JPH0813505A - 斜面崩壊検知装置 - Google Patents

斜面崩壊検知装置

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JPH0813505A
JPH0813505A JP6171589A JP17158994A JPH0813505A JP H0813505 A JPH0813505 A JP H0813505A JP 6171589 A JP6171589 A JP 6171589A JP 17158994 A JP17158994 A JP 17158994A JP H0813505 A JPH0813505 A JP H0813505A
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slope
collapse
inclinometer
threshold value
detector
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Application number
JP6171589A
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English (en)
Inventor
Akio Anpo
秋夫 安保
Ikuo Oikawa
育男 及川
Takeshi Ono
健 小野
Akira Saito
彰 斉藤
Koji Sakata
光児 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
East Japan Railway Co
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目視に頼ることなく、土木設備の斜面の崩壊
状況を監視し、安全および災害状況を迅速に且つ的確に
把握すると共に、斜面の崩壊を早期に発見する。 【構成】 複数個の検出器1は、各々傾斜計からなり、
監視対象となる軌道敷の切土、盛土等の土木設備の斜面
部に分布して複数個埋設される。検出器1を構成する傾
斜計は、各々鉛直方向からの傾斜角に対応する電気信号
を出力する。A/D変換器2は、検出器1から出力され
るアナログ電圧信号を予め設定した所定の時間間隔で離
散的にサンプリングし、ディジタル信号からなる検出デ
ータに変換する。演算装置3は、検出器1の離散化され
た検出データを収集するとともに、これら検出データと
所定の閾値との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判別し
て警報信号を生成する。この演算装置3で生成され出力
される警報信号は、沿線に設置された点滅発光する特殊
信号発光機4のような警報装置に与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜面崩壊検知装置に関
し、より詳細には、鉄道線路が設置される個所における
切土および盛土等の土木設備のような斜面の降雨等に起
因する崩壊を検知し、適切な警報発生等に供するための
斜面崩壊検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道線路の敷設個所には、周囲の
地形的状況に応じて、線路の安全性を確保するために適
切な土木設備が施されている。このような土木設備に
は、例えば、線路が丘陵等の小高い地形と部分的に交わ
る場合に、周囲の平地と同じ高さで軌道敷を通すために
前記小高い地形の一部を切除して、いわゆる切り通しを
形成する切土、あるいは線路が低地を通る場合に土盛り
をして周辺部分よりも高い軌道敷を形成する盛土等があ
る。
【0003】このような鉄道の軌道敷における切土およ
び盛土で代表される土木設備は、降雨等により崩壊する
と、軌道すなわち線路自体を破損する危険があるばかり
でなく、線路の破損に至っていない場合でも、列車等の
通行を阻害して、列車等の通行を不能としたり、列車等
の事故を引き起こしたりする虞れがある。
【0004】したがって、鉄道の安全性確保の面から
も、このような切土、盛土等の土木設備の崩壊または崩
壊につながる変状は、早期に発見し、早期に対処し、列
車等の事故を未然に防止しなければならない。
【0005】従来、鉄道の軌道敷における切土、盛土等
の土木設備についての崩壊や変状等に対する安全性の確
認は、降雨状況に応じた保線作業員等の巡回警備での目
視に頼っており、多くの人手と時間とを要していた。
【0006】しかも、保線作業員等が軌道敷の土木設備
の崩壊等を発見したとしても、それを走行中の列車側で
確認するまでには、さらに時間を要するため、列車側で
安全の確認がなされるまでの間、列車を徐行させたり、
