JPH08140843A - 調理装置 - Google Patents

調理装置

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JPH08140843A
JPH08140843A JP29089094A JP29089094A JPH08140843A JP H08140843 A JPH08140843 A JP H08140843A JP 29089094 A JP29089094 A JP 29089094A JP 29089094 A JP29089094 A JP 29089094A JP H08140843 A JPH08140843 A JP H08140843A
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JP
Japan
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cooking
section
pot
round
discharge port
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JP29089094A
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Masaaki Nakagawa
公明 中川
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NIPPON SENJIYOUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 牛肉どんぶりを専門的に販売する店舗におい
て、調理が容易で保守も簡単な調理装置を提供すること
である。 【構成】 架台42と、中央底部に排出口26が形成さ
れ外周上部に上縁部27が形成された丸形形状の丸形鍋
21と、この丸形鍋21の上面を覆う蓋55と、前記上
縁部27を受けて前記丸形鍋21を回転自在に保持する
ように前記架台42に形成された保持部53と、前記排
出口26に着脱自在に取り付けられる排出口塞ぎ栓棒3
3と、この排出口塞ぎ栓棒33に回動自在に取り付けら
れて前記丸形鍋21の内部を保温部と調理部とに区分す
る二枚の仕切板34,35と、前記保温部と前記調理部
とを独立的に加熱するように区分されて前記丸形鍋21
の下に配設された加熱部44,44’とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛肉の調理装置に係る
もので、特に、牛肉どんぶりを専門的に調理し、かつ、
販売する店舗での利用に適した調理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、牛肉どんぶりを専門的に調理・販
売している店舗で使用している調理装置の一例を図7及
び図8に基づいて説明する。まず、調理鍋1は、4本の
脚を備えた架台2に複数の鋲又はビス3により結合され
ている。この調理鍋1は、ステンレス鋼の板を溶接して
所定の深さを有する角鍋部4と水平な甲板部5と垂直に
立設された水切縁6とを一体的に形成したものである。
この調理鍋1の角鍋部4の前面に近い底部には、たれ排
出口7が形成され、このたれ排出口7には、パイプ8及
び開閉弁9が取り付けられている。また、前記調理鍋1
には、前記角鍋部4を区分するための仕切板10がその
端部を前記甲板部5に載置して前後に動き、かつ、着脱
自在であるように取り付けられており、この仕切板10
により仕切られた前記角鍋部4の手前側は保温部11と
され、後側は調理部12とされている。このように形成
された調理部12の下側には、二つのガスバーナ13,
13’が設けられており、これらのガスバーナ13,1
3’は、前記角鍋部4の底面の破線で示す加熱部14,
15を加熱する。そして、それぞれのガスバーナ13,
13’の火力は、5,000Kcal/時 であり、両方を
合わせたガスバーナ13,13’の火力は、10,00
0Kcal/時 であり、それぞれガス調節つまみ16,1
7でそれらの火力が調節される。また、前記架台2の下
