JPH08133426A - 自動倉庫の取り出し制御方法 - Google Patents

自動倉庫の取り出し制御方法

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JPH08133426A
JPH08133426A JP27106594A JP27106594A JPH08133426A JP H08133426 A JPH08133426 A JP H08133426A JP 27106594 A JP27106594 A JP 27106594A JP 27106594 A JP27106594 A JP 27106594A JP H08133426 A JPH08133426 A JP H08133426A
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fork
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Yoshizumi Okada
佳純 岡田
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康博 山本
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移載装置に設けられた複数のフォークによっ
て、多形状、かつ、複数のアイテムが取り出し可能な移
載装置が設けられた自動倉庫において、自動倉庫内に収
納された大小異なる大きさのアイテムを効率よく取り出
すことができる取り出し制御方法を提供する。 【構成】 取り出し要求がされた多種類のアイテムのう
ち、予め入力された占有面積の大きいものから順次各フ
ォークに割り当てるとともに、その割当に基づいて、使
用フォーク数の少ないものから順次ピッキング棚から移
載装置の載置台に移載する。 【効果】 載置台には極力隙間が少なくなるように各ア
イテムが詰め込まれ、1のピッカーの動作で多くのアイ
テムを取り出し可能。取り出し作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫の取り出し制
御方法に関して、特に多種類の大小異なる大きさのアイ
テムを効率よく取り出す制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動倉庫としては、複数の単位棚
を縦横に列設したピッキング棚を所定の通路を設けて一
定間隔毎に複数並設し、それらの間の通路内に移動可能
に配したスタッカークレーンで、ピッキング棚の単位棚
に収納しているアイテムを出庫したり、出庫して空にな
った単位棚にアイテムを入庫する構造のものが各種提供
されている。また、スタッカークレーンの代わりに、上
下各段の棚毎に横方向へ走行可能であり、前記同様にア
イテムを単位棚に入庫及び出庫可能なピッキングドーリ
ーを設けた構造のものも既に各種提供されている。
【0003】また、従来の自動倉庫では、移載装置の移
載の容易性による要請から、前記ピッキング棚の単位棚
に一定の大きさのアイテムを直接格納すること、もしく
は単又は複数のアイテムを収納した一定規格のトレーを
格納すること、もしくは単又は複数のアイテムを載置し
た一定規格のコンテナ或いはパレットを格納することが
一般的に行われ、それに対応して移載装置も特定形状の
一個のアイテムを移載するのに適した構造が採用されて
いる。例えば、アイテムを単位棚の奥部から押し出すプ
ッシャーを該単位棚に備えた構造のもの、両側からアイ
テムを挟み込んで引き出すことが可能な一対のアームを
備えた構造のもの、トレーやコンテナ或いはパレットに
係止して引き出す構造のもの等が存在する。
【0004】上記のような構造の自動倉庫においては、
自動倉庫内に収納された各アイテムに対しての取り出し
要求がされると、前記ピッキング棚の単位棚に格納され
た一定の大きさのアイテムを一つずつ取り出すか、もし
くは単叉は複数のアイテムが収納された一定規格のトレ
ーもしくはコンテナもしくはパレットを前記単位棚から
取り出して必要アイテムのみを取りだした後、その余り
を再度前記単位棚に戻す方法を使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような自動倉庫の移載装置はは、一定形状の物体の取り
出しを目的としたものであり、複数の物体を同時に移載
する場合や、移載する物体の大きさ形状が異なる場合に
は対応できないといった欠点を有する。
【0006】従って、自動倉庫に格納された一定の大き
さのアイテムを一つずつ取り出す方法では、格納される
アイテムの形状が限られるのみならず、アイテムを一個
ずつ取り出すので、非常に作業効率が悪い。
【0007】また、単叉は複数のアイテムが収納された
一定規格のトレーもしくはコンテナもしくはパレットを
前記単位棚から取り出して必要アイテムのみを取り出し
た後、その余りを前記単位棚に戻す方法では、その戻す
作業に非常に手間と時間がかかるので、やはり非常に出
庫能力が低い。
【0008】従って、上記のいずれの方法であっても、
近年の多品種、小量のアイテムを効率良く取り扱うこと
といった要請に対応できなかった。
【0009】そこで、本発明の課題は、大小異なる大き
さのアイテムを複数同時に移載することが可能な移載装
置が備えられた自動倉庫によって、多品種のアイテムを
自動倉庫から効率良く取り出すことが可能である自動倉
庫の制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するの
ために、請求項1記載の自動倉庫の取り出し制御方法
は、移載装置本体に対して昇降自在かつピッキング棚の
奥行き方向へ出没自在であり、基端に当止部を設けた櫛
歯状のフォークが複数並設されるとともに、移載装置本
体の載置台に前記各フォークを噛合し得る複数の移載突
条が櫛歯状に並設される一方、ピッキング棚側には前記
各フォークを噛合し得る複数の載支突状が櫛歯状に並設
され、前記移載突条と前記載支突状の高さは前記フォー
クの上下幅よりも高く設定されてなり、それぞれのフォ
ークでまたは複数のフォークが協動してピッキング棚上
のアイテムを持ち上げて移載装置本体の載置台に移載可
能となした自動倉庫において、自動倉庫内に収納された
複数のアイテムに対し取り出し要求がされると、各アイ
テムの使用フォーク数に関する情報により、各アイテム
の使用フォーク数の多い順にフォークの割当を決定し、
前記割当が決定されたフォークにより、使用フォーク数
の少ない順に各アイテムを前記ピッキング棚から前記載
置台に移載して、前記取り出し要求がされた各アイテム
を取り出すことを特徴とする。
【0011】なお、請求項2記載のように、請求項1記
載の自動倉庫の取り出し制御方法において、各アイテム
の使用フォーク数に関する情報により、各アイテムの使
用フォーク数の多い順にフォークの割当を決定する際
に、使用フォーク数が同じ時には、アイテムの奥行き寸
法の長い順にフォークの割当を決定するようにしてもよ
