JPH08140109A - 色復調回路およびテレビジョン受像機 - Google Patents

色復調回路およびテレビジョン受像機

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JPH08140109A
JPH08140109A JP27497794A JP27497794A JPH08140109A JP H08140109 A JPH08140109 A JP H08140109A JP 27497794 A JP27497794 A JP 27497794A JP 27497794 A JP27497794 A JP 27497794A JP H08140109 A JPH08140109 A JP H08140109A
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JP
Japan
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demodulation
color
circuit
signal
angle
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JP27497794A
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English (en)
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Chojiro Terao
長治郎 寺尾
Kazuhiko Hachiman
和彦 八幡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/18Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
    • C04B28/186Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type containing formed Ca-silicates before the final hardening step

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像機器の色復調回路において、例えば肌色
重視の色再現、あるいは他のさまざまな色に応じた色再
現を容易に行なうことを目的とする。 【構成】 色信号から映像信号の色再現特性を決める所
定の復調角を有したR−Y,B−Y信号を復調する色復
調回路において、ディジタル化された色信号とバースト
信号が入力され、このバースト信号に基づいて、この色
信号を90度の復調角を有したR−Y,B−Y信号に分
離する分離手段と、この分離手段から出力されたR−
Y,B−Y信号を上記所定の復調角を有したR−Y,B
−Y信号に変換する復調角変換手段とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビジョン受像機、
磁気記録再生装置などの映像情報機器において、映像信
号から色再現性の優れた色復調を行なう色復調回路、お
よびこれを用いた映像情報機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9はディジタル色復調回路を含む従来
のテレビジョン受像機の要部を示すブロック図である。
図において、1はアンテナ、2はチューナー、3は外部
から信号を入力するための外部入力端子を示す。4は、
アンテナ1、または外部入力端子3からの信号のいずれ
かを選択するAVセレクタ、5はA/Dコンバータ、6
はY/C分離回路、7は同期分離回路、8は偏向回路、
9は輝度信号処理回路、10はCRT、11aは90゜
色復調回路、12は色相調整回路、13はカラー調整回
路、14はRGBマトリクス回路、15はD/Aコンバ
ータを示す。
【0003】次に動作について説明する。図9におい
て、アンテナ1で放送信号を受信しチューナー2から出
力される映像信号、または外部入力端子3から入力され
る映像信号はAVセレクタ4に入力され、どちらか一方
の信号が選択されてA/Dコンバータ5に出力される。
A/Dコンバータ5は、AVセレクタ4から入力される
映像信号をディジタル信号に変換し、Y/C分離回路6
に出力する。Y/C分離回路6は、A/Dコンバータ5
から入力される映像信号を輝度信号(以下、Y信号とす