方で前記パイプ8の真下には、古たれ受け缶18が出し
入れ自在に設けられている。
【0003】このような調理鍋1を用いて牛肉どんぶり
の専門店舗では、1時間当り100杯乃至200杯の牛
肉どんぶりを調理し、盛り付け販売する作業が行なわれ
る。その作業手順の一例を次に述べる。
【0004】まず、最初に仕切板10を取り除いておい
て角鍋部4全体に予め特別に調合されて作られている多
量の「新しいたれ」を投入し、ガスバーナ13,13’
を最大火力として投入した「新しいたれ」を熱し、沸騰
寸前でスライスした多量の牛肉を投入する。さらに、味
のまろやかさを出すために、前回の調理の終了時にパイ
プ8及び開閉弁9を介して古たれ受け缶18に回収して
おいた「古いたれ」を適当量加え、スライスした玉ねぎ
を加えて調理が終る。前述の「古いたれ」は、前回まで
の調理が終了した時点で角鍋部4に残っていた「たれ」
であり、この「古いたれ」には牛肉や玉ねぎを煮込んだ
ことによる旨味が残されている。そのため、「新しいた
れ」に対してこの「古いたれ」が半分以上含まれている
ことにより伝統的なまろやかな牛肉どんぶりの味が再現
できるものである。そのため、「新しいたれ」に「古い
たれ」を加えると云うことは、伝統的な味の良さを保つ
ために重要な意味を持っているものである。
【0005】このようにして調理を終った牛肉は、次々
にどんぶりに盛り付けられて急速にその量が減っていく
ので、連続して盛り付けを継続するためには、調理され
た牛肉が半分位になったところで新たに調理をしなけれ
ばならない。そのため、最初に調理したものが半分位に
減ったら、仕切板10を角鍋部4の後部に差し込み、そ
の仕切板10をそのまま前方へ移動させて調理したもの
を前面側の保温部11に位置させてその保温部11内で
保温しながら盛り付けを継続して行なう。この時、ガス
バーナ13,13’は角鍋部4の加熱部14,15を加
熱するように配置されているので、加熱部14,15か
ら保温部11に適当に伝熱されてその保温部11は適度
な保温加熱の状態となっている。
【0006】仕切板10により調理を終ったものを保温
部11に移動させることにより、新たに角鍋部4の後方
には、調理部12が形成される。そのため、角鍋部4の
前方の保温部11内の調理済みのものを用いて牛肉どん
ぶりの盛り付けをしながら調理部12で次の調理を行な
うことができる。例えば、その調理部12に約50人分
位の牛肉を投入して前述の場合と同様に調理を行なう。
このとき、「新しいたれ」を用いるが、「古いたれ」は
仕切板10に形成された多数の流通穴19を通して保温
部11から調理部12に適当に移動し、自動的に古だれ
の旨味を新たに調理中のものに加えることになる。この
ようにして、調理を行ないながら連続的に多量の牛肉ど
んぶりを販売することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第一の問題点として
は、調理鍋1の耐久性に関するものである。すなわち、
調理鍋1の構造は、ステンレス鋼を溶接して角鍋部4と
甲板部5と水切縁6とを一体的に形成したものであるた
め、繰り返して使用することにより溶接部が熱歪を受け
てひび割れ等が発生することがある。そのため、調理鍋
1自体の構造が耐久性のあるものではない。
【0008】第二の問題点としては、調理鍋1の取付構
造に関するものである。すなわち、調理鍋1は、ビス3
等により架台2に固定されているため、その架台2から
簡単に取り外すことができない。そのため、前述のよう
に調理鍋1が壊れて交換する場合などは、その交換作業
が大変である。また、調理鍋1を清潔に保つには、時々
掃除する必要があるが、架台2から簡単に取り外すこと
ができないため、事実上、その掃除を行なうことができ
ない。さらに、調理鍋1を架台2から取り外すことが難
しいことは、調理鍋1の下方に配置されているガスバー
ナ13,13’の点検・清掃を行なうことが困難であ
り、また、ガスバーナ13,13’に付随する点火機構
やガス安全装置等の点検・掃除・修理が容易ではない。
【0009】第三の問題点としては、調理したものの保
温に関するものである。すなわち、ガスバーナ13,1