停止させたりすることにより対処している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の鉄道の軌道敷における土木設備の崩壊、変状等の監視
は、保線作業員等の目視による観察に頼っていたため、
土木設備の崩壊、変状等を早期に発見し、早期に対処す
ることが困難であった。
【0008】すなわち、集中豪雨、台風等により激しい
降雨があったときには、その都度、多数の保線作業員等
により点検および監視を行わなければならず、その結果
の確認のために列車側でも徐行または停車等を強いられ
ており、結果的に特に異常がない場合でも、確認作業等
のために運行に支障をきたしていた。
【0009】ところで、上迩のような鉄道の軌道敷にお
ける土木設備の崩壊、変状等の人海戦術的な監視方法に
代え、少ない監視要員あるいは監視要員なしでも監視し
得るようにするには、何らかの検知器を監視対象の斜面
部等に設置し、その出力に基づき上記崩壊や変状等を判
定し得るような設備を設ければよいと考えられる。
【0010】例えば、検知器としては、水銀スイッチ、
綱式・検知線断線方式などのON/OFFの2値論理セ
ンサや、汎用型の傾斜センサのようなアナログ信号出力
センサを用いればよいと考えらる。しかしながら、ON
/OFFの2値論理センサを用いた場合は、異常傾向の
判断および変状継続の連続監視ができず、土木設備の崩
壊を未然乃至は早期に察知することができない、という
難点がある。
【0011】また、汎用型の傾斜センサを用いた場合
は、2値論理センサの有する上記のような難点はある程
度解消し得るものの、特定の方向の傾斜にのみ感応する
構造となっているため、全方位に対する傾斜を検知する
には不都合があり、また仮に2個の傾斜センサの受感軸
方向を90°ずらせて設置して上記不都合を回避しよう
とすると少なくとも1つの測定点に2個の傾斜センサを
設けねばならないことになる。
【0012】しかしながら、従来の汎用型の傾斜センサ
およびその出力信号を増幅、演算処理するための計測処
理装置は、高価であり、また、汎用型の傾斜センサは、
過大傾斜を与えたり、逆さにしたりすると故障し易い構
造となっているため、広範囲の監視対象の土木設備に多
数設置する場合、膨大な設備コストがかかるという大き
な問題を含んでいる。
【0013】また、上記2値論理センサおよび汎用型の
傾斜センサのいずれを用いた場合においても、センサの
出力信号が一定レベル以上に達したことをもって直ちに
斜面が崩壊したものと判定するように構成した場合、例
えば、傾斜センサに、軌道敷近くに棲息する小動物が接
触したり、落石した小石が衝突したり、保守作業などで
不用意に傾斜センサに傾斜が与えられてしまうと、斜面
崩壊の警報が発せられてしまうなど、誤作動・誤警報を
生じてしまう虞がある。
【0014】このため、作業員等の目視に頼ることな
く、いかに誤作動・誤警報の発生を阻止し、真の斜面崩
壊時のみ的確且つ早期にそれを検知し、警報を発し得る
ようにするかということが克服すべき大きな課題として
存在する。
【0015】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、作業員等の目視に頼る
ことなく、土木設備の斜面の崩壊等の災害状況を監視
し、安全および災害状況を迅速に且つ的確に把握すると
ともに、土木設備の斜面の崩壊を早期に発見して、迅速
な対処に供することを可能とする斜面崩壊検知装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、切土および盛土等の土木設備のような
斜面の崩壊を検知し、適切な警報発生等に供するための
斜面崩壊検知装置において、監視対象の斜面部に埋設さ
れ、鉛直方向からの傾斜角に対応する電気信号を出力す
る少なくとも1個の傾斜計と、この傾斜計の出力信号ま
たはこの出力信号に基づき変換された信号と所定の閾値
との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判別して警報信号
を生成する信号処理装置とを具備することを特徴とする
ものである。
【0017】前記信号処理装置は、前記各傾斜計の出力
信号をそれぞれ傾斜角度に応じた角度値に変換するため
の角度変換手段と、前記角度値と所定の閾値との比較に
基づいて崩壊を判定するための崩壊判定手段とを含んで
いてもよく、前記崩壊判定手段は、各傾斜計についての
角度値の単位時間当たりの変化量を求めるための角速度
演算手段と、前記複数個の傾斜計に対応する前記変化量
を所定の第1の閾値と比較し、前記複数個の傾斜計の全
ての変化量が前記第1の閾値以上となったことを検出す
るための第1の比較手段と、前記全ての変化量が前記第
1の閾値以上となった場合に、前記各傾斜計についての
前記角度値を所定の第2の閾値と比較して、いずれかの
