JPH08132480A - 二段射出ユニット及び二段射出成形装置 - Google Patents

二段射出ユニット及び二段射出成形装置

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JPH08132480A
JPH08132480A JP27794294A JP27794294A JPH08132480A JP H08132480 A JPH08132480 A JP H08132480A JP 27794294 A JP27794294 A JP 27794294A JP 27794294 A JP27794294 A JP 27794294A JP H08132480 A JPH08132480 A JP H08132480A
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JP
Japan
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injection
molten resin
mold
injection cylinder
nozzle
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JP27794294A
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English (en)
Inventor
Motomu Tanaka
求 田中
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MACHIDA KASEI KOGYO KK
Original Assignee
MACHIDA KASEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂を金型内の隅々まで満遍なく容易に
行き渡らせ得る安価且つ簡易な、二段射出ユニット及び
これを組み込んだような二段射出成形装置を実現する。 【構成】 本二段射出成形装置1は、射出シリンダ装置
3と、該射出シリンダ装置3から金型内に溶融樹脂を射
出するために、該射出シリンダ装置3のノズル部21と
金型Mの注入口部23とを橋渡しし得るノズル装置部1
5と、該ノズル装置部15に付設され、該射出シリンダ
装置3から射出された溶融樹脂の一部を受容し得ると共
に、該射出シリンダ装置3による射出の完了後に、該受
容した溶融樹脂を金型内に射出し得る射出装置部17、
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二段射出ユニット及び
二段射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形品の形状が複雑であったり、そ
の寸法精度が厳しく要求されるような場合、何のように
したら、金型(キャビティ)内に溶融した樹脂を充分に
行き渡らせ得るか、ということが通常大きな問題とな
る。これは、極めて高価な高射出圧・高型締力タイプの
射出成形装置を別途購入して、溶融樹脂を高い射出圧の
下で射出(成形)することにより、ある程度解決可能で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、そのような
特別な装置を以てしても、実際上、高い圧力の割に溶融
樹脂の行き渡り度は、必ずしも充分ではなく、また経済
的・実用的な面で相当問題がある。このため、この解決
策は、なかなか採用し難いものとなっている。そこで、
射出成形に関する様々の課題に長年取り組み且つ数多く
の実績を上げてきた本願発明者は、既存の射出成形装置
に極力変更を加えないことを前提に、どのようにすれば
よいのかを考えた。
【0004】先ず、本願発明者は、金型内に溶融樹脂の
全部を一度で行き渡らせることは困難であるものの、二
段階的に行えば可能であることに着眼した。これによ
り、装置強度を不必要に上げることもなく、楽にそして
溶融樹脂を型内の隅々にまで良好に行き渡らせることが
できる。本願発明は、このような背景の下になされたも
のであり、二段階的に射出し得る機構を主眼とするもの
である。
【0005】また、これを実現するための機構は、既存
の射出成形装置に簡単に取り付けることができるような
簡易なものであることが望ましい。従って、本発明の課
題は、通常の射出成形装置本体に大幅な構造的変更をも
たらすようなものではなく、溶融樹脂を金型内の隅々ま
で満遍なく容易に行き渡らせ得る安価且つ簡易な、二段
射出ユニット及びこれを組み込んだような二段射出成形
装置を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る二段射出ユニットは、射出シリンダ装置
から金型内に溶融樹脂を射出するために、該射出シリン
ダ装置のノズル部と金型の注入口部とを橋渡しし得るノ
ズル装置部と、該ノズル装置部に付設され、該射出シリ
ンダ装置から射出された溶融樹脂の一部を受容し得ると
共に、該射出シリンダ装置による射出の完了後に、該受
容した溶融樹脂を金型内に射出し得る射出装置部、とを
含むことを構成上の特徴とする。
【0007】また、本発明に係る二段射出成形装置は、
射出シリンダ装置と、該射出シリンダ装置から金型内に
溶融樹脂を射出するために、該射出シリンダ装置のノズ
ル部と金型の注入口部とを橋渡しし得るノズル装置部
と、該ノズル装置部に付設され、該射出シリンダ装置か
ら射出された溶融樹脂の一部を受容し得ると共に、該射
出シリンダ装置による射出の完了後に、該受容した溶融
樹脂を金型内に射出し得る射出装置部、とを含むことを
構成上の特徴とする。
【0008】
【作用】ノズル装置部に付設された射出装置部は、射出
シリンダ装置からノズル装置部を介して射出される溶融
樹脂の一部を受容し、該射出シリンダ装置による射出の
完了後に、該受容した溶融樹脂を金型内に射出し、これ
