JPH0814073A - 可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置 - Google Patents

可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置

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JPH0814073A
JPH0814073A JP6166379A JP16637994A JPH0814073A JP H0814073 A JPH0814073 A JP H0814073A JP 6166379 A JP6166379 A JP 6166379A JP 16637994 A JP16637994 A JP 16637994A JP H0814073 A JPH0814073 A JP H0814073A
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変動弁機構による吸気バルブの開弁状態の
変更時に発生するトルクショックを低減することを目的
とする。 【構成】 吸気バルブ3の開弁状態を変更する可変動弁
機構14aが備えられたエンジン1の吸気通路5に配設
されているバイパス通路11のバイパス空気量、燃料噴
射弁10からの燃料噴射量、点火プラグ19の点火時期
を、開弁状態変更時に発生するトルクショックを抑制す
るように制御するコントロールユニット16を設ける。
このコントロールユニット16は、可変動弁機構14a
による開弁状態の変更がトルクが最大値となる状態を経
由するものか否かを判定し、且つ当該車両の走行状態に
応じて、その変更の態様を制御し、必要な場合には上記
トルク抑制制御を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変動弁機構、特に吸
気バルブの開弁状態としての開閉タイミングもしくは開
弁時のリフト量の少なくとも一方を変化させる可変動弁
機構を備えたエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用等のエンジンにおいては、燃費
性能や出力性能等を向上させるために、吸、排気バルブ
のクランク角度に対する開閉タイミングや開弁時のリフ
ト量等の開弁状態を運転状態に応じて最適の状態に可変
制御することが行われ、そのための可変動弁機構とし
て、例えば特開平2−271014号公報には次のよう
な構成のものが開示されている。
【0003】つまり、この可変動弁機構は、図12に示
すように、カムシャフトAに軸方向に沿ってプロフィル
が変化するカムB,Bを一体形成すると共に、このカム
シャフトの一端にアクチュエータCを備え、該アクチュ
エータCに対する油圧の給排によりカムシャフトAを軸
方向にスライドさせるようにしたもので、これによれ
ば、該カムシャフトAのスライドにより、タペットD,
Dの上面に備えられた摺動板に当接する部位のカムB,
Bのプロフィルが変化して、該タペットD,Dを介して
開閉されるバルブE,Eの開閉タイミングや開弁時のリ
フト量が変化することになる。
【0004】そして、上記公報には、このような可変動
弁機構を用いて、エンジンの運転領域、例えば低回転領
域、中回転領域、高回転領域に応じて予め設定した定常
時の弁作動角に制御すると共に、運転領域が変化する過
渡時には別途設定した過渡時用の弁作動角に制御するこ
とが記載されており、これによれば、過渡時における弁
作動角の切り換えがスムーズに行われて、トルクが一時
的に低下することによる運転性の悪化が回避される、と
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なバルブの開閉タイミングや開弁時のリフト量等の開弁
状態、特に吸気バルブの開弁状態は空気充填量に大きな
影響を与え、例えば、吸気バルブの開弁時期を一定と
し、閉弁時期を変化させた場合に、空気充填量は図13
に示すような特性で変化する。
【0006】つまり、閉弁時期が、ピストンの吸気下死
点を0°とした場合に、例えばこの下死点より手前の−
40°から下死点過ぎ80°までの範囲で可変制御され
るものとしたときに、下死点過ぎ30°〜40°付近で
空気充填量が最も多くなり、その前後で空気充填量が減
少するという特性を示すのである。
【0007】そして、今、エンジンの運転状態の変化に
伴い、吸気バルブの閉弁時期を、図13に矢印aで示す
ように、例えば所謂早閉じ状態の−40°から遅閉じ状
態の60°に切り換えるものとした場合、この切り換え
が前述の可変動弁機構におけるカムシャフトAの軸方向
のスライドによって行われるものであるときは、該カム
シャフトAのスライドには一定の時間を要するので、そ
の間に閉弁時期が30°〜40°の空気充填量が最大と
なる状態での吸気行程を経由することになる。そして、
このときにエンジンの出力トルクが過度に高くなり、ト
ルクショックが発生するのである。
【0008】この問題に対しては、上記の空気充填量が
最大となる状態を経由するときに、エンジンの出力トル
クを抑制する制御を行うことが考えられる。しかし、こ
の時期はエンジンの運転状態の変化に伴って吸気バルブ
の開弁状態を切り換えている時期であって、エンジン回
転数等が時時刻刻変化しており、そのため、上記のよう
なトルク抑制制御を適切なタイミング及び適切な制御量
で行うことが困難であり、エンジンの運転状態を却って
不安定にする恐れがある。
【0009】なお、このようなトルクショックの問題及
びこれを抑制するための制御を行う場合の上記の問題
は、図13に示すような吸気バルブの閉弁時期の切り換
え時に限らず、該バルブの開閉タイミングや開弁時のリ
フト量の切り換え時等の開弁状態の変更時に一般的に発
生するものである。
【0010】そこで、本発明は、このような可変動弁機
構を備えたエンジンにおける吸気バルブの開弁状態の変
更時におけるトルクショックを低減することを主たる課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る可変動弁機構を備えたエンジンの制御
装置は、次のような手段を用いたことを特徴とする。
【0012】まず、本願の請求項1に係る発明(以下
「第1発明」という。)は、吸気バルブの開弁状態とし
ての開閉タイミングもしくは開弁時のリフト量の少なく
とも一方を変化させる可変動弁機構が備えられ、かつエ
ンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、該検