る)と色信号(以下、C信号とする)に分離し、Y信号
を同期分離回路7および輝度信号処理回路9に出力す
る。輝度信号処理回路9では画質や明るさの調整が行な
われる。さらに、Y/C分離回路6で分離されたC信号
を色復調回路11に出力する。
【0004】同期分離回路7は、Y/C分離回路6から
入力されるY信号から水平同期信号(以下、HSYNCとす
る)と垂直同期信号(以下、VSYNCとする)とを分離
し、偏向回路8に出力し、さらに、HSYNCをもとにバー
スト位置を特定するためのパルス信号(以下、バースト
位置パルスとする)を色復調回路11aに出力する。偏
向回路8は、同期分離回路7から入力されるHSYNCとV
SYNCに基づいて水平および垂直偏向電流を発生させ、C
RT10に出力する。輝度信号処理回路9は、Y/C分
離回路6から入力されるY信号に対して演算を行ない画
質や明るさなどの調整を行なう。
【0005】90゜色復調回路11aは、バーストクロ
ックの4Fscのクロックと同期分離回路7から入力され
るバースト位置パルスとにより、Y/C分離回路6から
入力されるC信号を90゜色復調し、2つの色差信号
(R−Y,B−Y信号)を色相調整回路12に出力す
る。色相調整回路12は90゜色復調回路11aから入
力されるR−Y,B−Y信号に対して演算を行ない色相
調整を行なう。カラー調整回路13は、色相調整回路1
2から入力されるR−Y,B−Y信号に対して演算を行
ない、カラーゲインの調整を行なう。RGBマトリクス
回路14は、輝度信号処理回路9から入力されるY信号
とカラー調整回路13から入力されるR−YおよびB−
Yとを用いて演算を行ない原色RGB信号をD/Aコン
バータ15に出力する。CRT10は、偏向回路8から
入力される水平および垂直偏向電流により偏向動作が行
なわれ、D/Aコンバータ15から入力される原色RG
B信号により駆動され画像を写し出している。
【0006】次に、90゜色復調回路11aについて説
明する。図10は、90゜色復調回路11aの回路構成
を示し、図11は90゜色復調の原理を説明した図であ
る。図10において、16は並び判別回路、17はC信
号を反転させるための反転信号を出力する反転回路、1
8はC信号をR−Y、B−Y信号に分離する回路であ
る。図11において、(a)はバースト信号の位相、
(b)は4Fscのクロック信号、(c)はC信号の並
び、(d)は反転のタイミングを表わす反転信号、
(e)は反転信号により反転された後のC信号、(f)
は(e)のC信号をR−Y,B−Y信号に分離するため
のタイミングを表わす分離信号、(g)は分離されたR
−Y,B−Y信号である。なお、図中に示されているR
はR−Y信号、BはB−Y信号のことである。
【0007】次に、動作について説明する。色復調回路
11aはバースト信号に同期した4Fscのクロックで動
作しており、Y/C分離回路6から入力されるC信号
は、R−YとB−Yとが図11(c)に示すように、−
(R−Y),B−Y,R−Y,−(B−Y),−(R−
Y),B−Y・・・の順序でマルチプレクサされた信号
で、図11(a)に示すようにバースト信号の値は、−
(B−Y)のとき極大値、R−Yおよび−(R−Y)の
とき0となる。サンプルされた(色復調回路11aに入
力された)C信号の注目画素が−(R−Y),B−Y,
R−Y,−(B−Y)のいずれであるかは次のようにし
て求められる。まず、バースト信号の値を参照して−
(R−Y),B−Y,R−Y,−(B−Y)のどの値で
あるかを判別する。C信号は−(R−Y),B−Y,R
−Y,−(B−Y)の順にマルチプレクサされているの
で、上記参照した位置から何番目の画素であるかを求め
ることにより、注目画素が、−(R−Y),B−Y,R
−Y,−(B−Y)のいずれであるかを特定することが
できる。
【0008】ところで、図10の並び判別回路16は、
バースト位置パルスによりバースト信号の値を参照し、
さらに参照した値の位置から注目画素までの画素数を計
数し、図11(d)に示すように、C信号の−(R−
Y),−(B−Y)の位置で値を反転させるための信号
を反転回路17に出力し、さらにR−YとB−Yを分離
するための信号をR−Y、B−Y分離回路18に出力す
る。R−Y、B−Y分離回路18は、並び判別回路から
出力されるC信号中のR−Y,B−Yの位置を示す分離
信号によってC信号をR−YとB−Yに分離する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般にテレビジョン受
