JPH08139666A

JPH08139666A - 通信装置

Info

Publication number: JPH08139666A
Application number: JP6279117A
Authority: JP
Inventors: Akira Suzuki; 晶鈴木
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1994-11-14
Filing date: 1994-11-14
Publication date: 1996-05-31

Abstract

(57)【要約】【目的】無線通信の電池を使用する端末の電池消費を
低減すること。【構成】基地局１１１のメッセージ生成器１１２、デ
ータフレーム生成器１１３およびデータフレーム送信器
１１４を通して端末１２１に送信されるデータフレーム
に応答要求ビット生成器１１５により応答要求ビットを
付加し、基地局１１１が端末１２１に対して応答要求メ
ッセージを送信するときは応答要求ビットをアクティブ
にし、応答要求メッセージを送信しないときは応答要求
ビットをノンアクティブにする。また、データフレーム
を受信する端末１２１では、応答要求ビット判定器２１
６で応答要求ビットがノンアクティブと判定されたとき
は制御チャネルには制御情報メッセージのみが送信され
ていると判断して、端末１２１は制御情報メッセージの
受信を継続するか、受信を停止するかを決定し、かつ制
御情報メッセージ受信後の経過時間が短いときは受信を
中断する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に関し、より
詳しくは、基地局と端末からなる無線通信において、基
地局から端末に送信されるメッセージの先頭部分に応答
要求ビットを設けることにより、端末側で応答要求ビッ
トを受信したときに受信を継続するか否かを判定できる
ようにした通信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図９は、従来における基地局と端末の送
信受信装置の構成を示すブロック図である。

【０００３】図９において、基地局５１１はメッセージ
生成器５１２、データフレーム生成器５１３、データフ
レーム送信器５１４を備える。また、端末５２１はデー
タフレーム受信器５２２、データ部蓄積器５２３および
メッセージ解読器５２４を備える。

【０００４】図１０は、従来における基地局と端末間の
送信データのデータ構造を示す。この図１０において、
基地局と端末から構成される無線通信では、制御チャネ
ル６１のメッセージ６５はデータフレーム２２と呼ぶデ
ータ構造を用いて送信され、データフレーム２２はメッ
セージ６５の先頭を識別するためのメッセージ同期ビッ
ト６３と、メッセージ６５を組み込むためのデータ部６
４とからなる。

【０００５】次に、上記従来例の動作について説明す
る。まず、基地局５１１のメッセージ送信処理につい
て、図１１を参照して述べる。メッセージ生成器５１２
はメッセージ６５を生成し（ステップＳ１１１）、この
メッセージをデータフレーム生成器５１３に渡す。デー
タフレーム生成器５１３では、メッセージ生成器５１２
からのメッセージ６５をデータ部６４に分割し（ステッ
プＳ１１２）、このデータ部６４がメッセージ６５の先
頭かを判定する（ステップＳ１１３）。ここで、データ
部６４がメッセージ６５の先頭を含む場合はメッセージ
同様ビット６３をアクティブにし（ステップＳ１１
４）、データ部６４がメッセージ６５の先頭を含まない
場合はメッセージ同期ビット６３をノンアクティブにし
て（ステップＳ１１５）、このメッセージ同期ビット６
３とデータ部６４をデータフレーム送信器５１４に送出
する。

【０００６】データフレーム送信器５１４では、データ
フレーム生成器５１３からのメッセージ同期ビット６３
とデータ部６４によりデータフレーム６２を構築し（ス
テップＳ１１６）、このデータフレーム６２を端末５２
１へ送信する（ステップＳ１１７）。