出手段で検出されたエンジンの運転状態に応じて上記可
変動弁機構を作動させて吸気バルブの開弁状態を変更さ
せる開弁状態変更手段とが設けられたエンジンにおい
て、上記運転状態検出手段によって検出されるエンジン
の運転状態の変化に伴う吸気バルブの開弁状態の所定の
変更時に、その変更の過程を制御する変更制御手段を設
けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に係る発明(以下「第2発
明」という。)は、上記第1発明における変更制御手段
による開弁状態の変更過程の制御として、吸気バルブの
開弁状態を、現在の開弁状態と変更目標としての開弁状
態の中間の状態に一時保持させる制御を行うことを特徴
とする。
【0014】また、請求項3に係る発明(以下「第3発
明」という。)は、同じく第1発明における変更制御手
段によって制御を行う所定の変更時を、開弁状態を現在
の開弁状態から空気充填量が最大となる状態を越えて目
標開弁状態に移行する変更時とし、このような開弁状態
の変更時に、その変更の過程を適切に制御することを特
徴とする。
【0015】そして、請求項4に係る発明(以下「第4
発明」という。)は、上記第2発明と第3発明の特徴を
備え、さらに要件を付加したもので、開弁状態を現在の
開弁状態から空気充填量が最大となる状態を越えて目標
開弁状態に移行させる所定の変更時に、変更制御手段に
よるその変更過程の制御として、開弁状態を、空気充填
量最大の状態より現在の開弁状態に近い側であって、空
気充填量が目標開弁状態での空気充填量とほぼ等しい量
となる開弁状態に一時保持させる制御を行うことを特徴
とする。
【0016】また、請求項5に係る発明(以下「第5発
明」という。)は、上記第1発明から第4発明までのい
ずれかにおいて、エンジン負荷の変化率を検出する負荷
変化率検出手段を設け、開弁状態の所定の変更時に、上
記検出手段によって検出されたエンジン負荷の変化率が
所定値以下の場合にのみ、変更制御手段による開弁状態
の変更過程の制御を行うことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項6に係る発明(以下「第6
発明」という。)は、上記第1発明から第5発明までの
いずれかにおいて、エンジン回転数の変化率を検出する
回転数変化率検出手段を設け、開弁状態の所定の変更時
に、上記検出手段によって検出されたエンジン回転数の
変化率が所定値以上の場合にのみ、変更制御手段による
開弁状態の変更過程の制御を行うことを特徴とする。
【0018】また、請求項7に係る発明(以下「第7発
明」という。)では、上記第1発明から第6発明までの
いずれかにおいて、エンジン回転数の変化率を検出する
回転数変化率検出手段を設けると共に、開弁状態の所定
の変更時に、上記検出手段によって検出されたエンジン
回転数の変化率が所定値以下の状態で、開弁状態を目標
開弁状態まで移行させることを特徴とする。
【0019】この場合において、エンジン回転数の変化
率が所定値以下の状態としては、開弁状態の変更を行わ
せるエンジンの運転状態の変化自体が回転数の変化率が
所定値以下のものである場合と、エンジンの運転状態の
変化の終了時において回転数の変化率が所定値以上の状
態から所定値以下の状態に移行してきた場合とがあり、
前者の場合には、変更制御手段は、開弁状態の変更過程
の制御としての一時保持等を行うことなく、直ちに目標
開弁状態に移行させ、また、後者の場合には、回転数の
変化率が所定値以上の間は一時保持等の開弁状態の変更
過程の制御を行い、回転数の変化率が所定値以下となっ
た時点で目標開弁状態へ移行させることになる。
【0020】そして、請求項8に係る発明(以下「第8
発明」という。)は、上記第7発明において、開弁状態
を目標開弁状態に移行させるときに、この移行に伴って
発生するトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段を備
えたことを特徴とする。
【0021】一方、請求項9に係る発明(以下「第9発
明」という。)は、吸気バルブの開弁状態としての開閉
タイミングもしくは開弁時のリフト量の少なくとも一方
を変化させる可変動弁機構が備えられ、かつエンジンの
運転状態を検出する運転状態検出手段と、該検出手段で
検出されたエンジンの運転状態に応じて上記可変動弁機
構を作動させて吸気バルブの開弁状態を変更させる開弁
状態変更手段とが設けられたエンジンにおいて、上記開
弁状態変更手段による吸気バルブの開弁状態の変更時
に、その変更に伴うトルク変動を抑制するトルク変動抑
制手段と、上記運転状態検出手段によって検出されるエ
ンジンの運転状態が過渡状態にあるときに、上記トルク
変動抑制手段によるトルク変動抑制動作を停止させる抑
制停止手段とを設けたことを特徴とする。
【0022】そして、請求項10に係る発明(以下「第
10発明」という。)は、上記第8発明または第9発明
におけるトルク変動抑制手段として、点火時期を補正す
ることによってトルク変動を抑制するものを用いること
を特徴とし、また、請求項11に係る発明(以下「第1
1発明」という。)は、同トルク変動抑制手段として、
空燃比を補正することによってトルク変動を抑制するも
のを用いることを特徴とし、また、請求項12に係る発
明(以下「第12発明」という。)は、同トルク変動抑
制手段として、吸入空気量を補正することによってトル
ク変動を抑制するものを用いることを特徴とする。
【0023】さらに、請求項13に係る発明(以下「第
13発明」という。)は、以上の第1発明から第12発
明までのいずれかにおいて、運転状態検出手段によって
検出されて、吸気バルブの開弁状態を変更させるエンジ
ンの運転状態として、エンジンの負荷状態を採用したこ
とを特徴とし、また、請求項14に係る発明(以下「第
14発明」という。)は、同じく第1発明から第12発
明までのいずれかにおいて、運転状態検出手段によって
検出されて、吸気バルブの開弁状態を変更させるエンジ
ンの運転状態として、エンジンの回転数を採用したこと
を特徴とする。
【0024】
【作用】以上のような手段を用いることにより、本発明
によれば次のような作用が得られる。
【0025】まず、第1発明によれば、運転状態検出手
段によりエンジンの運転状態の変化が検出されたとき
に、開弁状態変更手段により可変動弁機構が作動され
て、吸気バルブの開弁状態が現在の状態から目標開弁状
態、即ち変化後のエンジン運転状態に適合した開弁状態
に変更されることになるが、この開弁状態の変更が予め
