JPH08135202A - 壁面補修装置 - Google Patents
壁面補修装置Info
- Publication number
- JPH08135202A JPH08135202A JP29594194A JP29594194A JPH08135202A JP H08135202 A JPH08135202 A JP H08135202A JP 29594194 A JP29594194 A JP 29594194A JP 29594194 A JP29594194 A JP 29594194A JP H08135202 A JPH08135202 A JP H08135202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor pin
- insertion hole
- cylinder
- mount
- drill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
作業の簡素化及び低コスト化を図ると共に、作業の安全
性及び施工精度の向上を図ることができる壁面補修装置
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、スライド可能な台上に、アンカ−
ピン挿入穴の穿孔用ドリルと、前記挿入穴内にアンカ−
ピンを押込むための押込みシリンダと、前記挿入穴内に
注入材を注入するための注入管とを、それらの先端部を
同一方向に向けて、かつ前記台のスライド方向と直交方
向に移動可能に配置し、前記押込みシリンダの前方には
アンカ−ピンを自動的に押込み待機位置にセット可能な
収納装置を設けたことを特徴とする、壁面補修装置であ
る。
Description
のである。
の壁面が劣化し、浮きなどが生じた場合の補修方法とし
て、外壁に穴を開けてその中にアンカ−ピンを挿入した
後、注入材を充填する方法がとられている。
作業、アンカ−ピンの挿入作業、注入作業がすべて手作
業で行われており、また手作業に伴い建物外壁に足場の
架設が必要であるため、多大な労力と時間及びコストを
強いられていた。また、架設足場やゴンドラなどに乗っ
ての高所で作業は危険性が伴う。さらに、手作業である
ため施工にバラツキが生じ、施工精度の低下を招くこと
にもなる。
するためになされたもので、上記の各作業の自動化によ
り、壁面補修作業の簡素化及び低コスト化を図ると共
に、作業の安全性及び施工精度の向上を図ることができ
る壁面補修装置を提供することを目的とする。
ド可能な台上に、アンカ−ピン挿入穴の穿孔用ドリル
と、前記挿入穴内にアンカ−ピンを押込むための押込み
シリンダと、前記挿入穴内に注入材を注入するための注
入管とを、それらの先端部を同一方向に向けて、かつ前
記台のスライド方向と直交方向に移動可能に配置し、前
記押込みシリンダの前方にはアンカ−ピンを自動的に押
込み待機位置にセット可能な収納装置を設けたことを特
徴とする、壁面補修装置である。また、上記の壁面補修
装置において、前記アンカ−ピンの収納装置は、アンカ
−ピンを送り出し可能に収納する収納部と、この収納部
から送り出されたアンカ−ピンが装填される溝を有する
リボルバ−とよりなり、前記溝内にアンカ−ピンを装填
した後に前記リボルバ−を回転させることによって、ア
ンカ−ピンを前記押込みシリンダの前方で、かつ押込み
シリンダの軸線の延長線上の押込み待機位置にセットで
きるよう構成したことを特徴とする、壁面補修装置であ
る。
例について説明する。 <イ>架台 図1に示すように、架台1にはレ−ル11が装備されて
おり、そのレ−ル11上には可動台12がスライド自在
に搭載されている。また、架台1には、吸盤式等の壁面
移動ロボットなどに装備できる機構(図示しない)を設
けておく。
用シリンダ13aをレ−ル11と平行に架台1に固定
し、また移動用シリンダ13bをレ−ル11と平行でか
つ移動用シリンダ13aと対向させた状態で、可動台1
2に固定する構造などが考えられる。なお、移動用シリ
ンダは上記のような対向配列型の他、直列配列型を採用
してもよい。
装置を搭載する場合であるが、搭載する各装置毎に可動
台12を分割する場合もある。さらに、可動台12のそ
の他のスライド手段として、可動台12をネジロッドと
螺合する構造として、ネジロッドを回転することによっ
て可動台12をスライド可能に構成することも考えられ
る。
シリンダ21よりなる。 ドリル2は、可動台12のス
ライド方向と直交方向に移動可能なハウジング22内に
収納されており、後方に配置した押出しシリンダ21に
よって進退可能に構成される。押出しシリンダ21には
リミットスイッチが内蔵されており、ドリル2の前進移
動量を検出して、所定の深さに穴を開けることができ
る。
23は中空に形成され、給気ホ−ス24から供給された
空気によって穿孔内の切削粉を吹き飛ばすことができ
る。さらに、穿孔時に発生する粉塵は、ドリルビット2
3の先端部に装着された吸塵カバ−25を介して吸塵ホ
−ス26により吸引されるため、飛散することがなく作
業環境が良好に保たれる。なお、吸塵カバ−25は、支
持ロッドとバネなどからなる押付装置27によって、穿
孔時には常に外壁面に圧着するよう構成されている。
た押込みシリンダ3とアンカ−ピン収納装置4よりな
る。押込みシリンダ3は、その押込みロッド31の先端
部を、ドリル2のドリルビット23の先端部と同一方向
に向けて配置し、可動台12のスライド方向と直交方向
に移動するよう載置する。
ピン5を収納するための箱状体等で、押込みシリンダ3
の前方に載置し、アンカ−ピン5を自動的に押込み待機
位置にセットできるよう構成する。例えば、図5に示す
ように、スロ−プ状に形成してアンカ−ピン5を送り出
し可能に収納する収納部41と、この収納部41から送
り出されたアンカ−ピン5が装填される溝42を有する
リボルバ−43とよりなる装置が考えられる。
ンカ−ピン5を装填した後にリボルバ−43を回転させ
ることによって、アンカ−ピン5を押込みシリンダ3の
前方で、かつ押込みシリンダ3の軸線の延長線上の押込
