JPH08132773A - 原稿読取り装置およびこれを有する画像形成装置 - Google Patents

原稿読取り装置およびこれを有する画像形成装置

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JPH08132773A
JPH08132773A JP6276531A JP27653194A JPH08132773A JP H08132773 A JPH08132773 A JP H08132773A JP 6276531 A JP6276531 A JP 6276531A JP 27653194 A JP27653194 A JP 27653194A JP H08132773 A JPH08132773 A JP H08132773A
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JP6276531A
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Hidefumi Saikai
秀文 西海
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機において、紙幣や有価証券の複写(偽
造)を防止する。 【構成】 偽造を防止すべき書類には、予め所定の混合
比で金属ファイバを混合しておく。原稿2の読取りを行
う場合、送信アンテナ12を介して原稿2にマイクロ波
を放射し、反射されたマイクロ波を受信アンテナ13を
介して受信する。このとき、受信レベルが所定範囲であ
る部分が一定の長さ以上存在すれば、原稿2は偽造防止
書類であるとみなし、その複写を停止する。また、レジ
ストレーションガイド5は一定の反射率でマイクロ波を
反射するように構成されており、この部分における受信
レベルを測定することにより、温度変化や経年変化によ
る影響を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙幣、有価証券等の
偽造防止に用いて好適な原稿読取り装置およびこれを有
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラー複写機、カラープリンタ等
の性能向上に伴い、紙幣、有価証券、商品券あるいは催
し物の入場券等が偽造される危険性も増大している。こ
れを防止するため、紙幣等の画像パターンを予めメモリ
に記憶し、原稿の画像データをメモリの内容と照合し、
両者が近似している場合は正常な画像出力を行わない
(例えば、該当部分を黒く塗りつぶす)技術が知られて
いる。また、印字される画像データに肉眼で判別困難な
ドットパターンを含ませ、このパターンによって複写機
の製造番号等を表示し、偽造者の追跡を容易にする技術
が知られている。
【0003】しかし、前者の技術は、偽造を防止すべき
全ての書類について対応することは困難である。すなわ
ち、流通している紙幣の種類は限られているが、商品券
や入場券等は種類が膨大であり、これら全ての画像パタ
ーンをメモリに記憶することは実現性に乏しい。また、
後者の技術においては、偽造が行われた後に偽造者を追
跡することは容易になるが、偽造行為そのものを防止で
きないという問題がある。
【0004】ところで、所定の分布パターンで紙幣等に
金属ファイバを含ませておき、これに基づいて紙幣等の
真偽を判別する技術が知られている(特表昭63−50
1250,特開平6−87288,特開平6−7999
1)。これらの技術によれば、マイクロ波を伝搬する導
波管に対して、この導波管を横切るようにスリットが形
成される。そして、このスリットに紙幣等が挿入され、
マイクロ波の透過率が測定される。もし紙幣等が正当な
ものであれば透過率は上記分布パターンに応じて変動す
る筈であり、かかる透過率の変動が得られたか否かに基
づいて紙幣等の真偽が判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような各種の
紙幣等は、金属ファイバの分布パターンは種々異なる
が、少なくともある程度の反射率でマイクロ波を反射す
る点で共通する。従って、複写機等に用いられる原稿読
取り装置においては、予め原稿にマイクロ波を放射し、
原稿がこのマイクロ波を反射しない場合にのみ原稿を読
取るようにすれば良いと考えられる。しかし、かかる構
成においては、以下のように種々の問題が生じる。
【0006】まず、原稿読取り装置は露光ランプ等を用
いるため温度変化が大きく、マイクロ波送受信回路の温
度特性による出力レベルの変動、熱膨張によるマイクロ
波伝送路の寸法の変動、さらには経年による出力変動も
大きくなる。このため、マイクロ波送受信回路において
正常な出力が得られず、偽造防止機能が働かない、ある