【０００７】次に、端末側でのメッセージ受信処理につ
いて、図１２を参照して説明する。端末５２１のデータ
フレーム受信器５２２では、基地局５１１が送信するデ
ータフレーム６２を受信し（ステップＳ２１１）、この
データフレーム６２をメッセージ同期ビット６３とデー
タ部６４に分解し、データ部蓄積器５２３に送出する。
データ部蓄積器５２３では、メッセージ同期ビット６３
がアクティブかを判定し（ステップＳ２１２）、メッセ
ージ同期ビット６３がアクティブと判定されたときは、
メッセージ６５の区切りを認識し、データ部６４をデー
タ部蓄積器５１３に集積する（ステップＳ２１３）、そ
して、次のステップＳ２１４においてメッセージ同期ビ
ット６３がアクティブかを再度判定し、「ＮＯ」の場合
はステップＳ２１３に戻ってデータ部６４を蓄積する。
また、「ＹＥＳ」の場合はステップＳ２１５に進み、デ
ータ蓄積器５１３からメッセージ６５をメッセージ解読
器５２４に送出する。メッセージ解読器５２４では、メ
ッセージ６５を解読する（ステップＳ２１６）。

【０００８】その後、受信処理が終了する（ステップＳ
２１７）。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】携帯電話のような電池
駆動が必須な端末では、低消費電力化による電池の長寿
命化がきわめて大事である。そこで、無視可能なメッセ
ージの受信処理は出来るだけ早急に打ち切りたい。この
場合、端末としては、端末に応答処理を要求する応答要
求メッセージを無視することはできないが、基地局の状
態パラメータ等を通知する制御情報メッセージはある程
度無視することが出来る。つまり、基地局の状態等は頻
繁に変化するものではないので、何回かに一回受信すれ
ばよく、それ以外の間は無視しても構わない。また応答
要求メッセージの受信後に、制御情報メッセージを受信
し、そのメッセージ内容の対応をとってから応答すれば
よい。

【００１０】しかしながら、従来の無線通信におけるメ
ッセージの通信装置では、端末がメッセージの端から端
まで受信した後に応答要求メッセージであるか、または
制御情報メッセージであるかを判定しており、その処理
を行った分だけ端末の電池を無駄に消費していた。

【００１１】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、メッセージの先頭近傍に応答要求ビッ
トを設け、この応答要求ビットを受信した時点でメッセ
ージが無視可能であることを認識した時に制御チャネル
の受信を停止することにより、端末の電池の消費を低減
することができる通信装置を提供することを目的とす
る。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基地局と端末とから構成され、制御チャネ
ルのメッセージをデータフレームと称するデータ構造で
前記基地局から前記端末へ送信する通信装置であって、
前記データフレームをメッセージの先頭を識別するため
のメッセージ同期ビットと、端末の応答を要求する応答
要求ビットと、メッセージを組み込むためのデータ部と
から構成し、前記基地局は端末に対する応答要求メッセ
ージまたは端末に対して応答を要求しない基地局状態通
知メッセージを生成するメッセージ生成器と、前記メッ
セージ生成器からのメッセージをデータ部のサイズ長に
分割し、該データ部がメッセージの先頭を含むときはメ
ッセージ同期ビットをアクティブにし、かつデータ部が
メッセージの先頭を含まないときはメッセージ同期ビッ
トをノンアクティブにするデータフレーム生成器と、前
記メッセージ生成器のメッセージが端末の応答要求メッ
セージであるときに応答要求ビットをアクティブにし、
かつ、メッセージが基地局の状態通知メッセージである
ときに応答要求ビットをノンアクティブに生成する応答
要求ビット生成器と、前記データフレーム生成器からの
メッセージ同期ビットおよびデータ部と前記応答要求ビ
ット生成器からの応答要求ビットを基にデータフレーム
を組み立てて前記端末へ送信するデータフレーム送信器
とから構成され、前記端末は、前記基地局からのデータ
フレームを受信し、該データフレームをメッセージ同期
ビット、応答要求ビットおよびデータに分解するデータ
フレーム受信器と、前記データフレーム受信器からのメ
ッセージ同期ビットを判定することによりメッセージの
区切りを認識し、データ部をメッセージに集積するデー
タ部蓄積器と、前記データ部蓄積器からのメッセージを
解読し、該メッセージが制御情報メッセージであるとき
に制御情報メッセージ受信通知を受けて制御情報メッセ
ージ受信後の経過時間を計時する制御情報メッセージ受
信タイマと、前記データフレーム受信器で受信した応答
要求ビットがノンアクティブのときにメッセージが基地
局の状態メッセージと判断するとともに前記制御情報メ
ッセージ受信タイマで計時された以前の状態通知メッセ
ージ受信信号の経過時間が短い時にメッセージの受信が
必要ないと判断して前記データフレーム受信器に受信中
断命令を送出する応答要求ビット判定器とから構成した
ものである。

