JPH08138578A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08138578A
JPH08138578A JP28024394A JP28024394A JPH08138578A JP H08138578 A JPH08138578 A JP H08138578A JP 28024394 A JP28024394 A JP 28024394A JP 28024394 A JP28024394 A JP 28024394A JP H08138578 A JPH08138578 A JP H08138578A
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image forming
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尚史 東
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/006Arrangements for eliminating unwanted temperature effects
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/002Cooling means

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の各部の温度分布を除いて色ず
れの少ない高精細な表示を行う。 【構成】 電子源基板91とフェースプレート6と支持
枠12で構成される表示パネルの外面を熱伝導部材8
a,8bで覆い、温度の均一化を行う。熱伝導部材8
a,8bは、前記基板91、フェースプレート6、支持
枠12よりも熱伝導度の高いものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子源を応用した画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子として熱電子源と冷
陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には
電界放出型(以下FE型と略す)、金属/絶縁層/金属
型(以下MIM型と略す)や表面伝導型電子放出素子等
がある。
【0003】FE型の例としてはW.P. Dyke & W.W. Do
lan,“Filed emission”, Advancein Electron Physic
s, 8 89 (1956)あるいはC.A. Spindt,“Physical Prope
rties of thin-film field emission cathodes with mo
lybdenium ”,J. Appl. Phys., 47 5248 (1976)等が知
られている。
【0004】MIM型の例としてはC. A. Mead, “The
tunnel-emission amplifier ”, J.Appl. Phys., 32 64
6 (1961)等が知られている。
【0005】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I. Elinson, Radio Eng. Electron Phys., 10 (1965)
等がある。
【0006】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことに
より、電子放出が生ずる現象を利用するものである。こ
の表面伝導型電子放出素子としては、前記エリンソン等
によるSnO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの
[G. Dittmer: “Thin Solid Films”, 9 317 (1972)]
、In23 /SnO2 薄膜によるもの[M. Hartwell
and C.G. Fonstad: “IEEE Trans. ED Conf.”, 519
(1975)] 、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真
空、第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告
されている。
【0007】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成として前述のM.ハートウェルの素子構成を
図15に示す。同図において1は基板である。4は導電
性薄膜で、H型形状に、スパッタで形成された金属酸化
物薄膜等からなり、後述の通電フォーミングと呼ばれる
通電処理により電子放出部5が形成される。なお、図中
の素子電極間隔Lは、0.5〜1mm、W’は、0.1
mmで設定されている。なお、電子放出部5の位置及び
形状については、不明であるので模式図として表した。
【0008】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜4を予め通電
フォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放出部5
を形成するのが一般的であった。すなわち、通電フォー
ミングとは前記導電性薄膜4の両端に直流電圧あるいは
非常にゆっくりとした昇電圧、例えば1V/分程度を印
加通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしくは変
質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電子放出部5を
形成することである。なお、電子放出部5は導電性薄膜
4の一部に亀裂が発生しその亀裂付近から電子放出が行
われる。前記通電フォーミング処理をした表面伝導型電
子放出素子は、上述導電性薄膜4に電圧を印加し、素子
に電流を流すことにより、上述電子放出部5より電子を
放出せしめるものである。
【0009】上述の表面伝導型放出素子は構造が単純で
製造も容易であることから大面積にわたり多数素子を配
列形成できる利点がある。そこでこの特徴を生かせるよ
うないろいろな応用が研究されている。例えば、荷電ビ
ーム源、画像形成装置等の表示装置が挙げられる。
【0010】図17は従来の平板型画像形成装置の構成
を示す断面図である。図17において、1は電子放出素
子群(不図示)を搭載した基板であり、この基板1と対
向して画像形成部材(不図示)を搭載したフェースプレ
ート6が配置されている。基板1とフェースプレート6
の間に配置される支持枠12はフリットガラス7にて封
着、固定され、表示パネル121を形成する。図17の
画像形成装置は内部の圧力がおよそ10-6Torrの真
空に保持されている。