定められた所定の態様での変更である場合に、変更制御
手段により、その開弁状態の変更の過程が制御されるこ
とになる。その場合に、この変更過程の制御を適切に行
うことにより、開弁状態の変更に伴うトルクショックを
軽減し、或はトルク変動の抑制制御を行う場合にこの制
御を精度よく行うことが可能となる。
【0026】また、第2発明によれば、吸気バルブの開
弁状態の所定の変更時に、変更制御手段により、その変
更過程の制御として、吸気バルブの開弁状態を現在の開
弁状態と変更目標としての開弁状態の中間の状態に一時
保持させる制御が行われるので、現在の開弁状態から目
標開弁状態まで直接移行させる場合のトルクショックを
回避することができると共に、例えば開弁状態の変更に
伴うトルク変動の抑制制御を行う場合に、目標開弁状態
への移行をエンジンの運転状態が安定した状態で行うこ
とにより、この制御を精度よく行うことが可能となる。
【0027】また、第3発明によれば、上記のような開
弁状態の変更過程の制御が、開弁状態を現在の開弁状態
から空気充填量が最大となる状態を越えて目標開弁状態
に移行させる変更時に行われることになるので、この空
気充填量が最大となる状態を経由するときのトルクショ
ックを回避することが可能となる。
【0028】そして、第4発明では、上記のように、開
弁状態を現在の開弁状態から空気充填量が最大となる状
態を越えて目標開弁状態に移行させる所定の変更時に、
変更制御手段により、開弁状態の変更過程の制御とし
て、空気充填量最大の状態より現在の開弁状態に近い側
であって、空気充填量が目標開弁状態での空気充填量と
ほぼ等しい量となる開弁状態に一時保持させるようにし
たから、空気充填量最大の状態を経由させる際のトルク
ショックの発生を回避しながら、この空気充填量を目標
開弁状態での充填量にほぼ等しい量に変更させることが
できて、エンジンの運転状態の変化に伴って要求される
空気充填量が得られることになる。
【0029】さらに、第5発明によれば、吸気バルブの
開弁状態の所定の変更時であっても、エンジン負荷の変
化率が所定値以下の場合、換言すればエンジンが比較的
安定した状態にあってトルクショックが目立ち易い状態
にあるとき、特に自動車用エンジンの場合にはトルクシ
ョックの乗り心地に与える影響が大きくなる場合にの
み、上記のような吸気バルブの開弁状態の変更過程の制
御が行われることになるので、トルクショックが余り問
題とならない加速時等にこの制御を不必要に行って目標
開弁状態への移行を徒に遅らせたりすることなく、上記
のようなトルクショックの悪影響が効果的に抑制される
ことになる。
【0030】また、第6発明によれば、吸気バルブの開
弁状態の所定の変更時であっても、エンジン回転数の変
化率が所定値以上の場合、つまり、エンジンが過渡状態
にあって、開弁状態の変更に伴うトルク変動の抑制制御
を行おうとしても、この制御を適切なタイミングでかつ
適切な制御量で精度よく行うことが困難な場合にのみ、
変更制御手段による開弁状態の変更過程の制御が行われ
て、トルクショックの発生自体が回避されることにな
る。
【0031】そして、第7発明によれば、上記第6発明
と関連するが、吸気バルブの開弁状態の所定の変更時に
おいて、エンジン回転数の変化率が所定値以下の状態、
即ちエンジンが比較的安定した状態にあるときには、開
弁状態が目標開弁状態まで移行されることになる。
【0032】したがって、もともとエンジンが比較的安
定している状態であって、吸気バルブの開弁状態の変更
に伴うトルク変動の抑制制御を精度よく行うことができ
る場合には、該バルブの開閉状態を直ちに目標開弁状態
まで変更させることになり、また、エンジンが過渡状態
にあって回転数の変化率が所定値以上であるときには、
上記の第6発明によって開弁制御手段による開弁状態の
一時保持等の変更過程の制御が行われると共に、エンジ
ン回転数の変化率が所定値以下に低下して、上記のよう
なトルク変動の抑制制御を精度よく行うことができる状
態となれば、開弁状態が目標開弁状態まで移行されるこ
とになる。
【0033】そして、第8発明によれば、第7発明にお
いて吸気バルブの開弁状態を目標開弁状態まで移行させ
るときには、トルク変動抑制手段によりトルク変動を抑
制する制御が行われることになるが、上記のように目標
開弁状態まで移行されるときはエンジンが比較的安定し
た状態にあるから、このトルク変動抑制制御が精度よく
行われて、トルク変動が効果的に抑制されることにな
る。
【0034】一方、第9発明によれば、上記第1発明と
同様に、運転状態検出手段によりエンジンの運転状態の
変化が検出されたときに、開弁状態変更手段により可変
動弁機構が作動されて、吸気バルブの開弁状態が現在の
状態から目標開弁状態、即ち変化後のエンジン運転状態
に適合した開弁状態に変更されることになり、その場合
に、トルク変動抑制手段によって開弁状態の変更に伴う
トルク変動が抑制されることになるが、エンジンの運転
状態が過渡状態にあるときには、このトルク変動抑制動
作が停止されることになる。つまり、トルク変動を抑制
する制御を適切に行うことが困難で却ってエンジンの運
転状態を不安定する恐れがある過渡時にはこの制御が停
止され、また過渡時に吸気バルブの開弁状態の一時保持
等の変更過程の制御が行われる場合には、トルク変動の
発生自体が防止されもしくは抑制されるから、さらにト
ルク変動抑制制御を行う必要がなく、不必要な制御が回
避されることになる。
【0035】そして、第10発明によれば、上記第8発
明または第9発明においてトルク変動の抑制制御が行わ
れる場合に、この制御が点火時期を補正することによっ
て行われ、また、第11発明によれば、この制御が空燃
比を補正することによって行われ、さらに第12発明に
よれば、吸入空気量を補正することによって行われるこ
とになる。
【0036】また、第13発明によれば、以上の第1発
明から第12発明までの制御が、エンジンの負荷状態の
変化に応じて吸気バルブの開弁状態を変更する場合に行
われることになり、さらに、第14発明によれば、同じ
く第1発明から第12発明までの制御が、エンジンの回
転数の変化に応じて吸気バルブの開弁状態を変更する場
合に行われることになる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0038】図1に示すように、この実施例におけるエ
ンジン1の燃焼室2には吸気バルブ3及び排気バルブ4
を介してそれぞれ吸気通路5及び排気通路6が連通さ
れ、このうち吸気通路5には、上流側から、吸入空気を
濾過するエアクリーナ7と、空気流量に基づき吸入空気
量を検出する熱線式のエアフローセンサ8と、該吸入空
気量ないしエンジン出力をコントロールするスロットル
バルブ9と、燃焼室2に燃料を供給する燃料噴射弁10
とが設置されている。また、該吸気通路5におけるスロ
ットルバルブ9の上流と下流とをバイパスするバイパス
通路11には、バイパス空気量を調節するアイドルスピ
ードコントロールバルブ(以下「ISCバルブ」とい
う。)12が設置されていると共に、排気通路6には、
排ガス浄化用の触媒コンバータ13が配設されている。
【0039】そして、当該エンジン1には、例えば前述
の図11に示したような可変動弁機構(以下「VVT機
構」という。)14a,14bが上記吸気バルブ3側及
び排気バルブ4側にそれぞれ備えられて、これらバルブ
3,4のクランク角度に対する開閉タイミングや開弁時
のリフト量等の開弁状態が運転状態に応じて可変制御さ
れるようになされていると共に、該VVT機構14aま
たは14bにおいて軸方向にスライド移動され、吸気バ
ルブ3または排気バルブ4に対して作用するカムのプロ
フィル、すなわち該バルブ3,4の開弁状態を決定する
カムシャフトの位置(以下「VVTポジション」とい
う。)を検出するVVTポジションセンサ15が併設さ
れている。
【0040】さらに、このエンジン1には電子制御式の
コントロールユニット(以下「ECU」という。)16
が備えられている。このECU16は、上記エアフロー
センサ8からの吸入空気量信号と、スロットルバルブ9
の開度を検出するスロットル開度センサ17からのスロ
ットル開度信号と、エンジン回転数を検出するクランク
アングルセンサ18からのエンジン回転数信号と、VV
Tポジションセンサ15からのVVTポジション信号と
を入力し、これらの信号に基づいて、VVT機構14
a,14bが行う開弁状態の変更過程を制御すると共
に、併せて燃料噴射弁10への燃料噴射制御、ISCバ
ルブ12への吸入空気量制御、点火プラグ19への点火
時期制御等を行なうようになされている。
【0041】以下、このECU16が行う上記吸気バル
ブ3の閉弁時期変更制御をフローチャートに従って説明
する。
【0042】図2に示すように、ECU16はエンジン
の運転状態の変化が検出されると、まずステップS1で
VVT目標等設定制御のサブルーチンを実行して、VV
Tポジションの移行目標、すなわちVVT目標等を設定
する。このサブルーチンは図3に示すフローチャートに
従って行なわれ、まずステップS21で空気流量Qa
を、またステップS22でエンジン回転数Neをそれぞ
れ計測したうえで、ステップS23で次式(1)に基づ
き、1サイクルあたりに燃焼室2に充填される空気充填
量、つまり充填効率Ceを算出する。
【0043】 Ce=K1×(Qa/Ne) ……(1) 次いで、ECU16はステップS24で次式(2)に基
づき、上記算出された充填効率Ceから基本燃料噴射量
Teを算出する。
【0044】Te=K2×Ce ……(2) ここで、上記式におけるK1及びK2はそれぞれ必要な
固有の補正を行い、また次元を変換するための補正係数
である。
【0045】次にステップS25で、上記エンジン回転
数Neと充填効率Ceとを、図4に示すように予めこれ
ら二つの数値の組合せで設定された点火時期の進角値の
マップに当てはめて、対応する値を基本点火進角(I
G)として定める。
【0046】そして、ECU16はステップS26でス
ロットル開度TVOを計測した後、ステップS27で該
スロットル開度の前回値から時間変化を計算し、これを
アクセル操作量ΔTVOとして定め、さらに、このアク
セル操作量ΔTVOが所定以上に変化している場合に
は、ステップS28で上記定められた基本噴射量Te及
び基本点火進角IGに必要な過渡補正を施して、補正さ
れた基本噴射量Te’及び基本点火進角IG’を設定す
る。
【0047】次いで、ECU16はステップS29で通
常VVT目標P1vvtを、またステップS30で暫定
VVT目標P2vvtをそれぞれ次のようにして設定す
る。すなわちECU16には、図5に示すように、エン
ジン回転数とスロットル開度とに対応して予め設定され
た吸気バルブ3の最適閉弁時期のマップがメモリーされ
ており、このマップに今回計測されたエンジン回転数N
eとスロットル開度TVOとを当てはめて対応する閉弁
時期を通常VVT目標P1vvtとして設定する。な
お、このマップにおいて、各値はT2<T1<T3<T
4<T5(°)とされている。また、ECU16には、
上記最適閉弁時期のマップと同様に、エンジン回転数と
スロットル開度とに対応して予め設定された吸気バルブ
3の暫定閉弁時期のマップがメモリーされており、この
マップから暫定VVT目標P2vvtを設定する。
【0048】ここで、上記暫定閉弁時期のマップは次の
ように設定されている。すなわち、図6に示すように、
例えば現在のVVTポジションがT2にあり、今回の運
転状態の変化に基づいて通常VVT目標P1vvtとし
てT5が設定された場合に、空気充填量が最大となる閉
弁時期より現在のVVTポジションT2に近い側であっ
て、空気充填量が上記T5における空気充填量Vとほぼ
等しい量となるVVTポジション、すなわちT1が暫定
VVT目標P2vvtとして選択されるように設定され
ている。
【0049】これにより、VVTポジションを空気充填
量が最大となる閉弁時期を経由させて通常VVT目標P
1vvtまで移行する際に、暫定VVT目標P2vvt
で一時保持させることにより、空気充填量の増大に伴う
トルクショックの発生が回避されると共に、空気充填量
を通常VVT目標P1vvtにおける空気充填量Vとほ
ぼ等しい量に変更させることができて、エンジンの運転
状態の変化に基づいて要求される空気充填量が得られる
こととなる。
【0050】次に、ECU16は図2に示すフローチャ
ートに戻り、ステップS2で上記アクセル操作量ΔTV
Oが所定値L1以下か否かを判定する。つまり、アクセ
ルペダルの操作量が小さく、エンジンが比較的安定した
状態にあってトルクショックが目立ち易い状態にあるの
か、またはアクセルペダルの操作量が大きく、トルクシ
ョックが余り問題とならない加速時等の状態にあるのか
を判定するのである。
【0051】そして、前者の場合であると判定されたと
きはステップS3に進んで、上記エンジン回転数Neの
時間変化ΔNeが所定値L2以上か否かを判定する。つ
まり、エンジンが過渡状態にあって、吸気バルブ3の閉
弁時期の変更に伴うトルク変動の抑制制御を行おうとし
ても、この制御を適切なタイミングでかつ適切な制御量