【００１３】また、本発明は、前記応答要求ビットを複
数のビット列で構成することにより、前記応答要求ビッ
ト生成器はメッセージが応答要求メッセージであるとき
に前記全ての応答要求ビットをノンアクティブにし、か
つ前記応答要求ビット判定器が応答要求ビットの半数以
上をノンアクティブと判定したときにメッセージ内容が
基地局の状態通知メッセージと判断するようにしたもの
である。

【００１４】

【作用】本発明においては、基地局と端末から構成され
る無線通信において、基地局から端末へ送信されるデー
タフレーム内に応答要求ビットを設け、基地局はいずれ
かの端末に対して応答要求メッセージを送信する場合に
応答要求ビットをアクティブとし、応答要求メッセージ
を送信しない場合にノンアクティブとする。そして、デ
ータフレームを受信する端末においては、応答要求ビッ
トがノンアクティブのときに制御チャネルには制御情報
メッセージのみが送信されており、端末は制御情報メッ
セージの受信を続けて行うか、または受信処理を停止す
るかを決定することができる。端末は短時間前に制御情
報メッセージを受信していたときに、受信処理を停止す
る、といった判断が可能である。よって、受信を早期に
停止することができ、端末の電池の消費を低減し得る。

【００１５】

【実施例】

（実施例１）図１〜図５により本発明による通信装置の
第１の実施例について説明する。

【００１６】図１は、基地局と端末の送信受信装置の構
成を示すブロック図であり、基地局１１１はメッセージ
生成器１１２、データフレーム生成器１１３、データフ
レーム送信器１１４および応答ビット生成器１１５を備
える。端末１２１はデータフレーム受信器１２２、デー
タ部蓄積器１２３、メッセージ解読器１２４、制御情報
メッセージ受信タイマ１２５および応答要求ビット判別
器１２６を備える。

【００１７】図２は、第１の実施例における基地局と端
末間の送信データのデータ構造を示す。この図２におい
て、基地局と端末から構成される無線通信では、制御チ
ャネル２１のメッセージ２５はデータフレーム２２と呼
ぶデータ構造を用いて送信され、データフレーム２２は
メッセージ２５の先頭を識別するためのメッセージ同期
ビット２３と、端末の応答を要求する複数ビットの応答
要求ビット２６と、メッセージ２５を組み込むためのデ
ータ部２４とから構成される。

【００１８】次に上記第１の実施例の動作について説明
する。まず、基地局１１１のメッセージ送信処理につい
て、図３を参照して述べる。

【００１９】メッセージ生成器１１２はメッセージ２５
を生成し（ステップＳ１１）、このメッセージ２５をデ
ータフレーム生成器１１３および応答要求ビット生成器
１１５に送出する。データフレーム生成器１１３では、
メッセージ２５をデータ部２４に分割し（ステップＳ１
２）、このデータ部２４がメッセージの先頭かを判定す
る（ステップＳ１３）。ここで、データ部２４がメッセ
ージ２５の先頭を含む場合はメッセージ同期ビット２３
をアクティブにし（ステップＳ１４）、また、データ部
２４がメッセージ２５の先頭を含まない場合はメッセー
ジ同期ビット２３をノンアクティブにし（ステップＳ１
５）、このメッセージ同期ビット２３とデータ部２４を
データフレーム送信器１１４に送出する。

【００２０】一方、応答要求ビット生成器１１５では、
メッセージ生成器１１２からのメッセージ２５が応答要
求メッセージかを判定する（ステップＳ１６）。ここ
で、メッセージ２５が応答要求メッセージであると判定
された場合は応答要求ビット２６をアクティブにし（ス
テップＳ１７）、また、メッセージ２５が応答要求メッ
セージでないと判定された場合は応答要求ビット２６を
ノンアクティブにし（ステップＳ１８）、これらの応答
要求ビット２６をデータフレーム送信器１１４に送出す
る。

【００２１】データフレーム送信器１１４では、データ
フレーム生成器１１３からのメッセージ同期ビット２３
およびデータ部２４と、応答要求ビット生成器１１５か
らの応答要求ビット２６を組み立ててデータフレーム２
２を構築し（ステップＳ１９）、このデータフレーム２
２を端末１２１へ送信する（ステップＳ２０）。

【００２２】次に、端末側でのメッセージ受信処理につ
いて、図４を参照して説明する。端末１２１のデータフ
レーム受信器１２２では、基地局１１１が送信するデー
タフレーム２２を受信し（ステップＳ２１）、このデー
タフレーム２２をメッセージ同期ビット２３、応答要求
ビット２６およびデータ部２４に分解する（ステップＳ
２２）。そして、この応答要求ビット２６を応答要求ビ
ット判定器１２６に渡し、メッセージ同期ビット２３と
データ部２４をデータ蓄積器１２３に渡す。

【００２３】応答要求ビット判定器１２６では、応答要
求ビット２６がアクティブかを判定し（ステップＳ２
２）、応答要求ビット２６がアクティブであると判定さ
れた場合は、データ蓄積器１２３に渡されたメッセージ
同期ビット２６がアクティブかを判定する（ステップＳ
２３）。ここで、メッセージ同期ビット２６がアクティ
ブと判定された場合は、メッセージ２５の区切りを認識
してデータ部２４をメッセージ２５に集積する（ステッ
プＳ２４）。そして、次のステップＳ２５において、メ
ッセージ同期ビット２６がアクティブかを再度（２回目
か）を判定し「ＮＯ」の場合はステップＳ２４に戻る。
「ＹＥＳ」の場合はステップＳ２６に進み、データ蓄積
器１２３からメッセージ２５を取り出し、メッセージ解
読器１２４に送出する。メッセージ解読器１２４では、
メッセージ２５を解読し（ステップＳ２７）、受信終了
となる（ステップＳ２８）。

【００２４】また、メッセージ解読器１２４において、
メッセージ２５が制御情報メッセージであるときは制御
情報メッセージ受信通知を制御情報メッセージ受信タイ
マ１２５に与え、制御情報メッセージ受信後の経過時間
をタイマ１２５で計時する。そして、このタイマ１２５
で計時される制御情報メッセージ受信後の経過時間を応
答要求ビット判定器１２６に送出する。

【００２５】一方、応答要求ビット判定器１２６では、
データフレーム受信器１２２から与えられる応答要求ビ
ット２６がステップＳ２２でノンアクティブであると判
定された場合は、メッセージ内容が基地局１１１の状態
メッセージであると判定してステップＳ２９に進み、制
御情報メッセージ受信後の経過時間を評価する。即ち、
前回の制御情報メッセージ受信後の経過時間が予め設定
した時間ｔ以下かを判定する。ここで、経過時間＜ｔで
ないと判定された場合はステップＳ２３に進み、経過時
間＜ｔであると判定された場合はステップＳ２８に進
み、受信処理が終了する。

【００２６】即ち、制御情報メッセージは基地局１１１
の状態パラメータを通知するメッセージであり、その内
容が頻繁に変化するものではないから、以前の制御情報
メッセージを受信してからの経過時間が短い（＜ｔ）場
合は、メッセージの受信は必要ないと判断して応答要求
ビット判定器１２６からデータフレーム受信器１２２に
受信中断命令を与え、制御情報メッセージの受信を停止
させる。