【0011】このような構造を有する画像形成装置で
は、電子放出素子部の発熱とフェースプレート上のメタ
ルバック部の発熱により、フェースプレート6と基板
1、そして支持枠12の間に温度差が生じ、熱膨張量の
差により色ずれ、輝度低下、画面の歪み等が発生するお
それがあった。この問題点を解決するため、従来は図1
6に示されるような放熱体(ヒートシンク基板、放熱フ
ィン)を用い、基板から放熱を行っていた(特開平03
−196782)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放熱量
は一般に放熱体温度と雰囲気温度の温度差、及び放熱体
の表面積に比例する関係があるが、特に薄型の平板型画
像表示装置ではスペース上の制約のために表面積を増加
させることが難しいという問題点があった。
【0013】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、部材間温度差を減少させ、効果的
に色ずれのない高精細な画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電子放出素子群を搭載した電子源基板と、
該電子源基板と対向して配置されると共に前記電子放出
素子群から放出される電子線の照射により画像が形成さ
れる画像形成部材を搭載したフェースプレートと、前記
電子源基板と前記フェースプレートとの周縁部間に配置
される支持枠とからなる表示パネルを少なくとも有する
画像形成装置において、前記電子源基板、支持枠及び前
記フェースプレートよりも熱伝導率の大きい熱伝導部材
を電子源基板の外面と、支持枠の外面と、及び表示部を
除くフェースプレートの外面に沿って配設することを特
徴とする画像形成装置を提案するもので、前記熱伝導部
材が取付けたあるいは一体成形した放熱体を有するこ
と、画像形成装置の上下方向にフィンの長手方向を一致
させて前記放熱体にフィンを設けてなること、前記放熱
体の放熱手段が、自然対流熱伝達を用いるものであるこ
と、前記放熱体の放熱手段が、強制対流熱伝達を用いる
ものであること、前記電子源基板、前記フェースプレー
ト及び前記支持枠と前記熱伝導部材との間隙部に熱伝導
性ペーストを介在させてなるものであること、前記電子
放出素子群が表面伝導型電子放出素子であることを含
む。
【0015】
【作用】本発明の画像形成装置は、熱伝導部材を通じ
て、高温部から低温部へ熱を効率的に伝導させ、高温部
と低温部との温度差を減少させる。高温部から熱を放出
させて温度差を減じる従来の方法とは異なり、効果的に
部材間の温度差を減少させることができる。
【0016】また、放熱量についても従来方法と同程度
以上にすることができる。その結果、各部材間の温度差
を減少させて、色ずれの少ない高精細な表示パネルを有
する画像形成装置が得られる。
【0017】以下、本発明を実施態様により詳細に説明
する。
【0018】図1は本発明の一実施態様を示す画像形成
装置の断面図であり、同図において6は画像形成部材
(不図示)を搭載したフェースプレートであり、91は
電子放出素子群(不図示)を搭載した電気源基板であ
る。また、12はフェースプレート6と電子源基板91
の周縁部間に設置される支持枠であり、それぞれの部材
はフリットガラス7によって封着、固定され、真空容器
を形成している。
【0019】8bは電子源基板91上の温度を均一化す
る熱伝導部材であり、電子源基板91の底面及び側面に
沿って電子源基板に密着することにより、基板からの熱
伝導を良好にしている。また、8aは電子源基板91で
生じる熱を支持枠12、フェースプレート6へ効率的に
伝導して、電子源基板91とフェースプレート6、そし
て支持枠12等の、部材間の温度ムラを減少させる熱伝
導部材である。熱伝導部材8a,8bは熱伝導率が電子
源基板91、フェースプレート6と支持枠12の熱伝導
率よりも大きな部材であることが望ましい。
【0020】また、熱伝導部材8a,8bが一体形成さ
れているものや、電子源基板91、フェースプレート6
及び支持枠12からなる表示パネルと熱伝導部材8a,
8bとの接触面に熱伝導性ペーストを塗布しているもの
は熱抵抗が小さくなるので好ましい。なお、放熱効果を
向上させて、絶対温度を減少させるために、熱伝導部材
に放熱体(不図示)を取付け、あるいは一体成形しても
よい。
【0021】さらに本発明で用いる冷陰極電子源は、単
純な構成であり、製法が容易な表面伝導型電子放出素子
が好適である。
【0022】本発明に用いることのできる表面伝導型電
子放出素子は基本的に平面型表面伝導型電子放出素子及
び垂直型表面伝導型電子放出素子の2種類が挙げられ
る。
【0023】図4は基本的な表面伝導型電子放出素子の
構成を示す模式的平面図及び断面図である。
【0024】図4において1は基板、2,3は素子電
極、4は導電性薄膜、5は電子放出部である。
【0025】基板1としては、石英ガラス、Na等の不
純物含有量の少ないガラス、青板ガラス、SiO2 を表
面に形成したガラス基板及びアルミナ等のセラミックス
基板が用いられる。素子電極2,3の材料としては一般
的導電体が用いられ、例えばNi,Cr,Au,Mo,
W,Pt,Ti,Al,Cu,Pd等の金属あるいは合
金及びPd,Ag,Au,RuO2 ,Pd−Ag等の金
属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される印刷導
体、In23 −SnO2 等の透明導電体及びポリシリ
コン等の半導体材料等から適宜選択される。
【0026】素子電極間隔Lは好ましくは数百オングス
トロームより数百マイクロメートルである。また素子電
極間に印加する電圧は低い方が望ましく、再現よく作成
することが要求されるための好ましい素子電極間隔は数
マイクロメートルより数十マイクロメートルである。素
子電極長さWは電極の抵抗値、電子放出特性から数マイ
クロメートルより数百マイクロメートルであり、また素
子電極2,3の膜厚は、数百オングストロームより数マ
イクロメートルが好ましい。なお、図4の構成だけでな
く、基板1上に導電性薄膜4、素子電極2,3の電極を
順に形成させた構成にしてもよい。
【0027】導電性薄膜4は良好な電子放出特性を得る
ために微粒子で構成された微粒子膜が特に好ましく、そ
の膜厚は素子電極2,3へのステップカバレージ、素子
電極2,3間の抵抗値及び後述する通電フォーミング条
件等によって、適宜設定されるが、好ましくは数オング
ストロームから数千オングストロームで、特に好ましく
は10オングストロームより500オングストロームで
ある。そのシート抵抗値は103 乃至107 Ω/□であ
る。
【0028】また導電性薄膜4を構成する材料は、P
d,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,C