で精度よく行うことが困難な状態にあるのか、またはエ
ンジンが比較的安定した状態にあって、上記トルク抑制
制御を精度よく行うことが可能な状態にあるのかを判定
するのである。
【0052】そして、前者の場合であると判定されたと
きはステップS4に進んで、上記ステップS30で設定
された暫定VVT目標P2vvtをVVT目標Pvvt
として定める。つまり、トルクショックが目立ち易い状
態にあり、かつトルク抑制制御を精度よく行うことが困
難な状態にあるときには、VVTポジションの移行目標
として最終的な通常VVT目標P1vvtを選択するの
ではなく、該通常VVT目標P1vvtと現在のVVT
ポジションとの間に設けられた暫定VVT目標P2vv
tを選択するのである。
【0053】次いで、ECU16はステップS5でVV
TポジションP’vvtを計測し、ステップS6でこの
計測されたVVTポジションP’vvtと上記ステップ
S4で定められたVVT目標、すなわち暫定VVT目標
P2vvtとの差の絶対値を位置偏差ΔPvvtとして
求め、ステップS7でこの位置偏差ΔPvvtが0とな
るように、VVT機構14aのアクチュエータに対する
油圧の給排を行ってカムシャフトをスライドさせること
によりVVTポジションを補正する。これにより、吸気
バルブ3の閉弁時期が暫定VVT目標P2vvtに移行
されることとなる。
【0054】さらに、ECU16はステップS8で、上
記ステップS1におけるサブルーチンと同様にしてVV
T目標等設定制御を行ない、またステップS9及びステ
ップS10で、上記ステップS2及びステップS3と同
様の判定を行なって、アクセル操作量ΔTVOが所定値
L1を超えて大きくなるか、もしくはエンジン回転数N
eの時間変化ΔNeが所定値L2未満となるまで上記ス
テップS4からステップS10までを繰り返す。従っ
て、アクセルペダルの操作量が大きく、トルクショック
が余り問題とならない状態となるか、もしくはエンジン
が比較的安定して、トルク抑制制御を精度よく行うこと
が可能な状態となるまで、VVTポジションの暫定VV
T目標P2vvtへの一時保持が継続されることとな
る。
【0055】そして、上記ステップS9もしくはステッ
プS10で、または最初に上記ステップS2もしくはス
テップS3でかかる条件のいずれかが満たされた場合に
はステップS11に進んで、上記ステップS8またはス
テップS1のVVT目標等設定制御で設定された通常V
VT目標P1vvtをVVT目標Pvvtとして定め
る。つまり、この場合には、VVTポジションの移行目
標として最終的な通常VVT目標P1vvtを選択する
のである。
【0056】次いで、ECU16はステップS12でV
VTポジションP’vvtを計測し、ステップS13で
この計測されたVVTポジションP’vvtがVVT目
標、すなわち通常VVT目標P1vvtに一致していな
いことを確認したうえで、ステップS14で後述するト
ルク抑制制御のサブルーチンを実行する。しかる後、ス
テップS15からステップS17で、上記ステップS5
からステップS7と同様に、VVTポジションP’vv
tを計測し、VVT目標、すなわち通常VVT目標P1
vvtとの間の位置偏差ΔPvvtを求め、この位置偏
差ΔPvvtが0となるようにVVTポジションを補正
することにより、吸気バルブ3の閉弁時期を通常VVT
目標P1vvtに移行して、この吸気バルブ3の閉弁時
期変更制御を終了する。
【0057】なお、上記ステップS2で当初からアクセ
ル操作量ΔTVOが所定値L1を超えて大きいと判定さ
れた場合には、VVTポジションが暫定VVT目標P2
vvtで一時保持されるステップS4以下に進むことな
く、直ちにステップS11以下に進んでVVTポジショ
ンが通常VVT目標P1vvtに移行されるので、VV
Tポジションの最終目標への移行が徒に遅延されること
が回避され、その結果、本来要求されるエンジン状態が
早期に実現されて加速応答性の低下等が防止される。
【0058】また一方、上記ステップS2でアクセル操
作量ΔTVOが所定値L1以下と判定されたが、ステッ
プS3でエンジン回転数Neの時間変化ΔNeが所定値
L2未満であると判定された場合にも、VVTポジショ
ンは通常VVT目標P1vvtに直ちに移行される。つ
まり、アクセルペダルの操作量が小さく、トルクショッ
クが目立ち易い状態にあっても、エンジンが比較的安定
した状態にあり、トルク抑制制御を精度よく行うことが
可能な場合には、VVTポジションを暫定VVT目標P
2vvtで一時保持させることなく、トルク変動の抑制
制御を実行しつつ直接通常VVT目標P1vvtへと移
行させるのである。この結果、VVTポジションの最終
目標への移行が徒に遅延されることが回避され、かつト
ルクショックを精度よく抑制することが可能となる。
【0059】次に、上記ステップS14で実行されるト
ルク抑制制御について説明する。このトルク抑制制御は
具体的には、前述した燃料噴射弁10への燃料噴射量補
正制御、ISCバルブ12への吸入空気量補正制御及び
点火プラグ19への点火時期補正制御によって行われ
る。
【0060】このうち、点火時期補正によるトルク抑制
制御は図7に示すフローチャートに従って行われ、まず
ステップS31でVVTポジションを通常VVT目標P
1vvtに向けてその移動を開始し、次いでステップS
32で、上記充填効率Ceと通常VVT目標P1vvt
とVVTポジションP’vvtとから、VVTポジショ
ンを通常VVT目標P1vvtへと移行させた際に生じ
る充填効率、すなわち過渡の実充填効率Ce’を計算す
る。
【0061】次いでステップS33で、次式(3)に基
づき上記充填効率Ceをトルクに変換すると共に、ステ
ップS34で、次式(4)に基づき上記算出された過渡
の実充填効率Ce’をトルクに変換して、それぞれ通常
トルクW及び過渡トルクW’を計算する。
【0062】W=Kw×Ce−Ws ……(3) W’=Kw×Ce’−Ws ……(4) ここで、Kwは必要な固有の補正を行い、また次元をト
ルクに変換するための補正係数、及びWsは変換された
値の0点を補正するための補正係数である。
【0063】そしてステップS35で、上記過渡トルク
W’の通常トルクWに対する比、すなわちトルク増大比
RWを算出した後、ステップS36で、点火進角の遅角
量、すなわちIGリタード量IGrを求める。このIG
リタード量IGrは、例えばエンジン回転数と充填効率
との組合せで予め設定された遅角量のマップから対応す
る値を読み出し、これに上記トルク増大比RWを乗算す
ることによって算出される。これにより、トルク増大比