により、溶融樹脂は、金型内の隅々まで無理無く満遍な
く行き渡る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例の二段射出成形装置の
要部断面側面図である。同図を参照すると、本実施例の
二段射出成形装置1は、射出シリンダ装置3と二段射出
ユニット5とから基本的に構成される。
【0010】射出シリンダ装置3(内部を図示せず)
は、プランジャ形式やスクリュウ形式等から成る一般的
な装置であり、その内部の可塑化室(図示せず)に供給
された樹脂(成形)材料は、適切に(混練)可塑化され
る。二段射出ユニット5は、ダイプレート9の内部に取
着されたフレーム11を介して支承されたノズル装置部
15と、該ノズル装置部15に付設された射出装置部1
7、とを含んで成る。
【0011】ノズル装置部15は、射出シリンダ装置3
から金型M内に溶融樹脂を射出するために、射出シリン
ダ装置3のノズル部21と金型Mの注入口部23とを橋
渡しする内部流路27を有するものである。射出装置部
17は、ノズル装置部15の内部流路27と連通し得る
受容室31を構成するための筒状体33と、この筒状体
33内部を摺動し得るピストン部材35を駆動するため
の位置制御タイプの一軸駆動装置37、とを含んで成
る。この一軸駆動装置37は、図示実施例において、電
動シリンダとして具現化されており、ピストン部材35
は、そのプランジャ39の先端に取着されている。電動
シリンダとしては、具体的には、例えば(株)タック技
研工業(本社、北九州市)製の商品名メカトロシリンダ
(多点位置決めアクチュエータ)を用いることができ
る。尚、電動シリンダ以外の装置、例えば、空圧又は油
圧シリンダ(図示せず)を用いて構成することもでき
る。
【0012】射出装置部17の受容室31は、ピストン
部材35の移動によってその内部容積が可変であって、
射出シリンダ装置3から射出されてノズル装置部15の
内部流路27を流れる溶融樹脂のうちの一部(例えば、
溶融樹脂全量の10パーセント程度)を一時的に計量・
受容すると共に、後述する所定タイミングで金型Mに当
該溶融樹脂を射出するものである。
【0013】以上の構成を有する本実施例においては、
型締シリンダ(図示せず)による型締め動作、並びにノ
ズル装置部15を介した射出シリンダ装置3と金型M
(ダイプレート9)との相対的な圧接動作の後、射出成
形工程が開始される。すなわち、射出シリンダ装置3内
の溶融樹脂は、ノズル部21から押し出されて、ノズル
装置部15(内部流路27)と金型Mの注入口部23を
通して金型M(キャビティ)内に加圧注入される。
【0014】この際、上述したように溶融樹脂の全量が
金型M内に射出されず、その一部が射出装置部17の受
容室31内に計量・受容される。そして、射出シリンダ
装置3による射出動作が完了(いわゆる押切圧力ゼロ)
してから所定時間(例えば2〜3秒)経過後に、該受容
されている残りの溶融樹脂が、ピストン部材35の前進
移動に応じて金型M内に無理無く加圧注入される。
【0015】このような二段階的な射出動作により、溶
融樹脂の全量を金型(キャビティ)内の隅々まで満遍な
く良好に行き渡らせることができ、いわゆるヒケや色む
ら等の発生を実質的になくすことが可能となり、射出成
形品の品質が飛躍的に向上し得る。そして、本実施例の
ような簡易構造から成る二段射出ユニットを、既存のあ
るいは通常タイプの射出成型装置のダイプレートに単に
取着する(又は組み込む)ことのみで、上述したような
二段射出動作を簡便に行い得るように装置構成でき、極
めて合理的・経済的である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
融樹脂を金型内の隅々まで満遍なく容易にいきわたらせ
得る安価且つ簡易な二段射出ユニット及びこれを組み込
んだような二段射出成形装置を実現できる。これによ
り、非常に品質の優れた成形品を容易且つ迅速に成形で
き、市場にタイムリーに供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る射出成形装置の一実施例
の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1…二段射出成型装置 3…射出シリンダ装置 5…二段射出ユニット 9…ダイプレート 11…フレーム 15…ノズル装置部 17…射出装置部 21…ノズル部 23…注入口部 27…内部流路 31…受容室 33…筒状体 35…ピストン部材 37…一軸駆動装置 39…プランジャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダ装置から金型内に溶融樹脂
    を射出するために、該射出シリンダ装置のノズル部と金
    型の注入口部とを橋渡しし得るノズル装置部と、 該ノズル装置部に付設され、該射出シリンダ装置から射
    出された溶融樹脂の一部を受容し得ると共に、該射出シ
    リンダ装置による射出の完了後に、該受容した溶融樹脂
    を金型内に射出し得る射出装置部、とを含むことを特徴
    とする二段射出ユニット。
  2. 【請求項2】 射出シリンダ装置と、 該射出シリンダ装置から金型内に溶融樹脂を射出するた
    めに、該射出シリンダ装置のノズル部と金型の注入口部
    とを橋渡しし得るノズル装置部と、 該ノズル装置部に付設され、該射出シリンダ装置から射
    出された溶融樹脂の一部を受容し得ると共に、該射出シ
    リンダ装置による射出の完了後に、該受容した溶融樹脂
    を金型内に射出し得る射出装置部、 とを含むことを特徴とする二段射出成形装置。
JP27794294A 1994-11-11 1994-11-11 二段射出ユニット及び二段射出成形装置 Pending JPH08132480A (ja)

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