像機や磁気記録再生装置などの色復調回路では、肌色を
重視するため復調角を105゜に設定することが多い。
ところが、ディジタル色復調回路では、動作クロックに
バーストクロックの4Fscが使用されるため(システム
動作クロックとして、バーストクロックの整数倍のクロ
ックを使う)、A/D変換も4Fscのクロックが使用さ
れる。色信号は、3.58MHz、すなわちFscで一周期(36
0゜)なのでサンプリングを4Fscで行なった場合、デ
ータは90゜ごとにしか存在しない。したがって、A/
D変換によるサンプリングの時点で図12に示すように
色信号のデータはR−Y、B−Y軸上のデータしか存在
しないので、ディジタル色復調回路のR−Y、B−Y信
号は90゜復調となっている。このように復調角は90
゜固定となるので、肌色を重視した105゜楕円色復調
の場合と比較すると色復調された肌色が若干青白くなっ
てしまう。
【0010】また、アナログ方式の色復調回路は図13
に示すように復調回路1a,1bはそれぞれ位相器2
a,2bから与えられるクロックの位相に応じて復調を
行なっている。例えば、位相器2aから出力されるバー
ストクロックが0゜の位相、位相器2bから出力される
バーストクロックが90゜の位相の場合、図14(a)
に示すような出力結果が得られる。さらに、位相器2
a,2bから出力されるバーストクロックがそれぞれ0
゜、105゜の位相の場合は図14(d)に示すような
出力となる。すなわち、アナログ復調回路は位相器2
a,2bから出力されるバーストクロックの位相により
復調角を自由に設定することができる。さらに、位相器
2a,2bはコイルやコンデンサの定数を変えることに
より位相を自由に設定することができる。
【0011】つまり、アナログ方式の色復調回路の場合
は容易に復調角を変化させることが可能なのに対し、デ
ィジタル方式の色復調回路では復調角は90゜固定とな
り、復調角設定の自由度が少ないという問題があった。
【0012】この発明は、上記のような問題を解消する
ためになされたもので、ディジタル方式の色復調回路に
おいて、肌色の再現性を重視した色復調を行なうことを
目的とする。さらに、色復調回路の復調角などを容易に
設定できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る色復調
回路は、色信号から映像信号の色再現特性を決める所定
の復調角を有したR−Y,B−Y信号を復調する色復調
回路であり、ディジタル化された色信号とバースト信号
が入力され、このバースト信号に基づいて、この色信号
を90度の復調角を有したR−Y,B−Y信号に分離す
る分離手段と、この分離手段から出力されたR−Y,B
−Y信号を上記所定の復調角を有したR−Y,B−Y信
号に変換する復調角変換手段とを備えたものである。
【0014】また、第2の発明に係る色復調回路は、復
調軸を所定の角度回転する復調角回転手段を備え、この
復調軸回転手段の出力に基づいて、復調角変換手段を制
御するものである。
【0015】また、第3の発明による色復調回路は、分
離手段から出力されるR−Y,B−Y信号の復調角を所
定の復調角に変換する復調角変換行列出力手段を備え、
この復調角変換行列出力手段の出力に基づいて、復調角
変換手段を制御するものである。
【0016】また、第4の発明による色復調回路は、分
離手段から出力されるR−Y,B−Y信号の復調角を所
定の復調角に変換する復調角変換行列を出力する復調角
変換行列出力手段と、上記所定の復調角を有する復調軸
を回転させる復調軸回転行列を出力する復調軸回転行列
出力手段と、上記復調角変換行列出力手段と上記復調角
回転手段との出力に基づいて、復調角変換手段を制御す
るものである。
【0017】また、第5の発明によるテレビジョン受像
機は、映像信号をアナログ信号からディジタル信号に変
換するA/D変換手段と、このA/D手段によってディ
ジタル信号に変換された映像信号を輝度信号と色信号に
分離するY/C分離手段と、このY/C分離手段から出
力される輝度信号から同期信号を分離するとともに、こ
の同期信号に基づいてバースト信号を出力する同期分離
手段とを備えたテレビジョン受像機であり、上記Y/C
分離手段からの出力である色信号と上記同期分離手段の
出力であるバースト信号とが入力され、このバースト信
号に基づいて、上記色信号を90度の復調角を有したR
−Y,B−Y信号に分離する分離手段と、この分離手段
から出力されたR−Y,B−Y信号を所定の復調角を有
したR−Y,B−Y信号に変換する復調角変換手段とか
らなる色復調回路を備えたものである。
【0018】
【作用】第1の発明に係る色復調回路は、分離手段に、
ディジタル化された色信号とバースト信号が入力され、
このバースト信号に基づいて、この色信号を90度の復
調角を有したR−Y,B−Y信号に分離し、このR−
Y,B−Y信号の復調角を復調角変換手段によって所定
の色の色再現特性が良好となる復調角のR−Y,B−Y
信号へ変換する。
【0019】また、第2の発明に係る色復調回路は、特
定の色の色再現特性が良好な所定の復調角を有するR−
Y,B−Y信号の復調軸を復調軸回転手段により、回転
させ所定の復調軸上のR−Y,B−Y信号に変換する。
【0020】また、第3の発明に係る色復調回路は、分
離手段から出力される90度の復調角を有したR−Y,
B−Y信号を所定の復調角を有するR−Y,B−Y信号
に変換する復調角変換行列を用いて、復調角変換手段に
より変換を行なう。
【0021】また、第4の発明に係る色復調回路は、分
離手段から出力される90度の復調角を有したR−Y,
B−Y信号を所定の復調角を有するR−Y,B−Y信号
に変換する復調角変換行列と所定の復調角を有する復調
軸を回転させる復調軸回転行列とを出力し、これらの行
列にもとづいて復調角変換手段により変換を行なう。
【0022】また、第5の発明に係るテレビジョン受像
機は、入力された映像信号をディジタル信号に変換し、
輝度信号と色信号とに分離する。そして、この色信号を
バースト信号に基づいて、90度の復調角を有するR−
Y,B−Y信号に分離し、このR−Y,B−Y信号の復
調角を復調角変換手段によって変換する。このように、
所定の色の色再現特性が良好となる復調角を有するR−
Y,B−Y信号を出力するものである。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。なお従来の技術と同一の部分については同一符号を
付して説明を省略する。実施例1では、肌色の色再現特
性を重視した場合の色復調回路、すなわち105゜楕円
色復調回路について説明する。図1はこの発明の一実施
例のディジタル楕円色復調回路を含むテレビジョン受像
機の要部を示すブロック図である。図において、11b
は復調角変換行列による一次変換機能を備えた105゜
楕円色復調回路である。
【0024】次に、動作について説明する。105゜楕
円色復調回路11bはバーストクロックである4Fscの
クロックと同期分離回路7から入力されるバースト位置
パルスによりY/C分離回路6から入力されるC信号を
105゜楕円色復調したR−Y,B−Yを色相調整回路
12に出力する。本回路11bでは4Fscのクロックを
使用しているが、Fscのn倍(n=整数)の周波数でも
構わない。
【0025】色相調整回路12は105゜色復調回路1
1bから出力されるR−Y、B−Y信号に対して、画質
調整と明るさ調整のための演算を行ない色相の調整を行
なう。具体的には、画質調整の演算は、輝度信号のエッ
ジ部(画像においては輪郭)を検出し、その部分のゲイ
ンの調整をしている。また、明るさ調整の演算は、輝度
信号全体のゲインを調整している。カラー調整回路13
は、色相調整回路12から入力されるR−Y、B−Y信
号に対してカラーゲインの調整を行なう。RGBマトリ
クス回路14は、輝度信号処理回路9から出力されたY
信号とカラー調整回路13から出力された色差信号R−
YおよびB−Yとを用い、 R=(R−Y)+Y G=0.51(R−Y)+0.91(B−Y)+Y B=(B−Y)+Y の式により演算を行ない、RGB信号を求める。そし
て、原色RGB信号をD/Aコンバータ15に出力す
る。CRT10は、偏向回路8から出力された水平およ
び垂直偏向電流により偏向動作が行なわれ、さらにD/
Aコンバータ15から入力される原色RGB信号により
駆動され画像をCRT10に映出する。このようにし
て、テレビジョン受像機に映像が映し出されている。
【0026】次に、105゜楕円色復調回路11bの動
作について詳しく説明する。図2は105゜楕円色復調
回路11bの回路構成を示したものである。図におい
て、16〜18は105゜楕円色復調回路で、まず入力
されたC信号を90゜色復調し、さらにその信号を一次
変換回路19に入力する。一次変換回路19には復調角
105゜から90度を減算した値、すなわち15度に基
づく復調角変換行列が与えられる。これによって、90
