JPH08136420A - 乳汁サンプリング装置 - Google Patents
乳汁サンプリング装置Info
- Publication number
- JPH08136420A JPH08136420A JP27326394A JP27326394A JPH08136420A JP H08136420 A JPH08136420 A JP H08136420A JP 27326394 A JP27326394 A JP 27326394A JP 27326394 A JP27326394 A JP 27326394A JP H08136420 A JPH08136420 A JP H08136420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- milk
- milking
- primary tank
- recognizing
- sampling
- Prior art date
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- Pending
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 搾乳された乳汁をミルクタンク10へ送る送
乳路9から乳汁を取出して一旦貯留する一次タンク12
と、この一次タンク12に貯留された乳汁を所定量ずつ
複数の試液カップ13に供給する乳汁採取機構14と、
一次タンク12内を洗浄可能な洗浄手段Cとを備え、乳
牛の首に装着されたリスポンダ15に反応する搾乳室7
の受信器16、試液カップ13をそれ毎に識別可能な第
2認識手段17を夫々設け、試液カップ13に採取され
た乳汁がどの乳牛のものであるかを記憶できるように、
両認識手段16,17を連係する制御手段18を設け
る。 【効果】 良好な搾乳状態及びその搾乳効率に悪影響を
及ぼすことなく乳汁のサンプリング作業を自動化するこ
とができ、合理的に労力の軽減と作業能率向上を図るこ
とができた。
乳路9から乳汁を取出して一旦貯留する一次タンク12
と、この一次タンク12に貯留された乳汁を所定量ずつ
複数の試液カップ13に供給する乳汁採取機構14と、
一次タンク12内を洗浄可能な洗浄手段Cとを備え、乳
牛の首に装着されたリスポンダ15に反応する搾乳室7
の受信器16、試液カップ13をそれ毎に識別可能な第
2認識手段17を夫々設け、試液カップ13に採取され
た乳汁がどの乳牛のものであるかを記憶できるように、
両認識手段16,17を連係する制御手段18を設け
る。 【効果】 良好な搾乳状態及びその搾乳効率に悪影響を
及ぼすことなく乳汁のサンプリング作業を自動化するこ
とができ、合理的に労力の軽減と作業能率向上を図るこ
とができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛や山羊等の乳を品質
管理等の目的で少量ずつ採取するサンプリング装置に関
するものである。
管理等の目的で少量ずつ採取するサンプリング装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、牛乳の場合では、搾乳装置のミ
ルクライン途中に弁付きの枝分れ管を設け、サンプリン
グするときにはその枝分れ管を手動操作して試液カップ
にミルトを入れる、という人為作業で行っていた。
ルクライン途中に弁付きの枝分れ管を設け、サンプリン
グするときにはその枝分れ管を手動操作して試液カップ
にミルトを入れる、という人為作業で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搾乳装
置の自動化が計画されていることもあって、サンプリン
グ作業も自動化の要望が高まってきている。本発明の目
的は、乳汁のサンプリング装置を自動化させて労力の軽
減を図る点にある。
置の自動化が計画されていることもあって、サンプリン
グ作業も自動化の要望が高まってきている。本発明の目
的は、乳汁のサンプリング装置を自動化させて労力の軽
減を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、搾乳カップで搾乳された乳汁をミルクタンク
へ送る送乳路から乳汁を取出して一旦貯留する一次タン
クと、この一次タンクに貯留された乳汁を所定量ずつ複
数の試液カップに供給する乳汁採取機構と、一次タンク
内を洗浄可能な洗浄手段とを備え、搾乳カップが配置さ
れる搾乳室に、被搾乳動物に装着された固体の識別用部
材を認識可能な第1認識手段、及び、試液カップをそれ