r,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、Pd
O,SnO2 ,In23 ,PbO,Sb23 等の酸
化物、HfB2 ,ZrB2 ,LaB6 ,CeB6 ,YB
4 ,GdB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,T
aC,SiC,WC等の炭化物、TiN,ZrN,Hf
N等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等が挙
げられる。
【0029】なお、ここで述べる微粒子膜とは複数の微
粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒子
が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに
隣接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜を
さしている。微粒子の粒径は数オングストロームから数
千オングストロームであり、好ましくは10オングスト
ロームより200オングストロームである。
【0030】電子放出部5は導電性薄膜4の一部に形成
された高抵抗の亀裂であり、通電フォーミング等により
形成される。また亀裂内には数オングストロームから数
百オングストロームの粒径の導電性微粒子を有すること
もある。この導電性微粒子は導電性薄膜4を構成する物
質の少なくとも一部の元素を含んでいる。また電子放出
部5及びその近傍の導電性薄膜4は炭素及び炭素化合物
を有することもある。図5は基本的な垂直型表面伝導型
電子放出素子の構成を示す模式的図面である。図5にお
いて図4と同一の部材については同一符号を付与してあ
る。51は段差形成部である。基板1、素子電極2と
3、導電性薄膜4、電子放出部5は前述した平面型表面
伝導型電子放出素子と同様の材料で構成することができ
る。段差形成部51は絶縁性材料で構成され、段差形成
部51の膜厚が先に述べた平面型表面伝導型電子放出素
子の素子電極間隔Lに相当する。その間隔は数百オング
ストロームより数十マイクロメートルである。またその
間隔は段差形成部の製法及び素子電極間に印加する電圧
により制御することができるが、好ましくは数百オング
ストロームより数マイクロメートルである。
【0031】導電性薄膜4は素子電極2,3と段差形成
部51作成後に形成するため、素子電極2,3の上に積
層される。なお、図5において電子放出部5は段差形成
部51に直線状に形成されているように示されている
が、作成条件、通電フォーミング条件等に依存し、形
状、位置ともこれに限るものではない。
【0032】上述の表面伝導型電子放出素子の製造方法
としては様々な方法が考えられるが、その一例を図6に
示す。
【0033】以下、図4及び図6に基づいて電子源基板
の作製方法について説明する。なお、図4と同一の部材
については同一の符号を付与してある。
【0034】1)基板を洗剤、純水及び有機溶剤により
十分に洗浄後、真空蒸着法、スパッタ法等により素子電
極材料を堆積する。その後、フォトリソグラフィー技術
により該基板上に素子電極2,3を形成する(図6
(a))。
【0035】2)素子電極2,3を設けた基板1に、有
機金属溶液を塗布して放置することにより有機金属薄膜
を形成する。ここでいう有機金属溶液とは前述の導電性
膜4を形成する金属を主元素とする有機金属化合物の溶
液である。その後、有機金属薄膜を加熱焼成処理し、リ
フトオフ、エッチング等によりパターニングし、導電性
薄膜4を形成する(図6(b))。なお、ここでは有機
金属溶液の塗布法により説明したが、これに限るもので
はなく真空蒸着法、スパッタ法、化学的気相堆積法、分
散塗布法、ディッピング法、スピンナー法等によって形
成される場合もある。
【0036】3)続いて通電フォーミングと呼ばれる通
電処理を行う。通電フォーミングは素子電極2,3間に
不図示の電源より通電を行い、導電性薄膜4を局所的に
破壊、変形もしくは変質せしめ、構造を変化させた部位
を形成させるものである。この局所的に構造変化させた
部位を電子放出部5と呼ぶ(図6(c))。通電フォー
ミングの電圧波形の例を図7に示す。
【0037】電圧波形は特にパルス波形が好ましく、パ
ルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加する場合
(図7a)とパルス波高値を増加させながら、電圧パル
スを印加する場合(図7b)とがある。まずパルス波高
値が一定電圧とした場合(図7a)について説明する。
【0038】図7aにおけるT1及びT2は電圧波形の
パルス幅とパルス間隔であり、T1を1マイクロ秒〜1
0ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100ミリ秒とし、
三角波の波高値(通電フォーミング時のピーク電圧)は
表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選択し、適
当な真空度、例えば、10-5Torr程度の真空雰囲気
下で、数秒から数十分印加する。なお、素子の電極間に
印加する波形は三角波に限定することはなく、矩形波等
所望の波形を用いてもよい。
【0039】図7bにおけるT1及びT2は、図7aと
同様であり、三角波の波高値(通電フォーミング時のピ
ーク電圧)は、例えば0.1Vステップ程度づつ増加さ
せ適当な真空雰囲気下で印加する。
【0040】なお、この場合の通電フォーミング処理は
パルス間隔T2中に、導電性薄膜4を局所的に破壊、変
形しない程度の電圧、例えば0.1V程度の電圧で、素
子電流を測定し、抵抗値を求め、例えば、1MΩ以上の
抵抗を示したときに通電フォーミング終了とする。
【0041】4)次に通電フォーミングが終了した素子
に活性化工程と呼ぶ処理を施すことが望ましい。
【0042】活性化工程とは、例えば、10-4〜10-5
Torr程度の真空度で、通電フォーミング同様、パル
ス波高値が一定の電圧パルスを繰り返し印加する処理の
ことであり、真空中に存在する有機物質に起因する炭素
及び炭素化合物を導電薄膜上に堆積させ素子電流If、
放出電流Ieを著しく変化させる処理である。活性化工
程は素子電流Ifと放出電流Ieを測定しながら、例え
ば、放出電流Ieが飽和した時点で終了する。また、印
加する電圧パルスは動作駆動電圧で行うことが好まし
い。
【0043】なお、ここで炭素及び炭素化合物とはグラ
ファイト(単、多結晶双方を指す)非晶質カーボン(非
晶質カーボン及び多結晶グラファイトとの混合物を指
す)であり、その膜厚は500オングストローム以下が
好ましく、より好ましくは300オングストローム以下
である。
【0044】5)こうして作成した電子放出素子を通電