゜色復調された信号が105゜楕円色復調されたR−
Y,B−Y信号に変換される。
【0027】次に、90゜色復調されたR−Y,B−Y
信号を105゜楕円色復調のR−Y,B−Y信号に変換
する原理について図3をもとに説明する。図3は、90
゜色復調された色差信号R−Y,B−Yを(α+90
゜)楕円色復調された色差信号R−Y’,B−Y’に変
換する方法を説明する図である。図において、Sは元デ
ータ、S’は元データSを色復調したもの、BY,RY
は元データSの復調後のデータ、c,BYは元データS
をR−Y’軸とB−Y軸で復調したデータ、BY’,R
Y’はS’をR−Y,B−Y軸上で表わした際のデータ
である。また、図中のB−Y,R−Y’軸上にある黒丸
を丸で囲んだものは、元データSを(α+90゜)の楕
円色復調を行なったときのベクトルBY,cを示してい
る。
【0028】一次変換回路19に入力される信号は、図
3に示すようにR−Y軸とB−Y軸で90゜色復調され
ており、ここで、復調前の元データをSとすると、復調
後のデータはRY,BYとなる。一方、元データSを
(α+90゜)楕円色副調、すなわちR−Y’軸とB−
Y軸で復調したとすると、復調後のデータはc,BYと
なる。また、図3のS’はcとBYのベクトルを合成し
たものであり、元データSは(α+90゜)楕円色復調
することによりS’に移ることがわかる。
【0029】ディジタル方式の色復調回路において、
S’を表わすのにR−Y’軸上の値cを用いることがで
きない。それは、動作クロックとしてバーストクロック
の4Fscを使用するときはR−Y軸上とB−Y軸上のデ
ータのみをサンプルするので、R−Y’軸上のcを用い
ることができない。したがって、S’を表わすには、図
3に示すようなR−Y軸上の値RY’とB−Y軸上の値
BY’を用いることになる。RY’とBY’はRY,B
Yおよびαから求めることが可能であり、その変換の過
程を式1〜式3に示す。
【0030】式1: RY■ = C・cosα = b・cosα [c=b・cosα] =(RY−a)・cosα [b=RY−a] =(RY−BY・tanα)・cosα [a=BY・tanα] = RY・cosα−BY・sinα・cosα
【0031】式2: BY = BY−d = BY−c・sinα [d=c・sinα] = BY−b・sinα・cosα [c=b・cosα] = BY−(RY−a)・sinα・cosα [b=BY−a] = BY−(RY−BY・tanα)・sinα・cosα [a=BY・tanα] = −RY・sinα・cosα+BY・(1+sinα)
【0032】
【数1】
【0033】以上のように、RY’,BY’を求めるこ
とができる。
【0034】この実施例1では、式3においてα=15
゜の固定値とした下記の式4によって105゜楕円色復
調されたR−Y,B−Y信号を得ることができる。
【0035】
【数2】
【0036】実施例2.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。図4は、この発明の他の実施例である
ディジタル楕円色復調回路を含むテレビジョン受像機の
要部を示すブロック図である。図において、11cは色
復調を行なう際に復調角を可変させるための可変復調角
変換行列を用いた一次変換機能を有する復調角可変色復
調回路、20は復調角を変えるためのを情報を入力する
入力端子である。例えば、希望する復調角を(α+90
゜)で表わし、入力端子にαの値を入力してもよい。ま
たは復調角を入力し、その入力された値から90゜を減
算したものを用いて、その後の処理をしても構わない。
【0037】次に、動作について説明する。復調角可変
色復調回路11cは、バーストクロックの4Fscのクロ
ックと同期分離回路7から入力されるバースト位置パル
スとY/C分離回路6から入力されるC信号を復調角
(α+90゜)入力端子によって設定された任意の復調
角により楕円色復調を行なう。復調角可変色復調回路1
1cに復調角(α+90゜)が入力されると、復調角
(α+90゜)から90度が減算されαが求めらる。こ
のαに基づいた復調角変換行列によって信号の変換をが
行なうことによって、復調角(α+90゜)で色復調さ
れたR−Y,B−Yを色相調整回路12に出力する。な
お、本回路11cでは4Fscの周波数を使用しているがF
scのn倍(n=整数)の周波数でも構わない。
【0038】次に、復調角可変色復調回路11cについ