【００２７】このように第１の実施例においては、メッ
セージ２５の先頭の近傍に応答要求ビット２６を付加す
ることにより、端末１２１は応答要求ビット２６を受信
した時点で、そのアクティブかノンアクティブかにより
受信を継続するか中断するかを判断することができる。
これによって端末側の受信を早期に停止できるので、端
末の電池の消費を低減することができる。

【００２８】（実施例２）図５〜図８により本発明にか
かる通信装置の第２の実施例について説明する。

【００２９】図５は、基地局と端末の送信受信装置の構
成を示すブロック図であり、基地局３１１はメッセージ
生成器３１２、データフレーム生成器３１３、データフ
レーム送信器３１４および応答要求ビット生成器３１５
を備える。端末３２１はデータフレーム受信器３２２、
データ部蓄積器３２３、メッセージ解読器３２４、メッ
セージ受信タイマ３２５および応答ビット判定器３２６
を備える。

【００３０】図６は、第２の実施例における基地局と端
末間の送信データのデータ構造を示す。この図６におい
て、基地局と端末から構成される無線通信では、制御チ
ャネル４１のメッセージ４５はデータフレーム４２と呼
ぶデータ構造を用いて送信され、データフレーム４２は
メッセージ４５の先頭を識別するためのメッセージ同期
ビット４３と、端末の応答を要求するための複数の応答
要求ビット４６と、メッセージを組み込むためのデータ
部４５とから構成される。

【００３１】次に、上記第２の実施例の動作について説
明する。まず、基地局３１１のメッセージ送信処理につ
いて、図７を参照して述べる。

【００３２】メッセージ生成器３１２はメッセージ４５
を生成し（ステップＳ３１）、このメッセージ４５をデ
ータフレーム生成器３１３および応答要求ビット生成器
３１５に送出する。データフレーム生成器３１３では、
メッセージ４５をデータ部４４に分割し（ステップＳ３
２）、このデータ部４４がメッセージ４５の先頭かを判
定する（ステップＳ３３）。ここで、データ部４４がメ
ッセージ４５の先頭を含む場合はメッセージ同期ビット
４３をアクティブにし（ステップＳ３４）、また、デー
タ部４４がメッセージ４５の先頭を含まない場合はメッ
セージ同期ビット４３をノンアクティブにし（ステップ
Ｓ３５）、このメッセージ同期ビット４３とデータ部４
４をデータフレーム送信器３１４に送出する。

【００３３】一方、応答要求ビット生成器３１５では、
メッセージ生成器３１２からのメッセージ４５が応答要
求メッセージかを判定する（ステップＳ３６）。ここ
で、メッセージ４５が応答要求メッセージであると判定
された場合は応答要求ビット４６の全ビットをアクティ
ブにし（ステップＳ３７）、また、メッセージ２５が応
答要求メッセージでないと判定された場合は応答要求ビ
ット４６の全ビットをノンアクティブにし（ステップＳ
３８）、これらの応答要求ビット２６をデータフレーム
送信器３１４に送出する。

【００３４】データフレーム送信器３１４では、データ
フレーム生成器３１３からのメッセージ同期ビット４３
およびデータ部４４と、応答要求ビット生成器３１５か
らの応答要求ビット４６を組み立ててデータフレーム４
２を構築し（ステップＳ３９）、このデータフレーム４
２を端末３２１へ送信する（ステップＳ４０）。

