JPH08135824A - 空気弁の弁座取付構造 - Google Patents

空気弁の弁座取付構造

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JPH08135824A
JPH08135824A JP27079294A JP27079294A JPH08135824A JP H08135824 A JPH08135824 A JP H08135824A JP 27079294 A JP27079294 A JP 27079294A JP 27079294 A JP27079294 A JP 27079294A JP H08135824 A JPH08135824 A JP H08135824A
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valve
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enlarged diameter
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Masaaki Kitamura
雅明 北村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 空気弁の排気孔3の開口縁部に、弁座12を
嵌込むための環状の拡径段部13が形成され、弁座12
は、環状のゴム部材15と、このゴム部材15の内部に
周方向にわたって挿通された芯材16とにより形成さ
れ、拡径段部13の外径dは弁座12を圧入可能な範囲
で弁座12の外径Dよりも小さく形成されている。 【効果】 弁座12を拡径段部13に圧入した際、ゴム
部材15が径方向に圧縮され、弁座12が拡径段部13
にくい込んで確実に保持される。このため、拡径段部1
3の寸法精度が粗くてもよく、拡径段部13の加工が容
易になる。また、弁座12のゴム部材15が拡径段部1
3に圧接されるため、弁座12と拡径段部13との間の
シール性が十分に確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁箱に、排気孔と、こ
の排気孔の開口縁部に設けられた弁座と、この弁座に当
接離間して排気孔を開閉する弁体とを有する空気弁の弁
座取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気弁の弁座取付構造に
ついては例えば実開昭64−25581号公報に示され
るものがある。すなわち、弁箱に通気口が形成され、こ
の通気口の開口縁部には第1拡径段部が形成され、この
第1拡径段部の開口縁部には第2拡径段部が形成されて
いる。この第2拡径段部には弁座が嵌込まれており、上
記第1拡径段部には押え部材が締りばめにより嵌込まれ
ている。これら弁座と押え部材とにはそれぞれ、弁座の
抜け出し方向において係止作用する係合部が形成されて
いる。
【0003】これによると、弁座は、第1拡径段部に締
りばめされた押え部材に係合部を介して係合するため、
確実に抜け止め保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、第1拡径段部と第2拡径段部とを機械加
工により形成しているが、加工時の第1拡径段部と第2
拡径段部との寸法を高精度に仕上げる必要があった。し
たがって、加工に手間を要し、コストアップを招いた。
特に、弁箱と押え部材とを鋳鉄製にした場合、第1拡径
段部と第2拡径段部とに塗装をする必要があるため、第
1拡径段部と第2拡径段部との寸法精度の確保は困難で
あった。また、弁座の取付には押え部材が必要となるた
め、部品点数が増え、取付けに手間がかかった。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、取付
けが容易で、拡径段部の寸法精度が粗いままで取付け可
能な空気弁の弁座取付構造を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における空気弁の弁座取付構造は、弁箱
に、排気孔と、この排気孔の開口縁部に設けられた環状
の弁座と、この弁座に当接離間して排気孔を開閉する弁
体とを有する空気弁において、上記排気孔の開口縁部
に、弁座を嵌込むための環状の拡径段部を形成し、上記
弁座を拡径段部に圧入可能に形成したものである。
【0007】本第2発明における空気弁の弁座取付構造
は、弁座は、環状の弾性体と、この弾性体の内部に周方
向にわたって挿通された芯材とにより形成され、拡径段
部の外径は、弁座を圧入可能な範囲で、弁座の外径より
も小さく形成されているものである。
【0008】
【作用】上記本第1発明の構成によると、弁座を拡径段
部に圧入することにより、この弁座は拡径段部に嵌込ま
れて保持される。このように、弁座の取付けには押え部
材などの特別な部品が不要となり、したがって部品点数
が減り弁座の取付けが容易に行える。
【0009】上記本第2発明の構成によると、弁座を拡
径段部に圧入した際、弁座の弾性体が径方向に圧縮され
ることにより、弁座は拡径段部にくい込んで確実に保持
される。したがって拡径段部の外径は弁座を圧入可能な
範囲で弁座の外径よりも小さく形成されればよいため、
拡径段部の寸法精度が粗くてもよく、拡径段部の加工を
容易にでき、拡径段部に塗装した場合でも弁座の取付け
に問題はない。さらに、弁座を拡径段部に圧入すること
により、弁座の弾性体が拡径段部に圧接されるため、弁
座と拡径段部との間のシール性が十分に確保される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2に示すように、弁箱1の内部にフロート室
2が形成され、弁箱1の上部には、フロート室2と外部
とに連通する排気孔3が形成され、弁箱1の下部には、
フロート室2と外部とに連通する流入孔4が形成されて
いる。上記フロート室2には、排気孔3を開閉する上下
動自在な遊動弁体5と、この遊動弁体5を浮力により閉
動方向に付勢するフロート6と、このフロート6の昇降
を案内するとともにフロート6を最下降位置で受け止め
るガイド筒7とが設けられている。
【0011】上記ガイド筒7の底部には底部流通口8が
形成され、ガイド筒7の上部には上部流通口9が形成さ
れている。また、上記遊動弁体5には、フロート6との
当接により閉じられる小通気孔10が形成されている。
【0012】図1に示すように、上記排気孔3の開口縁
部には、弁座12を嵌込むための環状の拡径段部13が形成