3’は、角鍋部4の後部の調理部12に配置されてお
り、その調理部12に火力が集中するようになってい
る。保温部11に対しては、調理をしながらその保温部
11に熱を伝えることができるものであるが、アイドル
タイムに調理部12での調理をしないで保温部11の保
温のみを行なうのは難しい。そのため、調理部12での
調理をしないで保温部11のみの保温をしようとした場
合には、調理部12を加熱し過ぎることになり、味に悪
影響を与えてしまう。
【0010】第四の問題点としては、鍋蓋の操作性が悪
いと云うことである。特に図示しなかったが、鍋蓋の大
きさは角鍋部4の全体をカバーする必要があるため、6
0cm×60cm程度の大きさとなり、その着脱操作が大変
なものである。
【0011】第五の問題点としては、作業環境の問題で
ある。すなわち、ガスバーナ13,13’を燃焼させた
ときの排気及び排気熱は、後面から放出させているもの
であるが、周囲で作業している人に直接当って作業環境
を低下させている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
架台と、中央底部に排出口が形成され外周上部に上縁部
が形成された丸形形状の丸形鍋と、この丸形鍋の上面を
覆う蓋と、前記上縁部を受けて前記丸形鍋を回転自在に
保持するように前記架台に形成された保持部と、前記排
出口に着脱自在に取り付けられる排出口塞ぎ栓棒と、こ
の排出口塞ぎ栓棒に回動自在に取り付けられて前記丸形
鍋の内部を保温部と調理部とに区分する二枚の仕切板
と、前記保温部と前記調理部とを独立的に加熱するよう
に区分されて前記丸形鍋の下に配設された加熱部とによ
り形成した。
【0013】請求項2記載の発明は、丸形鍋の上面を覆
う蓋を、一端が架台に回動自在に取り付けられた二つ折
りの折れ蓋とした。
【0014】請求項3記載の発明は、加熱部を円周上に
配置して分離したものである。
【0015】請求項4記載の発明は、架台の後部に、上
方へ立ち上がる排気筒を形成したものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、丸形鍋が同一材
料から打ち出し、又は、絞り出しにより形成することが
できるため、耐久性があり、架台からの着脱も容易であ
ることからその洗浄を容易に行なうことができ、内部機
構の点検・掃除・修理も容易であり、保温部と調理部と
の加熱状態も独立的に行なうことができて調理物の味を
損なうことがない。
【0017】請求項2記載の発明によれば、丸形鍋の蓋
の開閉をきわめて簡単に行なうことができるものであ
る。
【0018】請求項3記載の発明によれば、保温部と調
理部との加熱をその真下から直接的に行なうことがで
き、また、必要とする保温部と調理部との容積に応じて
その加熱面積の設定を行なう設計が容易なものである。
【0019】請求項4記載の発明によれば、加熱部の排
気や排気熱を上方へ容易に排出させることができ、これ
により、作業環境をきわめて良好にすることができるも
のである。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図6に基づいて
説明する。まず、丸形鍋21は、略平坦な底面22を有
する所定深さの円形の本体部23を有し、この本体部2
3の中央底部には、目皿24が収納される目皿収納部2
5が形成され、この目皿収納部25の中心に排出口26
が形成されている。また、前記丸形鍋21の外周上部に
は、上縁部27が突出形成されている。この上縁部27
は、水平方向に突出した水平上縁28とこの水平上縁2
8から上方へ突出した垂直上縁29とよりなる。このよ
うな丸形鍋21は、ステンレス鋼板又はアルミニュウム
板を絞って成形して作られる。その材料がステンレス鋼
板の場合には、板厚が2mmのものが使用され、アルミニ
ュウム板の場合には、板厚が5mmのものが使用される。
また、前記垂直上縁29に外側には、二つの把手30が
対称位置に取り付けられている。さらに、前記丸形鍋2
1の底面22の下面には、床面に接する複数本の脚31
が設けられている。これらの脚31は、前記丸形鍋21
を床面に置いた時に、下方へ突出する排出口26が床面