RWが大きいほど、IGリタード量IGrが大きく設定
される。
【0064】次いでステップS37で、上記ステップS
28において設定された補正された基本点火進角IG’
から上記IGリタード量IGrを減算することにより、
移行時の実点火進角を最終的に算出する。VVTポジシ
ョンを通常VVT目標P1vvtへと移行する際には、
この実点火進角が実現されるように、点火プラグ19の
点火時期を制御する。
【0065】また、燃料噴射量補正によるトルク抑制制
御は図8に示すフローチャートに従って、ほぼ上記点火
時期補正によるトルク抑制制御と同様に行われ、ステッ
プS41からステップS45で上記ステップS31から
ステップS35と同様にしてトルク増大比RWを算出し
た後、ステップS46で、燃料補正量Tel、すなわち
噴射燃料の減少量を求める。この燃料補正量Telは、
予め設定された噴射燃料の減少量のマップから対応する
値を読み出し、これに上記トルク増大比RWを乗算する
ことによって算出される。これにより、トルク増大比R
Wが大きいほど、燃料補正量Telが大きく設定され
る。
【0066】次いでステップS47で、上記ステップS
28において設定された補正された基本噴射量Te’か
ら上記燃料補正量Telを減算することにより、移行時
の実燃料噴射量を最終的に算出する。VVTポジション
を通常VVT目標P1vvtへと移行する際には、この
実燃料噴射量が実現されるように、燃料噴射弁10の燃
料噴射量を制御する。
【0067】さらに、図9に示すフローチャートに従っ
て空気流量の補正を行なうことでトルク抑制することも
可能で、この場合はステップS51からステップS55
でトルク増大比RWを算出した後、ステップS56で、
上記ステップS21において読み込まれた空気流量Qa
に上記トルク増大比RWを乗算することによって、増大
された実空気流量が算出され、これにより、移行時には
トルクが低減されるように空燃比が補正されることとな
る。
【0068】一方、空燃比を一定として吸入空気量を減
少させることによりトルク抑制することも可能で、この
場合は図10に示すフローチャートに従い、まずステッ
プS61で、制御が可能なスロットルバイパス空気量の
合計値Qabを算出した後、ステップS62で上記充填
効率Ceと通常VVT目標P1vvtとVVTポジショ
ンP’vvtとから、VVTポジションを通常VVT目
標P1vvtへと移行させた際に生じる要求空気量の減
少特性ΔQabを、減少開始初期における所謂ワンショ
ット補正要求量等を考慮したうえで算出する。そして、
ステップS63でこの要求空気量の減少特性ΔQabが
実現されるように、スロットルバイパス空気量を補正し
つつ、VVTポジションを通常VVT目標P1vvtに
向けてその移動を開始する(ステップS64)。これに
より、ISCバルブ12による吸入空気量の調整が吸入
空気量を減少させるように補正され、その結果、トルク
が抑制されて移行時のショックの発生が回避されること
となる。
【0069】以上説明したように、本実施例におけるV
VT機構を備えたエンジンの制御装置によれば、図11
に示すようにスロットル開度及びエンジン回転数が変化
して、例えば吸気バルブ3の閉弁時期が−40°から8
0°へ移行される際に、直ちに80°まで移行すると図
中仮想線で示すような充填効率の増大が発生してトルク
ショックが生じるような場合に、一時的に吸気バルブ3
の閉弁時期を−10°で保持するように閉弁時期の変更
過程を制御するので、かかるトルクショックを回避する
ことができる。そして、エンジン回転数が落ち着いてト
ルク変動の抑制制御が精度よく行われ得る状態になった
時点で、吸気バルブ3の閉弁時期を−10°から80°
に移行し、かつその際に図中点線で示すような充填効率
の増大を打ち消すようにトルク抑制制御を行うので、こ
の移行時にはトルクショックが発生しないこととなる。
なお、図中仮想線で示す時期にトルク抑制制御を行おう
としても、この時期はエンジン回転数が変化中で過渡期
にあるため、上記のような精度のよいトルク抑制制御を
行なうことができないのである。
【0070】上記実施例においては吸気バルブ3の閉弁
時期を変更する場合を説明したが、本発明はこれに限ら
ず、吸気バルブ3の開弁状態としての開弁時期または開
弁時のリフト量を変更する場合においても適応されるこ
とはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、運転状
態検出手段によりエンジンの運転状態の変化が検出され
たときに、開弁状態変更手段により可変動弁機構が作動
されて、吸気バルブの開弁状態が現在の状態から目標開
弁状態、即ち変化後のエンジン運転状態に適合した開弁
状態に変更されることになるが、この開弁状態の変更が
予め定められた所定の態様での変更である場合に、変更
制御手段により、その開弁状態の変更の過程が制御され
ることになる。その場合に、この変更過程の制御を適切
に行うことにより、開弁状態の変更に伴うトルクショッ
クを軽減し、或はトルク変動の抑制制御を行う場合にこ
の制御を精度よく行うことが可能となる。
【0072】また、第2発明によれば、吸気バルブの開
弁状態の所定の変更時に、変更制御手段により、その変
更過程の制御として、吸気バルブの開弁状態を現在の開
弁状態と変更目標としての開弁状態の中間の状態に一時
保持させる制御が行われるので、現在の開弁状態から目
標開弁状態まで直接移行させる場合のトルクショックを
回避することができると共に、例えば開弁状態の変更に
伴うトルク変動の抑制制御を行う場合に、目標開弁状態
への移行をエンジンの運転状態が安定した状態で行うこ
とにより、この制御を精度よく行うことが可能となる。
【0073】また、第3発明によれば、上記のような開
弁状態の変更過程の制御が、開弁状態を現在の開弁状態
から空気充填量が最大となる状態を越えて目標開弁状態
に移行させる変更時に行われることになるので、この空
気充填量が最大となる状態を経由するときのトルクショ
ックを回避することが可能となる。
【0074】そして、第4発明では、上記のように、開
弁状態を現在の開弁状態から空気充填量が最大となる状
態を越えて目標開弁状態に移行させる所定の変更時に、
変更制御手段により、開弁状態の変更過程の制御とし
て、空気充填量最大の状態より現在の開弁状態に近い側
であって、空気充填量が目標開弁状態での空気充填量と
ほぼ等しい量となる開弁状態に一時保持させるようにし
たから、空気充填量最大の状態を経由させる際のトルク
ショックの発生を回避しながら、この空気充填量を目標