【００３５】次に、端末側でのメッセージ受信処理につ
いて、図８を参照して説明する。端末３２１のデータフ
レーム受信器３２２では、基地局３１１が送信するデー
タフレーム４２を受信し（ステップＳ４１）、このデー
タフレーム４２をメッセージ同期ビット４３、応答要求
ビット４６およびデータ部４４に分解する（ステップＳ
４２）。そして、この応答要求ビット４６を応答要求ビ
ット判定器３２６に渡し、メッセージ同期ビットとデー
タ部４４をデータ蓄積器３２３に渡す。応答要求ビット
判定器３２６では、応答要求ビット４６の半分以上がア
クティブかを判定し（ステップＳ４２）、応答要求ビッ
ト４６の半分以上がアクティブであると判定された場合
は、データ部蓄積器３２３に渡されたメッセージ同期ビ
ット４６がアクティブかを判定する（ステップＳ４
３）。ここで、メッセージ同期ビット４６がアクティブ
と判定された場合は、メッセージ４５の区切りを認識し
てデータ部４４をメッセージ４４に集積する（ステップ
Ｓ４４）。そして、次のステップＳ４５において、メッ
セージ同期ビット４６がアクティブかを再度（２回目
か）を判定し、「ＮＯ」の場合はステップＳ４４に戻
る。「ＹＥＳ」の場合はステップＳ４６に進み、データ
蓄積器３２３からメッセージ４５を取り出し、メッセー
ジ解読器３２４に送出する。メッセージ解読器３２４で
は、メッセージ４５を解読し（ステップＳ４７）、受信
終了となる（ステップＳ４８）。

【００３６】また、メッセージ解読器３２４において、
メッセージ４５が制御情報メッセージであるときは制御
情報メッセージ受信通知を制御情報メッセージ受信タイ
マ３２５に与え、制御情報メッセージ受信後の経過時間
をタイマ３２５で計時する。そして、このタイマ３２５
で計時される制御情報メッセージ受信後の経過時間を応
答要求ビット判定器３２６に送出する。

【００３７】一方、応答要求ビット判定器３２６では、
データフレーム受信器３２２から与えられる応答要求ビ
ット４６の半数以上がステップＳ４２でノンアクティブ
であると判定された場合は、メッセージ内容が基地局３
１１の状態メッセージであると判断してステップＳ４９
に進み、制御情報メッセージ受信後の経過時間を評価す
る。即ち、前回の制御情報メッセージ受信後の経過時間
が予め設定した時間ｔ以下かを判定する。ここで、経過
時間＜ｔ以下かを判定する。ここで、経過時間＜ｔでな
いと判定された場合はステップＳ４３に進み、経過時間
＜ｔであると判定された場合はステップＳ４８に進み、
受信処理が終了する。

【００３８】即ち、制御情報メッセージは基地局３１１
の状態パラメータを通知するメッセージであり、その内
容が頻繁に変化するものではないから、以前の制御情報
メッセージを受信してからの経過時間が短い（＜ｔ）場
合は、メッセージの受信は必要ないと判断して応答要求
ビット判定器３２６からデータフレーム受信器３２２に
受信中断命令を与え、制御情報メッセージの受信を停止
させる。

【００３９】このように第２の実施例においては、応答
要求ビットを複数のビット列で構成し、応答要求ビット
の半数以上がアクティブかノンアクティブかにより受信
を継続するか中断するかを判断するから、検出エラーが
少なくなり、上記第１の実施例の場合より端末の電池消
費を確実に低減することができる。

【００４０】

【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、基地局から端末に送信されるメッセージの先頭近傍
にアクティブまたはノンアクティブに設定される端末の
応答要求ビットを付加することにより、端末は応答要求
ビットを受信した時点で、この応答要求ビットと制御情
報メッセージ受信後のタイマの経過時間からデータ部の
受信を中断するかを判断する構成にしたので、受信を早
期に停止させることができ、端末の電池消費を低減する
ことができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる通信装置の第１の実施例の構成
を示すブロック図