に接触することがないようにその高さが定められてい
る。
【0021】ついで、前記排出口26に着脱自在に嵌合
する弗素樹脂製のパッキング32が下端に取り付けられ
た排出口塞ぎ栓棒33が設けられている。この排出口塞
ぎ栓棒33は、前記丸形鍋21の深さと略同一の長さを
持ち、前記パッキング32を前記排出口26に合わせて
軽く押し込むことにより前記排出口26に嵌り込んで直
立状態に保持される。勿論、前記排出口塞ぎ栓棒33を
持って軽く引き上げることにより、前記排出口26から
抜け出してその排出口26を開放し、本体部23内の
「たれ」を流出させることができるものである。このよ
うな排出口塞ぎ栓棒33には、二枚の仕切板34,35
が回動自在に取り付けられている。これらの仕切板3
4,35の回動支点部36は、互いに上下に位置を変え
て形成されているものであり、面全体にわたって細長い
通孔37が形成されている。また、中央付近の下部に弗
素樹脂製の滑り子38が固定されているとともに、上方
外側には熱絶縁体で形成されて前記水平上縁28の上面
に当接する仕切板把手39が固定されている。そのた
め、仕切板把手39を持って仕切板34,35を自由に
回動させることができ、これにより、二枚の仕切板3
4,35により丸形鍋21の本体部23の内部を適当な
比率に分割して保温部40と調理部41とが区分され
る。
【0022】ついで、架台42が設けられている。この
架台42は4本の脚43により支持されているものであ
り、その内部には加熱部となるガスバーナ44,44’
が設けられている。これらのガスバーナ44,44’
は、円周上に配置されて分離されており、それぞれガス
燃焼孔45を持ち、ガスコック46に接続されており、
かつ、一方のガスバーナ44が前記保温部40を加熱
し、その熱量は3,000Kcal/時 であり、他方のガ
スバーナ44’が前記調理部41を加熱し、その熱量は
7,000Kcal/時 であるように設定されている。そ
のため、最大熱量で燃焼させると、10,000Kcal
/時 の出力のバーナとして使用される。そして、円環
状に形成したのは、丸形鍋21の底面22の全面を均一
に加熱するこができるものであり、熱効率が高い。この
ようなガスバーナ44,44’の外周には、上部に多数
の空気流通孔47が環状に形成された筒状の燃焼補助筒
48が配設されている。この燃焼補助筒48は、ガスの
燃焼効率向上と、断熱効果とを合わせて発揮している。
また、前記架台42の後面側には、排気筒49が立ち上
げ状態で形成されている。この排気筒49は、下面と上
面とに開口している。さらに、前記ガスバーナ44,4
4’の中心には、断熱筒50が取り付けられており、前
記排出口塞ぎ栓棒33のパッキング32を保護してい
る。このような断熱筒50と前記架台42の内面及び前
記排気筒49の内面には、断熱材51が必要部分を選択
して貼付されている。
【0023】前記架台42の上面中央には、直径の大き
な円環状の環状縁52が突出形成されており、この環状
縁52の外周側には、複数個のローラ53が回動自在に
取り付けられた保持部となるリング54が取り付けられ
ている。前記ローラ53の上部は、前記リング54の上
縁よりも上方へ突出しているものであり、そのローラ5
3の突出部に前記丸形鍋21の水平上縁28の下面が当
接されてその丸形鍋21が水平面内で回動するように保
持されている。
【0024】さらに、前記架台42の上部奥側には、左
右対になった支持突片54が設けられ、これらの支持突
片54には、前記丸形鍋21の上面を覆う蓋55がねじ
りばね56により開放方向へ付勢されて回動自在に取り
付けられている。前記蓋55は、その全体形状が円形で
あり、半円弧状の二つの折れ蓋57をヒンジ58により
結合して形成されているものである。そして、手前側の
折れ蓋57の上面に蓋把手59が取り付けられており、
かつ、前記ねじりばね56による付勢力は、図2に示す
ようにヒンジ58部分を折って開放する場合に、その操
作力が弱くても良い程度の力に設定してある。そのた
め、ねじりばね56の力が作用していても丸形鍋21の
上面を閉止することができるものである。
【0025】つぎに、前記架台42の下方には、キャス