い。
【0012】また、請求項3記載のように、請求項1記
載の自動倉庫の取り出し制御方法において、各アイテム
の使用フォーク数に関する情報により、各アイテムの使
用フォーク数の多い順にフォークの割当を決定する際
に、使用フォーク数が同じ時には、各アイテムの奥行き
寸法にそれら各アイテムの種別の取り出し個数を乗じて
算出した各アイテムの奥行き長さの長い順にフォークの
割当を決定するようにしてもよい。
【0013】さらに、請求項4記載のように、請求項1
ないし3記載の自動倉庫の取り出し制御方法において、
前記割当が決定されたフォークにより、使用フォーク数
の少ない順に順次各アイテムを前記載置台に移載する際
に、使用フォーク数が同じ時には、直前の取り出し時に
おける移載装置の位置に最も近い位置に収納されたアイ
テムを前記ピッキング棚から前記移載装置に移載するよ
うにしてもよい。
【0014】なお、請求項5記載のように、請求項1な
いし請求項4記載の自動倉庫の取り出し制御方法におい
て、同種のアイテムは入庫日の古いものから先に前記ピ
ッキング棚から前記載置台に移載するようにしてもよ
い。
【0015】
【作用】上記のような請求項1記載の自動倉庫の取り出
し制御方法においては、自動倉庫は、移載装置本体に対
して昇降自在かつピッキング棚の奥行き方向へ出没自在
であり、基端に当止部を設けた櫛歯状のフォークが複数
並設されるとともに、移載装置本体の載置台に前記各フ
ォークを噛合し得る複数の移載突条が櫛歯状に並設され
る一方、ピッキング棚側には前記各フォークを噛合し得
る複数の載支突状が櫛歯状に並設され、前記移載突条と
前記載支突状の高さは前記フォークの上下幅よりも高く
設定されてなり、それぞれのフォークで叉は複数のフォ
ークが協動してピッキング棚に収納された前記ピッキン
グ棚上のアイテムを持ち上げて移載装置本体の載置台に
移載可能となした。
【0016】従って、アイテムの幅寸法に応じて、移載
装置本体からピッキング棚の奥行方向に突出するフォー
クの数を調整し、ピッキング棚上に形成した櫛歯状の載
支突条の間に挿入してアイテムの下方に位置させた後、
上昇させることでそれぞれのフォークにアイテムを単又
は複数個載置し又は協動した複数のフォークにアイテム
を載置し、移載本体へフォークを引き込むことによって
ピッキング棚から移載本体へアイテムを移載することが
できる。したがって、アイテムの幅寸法が一定でない場
合でも、使用フォーク数を調整することにより、さまざ
まな幅寸法のアイテムを載置台に移載することが可能で
ある。
【0017】さらに、前記フォークのピッキング棚の奥
行き方向に突出する長さは、任意に調整可能であるの
で、前記ピッキング棚の奥行き方向に複数のアイテムが
収納されている場合には、フォークの突出する長さを調
整することにより、任意の個数のアイテムを載置台に移
載することが可能である。
【0018】また、一度、アイテムを移載装置に移載し
た後、続いて同じフォークで他のアイテムを移載するに
は、前記フォークを載置台に形成した櫛歯状の移載突条
の上端より下方へ下降させて、既移載アイテムを移載突
条に載置した状態で、同じフォークを前記同様に他のア
イテムを載置したピッキング棚上の載支突条の間に挿入
し、あるいは基端に設けた当止部で該アイテムを押して
移載突条の上端又は移載突条の上端からピッキング棚上
の載支突条の上端でスライド移動させながら同フォーク
をピッキング棚上の載支突条の間に挿入して他のアイテ
ムの下方に位置させた後、上昇させてそのフォーク上に
既移載アイテムと他のアイテムを同時に載置し、それか
ら移載本体へ同フォークを引き込むことで他のアイテム
をもピッキング棚から移載本体へ移載することができ
る。
【0019】さらに、上記のような構成の自動倉庫にお
いて、自動倉庫内に収納された複数のアイテムに対し取
り出し要求がされると、各アイテムの使用フォーク数に
関する情報により、各アイテムの使用フォーク数の多い
順にフォークの割当を決定するので、前記各フォークに
は極力隙間が少なくなるように各アイテムの割当ができ
る。また、各アイテムを使用フォーク数が少ないものか
ら順次前記割当が決定されたフォークによって前記ピッ
キング棚から前記載置台に移載するようにしたので、前
記各アイテムは前記決定されたフォークの割当通りとな
るように移載することが可能である。
【0020】なお、請求項2記載の自動倉庫の取り出し
制御方法のように、請求項1記載の自動倉庫の取り出し
制御方法において、各アイテムの使用フォーク数に関す
る情報により、各アイテムの使用フォーク数の多い順に
フォークの割当を決定する際に、使用フォーク数が同じ
時には、アイテムの奥行き寸法の長い順にフォークの割
当を決定するようにすれば、さらに隙間が少なくなるよ
うに前記各フォークに各アイテムを割り当てることがで
きる。
【0021】さらに、請求項3記載のように、請求項1
記載の自動倉庫の取り出し制御方法において、各アイテ
ムの使用フォーク数に関する情報により、各アイテムの
使用フォーク数の多い順にフォークの割当を決定する際
に、使用フォーク数が同じ時には、各アイテムの奥行き
寸法にそれら各アイテムの種別の取り出し個数を乗じて
算出した各アイテムの奥行き長さの長い順にフォークの
割当を決定するようにすれば、同種のアイテムは同じフ
ォークに割り当てられる場合が多くなり、フォークの動
作回数はより少なくなる。
【0022】また、請求項4記載の自動倉庫の制御方法
のように、請求項1ないし3記載の自動倉庫の取り出し
制御方法において、前記割当が決定されたフォークによ
り、使用フォーク数の少ない順に各アイテムを前記載置
台に移載する際に、使用フォーク数が同じ時には、直前
の取り出し時における移載装置の位置から最も近い位置
収納されたアイテムを前記ピッキング棚から前記移載装
置に移載するようにすると、移載装置の移動に無駄な動
きを省くことができる。
【0023】さらに、請求項5記載の自動倉庫の取り出
し制御方法のように、請求項1ないし4記載の自動倉庫
の取り出し制御方法において、同種のアイテムは入庫日
の古いものから順次前記ピッキング棚から前記載置台に
移載するようにすると、入庫日の古いアイテムは先に取
り出されて、自動倉庫内には入庫日の比較的新しいアイ
テムが残される。
【0024】
【実施例】
〔1.自動倉庫の概要〕以下、実施例について図面を参
照して説明する。
【0025】最初に、自動倉庫の実施例について説明す
る。図1は自動倉庫の実施例を示し、図中1はピッキン
グ棚、2は保管棚、3はスタッカークレーン、4はピッ
カーをそれぞれ示している。
【0026】自動倉庫は、ピッキング棚1と保管棚2と
を所定の移載通路5を隔てて並設し、該移載通路5に配
したスタッカークレーン3でピッキング棚1にある空コ
ンテナ9を回収した後、その空コンテナ9のあった位置
に保管棚2にあるアイテム16が搭載されたコンテナ9
を補充し、ピッキング棚1の前方からピッカー4にてコ
ンテナ9上のアイテム16のみを取り出してなるもので