て詳しく説明する。図5は復調角可変色復調回路11c
の構成を示した図である。図において、21は可変復調
角変換行列回路である。次に、動作について説明する。
この回路は、実施例1などと同様に、並び判別回路1
6、反転回路17およびR−Y,B−Y分離回路18ま
での間で、復調角可変色変換回路11cに入力されたC
信号を復調し、90゜色復調されたR−Y,B−Y信号
を出力する。この信号はさらに、一次変換回路19に入
力される。一次変換回路19では以下に示す式5の変換
式によって90゜色復調されたR−Y,B−Y信号の変
換が行なわれる。
【0039】
【数3】
【0040】ところで、可変復調角変換行列回路21
は、復調角(α+90゜)入力端子から入力された復調
角をもとに90゜色復調されたR−Y,B−Yをさらに
所望の変換角に変換するための可変復調角変換行列(式
5の○1)を出力する。αは、復調角(α+90゜)入
力端子に入力された希望の復調角から90度を減算する
ことによって求められる。これによって、希望の復調角
で変換を行なうためには、あとどれだけの角度に基づい
て変換をする必要があるか知ることができる。そして、
αに基づいた可変復調角変換行列(式5の○1)を一次
変換回路19に入力し、変換を行なうことで、90゜色
復調されたR−Y,B−Yを(α+90゜)楕円色復調
されたR−Y信号,B−Y信号に変換することができ
る。
【0041】このように、復調角を自由に設定できるの
で90゜色復調や105゜色復調のほかに、使用者の好
みに応じて復調角を変化させることもでき、様々な色に
注目した色復調を簡単に実現することが可能となる。ま
た、様々な映像に応じた最適な復調角を容易に設定する
ことができる。
【0042】実施例3.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。図6は、ディジタル楕円色復調回路を
含むテレビジョン受像機の要部を示すブロック図であ
る。図において、11dは復調角と復調軸を変えること
ができる可変復調軸変換行列による一次変換機能を備え
た復調軸可変色復調回路、20は復調角(α+90゜)
入力端子、22は復調軸を決めるための回転角βを入力
するための入力端子である。復調軸可変色復調回路11
dは、復調角(α+90゜)と回転角βを入力すること
により任意の復調角、復調軸での色復調が可能となる。
復調角可変色復調回路に復調角(α+90゜)が入力さ
れると、その復調角から90度を減算することによりα
が求められる。そして、αと回転角βに基づく復調軸変
換行列によって復調軸を変化させる。本回路では、任意
の復調軸を設定できるので色相調整も色復調と同時に行
なうことができる。したがって、図1などに示されてい
る色相調整回路12は不要となる。
【0043】次に、動作について説明する。復調軸可変
色復調回路11dは、バーストクロックの4Fscのクロ
ックと同期分離回路7から入力されるバースト位置パル
スと、さらに任意の復調角(90゜+α)と回転角βと
に求められた変換行列により、Y/C分離回路6から出
力されるC信号を任意の復調角と復調軸で楕円色復調し
たR−Y,B−Y信号に変換し、カラー調整回路13に
出力する。ところで、回転角βに基づく行列を復調軸回
転行列という。なお、本回路11dでは4Fscの周波数
を使用しているが、Fscのn倍の周波数でも構わない。
【0044】ここで、復調軸可変色復調回路について説
明する。図7は復調軸可変色復調の構成を示した図であ
る。図において、23は任意の復調角と復調軸で変換を
行なうための可変復調軸変換行列を出力する可変復調軸
変換行列回路である。次に動作について説明する。復調
軸可変色復調回路11dは、並び判別回路16、反転回
路17、およびR−Y,B−Y分離回路18までの間で
入力されたC信号を復調し、90゜色復調されたR−
Y,B−Y信号を出力する。この90゜色復調されたR
−Y,B−Y信号を、可変復調軸変換行列回路23に入
力される任意の復調角(α+90゜)、および回転角β
をもとに求められる可変復調軸変換行列(後述する式6
の○1)を一次変換行列19に与えることによって任意
の復調軸で復調されたR−Y,B−Y信号が得られる。
【0045】ところで、可変復調軸変換行列回路23に
所定の復調角(α+90゜)が入力されると、復調角
(α+90゜)から90度を減算し、αを求める。さら
に、このαともうひとつの入力である所定の回転角βに
基づいて、可変復調軸変換行列(式6の○1)を求め、
