JPH08133980A - 血圧降下剤 - Google Patents
血圧降下剤Info
- Publication number
- JPH08133980A JPH08133980A JP6274748A JP27474894A JPH08133980A JP H08133980 A JPH08133980 A JP H08133980A JP 6274748 A JP6274748 A JP 6274748A JP 27474894 A JP27474894 A JP 27474894A JP H08133980 A JPH08133980 A JP H08133980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- euglena
- culture
- protozoan
- culture medium
- blood pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 哺乳動物の血圧降下を計る。
【構成】 ドコサヘキサエン酸強化ユーグレナを経口投
与する。
与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドコサヘキサエン酸強化
ユーグレナ細胞を有効成分とする血圧降下剤に関する。
ユーグレナ細胞を有効成分とする血圧降下剤に関する。
【0002】
【従来の技術と解決しようとする課題】高齢化社会を迎
えつつある今日、日本人にとって脳卒中は重要な成人病
である。若年期より発症する本態性高血圧は脳卒中のリ
スクファクターになっているが、降圧剤による治療で血
圧をコントロールすれば、その続発症である脳卒中は予
防される。したがって高血圧の予防および治療は非常に
重要度の高い課題である。1973年に脳卒中易発症性
高血圧自然発症ラット(SHRSP)が人間の高血圧や
脳卒中発症病理、治療、予防の最良のモデル動物として
確立されて以来(サーキュレーション・リサーチ(Ci
rculation Research)34−35巻
(1974年) 143頁)、様々な研究がSHRSP
を用いてなされてきた。
えつつある今日、日本人にとって脳卒中は重要な成人病
である。若年期より発症する本態性高血圧は脳卒中のリ
スクファクターになっているが、降圧剤による治療で血
圧をコントロールすれば、その続発症である脳卒中は予
防される。したがって高血圧の予防および治療は非常に
重要度の高い課題である。1973年に脳卒中易発症性
高血圧自然発症ラット(SHRSP)が人間の高血圧や
脳卒中発症病理、治療、予防の最良のモデル動物として
確立されて以来(サーキュレーション・リサーチ(Ci
rculation Research)34−35巻
(1974年) 143頁)、様々な研究がSHRSP
を用いてなされてきた。
【0003】ユーグレナ細胞の高血圧に対する効果は、
SHRSPにおいてこれまでも調べられており、SHR
SPに対する延命効果(日本栄養・食糧学会誌、41
巻、115〜125頁(1988))や、ユーグレナ細
胞由来の分子量3万〜30万のポリペプチドが静脈注射
後数時間の間、SHRSPの血圧を下げること(特開昭
60−197626)、あるいはSHRSPの血圧上昇
抑制効果(特開昭60−196157)が知られてい
る。しかし、長期にわたって血圧を降下させ、しかも経
口投与可能な血圧降下剤としての検討はこれまでなされ
ていなかった。
SHRSPにおいてこれまでも調べられており、SHR
SPに対する延命効果(日本栄養・食糧学会誌、41
巻、115〜125頁(1988))や、ユーグレナ細
胞由来の分子量3万〜30万のポリペプチドが静脈注射
後数時間の間、SHRSPの血圧を下げること(特開昭
60−197626)、あるいはSHRSPの血圧上昇
抑制効果(特開昭60−196157)が知られてい
る。しかし、長期にわたって血圧を降下させ、しかも経
口投与可能な血圧降下剤としての検討はこれまでなされ
ていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来血圧
上昇抑制効果を持つ成分を有することが知られていたユ
ーグレナ細胞にドコサヘキサエン酸(以下、DHA)を
強化することにより、血圧を著しくしかも継続的に降下
させる効果を付与せしめることが可能なことを見いだ
し、これに基づいて経口投与可能な血圧降下剤として利
用できることを確認して本発明の完成に至った。本発明
でいうユーグレナは、動物学の分類上でユーグレナ属
(ミドリムシ属)に属する原生動物で、これに属する
種、変種、変異種のすべてを含む。代表的なものとして
はユーグレナ・グラシリス(Euglena grac
ilis)、ユーグレナ・グラシリス・バシラリス変種
(Euglena gracilis var.bac
illaris)、ユーグレナ・ビリディス(Eugl
ena viridis)、アスタシア・ロンガ(As
tasia longa)などである。
上昇抑制効果を持つ成分を有することが知られていたユ
ーグレナ細胞にドコサヘキサエン酸(以下、DHA)を