ある。
【0027】具体的には、前記自動倉庫は、前後を開放
した複数の単位棚6を縦横に配列したピッキング棚1
と、該ピッキング棚1の後方に並設した所定幅の移載通
路5と、少なくともピッキング棚1に向き合う一方を開
放した複数の単位棚7を縦横に配列した保管棚2と、前
記移載通路5内に配し、ピッキング棚1にある空コンテ
ナ9を移載する回収移載部8aと保管棚2にあるアイテ
ム16が搭載されたコンテナ9をピッキング棚1へ移載
する補充移載部8bとを設けた移載台8が縦横に移動可
能であるスタッカークレーン3と、前記ピッキング棚1
の前方で移動可能であり、該ピッキング棚1の単位棚6
に収納されているコンテナ9上の複数アイテム16を移
載して出庫し得るピッカー4とを備えたものである。
【0028】そして、本実施例では、平面視長方形状の
コンテナ9を用い、前記ピッキング棚1の単位棚6の間
口を前記コンテナ9の長辺に対応して設定し、また保管
棚2の単位棚7の間口を前記コンテナ9の短辺に対応し
て設定している。更に、前記スタッカークレーン3の補
充移載部8bには、アイテム16が搭載されたコンテナ
を前記保管棚2から移載し且つ90度回転する回転テー
ブル10を設けている。
【0029】図1に示した第一実施例は、前記ピッカー
4として、各単位棚6の上下方向の段毎に設け、ピッキ
ング棚1の前方の移動空間11に沿って配したレール1
2上を自走可能なピッキングドーリー4aを用いたもの
であり、また図2に示した第二実施例は、前記ピッカー
4として、前記移動空間11の上下に配したレール13
に沿って移動可能な支持体14に、上下動可能に昇降台
15を設けたピッキングクレーン4bを用いたものであ
る。そして、前記ピッキングドーリー4aの移載装置本
体24又はピッキングクレーン4bの昇降台15には、
ピッキング棚1の単位棚6にあるコンテナ9上に載置さ
れたアイテム16を取り出すための移載装置17が設け
られている。この移載装置17は、ピッキングドーリー
4aに用いた場合と、ピッキングクレーン4bに用いた
場合とで異なることがないので、本実施例ではピッキン
グドーリー4aに用いた場合についてその詳細を説明す
る。
【0030】図3は、自動倉庫の基本動作を説明するた
めの簡略平面図であり、図1に示した自動倉庫に対応し
ている。前記スタッカークレーン3は、前記移載通路5
の上下に配したガイドレール18で案内されて該移載通
路5に沿って移動可能な一対のコラム19を有し、該コ
ラム19に昇降可能に移載台8が設けられている。そし
て、前記移載台8の約半分は前記回収移載部8aとな
り、残りの約半分は前記補充移載部8bとなり、各移載
部にはピッキング棚1又は保管棚2から移載台8へ、移
載台8からピッキング棚1又は保管棚2へコンテナ9を
移し替え可能な図示しない公知の移載手段がそれぞれ設
けられている。
【0031】〔2.自動倉庫内でのアイテム16の流
れ〕次に、本実施例の自動倉庫内でのアイテム16の流
れを図1及び図3に基づいて説明する。コンテナ9は、
コンテナ9上のアイテム16のみを移載装置17により
取り出すために、少なくとも一方の長辺側の側面が開放
されていればよいが、本実施例では、平板状のものを使
用する。なお、アイテム16を搭載したコンテナ9を9
aで示し、空のコンテナ9を9bで示す。そして、コン
テナ9aには、その短辺方向に沿った各配列では同種の
アイテム16となるように、複数の多様な大きさのアイ
テム16が各配列毎に区別されて並列載置されている。
そして、前記ピッキング棚1の各単位棚6には、前述の
ようにアイテム16を搭載したコンテナ9aをその長辺
方向が単位棚の間口に沿って配向するように収納すると
ともに、前記保管棚2の各単位棚7には、同様なコンテ
ナ9aをその短辺方向が間口に沿って配向するように収
納している。なお、後述するように、前記各アイテム1
6は一定形状に限られるものではない。
【0032】先ず、出庫要求がなされた目的のアイテム
16がピッキング棚1に存在する場合について説明す
る。その場合、目的のアイテム16が存在する段のピッ
キングドーリー4aがレール12に沿って移動して目的
のアイテム16の前方に停止し、前記移載装置17によ
って目的のアイテム16を当該ピッキングドーリー4a
に移載し、その後ピッキング棚1の側端に設けたアイテ
ム出庫棚20に移載し、それから該アイテム出庫棚20
に隣接したエレベーター式のリザーバー21にアイテム
16を移載して出庫するのである。
【0033】次に、ピッキング棚1の特定の単位棚6に
アイテム16が全くなくなった場合、及び出庫要求がな
された目的のアイテム16がピッキング棚1に存在しな
い場合には、目的のアイテム16に対応する保管棚2の
単位棚7の位置までスタッカークレーン3の移載台8が
移動し、その補充移載部8bが所定の単位棚7の前方に
位置して停止し、その単位棚7に収納されているアイテ
ム搭載コンテナ9aを該補充移載部8bの回転テーブル
10上に移載し、該回転テーブル10が回転することで
前記コンテナ9aの向きを90度回転させる。その後、
又は回転テーブル10の回転と同時にピッキング棚1の
空になった単位棚6の位置までスタッカークレーン3の
移載台8が移動し、その回収移載部8aが前記単位棚6
の後方に位置して停止し、空のコンテナ9bを該回収移
載部8aに移載する。それから、移載台8を移動させて
補充移載部8bを前記単位棚6の後方に位置させて停止
し、該補充移載部8bからアイテム搭載コンテナ9aを
該単位棚6に移載するのである。この状態で、出庫要求
がなされた目的のアイテム16を上記同様に出庫するこ
とが可能である。
【0034】また、前記スタッカークレーン3の回収移
載部8aに移載した空のコンテナ9bは、保管棚2の側
端に設けた空コンテナ出庫ライン22に移し替えられ
て、搬出される。そして、搬出された空のコンテナ9b
には、再度補充するアイテム16が載置されて、前記空
コンテナ出庫ライン22に隣接した入庫ライン23に搬
入され、前記スタッカークレーン3の補充移載部8b若
しくは回収移載部8aを利用して保管棚2の空になった
前記単位棚7に格納するのである。
【0035】このように、スタッカークレーン3とピッ
カー4とを併用することによって、出庫要求と入庫要求
が重なってなされた場合にも、出庫要求がなされた目的
のアイテム16がピッキング棚1に存在する場合には、
それらの入出庫要求が平行して実行されるのである。ま
た、出庫要求と入庫要求が重なり、目的のアイテム16
がピッキング棚1に存在しない場合でも、スタッカーク
レーン3の移載台8にアイテム搭載コンテナ9aと空の
コンテナ9bを同時に載置することが可能であるので、
保管棚2からピッキング棚1への目的アイテム16の補
充が速やかに行え、ピッカー4によってその目的アイテ
ム16を出庫することができるのである。そして、続い
てなされた出庫要求で目的アイテム16が存在しない場
合を除き、ピッカー4による出庫と、スタッカークレー
ン3による空コンテナ9bの外部への搬出及び外部から