毎に識別可能な第2認識手段を夫々設け、試液カップに
採取された乳汁がどの被搾乳動物のものであるかを記憶
できるように、両認識手段を連係する制御手段を設けて
乳汁サンプリング装置を構成することを特徴とする。
本発明は、搾乳カップで搾乳された乳汁をミルクタンク
へ送る送乳路から乳汁を取出して一旦貯留する一次タン
クと、この一次タンクに貯留された乳汁を所定量ずつ複
数の試液カップに供給する乳汁採取機構と、一次タンク
内を洗浄可能な洗浄手段とを備え、搾乳カップが配置さ
れる搾乳室に、被搾乳動物に装着された固体の識別用部
材を認識可能な第1認識手段、及び、試液カップをそれ
毎に識別可能な第2認識手段を夫々設け、試液カップに
採取された乳汁がどの被搾乳動物のものであるかを記憶
できるように、両認識手段を連係する制御手段を設けて
乳汁サンプリング装置を構成することを特徴とする。
【0005】
【作用】一般に、送乳路(ミルクライン)は乳頭を吸引
するために負圧となっており、単にその途中から連通さ
せるだけではミルクを取ることができないので、前述し
た弁付きの枝分れ管等を用いて送乳路を一時的に切換え
ることでミルクを送乳路外に取出すようになる。しかし
ながら、サンプリングの度に送乳路を一時的に寸断させ
るのは搾乳効率の点で好ましくないとともに、その都度
乳頭の吸引負圧が大きく変動し、牛が嫌がって暴れるこ
とがある。請求項1の構成によれば、送乳路からの乳汁
を一旦貯留する一次タンクを設けてあるから、牛ごとに
必要な乳量を一度に取出すことができ、送乳路をしばし
ば寸断させることがない。しかも、一次タンク内は負圧
ではなく正圧(大気圧)であるから、一般的な開閉弁を
設けるだけでこの一次タンクから乳汁を容易に取出すこ
とができる。
するために負圧となっており、単にその途中から連通さ
せるだけではミルクを取ることができないので、前述し
た弁付きの枝分れ管等を用いて送乳路を一時的に切換え
ることでミルクを送乳路外に取出すようになる。しかし
ながら、サンプリングの度に送乳路を一時的に寸断させ
るのは搾乳効率の点で好ましくないとともに、その都度
乳頭の吸引負圧が大きく変動し、牛が嫌がって暴れるこ
とがある。請求項1の構成によれば、送乳路からの乳汁
を一旦貯留する一次タンクを設けてあるから、牛ごとに
必要な乳量を一度に取出すことができ、送乳路をしばし
ば寸断させることがない。しかも、一次タンク内は負圧
ではなく正圧(大気圧)であるから、一般的な開閉弁を
設けるだけでこの一次タンクから乳汁を容易に取出すこ
とができる。
【0006】そして、一次タンクの乳汁は、乳汁採取機
構によって所定量ずつ複数の試液カップに供給され、複
数の乳汁サンプリングが形成されるのであるが、試液カ
ップの乳汁はどの牛のものであるかを識別できるように
しておく必要がある。そこで、被搾乳動物に装着された
固体の識別用部材を認識可能な第1認識手段、及び、試
液カップをそれ毎に識別可能な第2認識手段を夫々設
け、かつ、これら両認識手段を連係する制御手段を設け
ることにより、試液カップに採取された乳汁がどの被搾
乳動物のものであるかを自動的に記憶できるようにな
る。
構によって所定量ずつ複数の試液カップに供給され、複
数の乳汁サンプリングが形成されるのであるが、試液カ
ップの乳汁はどの牛のものであるかを識別できるように
しておく必要がある。そこで、被搾乳動物に装着された
固体の識別用部材を認識可能な第1認識手段、及び、試
液カップをそれ毎に識別可能な第2認識手段を夫々設
け、かつ、これら両認識手段を連係する制御手段を設け
ることにより、試液カップに採取された乳汁がどの被搾
乳動物のものであるかを自動的に記憶できるようにな
る。
【0007】
【発明の効果】その結果、良好な搾乳状態及びその搾乳
効率に悪影響を及ぼすことなく乳汁のサンプリング作業
を自動化することができ、合理的に労力の軽減と作業能
率向上を図ることができた。
効率に悪影響を及ぼすことなく乳汁のサンプリング作業
を自動化することができ、合理的に労力の軽減と作業能
率向上を図ることができた。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を牛舎に適用した場
合について、図面に基づいて説明する。図1に牛舎の全
体レイアウトが示されている。1は広い餌場、2はフリ
ーストール(休息場)、3は搾乳場であり、餌場1の片
側に餌箱1aが配置され、フリーストール2の両側には
パイプで仕切られた多数のストール(寝床)2aが配置
されている。餌場1とフリーストール2とは2箇所のゲ
ート4,5で仕切られており、これらゲート4,5は、
餌場1とフリーストール2とのいずれの方向にも開く自
由開閉状態と、餌場1からフリーストール2への通過の
み許容するワンウェイ状態とに切換自在に構成されてい
る。
合について、図面に基づいて説明する。図1に牛舎の全
体レイアウトが示されている。1は広い餌場、2はフリ
ーストール(休息場)、3は搾乳場であり、餌場1の片
側に餌箱1aが配置され、フリーストール2の両側には
パイプで仕切られた多数のストール(寝床)2aが配置
されている。餌場1とフリーストール2とは2箇所のゲ
ート4,5で仕切られており、これらゲート4,5は、
餌場1とフリーストール2とのいずれの方向にも開く自
由開閉状態と、餌場1からフリーストール2への通過の
み許容するワンウェイ状態とに切換自在に構成されてい
る。
【0009】この牛舎における搾乳システムを概略説明
すると、先ず、餌場1に乳牛を放しておき、搾乳時間の
数時間前になると、自由開閉状態にあるゲート4,5を
ワンウェイ状態に切換え、フリーストール2へ集まるよ
うにする。そして、時間が過ぎて空腹になってきた牛か
ら、順次、搾乳場3へ向かい、分配ゲートG6 の揺動に
より、搾乳の終了した牛は餌場1に開放し、搾乳できな
かった牛はセパレーションエリア3Sに導かれて搾乳の
再トライを待つようになるのである。フリーストール2
には餌がないが、搾乳場3には牛の嗜好をそそる美味し
い餌が用意されているため、このことを知っている(教
育されている)乳牛が、空腹になると自然に搾乳場3に
向かうようになるのである。
すると、先ず、餌場1に乳牛を放しておき、搾乳時間の
数時間前になると、自由開閉状態にあるゲート4,5を
ワンウェイ状態に切換え、フリーストール2へ集まるよ
うにする。そして、時間が過ぎて空腹になってきた牛か
ら、順次、搾乳場3へ向かい、分配ゲートG6 の揺動に
より、搾乳の終了した牛は餌場1に開放し、搾乳できな
かった牛はセパレーションエリア3Sに導かれて搾乳の
再トライを待つようになるのである。フリーストール2
には餌がないが、搾乳場3には牛の嗜好をそそる美味し
い餌が用意されているため、このことを知っている(教
育されている)乳牛が、空腹になると自然に搾乳場3に
向かうようになるのである。
【0010】搾乳場3では人為作業することなく搾乳で
きる自動搾乳装置Aを備えており、その自動搾乳装置A
の機械装置類、及び監視を行う制御室6、直列配置され
た2箇所の搾乳室7,7、これらの搾乳室の横に配置さ
れる移動通路8、控室28、及び移動通路8の始端と終
端とを連絡する略コ字状のセパレーションエリア3S等
が配置されている。
きる自動搾乳装置Aを備えており、その自動搾乳装置A
の機械装置類、及び監視を行う制御室6、直列配置され
た2箇所の搾乳室7,7、これらの搾乳室の横に配置さ
れる移動通路8、控室28、及び移動通路8の始端と終
端とを連絡する略コ字状のセパレーションエリア3S等
が配置されている。
【0011】次に、自動搾乳装置Aで採取した牛乳の自
動サンプリング装置Bについて説明する。図2に示すよ
うに、自動搾乳装置Aで搾乳された牛乳は送乳路(ミル
クライン)9を通って2頭分の容量を持つミルクタンク
10に貯留されるのであり、吸引ポンプPによって送乳
路9は負圧となっている。自動搾乳装置Aのティートカ
ップ(搾乳カップ)11で搾乳された乳汁を、ミルクタ
ンク10へ送る送乳路9から取出して一旦貯留する一次
タンク12と、この一次タンク12に貯留された乳汁を
所定量ずつ複数の試液カップ13に供給する乳汁採取機
構14と、一次タンク12内を洗浄可能な洗浄手段Cと
を備えてある。そして、ティートカップ11が配置され
る搾乳室7に、乳牛(被搾乳動物)に装着されたリスポ
ンダ(固体の識別用部材に相当)15を認識可能な第1
認識手段16、及び、試液カップ13をそれ毎に識別可
能な第2認識手段17を夫々設け、試液カップ13に採
取された乳汁がどの乳牛のものであるかを記憶できるよ
うに、両認識手段16,17を連係する制御手段18を
設けて自動サンプリング装置Bが構成されている。
動サンプリング装置Bについて説明する。図2に示すよ
うに、自動搾乳装置Aで搾乳された牛乳は送乳路(ミル
クライン)9を通って2頭分の容量を持つミルクタンク
10に貯留されるのであり、吸引ポンプPによって送乳
路9は負圧となっている。自動搾乳装置Aのティートカ
ップ(搾乳カップ)11で搾乳された乳汁を、ミルクタ
ンク10へ送る送乳路9から取出して一旦貯留する一次
タンク12と、この一次タンク12に貯留された乳汁を
所定量ずつ複数の試液カップ13に供給する乳汁採取機