いは一般原稿に対しても偽造防止機能が働く等、種々の
不具合を呈する場合が多くなる。さらに、原稿読取り装
置の使用者は、偽造防止機能が故意したにもかかわらず
これを放置し、あるいは偽造防止機能を故意に故障さ
せ、これを悪用する可能性もある。例えば、マイクロ波
の送信部に金属で蓋をする等の行為が考えられる。
【0007】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、紙幣等の偽造を有効に防止できる原稿読取
り装置およびこれを有する画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の構成によれば、書類を載置するプラテン
ガラスと、このプラテンガラスに沿って移動する走査手
段と、前記走査手段に設けられ電磁波を放射する電磁波
発生手段と、前記電磁波発生手段の電磁波放射範囲内に
設けられ所定の反射率で前記電磁波を反射する反射部材
と、前記走査手段に設けられ、前記電磁波発生手段から
放射され前記書類または前記反射部材に反射された電磁
波を受信する電磁波受信手段とを具備することを特徴と
する。
【0009】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1記載の原稿読取り装置と、前記書類によって反射さ
れた電磁波の受信レベルが所定範囲内である場合は所定
の偽造防止措置を実行する処理手段とを具備することを
特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成によれば、走査手段はプラ
テンガラスに沿って移動し、電磁波発生手段は電磁波を
放射する。この電磁波が反射部材に放射されると、電磁
波は反射部材で反射された後、電磁波受信手段で受信さ
れる。ここで、反射部材は所定の反射率を有しているか
ら、電磁波の受信レベルによって電磁波発生手段および
電磁波受信手段等の特性の変動状態を得ることができ
る。一方、電磁波が書類に放射されると、この電磁波は
書類によって反射された後に電磁波受信手段で受信され
る。すなわち、電磁波受信手段における受信レベルは、
書類の反射率に対応したものになる。従って、予め偽造
防止書類の反射率を所定範囲内にしておくことにより、
上記書類が偽造防止書類であるか否かを判別することが
できる。
【0011】また、請求項2記載の構成によれば、書類
によって反射された電磁波の受信レベルが所定範囲内で
ある場合は、処理手段は所定の偽造防止措置を実行す
る。
【0012】
【実施例】
A.実施例の構成 以下、この発明の一実施例の原稿読取り装置の構成を説
明する。なお、この原稿読取り装置はカラー複写機用に
用いられるものである。図1において1はプラテンガラ
スであり、ガラス枠3上の所定位置に載置されている。
4はガラス押えであり、プラテンガラス1をガラス枠3
に固定する。5はレジストレーションガイドであり、そ
の上面には、各種の原稿サイズ(A4,B4等)に応じ
て、原稿2を載置すべき位置が印刷されている。6はラ
ンプキャリッジであり、プラテンガラス1に対して平行
に移動可能になっている。ランプキャリッジ6の内部に
おいて7はランプであり、反射版8,8を介して原稿2
に光を放射する。
【0013】この光は原稿2において反射され、フルレ
ートミラー9、ハーフレートミラー15およびレンズ1
6を順次介してCCDラインセンサ10に入力される。
11は所定レベルのマイクロ波を出力する送信部であ
り、このマイクロ波は送信アンテナ12によってプラテ
ンガラス1に向かって放射される。14は受信部であ
り、受信アンテナ13を介して受信したマイクロ波を検
波し、その結果を検波信号S1 として出力する。従っ
て、検波信号S1 は、受信したマイクロ波のRFレベル
に比例したレベルを有する。ここで、送信アンテナ12
および受信アンテナ13は、マイクロ波がプラテンガラ
ス1の上面で反射された際に受信レベル(すなわち検波
信号S1 )が最大になるように配置されている。
【0014】次に、レジストレーションガイド5の断面
図を図4(a)に示す。図において51は平板状に形成さ
れた合成樹脂板であり、上述したように、その上面には
各種のサイズの原稿を載置すべき位置が印刷されてい
る。52は銅などによって形成された良導体板であり、
合成樹脂板51の「1/2」の横幅を有する平板状に形
成され、合成樹脂板51の下面に接着されている。ま
た、53は金属ファイバ混合樹脂板であり、所定比率で
金属ファイバと樹脂とを混合し、これを平板状に形成し
て成るものである。金属ファイバ混合樹脂板53は合成
樹脂板51の「1/2」の横幅を有し、良導体板52に
隣接して合成樹脂板51の下面に接着されている。な
お、金属ファイバの混合率は、各種の偽造防止書類と同
様のマイクロ波反射率が得られるように設定しておくと