されている。この拡径段部13はその外周面13aと上面13
bとにより形成されている。また、図1,図3に示すよ
うに、上記弁座12は、弾性体の一例である環状のゴム部
材15と、このゴム部材15の内部に周方向にわたって挿通
された金属製の芯材16とにより環状に形成されている。
この弁座12の断面は四角形状をしており、上記芯材16の
断面も四角形状に形成されている。そして、上記拡径段
部13の外径dは、弁座12を圧入可能な範囲で、弁座12の
外径Dよりも小さく形成されている。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
図1に示すように、弁座12を拡径段部13に圧入すること
により、弁座12のゴム部材15が径方向に圧縮され、これ
により図4に示すように、弁座12は拡径段部13にくい込
んで確実に保持される。したがって拡径段部13の外径d
は弁座12を圧入可能な範囲で弁座12の外径Dよりも小さ
く形成されればよいため、拡径段部13の寸法精度が粗く
てもよく、拡径段部13の加工を容易にでき、拡径段部13
に塗装した場合でも弁座12の取付けに問題はない。さら
に、弁座12を拡径段部13に圧入することにより、ゴム部
材15の外周面15aが拡径段部13の外周面13aに圧接され
るとともに、ゴム部材15の上面15bが拡径段部13の上面
13bに圧接される。このため、弁座12と拡径段部13との
間のシール性が十分に確保される。また、弁座12の取付
けには押え部材などの特別な部品が不要となるため、部
品点数が減り弁座12の取付けが容易に行える。
【0014】その後、流入孔4からフロート室2に下水
などの流体が流入した場合、フロート室2の液面の上昇
にともないフロート6が上昇し、以て、図5に示すよう
に、遊動弁体5が上動して弁座12の下面に当接し、排気
孔3が閉塞される。これにより、下水などの流体が排気
孔3から外部へ流出することを防止し得る。
【0015】そして、下水などの流体とともに空気が流
入孔4からフロート室2に流入すると、フロート室2の
液面の低下にともないフロート6が下降する。この際、
フロート6は遊動弁体5から下方へ離間するため、小通
気孔10が開放され、フロート室2の内部の圧力が小通気
孔10から外部へ解放される。したがって、遊動弁体5も
下降し、図2に示すように排気孔3が開放され、フロー
ト室2の空気は図2の矢印Aに示すようにガイド筒7の
上部流通口9を通って排気孔3から外部に排気される。
【0016】上記実施例では図1に示すように弁座12の
弾性体の一例としてゴム部材15を用いたが、ゴムに限ら
ず他の材質で形成された弾性体を用いてもよい。また、
ゴム部材15に金属製の芯材16を挿通しているが、この芯
材16は金属製に限らず、適当な強度を有する樹脂材など
を用いてもよい。さらに、硬質ゴムなどの適当な強度を
有する弾性体を使用することにより、芯材16を不要にし
てもよい。また、弁座12の断面を四角形状に形成してい
るが、それ以外の多角形状や円形状などでもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、弁座
を拡径段部に圧入することにより、この弁座は拡径段部
に嵌込まれて保持される。このように、弁座の取付けに
は押え部材などの特別な部品が不要となり、したがって
部品点数が減り弁座の取付けが容易に行える。
【0018】また、本第2発明によれば、弁座を拡径段
部に圧入した際、弁座の弾性体が径方向に圧縮されるこ
とにより、弁座は拡径段部にくい込んで確実に保持され
る。したがって拡径段部の外径は弁座を圧入可能な範囲
で弁座の外径よりも小さく形成されればよいため、拡径
段部の寸法精度が粗くてもよく、拡径段部の加工を容易
にでき、拡径段部に塗装した場合でも弁座の取付けに問
題はない。これにより、加工時間の短縮およびコストダ
ウンを図ることが可能である。さらに、弁座を拡径段部
に圧入することにより、弁座の弾性体が拡径段部に圧接
されるため、弁座と拡径段部との間のシール性が十分に
確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空気弁の弁座と拡径
段部との断面図である。
【図2】空気弁の開弁状態を示す断面図である。
【図3】弁座の平面図である。
【図4】拡径段部に装着された弁座の断面図である。
【図5】空気弁の閉弁状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 排気孔 5 遊動弁体 12 弁座 13 拡径段部 15 ゴム部材(弾性体) 16 芯材 d 拡径段部の外径 D 弁座の外径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱に、排気孔と、この排気孔の開口縁
    部に設けられた環状の弁座と、この弁座に当接離間して
    排気孔を開閉する弁体とを有する空気弁において、上記
    排気孔の開口縁部に、弁座を嵌込むための環状の拡径段
    部を形成し、上記弁座を拡径段部に圧入可能に形成した
    ことを特徴とする空気弁の弁座取付構造。
  2. 【請求項2】 弁座は、環状の弾性体と、この弾性体の
    内部に周方向にわたって挿通された芯材とにより形成さ
    れ、拡径段部の外径は、弁座を圧入可能な範囲で、弁座
    の外径よりも小さく形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の空気弁の弁座取付構造。
JP06270792A 1994-11-04 1994-11-04 空気弁の弁座取付構造 Expired - Fee Related JP3080848B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100922590B1 (ko) * 2007-12-28 2009-10-21 동양다이캐스팅 주식회사 가스압력조절기
KR102297725B1 (ko) * 2021-04-30 2021-09-02 박병호 다이아프램 펌프의 개폐링 구조

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KR100922590B1 (ko) * 2007-12-28 2009-10-21 동양다이캐스팅 주식회사 가스압력조절기
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