み待機位置にセットできるよう構成されている。
シリンダ61よりなる。 注入管6は、その先端のノズ
ル62を、ドリル2のドリルビット23の先端部と同一
方向に向けて配置し、後方に配置した押出しシリンダ6
1によって可動台12のスライド方向と直交方向に移動
するよう構成する。
が内蔵されており、注入管6の前進移動量が制御され、
また注入路の途上には圧力計が装備されており、注入材
の吐出力が制御されている。また、注入管6の内部には
スタティックミキサが配備されており、さらにノズル6
2はアンカ−ピン5尾端部のノズル装着孔に合致するよ
う形成されている。
補修深さに合せた適宜の全長を有するステンレス製等の
棒体である。棒体の軸部51の両端には、先端部52と
尾端部53が形成され、先端部52の先端には、挿入時
の容易性を考慮して形成されたテ−パ−を有する。な
お、先端部52は、軸部51より大径である必要はな
く、小さくても同じであってもよい。
面側に向かって徐々に拡径して形成されたテ−パ−部5
4を有する。また、尾端部53の尾端面には、注入管6
のノズル62を装着するためのノズル装着孔55を有す
る。
と連通する注入材の注入路56aが開設されている。注
入路56aの先端側は閉塞されている。
57が周方向に凹設されている。この弁座溝57の周面
には、注入路56aと直交して連通する注入路56bの
両端が開口されている。そして、弁座溝57には、注入
路56bの両端開口部の開閉を行うためのゴム製等の弾
性を有するリング弁58aが装着されている。
部51との境界部分にも、ゴム製等の弾性を有するシ−
ルリング58bを装着する。このシ−ルリング58bと
上記リング弁58aは、軸部51と弁座溝57の外周径
よりも小さい内径を有しており、常に張力が作用してい
る状態とする。
り、先端部52及びその先端のテ−パ−を形成しない実
施例もあり、また、尾端部53及びテ−パ−部54を形
成せず、かつシ−ルリング58bを装着しない実施例も
ある。
法及び作用について説明する。 <イ>装置の移動 本発明の補修装置を壁面移動ロボットなどに装備し、そ
れらを操作して、図1に示すように外壁7の補修箇所7
1の前面で静止させる。
せて可動台12をスライドさせ、ドリル2のドリルビッ
ト23の先端を補修箇所71の前面に近接させる。そし
て、図2に示すように、ドリル2を作動させて押出しシ
リンダ21により前進させ、補修箇所71に挿入穴72
を穿孔する。このとき、給気ホ−ス24から空気を孔内
に供給して粉塵を排出させ、排出した粉塵は吸塵ホ−ス
26によって吸引する。
退させ、次に図3に示すように、移動用シリンダ13a
及び13bを共に収縮させて可動台12をスライドさ
せ、押込みシリンダ3を挿入穴72の前面に位置させ
る。そして、押込みシリンダ3の押込みロッド31を伸
長させて、リボルバ−43の溝42内の押込み待機位置
にセットされたアンカ−ピン5を押出して、挿入穴72
内に圧入する。なお、エアシリンダを用いれば容易にア
ンカ−ピン5の打込みが可能である。
bを共に伸長し、可動台12をスライドさせて、注入管
6の先端のノズル62を挿入穴72の前面に近接させ
る。そして、押出しシリンダ61を伸長して、ノズル6
2をアンカ−ピン5のノズル装着孔55に嵌合させ、エ
ポキシ樹脂等の注入材8を、アンカ−ピン5の注入路5
6a、56bを介して挿入穴72及び補修箇所71に隙
間無く充填する。
材8は、図6の上半部に示すように、その圧入力により
リング弁58aを押し広げて外部に流出し、さらにその
加圧力によって、浮きによる隙間等の補修箇所71に確
実に充填、浸透する。
示すように、リング弁58aの復元力、および周囲の注
入材8の加圧力によって、リング弁58aが確実に注入
路56bの開口部を閉塞するため、圧入した注入材8が
アンカ−ピン5内に逆流することがない。
側に装着したシ−ルリング58bは、挿入穴72の内面
との摩擦抵抗により次第に尾端面側に移動し、そのた
め、シ−ルリング58bはテ−パ−部54によって押し
広げられ、さらには挿入穴72の内面とテ−パ−部54
との間に押し潰されて詰め込まれる状態となる。
ように作用する押込み力に加えて、注入材8の加圧力に
よって、挿入穴72の開口部を確実にシ−ルすることが
できる。従って、注入材8の漏出が無く、しかも注入材
8を加圧充填することができる。 充填後は注入管6を
元の位置に戻し、次の補修箇所まで装置全体を移動させ
て、上記作業を繰り返して行う。
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>穴開け作業、アンカ−ピンの挿入作業、注入作業
がすべて自動で行えるため、壁面補修作業の簡素化及び
低コスト化が図れると共に、施工精度の向上を図ること
ができる。
などに装備して補修作業に用いられるため、従来のよう
に建物外壁に足場の架設が不要であると共に、高所作業
が無く安全である。
Claims (2)
- 【請求項1】 スライド可能な台上に、 アンカ−ピン挿入穴の穿孔用ドリルと、前記挿入穴内に
アンカ−ピンを押込むための押込みシリンダと、前記挿
入穴内に注入材を注入するための注入管とを、 それらの先端部を同一方向に向けて、かつ前記台のスラ
イド方向と直交方向に移動可能に配置し、 前記押込みシリンダの前方にはアンカ−ピンを自動的に
押込み待機位置にセット可能な収納装置を設けたことを
特徴とする、 壁面補修装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の壁面補修装置におい
て、前記アンカ−ピンの収納装置は、アンカ−ピンを送
り出し可能に収納する収納部と、この収納部から送り出
されたアンカ−ピンが装填される溝を有するリボルバ−
とよりなり、前記溝内にアンカ−ピンを装填した後に前
記リボルバ−を回転させることによって、アンカ−ピン
を前記押込みシリンダの前方で、かつ押込みシリンダの
軸線の延長線上の押込み待機位置にセットできるよう構
