JPH081337U - 逆転式広幅ニッププレス装置 - Google Patents

逆転式広幅ニッププレス装置

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JPH081337U
JPH081337U JP1496U JP1496U JPH081337U JP H081337 U JPH081337 U JP H081337U JP 1496 U JP1496 U JP 1496U JP 1496 U JP1496 U JP 1496U JP H081337 U JPH081337 U JP H081337U
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JP
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web
nip
continuous
roll
felt
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JP1496U
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デニス・カラハン・クローニン
Original Assignee
ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 形成ワイヤ上に形成された移動ウェブをプレ
スする技術を改良したプレス装置の提供。 【解決手段】 このプレス装置は形成ワイヤF上に形成
された移動ウェブWをプレスするためのもの、フレーム
12とそのフレームに回転自在に取付られた第1の複数
のロール14〜21とを有する。第1の連続フェルト2
2は、形成ワイヤFから同第1のフェルト22へウェブ
Wを移すため形成ワイヤFの近くに配置されたピックア
ップロール14を含む第1の複数のロール14〜21の
まわりを走行する。その第1の複数のロールは、また、
ピックアップロール14の下流に第1プレスロール15
を有する。第2の連続フェルトは第2の複数のロール2
6〜35のまわりを走行し、同第2のフェルト38は、
第1のフェルト22と共働する。第2の複数のロール2
6〜35は第2プレスロール26を有し、そのロールは
第1プレスロール15と共働して第1ニップN1 を形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、形成ワイヤ上に形成された移動ウェブをプレスするプレス装置に関 し、特に、共働するプレスロールによって形成される第1ニップと広幅ニッププ レスにより形成される第2ニップとを有し、両ニップを通って第1フェルトが走 行しているプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術,考案が解決しようとする課題】
製紙機械のプレス部分において、重要な目的は、ウェブの形成に損傷を与えな いで又はウェブを押しつぶすことなく、ウェブからできるだけ多くの水分を除去 することである。ウェブから少量の水を更に除去することによって大きなエネル ギーの節約が達成されることは広く知られた事実である。
【0003】 プレスで除去されなかった水分は製紙機械の下流ドライヤードラム部分で加熱 によって除去されねばならず、或る単位の水分を蒸発によって除去する場合のエ ネルギーの必要量は、同一単位の水分をプレス作用で除去するエネルギーの必要 量より著しく多い。
【0004】 ベロイトコーポレーションへ譲渡されたイー・ジェイ・ジャスタス(E.J.Just us)の米国特許第4,561,939号には、広幅ニッププレスの前方にある一対の共働 するプレスロールにより形成された第1脱水ニップが記載されている。この特許 は、形成されたウェブを第1ニップと第2ニップとの間を送るために一対の下方 フェルトを開示している。
【0005】 しかしながら、第2上側フェルトと第2下側フェルトとの間でウェブを移動す る前に第1下側フェルトから第2上側フェルトへ形成されたウェブを移すために 、吸引ロール等を必要とする。その結果、ウェブは、第1ニップと第2ニップと の間の或る移動部分においては下側フェルトのいずれかによっても支持されない ことになる。また、一方のフェルトから次のフェルトへ吸引移送する間、水分は その前のフェルトからシートへ戻される。
【0006】 そこで、本考案は、第一ニップと第2ニップとの間でウェブの移送中上側フェ ルト上にウェブを支持する手段を提供して、ジャスタス特許の前述の第2上側フ ェルトの移送吸込ロールを必要としない“ノードロープレス”(no draw press) を提供する。
【0007】 ウォーカー(Waker)の米国特許第3,023,805号は、第1ニップと第2ニップと の間を走行する単一の下側フェルトを開示している。しかしながら、第2ニップ は広幅ニッププレスではない。さらに本米国特許発明においては、広幅ニッププ レスに溝付きブランケットを備えることにより、下側フェルトを必要としない。