タ付きの古たれ受け缶60が出し入れ自在に設けられて
いる。この古たれ受け缶60には、網状の受け皿61に
布状の漉し布62が載せられ、排出された「たれ」から
不純物を取り除くことができるようにしている。
【0026】このような構成において、調理に当って
は、蓋把手59を持って蓋55を開放し、丸形鍋21の
上面を開放する。そして、二枚の仕切板34,35を重
ねた状態で予め特別に調合されて作られている多量の
「新しいたれ」を丸形鍋21の本体部23に投入し、ガ
スバーナ44,44’を最大火力として投入した「新し
いたれ」を熱し、沸騰寸前でスライスした多量の牛肉を
投入する。さらに、味のまろやかさを出すために、前回
の調理の終了時に古たれ受け缶60に回収しておいた
「古いたれ」を適当量加え、スライスした玉ねぎを加
え、蓋55を閉じた状態で調理を行なう。すなわち、調
理自体の手順は従来と同様である。そして、調理された
ものは、盛り付けられて使用されるが、その消費状態に
応じて追加の調理を行なう必要がある。この場合には、
二枚の仕切板34,35を適当に回動させて互いに扇形
となる保温部40と調理部41とを形成する。そして、
把手30を持って丸形鍋21を回動させ、保温部40が
手前側に位置するように位置決めする。このとき、丸形
鍋21の重量が大きくても、その丸形鍋21はローラ5
3で支持された状態であるため、比較的軽い力で回動
し、その向きの設定は容易である。そして、調理部41
では新たな調理が行なわれる。すなわち、調理部41で
は、ガスバーナ44’が、略全開の7,000Kcal/
時 となる。そして、保温部40では調理の済んだもの
を保温しながら盛り付けをすることができるため、保温
時のガスバーナ44の火力は、極めて小さくて良く、そ
の出力は3,000Kcal/時 よりもさらに絞って1,
000Kcal/時 位で保温しながら盛り付け作業を行な
うものである。
【0027】かくして、保温部40から盛り付けていた
食材は、盛り付け作業によって減少していき、遂には、
殆どなくなるが、その場合には、丸形鍋21の把手30
を把持してその丸形鍋21を180°回動させる。これ
により、今まで調理中であった調理部41の食材は、盛
り付けに最適な手前側に瞬時に移動し、保温部40に位
置したことになる。また、今まで保温し、盛り付けて空
になった部分は、奥側に位置して調理部41となり、そ
の下の7,000Kcal/時 の最大火力を有するガスバ
ーナ44’を使用することができる。この間、仕切板3
4,35に形成された通孔37を通して盛り付けの終っ
た残りの「たれ」は、容易に調理部41側に流動し、自
動的に伝統的な「たれ」の旨味を新しい調理側に加えな
がら調理を続けることができる。
【0028】ついで、終業時又は作業中止時に「古いた
れ」を回収するには、排出口塞ぎ栓棒33を持ち上げ
る。これにより、丸形鍋21の排出口26が開放され、
その下に置かれた古たれ受け缶60で回収することがで
きる。排出口塞ぎ栓棒33の先端に取り付けられた弗素
樹脂製のパッキング32は、長年の使用により劣化する
こともあるが、そのパッキング32は排出口塞ぎ栓棒3
3の先端にビス止めしてあるものであるから、交換又は
点検が容易であり、その保守はきわめて簡単である。
【0029】しかして、丸形鍋21は、ステンレス鋼板
又はアルミニュウム板を絞って成形して作られているも
のであるため、その重量が軽く、しかも、保持部となる
ローラ54の上に載置されているだけであるため、架台
42から簡単に取り出すことができる。そのため、丸形
鍋21の洗浄や掃除が容易であり、仮に、損傷した場合
でも工具なしに簡単にスペアの丸形鍋21と交換するこ
とができる。
【0030】しかも、丸形鍋21を取り去ると、ガスバ
ーナ44,44’の上面は完全に開放されるため、その
ガスバーナ44,44’部分の点検・掃除が容易であ
り、さらに、図示しないが、このガスバーナ44,4
4’に付属する点火装置や口火安全装置等の点検・掃除
・調整も容易である。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、架台と、中央底
部に排出口が形成され外周上部に上縁部が形成された丸