開弁状態での充填量にほぼ等しい量に変更させることが
できて、エンジンの運転状態の変化に伴って要求される
空気充填量が得られることになる。
【0075】さらに、第5発明によれば、吸気バルブの
開弁状態の所定の変更時であっても、エンジン負荷の変
化率が所定値以下の場合、換言すればエンジンが比較的
安定した状態にあってトルクショックが目立ち易い状態
にあるとき、特に自動車用エンジンの場合にはトルクシ
ョックの乗り心地に与える影響が大きくなる場合にの
み、上記のような吸気バルブの開弁状態の変更過程の制
御が行われることになるので、トルクショックが余り問
題とならない加速時等にこの制御を不必要に行って目標
開弁状態への移行を徒に遅らせたりすることなく、上記
のようなトルクショックの悪影響が効果的に抑制される
ことになる。
【0076】また、第6発明によれば、吸気バルブの開
弁状態の所定の変更時であっても、エンジン回転数の変
化率が所定値以上の場合、つまり、エンジンが過渡状態
にあって、開弁状態の変更に伴うトルク変動の抑制制御
を行おうとしても、この制御を適切なタイミングでかつ
適切な制御量で精度よく行うことが困難な場合にのみ、
変更制御手段による開弁状態の変更過程の制御が行われ
て、トルクショックの発生自体が回避されることにな
る。
【0077】そして、第7発明によれば、上記第6発明
と関連するが、吸気バルブの開弁状態の所定の変更時に
おいて、エンジン回転数の変化率が所定値以下の状態、
即ちエンジンが比較的安定した状態にあるときには、開
弁状態が目標開弁状態まで移行されることになる。
【0078】したがって、もともとエンジンが比較的安
定している状態であって、吸気バルブの開弁状態の変更
に伴うトルク変動の抑制制御を精度よく行うことができ
る場合には、該バルブの開閉状態を直ちに目標開弁状態
まで変更させることになり、また、エンジンが過渡状態
にあって回転数の変化率が所定値以上であるときには、
上記の第6発明によって開弁制御手段による開弁状態の
一時保持等の変更過程の制御が行われると共に、エンジ
ン回転数の変化率が所定値以下に低下して、上記のよう
なトルク変動の抑制制御を精度よく行うことができる状
態となれば、開弁状態が目標開弁状態まで移行されるこ
とになる。
【0079】そして、第8発明によれば、第7発明にお
いて吸気バルブの開弁状態を目標開弁状態まで移行させ
るときには、トルク変動抑制手段によりトルク変動を抑
制する制御が行われることになるが、上記のように目標
開弁状態まで移行されるときはエンジンが比較的安定し
た状態にあるから、このトルク変動抑制制御が精度よく
行われて、トルク変動が効果的に抑制されることにな
る。
【0080】一方、第9発明によれば、上記第1発明と
同様に、運転状態検出手段によりエンジンの運転状態の
変化が検出されたときに、開弁状態変更手段により可変
動弁機構が作動されて、吸気バルブの開弁状態が現在の
状態から目標開弁状態、即ち変化後のエンジン運転状態
に適合した開弁状態に変更されることになり、その場合
に、トルク変動抑制手段によって開弁状態の変更に伴う
トルク変動が抑制されることになるが、エンジンの運転
状態が過渡状態にあるときには、このトルク変動抑制動
作が停止されることになる。つまり、トルク変動を抑制
する制御を適切に行うことが困難で却ってエンジンの運
転状態を不安定する恐れがある過渡時にはこの制御が停
止され、また過渡時に吸気バルブの開弁状態の一時保持
等の変更過程の制御が行われる場合には、トルク変動の
発生自体が防止されもしくは抑制されるから、さらにト
ルク変動抑制制御を行う必要がなく、不必要な制御が回
避されることになる。
【0081】そして、第10発明によれば、上記第8発
明または第9発明においてトルク変動の抑制制御が行わ
れる場合に、この制御が点火時期を補正することによっ
て行われ、また、第11発明によれば、この制御が空燃
比を補正することによって行われ、さらに第12発明に
よれば、吸入空気量を補正することによって行われるこ
とになる。
【0082】また、第13発明によれば、以上の第1発
明から第12発明までの制御が、エンジンの負荷状態の
変化に応じて吸気バルブの開弁状態を変更する場合に行
われることになり、さらに、第14発明によれば、同じ
く第1発明から第12発明までの制御が、エンジンの回
転数の変化に応じて吸気バルブの開弁状態を変更する場
合に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るエンジンの制御システム図で
ある。
【図2】 上記実施例に係るコントロールユニットが
行う吸気バルブの閉弁時期変更制御のフローチャート図
である。
【図3】 同じく上記制御のフローチャート図であ
る。
【図4】 上記制御で用いるマップ図である。
【図5】 同じく上記制御で用いるマップ図である。
【図6】 上記実施例におけるエンジンの空気充填量
変化の特性図である。
【図7】 上記コントロールユニットが行うトルク抑
制制御の一態様を示すフローチャート図である。
【図8】 同じくトルク抑制制御の一態様を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】 同じくトルク抑制制御の一態様を示すフロ
ーチャート図である。
【図10】 同じくトルク抑制制御の一態様を示すフロ
ーチャート図である。
【図11】 上記吸気バルブの閉弁時期変更制御時にお
けるタイムチャート図である。
【図12】 可変動弁機構の一例を示す概念図である。
【図13】 可変動弁機構における問題点を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 吸気バルブ 8 エアフローセンサ 9 スロットルバルブ 10 燃料噴射弁 11 バイパス通路 12 ISCバルブ 14a,14b 可変動弁機構 16 ECU 19 点火プラグ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 301 Z B E L 45/00 362 J 364 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブの開弁状態としての開閉タイ
    ミングもしくは開弁時のリフト量の少なくとも一方を変
    化させる可変動弁機構が備えられ、かつエンジンの運転
    状態を検出する運転状態検出手段と、該検出手段で検出
    されたエンジンの運転状態に応じて上記可変動弁機構を
    作動させて吸気バルブの開弁状態を変更させる開弁状態