【0008】 さらに、米国特許第4,704,192号は、その図1において、ロール対を通って走 行する下側フェルトと滑らかな表面の支持ロールを備えた広幅ニップとを示して いる。しかしながら、この米国特許は、ウェブをドライヤー部分へ移すためにそ の効果的な利点を備えた逆転ニップを開示していない。
【0009】 従って、本考案の第1目的は、従来の提案の前述したような欠点を克服し、形 成用ワイヤ上に形成された移動ウェブをプレスする技術を大いに改良したプレス 装置を提供することである。
【0010】 本考案のもうひとつの目的は、一対の共働するプレスロールによって形成され た第1ニップと逆転広幅ニッププレスにより形成される第2ニップとを有するプ レス装置を提供することであり、ウェブは前記のニップの両方を通過するフェル トによって、これらのニップ間を支持されるようになっている。
【0011】 本考案のもうひとつの目的は、広幅ニッププレスのダブルフェルトを必要とし ない溝付きブランケットを有する逆転広幅ニッププレスによって第2ニップを構 成するようにしたプレス装置を提供することである。
【0012】 本考案のその他の目的と利点は、添付図面に関連して説明される以下の記載及 び請求項の記載からこの技術に熟達した人にとって明らかとなるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は形成ワイヤ上に形成された移動ウェブをプレスするプレス装置に関す る。この装置は、フレームとフレームに回転自在に取付られた第1の複数のロー ルとを有する。第1の連続フェルトは第1プレスロールを含む第1の複数のロー ルのまわりを走行する。
【0014】 第2の複数のロールはフレームに回転自在に取付られ、第2の連続フェルトは 第2の複数のロールのまわりを走行し、第2の連続フェルトは第1の連続フェル トと共働する。第2の複数のロールは第2プレスロールを含み、この第2プレス ロールは第1プレスロールと共働してそれらの間に第1ニップを形成し、その結 果、ウェブが第1ニップへ向って移動する時、そのウェブは第1ニップを通過す る間、第1の連続フェルトと第2の連続フェルトとの間でプレスされる。
【0015】 第1及び第2の連続フェルトが互いに離れる時、ウェブが第1の連続フェルト によって支持されるように、プレスされたウェブが第1ニップから出る時、ウェ ブは第1の連続フェルトへ向って押圧される。逆転広幅ニッププレスは第1ニッ プの下流に配置され、第1の連続フェルトの下に支持されたウェブが広幅ニップ プレス装置により形成される第2ニップを通過する時、ウェブをさらに脱水する 。
【0016】 本考案において、逆転広幅ニッププレスは溝付きブランケットを有するので広 幅ニッププレスのダブルフェルトを必要としない。なぜなら、溝付きブランケッ トと第1の連続フェルトとこの第1の連続フェルトの下に支持されたウェブとが 第2ニップを通過する時、ウェブから除去された水分のほとんどは第1の連続フ ェルトを通ってブランケットの溝へ送られるからである。
【0017】 本考案の好ましい実施形態において、第1プレスロールはそこから出るウェブ を第1の連続フェルトへ押圧する吸引ロールである。
【0018】 本考案には、この技術に熟達した人にとって明瞭となるような多くの変形や変 更が含まれる。本考案は以下に説明する実施形態に制限されるものではなくて、 その実施形態は単に本考案を例示したものにすぎない。むしろ、本考案は本考案 の範囲を限定する請求項によってその範囲が規定される。
【0019】
【考案の実施形態】
図1は、形成ワイヤF上に形成された点線で示す移動ウェブWをプレスするた め全体を符号10で示されるプレス装置を示す。この装置10は、フレーム12 と第1の複数のロール14,15,16,17,18,19,20,21とを有 する。
【0020】 第1の連続フェルト22は第1の複数のロール14〜21のまわりを走行する 。第1の複数のロール14〜21は、吸引ロールであるピックアップロール14 を有する。ロール14はワイヤFの近くに配置される。ピックアップロール14 とワイヤFは共働し、ウェブWがワイヤFとピックアップロール14との間を通 過する時、ウェブWがワイヤFから第1のフェルト22へ移される。
【0021】 ロール15は第1吸引ロールであって、ピックアップロール14の下流に配置 されている。第2の複数のロール26,27,28,29,30,31,32, 33,34,35はフレーム12に回転自在に取付られる。
【0022】 第2の連続フェルト38は第2の複数のロール26〜35のまわりを走行し、 その第2のフェルト38は第1フェルト22と共働してウェブWがピックアップ ロール14と第1プレスロール15との間を移動する時、第1及び第2フェルト 22,38によってウェブWがそれぞれ支持される。