成したことを特徴とする、壁面補修装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29594194A JP3536153B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 壁面補修装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29594194A JP3536153B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 壁面補修装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135202A true JPH08135202A (ja) | 1996-05-28 |
JP3536153B2 JP3536153B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=17827099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29594194A Expired - Lifetime JP3536153B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 壁面補修装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3536153B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117145262A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-12-01 | 温州市市政工程建设开发有限公司 | 一种地下室墙体渗水裂缝封堵施工方法及施工装置 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP29594194A patent/JP3536153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117145262A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-12-01 | 温州市市政工程建设开发有限公司 | 一种地下室墙体渗水裂缝封堵施工方法及施工装置 |
CN117145262B (zh) * | 2023-09-01 | 2024-04-05 | 温州市市政工程建设开发有限公司 | 一种地下室墙体渗水裂缝封堵施工方法及施工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3536153B2 (ja) | 2004-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4992010A (en) | Device for forming an undercut in a drilled hole | |
FI67743C (fi) | Saett och anordning foer brytning av ett fast material | |
US8978781B2 (en) | Dust shroud for power tools | |
US4900092A (en) | Barrel for rock breaking tool and method of use | |
US4182424A (en) | Drill steel centralizer | |
CN116357360B (zh) | 一体式树脂锚固剂安装设备以及多功能锚杆台车 | |
JP4522341B2 (ja) | 注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法 | |
JPH0233832B2 (ja) | ||
JP4777199B2 (ja) | 注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法 | |
US7779908B2 (en) | Arrangement for affixing an expandable packer in a hole | |
GB1584888A (en) | Rock drilling apparatus | |
JP3536153B2 (ja) | 壁面補修装置 | |
EP0489700A1 (en) | Rock bolting device | |
KR950001026A (ko) | 전방위 지반 개량체 조성공법 및 그 장치 | |
US20160040481A1 (en) | Optimized soil penetrating machine | |
US7237695B2 (en) | Mechanical grouting and re-pointing device | |
US7284932B2 (en) | Pressing-out apparatus | |
EP0126046B1 (en) | A method of rock bolting, and a device, and a roof bolting apparatus | |
US3949819A (en) | Soil sampling device | |
JPS60141987A (ja) | 表土類穿孔用穿孔装置 | |
JPH1058437A (ja) | 回転ドリル装置 | |
JPH0762967A (ja) | 拡孔掘削装置 | |
CN220015099U (zh) | 岩石样品取芯装置 | |
JP5186149B2 (ja) | 地盤改良用モニター、地盤改良用装置及びその地盤改良用モニターを用いた地盤改良工法 | |
CA2455685C (en) | Rock drill silencing apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040302 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |