト−ジステーメ ゲーエムベーハー, リンダウ,ツヴァイクニーダーラッスング レブシュタイン タンク

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000404