【0023】 ロール26は、第1プレスロール15と共働してそれらの間に第1ニップN1 を形成する第2プレスロールであって、ウェブWがピックアップロール14から 第1のフェルト22と第2のフェルト38との間を第1ニップN1 へ向って移動 する時、第1ニップN1 を通過する間にそれぞれ第1のフェルト22と第2のフ ェルト38との間でウェブWがプレスされる。
【0024】 図示の実施形態において、第1又は第2プレスロール15,26は溝付きにロ ール、吸引ロール又は平面ロール、又はその組合わせにすることができる。
【0025】 図示のように、スチームボックス40と吸引シュー41がニップN1 の下流で 第1のフェルト22とウェブWとの両側に配置され、ウェブWが第1ニップN1 から出る時、ウェブWを第1のフェルト22へ向って押圧する。前記の配置は、 第1及び第2のフェルト22,38が互いに離開する時、ウェブWを第1のフェ ルト22の下に支持することができる。
【0026】 全体を符号42で示す広幅ニッププレス装置は第1ニップN1 の下流に配置さ れ、第1のフェルト22の下に支持されたウェブWが逆広幅ニッププレス装置4 2によって形成される第2ニップN2 を通過する時、ウェブWをさらに脱水する 。広幅ニッププレス装置42は、平面ロール44とそのロール44と共働する凹 面48を有するシュー46とを有し、ニップN2 を形成する。
【0027】 さらに広幅ニッププレスは、ブランケット52,フェルト22及びウェブWが ニップN2 を通過する間、ブランケット52とウェブWとの間に第1のフェルト 22が配置されるように、溝付きブランケット52に対してシュー46を押圧す る装置50を有する。ブランケット52は、クロニン外(Cronin etal)の米国特 許第4,908,103号及び第4,978,428号に開示されているように、フェルト22に 接して配置される表面上に溝が形成されている。
【0028】 さらに、ニップN2 から出てくるウェブWは第1のフェルト22より離れ、そ の後、ロール54のまわりをまわり、全体を符号56で示す単一列の頂部がフェ ルトで成るベルーチャンプ(BEL−CHAMP)ドライヤー部分へ案内され、 ウェブの両側が交互に乾燥される。
【0029】 ベルーチャンプ(BEL−CHAMP)はベロイトコーポレーションの登録商 標であり、その概念はウェデル外(Wedel et al)の米国特許第4,934,067号に 開示されている。ウェデル外の米国特許第4,934,067号を参考文献としてここに 引用する。
【0030】 本考案の実施形態の操作において、形成されたウェブは吸引ロールであるピッ クアップロールによって形成ワイヤから第1のフェルトへ移される。そのワイヤ は第1及び第2プレスロールによって形成される第1ニップへ向って運ばれるの で、ウェブに含まれる水分の一部分は、第1ニップを通ってウェブが通過する間 、ウェブから除去される。
【0031】 第1及び第2のフェルトは、第1ニップから出た後互いに離れ、スチームボッ クスとそれと共働する真空シューは、ニップの下流でウェブに残留する水分の粘 性を低下させ、ウェブが第2ニップN2 を通過する間、そのような残留水の除去 を容易にするために使用される。
【0032】 ニップN2 から出る脱水されたウェブは第1フェルト22から離れ、全体を符 号56で示す単一列のベルーチャンプ(BEL−CHAMP)ドライヤー部分の リードインロール54のまわりを案内される。 ロール44の滑らかな面は、滑らかでプリント可能な表面をプレストウェブ又は ライナーボードの側面58に形成する。
【0033】 本考案のプレスがライナーボードの製造のために使用される時、その結果製造 されたライナーボードは、その一側面に容易に印刷を行うことができ、その上で カートン等へ変換することができる。
【0034】 本考案の多くの変形は、この技術に熟達した人にとって容易に明らかとなるで あろう。しかしながら、そのような変形は請求項に限定されるように本考案の本 旨と範囲内に包含されるものである。
【0035】 逆広幅ニッププレス装置にあるプレスされたウェブ又はボードをさらに安定化 させるために、ロール44の周囲面の一部分においてニップN2 の下流でウェブ Wを連続支持することも、そのような変形の範囲に含まれる。
【0036】 また、本考案には、ロール44を誘導ヒーター等で加熱し、ウェブ又はボード がニップN2 を通過する間、その温度と圧力が急上昇し、かつ、滞留時間が長く なるようにした配置も含まれる。
【0037】 広幅ニップ42を逆転させることによって、プレス部分からドライヤー部分5 6へのウェブの紙通しが非常に容易となる。そして、ロール44の下に形成され るブロークピットとN2 の上流に配置されるテールカッターとにより、ドライヤ ー部分の紙通し操作が容易となる。
【0038】
【考案の効果】