強化することにより、血圧を著しくしかも継続的に降下
させる効果を付与せしめることが可能なことを見いだ
し、これに基づいて経口投与可能な血圧降下剤として利
用できることを確認して本発明の完成に至った。本発明
でいうユーグレナは、動物学の分類上でユーグレナ属
(ミドリムシ属)に属する原生動物で、これに属する
種、変種、変異種のすべてを含む。代表的なものとして
はユーグレナ・グラシリス(Euglena grac
ilis)、ユーグレナ・グラシリス・バシラリス変種
(Euglena gracilis var.bac
illaris)、ユーグレナ・ビリディス(Eugl
ena viridis)、アスタシア・ロンガ(As
tasia longa)などである。
【0005】かかるユーグレナの培養に使用する培地
は、コーレン・ハットナー培地(ジャーナル・オブ・プ
ロトゾオロジー(Jouenal of Protoz
oology) 14巻(1967年) 増補17頁)
や、ハットナー培地(ジャーナル・オブ・プロトゾオロ
ジー(Jouenal of Protozoolog
y) 6巻(1959年) 23頁)等の公知の培地を
使用することができる。また炭素源としてグルコース、
澱粉水解物、糖蜜、グルタミン酸、酢酸、エタノール等
を使用し、窒素源として硝酸アンモニウム、第2リン酸
アンモニウム、硫酸アンモニウム、アンモニア水等のよ
うな無機窒素源、グルタミン酸、アスパラギン酸のよう
なアミノ酸、またはペプトン、カザミノ酸、酵母エキ
ス、コーンスティープリカー等の有機窒素源を適宜組合
せ、これにカルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄等
の無機塩とビタミンB1 およびB12を微量加えたような
培地を使用することもできる。
は、コーレン・ハットナー培地(ジャーナル・オブ・プ
ロトゾオロジー(Jouenal of Protoz
oology) 14巻(1967年) 増補17頁)
や、ハットナー培地(ジャーナル・オブ・プロトゾオロ
ジー(Jouenal of Protozoolog
y) 6巻(1959年) 23頁)等の公知の培地を
使用することができる。また炭素源としてグルコース、
澱粉水解物、糖蜜、グルタミン酸、酢酸、エタノール等
を使用し、窒素源として硝酸アンモニウム、第2リン酸
アンモニウム、硫酸アンモニウム、アンモニア水等のよ
うな無機窒素源、グルタミン酸、アスパラギン酸のよう
なアミノ酸、またはペプトン、カザミノ酸、酵母エキ
ス、コーンスティープリカー等の有機窒素源を適宜組合
せ、これにカルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄等
の無機塩とビタミンB1 およびB12を微量加えたような
培地を使用することもできる。
【0006】ユーグレナの培養温度は20〜35℃が適
当であり、初発pHは2.0〜7.5が適当であるが、
細胞の増殖には3.0〜5.0の範囲が最も好ましい。
また、培養時には1分間あたり50〜250回の振盪、
適度の通気攪拌を行なうことが望ましい。本発明におい
ては光照射の有無を制限するものではない。
当であり、初発pHは2.0〜7.5が適当であるが、
細胞の増殖には3.0〜5.0の範囲が最も好ましい。
また、培養時には1分間あたり50〜250回の振盪、
適度の通気攪拌を行なうことが望ましい。本発明におい
ては光照射の有無を制限するものではない。
【0007】上記のような通常の培養方法によって培養
したユーグレナ細胞は培養液そのままでも利用し得る
が、必要に応じて遠心分離、濾過等の回収操作により培
養液より回収又は/及びスプレードライ、フリーズドラ
イ、その他の乾燥方法等の操作により利用に適した形態
にまで処理して用いることもできる。本発明においては
特に分離精製方法を限定するものではない。
したユーグレナ細胞は培養液そのままでも利用し得る
が、必要に応じて遠心分離、濾過等の回収操作により培
養液より回収又は/及びスプレードライ、フリーズドラ
イ、その他の乾燥方法等の操作により利用に適した形態
にまで処理して用いることもできる。本発明においては
特に分離精製方法を限定するものではない。
【0008】また、ユーグレナのDHA強化方法につい
ては、培養中に0.01〜2%のDHAあるいはその誘
導体を培地に添加して行なう特開平2−138964記
載の強化方法が有効であり、その他培養中に細胞内のD
HAを増加させる強化方法であれば本発明の効果を期待
できる。しかし、培養終了後の濃縮ユーグレナ細胞やユ
ーグレナ死細胞にDHAを混合あるいは混練するような
強化方法では本発明の効果を十分には期待できない。
ては、培養中に0.01〜2%のDHAあるいはその誘
導体を培地に添加して行なう特開平2−138964記
載の強化方法が有効であり、その他培養中に細胞内のD
HAを増加させる強化方法であれば本発明の効果を期待
できる。しかし、培養終了後の濃縮ユーグレナ細胞やユ
ーグレナ死細胞にDHAを混合あるいは混練するような
強化方法では本発明の効果を十分には期待できない。
【0009】ユーグレナの含有量については1〜10%
程度が望ましいが、必要に応じてさらに増量することは
本発明の効果に差し支えない。ユーグレナの安全性につ
いてはこれまでにも調べられており、厚生省の亜急性毒
性試験のガイドラインによる試験で90日間の摂取では
何ら問題は認められていない。(フレグランスジャーナ
ル,No.93,34〜40頁) 従来検討されてきたユーグレナの血圧降下作用はすべて
静脈注射によりその効果が期待できるものであった。し
かし本発明の最大の特徴は経口投与によって効果を得ら
れる血圧降下剤であるという点にあり、その形態として
は錠剤、散剤、カプセル等として使用できる。本発明に
おいては、経口投与可能なものであれば特にその形態を
制限するものではない。
程度が望ましいが、必要に応じてさらに増量することは
本発明の効果に差し支えない。ユーグレナの安全性につ
いてはこれまでにも調べられており、厚生省の亜急性毒
性試験のガイドラインによる試験で90日間の摂取では
何ら問題は認められていない。(フレグランスジャーナ
ル,No.93,34〜40頁) 従来検討されてきたユーグレナの血圧降下作用はすべて
静脈注射によりその効果が期待できるものであった。し
かし本発明の最大の特徴は経口投与によって効果を得ら
れる血圧降下剤であるという点にあり、その形態として
は錠剤、散剤、カプセル等として使用できる。本発明に
おいては、経口投与可能なものであれば特にその形態を
制限するものではない。
【0010】以下、実施例をあげて本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【0011】
比較例1(ユーグレナの調製例) グルコース 1200g, 硫酸アンモニウム 420
g, コーンスティープリカー 300g, 硫酸マグ
ネシウム 30g, リン酸一カリウム 30g, エ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 3g, モール塩
3g,硫酸亜鉛 1.5g, 硫酸マンガン 1g,
ビタミンB1 300mg, ビタミンB12 600
μgを水道水60lに溶解し、100l容ジャーファー
メンターに仕込んで、スチームで滅菌(120℃、20
分)した。これに予め同様の培地で前培養したユーグレ
ナ・グラシリス(Euglena gracilis)
の培養液6000mlを接種し、28℃で72時間通気
培養した。この時、培地のpHはpHコントローラーを
用い、2N 水酸化ナトリウム水溶液で4.5に培養終
了まで維持した。なお、用いたユーグレナは国立環境研
究所微生物系統保存施設(茨城県つくば市小野川16−
2)より分譲を受けたユーグレナ・グラシリスNIES
48であり、同じ株は請求により入手できる。培養終了
後、培養液を遠心分離して細胞を回収してスプレードラ
イによって乾燥し、ユーグレナ細胞粉末600gを得
た。 実施例1(ドコサヘキサエン酸強化ユーグレナの調製
例) 比較例1と同様にユーグレナ・グラシリスを培養し、D
HA強化処理として培養開始後48時間で300gのD
HA(純度60.5%)を添加し、更に培養を継続し
た。培養終了後、比較例1と同様の処理を行ない、DH
A強化ユーグレナ粉末(脂質含量18%、脂質中のDH
A50%)750gを得た。 比較例2 比較例1で得たユーグレナ粉末を原料として表1に示し
た粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、生後5週令
の本態性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を飼育
し、SHRSPの血圧を市販飼料(船橋SP飼料;粗タ
ンパク質22%)で飼育したものと比較した。SHRS
Pの飼育は室温23±1℃、湿度55±5%、明暗切り
替え条件(7:00−19:00点灯)のある飼育室で
行ない、飼料と飲料水は自由摂取させた。血圧の測定は
尾動脈圧脈拍測定装置(夏目製作所(株);KN−21
0−1)を使用して、tail−cuff法により収縮
期尾動脈圧を無麻酔下で測定した。図1に示したとお
り、ユーグレナ飼料で飼育したSHRSPは市販飼料で
飼育したものより若干血圧が低い傾向が認められるがそ
の効果は決して大きなものではなく、また安定した血圧
降下作用も認められなかった。図1で縦軸は血圧(mm
Hg)を、横軸は週令の数であり、この図は5週令のS
HRSPに無強化ユーグレナ飼料を与えた場合の血圧の
変化を示すものである。
g, コーンスティープリカー 300g, 硫酸マグ
ネシウム 30g, リン酸一カリウム 30g, エ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 3g, モール塩
3g,硫酸亜鉛 1.5g, 硫酸マンガン 1g,
ビタミンB1 300mg, ビタミンB12 600
μgを水道水60lに溶解し、100l容ジャーファー
メンターに仕込んで、スチームで滅菌(120℃、20
分)した。これに予め同様の培地で前培養したユーグレ
ナ・グラシリス(Euglena gracilis)
の培養液6000mlを接種し、28℃で72時間通気
培養した。この時、培地のpHはpHコントローラーを
用い、2N 水酸化ナトリウム水溶液で4.5に培養終
了まで維持した。なお、用いたユーグレナは国立環境研
究所微生物系統保存施設(茨城県つくば市小野川16−
2)より分譲を受けたユーグレナ・グラシリスNIES
48であり、同じ株は請求により入手できる。培養終了
後、培養液を遠心分離して細胞を回収してスプレードラ
イによって乾燥し、ユーグレナ細胞粉末600gを得
た。 実施例1(ドコサヘキサエン酸強化ユーグレナの調製
例) 比較例1と同様にユーグレナ・グラシリスを培養し、D
HA強化処理として培養開始後48時間で300gのD
HA(純度60.5%)を添加し、更に培養を継続し
た。培養終了後、比較例1と同様の処理を行ない、DH
A強化ユーグレナ粉末(脂質含量18%、脂質中のDH
A50%)750gを得た。 比較例2 比較例1で得たユーグレナ粉末を原料として表1に示し
た粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、生後5週令
の本態性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を飼育
し、SHRSPの血圧を市販飼料(船橋SP飼料;粗タ
ンパク質22%)で飼育したものと比較した。SHRS
Pの飼育は室温23±1℃、湿度55±5%、明暗切り
替え条件(7:00−19:00点灯)のある飼育室で
行ない、飼料と飲料水は自由摂取させた。血圧の測定は
尾動脈圧脈拍測定装置(夏目製作所(株);KN−21
0−1)を使用して、tail−cuff法により収縮
期尾動脈圧を無麻酔下で測定した。図1に示したとお
り、ユーグレナ飼料で飼育したSHRSPは市販飼料で
飼育したものより若干血圧が低い傾向が認められるがそ
の効果は決して大きなものではなく、また安定した血圧
降下作用も認められなかった。図1で縦軸は血圧(mm
Hg)を、横軸は週令の数であり、この図は5週令のS
HRSPに無強化ユーグレナ飼料を与えた場合の血圧の
変化を示すものである。
【0012】 表1 ユーグレナ飼料の組成 ─────────────────────── 原料名 組成比(%) ─────────────────────── ユーグレナ粉末 40.29 α−コーンスターチ 46.47 ビタミン混合物 1.00 ミネラル混合物 4.00 セルロース粉末 3.00 塩化コリン 0.24 大豆油 5.00 ─────────────────────── 粗タンパク質 22.0% ─────────────────────── 比較例3(ユーグレナとDHAエチルエステルを含む飼
料) 比較例1で得たユーグレナ粉末を原料として表2に示し
た粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、生後5週令
の本態性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を飼育
し、比較例2と同様にSHRSPの血圧を市販飼料(船
橋SP飼料;粗タンパク質22%)で飼育したものと比
較した。図2に示したとおり、ユーグレナ飼料で飼育し
たSHRSPは市販飼料で飼育したものより若干血圧が
低い傾向が認められるがその効果は決して大きなもので
はなかった。図2は縦軸に血圧を、横軸に週令をとっ
て、DHAを含む飼料を5週令から与えた場合の血圧の
変化を示す。
料) 比較例1で得たユーグレナ粉末を原料として表2に示し
た粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、生後5週令
の本態性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を飼育
し、比較例2と同様にSHRSPの血圧を市販飼料(船
橋SP飼料;粗タンパク質22%)で飼育したものと比
較した。図2に示したとおり、ユーグレナ飼料で飼育し
たSHRSPは市販飼料で飼育したものより若干血圧が
低い傾向が認められるがその効果は決して大きなもので
はなかった。図2は縦軸に血圧を、横軸に週令をとっ
て、DHAを含む飼料を5週令から与えた場合の血圧の
変化を示す。
【0013】 表2 ユーグレナ飼料の組成 ─────────────────────── 原料名 組成比(%) ─────────────────────── ユーグレナ粉末 40.29 α−コーンスターチ 46.47 ビタミン混合物 1.00 ミネラル混合物 4.00 セルロース粉末 3.00 塩化コリン 0.24 DHAエチルエステル 5.00 (純度90%) ─────────────────────── 粗タンパク質含量 22.0% DHA含量 4.5% ─────────────────────── 実施例2(DHA強化ユーグレナを含む飼料) 実施例1で得たDHA強化ユーグレナ粉末を原料として
表3に示した粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、
SHRSPを飼育し、比較例2と同様に市販飼料(船橋
SP飼料;粗タンパク質22%)で飼育したSHRSP
と血圧の比較を行なった。図3に示したとおり、DHA
強化ユーグレナ飼料で飼育したSHRSPは対照区のも
のよりも有意に血圧上昇が抑制され、その効果も安定し
ていた。図3は縦軸に血圧を、横軸に週令をとり、DH
A強化ユーグレナ飼料を5週令から与えた場合の血圧の
変化を示している。
表3に示した粗タンパク質含量22%の飼料を作成し、
SHRSPを飼育し、比較例2と同様に市販飼料(船橋
SP飼料;粗タンパク質22%)で飼育したSHRSP
と血圧の比較を行なった。図3に示したとおり、DHA
強化ユーグレナ飼料で飼育したSHRSPは対照区のも
のよりも有意に血圧上昇が抑制され、その効果も安定し
ていた。図3は縦軸に血圧を、横軸に週令をとり、DH
A強化ユーグレナ飼料を5週令から与えた場合の血圧の
変化を示している。
【0014】 表3 DHA強化ユーグレナ飼料の組成 ─────────────────────── 原料名 組成比(%) ─────────────────────── DHA強化ユーグレナ粉末 50.05 α−コーンスターチ 36.71 ビタミン混合物 1.00 ミネラル混合物 4.00 セルロース粉末 3.00 塩化コリン 0.24 大豆油 5.00 ─────────────────────── 粗タンパク質 22.0% DHA含量 4.5% ───────────────────────
【図1】無強化ユーグレナと血圧の関係を示す図。
【図2】DHA飼料と血圧の関係を示す図。
【図3】DHA強化ユーグレナと血圧の関係を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ドコサヘキサエン酸強化ユーグレナを有
効成分とする血圧降下剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274748A JPH08133980A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 血圧降下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274748A JPH08133980A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 血圧降下剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133980A true JPH08133980A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17546044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6274748A Pending JPH08133980A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 血圧降下剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08133980A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0752470A2 (de) * | 1995-07-07 | 1997-01-08 | Hoechst Aktiengesellschaft | Verfahren zur Massenkultivierung von Ciliaten |
WO1998003168A1 (de) * | 1996-07-22 | 1998-01-29 | Aventis Research & Technologies Gmbh & Co Kg | Omega-3-fettsäurenenthaltende zubereitung aus mikroorganismen als prophylaktikum bzw. therapeutikum gegen parasitäre erkrankungen beim tier |
CN106497793A (zh) * | 2016-11-24 | 2017-03-15 | 王江新 | 一种裸藻培养基及其培养方法 |
WO2021070961A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 株式会社ウォーターエージェンシー | Ace阻害用または血圧上昇抑制用の組成物、その製造方法、酵素剤、ポリヌクレオチド、及び形質転換体 |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP6274748A patent/JPH08133980A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0752470A2 (de) * | 1995-07-07 | 1997-01-08 | Hoechst Aktiengesellschaft | Verfahren zur Massenkultivierung von Ciliaten |
EP0752470A3 (de) * | 1995-07-07 | 2000-04-05 | Aventis Research & Technologies GmbH & Co. KG | Verfahren zur Massenkultivierung von Ciliaten |
US6593128B1 (en) | 1995-07-07 | 2003-07-15 | Nutrinova | Method for culturing ciliates |
WO1998003168A1 (de) * | 1996-07-22 | 1998-01-29 | Aventis Research & Technologies Gmbh & Co Kg | Omega-3-fettsäurenenthaltende zubereitung aus mikroorganismen als prophylaktikum bzw. therapeutikum gegen parasitäre erkrankungen beim tier |
CN106497793A (zh) * | 2016-11-24 | 2017-03-15 | 王江新 | 一种裸藻培养基及其培养方法 |
WO2021070961A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 株式会社ウォーターエージェンシー | Ace阻害用または血圧上昇抑制用の組成物、その製造方法、酵素剤、ポリヌクレオチド、及び形質転換体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4165827B2 (ja) | ドコサヘキサエン酸およびドコサヘキサエン酸を含む化合物 | |
KR101059482B1 (ko) | 해조류의 발효에 의한 gaba의 제조방법 | |
KR100380287B1 (ko) | 상황버섯류 액체배양물을 함유한 기능성 음료 및 그제조방법 | |
CN111139273B (zh) | 一种制备、分离和提取l-色氨酸的方法 | |
KR100347267B1 (ko) | 눈꽃동충하초 액체배양물을 함유한 기능성 음료 및그 제조방법 | |
JPH08133980A (ja) | 血圧降下剤 | |
JP4000946B2 (ja) | 冬虫夏草の新規製造方法及び得られた冬虫夏草とその使用 | |
US6054585A (en) | Process for making high purity piperine for nutritional use | |
JP2003070462A (ja) | γ―アミノ酪酸生産能を有する乳酸菌、および、それを使用した食品の製造方法 | |
Grau et al. | Phenylalanine and tyrosine utilization in normal and phenylalanine-deficient young mice | |
JP2012017337A (ja) | アルコール代謝促進剤組成物 | |
KR20200110561A (ko) | 글루타티온 물질을 유효성분으로 하는 항산화 및 면역강화 조성물 | |
WO2010027014A1 (ja) | S-アデノシル-l-メチオニンの吸収性を高める方法およびs-アデノシル-l-メチオニンの吸収性が高められた組成物 | |
JPH0759540A (ja) | アラキドン酸含有健康食品 | |
US20080227869A1 (en) | Substituted nitrobenzene derivatives as pharmaceutical and other uses thereof | |
CA2020633C (en) | Mutant of pseudomonas, a strain yzh, and a process for producing 851 yzh nutrient solution by application of the strain | |
JPS6328593B2 (ja) | ||
JPH07285881A (ja) | アルコール代謝促進剤 | |
JPS62134083A (ja) | 鉄含有微生物及びその製造法 | |
FR2526808A1 (fr) | Procede perfectionne de preparation de l-lysine | |
JP3764496B2 (ja) | アルコール性肝機能障害抑制剤 | |
JP6783962B1 (ja) | アルギナーゼ−1産生促進剤 | |
JP7315115B2 (ja) | 記憶学習機能及び/又は認知機能の向上・低下抑制のための組成物 | |
JP2843917B2 (ja) | アルコール代謝促進剤 | |
JPH072688A (ja) | 腸内有毒腐敗産物抑制剤 |