のアイテム搭載コンテナ9aの保管棚2への補充を平行
して行うことが可能である。ここで、連続してなされた
出庫要求で何れの要求にも目的アイテム16が存在しな
い確率は低いので、全体的に出庫に対する平均待ち時間
を短縮できるのである。
【0036】また、出庫要求がなされたアイテム16が
ピッキング棚1に存在せず、しかも空のコンテナ9bも
存在しない場合には、出庫要求がなされた以外のアイテ
ム16を搭載したコンテナ9aをピッキング棚1から保
管棚2へ前記スタッカークレーン3の補充移載部8bを
利用して移載し、目的のアイテム16を搭載したコンテ
ナ9aを保管棚2からピッキング棚1の空になった単位
棚6へ移載する。更に、ピッキング棚1から保管棚2へ
移載しない目的でアイテム搭載コンテナ9aを外部に搬
出する場合には、前述の空コンテナ9bの搬出と同様に
して行うのである。
【0037】尚、前記ピッキング棚1に収納されている
アイテム16を出庫する場合、各段毎にピッキングドー
リー4aを配した場合には、その出庫時間はピッキング
クレーン4bを用いる場合より格段に短いが、前記単位
棚6の高さの下限はピッキングドーリー4aの上下高さ
によって規制される。しかし、保管棚2の各単位棚7の
高さは、スタッカークレーン3の移載台8を所望高さ位
置に移動することができるので、その規制はアイテム搭
載コンテナ9aを移載し得る最小限の高さに設定でき、
ピッキング棚1の段数より保管棚2の段数を多く設定す
ることも可能であり、例えば保管棚2の段数のピッキン
グ棚1の段数の2倍にすることが可能である。この段数
の増加と、各単位棚7の間口が狭いことが相乗して、保
管棚2にはピッキング棚1の3倍以上の数のアイテム搭
載コンテナ9aを格納することが可能である。ただ、保
管棚2の奥行幅はコンテナ9の長辺に略等しいので、ピ
ッキング棚1の奥行幅よりも大きくなって、大きな空間
を占有するが、保管棚2が大型になることによるスペー
ス効率の低下よりコンテナ9aの格納個数の増加による
収納スペース効率が勝るのである。
【0038】〔3.ピッカー4および移載装置17の動
作説明〕図4及び図5は、前記ピッキングドーリー4a
の具体例を示し、移載装置本体24の両側には前記レー
ル12に沿って自走するための車輪25を有し、移載装
置本体24の中央部にはアイテム16を収容するための
凹部26を有し、該凹部26に移載装置17が設けられ
ている。この移載装置17は、移載装置本体24に対し
て上下移動可能に設けた昇降枠27の対向する横桟28
間に本実施例では4本の螺軸29を一定間隔毎に回転可
能に渡設するとともに、それぞれの螺軸29に対して一
対のガイド軸30を並設し、前記各螺軸29に移動体3
1を螺合し且つ一対のガイド軸30をスライド可能に嵌
挿し、前記各移動体31にはそれぞれアームとして側面
視L字型の櫛歯状のフォーク32が固定されている。こ
こで、前記フォーク32は、複数のL型部材32aを一
定間隔毎に配列した構造を有している。また、前記昇降
枠27の駆動機構としては、該昇降枠27の四隅に設け
た縦桟33の側面にそれぞれラック34を形成し、移載
装置本体24に取付けたサーボモータの回転軸に連結し
たピニオン35を噛合させ、各ピニオン35は伝達軸や
プーリとベルト又は歯車を適宜組合せて連動回転するよ
うに構成している。従って、サーボモータを一定方向に
回転すると昇降枠27が上昇し、逆回転させると下降す
るのである。また、前記螺軸29は、他のサーボモータ
に連動して回転可能であり、該螺軸29が一定方向に回
転すると移動体31がピッキング棚1の方向に移動して
それに一体となしたフォーク32が移載装置本体24か
ら側方へ突出し、逆回転させるとフォーク32が移載装
置本体24内に引き込まれるのである。
【0039】また、前記フォーク32は、略水平な移載
部36と基端に立起した当止部37とからなり、前記凹
部26の底面に相当する載置台38に各フォーク32の
移載部36を噛合し得る複数の移載突条39を櫛歯状に
並設するとともに、該移載突条39の高さをフォーク3
2の移載部36の上下幅よりも高く設定し、フォーク3
2を下降させた際に、該移載部36が移載突条39,3
9の間に埋設するようにしている。尚、前記移載突条3
9を設ける代わりに前記載置台38に、ピッキング棚1
側が開放したスリットを櫛歯状に並設しても実質的には
同一であり、作用効果上の差異はないのである。
【0040】尚、ここで示した移載装置17は、前記ピ
ッキングクレーン4bの昇降台15にも同様に適用でき
る。
【0041】また、前記コンテナ9は、図6に示すよう
に平面視長方形のものであり、基板40の上面に短辺方
向に沿って複数の載支突条41を一定間隔毎に突設し、
櫛歯状に形成したものである。そして、隣接する載支突
条41,41の間の各凹溝42には、図7に示すように
前記フォーク32の移載部36が挿入可能であり、且つ
前記載支突条41の高さをフォーク32の移載部36の
上下幅よりも高く設定している。従って、図8に示すよ
うにアイテム16をコンテナ9の載支突条41の上縁に
載置した状態で、前記フォーク32の移載部36を凹溝
42に挿入した後、前記昇降枠27を上昇させて載支突
条41よりフォーク32の移載部36が上方に上がる
と、図9に示すようにコンテナ9上のアイテム16が該
移載部36で持ち上げられる。この状態でフォーク32
を移載装置本体24に引き込むことで、ピッキング棚1
の単位棚6に収納されていたコンテナ9上のアイテム1
6がピッキングドーリー4aの凹部26内に移載される
のである。そして、図10に示すように移載装置本体2
4の載置台38に形成した移載突条39とフォーク32
の移載部36との関係は、フォーク32を下降させた際
に移載部36が移載突条39の上端より下方に位置する
ように設定されているので、図9のアイテム16をフォ
ーク32の移載部36で持ち上げた状態で、そのまま移
載装置本体24へ引き込むと図11に示す状態になり、
この状態ではアイテム16は移載突条39に接触せず、
その後フォーク32を下降させて図12に示すようにア
イテム16を移載突条39の上端に載置するのである。
【0042】上記のような本移載装置17では、4本の
フォーク32がそれぞれ別々にもしくは複数のフォーク
32が協動して移載装置本体24から出没可能となした
ので、コンテナ9上に異なる幅寸法のアイテム16が載
置されている場合には、各アイテムの幅寸法に応じてフ
ォーク32の使用数を調整すれば異なる幅寸法のアイテ
ム16でも移載することができる。更に、配列毎の各ア
イテム16の移載する個数と各アイテム16の奥行長さ
に応じて、フォーク32の移載装置本体24からの突出
長さを調整することが可能である。したがって、多形状
のアイテム16を移載することができるとともに、移載
するアイテム16の個数を調整することができる。
【0043】更に、前記コンテナ9の長辺方向は、ピッ
キング棚1の単位棚6の間口に沿って配向し、即ち奥行
方向に短辺方向を配向しているので、ピッキングドーリ
ー4aのフォーク32の出没ストロークをこのコンテナ
9の短辺の長さに略一致させれば良く、従ってピッキン
グドーリー4aの奥行幅を小さく設定することが可能で
あり、それにより前記移動空間11の幅も狭くすること
ができ、もってスペース効率を高めることができるので
ある。
【0044】次に、所定のアイテム16をピッキングド
ーリー4aの移載装置本体24に移載した後、続いて他
のアイテム16を移載する場合における移載方法を図1
3及び図14に基づいて説明する。図13及び図14の
それぞれ上段には簡略平面図を示し、下段にはその簡略
断面図を示している。ここで、一つのコンテナ9上には
アイテムD1、D2、D3と他のアイテム16が、コン
テナ9の短辺の配列方向には同種のアイテム16載置さ
れるような状態でピッキング棚1に収納されている。こ
こでは移載装置17としてフォーク32を4本用いたも
のを例示し、それぞれ一端から順にF1,F2,F3,
F4とし、フォークF3,F4と平面図においては移載
装置本体24の移載突条39及びコンテナ9の載支突条
41は省略している。アイテムDは、フォークF1に対
応してD1〜D3の4個をコンテナ9の一方側にその短
辺方向に配列し、その横幅はフォークF1の有効幅より
も狭いものである。他のアイテムは、他のフォーク32
に対応して同様にコンテナ9の短辺方向に配列してい
る。
【0045】そして、既にアイテムD1〜D2は移載さ
れており、コンテナ9上には移載装置17から最も離れ
た位置にアイテムD3のみが残り、移載装置17の移載
突条39のピッキング棚1側にはアイテムD1,D2が
既に移載されて載置されているものとする。このような
初期設定をS1として、この設定の基で、既移載アイテ
ムD1,D2に加えて他のアイテムD3を移載する場合
について説明する。それには、先ず、図13のS2に示
すように、フォークF1が下降し、移載部36が移載突
条39の上端より下方にある状態で、該フォークF1を
突出させて移載部36をコンテナ9の載支突条41の間
に挿入する。それから、S3に示すようにフォークF1
の当止部37でアイテムD1の側面を押して、アイテム
D1,D2を載置台38の移載突条39の上端からコン
テナ9の載支突条41の上端へスライド移動させながら
移載部36の先端部をアイテムD3の下方に位置させ
る。その後、図14のS4に示すように、フォークF1
を上昇させて、既移載アイテムD1,D2とアイテムD
3を同時に移載部36で持ち上げる。そして、S5のよ
うに上昇したままでフォークF1を移載装置本体24へ
引き込み、最後にS6に示すようにフォークF1を下降
させて、アイテムD1,D2,D3を載置台38の移載
突条39の上端に載置して移載が完了する。
【0046】〔4.移載装置17の制御〕
【0047】
【表1】
【0048】次に、前記各フォークF1,F2,F3,
F4の制御について説明する。図8に示すようにコラム
上を移動するピッカー4の移載装置本体24に前記各フ
ォークF1,F2,F3,F4の4本のフォーク32が
設けられる一方、ピッキング棚1上のアイテム16が載
置されたコンテナ9は、図16に示すように、その長辺
方向に4分割され、各ブロックは1〜4のブロック番号
が設定される。そして、各ブロックに載置された各アイ
テム16の在庫位置は、前記各ブロックに対応させるこ
とによってピッカー制御装置43に記憶される。なお、
アイテム16が複数のブロックにかけて載置されている
場合には、そのブロック番号の一番小さいものを在庫位
置としてピッカー制御装置43に記憶する。即ち、ピッ
キング棚1に収納された在庫アイテム16の在庫位置
は、コンテナ9が載置されたピッキング棚1の上下の段
番号と横の列番号および該コンテナ9のブロック番号に
よって記憶されている。
【0049】移載に使用するフォーク数は、各アイテム
の使用フォーク数に関する情報により決定される。前記
各アイテムの使用フォーク数に関する情報は、例えば、
予め入力された各種別のアイテム16の幅寸法により決
定される使用フォーク数である。例えば、各フォーク3
2の幅が150mmである場合に、アイテム16の幅寸
法が150mm未満の場合には使用フォーク数を1、1
50mm以上300mm未満の場合には2、300mm
以上450mm未満の場合には3、450mm以上60
0mm未満の場合には4と割り出される。そして、表1
に示すように、開始フォーク番号と上記のように割り出
された使用フォーク数によりアイテム16を移載するの
に作動させるフォーク32を決定する。なお、開始フォ
ーク番号の決定については後述する。また、前記各アイ
テムの使用フォーク数に関する情報は、各アイテムの幅
寸法から求める使用フォーク数ではなく、各アイテム毎
に直接使用フォーク数が入力されていてもよい。
【0050】ところで、コンテナ9の短辺方向の各配列
は同種のアイテム16となるように、少なくとも短辺方
向に1以上のアイテム16が配列されているが、この各
配列毎の1以上のアイテム16の中から任意の個数のア
イテム16を取り出す場合には、上述のようにフォーク
32の突出長さを調整する必要がある。この突出長さは
以下のような計算により求める。
【0051】フォーク突出長さ=フォーク最大突出長さ
−((配列上のアイテム数−取り出し個数)×アイテム
奥行き寸法) フォーク最大突出長さとはフォーク32が移載装置本体
24から突出し得る長さの最大長であり、配列上のアイ
テム数とはアイテム16を取り出そうとする在庫位置に
おける配列に載置されたアイテム16の数であり、取り
出し個数とはその配列上で取り出そうとするアイテム1
6の個数であり、アイテム奥行き寸法とはその配列にあ
るアイテム16の奥行き方向の寸法である。なお、各配
列上のアイテム16はコンテナ9の前方から取り出され
るので、各配列に残されるアイテム16は常にコンテナ
9の後方を基準として載置されている。
【0052】なお、各フォーク32の突出長さを調整す
ることによって、単もしくは複数のフォーク32に対応
する移載突条に複数のアイテム16を載置し、その載置
した複数のアイテム16の中から任意のアイテム16を
ピッキング棚1のコンテナ9等に移載することによっ
て、該コンテナ9の配列を満たして補充することもでき
る。この際には、以下に示すような計算により各フォー
ク32の突出長さを求める。
【0053】フォーク突出長さ=フォーク最大突出量−
(配列上のアイテム数×アイテム奥行き寸法) したがって、上記のような構成のピッカー4はアイテム
16を取り出すのみでなく、アイテム16をピッキング
棚1に補充する際にも有効である。
【0054】以下に、ピッカー4の移動制御を詳細に説
明する。即ち、取り出し要求されたアイテム16の在庫
位置が、アイテム16の登載されたコンテナ9の位置を
示す列番号と段番号により、そして、コンテナ9内のア
イテム16の位置を示すブロック番号により、指定され
ると、前記ピッカー4は前記段番号により、アイテム1
6の登載されたコンテナ9のある単位棚6の段および列
に移動する(図17)。ただし、ピッカー4の開始フォ
ークはアイテム16のあるブロックに対面する必要があ
るので、前記ピッカー4は指定された列番号の位置より
もずれた位置に移動する必要がある。即ち、各コンテナ
9のブロックはその長辺方向に4分割され、フォーク3
2も4本あるので、開始フォーク番号とコンテナ9内ブ
ロック番号が同じである場合には、指定された列番号の
位置に移動すればよい。
【0055】開始フォーク番号がコンテナ9内のブロッ
ク番号よりも小さい場合には、以下の式によってズレ量
を算出する。
【0056】ズレ量=(ブロック番号−開始フォーク番
号)×フォークの幅寸法 そして、指定された列番号による位置から、コンテナ9
のブロック番号の大きくなる方向にズレ量分移動する。
【0057】開始フォーク番号がコンテナ9内のブロッ
ク番号よりも大きい場合には、以下の式によりズレ量を
算出する。
【0058】ズレ量=(開始フォーク番号−ブロック番
号)×フォークの幅寸法 そして、指定された列番号による位置から、コンテナ9
のブロック番号の小さくなる方向にズレ量分移動する。
【0059】〔5.自動倉庫の取り出し制御方法〕以下
に、本発明による自動倉庫の取り出し制御方法の実施例
を説明する。
【0060】図18は、自動倉庫の取り出し制御装置の
全体構成図である。すなわち、出荷先からCPU44に
自動倉庫に収納された複数のアイテム16に対して発注
がされると、ピッカー制御装置43に取り出し要求が入
力され、そして、前記ピッカー制御装置43はピッカー
4に取り出し要求を基に制御指令を行う。なお前記ピッ
カー4は複数設けられていてもよいし、もしくは1つの
ピッカー4が複数の取り出し作業を行うものであっても
よい。
【0061】そして、前記ピッカー制御装置43には、
各アイテム16の種別の品番、幅寸法および奥行き寸法
が記憶されてるとともに、自動倉庫内のアイテム16の
在庫位置がアイテム16の搭載されたコンテナ9の列番
号および段番号、コンテナ9内のブロック番号により記
憶されており、さらに各配列毎に収納されたアイテム1
6の数、入庫日等も記憶されている。自動倉庫内のアイ
テム16に対し取り出し要求がされると、前記ピッカー
制御装置43は図19のフローチャートに示すような動
作を行う。
【0062】
【表2】
【0063】すなわち、前記ピッカー制御装置43に
は、各アイテム16の種別の品番とその品番に対応して
各アイテムの使用フォーク数に関する情報(各アイテム
の幅寸法)と各アイテムの奥行き寸法等(表2)が入力
されており、取り出し要求がされると、各アイテム16
の幅寸法から、そのアイテム16をピッキング棚1上の
コンテナ9から移載装置17へ移載するフォーク32の
使用本数が割り出される。そして、各アイテム16に対
し割り出された使用フォーク数の多い順に取り出し要求
された各アイテム16を並べて第1の取り出し順序を得
る(ステップT1)。なお、前記各アイテムの使用フォ
ーク数に関する情報は、各アイテム16の種別の品番に
対応する使用フォーク数でもよく、このときはフォーク
32の使用本数を割り出す処理を経ずに、直接この情報
を基に第1の取り出し順序を得る。
【0064】その後、予め入力された各アイテム16の
奥行き寸法に取り出し要求されたアイテム16の種別の
取り出し個数を乗じて取り出し要求された各アイテム1
6の種別の奥行き長さを算出する(ステップT2)。
【0065】
【表3】
【0066】そして、前記第1の取り出し順序において
同使用フォーク数のアイテム16は、算出した奥行き長
さの長いものから順に並び替えを行い表3に示すような
第2の取り出し順序を得る(ステップT3)。
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】その後、表4、表5に示すように、前記第
2の取り出し順序によって、即ち使用フォーク数が多
く、また同使用フォーク数の中で奥行き長さの長いアイ
テム16から順に、ピッカー4の一方側のフォークF1
を開始フォークとして他のフォークF2,F3,F4を
各アイテム16の使用フォーク数に合わせて割り当てて
ていく。この際、フォークF1にアイテム16を載せる
面積がなくなると、フォークF2を開始フォークとして
他のフォークF3,F4を各アイテム16の使用フォー
ク数に合わせて割り当てていく。以下、フォークF2に
アイテム16を載せる面積がなくなったときにも同様の
割当を行う。ここで、1度のピッカー4の取り出し作業
もしくは一つのピッカー4で取り出し要求がされたアイ
テム16を全て取り出せないときには、2度目以降の取
り出し作業もしくは他のピッカー4によって取り出すよ
うにする。以上のような処理により、大きなアイテム1
6は優先的にピッカー4上の載置台38に割り当てら
れ、より小さなアイテム16は先に割り当てられた大き
なアイテム16の隙間に詰め込まれるので隙間が少なく
なり、ピッカー4の移載効率が向上する(ステップT
4)。
【0070】
【表6】
【0071】
【表7】
【0072】次に、種別に各コンテナ9の短辺方向に配
列された状態で、自動倉庫内に在庫されているアイテム
16を、どの在庫位置(列番号、段番号、ブロック番号
により記憶されている)にあるアイテム16から先に取
り出すかを決定する処理を説明する。
【0073】自動ピッカー制御装置43には予め、各ア
イテム16の各配列毎の入庫日、在庫数および在庫位置
等が在庫マスター(表6)として入力されているが、前
記在庫マスターは、各アイテム16毎にその各配列毎の
入庫日が古いものから順に、そして入庫日が同じ場合に
は配列毎のアイテム16の在庫数が少ないものから順に
並べられている。そして、前記在庫マスターにおいて、
より上位に並べられている各配列のアイテム16が先に
取り出されるように、前記第2の取り出し順序から装置
取り出し要求原始データを作成する(表7)。このと
き、各配列のアイテム数が各アイテム16の取り出し要
求個数よりも多いとき、もしくはフォーク32の残り面
積が少ないとき等には、2回以上のフォーク動作によっ
て取り出される(ステップT5)。
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
【0076】その後、取り出し要求された各アイテム1
6は、ステップT4により割り当てられたフォーク32
により取り出される。このとき、フォーク幅の大きいア
イテム16から先に取り出すと、例えばフォークF1お
よびF2を使用して幅寸法の大きなアイテム16を取り
出してしまうと、フォークF1のみを使用する幅寸法の
小さなアイテム16を取り出すことができなくなる(図
20(a))。従って、使用フォーク数の少ないアイテ
ム16から取り出すように(図20(b))、前記装置
取り出し要求原始データにおいて、各アイテム毎に使用
フォーク数の少ないものから順に並び替える(表8)。
さらに、使用フォーク数の同じアイテム16は、直前の
取り出し位置におけるピッカー4の位置を参考にして、
直前ピッカー4の取り出し位置から近い位置の各配列の
アイテム16を取り出すように並び替えを行う。上記の
ような並び替えを行い、装置取り出し要求データ(表
9)を作成する(ステップT6)。
【0077】
【表10】
【0078】最後に、前記装置取り出し要求データに基
づいて、ピッカー4への制御指令形態(表10)に展開
する。上記の制御指令形態は、アイテム16を出庫もし
くは入庫するのかのコマンドと、ピッカー4の何度目の
取り出し作業によって取り出すのか、もしくはピッカー
4が複数設けられている場合にはどのピッカー4によっ
て取り出すのかの指令と、開始フォーク番号と、使用フ
ォーク数と、列番号および段番号と、ブロック番号と、
各ブロック毎の取り出し数量と、フォーク32の突出長
さと、該ブロックにおけるアイテム16の在庫数が、各
ブロックのアイテム16の取り出し順に並べられている
(ステップT7)。
【0079】そして、上記のようにして得られた制御指
令形態によって、ピッカー4に指令がなされると、ピッ
カー4の単または複数のフォーク32は取り出し要求が
されたアイテム16の取り出し作業を行う。図21に、
各アイテム16を移載装置本体24の載置台38に移載
後の配置を示す。
【0080】なお、上記ステップT2およびステップT
3において、予め入力された各アイテム16の奥行き寸
法に各アイテム16の種別の取り出し個数を乗じて各ア
イテム16の種別の奥行き長さを算出し、前記第1の取
り出し順序において同使用フォーク数のアイテム16は
算出した奥行き長さの長いものから順に並び替えを行う
処理を行う替わりに、各アイテム毎の奥行き寸法の長い
順に並び替えを行って、第2の取り出し順序を得てもよ
い。即ち、各アイテムを使用フォーク数の多い順に、ま
た、使用フォーク数が同じ時には、各アイテムの奥行き
寸法の長い順にフォークへの割当を決定するのである。
ただし、この場合には各フォーク32にはより有効に各
アイテム16を割り当てることができるが、同種のアイ
テム16が異なるフォーク32に割り当てられることが
多くなり、フォーク32の動作回数が多くなり、アイテ
ム16の取り出し時間が多少長くなる。
【0081】上記のような自動倉庫の取り出し制御方法
によると、ステップT1、ステップT2およびステップ
T3において、取り出し要求された各アイテム16を、
移載に使用するフォーク数の大きいものから、かつ、同
使用フォーク数の場合には取り出し要求された各アイテ
ム16の種別の奥行き長さの長い順に並べて第2の取り
出し順序を得るとともに、ステップT4において、前記
第2の取り出し順序の順に各アイテム16をピッカー4
の一方側のフォーク32から順次割り当てていくので、
各フォーク32即ち、ピッカー4の載置台38にはより
隙間が少なくなるように、より有効に各アイテム16を
割り当てることができる。従って、一度のピッカー4の
動作でより多くのアイテム16を取り出すことができ、
ピッカー4の移載効率が向上する。
【0082】そして、ステップT5において、自動倉庫
内に収納された各アイテム16は、より入庫日の古いも
のから先に取り出すようにしているので、入庫日の新し
いアイテム16が自動倉庫内に残り、入庫日の古いアイ
テム16が自動倉庫内に残ることがない。
【0083】さらに、入庫日が同じアイテム16は各配
列毎のアイテム数が少ないものから先に取り出すように
しているので、ピッカー4の次回取り出し時に、各配列
に各アイテム16が小量ずつ残り、その結果フォーク3
2の動作回数が多くなってしまうようなことがなくてよ
い。
【0084】また、ステップT6において、各アイテム
16は使用フォーク数の少ないものから先に取り出すの
ようにするので、上記のようにして割り当てられたフォ
ーク通りに移載、かつピッカー4上の載置台38に移載
可能である。
【0085】以上のような一連の処理により、ピッカー
4上の載置台38には異なる大きさのアイテム16を極
力隙間なく詰め込むことができるので、ピッカー4の一
回の取り出し作業でより多くの多種のアイテム16を取
り出すことが可能であり、取り出し要求がされた全ての
アイテム16に対する、取り出し時間の短縮が図れる。
また、取り出し要求がされたアイテム16は、その必要
アイテム16のみを取り出すことができるので、従来の
ように不必要なアイテム16を含むアイテム16を自動
倉庫から取り出し、その後必要アイテム16のみを取り
出して不必要なアイテム16は再度自動倉庫内に入庫す
るという、作業が不必要になり、省人化および作業効率
の向上が図れる。
【0086】
【発明の効果】以上のような請求項1記載の自動倉庫の
取り出し制御方法によると、その自動倉庫の移載装置
は、移載するアイテムの幅寸法に応じた数のフォーク3
2をピッキング棚に突出もしくは引き込み可能であるの
で、多種の幅寸法のアイテムを載置台に移載することが
可能である。さらに、前記フォーク32は前記ピッキン
グ棚の奥行き方向に任意の長さに突出可能であるので、
前記ピッキング棚の奥行き方向に複数収納されたアイテ
ムのうち任意の個数取り出しが可能である。また、ピッ
キング棚の奥行き方向に複数並べられたアイテムのうち
任意の個数載置台に移載可能であるとともに、一度アイ
テムを載置台に移載した後、続いて他のアイテムを移載
することも可能である。したがって、多種類、多形状の
アイテムを任意の個数移載装置の載置台に移載すること
が可能である。
【0087】上記のような移載装置を備えた自動倉庫に
おいて、自動倉庫内の各アイテムに取り出し要求がなさ
れると、各アイテムの使用フォーク数に関する情報によ
り、各アイテムの使用フォーク数の多い順にフォークの
割当を決定し、各アイテムを使用フォーク数が少ないも
のから順次前記割当が決定されたフォークによって前記
ピッキング棚から前記載置台に移載するようにしたの
で、前記フォークには極力隙間が少なくなるように各ア
イテムをフォークに割当をすることができ、さらにその
割当通りに各アイテムを取り出すことが可能である。し
たがって、移載装置の1度の取り出し作業で取り出せる
アイテム数が多くなり、その結果、取り出し要求された
全てのアイテムを取り出すのに要する時間の短時間化が
図れる。また、必要なアイテムを必要な個数のみ取り出
すことができるので、自動倉庫から取り出し後、必要ア
イテムのみを取り出しその余りを再度自動倉庫に入庫す
る必要がないため、作業効率が向上する。
【0088】なお、請求項2記載の自動倉庫の取り出し
制御方法によると、請求項1記載の自動倉庫の取り出し
制御方法において、各アイテムの使用フォーク数に関す
る情報により、各アイテムの使用フォーク数の多い順に
フォークの割当を決定する際に、使用フォーク数が同じ
時には、アイテムの奥行き長さの長い順にフォークの割
当を決定するようにすれば、さらに隙間が少なくなるよ
うに前記各フォークに各アイテムを割り当てることがで
き、従って、さらに、作業効率が高まる。
【0089】また、請求項3記載のように、請求項1記
載の自動倉庫の取り出し制御方法において、各アイテム
の使用フォーク数に関する情報により、各アイテムの使
用フォーク数の多い順にフォークの割当を決定する際
に、使用フォーク数が同じ時には、各アイテムの奥行き
寸法にそれら各アイテムの種別の取り出し個数を乗じて
算出した各アイテムの奥行き長さの長い順にフォークの
割当を決定するようにすれば、同種のアイテムは同じフ
ォークに割り当てられる場合が多くなり、フォークの動
作回数はより少なくなり、結果として、各アイテムの取
り出し時間は短くなる。
【0090】さらに、請求項4記載のように、前記割当
が決定されたフォークにより、使用フォーク数の少ない
順に順次各アイテムを前記載置台に移載する際に、使用
フォーク数が同じ時には、直前の取り出し時における移
載装置の位置から近い順に順次各アイテムを前記ピッキ
ング棚から前記移載装置に移載するようにすれば、移載
装置のピッキング棚から他のピッキング棚への移動に費
やす時間を削減でき、いっそう自動倉庫の取り出し時間
の節約と取り出し作業の効率を向上できる。
【0091】また、請求項5記載のように、同じアイテ
ムは入庫日の古いものから順次前記ピッキング棚から前
記載置台に移載するようにすれば、自動倉庫に収納され
たアイテムは古いものから優先的に取り出され、古いア
イテムが自動倉庫内に残されるようなことがなくてよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の実施例を示す一部破断した簡略斜視
図である。
【図2】自動倉庫の他の実施例を示す一部破断した簡略
斜視図である。
【図3】自動倉庫におけるアイテムの流れを説明するた
めの簡略平面図である。
【図4】本発明の移載装置を採用したピッキングドーリ
ーを示す一部破断した簡略斜視図である。
【図5】同じく要部の拡大斜視図である。
【図6】コンテナの斜視図である。
【図7】コンテナと移載装置とのフォークの関係を示す
省略斜視図である。
【図8】コンテナ上に載置したアイテムを移載装置のフ
ォークに載置する前の状態を示す簡略正面図である。
【図9】コンテナ上に載置したアイテムを移載装置のフ
ォークに載置した後の状態を示す簡略正面図である。
【図10】移載装置の載置台に形成した移載突条とフォ
ークの移載部との関係を示す簡略正面図である。
【図11】フォークの移載部にアイテムを載置して移載
装置本体に引き込んだ状態を示す簡略正面図である。
【図12】図11の状態からフォークを下降させてアイ
テムを移載突条に載置した状態を示す簡略正面図であ
る。
【図13】本発明の移載装置を用いて一度アイテムを移
載装置本体に移載した後、続いて他のアイテムを移載す
る過程の前半を示した説明図である。
【図14】図13に示した移載過程の前半に続く後半を
示した説明図である。
【図15】コンテナとアイテム及びフォークの位置関係
を示す説明用平面図である。
【図16】コンテナに設定したブロックの番地の一例を
示す説明用平面図である。
【図17】コンテナに設定したブロックとピッカーのフ
ォークとの位置関係を示す簡略図である。
【図18】自動倉庫の全体構成を示す図である。
【図19】本発明による自動倉庫の取り出し制御方法を
説明するフローチャートである。
【図20】異なる使用フォーク数のアイテムの取り出し
順序を説明する図である。
【図21】載置台の各アイテムの配置を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ピッキング棚 8 載置台 16 アイテム 17 移載装置 32 フォーク 36 移載部 37 当止部 38 載置台 39 移載突条 41 載支突条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移載装置本体に対して昇降自在かつピッ
    キング棚の奥行き方向へ出没自在であり、基端に当止部
    を設けた櫛歯状のフォークが複数並設されるとともに、
    移載装置本体の載置台に前記各フォークを噛合し得る複
    数の移載突条が櫛歯状に並設される一方、ピッキング棚
    側には前記各フォークを噛合し得る複数の載支突状が櫛
    歯状に並設され、前記移載突条と前記載支突状の高さは
    前記フォークの上下幅よりも高く設定されてなり、それ
    ぞれのフォークでまたは複数のフォークが協動してピッ
    キング棚上のアイテムを持ち上げて移載装置本体の載置
    台に移載可能となした自動倉庫において、 自動倉庫内に収納された複数のアイテムに対し取り出し
    要求がされると、各アイテムの使用フォーク数に関する
    情報により、各アイテムの使用フォーク数の多い順にフ
    ォークの割当を決定し、 前記割当が決定されたフォークにより、使用フォーク数
    の少ない順に各アイテムを前記ピッキング棚から前記載
    置台に移載して、前記取り出し要求がされた各アイテム
    を取り出すことを特徴とする自動倉庫の取り出し制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動倉庫の取り出し制御
    方法において、 各アイテムの使用フォーク数に関する情報により、各ア
    イテムの使用フォーク数の多い順にフォークの割当を決
    定する際に、使用フォーク数が同じ時には、アイテムの
    奥行き寸法の長い順にフォークの割当を決定することを
    特徴とする自動倉庫の取り出し制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動倉庫の取り出し制御
    方法において、 各アイテムの使用フォーク数に関する情報により、各ア
    イテムの使用フォーク数の多い順にフォークの割当を決
    定する際に、使用フォーク数が同じ時には、各アイテム
    の奥行き寸法にそれら各アイテムの種別の取り出し個数
    を乗じて算出した各アイテムの奥行き長さの長い順にフ
    ォークの割当を決定することを特徴とする自動倉庫の取
    り出し制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の自動倉庫の取り
    出し制御方法において、 前記割当が決定されたフォークにより、使用フォーク数
    の少ない順に順次各アイテムを前記載置台に移載する際
    に、使用フォーク数が同じ時には、直前の取り出し時に
    おける移載装置の位置に最も近い位置に収納されたアイ
    テムを前記ピッキング棚から前記移載装置に移載するこ
    とを特徴とする自動倉庫の取り出し制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の自動倉庫
    の取り出し制御方法において、 同種のアイテムは入庫日の古いものから先に前記ピッキ
    ング棚から前記載置台に移載することを特徴とする自動
    倉庫の取り出し制御方法。
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