本考案は、第1ニップと第2ニップ間の隣接する複数の下側フェルトの間でウ ェブを移送するための移送ロールを必要としないことによって非常に構造が簡単 化し、脱水プレスの設備費用が節減される。また、第1ニップと第2ニップとの 間で2本の下側フェルトを備えるための付加的費用を必要としない。
【0039】 さらに、第2下方フェルトへ移される間にウェブが再び湿るという問題もなく なり、従来のオープンドロー配置でみられる欠点を回避することができる。さら に、溝付きブランケットを利用することによって、広幅ニッププレスの場合の下 方フェルト又はダブルフェルト方式の必要がなくなる。
【0040】 従来、第1ニップを通り、それから広幅ニッププレスを通って走行するための 一本の上側フェルトを使用することは、それが一般に、上側フェルトに過負荷を 生じさせると考えられていたので、実施できないと思われてきたけれども、前記 の本考案に係る配置は、溝付きブランケットと組合わせた場合、非常に満足に作 動することがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は下側フェルトを有しない逆転広幅プレス
を備えた本考案のプレス装置の側面図である。
【符号の説明】
W ウ
ェブ 10 プ
レス装置 12 フ
レーム F 形
成ワイヤ 14,15,16,17,18,19,20,21 第
1の複数のロール 22 第
1フェルト 38 第
2フェルト 26〜35 第
2の複数のロール N1
1ニップ N2
2ニップ 40 ス
チームボックス 41 吸
引シュー 42 広
幅ニッププレス装置 44 平
面ロール 46 シ
ュー 52 溝
付きブランケット 54 リ
ードインロール 56 ド
ライヤー部分

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム;前記フレームに回転自在に取
    付られ第1プレスロールを含む第1の複数のロール;前
    記第1の複数のロールのまわりを走行する第1の連続フ
    ェルト;前記フレームに回転自在に取付られた第2の複
    数のロール;及び前記第2の複数のロールのまわりを走
    行する第2の連続フェルト;を備え;前記第2の複数の
    ロールは;ウェブが第1ニップを通過する間、同ウェブ
    が前記第1の連続フェルトと第2の連続フェルトとの間
    でプレスされるように前記第1プレスと共働して第1ニ
    ップを形成する第2プレスロール;前記第1の連続フェ
    ルトと第2の連続フェルトとが互いに離れる時、ウェブ
    が前記第1の連続フェルトの下に支持されるように、プ
    レスされたウェブが前記第1ニップから出る時、前記第
    1の連続フェルトに対してウェブを押圧する手段;及び
    前記第1ニップの下流に配置され、前記第1の連続フェ
    ルトの下に配置されたウェブが広幅ニッププレス手段に
    より形成される第2ニップを通過する時、ウェブからさ
    らに脱水を行う逆転広幅ニッププレス手段;を有する;
    ことを特徴とする形成ワイヤ上に形成された移動ウェブ
    をプレスするプレス装置。
  2. 【請求項2】 前記第1プレスロールが吸引ロールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】 前記第1プレスロールが溝付きロールで
    あることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  4. 【請求項4】 前記第1プレスロールが平面ロールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の複数のロールがワイヤの近く
    に配置されたピックアップロールを有し、同ピックアッ
    プロールとワイヤは共働してウェブがワイヤと前記ピッ
    クアップロールとの間を通る時、ウェブをワイヤから前
    記第1の連続フェルトへ移すようになっており;前記第
    1プレスロールは前記ピックアップロールの下流に配置
    され、ウェブが前記ピックアップロールから前記第1ニ
    ップへ向って移動する時、ウェブが第1ニップを通過す
    る間、前記第1の連続フェルトと第2の連続フェルトと
    の間でウェブをプレスすることを特徴とする請求項1に
    記載のプレス装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の連続フェルトが、前
    記ピックアップロールと前記第1ニップとの間の全間隔
    に沿ってウェブを支持することを特徴とする請求項5に
    記載のプレス装置。
  7. 【請求項7】 前記第2プレスロールが溝付きロールで
    あることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  8. 【請求項8】 ウェブへスチームをかけるスチームボッ