    変更手段とが設けられた可変動弁機構を備えたエンジン
    の制御装置であって、上記運転状態検出手段によって検
    出されるエンジンの運転状態の変化に伴う吸気バルブの
    開弁状態の所定の変更時に、その変更の過程を制御する
    変更制御手段が設けられていることを特徴とする可変動
    弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 変更制御手段による開弁状態の変更過程
    の制御は、開弁状態を、現在の開弁状態と変更目標とし
    ての開弁状態の中間の状態に一時保持させる制御である
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変動弁機構を備え
    たエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 変更制御手段による開弁状態の変更過程
    の制御を行う所定の変更時は、開弁状態を、現在の開弁
    状態から空気充填量が最大となる状態を越えて目標開弁
    状態に移行する変更時であることを特徴とする請求項1
    に記載の可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】 変更制御手段による開弁状態の変更過程
    の制御は、現在の開弁状態から空気充填量が最大となる
    状態を越えて目標開弁状態に移行する所定の変更時に、
    開弁状態を、空気充填量最大の状態より現在の開弁状態
    に近い側であって、空気充填量が目標開弁状態での空気
    充填量とほぼ等しい量となる開弁状態に一時保持させる
    制御であることを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジン負荷の変化率を検出する負荷変
    化率検出手段が設けられ、変更制御手段は、開弁状態の
    所定の変更時に、上記検出手段によって検出されたエン
    ジン負荷の変化率が所定値以下の場合にのみ、開弁状態
    の変更過程の制御を行うことを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれかに記載の可変動弁機構を備えたエン
    ジンの制御装置。
  6. 【請求項6】 エンジン回転数の変化率を検出する回転
    数変化率検出手段が設けられ、変更制御手段は、開弁状
    態の所定の変更時に、上記検出手段によって検出された
    エンジン回転数の変化率が所定値以上の場合にのみ、開
    弁状態の変更過程の制御を行うことを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の可変動弁機構を備え
    たエンジンの制御装置。
  7. 【請求項7】 エンジン回転数の変化率を検出する回転
    数変化率検出手段が設けられ、開弁状態の所定の変更時
    に、上記検出手段によって検出されたエンジン回転数の
    変化率が所定値以下の状態で、開弁状態を目標開弁状態
    まで移行させることを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれかに記載の可変動弁機構を備えたエンジンの制
    御装置。
  8. 【請求項8】 変更制御手段によって開弁状態が目標開
    弁状態に移行されるときに、この移行に伴って発生する
    トルク変動を抑制するトルク変動抑制手段が備えられて
    いることを特徴とする請求項7に記載の可変動弁機構を
    備えたエンジンの制御装置。
  9. 【請求項9】 吸気バルブの開弁状態としての開閉タイ
    ミングもしくは開弁時のリフト量の少なくとも一方を変
    化させる可変動弁機構が備えられ、かつエンジンの運転
    状態を検出する運転状態検出手段と、該検出手段で検出
    されたエンジンの運転状態に応じて上記可変動弁機構を
    作動させて吸気バルブの開弁状態を変更させる開弁状態
    変更手段とが設けられた可変動弁機構を備えたエンジン
    の制御装置であって、上記開弁状態変更手段による吸気
    バルブの開弁状態の変更時に、その変更に伴うトルク変
    動を抑制するトルク変動抑制手段と、上記運転状態検出
    手段によって検出されるエンジンの運転状態が過渡状態
    にあるときに、上記トルク変動抑制手段によるトルク変
    動抑制動作を停止させる抑制停止手段とが設けられてい
    ることを特徴とする可変動弁機構を備えたエンジンの制
    御装置。
  10. 【請求項10】 トルク変動抑制手段は、点火時期を補
    正することによってトルク変動を抑制するものであるこ
    とを特徴とする請求項8または請求項9に記載の可変動
    弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  11. 【請求項11】 トルク変動抑制手段は、空燃比を補正
    することによってトルク変動を抑制するものであること
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載の可変動弁
    機構を備えたエンジンの制御装置。
  12. 【請求項12】 トルク変動抑制手段は、吸入空気量を
    補正することによってトルク変動を抑制するものである
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の可変
    動弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  13. 【請求項13】 運転状態検出手段によって検出される
    エンジンの運転状態は、エンジンの負荷状態であること
    を特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載
    の可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置。
  14. 【請求項14】 運転状態検出手段によって検出される
    エンジンの運転状態は、エンジンの回転数であることを
    特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の
    可変動弁機構を備えたエンジンの制御装置。
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