一次変換回路19へ出力する。
【0046】次に、色信号を任意の復調軸で復調された
R−Y,B−Yに変換する原理について説明する。ま
ず、90゜色復調されたR−Y,B−Yの信号をもと
に、さらにα度の変換を行なっていく。一次変換回路1
9は入力されるRY,BYに対し、式6に示すような一
次変換を行ないRY”,BY”を出力する。
【0047】
【数4】
【0048】式6は、この一次変換行列が入力信号R
Y,BYに対し、可変復調角変換行列による一次変換と
回転行列による一次変換を行なっていることを示してい
る。すなわち、この一次変換回路は図8に示すように回
転角βにより復調軸B−Y”の位相角を任意に設定でき
る。さらに、復調角(α+90゜)により復調軸B−
Y”から復調軸R−Y”までの偏角も任意に設定するこ
とができる。このようにα,βの値を決めることにより
任意の復調軸を設定することが可能となる。
【0049】色相の調整は、復調角を一定にした状態で
復調軸を回転すること(回転角βを変化させる)で行な
うことができる。つまり、復調角の設定が自由に行なえ
るようになったことに加え、復調軸を自由に設定できる
ことによって、色相の調整も同時に行なうことができる
ようになり、色相調整用の回路を設ける必要がなく回路
を簡略化することが可能となる。
【0050】本発明における実施例の色復調回路は、テ
レビジョン受像機のほかに色信号の処理を行なう磁気記
録再生装置などの映像情報機器に適用することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、第1、あるいは第3の発
明に係る色復調回路によれば、90度色復調手段から出
力されたR−Y,B−Y信号の復調角を復調角変換手段
により所定の復調角に変換することで、任意の復調角を
容易に設定することができ、特定色の色再現特性を良好
にすることが可能となる。
【0052】また、第2、あるいは第4の発明に係る色
復調回路は、90度色復調手段から出力されるR−Y,
B−Y信号の復調角を所定の復調角に変換するととも
に、復調軸を回転させることで、容易に復調軸を設定す
ることができ、特定色の色再現特性を向上させることが
できる。さらに、復調角の設定とともに復調軸を回転さ
せることもできるので、色相調整も同時に行なうことが
できる。
【0053】また、第5の発明に係るテレビジョン受像
機は、ディジタル化された映像信号をY/C分離手段に
より輝度信号と色信号に分離し、この色信号を90度色
復調手段に入力し、この90度色復調手段から出力され
たR−Y,B−Y信号の復調角を復調角変換手段により
所定の復調角に変換することで、任意の復調角を容易に
設定することができ、特定色の色再現特性を向上させた
映像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例である復調角可変色復調
回路を含むテレビジョン受像機の要部を示すブロック図
である。
【図2】 105゜楕円色復調回路のブロック図であ
る。
【図3】 復調角変換の方法を示す図である。
【図4】 この発明の他の実施例をである復調角可変色
復調回路を含むテレビジョン受像機の要部を示すブロッ
ク図である。
【図5】 復調角可変色復調回路のブロック図である。
【図6】 この発明の他の実施例である復調軸可変復調
回路を含むテレビジョン受像機の要部を示すブロック図
である。
【図7】 副調軸可変色復調回路のブロック図である。
【図8】 復調角(α+90゜)と回転角βによる復調
軸設定方法を示す図である。
【図9】 従来のディジタル色復調回路を含むテレビジ
ョン受像機の要部を示すブロック図である。
【図10】 90゜色復調回路のブロック図である。
【図11】 90゜色復調の原理を説明する図である。
【図12】 色信号をサンプリングした状態を示した図
である。
【図13】 アナログ方式の色復調回路を示した図であ
る。
【図14】 アナログ方式の色復調回路の出力を示した
図である。
【符号の説明】
1.アンテナ、 2.チューナー、 3.外部入力端
子、 4.AVコンバータ、 5.A/Dコンバータ、
6.Y/C分離回路、 7.同期分離回路、8.偏向
回路、 9.輝度信号処理回路、 10.CRT、 1
1a.90゜色復調回路、 11b.105゜色復調回
路、 11c.復調角可変色復調回路、11d.復調軸
可変色復調回路、 12.色相調整回路、 13.カラ
ー調整回路、 14.RGBマトリクス回路、 15.