前記角度値が前記第2の閾値以上となった場合に崩壊を
検出する第2の比較手段とを含んでいてもよい。
【0018】前記信号処理装置は、前記傾斜計の出力信
号および所定の閾値の少なくとも一方を相対的に較正す
るための較正手段を含んでいてもよい。さらに、前記傾
斜計は、その底部に所定の長さおよび所定の曲げ剛性を
有する弾性棒を突設していてもよく、鉛直からの傾斜角
を水平面上での方向にかかわらず検知する無方位傾斜計
であってもよい。また、前記信号処理装置は、傾斜計の
出力信号が所定の範囲外にあるときは該当する傾斜計を
異常として、崩壊検出のための処理から除外する異常出
力信号除外手段を含んでいてもよい。
【0019】
【作用】上述のように構成された、斜面崩壊検知装置に
おいては、監視対象の斜面部に埋設され、鉛直方向から
の傾斜角に対応する電気信号を出力する傾斜計の出力信
号と所定の閾値との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判
別して警報信号を生成するので、災害の状況を検出器で
ある傾斜計の出力に基づいて把握し、崩壊等が生じたと
きには、警報等を発生させることができる。また、傾斜
計の出力信号を、角度値に変換し、さらにその角度値の
変化速度として処理することにより、角度値の急速な変
化により、角度が所定値以上となったときに崩壊と判定
することもできる。さらに、斜面の崩壊を確実に検出す
るために、複数個の傾斜計を、斜面に分布埋設させ、そ
れら複数の傾斜計をグループとして監視することによ
り、一群の傾斜計が全体として略一様に傾斜し、これら
一群の傾斜計のいずれかが所定値以上傾斜したことによ
り、崩壊と判定することもでき、しかもこの場合、誤判
定や誤警報を確実に防止し得る。
【0020】このようにして、土木設備の斜面の崩壊等
の災害状況を監視し、安全および災害状況を迅速に且つ
的確に把握するとともに、土木設備の斜面の崩壊を早期
に発見して、迅速な対処に供することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は、本発明に係る斜面崩壊検知装置
の原理的な第1の実施例の構成を示す図である。図1に
示す斜面崩壊検知装置は、複数個の検出器1、A/D
(アナログ−ディジタル)変換器2、および演算装置3
を備えている。
【0022】複数個の検出器1は、各々傾斜計からな
り、監視対象となる軌道敷の切土、盛土等の土木設備の
斜面部に分布して埋設される。これら検出器1を構成す
る傾斜計は、各々鉛直方向からの傾斜角に対応する電気
信号を出力する。A/D変換器2は、複数個の傾斜検出
計器1からの検出出力信号である複数のアナログ電圧信
号を多点切換器(例えば、マルチプレクサ)により順次
選択した1つのアナログ電圧信号を予め設定した所定の
時間間隔で離散的にサンプリングし、電圧値に応じたデ
ィジタル信号からなる検出データにそれぞれ変換する。
【0023】演算装置3は、検出器1の離散化(量子
化)された検出データを収集するとともに、これら検出
データと所定の閾値との比較に基づき前記斜面部の崩壊
を判別して警報信号を生成する信号処理装置として機能
する。この演算装置3で生成され出力される警報信号
は、例えば沿線に設置された点滅発光する特殊信号発光
機4のような警報装置等に与えられる。
【0024】具体的には、演算装置3は、図2に示すフ
ローチャートに従った処理を行う。すなわち、電圧値の
関係を図3に示すように、検出器1の出力電圧VsがV
a−Vb間にあるか否かを判定し(ステップS1)、V
a−Vb間にあるときは検出器1が正常に作動している
ことを確認する。
【0025】次に、出力電圧Vsを前記Va−Vb間で
設定される閾値Vcと比較し(ステップS2)、出力電
圧VsがVa−Vc間にあれば斜面は崩壊しておらず、
斜面が健全であると判定し、出力電圧VsがVc−Vb
間に入ったときには、斜面に崩壊が生じたと判定して、
警報信号を出力する。また、演算装置3では、電圧Vs
がVaよりも小さい場合およびVbより大きい場合に
は、検出器1を接続するケーブルの断線または検出器1
の異常と判定し、その異常のある検出器1の信号を斜面
崩壊の判定から除外して観測を続ける。
【0026】このように構成された、斜面崩壊検知装置
の動作を説明する。検出器1が埋設された斜面が崩壊
し、検出器1に傾斜が発生すると、検出器1から傾斜角
度に応じた電圧信号が出力される。この電圧信号は、図
示省略の多点切換器により1つずつ選択されてA/D変
換器2で離散的にサンプリングされディジタル化され
て、電圧Vsを示すデータとして演算装置3に与えられ
る。
【0027】演算装置3は、ステップS1で電圧Vsが
Va−Vb間にあるか否かを判定し、Va−Vb間にあ
るときは、検出器1が正常に作動しているとみなす。ス