構14と、一次タンク12内を洗浄可能な洗浄手段Cと
を備えてある。そして、ティートカップ11が配置され
る搾乳室7に、乳牛(被搾乳動物)に装着されたリスポ
ンダ(固体の識別用部材に相当)15を認識可能な第1
認識手段16、及び、試液カップ13をそれ毎に識別可
能な第2認識手段17を夫々設け、試液カップ13に採
取された乳汁がどの乳牛のものであるかを記憶できるよ
うに、両認識手段16,17を連係する制御手段18を
設けて自動サンプリング装置Bが構成されている。
【0012】一次タンク12の下端部には、試液カップ
13に乳汁を供給するための供給パイプ19と排出パイ
プ20とが接続され、上端部には、圧搾空気を送るエア
ーパイプ21、水供給パイプ22、洗剤供給パイプ2
3、及び送乳路9から枝分かれした取出しパイプ24と
が接続されている。一次タンク12の下方には、小容量
の回収タンク25と図示しない排水口が配備されてい
る。供給パイプ19の下向き先端部19aは、モータ2
7で往復揺動可能なアーム26に支持されており、乳汁
を試液カップ13に供給可能な通常位置と、乳房炎検査
用の検査皿32に供給可能な臨時位置とに切換操作自在
である。又、供給パイプ19の途中には、開閉弁29が
設けてあ。
13に乳汁を供給するための供給パイプ19と排出パイ
プ20とが接続され、上端部には、圧搾空気を送るエア
ーパイプ21、水供給パイプ22、洗剤供給パイプ2
3、及び送乳路9から枝分かれした取出しパイプ24と
が接続されている。一次タンク12の下方には、小容量
の回収タンク25と図示しない排水口が配備されてい
る。供給パイプ19の下向き先端部19aは、モータ2
7で往復揺動可能なアーム26に支持されており、乳汁
を試液カップ13に供給可能な通常位置と、乳房炎検査
用の検査皿32に供給可能な臨時位置とに切換操作自在
である。又、供給パイプ19の途中には、開閉弁29が
設けてあ。
【0013】通常位置にあるパイプ先端部19aの下方
には、多数の試液カップ13をリング状に収納した状態
で回動移動可能なターンテーブル30が配置されてい
る。つまり、開閉弁29が開き操作されて所定量の乳汁
がターンテーブル30上の試液カップ13に注ぎ込まれ
ると開閉弁29が閉じられ、同時にターンテーブル30
が所定角度回転移動して、パイプ先端部19aの下方に
は次の空の試液カップ13が位置するように制御され、
再び開閉弁29が開き操作される、といった工程が繰り
返されることで、乳汁が多数の試液カップ13に供給さ
れる乳汁採取機構14が構成されている。
には、多数の試液カップ13をリング状に収納した状態
で回動移動可能なターンテーブル30が配置されてい
る。つまり、開閉弁29が開き操作されて所定量の乳汁
がターンテーブル30上の試液カップ13に注ぎ込まれ
ると開閉弁29が閉じられ、同時にターンテーブル30
が所定角度回転移動して、パイプ先端部19aの下方に
は次の空の試液カップ13が位置するように制御され、
再び開閉弁29が開き操作される、といった工程が繰り
返されることで、乳汁が多数の試液カップ13に供給さ
れる乳汁採取機構14が構成されている。
【0014】図2に示すように、リスポンダ15は乳牛
の首に掛けられており、搾乳室7の所定位置に到達する
と受信器(タグ)16がリスポンダに反応し、その牛の
データを呼び出すように制御されるのであり、これによ
って第1認識手段16が構成されている。試液カップ1
3には、予め数字又は符号(例えば、バーコード)等の
マーキング31が施されており、そのマーキング31の
読取り装置(第2認識手段に相当)17とリスポンダ1
5とを照合して制御手段18に記憶することで、サンプ
ル乳の所在が判るようになっている。尚、図示しない
が、実際には、カップ貯留部から試液カップ13を取出
すとともに、その試液カップ13のマーキング31読取
りからターンテーブル30へのカップ装填操作も自動的
に行われるように構成されている。乳汁が採取された試
液カップ13はサンプリング乳として、脂肪分等の成分
調査等を行うべく乳質管理センターへ運ばれていくよう
になる。
の首に掛けられており、搾乳室7の所定位置に到達する
と受信器(タグ)16がリスポンダに反応し、その牛の
データを呼び出すように制御されるのであり、これによ
って第1認識手段16が構成されている。試液カップ1
3には、予め数字又は符号(例えば、バーコード)等の
マーキング31が施されており、そのマーキング31の
読取り装置(第2認識手段に相当)17とリスポンダ1
5とを照合して制御手段18に記憶することで、サンプ