D/Aコンバータ、 16.並び判別回路、 17.反
転回路、 18.R−Y,B−Y判別回路、 19.一
次変換回路、 20.復調角(α+90゜)入力端子、
21.可変復調角変換回路、 22.回転角β入力端
子、 23.可変復調軸変換行列

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色信号から映像信号の色再現特性を決め
    る所定の復調角を有したR−Y,B−Y信号を復調する
    色復調回路において、ディジタル化された色信号とバー
    スト信号が入力され、このバースト信号に基づいて、こ
    の色信号を90度の復調角を有したR−Y,B−Y信号
    に分離する分離手段と、この分離手段から出力されたR
    −Y,B−Y信号を上記所定の復調角を有したR−Y,
    B−Y信号に変換する復調角変換手段とを備えたことを
    特徴とする色復調回路。
  2. 【請求項2】 復調軸を所定の角度回転する復調軸回転
    手段を備え、この復調軸回転手段の出力に基づいて、復
    調角変換手段を制御することを特徴とする請求項1記載
    の色復調回路。
  3. 【請求項3】 分離手段から出力されるR−Y,B−Y
    信号の復調角を所定の復調角に変換する復調角変換行列
    を出力する復調角変換行列出力手段を備え、この復調角
    変換行列出力手段の出力に基づいて、復調角変換手段を
    制御することを特徴とする請求項1記載の色復調回路。
  4. 【請求項4】 分離手段から出力されるR−Y,B−Y
    信号の復調角を所定の復調角に変換する復調角変換行列
    を出力する復調角変換行列出力手段と、上記所定の復調
    角を有する復調軸を回転させる復調軸回転行列を出力す
    る復調軸回転行列出力手段と、上記復調角変換行列出力
    手段と上記復調角回転手段との出力に基づいて、復調角
    変換手段を制御することを特徴とする請求項1記載の色
    復調回路。
  5. 【請求項5】 映像信号をアナログ信号からディジタル
    信号に変換するA/D変換手段と、このA/D手段によ
    ってディジタル信号に変換された映像信号を輝度信号と
    色信号に分離するY/C分離手段と、このY/C分離手
    段から出力される輝度信号から同期信号を分離するとと
    もに、この同期信号に基づいてバースト信号を出力する
    同期分離手段とを備えたテレビジョン受像機において、
    上記Y/C分離手段からの出力である色信号と上記同期
    分離手段の出力であるバースト信号とが入力され、この
    バースト信号に基づいて90度の復調角を有したR−
    Y,B−Y信号に分離する分離手段と、この分離手段か
    ら出力されたR−Y,B−Y信号を所定の復調角を有し
    たR−Y,B−Y信号に変換する復調角変換手段とから
    なる色復調回路を備えたことを特徴とするテレビジョン
    受像機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100657898B1 (ko) * 2003-09-01 2006-12-14 삼성전자주식회사 영상의 색조정장치 및 방법

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Effective date: 20040106