フォーミング工程、活性化工程における真空度よりも高
い真空度の雰囲気下において動作駆動させるのがよい。
またさらに高い真空度の雰囲気下で、80℃〜150℃
の加熱後動作駆動させることが望ましい。
【0045】なお、通電フォーミング工程、活性化処理
した真空度より高い真空度とは、例えば約10-6以上の
真空度であり、より好ましくは超高真空系であり、新た
に炭素及び炭素化合物が導電薄膜上にほとんど堆積しな
い真空度である。こうすることによって素子電流If、
放出電流Ieを安定化させることが可能になる。
【0046】図8は、図4で示した構成を有する素子の
電子放出特性を測定するための測定評価装置の概略構成
図である。図8において、図4と同様の符号は、同一の
ものを示す。また、81は電子放出素子に素子電圧Vf
を印加するための電源、80は素子電極2,3間の導電
性薄膜4を流れる素子電流Ifを測定するための電流
計、84は素子の電子放出部より放出される放出電流I
eを捕捉するためのアノード電極、83はアノード電極
84に電圧を印加するための高圧電源、82は素子の電
子放出部5より放出される放出電流Ieを測定するため
の電流計、85は真空装置、86は排気ポンプである。
【0047】次に本発明の画像形成装置について述べ
る。
【0048】画像形成装置に用いられる電子源基板は複
数の表面伝導型電子放出素子を基板上に配列することに
より形成される。
【0049】表面伝導型電子放出素子の配列の方式には
表面伝導型電子放出素子を並列に配置し、個々の素子の
両端を配線で接続するはしご型配置(以下はしご型配置
電子源基板と呼ぶ)や、表面伝導型電子放出素子の一対
の素子電極にそれぞれX方向配線、Y方向配線を接続し
た単純マトリクス配置(以下マトリクス型配置電子源基
板と呼ぶ)が挙げられる。なお、はしご型配置電子源基
板を有する画像形成装置には電子放出素子からの電子の
飛翔を制御する電極である制御電極(グリッド電極)を
必要とする。
【0050】以下この原理に基づき構成した電子源の構
成について、図9を用いて説明する。91は電子源基
板、92はX方向配線、93はY方向配線、94は表面
伝導型電子放出素子、95は結線である。なお、表面伝
導型電子放出素子94は前述した平面型あるいは垂直型
どちらであってもよい。
【0051】同図において電子源基板91に用いる基板
は前述したガラス基板等であり、用途に応じて形状が適
宜設定される。
【0052】m本のX方向配線92は、Dx,Dx2,
・・・,Dxmからなり、Y方向配線93はDy1,D
y2,・・・,Dynのn本の配線よりなる。また、多
数の表面伝導型素子にほぼ均等な電圧が供給されるよう
に材料、膜厚、配線幅が適宜設定される。これらm本の
X方向配線92とn本のY方向配線93間は不図示の層
間絶縁層により電気的に分離されてマトリックス配線を
構成する。(m,nはともに正の整数)。
【0053】不図示の層間絶縁層はX方向配線92を形
成した基板91の全面あるいは一部に所望の領域に形成
される。X方向配線92とY方向配線93はそれぞれ外
部端子として引き出される。
【0054】さらに表面伝導型放出素子94の素子電極
(不図示)がm本のX方向配線92とn本のY方向配線
93と結線95によって電気的に接続されている。
【0055】また表面伝導型電子放出素子は基板あるい
は不図示の層間絶縁層上のどちらに形成してもよい。
【0056】また詳しくは後述するが前記X方向配線9
2にはX方向に配列する表面伝導型放出素子94の行を
入力信号に応じて走査するための走査信号を印加するた
めの不図示の走査信号発生手段と電気的に接続されてい
る。一方、Y方向配線93にはY方向に配列する表面伝
導型放出素子94の列の各列を入力信号に応じて、変調
するための変調信号を印加するための不図示の変調信号
発生手段と電気的に接続されている。さらに表面伝導型
電子放出素子の各素子に印加される駆動電圧は当該素子
に印加される走査信号と変調信号の差電圧として供給さ
れるものである。
【0057】上記構成において、単純なマトリクス配線
だけで個別の素子を選択して独立に駆動可能になる。次
に以上のようにして作成したマトリクス型配置電子源基
板を用いた画像形成装置について、図10、図11及び
図12を用いて説明する。図10は画像形成装置の基本
構成図であり、図11は蛍光膜、図12はNTSC方式
のテレビ信号に応じて表示をするための駆動回路のブロ
ック図を示し、その駆動回路を含む画像形成装置を表
す。図10において91は電子放出素子を基板上に作製
した電源基板、101は電子源基板91を固定したリア
プレート、106はガラス基板103の内面に蛍光膜1
04とメタルバック105等が形成されたフェースプレ
ート、102は支持枠、101はリアプレートであり、
これら部材によって外囲器108が構成される。
【0058】図10において94は図4における電子放
出部に相当する。92,93は表面伝導型電子放出素子
の一対の素子電極と接続されたX方向配線及びY方向配
線である。
【0059】外囲器108は、上述の如くフェースプレ
ート106、支持枠102、リアプレート101で外囲
器108を構成したが、リアプレート101は主に電子
源基板91の強度を補強する目的で設けられるため、電
子源基板91自体で十分な強度をもつ場合は別体のリア
プレート101は不要であり、電子源基板91に直接支
持枠102を設け、フェースプレート106、支持枠1
02、電子源基板91にて外囲器108を構成してもよ
い。図11中112は蛍光体である。蛍光体112はモ
ノクロームの場合は蛍光体のみからなるが、カラー蛍光
膜の場合は蛍光体の配列によりブラックストライプある
いはブラックマトリクス等と呼ばれる黒色導電材111
と蛍光体112とで構成される。ブラックストライプ、
ブラックマトリクスが設けられる目的はカラー表示の場
合、必要となる三原色蛍光体の各蛍光体112間の塗り
分け部を黒くすることで混色等を目立たなくすることと
蛍光膜104における外光反射によるコントラストの低
下を抑制することである。ブラックストライプの材料と
しては、通常よく用いられている黒鉛を主成分とする材
料だけでなく、導電性があり、光の透過及び反射が少な
い材料であればこれに限るものではない。
【0060】ガラス基板103に蛍光体を塗布する方法
はモノクローム、カラーによらず沈澱法や印刷法が用い
られる。また蛍光膜104(図10)の内面側には通常
メタルバック105(図10)が設けられる。メタルバ
ックの目的は蛍光体の発光のうち内面側への光をフェー
スプレート106側へ鏡面反射することにより輝度を向
上すること、電子ビーム加速電圧を印加するための電極
として作用すること、外囲器内で発生した負イオンの衝
撃によるダメージからの蛍光体の保護等である。メタル
バックは蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面の平滑化処
理(通常フィルミングと呼ばれる)を行い、その後Al
を真空蒸着等で堆積することで作製できる。
【0061】フェースプレート106には、さらに蛍光
膜104の導電性を高めるため蛍光膜104の外面側に
透明電極(不図示)を設けてもよい。
【0062】外囲器108は不図示の排気管を通じ、1
-7Torr程度の真空度にされ、封止が行われる。ま
た外囲器108の封止後の真空度を維持するためにゲッ
ター処理を行う場合もある。これは外囲器108の封止
を行う直前あるいは封止後に抵抗加熱あるいは高周波加
熱等の加熱法により、外囲器108内の所定の位置(不
図示)に配置されたゲッターを加熱し、蒸着膜を形成す
る処理である。ゲッターは通常Ba等が主成分であり、
該蒸着膜の吸着作用により、例えば1×10-5Torr
乃至は1×10-7Torrの真空度を維持するものであ
る。なお、表面伝導型電子放出素子のフォーミング以降
の工程は適宜設定される。
【0063】次に、マトリクス型配置電子源基板を用い
て構成した画像形成装置を、NTSC方式のテレビ信号
に基づきテレビジョン表示を行うための駆動回路の概略
構成を図12のブロック図を用いて説明する。121は
前記表示パネルであり、また122は走査回路、123
は制御回路、124はシフトレジスタ、125はライン
メモリ、126は同期信号分離回路、127は変調信号
発生器、Vx及びVaは直流電圧源である。
【0064】以下、各部の機能を説明するがまず表示パ
ネル121は端子Dox1乃至Doxm及び端子Doy
1乃至Doyn及び高圧端子Hvを介して外部の電気回
路と接続している。このうち端子Dox1乃至Doxm
には前記画像形成装置内に設けられている電子源、すな
わちM行N列の行列状にマトリクス配線された表面伝導
型電子放出素子群を一行(N素子)ずつ順次駆動してゆ
くための走査信号が印加される。
【0065】一方、端子Dy1乃至Dynには前記走査
信号により選択された一行の表面伝導型電子放出素子の
各素子の出力電子ビームを制御するための変調信号が印
加される。また高圧端子Hvには直流電圧源Vaより、
例えば10[kV]の直流電圧が供給されるが、これは
表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビームに蛍
光体を励起するのに十分なエネルギーを付与するための
加速電圧である。
【0066】次に走査回路122について説明する。同
回路は内部にM個のスイッチング素子を備えるもので
(図中、S1乃至Smで模式的に示している)、各スイ
ッチング素子は直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0
[V](グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表
示パネル121の端子Dx1乃至Dxmと電気的に接続
するものである。S1乃至Smの各スイッチング素子は
制御回路123が出力する制御信号Tscanに基づい
て動作するものだが実際には例えばFETのようなスイ
ッチング素子を組み合わせることにより構成することが
可能である。
【0067】なお、前記直流電圧源Vxは前記表面伝導
型電子放出素子の特性(電子放出閾値電圧)に基づき走
査されていない素子に印加される駆動電圧が電子放出閾
値電圧以下となるような一定電圧を出力するよう設定さ
れている。
【0068】また制御回路123は外部より入力する画
像信号に基づいて適切な表示が行われるように各部の動
作を整合させる働きをもつものである。次に説明する同
期信号分離回路126より送られる同期信号Tsync
に基づいて各部に対してTscan,Tsft及びTm
ryの各制御信号を発生する。
【0069】同期信号分離回路126は外部から入力さ
れるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離するための回路で周波数分離(フィル
ター)回路を用いれば構成できるものである。同期信号
分離回路126により分離された同期信号はよく知られ
るように垂直同期信号と水平同期信号よりなるが、ここ
では説明の便宜上Tsync信号として図示した。一
方、前記テレビ信号から分離された画像の輝度信号成分
を便宜上DATA信号と表すが同信号はシフトレジスタ
124に入力される。
【0070】シフトレジスタ124は時系列的にシリア
ルに入力される前記DATA信号を画像の1ライン毎に
シリアル/パラレル変換するためのもので前記制御回路
123より送られる制御信号Tsftに基づいて動作す
る。(すなわち制御信号Tsftは、シフトレジスタ1
24のスシフトクロックであると言い換えてもよい。)
シリアル/パラレル変換された画像1ライン分(電子放
出素子N素子分の駆動データに相当する)のデータはI
d1乃至IdnのN個の並列信号として前記シフトレジ
スタ124より出力される。
【0071】ラインメモリ125は画像1ライン分のデ
ータを必要時間の間だけ記憶するための記憶装置であ
り、制御回路123より送られる制御信号Tmryにし
たがって適宜Idl乃至Idnの内容を記憶する。記憶
された内容はId1乃至Idnとして出力され変調信号
発生器127に入力される。
【0072】変調信号発生器127は前記画像データI
d1乃至Idnの各々に応じて表面伝導型電子放出素子
の各々を適切に駆動変調するための信号源で、その出力
信号は端子Doy1乃至Doynを通じて表示パネル1
21内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0073】本発明に係る電子放出素子は放出電流Ie
に対して以下の基本特性を有している。すなわち電子放
出には明確な閾値電圧Vthがあり、Vth以上の電圧
を印加されたときのみ電子放出が生じる。
【0074】また電子放出閾値以上の電圧に対しては素
子への印加電圧の変化に応じて放出電流も変化してゆ
く。なお、電子放出素子の材料や構成、製造方法を変え
ることにより電子放出閾値電圧Vthの値や印加電圧に
対する放出電流の変化の度合いが変わる場合もあるが、
いずれにしても以下のようなことが言える。
【0075】すなわち、本素子にパルス状の電圧印加す
る場合、例えば電子放出閾値以下の電圧を印加しても電
子放出は生じないが電子放出閾値以上の電圧を印加する
場合には電子ビームが出力される。その際、第一にはパ
ルスの波高値Vmを変化させることにより出力電子ビー
ムの強度を抑制することが可能である。第二には、パル
スの幅Pwを変化させることにより出力される電子ビー
ムの電荷の総量を制御することが可能である。
【0076】したがって、入力信号に応じて電子放出素
子を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変
調方式等が挙げられ、電圧変調方式を実施するには変調
信号発生器127として一定の長さの電圧パルスを発生
するが入力されるデータに応じて適宜パルスの波高値を
変調するような電圧変調方式の回路を用いる。
【0077】またパルス幅変調方式を実施するには変調
信号発生器127としては、一定の波高値の電圧パルス
を発生するが入力されるデータに応じて適宜電圧パルス
の幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いる
ものである。
【0078】以上に説明した一連の動作により本発明の
画像形成装置は表示パネル121を用いてテレビジョン
の表示を行える。なお、上記説明中特に記載しなかった
がシフトレジスタ124やラインメモリ125はデジタ
ル信号式のものでもアナログ信号式のものでも差し支え
なく、要は画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶が
所定の速度で行われればよい。
【0079】デジタル信号式を用いる場合には同期信号
分離回路126の出力信号DATAをデジタル信号化す
る必要があるが、これは126の出力部位にA/D変換
器を備えれば可能である。また、これと関連してライン
メモリ125の出力信号がデジタル信号かアナログ信号
かにより、変調信号発生器127に用いられる回路が若
干異なったものとなる。
【0080】まずデジタル信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器127には、例
えばよく知られるD/A変換回路を用い、必要に応じて
増幅回路等を付け加えればよい。またパルス幅変調方式
の場合、変調信号発生器127は、例えば高速の発振器
及び発振器の出力する波数を計数する計数器(カウン
タ)及び計数器の出力値と前記メモリの出力値を比較す
る比較器(コンパレータ)を組み合わせた回路を用いる
ことにより構成できる。必要に応じて比較器の出力する
パルス幅変調された変調信号を表面伝導型電子放出素子
の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器を付け加え
てもよい。
【0081】次にアナログ信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器127には、例
えばよく知られるオペアンプ等を用いた増幅回路を用い
ればよく、必要に応じてレベルシフト回路等を付け加え
てもよい。またパルス幅変調方式の場合には例えばよく
知られた電圧制御型発振回路(VCO)を用いればよ
く、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電圧に
まで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよい。
【0082】以上のように完成した画像形成装置におい
て、各電子放出素子には、容器外端子Dox1乃至Do
xm,Doy1乃至Doynを通じ、電圧を印加するこ
とにより、電子放出させ、高圧端子Hvを通じ、メタル
バック105、あるいは透明電極(不図示)に高圧を印
加し、電子ビームを加速し、蛍光膜104に衝突させ、
励起・発光させることで画像を表示することができる。
【0083】以上述べた構成は、表示等に用いられる好
適な画像形成装置を作製する上で必要な概略構成であ
り、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述内容に限
られるものではなく、画像形成装置の用途に適するよう
適宜選択する。また、入力信号例として、NTSC方式
を挙げたが、これに限るものでなく、PAL,SECA
M方式等の諸方式でもよく、また、これよりも、多数の
走査線からなるTV信号(例えば、MUSE方式をはじ
めとする高品位TV)方式でもよい。
【0084】次に、前述のはしご型配置電子源基板及び
それを用いた画像形成装置について図3、図14により
説明する。
【0085】図13において、130は電子源基板、1
31は電子放出素子、132のDx1〜Dx10は前記
電子放出素子に接続する共通配線である。電子放出素子
131は、基板130上に、X方向に並列に複数個配置
される(これを素子行と呼ぶ。)。この素子行を複数個
基板上に配置し、はしご型電子源基板となる。各素子行
の共通配線間に適宜駆動電圧を印加することで、各素子
行を独立に駆動することが可能になる。すなわち、電子
ビームを放出させる素子行には電子放出閾値以上の電圧
を、電子ビームを放出させない素子行には電子放出閾値
以下の電圧を印加すればよい。また各素子行間の共通配
線Dx2〜Dx9を、例えばDx2,Dx3を同一配線
とするようにしてもよい。
【0086】図14ははしご型配置の電子源を備えた画
像形成装置の構造を示すための図である。140はグリ
ッド電極、141は電子が通過するための空孔、142
は、Dox1,Dox2,・・・,Doxmよりなる容
器外端子、143はグリッド電極140と接続されたG
1,G2,・・・,Gnからなる容器外端子、130は
前述のように各素子行間の共通配線を同一配線とした電
子源基板である。なお、図10、図13と同一の符号は
同一部材を示す。前述の単純マトリクス配置の画像形成
装置(図10)との違いは、電子源基板130とフェー
スプレート106の間のグリッド電極を備えていること
である。
【0087】基板130とフェースプレート106の中
間には、グリッド電極140が設けられている。グリッ
ド電極140は、表面伝導型放出素子から放出された電
子ビームを変調することができるもので、はしご型配置
の素子行と直交して設けられたストライプ状の電極に電
子ビームを通過させるため、各素子に対応して1個ずつ
円形の空孔141が設けられている。グリッドの形状や
設置位置は必ずしも図14のようなものでなくともよ
く、開口としてメッシュ状に多数の通過口を設けること
もあり、また例えば表面伝導型放出素子の周囲や近傍に
設けてもよい。
【0088】容器外端子142及びグリッド容器外端子
143は、不図示の制御回路と電気的に接続されてい
る。
【0089】本画像形成装置では素子行を1列ずつ順次
駆動(走査)していくのと同期してグリッド電極列に画
像1ライン分の変調信号を同時に印加することにより、
各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像を1ライ
ンずつ表示することができる。
【0090】また本発明によればテレビジョン放送の表
示装置のみならずテレビ会議システム、コンピュータ等
の表示装置に適した画像形成装置を提供することができ
る。さらには感光性ドラム等で構成された光プリンター
としての画像形成装置としても用いることができる。
【0091】また電子放出素子として表面伝導型電子放