ル乳の所在が判るようになっている。尚、図示しない
が、実際には、カップ貯留部から試液カップ13を取出
すとともに、その試液カップ13のマーキング31読取
りからターンテーブル30へのカップ装填操作も自動的
に行われるように構成されている。乳汁が採取された試
液カップ13はサンプリング乳として、脂肪分等の成分
調査等を行うべく乳質管理センターへ運ばれていくよう
になる。
【0015】一次タンク12内部は、牛一頭一頭毎に洗
浄するようになっている。つまり、サンプリング採取が
終了すると、一次タンク内の残り乳は排出パイプ20を
経て回収タンク25へ出し、それから排出パイプ20を
回収タンク25から図示しない排水口側に移動させ、水
供給パイプ22からの水とエアーパイプ21からの圧搾
空気とによって勢い良くタンク内を水洗いし、先の牛乳
が残っていないようにするのであり、これらによって洗
浄手段Cが構成されている。このときに洗剤供給パイプ
23から洗剤を混ぜても良く、又、所定頭数の終了毎に
洗剤を使用する手段でも良い。
浄するようになっている。つまり、サンプリング採取が
終了すると、一次タンク内の残り乳は排出パイプ20を
経て回収タンク25へ出し、それから排出パイプ20を
回収タンク25から図示しない排水口側に移動させ、水
供給パイプ22からの水とエアーパイプ21からの圧搾
空気とによって勢い良くタンク内を水洗いし、先の牛乳
が残っていないようにするのであり、これらによって洗
浄手段Cが構成されている。このときに洗剤供給パイプ
23から洗剤を混ぜても良く、又、所定頭数の終了毎に
洗剤を使用する手段でも良い。
【0016】吸引ポンプPとティートカップ11との間
の送乳路9に、三方弁Vを介して取出しパイプ24が接
続されており、三方弁Vは、吸引ポンプPとティートカ
ップ11との間のみ連通される状態、つまり送乳路9の
み開通される搾乳状態と、送乳路9と取出しパイプ24
とも連通する開通状態とに切換自在である。先ず、開閉
弁29等を閉めて一次タンク12の外部連通を断った状
態で三方弁Vを開通状態に操作し、かつ、吸引ポンプP
を作動させる。すると、一次タンク12は送乳路9と同
じ負圧状態となり、流れてくるミルクを一次タンク12
に取り込むことができるのであり、所定量取り込むと三
方弁Vを搾乳状態に切換え、送乳路9の圧変動を招くこ
となく搾乳を続行できるとともに、それからエアーパイ
プ21に設けられた図示しない弁を開く等によって、一
次タンク12の内圧を負圧から大気圧(正圧)に戻し、
供給パイプ19から乳汁の滴下供給が可能な状態にする
のである。
の送乳路9に、三方弁Vを介して取出しパイプ24が接
続されており、三方弁Vは、吸引ポンプPとティートカ
ップ11との間のみ連通される状態、つまり送乳路9の
み開通される搾乳状態と、送乳路9と取出しパイプ24
とも連通する開通状態とに切換自在である。先ず、開閉
弁29等を閉めて一次タンク12の外部連通を断った状
態で三方弁Vを開通状態に操作し、かつ、吸引ポンプP
を作動させる。すると、一次タンク12は送乳路9と同
じ負圧状態となり、流れてくるミルクを一次タンク12
に取り込むことができるのであり、所定量取り込むと三
方弁Vを搾乳状態に切換え、送乳路9の圧変動を招くこ
となく搾乳を続行できるとともに、それからエアーパイ
プ21に設けられた図示しない弁を開く等によって、一
次タンク12の内圧を負圧から大気圧(正圧)に戻し、
供給パイプ19から乳汁の滴下供給が可能な状態にする
のである。
【0017】そこで、次の牛の搾乳が開始されて牛乳が
送乳路9に流れ始めると、上述の操作によって一次タン
ク12内にその新しい牛乳を取込むのであるが、最初の
少量はそのまま排出パイプ20から排出し、残っている
水や牛乳(濃度は薄いが前の牛乳が残っている可能性も
ある)を新しい牛乳で洗う、所謂「とも洗い」を行い、
完全に混じりけの無い状態にしてから排出パイプ20を
閉じて一次タンク12にサンプリング用の牛乳を溜める
ようにすれば好都合である。尚、図示しないが、一次タ
ンク12への牛乳取り込み点よりも手前(ティートカッ
プ11側)に、別の乳汁判定装置があり、搾乳開始から
の20秒間の間で簡易的な病気の判定を行い、問題が無
ければそのまま搾乳を続け、異常が有れば搾乳を中止す
るようになっている。
送乳路9に流れ始めると、上述の操作によって一次タン
ク12内にその新しい牛乳を取込むのであるが、最初の
少量はそのまま排出パイプ20から排出し、残っている
水や牛乳(濃度は薄いが前の牛乳が残っている可能性も
ある)を新しい牛乳で洗う、所謂「とも洗い」を行い、
完全に混じりけの無い状態にしてから排出パイプ20を
閉じて一次タンク12にサンプリング用の牛乳を溜める
ようにすれば好都合である。尚、図示しないが、一次タ
ンク12への牛乳取り込み点よりも手前(ティートカッ
プ11側)に、別の乳汁判定装置があり、搾乳開始から
の20秒間の間で簡易的な病気の判定を行い、問題が無
ければそのまま搾乳を続け、異常が有れば搾乳を中止す
るようになっている。
【0018】〔別実施例〕ターンテーブル30の試液カ
ップ13収納箇所夫々に、マーキング31の読取り装置
17を備えることにより、試液カップ13をターンテー
ブル30にセットするだけで牛と試液カップ13との照
合及び記憶が行えるように構成しても良く、牛が交替し
て新しい牛乳が来ても、どの試液カップ13から異なる
乳汁になっているかが自動的に判るようにできる。又、
ターンテーブル30に載る試液カップ13には、全て同
じ一頭の牛の牛乳を入れるようにしておば、サンプリン
グの制御をより簡単なものにすることが可能である。
ップ13収納箇所夫々に、マーキング31の読取り装置
17を備えることにより、試液カップ13をターンテー
ブル30にセットするだけで牛と試液カップ13との照
合及び記憶が行えるように構成しても良く、牛が交替し
て新しい牛乳が来ても、どの試液カップ13から異なる
乳汁になっているかが自動的に判るようにできる。又、
ターンテーブル30に載る試液カップ13には、全て同
じ一頭の牛の牛乳を入れるようにしておば、サンプリン
グの制御をより簡単なものにすることが可能である。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】牛舎レイアウトを示す全体平面図
【図2】自動サンプリング装置の概略構造を示す系統図
9 送乳路 10 ミルクタンク 11 搾乳カップ 12 一次タンク 13 試液カップ 14 乳汁採取機構 15 識別用部材 16 第1認識手段 17 第2認識手段 18 制御手段 C 洗浄手段
Claims (1)
- 【請求項1】 搾乳カップ(11)で搾乳された乳汁を
ミルクタンク(10)へ送る送乳路(9)から乳汁を取
出して一旦貯留する一次タンク(12)と、この一次タ
ンク(12)に貯留された乳汁を所定量ずつ複数の試液
カップ(13)に供給する乳汁採取機構(14)と、前
記一次タンク(12)内を洗浄可能な洗浄手段(C)と
を備え、 前記搾乳カップ(11)が配置される搾乳室(7)に、
被搾乳動物に装着された固体の識別用部材(15)を認
識可能な第1認識手段(16)、及び、前記試液カップ
(13)をそれ毎に識別可能な第2認識手段(17)を
夫々設け、前記試液カップ(13)に採取された乳汁が
どの被搾乳動物のものであるかを記憶できるように、前
記両認識手段(16),(17)を連係する制御手段
(18)を設けて成る乳汁サンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27326394A JPH08136420A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 乳汁サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27326394A JPH08136420A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 乳汁サンプリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136420A true JPH08136420A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17525401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27326394A Pending JPH08136420A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 乳汁サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08136420A (ja) |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27326394A patent/JPH08136420A/ja active Pending
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