JPH08133747A - ガラス溶解炉 - Google Patents

ガラス溶解炉

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Publication number
JPH08133747A
JPH08133747A JP29890394A JP29890394A JPH08133747A JP H08133747 A JPH08133747 A JP H08133747A JP 29890394 A JP29890394 A JP 29890394A JP 29890394 A JP29890394 A JP 29890394A JP H08133747 A JPH08133747 A JP H08133747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
auxiliary
furnace
flames
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP29890394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tatsuta
孝司 竜田
Koichi Ichiki
広一 市来
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH08133747A publication Critical patent/JPH08133747A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス燃焼式ガラス溶解炉の炉内温度分布を改
善する。 【構成】 炉1の側壁3に貫設された外部混合型ガスバ
ーナ2の火炎Aからの直射熱と天井4からの反射熱によ
って、下方の溶解槽5を加熱するようにしたガラス溶解
炉において、図2に示すように、上記ガスバーナ2の主
ガスノズル6から補助ガスノズル7を分岐して、それぞ
れ炉壁3に穿設した主ノズル挿通孔8及び補助ノズル挿
通孔9に嵌挿し、補助ガスノズル7からは主ガスノズル
6から噴出する主炎よりも火炎長の短い補助炎を噴出す
るようにした。 【効果】 主ガスノズル6と補助ガスノズル7の間に火
炎同士が混じり合わない程度の距離が確保されるため
に、補助炎は主炎に影響されることなく独立に燃焼し、
それによって主炎の根元の低温部分の側方に補助炎の最
大放射部分がくるように構成することが可能となり、主
炎の長さを短くすることなく、炉内の温度分布を理想パ
ターンに近付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス燃焼式の大型ガラス
溶解炉(タンク窯)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガラス溶解炉には重油を燃料とす
るものが多いが、近年設備費の安いガス燃焼式も用いら
れるようになった。図1はガス燃焼式ガラス溶解炉の概
略構造を示したもので、炉壁3に貫設されたガスバーナ
2の火炎Aからの直射熱と天井4からの反射熱によっ
て、下方の溶解槽5を加熱するものであり、ガスバーナ
2には燃料と空気を別々に炉内へ供給する先混合式を採
用して、拡散燃焼により放射率の高い長炎を形成するよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしガラス溶解炉
は、炉内が1500〜1600℃ときわめて高温である
ために熱伝達は輻射が支配的であり、一方LPGやメタ
ン系のガス燃料を用いるガス燃焼式は、重油燃焼式に比
し火炎の輻射強度が低く、特に火炎の根元の未燃焼部分
が比較的長いために、バーナ2に近い側の温度が遠い側
の温度に比しかなり低くなるという問題がある。図3は
炉内の温度分布を天井の3箇所に設けた温度センサT1
,T2 ,T3 により測定したもので、同図中破線は図4
に示した従来の単孔型ガスバーナ2を使用した場合の温
度分布であり、細い実線で示した理想温度分布に比し、
火炎の最大放射部分が先端側に偏っていることが分か
る。またその対策として、図4のガスバーナ2の炎孔2
aを小さくして、ガスの噴出速度を上げると、火炎の根
元温度T1 は改善されるものの、火炎長が短くなって燃
焼温度T2 が上昇してしまい、炉材寿命を短くする上
に、NOxの発生量が増加するという問題がある。
【0004】図5はこれを改善するために試みられた多
孔型ガスバーナ2の構造を示したもので、主炎孔12の
周囲に複数の小径の補助炎孔13を設けることにより、
主炎の根元部分に短炎長の補助炎の高輝度部分を配して
温度分布の均一化を図ったものであるが、主炎孔12と
補助炎孔13の間の距離が短いために、補助炎に主炎の
未燃焼ガスが混入して、補助炎が単独に形成されるのを
妨げてしまい、初期の効果が殆ど得られていなかった。
本発明は上述の問題点に鑑み、ガス燃焼式ガラス溶解炉
の炉内温度分布を改善し得るようなガスバーナの構造を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス燃焼式
ガラス溶解炉は、図1に示すように、炉1の側壁3に貫
設された外部混合型ガスバーナ2の火炎Aからの直射熱
と天井4からの反射熱によって、下方の溶解槽5を加熱
するようにしたガラス溶解炉において、図2に示すよう
に、上記ガスバーナ2の主ガスノズル6から補助ガスノ
ズル7を分岐して、それぞれ炉壁3に穿設した主ノズル
挿通孔8及び補助ノズル挿通孔9に嵌挿し、補助ガスノ
ズル7からは主ガスノズル6から噴出する主炎よりも火
炎長の短い補助炎を噴出するようにしたものである。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、主ガスノズル6と補助ガ
スノズル7の間に火炎同士が混じり合わない程度の距離
が確保されるために、補助炎は主炎に影響されることな
く独立に燃焼し、それによって主炎の根元の低温部分の
側方に補助炎の最大放射部分がくるように構成すること