テップS1で検出器1が正常であると判定された場合、
演算装置3は、ステップS2で、出力電圧Vsを閾値V
cと比較する。このステップS2では、出力電圧Vsが
Vc以下であれば、斜面は健全であると判定する。ステ
ップS2の判定において、出力電圧VsがVcを超えた
ときには、斜面に崩壊が生じたと判定する。
【0028】ステップS2で斜面崩壊と判定されると、
演算装置3は、警報信号を出力する。なお、演算装置3
は、電圧VsがVa−Vbの範囲外である場合には、異
常と判定し、該当する検出器1の信号を斜面崩壊の判定
から除外する。このようにして、監視対象となる斜面の
崩壊が検出され、警報信号が生成されると、沿線の適宜
個所に配設した特殊信号発光機4から点滅発光信号が発
生するなど警報が発せられ、列車側から容易に崩壊発生
を検知することができる。
【0029】次に、本発明に係る斜面崩壊検知装置の第
2の実施例を図4に示す。本実施例は、より具体的な実
施例であり、図4の斜面崩壊検知装置の基本的な構成
は、上述した図1と大きく相違するところはない。図4
に示す斜面崩壊検知装置は、複数個の検出器11、複数
個のA/D変換器12、および演算装置13を備えてい
る。
【0030】本実施例における検出器11としては、縦
断面が図5に示すように構成された無方位型の傾斜計が
用いられる。図5に示す傾斜計は、筒状の容器11aの
図示下部にオイル11bが充填されたセンサ室11cが
形成される。このセンサ室11c内に上底すなわち内部
上面のほぼ中央からワイヤ11dを介してマグネット1
1eが振り子状に垂下され、マグネット11eの先端面
の磁極に適宜間隙を存して対峙して、例えばホール素子
等を用いた磁気センサ11fが設置されている。
【0031】磁気センサ11fの出力信号は、図示して
いないリード線等を介して容器11a内のセンサ室11
cの上方に収容された増幅器等を含む処理回路11gに
与えられる。この処理回路11gで処理された検出信号
は、容器11aの上面からケーブル11hにより外部に
引き出され、A/D変換器12に接続される。ケーブル
11hにより引き出される検出信号は、容器11aが鉛
直方向に沿って位置しているときに、マグネット11e
と磁気センサ11fとが最も近接して出力電圧が最小と
なり、鉛直方向に対しての傾斜角が増加すると、マグネ
ット11eと磁気センサ11fとの距離が大きくなって
出力電圧が増加する。
【0032】さらに、この傾斜計には、図6に示すよう
に、前記筒状の容器11aの底面から弾性を有する材料
からなり所定の長さおよび曲げ剛性を有する弾性棒11
iが突設されている。このような傾斜計からなる複数個
の検出器11は、監視対象となる軌道敷の切土、盛土等
の土木設備の斜面部に分布して埋設される。
【0033】ここで、検出器11の分布埋設の仕方につ
いて具体的に説明する。検出器11の配置の一例を図7
に示す。図7に示すように、検出器11は、線路21の
軌道敷の形成される盛土部分22の斜面部に適宜間隔で
配設される。また、検出器11は、線路23の軌道敷近
傍の切土部分24の斜面部に適宜間隔で配設される。各
検出器11は埋設ケーブル(以下「ケーブル」という)
25を介して現場制御盤26に導かれる。ケーブル25
は、各検出器11のケーブル11hに接続されている。
【0034】個々の検出器11は、例えば盛土に対して
図8のように、それぞれ弾性棒11iを下方にして鉛直
方向に沿う姿勢として埋設されている。検出器11に弾
性棒11iを設けていることにより、検出器11の設置
個所の鉛直方向については、検出器11を複数設けなく
とも、また、検出器11自体の長さを大きくせずとも崩
壊滑り面が弾性棒11iを含む検出器11を横切ってい
れば傾斜を検知することができる。
【0035】そして、基本的には、盛土斜面の代表的な
崩壊形式である図9、図10および図11にそれぞれ示
す法肩部崩壊、法尻部崩壊および全層崩壊に対応するた
め、図8〜図11のように法肩、法面中間および法尻の
各表面近傍に検出器11の筒状容器11a部分が位置す
るように検出器11を埋設する。ただし、現実には斜面
の規模に応じて、推定滑り面をもとに、盛土断面内での
検出器11の埋設位置および埋設数を決定する。また盛
土斜面の水平方向についての検出器11の配置について
も、対象斜面の推定滑り面の規模に応じてその範囲内に
最低一断面分の検出器11を配置する。
【0036】また、誤判定、誤警報の発生を極力排除す
るために、多数個の検出器を、任意の組に分け、同一組
(グループ)の検出器を、同一種類の地層(例えば砂質
土、粘性土)に分布配置したり、あるいは、盛土の場合
にあっては、同一の積層範囲に分布配置したりすること
が望ましく、このような配置とすることにより、同一グ
ループ内の検出器11の出力信号の変化傾向が同様とな
る。