よい。
【0015】次に、上記原稿読取り装置の電気的構成を
図2を参照し説明する。図において20はCPUであ
り、ROM22に記憶された制御プログラムに基づい
て、原稿読取り装置内の他の構成要素を制御する。21
はRAMであり、CPU20によって読出し/書込みが
自在になっている。25はA/Dコンバータであり、検
波信号S1 をデジタル信号に変換し、入出力制御部26
を介してCPU20に供給する。23は本体制御部であ
り、複写機全体の制御を行う。24は入出力制御部であ
り、本体制御部23とCPU20との間で各種信号の受
け渡しを行う。
【0016】B.実施例の動作 次に、本実施例の動作を説明する。まず、複写機本体に
おいてスタートボタンが押下されると、本体制御部23
からCPU20に対して、原稿の読取り指令が行われ
る。CPU20は、この指令を受信すると、図3に示す
プログラムを起動させる。図において処理が開始される
と、ステップSP1において、所定の変数kに「0」が
代入される。次に、ランプキャリッジ6が原点(フルレ
ートミラー9がレジストレーションガイド5の直下に来
る位置)に移動される。次に、ランプ7が点灯され、送
信部11,送信アンテナ12を介してマイクロ波が送信
され、ランプキャリッジ6がプラテンガラス1に沿って
定速駆動される。
【0017】ランプ7から放射された光は、反射版8,
8、原稿2、フルレートミラー9を介して反射され、C
CDラインセンサ10に入力される。そして、CCDラ
インセンサ10は、入力された光のに応じて画像データ
を出力する。また、受信部14は、受信したマイクロ波
を検波して検波信号S1 を出力する。ここで、レジスト
レーションガイド5によって反射されたマイクロ波の検
波信号S1 は、図4(b)に示すような波形を有する。す
なわち、良導体板52は反射率が高いため検波信号S1
のレベルが高くなる一方、金属ファイバ混合樹脂板53
は反射率が若干低いため検波信号S1 のレベルが低くな
る。
【0018】CPU20においては、図示の区間を「2
0」等分するサンプリング周期で検波信号S1 がサンプ
リングされ、その内容がRAM21に順次記憶される。
なお、各サンプリング結果が得られた順番を「サンプル
番号」という。そして、合計「19」点のサンプリング
が得られると、処理はステップSP2に進む。ここで
は、「サンプル番号N=1〜9」のサンプリング結果の
平均値 Aave と、「サンプル番号N=11〜19」の
サンプリング結果の平均値 Bave とが算出される。な
お、「サンプル番号N=10」のサンプリング結果は、
良導体板52と金属ファイバ混合樹脂板53との境界部
分に対応するため、ここでは用いられない。
【0019】次に、処理がステップSP3に進むと、平
均値 Aave は所定の最小値 Amin以上、所定の最大値
Amax 以下の範囲に含まれるか否かが判定される。な
お、最小値 Amin および最大値 Amax は、正常な状況
下での温度変化や経年変化によって、検波信号S1 が変
動しうる限界付近の値に予め設定されている。ここで、
「NO」と判定されると、処理はステップSP5に進
む。ここでは、CPU20から本体制御部23に対し
て、所定の故障表示を行うようにコマンドが出力され、
原稿読取り処理は強制的に終了させられる。
【0020】次に、処理がステップSP4に進むと、平
均値 Bave は所定の最小値 Bmin以上、所定の最大値
Bmax 以下の範囲に含まれるか否かが判定される。最小
値Bmin および最大値 Bmax は、上記Amin,Amax と
同様に、正常な状況下で検波信号S1 が変動しうる限界
付近の値に予め設定されている。ここで「NO」と判定
されると、ステップSP3の場合と同様に、処理はステ
ップSP5に進む。
【0021】一方、ステップSP3,4において共に
「YES」と判定されると、処理はステップSP6に進
む。ここではランプキャリッジ6が所定長(例えば数m
m程度)移動される。この期間内においても、CCDラ
インセンサ10によって原稿2の内容が引続き読取ら
れ、原稿2において反射されたマイクロ波が受信部14
で受信される。この際に検波信号S1 のレベルはRAM
21に記憶される。次に、処理がステップSP7に進む
と、RAM21に記憶された検波信号S1 のレベルは
「Bave±x」の範囲に含まれるか否かが判定される。
なお、ここで値xは、各種の偽造防止書類のマイクロ波
反射率が上記範囲「Bave±x」に含まれる程度の値に
設定しておくとよい。
【0022】ここで、原稿2が単なる紙であったとする
と、検波信号S1 は「Bave−x」未満になる。また、
原稿2が金属製品や金属部分を多く含むものであって、
これらの金属部分によってマイクロ波が反射された場合
は、検波信号S1 は「Bave+x」を超える。従って、
何れの場合であってもステップSP7では「NO」と判
定され、処理はステップSP10に進む。ステップSP
10では原稿のスキャンが終了したか否か、すなわちラ
ンプキャリッジ6が原点位置から所定距離(この距離は
原稿サイズに応じた既定値である)だけ移動したか否か
が判定される。
【0023】ここで、「NO」と判定されると、処理は
ステップSP6に戻る。以下、ステップSP6,7,1
0のループが繰り返し実行され、その度にランプキャリ
ッジ6が数mmづつ移動される。また、CCDラインセ
ンサ10の出力信号は、複写機本体内の画像メモリ(図
示せず)に蓄積されてゆく。そして、原稿2のスキャン
が終了するとステップSP10において「YES」と判
定され、処理はステップSP11に進む。ここでは、C
PU20から本体制御部23に対して、画像出力を行う
べき旨が指令される。本体制御部23はこの指令を受信
すると、画像メモリ内の画像データを用紙に印字して出
力する。
【0024】次に、処理がステップSP12に進むと、
残り部数(必要な部数と既に印字した部数との差)は
「1」以上であるか否かが判定される。ここで、「YE
S」と判定されると、処理はステップSP1に戻り、上
述した動作が必要部数に応じた回数だけ繰り返される。
そして、残り部数が「0」になるとステップSP12に
おいて「YES」と判定され、処理が正常に終了する。
このように、一連の処理が繰り返される課程において
は、偽造防止に関連する判断(ステップSP7等)も1
部の複写を行う毎に繰り返される。これは、もし第2部
目以降の処理においてかかる処理を省略すると、途中で
原稿2が入れ替えられ偽造防止書類が複写される可能性
もあるためである。
【0025】次に、原稿2が偽造防止書類等である場合
の動作について説明する。まず、検波信号S1 のレベル
が「Bave±x」の範囲内であれば、ステップSP7に
おいて「YES」と判定され、処理はステップSP8に
進む。ここでは、変数k(ステップSP1で「0」に初
期設定されている)が「1」だけインクリメントされ
る。次に、処理がステップSP9に進むと、変数kは所
定値nを超えたか否かが判定される。ここで「NO」と
判定されると、処理はステップSP10に進み、正常な
原稿の場合と同様に原稿のスキャニング(ステップSP
6)が繰り返される。
【0026】その後、変数kが所定値nを超えると、ス
テップSP9において「YES」と判定され、処理がス
テップSP13に進む。ここでは、CPU20から本体
制御部23に対して、偽造防止措置を採るようにコマン
ドが出力される。ここで、「偽造防止措置」とは、例え
ば画像メモリをフラッシュして白紙を出力する、用紙を
黒く塗りつぶす、用紙自体を出力しない等、各種のもの
が考えられる。要するに、使用者が正常な複写物を得ら
れないような措置であれば、どのようなものであっても
よい。ここで、変数kが所定値nを超えた場合にのみ
「偽造防止措置」を採ることとした理由は、原稿2に付
着したゴミや一時的に検波信号S1 に乗ったノイズ等に
よって「偽造防止措置」が行われることを防止したもの
である。従って、所定値nは小型の有価証券(例えば郵
便切手)を検出できる程度の値にしておくとよい。
【0027】ところで、複写機がある程度の時間使用さ
れると、内部温度が徐々に上昇し、これによって検波信
号S1 も温度変化の影響を受ける。例えば、複写機に電
源を投入した直後において検波信号S1 は図5の特性L
1 のようになり、その後、同一の原稿に対して検波信号
1 は特性L2 のように変化することも考えられる。か
かる場合においても、画像入力が1回行われる毎にステ
ップSP2が実行されるから、その時点の特性に基づい
て平均値 Aave,Bave がその都度算出される。例え
ば、図示の特性L2 が得られた場合には、値 Bave ’
が新たな平均値 Baveになる。これにより、温度変化や
経年変化が発生したとしても、確実に偽造防止書類を判
別することが可能になる。
【0028】C.変形例 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例
えば以下のように種々の変形が可能である。
【0029】レジストレーションガイド5は、図6
(a)に示すように変形してもよい。図において合成樹脂
板51の下面全体に金属ファイバ混合樹脂板55が接着
されている。かかる場合、検波信号S1 の波形は同図
(b)に示すようになる。また、金属ファイバ混合樹脂板
55を良導体板に変更すると、検波信号S1 の波形は同
図(c)のようになる。
【0030】また、レジストレーションガイド5は図
6(d)に示すように変形してもよい。図において良導体
板56は下部が階段状に切り欠かれており、切り欠かか
れた部分を埋めるように合成樹脂板57が接着されてい