出素子ばかりでなく、MIM型電子放出素子、電界放出
型電子放出素子等の冷陰極電子源にも適用可能である。
さらには熱電子源による画像形成装置にも適用すること
ができる。
【0092】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。 [実施例1]前述のようにして得られた表面伝導型電子
放出素子を有するマトリクス型配置電子源基板91(図
9)を用い、画像形成装置を製作した。
【0093】図1は実施例で作製した画像形成装置の構
成を示す断面図である。図中、6は画像形成部材(不図
示)を搭載したフェースプレートであり、12は支持枠
である。電子源基板91、フェースプレート6及び支持
枠12は青板ガラスを切削加工したものを用いており、
それぞれの部材はフリットガラス7で封着して、固定し
た。
【0094】図1において、8bは電子源基板91上の
温度均一化を図るためのアルミ製の熱伝導部材、8aは
フェースプレート6、支持枠12へ熱を伝導するアルミ
製の熱伝導部材である、熱伝導部材8a,8bと電子源
基板91、フェースプレート6及び支持枠12からなる
表示パネルとの各接触部には熱伝導性ペーストとしてシ
リコングリース(不図示)を塗布して、間隙部にシリコ
ングリースを介在させることにより熱抵抗の低減を図っ
た。なお、研磨等により表示パネルと熱伝導部材の平面
度を向上させることにより熱抵抗はさらに小さくなる。
【0095】熱伝導部材8bの寸法は300×350m
m、厚さ3mmで、周縁部は上端の厚さ5mm,中間部
分の厚さは2mmであった。また熱伝導部材8aの厚さ
は17mmのものであった。
【0096】以下に、フェースプレート6、支持枠1
2、そして電源基板91からなる表示パネルの作製方法
を簡単に示す。詳しくは実施態様に示してある。まず、
予め前述の方法により画像形成部材を搭載した前記フェ
ースプレート6にフリットガラス7をディスペンサーで
塗布し、前記支持枠12を所望の位置に合わせた後に仮
焼成、焼成を行い、固定した。次に、前記電子源基板9
1にフリットガラス7をディスペンサーで塗布し、先に
作製した前記支持枠12とフェースプレート6につい
て、所定の位置合わせを行った後に仮焼成、焼成し、固
定した。
【0097】組立て工程終了後、上記工程で作製された
外囲器内を真空状態にするために、排気管(不図示)を
介して、外囲器内をおよそ10-6Torrまで真空排気
した後、排気管を封止した。シリコングリースを熱伝導
部材と接触する表示パネルの電子源基板上、支持枠とさ
らにフェースプレート上に塗布した後、熱伝導部材を配
設した。なお、表示パネルの材料とアルミ板の熱膨張量
の差を吸収し、破損を避けるために、支持枠の対向面に
おいて、片方の熱伝導部材は押し当て面とし、他方をバ
ネによる押し付け面(不図示)とした。最後に端子(不
図示)をそれぞれ対応する外部駆動回路(不図示)に接
続した。このようにして得られた画像形成装置を外部駆
動回路から電気信号を送って駆動し、画像を表示させ
た。その結果、長時間表示させても画像に色ずれは見ら
れず、破損も起こらなかった。また、表示パネル内の熱
応力を計算機シミュレーションにより計算したところ、
熱伝導部材を設置したことにより、27%程度の熱応力
が減少していることが明らかになった。
【0098】以上示したように、熱伝導部材の設置によ
って部材間の温度差が減少し、色ずれ等の画質の劣化が
防止でき、さらに表示パネルの強度向上も可能となっ
た。 [実施例2]前述のようにして得られた表面伝導型電子
放出素子を有するマトリクス型配置電子源基板91(図
9)を用い、画造形成装置を製作した。図2は実施例で
作製した画像形成装置の構成を示す断面図である。図2
において図1と同様の符号は同一のものを示す。
【0099】図中、6は画像形成部材(不図示)を搭載
したフェースプレートであり、12は支持枠である。電
子源基板91、フェースプレート6及び支持枠12は青
板ガラスを切削加工したものを用いており、それぞれの
部材はフリットガラス7で封着して、固定した。
【0100】図2において、8bは電子源基板91上の
温度均一化を図るためのアルミ製の熱伝導部材、8aは
フェースプレート6、支持枠12へ熱を伝導するアルミ
製の熱伝導部材である。熱伝導部材8a,8bと電子源
基板91、フェースプレート6及び支持枠12からなる
表示パネルとの接触部には熱伝導性ペーストとしてシリ
コングリース(不図示)を塗布して、間隙部による熱抵
抗の低減を図った。なお、研磨等により表示パネルと熱
伝導部材の平面度を向上させることにより熱抵抗はさら
に小さくなる。
【0101】9はアルミ板を切削加工してフィンを設け
た放熱体であり、この放熱体により画像形成装置全体の
温度を減少させることが可能である。フィンの長手方向
は表示パネルの上下方向と一致するように形成した。な
お、この放熱体は熱伝導部材と一体形成されていてもよ
く、さらには支持枠に沿って放熱体を延長しても問題な
い。
【0102】フィンの大きさは10cm×2cmで厚さ
2mmのもので、フィンの間隔は4mmとした。
【0103】フェースプレート6、支持枠12、そして
電子源基板91からなる表示パネルの作製方法は実施例
1と同様である。なお、本実施例では表示パネル完成後
にシリコングリースを放熱体9に塗布して、熱伝導部材
8bにねじ止め(不図示)固定した。このようにして得
られた画像形成装置を外部駆動回路から電気信号を送っ
て駆動し、画像を表示させた。その結果、長時間表示さ
せても画像に色ずれは見られず、破損も起こらなかっ
た。また、表示パネルの場所によっても異なるが、温度
は実施例1と比較して数℃程度低くなった。
【0104】以上示したように、熱伝導部材と放熱体の
設置によって部材間の温度差が減少し、色ずれ等の画質
の劣化が防止できた。
【0105】
【実施例3】前述のようにして得られた表面伝導型電子
放出素子を有するマトリクス型配置電子源基板91(図
9)を用い、画像形成装置を製作した。
【0106】図3は実施例で作製した画像形成装置の構
成を示す断面図である。図3において図2と同様の符号
は同一のものを示す。図中、6は画像形成部材(不図
示)を搭載したフェースプレートであり、12は支持枠
である、電子源基板91、フェースプレート6及び支持
枠12は青板ガラスを切削加工したものを用いており、
それぞれの部材はフリットガラス7で封着して、固定し
た。
【0107】図3において、8bは電子源基板91上の
温度均一化を図るためのアルミ製の熱伝導部材、8aは
フェースプレート6、支持枠12へ熱を伝導するアルミ
製の熱伝導部材である。熱伝導部材8a,8bと電子源
基板91、フェースプレート6及び支持枠12からなる
表示パネルとの接触部には熱伝導性ペーストとしてシリ
コングリース(不図示)を塗布して、間隙部による熱抵
抗の低減を図った。なお、研磨等により表示パネルと熱