【0037】弾性棒11iは、滑り面が弾性棒11iを
横切ったときに、滑り面よりも下の部分がアンカーの役
割をし、上の部分が滑る土砂と一緒に動こうとして変形
することにより、滑り面での地盤の相対変位を検出器1
1の傾斜計部分に伝達する機能を有する。このため、弾
性棒11iとしては、十分な引っ張り強度を有し、且つ
曲げやせん断に対しては変形し易いものが望ましい。
【0038】検出器11は、鉛直になるように埋設する
ことが望ましいが、現実には、埋設後の埋め戻し土の締
まりによる若干の姿勢変化まで管理することは容易では
ない。そこで、斜面の崩壊が予想される方向に予め若干
(予想される埋設時の角度誤差以上、例えば1〜2度)
傾斜させて埋設することにより、検出器11の初期傾斜
により検出器11の出力が不安定に変化する(信号出力
が初期値から大幅に減少する)ことを防止することがで
きる。
【0039】検出器11の埋設に際しては、図12に示
すように、予め検出器11の傾斜計部分の埋設用の穴H
1を形成した後、図13に示すように、穴H1の底部に
金属杭等により弾性棒11iのための導入穴H2を上述
の傾斜を与えるように形成するようにすれば、所望の姿
勢で検出器11を埋設することができる。また、ケーブ
ル25は、斜面崩壊時にケーブル25が断線しないよう
にするため、ケーブル25の敷設ルートのうち、斜面崩
壊のおそれのある個所についてはケーブル25を可撓電
線管で保護し、且つ電線管内部および斜面崩壊のおそれ
の少ない位置でケーブルに余長を持たせるようにする。
【0040】各検出器11については、斜面の崩壊に対
して同じような影響を受けると考えられる検出器11を
グループ化し一群として取り扱う。このとき、検出を確
実にするためには、1つの検出器11が2以上のグルー
プに属するようにグループを設定することが望ましい。
【0041】各検出器11は、各グループ毎にA/D変
換器12に結合される。A/D変換器12は、各検出器
11からの検出出力信号を、例えばマルチプレクサを介
して1つずつ受け、そのアナログ電圧信号を予め設定し
た所定の時間間隔で離散的にサンプリングし、電圧値に
応じたディジタル信号からなる検出データに変換する。
【0042】演算装置13は、検出器11の離散化され
た検出データを収集するとともに、これら検出データと
所定の閾値との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判別し
て警報信号を生成する信号処理装置として機能する。こ
の演算装置13で生成され出力される警報信号は、例え
ば沿線に設置された点滅発光する特殊信号発光機14の
ような警報装置および監視センタ15等に与えられる。
前記A/D変換器12および演算装置13は、例えば現
場制御盤26内に設けられる。
【0043】上記演算装置13は、その概略的機能は、
上述のように検出器11からの検出データを収集すると
共に、これら検出データと所定の閾値との比較に基づき
斜面部の崩壊を判別して警報信号を生成する信号処理装
置として機能するものであるが、具体的には、CPU
(中央演算処理装置)が用いられ、図示は省略したが、
次のような機能実現手段から構成されているものであ
る。
【0044】即ち、上記信号処理装置は、各傾斜計の出
力信号を、所定の演算式[例えば後述する(1)式]に
より傾斜角度に応じた角度値θsに変換するための角度
変換手段と、前記角度値と所定の閾値cとの比較に基づ
いて崩壊を判定するための崩壊判定手段を含んで構成し
てある。
【0045】また、上記の崩壊判定手段は、各傾斜計に
ついての角度値の単位時間当たりの変化量を求めるため
の角速度演算手段と、前記複数個の傾斜計に対応する前
記変化量を所定の第1の閾値と比較し、前記複数個の傾
斜計の全ての変化量が前記第1の閾値以上となったこと
を検出するための第1の比較手段と、前記全ての変化量
が前記第1の閾値以上となった場合に、前記各傾斜計に
ついての前記角度値を所定の第2の閾値と比較して、い
ずれかの前記角度値が前記第2の閾値以上となった場合
に崩壊を検出する第2の比較手段とを含んで構成してあ
る。
【0046】また、上記信号処理装置は、傾斜計の出力
信号および所定の閾値の少なくとも一方を相対的に較正
するための較正手段を含んで構成してある。また、上記
信号処理装置は、傾斜計の出力信号が所定の範囲外にあ
るときは、該当する傾斜計を異常として、崩壊検出のた
めの処理から除外する異常出力信号除外手段を含んで構
成してある。
【0047】具体的には、演算装置13は、図14に示
すフローチャートに従った処理を行う。即ち、一群とし
て設定されたグループi内の検出器11の出力電圧V1
〜VmがそれぞれVa−Vb間にあるか否かを判定し
(ステップS11)、Va−Vb間にあるときは検出器
11が正常に作動していることを確認する。ステップS
11で、電圧V1〜VmがVaよりも小さい場合または
Vbより大きい場合には、検出器11の異常または該当
する検出器11を接続するケーブルの断線と判定して、
その異常のある検出器11の信号を斜面崩壊の判定から
除外する。
【0048】尚、このような機能部分を、ここでは、異
常出力信号除外手段と称することとする。次に、電圧V
1〜Vmをそれぞれ角度値に変換する。この変換は、電
圧をVs(s=1〜m)とすると、例えば最小自乗法に
よる近似を用いて、下記の(1)式の係数α、β、γ、
δを、予め検出器11毎に計測した角度に対する変換特
性曲線に基づいて設定し、検出電圧Vsを下記の(1)
式に当てはめることにより角度に変換する(ステップS
12)。
【0049】 θs=αs・Vs3 +βs・Vs2 +γs・Vs+δ ………(1)式 尚、このように、各傾斜計の出力信号を傾斜角度に応じ
た角度値に変換する機能実現手段を、ここでは、角度変
換手段と称することとする。変換された角度値θsを下
記(2)式により角速度、すなわち単位時間当たりの角
度変化分の直前のn回の平均値dθsを角速度演算手段
により求める(ステップS13)。
【0050】
【数1】 次に、第1の比較手段は、角速度dθ1〜dθm(dθ
s)を閾値cと比較して、角速度dθ1〜dθmが1つ
でも第1の閾値c以上でなければ、検出ミスと判定し
て、次の測定に戻り、全ての角速度dθ1〜dθmが第
1の閾値c以上であれば、崩壊の可能性があると判定す
る(ステップS14)。
【0051】ステップS14で崩壊の可能性があると判
定された場合、第2の比較手段は、角度θ1〜θmを第
2の閾値dと比較し、角度θ1〜θmのうちの1つでも
第2の閾値dを超えていれば崩壊発生と判定し(ステッ
プS15)、警報を発生する(ステップS16)。ステ
ップS15において、第2の比較手段で、角度θ1〜θ
mが全て閾値d以下であれば検出ミスと判定して次の測
定に戻る。このような処理を繰り返して、崩壊の検出を
行う。このように構成された、斜面崩壊検知装置の動作
を説明する。グループiの複数の検出器11が埋設され
た斜面が崩壊し、検出器11に傾斜が発生すると、検出
器11から傾斜角度に応じた電圧信号V1〜Vmが出力
される。この電圧信号は、A/D変換器12で離散的に
サンプリングされディジタル化されて、電圧V1〜Vm
を示すデータとして演算装置13に与えられる。
【0052】演算装置13内の異常出力信号除外手段
(図示せず)は、ステップS11で、一群として設定さ
れたグループi内の検出器11の出力電圧V1〜Vmが
それぞれVa−Vb間にあるか否かを判定する。出力電
圧V1〜Vmが、Va−Vb間にあるときは、検出器1
1が正常に作動していると判定する。ステップS11で
は、電圧V1〜VmがVaよりも小さい場合またはVb
より大きい場合には、検出器11の異常または該当する
検出器11を接続するケーブルの断線と判定する。この
場合は、その異常のある検出器11の信号が斜面崩壊の
判定から除外される。
【0053】次に、ステップS12で、角速度変換手段
が、電圧V1〜Vmをそれぞれ角度値に変換する。この
変換は、(1)式に基づいて行われる。ステップS13
では、崩壊判定手段のうち、角速度演算手段が、変換さ
れた角度値θsを(2)式により角速度、すなわち単位
時間当たりの角度変化分の直前のn回の平均値dθsを
求める。ステップS14では、崩壊判定手段のうちの第
1の比較手段により、角速度dθ1〜dθmが第1の閾
値cと比較され、全ての角速度dθ1〜dθmが第1の
閾値c以上であれば、崩壊の可能性があると判定され
る。
【0054】ステップS14で崩壊の可能性があると判
定された場合、ステップS15で、第2の比較手段によ
り、角度θ1〜θmが第2の閾値dと比較され、角度θ1
〜θmのうちの1つでも第2の閾値dを超えていれば崩
壊発生と判定され、ステップS16で警報が発生され
る。ステップS14で、角速度dθ1〜dθmの少なく
とも1つが第1の閾値c以上でない場合、およびステッ
プS15で、角度θ1〜θmが全て第2の閾値d以下で
あれば第1および第2の比較手段により検出ミスと判定
して次の測定に戻る。このような処理を繰り返して、崩
壊の検出を行う。
【0055】このようにして、監視対象となる斜面の崩
壊が検出され、警報信号が生成されると、沿線の適宜個
所に配設した特殊信号発光機14から点滅発光信号が発
生し、監視センタ15に崩壊発生による警報が通知され
るなどして、列車側から容易に崩壊発生を検知すること
ができる。
【0056】上述した演算装置13では、複数個設置さ
れた検出器11の出力信号において、隣接して設置され
た複数個の検出器11を選択してグループ化し、そのグ
ループ内の検出器11の検出角度の変化傾向が同様で、
その内の一つ以上の検出器の出力信号が設定された闘値
を超えた場合のみ警報を発するための出力信号を出すよ
うに設定している。
【0057】そして、選択された検出器11のグループ
において、そのうちの1個の検出器11の出力信号が設
定された閾値範囲を超えても、その組内の他の検出器1
1の出力信号の変化の様子が、闘値範囲を超えた検出器
11の出力信号の変化の様子と異なる場合には、闘値範
囲を超えた検出器11の出力信号を異常信号として斜面
崩壊の判定から除外するように設定している。
【0058】尚、本発明は、上述し且つ図面に示された
実施例のみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲内において種々の変形実施が可能である。例え
ば、傾斜計については、例示したものに限らず、傾斜に
対応した電気信号を出力するものであれば、いかなる原
理に基づくものであっても適用することができる。
【0059】また、信号処理装置について、実施例にお
いては、検出器の出力を角度変換手段により傾斜角度値
を求めた上で、角速度演算手段により角度値の単位時間
当たりの変化量を求めるように構成したが、検出器の出
力から直ちに出力の単位時間当たりの変化量の平均値を
算出し、この平均値に所定の異なる係数を乗じて第1の
閾値および第2の閾値を設定し、各検出器の出力の変化
量が、全て上記第1の閾値を越えた場合、斜面に崩壊が
生じた可能性があると判定し、さらに上記検出器の出力
の変化量が1つでも第2の閾値を越えた場合、斜面に崩
壊が生じたものと判定するように構成してもよい。
【0060】また、何らかの原因で傾斜計がある程度傾
斜(軽度の局部傾斜)した場合、その傾斜計の傾きが0
になるように(鉛直になるように)姿勢を元に戻すこと
なく、角度変換手段により求めた角度値を、“0”にリ
セットすることで、再計測が可能なるように構成しても
よい。また、施設管理の省力化を図るために、遠隔地で
の自動計測システムとその計測データの伝送システムを
構築するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
監視対象の斜面部に埋設され、鉛直方向からの傾斜角に
対応する電気信号を出力する傾斜計の出力信号と所定の
閾値との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判別して警報
信号を生成するようにして、作業員等の目視に頼ること
なく、土木設備の斜面の崩壊等の災害状況を監視し、安
全および災害状況を迅速に且つ的確に把握するととも
に、土木設備の斜面の崩壊を早期に発見して、迅速な対
処に供することを可能とする斜面崩壊検知装置を提供す
ることができる。
【0062】また、特に請求項3に記載の発明によれ
ば、複数の傾斜計のうちのいくつかが、斜面崩壊以外の
原因、例えば小動物や落石などの接触や衝突により傾斜
したような場合には、第1の比較手段が斜面の崩壊とは
判別しないので、誤った判定をしたり、誤警報を発する
ことが確実に防止され、斜面が崩壊したときは、第1の
比較手段が崩壊の可能性ありと判定し、第2の比較手段
も崩壊と判定することとなるので、的確に斜面の崩壊を
検知し得る斜面崩壊検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る斜面崩壊検知装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の斜面崩壊検知装置における動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図3】図1の斜面崩壊検知装置における動作を説明す
るための信号電圧および閾値の関係を模式的に示す図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例に係る斜面崩壊検知装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】図1の斜面崩壊検知装置に用いる検出器の断面
構成を説明するための断面図である。
【図6】図1の斜面崩壊検知装置に用いる検出器の外観
構成を説明するための斜視図である。
【図7】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の配置
を模式的に説明するための斜視図である。
【図8】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の配置
を説明するための模式図である。
【図9】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の配置
および崩壊の様子を説明するための模式図である。
【図10】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の配
置および崩壊の様子を説明するための模式図である。
【図11】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の配
置および崩壊の様子を説明するための模式図である。
【図12】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の埋
設方法を説明するための模式図である。
【図13】図1の斜面崩壊検知装置における検出器の埋
設方法を説明するための模式図である。
【図14】図4の斜面崩壊検知装置における動作を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,11 検出器 2,12 A/D(アナログ−ディジタル)変換器 3,13 演算装置 4,14 特殊信号発光機 11a 筒状の容器 11b オイル 11c オイル室 11d ワイヤ 11e マグネット 11f 磁気センサ 11g 処理回路 11h,25 ケーブル 11i 弾性棒 15 監視センター 21,23 線路 22 盛土 24 切土 26 現場制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 健 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 斉藤 彰 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内 (72)発明者 坂田 光児 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切土および盛土等の土木設備のような斜
    面の崩壊を検知し、適切な警報発生等に供するための斜
    面崩壊検知装置において、監視対象の斜面部に埋設さ
    れ、鉛直方向からの傾斜角に対応する電気信号を出力す
    る少なくとも1個の傾斜計と、この傾斜計の出力信号ま
    たはこの出力信号に基づき変換された信号と所定の閾値
    との比較に基づき前記斜面部の崩壊を判別して警報信号
    を生成する信号処理装置を具備することを特徴とする斜
    面崩壊検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、信号処理装置は、各傾斜計の出力信号をそれぞれ
    傾斜角度に応じた角度値に変換するための角度変換手段
    と、前記角度値と所定の閾値との比較に基づいて崩壊を
    判定するための崩壊判定手段とを含むことを特徴とする
    斜面崩壊検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、崩壊判定手段は、各傾斜計についての角度値の単
    位時間当たりの変化量を求めるための角速度演算手段
    と、前記複数個の傾斜計に対応する前記変化量を所定の
    第1の閾値と比較し、前記複数個の傾斜計の全ての変化
    量が前記第1の閾値以上となったことを検出するための
    第1の比較手段と、前記全ての変化量が前記第1の閾値
    以上となった場合に、前記各傾斜計についての前記角度
    値を所定の第2の閾値と比較して、いずれかの前記角度
    値が前記第2の閾値以上となった場合に崩壊を検出する
    第2の比較手段とを含むことを特徴とする斜面崩壊検知
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、信号処理装置は、傾斜計の出力信号および所定の
    閾値の少なくとも一方を相対的に較正するための較正手
    段を含むことを特徴とする斜面崩壊検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、傾斜計は、その底部に所定の長さおよび所定の曲
    げ剛性を有する弾性棒を突設したことを特徴とする斜面
    崩壊検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、傾斜計は、鉛直からの傾斜角を水平面上での方向
    にかかわらず検知する無方位傾斜計であることを特徴と
    する斜面崩壊検知装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の斜面崩壊検知装置にお
    いて、信号処理装置は、傾斜計の出力信号が所定の範囲
    外にあるときは該当する傾斜計を異常として、崩壊検出
    のための処理から除外する異常出力信号除外手段を含む
    ことを特徴とする斜面崩壊検知装置。
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