る。ここで、マイクロ波が肉厚部分の下面で反射された
場合には、マイクロ波の伝搬経路が短くなるから、受信
レベル(すなわち検波信号S1 )が高くなる。一方、マ
イクロ波が肉薄部分の下面で反射されると、伝搬経路が
長くなるから、受信レベルが低くなる。これにより、検
波信号S1 の波形は、同図(e)に示すように階段波状に
なる。
【0031】同様に、レジストレーションガイド5は
図6(f)に示すように変形してもよい。図において良導
体板58は断面が二等辺三角形の板状に形成され、合成
樹脂板59は良導体板58に対称な二等辺三角形の断面
を成す板状に形成され、両者が接着されてレジストレー
ションガイドが構成されている。この場合においても、
良導体板58の肉厚部分で反射されたマイクロ波は高い
レベルで受信アンテナ13に入射するが、肉薄部分で反
射されたマイクロ波は受信レベルが低下する。これによ
り、検波信号S1 の波形は、同図(g)に示すようにな
る。
【0032】さらに、上記実施例においてはレジスト
レーションガイド5の下面に良導体板52と金属ファイ
バ混合樹脂板53とを設けたが、マイクロ波で走査可能
な他の位置にこれらを設けらてもよい。また、上記実施
例では電磁波の一例としてマイクロ波を用いたが、電磁
波はマイクロ波に限定されないことは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、反射部材で反射された電磁波の受信レベル
によって種々の特性の変動状態を得ることができ、書類
で反射された電磁波の受信レベルによって書類の反射率
を得ることができるから、容易に故障を検出することが
でき、温度変化や経年変動の影響を防止しつつ偽造防止
書類を正確に判別することができる。さらに、請求項2
記載の構成によれば、書類によって反射された電磁波の
受信レベルが所定範囲内である場合は、処理手段は所定
の偽造防止措置を実行するから、偽造行為を未然に防止
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の原稿読取り装置の正面図である。
【図2】 上記実施例のブロック図である。
【図3】 上記実施例の制御プログラムのフローチャー
トである。
【図4】 レジストレーションガイド5の説明図であ
る。
【図5】 検波信号S1 の波形図である。
【図6】 上記実施例の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
1 プラテンガラス 2 原稿(書類) 6 ランプキャリッジ(走査手段) 11 送信部(電磁波発生手段) 12 送信アンテナ(電磁波発生手段) 13 受信アンテナ(電磁波受信手段) 14 受信部(電磁波受信手段) 23 本体制御部(処理手段) 52 良導体板(反射部材) 53 金属ファイバ混合樹脂板(反射部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/04 G07D 7/00 F H04N 1/04 1/40 H04N 1/40 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類を載置するプラテンガラスと、 このプラテンガラスに沿って移動する走査手段と、 前記走査手段に設けられ電磁波を放射する電磁波発生手
    段と、 前記電磁波発生手段の電磁波放射範囲内に設けられ所定
    の反射率で前記電磁波を反射する反射部材と、 前記走査手段に設けられ、前記電磁波発生手段から放射
    され前記書類または前記反射部材に反射された電磁波を
    受信する電磁波受信手段とを具備することを特徴とする
    原稿読取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原稿読取り装置と、 前記書類によって反射された電磁波の受信レベルが所定
    範囲内である場合は所定の偽造防止措置を実行する処理
    手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
JP6276531A 1994-11-10 1994-11-10 原稿読取り装置およびこれを有する画像形成装置 Pending JPH08132773A (ja)

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US08/543,912 US5661552A (en) 1994-11-10 1995-10-17 Forgery-preventing document reading device based on microwave reflection
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