    クス手段;及びウェブが前記第1ニップを通過した後、
    前記第1の連続フェルトを通って吸引を作用させるため
    に前記スチームボックスに対してウェブと第1の連続フ
    ェルトとの反対側に配置された吸引シュー;をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  9. 【請求項9】 前記逆転式伸長ニッププレス手段が;ウ
    ェブの一方の側面と直接表面接触するための滑らかな外
    面を形成する第3プレスロール;前記第3プレスロール
    と共働して前記第2ニップを形成する凹面を形成するシ
    ュー;前記第3プレスロールへ向って前記シューを押圧
    する手段;及びブラケットと前記第1の連続フェルトと
    ウェブとが前記第2ニップを通る時、前記第1の連続フ
    ェルトが連続ブランケットとウェブとの間に配置される
    ように、前記第2ニップを通って走行する連続ブラケッ
    ト;を有することを特徴とする請求項1に記載のプレス
    装置。
  10. 【請求項10】 前記ブランケットが、前記ブランケッ
    トと前記第1の連続フェルトとが前記第2ニップを通過
    する間、前記ブランケットが前記第1の連続フェルトに
    対してプレスされる表面を有し、前記表面は、ウェブが
    前記第2ニップを通過する時、ウェブから除去された水
    分を受けるために通口を有することを特徴とする請求項
    9に記載のプレス装置。
  11. 【請求項11】 フレームと;前記フレームに間隔自在
    に取付られた第1の複数のロールと;前記第1の複数の
    ロールのまわりを伸長する第1の連続フェルト;を備
    え;前記第1の複数のロールは、ワイヤの近くに配置さ
    れたピックアップロールを有し、前記ピックアップロー
    ルとワイヤは、ウェブがワイヤとピックアップロールと
    の間を通過する時、ウェブをワイヤから前記第1の連続
    フェルトへ移すように共働しており;かつ、前記ピック
    アップロールの下流に配置された第1プレスロールと;
    前記フレームに回転自在に取付られた第2の複数のロー
    ルと;前記第2の複数のロールのまわりを伸長する第2
    の連続フェルト;を備え;前記第2の連続フェルトは、
    ウェブが前記ピックアップロールから前記第1プレスロ
    ールまで前記第1の連続フェルトと第2の連続フェルト
    との間で支持されるように前記第1の連続フェルトと共
    働しており;前記第2の複数のロールは、第2プレスロ
    ールを有し、同第2プレスロールは前記第1プレスロー
    ルと共働してそれらの間に第1ニップを形成し、ウェブ
    がピックアップロールから前記第1の連続フェルトと第
    2の連続フェルトとの間を前記第1ニップへ向って移動
    する時、前記第1ニップを通過中ウェブが前記第1の連
    続フェルトと第2の連続フェルトとの間でプレスされる
    ようになっており;かつ、前記第1及び第2の連続フェ
    ルトが互いに離反する時、ウェブが前記第1の連続フェ
    ルトによって支持されるように、プレスされたウェブが
    前記第1ニップから出る時、ウェブを前記第1の連続フ
    ェルトに対して押圧する手段と;前記第1の連続フェル
    トにより支持されたウェブが広幅ニッププレス手段によ
    り形成される第2ニップを通過する時、ウェブからさら
    に脱水させるように前記第1ニップの下流に配置された
    逆転式広幅ニツププレス手段;を備え;前記広幅ニップ
    プレス手段は;ウェブの一側面との直接接触面となる滑
    らかな表面を有する第3プレスロールと;前記第3プレ
    スロールと共働して前記第2ニップを形成するように凹
    面を形成するシュー;を有し;更に、前記シューを前記
    第3プレスロールへ向って押圧する手段と;前記第1の
    連続フェルト及びウェブが前記第2ニップを通過する
    時、前記第1の連続フェルトが連続ブランケットとウェ
    ブとの間に配置されるように前記第2ニップを通って走
    行する連続ブランケット;を備え;前記連続ブランケッ
    トは、前記第2ニップを通って前記連続ブランケットと
    第1の連続フェルトが通過する間、前記第1の連続フェ
    ルトに対してプレスされる表面を有し、前記表面は、ウ
    ェブが前記第2ニップを通過する時、ウェブから除去さ
    れた水分を受容するための複数の溝を有する;ことを特
    徴とする形成ワイヤ上に形成された移動ウェブをプレス
    するプレス装置。
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