【図２】第１の実施例における基地局と端末間の送信デ
ータのデータ構造図

【図３】第１の実施例における基地局のメッセージ送信
処理状態を示す流れ図

【図４】第１の実施例における端末のメッセージ受信処
理状態を示す流れ図

【図５】本発明にかかる通信装置の第２の実施例の構成
を示すブロック図

【図６】第２の実施例における基地局と端末間の送信デ
ータのデータ構造図

【図７】第２の実施例における基地局のメッセージ送信
処理状態を示す流れ図

【図８】第２の実施例における端末のメッセージ受信処
理状態を示す流れ図

【図９】従来の通信装置の構成を示すブロック図

【図１０】従来における基地局と端末間の送信データの
データ構造図

【図１１】従来における基地局のメッセージ送信処理状
態を示す流れ図

【図１２】従来における端末のメッセージ受信処理状態
を示す流れ図

【符号の説明】

１１１基地局１１２メッセージ生成器１１３データフレーム生成器１１４データフレーム送信器１１５応答要求ビット生成器１２１端末１２２データフレーム受信器１２３データ部蓄積器１２４メッセージ解読器１２５制御情報メッセージ受信タイマ１２６応答要求ビット判定器２１制御チャネル２２データフレーム２３メッセージ同期ビット２４データ部２５メッセージ２６応答要求ビット３１１基地局３１２メッセージ生成器３１３データフレーム生成器３１４データフレーム送信器３１５応答要求ビット生成器３２１端末３２２データフレーム受信器３２３データ部蓄積器３２４メッセージ解読器３２５制御情報メッセージ受信タイマ３２６応答要求ビット判定器４１制御チャネル４２データフレーム４３メッセージ同期ビット４４データ部４５メッセージ４６応答要求ビット

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】基地局と端末とから構成され、制御チャ
ネルのメッセージをデータフレームと称するデータ構造
で前記基地局から前記端末へ送信する通信装置であっ
て、前記データフレームをメッセージの先頭を識別するため
のメッセージ同期ビットと、端末の応答を要求する応答
要求ビットと、メッセージを組み込むためのデータ部と
から構成し、前記基地局は端末に対する応答要求メッセージまたは端
末に対して応答を要求しない基地局状態通知メッセージ
を生成するメッセージ生成器と、前記メッセージ生成器
からのメッセージをデータ部のサイズ長に分割し、該デ
ータ部がメッセージの先頭を含むときはメッセージ同期
ビットをアクティブにし、かつデータ部がメッセージの
先頭を含まないときはメッセージ同期ビットをノンアク
ティブにするデータフレーム生成器と、前記メッセージ
生成器のメッセージが端末の応答要求メッセージである
ときに応答要求ビットをアクティブにし、かつ、メッセ
ージが基地局の状態通知メッセージであるときに応答要
求ビットをノンアクティブに生成する応答要求ビット生
成器と、前記データフレーム生成器からのメッセージ同
期ビットおよびデータ部と前記応答要求ビット生成器か
らの応答要求ビットを基にデータフレームを組み立てて
前記端末へ送信するデータフレーム送信器とから構成さ
れ、前記端末は、前記基地局からのデータフレームを受信
し、該データフレームをメッセージ同期ビット、応答要
求ビットおよびデータに分解するデータフレーム受信器
と、前記データフレーム受信器からのメッセージ同期ビ
ットを判定することによりメッセージの区切りを認識
し、データ部をメッセージに集積するデータ部蓄積器
と、前記データ部蓄積器からのメッセージを解読し、該
メッセージが制御情報メッセージであるときに制御情報
メッセージ受信通知を受けて制御情報メッセージ受信後
の経過時間を計時する制御情報メッセージ受信タイマ
と、前記データフレーム受信器で受信した応答要求ビッ
トがノンアクティブのときにメッセージが基地局の状態
メッセージと判断するとともに前記制御情報メッセージ
受信タイマで計時された以前の状態通知メッセージ受信
信号の経過時間が短い時にメッセージの受信が必要ない
と判断して前記データフレーム受信器に受信中断命令を
送出する応答要求ビット判定器とから構成される通信装
置。
【請求項２】前記応答要求ビットを複数のビット列で
構成することにより、前記応答要求ビット生成器はメッ
セージが応答要求メッセージであるときに前記全ての応
答要求ビットをノンアクティブにし、かつ前記応答要求
ビット判定器が応答要求ビットの半数以上をノンアクテ
ィブと判定したときにメッセージ内容が基地局の状態通
知メッセージと判断するようにした請求項１記載の通信
装置。