形形状の丸形鍋と、この丸形鍋の上面を覆う蓋と、前記
上縁部を受けて前記丸形鍋を回転自在に保持するように
前記架台に形成された保持部と、前記排出口に着脱自在
に取り付けられる排出口塞ぎ栓棒と、この排出口塞ぎ栓
棒に回動自在に取り付けられて前記丸形鍋の内部を保温
部と調理部とに区分する二枚の仕切板と、保温部と調理
部とを独立的に加熱するように区分されて前記丸形鍋の
下に配設された加熱部とにより形成したので、丸形鍋が
同一材料から打ち出し、又は、絞り出しにより形成する
ことができるため、耐久性があり、架台からの着脱も容
易であることからその洗浄を容易に行なうことができ、
内部機構の点検・掃除・修理も容易であり、保温部と調
理部との加熱状態も独立的に行なうことができて調理物
の味を損なうことがないと云う効果を有する。
【0032】請求項2記載の発明は、丸形鍋の上面を覆
う蓋を、一端が架台に回動自在に取り付けられた二つ折
りの折れ蓋としたので、蓋の開閉をきわめて簡単に行な
うことができるものである。
【0033】請求項3記載の発明は、加熱部を円周上に
配置して分離したので、保温部と調理部との加熱をその
真下から直接的に行なうことができ、また、必要とする
保温部と調理部との容積に応じてその加熱面積の設定を
行なう設計が容易であると云う効果を有する。
【0034】請求項4記載の発明は、架台の後部に、上
方へ立ち上がる排気筒を形成したので、加熱部の排気や
排気熱を上方へ容易に排出させることができ、これによ
り、作業環境をきわめて良好にすることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】本発明の一実施例の要部を分解した斜視図であ
る。
【図4】蓋を閉止した状態の全体の平面図である。
【図5】蓋を開放した状態の全体の平面図である。
【図6】蓋を開放し、かつ、丸形鍋を取り出した後の架
台を示す平面図である。
【図7】従来の一例を示す斜視図である。
【図8】その縦断側面図である。
【符号の説明】
21 丸形鍋 26 排出口 27 上縁部 33 排出口塞ぎ栓棒 34 仕切板 35 仕切板 40 保温部 41 調理部 42 架台 44,44’ 加熱部 53 保持部 55 蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台と、中央底部に排出口が形成され外
    周上部に上縁部が形成された丸形形状の丸形鍋と、この
    丸形鍋の上面を覆う蓋と、前記上縁部を受けて前記丸形
    鍋を回転自在に保持するように前記架台に形成された保
    持部と、前記排出口に着脱自在に取り付けられる排出口
    塞ぎ栓棒と、この排出口塞ぎ栓棒に回動自在に取り付け
    られて前記丸形鍋の内部を保温部と調理部とに区分する
    二枚の仕切板と、前記保温部と前記調理部とを独立的に
    加熱するように区分されて前記丸形鍋の下に配設された
    加熱部とよりなることを特徴とする調理装置。
  2. 【請求項2】 丸形鍋の上面を覆う蓋は、一端が架台に
    回動自在に取り付けられた二つ折りの折れ蓋であること
    を特徴とする請求項1記載の調理装置。
  3. 【請求項3】 加熱部は円周上に配置されて分離されて
    いることを特徴とする請求項1記載の調理装置。
  4. 【請求項4】 架台の後部に、上方へ立ち上がる排気筒
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の調理装置。
JP29089094A 1994-11-25 1994-11-25 調理装置 Pending JPH08140843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012000901A1 (de) * 2012-01-19 2013-07-25 Rational Aktiengesellschaft Kochbehälter mit entfernbarem Sieb

Cited By (2)

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