が可能となり、主炎の長さを短くすることなく、炉内の
温度分布を理想パターンに近付けることができる。なお
図5の従来例においても、主炎孔12と補助炎孔13の
距離を大きくすることは可能であるが、炉内が1500
〜1600℃ときわめて高温であるために、ガス導管1
4を太くすることはノズル挿通孔からの熱の放散やノズ
ルチップの熱損傷などの点で問題があり、またノズル先
端部分のみを炉壁面から突出させて太くすることも、金
属製のガス導管の耐熱性の点で不可能である。
【0007】
【実施例】図1は本発明によるガラス溶解炉の一実施例
を示したもので、天井が湾曲したかまぼこ型の炉1の下
部に設けられた溶解槽5は、一端から原料が装入され、
他端から溶融ガラスが取り出されるようになっており、
左右の炉壁3にはそれぞれ蓄熱室10に連通した通気口
11が複数箇所に設けられて、各通気口11のすぐ下の
炉壁3にガスバーナ2が貫設されている。左右のガスバ
ーナ2は、一定時間(15〜30分)毎に交互に燃料ガ
スが供給されて燃焼と停止を繰り返し、燃焼側(図では
左側)の通気口11からは蓄熱室10を通って900〜
1100℃に予熱された燃焼用空気が噴出し、この燃焼
用空気にガスノズルから噴出する燃料ガスが接触して拡
散燃焼し、長くて赤い火炎を形成する。また高温の排気
は停止側(図では右側)の通気口11に吸引されて、蓄
熱室10を通って蓄熱材を加熱したのち、外部に排出さ
れるようになっている。
【0008】図2は本発明に使用するガスバーナ2の構
造を示したもので、炉壁3の外側で主ガスノズル6から
2本のやや小径の補助ガスノズル7が三股状に分岐され
ると共に、炉壁3には各ガスノズル6,7に対応する箇
所に主ノズル挿通孔8及び補助ノズル挿通孔9が穿設さ
れており、各ガスノズル6,7を所定のノズル挿通孔
8,9に嵌挿した際に、各ノズルの先端が各挿通孔8,
9の内方端より若干炉壁内に引っ込んだ位置にくるよう
にして、ノズル先端部が炉内の高温に曝されないように
保護している。また補助ガスノズル7の炎孔は主ガスノ
ズル6の炎孔よりも小さくして、主ガスノズル6から噴
出する主炎よりも火炎長の短い補助炎を噴出するように
している。このように構成すれば、主炎による放射強度
は全体に減少するものの、補助炎による放射強度が炉の
中央よりも手前側に分布するので、結局図3に太い実線
で示したように、理想温度分布にきわめて近い温度分布
を実現することができる。なお本実施例では、補助ガス
ノズル7は主ガスノズル6の左右に各1本ずつ2本設け
たが、この本数は炉の大きさや形状に応じて適宜変更し
得ることは言うまでもない。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、主ガスノ
ズル6と補助ガスノズル7の間に火炎同士が混じり合わ
ない程度の距離が確保されるために、補助炎は主炎に影
響されることなく独立に燃焼し、それによって主炎の根
元の低温部分の側方に補助炎の最大放射部分がくるよう
に構成することが可能となり、主炎の長さを短くして炉
材を損耗したり、あるいはNOx発生量を増加したりす
ることなく、炉内の温度分布を理想パターンに近付ける
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来例に共通のガラス溶解炉の断面
図。
【図2】本発明に使用するガスバーナを炉壁に装着した
状態を示す平面図。
【図3】本発明の動作状態を示す炉内温度分布図。
【図4】従来例の要部断面図。
【図5】他の従来例の要部断面図。
【符号の説明】
1 炉 2 ガスバーナ 3 炉壁 4 天井 5 溶解槽 6 主ガスノズル 7 補助ガスノズル 8 主ノズル挿通孔 9 補助ノズル挿通孔 10 蓄熱室 11 通気口 12 主炎孔 13 補助炎孔 14 ガス導管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉の側壁に貫設された外部混合型ガスバ
    ーナの火炎からの直射熱と天井からの反射熱によって、
    下方の溶解槽を加熱するようにしたガラス溶解炉におい
    て、上記ガスバーナの主ガスノズルから補助ガスノズル
    を分岐して、それぞれ炉壁に穿設した主ノズル挿通孔及
    び補助ノズル挿通孔に嵌挿し、補助ガスノズルからは主
    ガスノズルから噴出する主炎よりも火炎長の短い補助炎
    を噴出するようにしたことを特徴とするガラス溶解炉。
JP29890394A 1994-11-08 1994-11-08 ガラス溶解炉 Pending JPH08133747A (ja)

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JP29890394A JPH08133747A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ガラス溶解炉

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JP29890394A JPH08133747A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ガラス溶解炉

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JPH08133747A true JPH08133747A (ja) 1996-05-28

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ID=17865665

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JP29890394A Pending JPH08133747A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ガラス溶解炉

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