伝導部材の平面度を向上させることにより熱抵抗はさら
に小さくなる。
【0108】9はアルミ板を切削加工してフィンを設け
た放熱体であり、この放熱体により画像形成装置全体の
温度を減少させることが可能である。フィンの長手方向
は表示パネルの上下方向と一致するように形成した。な
お、この放熱体は熱伝導部材と一体形成されていてもよ
く、さらには支持枠に沿って放熱体を延長しても問題な
い。20は放熱体9を強制冷却するためのファンであ
り、風量1m3 /minの性能を有する。
【0109】フェースプレート6、支持枠12、そして
電子源基板91からなる表示パネルの作製方法は実施例
2と同様である。
【0110】このようにして得られた画像形成装置を外
部駆動回路(不図示)から電気信号を送って駆動し、画
像を表示させた。その結果、長時間表示させても画像に
色ずれは見られず、破損も起こらなかった。また、表示
パネルの場所によっても異なるが、温度は実施例1と比
較して数℃程度低くなった。
【0111】以上示したように、熱伝導部材に加えて、
放熱体と強制冷却用ファンを併せて設置しても部材間の
温度差が減少し、色ずれ等の画質の劣化が防止できた。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において電
子源基板、支持枠及びフェースプレートに、少なくとも
熱伝導率が前記電子源基板、支持枠、フェースプレート
よりも大きな熱伝導部材を設置することにより、各部材
間の温度差を減少させ、熱応力の減少による強度向上ば
かりではなく、色ずれ等の画質低下を防止することがで
きる。また、熱伝導部材と放熱体、さらに強制空冷等と
の組み合わせも可能であり、これらは効果がある。
【0113】これにより、画像形成装置の安全性が増す
と共に、高画質の表示パネルの提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す画像形成装置の断面
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれ本発明に用いる基本
的な表面伝導型電子放出素子の構成を示す模式的平面図
及び断面図である。
【図5】本発明に用いる基本的な垂直型表面伝導型電子
放出素子の構成を示す模式図である。
【図6】本発明に用いる表面伝導型電子放出素子の製造
方法の一例を示す工程図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれ異なる通電フォーミ
ングの電圧波形例を示すグラフである。
【図8】電子放出特性を測定するための測定評価装置の
一例を示す概略構成図である。
【図9】単純マトリクス配置の電子源の構成を示す説明
図である。
【図10】画像形成装置の概略構成斜視図である。
【図11】(a),(b)の2種類の蛍光膜の構成を示
す説明図である。
【図12】NTSC方式のテレビ信号に応じて表示を行
うための駆動回路を有する画像形成装置のブロック図で
ある。
【図13】はしご配置の電子源の構成を示す説明図であ
る。
【図14】はしご配置の電子源を組み込んだ画像形成装
置の概略構成斜視図である。
【図15】従来の表面伝導型電子放出素子の構成を示す
平面図である。
【図16】従来の画像形成装置の放熱方法を示す説明図
である。
【図17】従来の表面伝導型電子放出素子を利用した基
本的な平板型画像形成装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2,3 素子電極 4 導電性薄膜 5 電子放出部 6 フェースプレート 7 フリットガラス 8a,8b 熱伝導部材 9 放熱体 12 支持枠 20 ファン 51 段差形成部 80 電流計 81 電源 82 電流計 83 高圧電源 84 アノード電極 85 真空装置 86 排気ポンプ 91 電子源基板 92 X方向配線 93 Y方向配線 94 表面伝導型電子放出素子 95 結線 101 リアプレート 102 支持枠 103 ガラス基板 104 蛍光膜 105 メタルバック 106 フェースプレート 107 高圧端子 108 外囲器 111 黒色導電材 112 蛍光体 121 表示パネル 122 走査回路 123 制御回路 124 シフトレジスタ 125 ラインメモリ 126 同期信号分離回路 127 変調信号発生器 130 電子源基板 131 電子放出素子 132 共通配線 140 グリッド電極 141 空孔 142 容器外端子 143 容器外端子 Vx,Va 直流電圧源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出素子群を搭載した電子源基板
    と、該電子源基板と対向して配置されると共に前記電子
    放出素子群から放出される電子線の照射により画像が形
    成される画像形成部材を搭載したフェースプレートと、
    前記電子源基板と前記フェースプレートとの周縁部間に
    配置される支持枠とからなる表示パネルを少なくとも有
    する画像形成装置において、 前記電子源基板、支持枠及び前記フェースプレートより
    も熱伝導率の大きい熱伝導部材を電子源基板の外面と、
    支持枠の外面と、及び表示部を除くフェースプレートの
    外面に沿って配設することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記熱伝導部材が取付けた、あるいは一
    体成形した放熱体を有する請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の上下方向にフィンの長手
    方向を一致させて前記放熱体にフィンを設けてなる請求
    項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱体の放熱手段が、自然対流熱伝
    達を用いるものである請求項1乃至3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱体の放熱手段が、強制対流熱伝
    達を用いるものである請求項1乃至3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記電子源基板、前記フェースプレート
    及び前記支持枠と前記熱伝導部材との間隙部に熱伝導性
    ペーストを介在させてなる請求項1乃至5のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電子放出素子群が表面伝導型電子放
    出素子である請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形
    成装置。
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