JPH08132390A - 冷凍魚などの切断処理具 - Google Patents

冷凍魚などの切断処理具

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JPH08132390A
JPH08132390A JP29787594A JP29787594A JPH08132390A JP H08132390 A JPH08132390 A JP H08132390A JP 29787594 A JP29787594 A JP 29787594A JP 29787594 A JP29787594 A JP 29787594A JP H08132390 A JPH08132390 A JP H08132390A
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JP
Japan
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cutting
blade
cutting blade
frozen
edge
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JP29787594A
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Shigeyoshi Kurihara
原 成 嘉 栗
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YASUDA DENKI SHOKAI KK
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YASUDA DENKI SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超低温状に凍結された冷凍魚などを切断面が
美麗で、しかも衛生上安全な状態に円滑に切断処理しう
る切断処理具の提供。 【構成】 超低温状態で凍結された冷凍魚などの切断処
理具であって、携帯可能な筒状の本体ケース内に振動子
を配設し、振動ホーンを介装して当該振動子に連設され
た長尺状の切断刃に超音波発生器から供給される高周波
エネルギーを超音波振動に変換して供給可能に構成した
ものであって、前記切断刃はナイフ状の刃部であって、
横断面形状が略三角形状もしくはその背部が頂部に向っ
て薄肉状のものであるか、アサリ部を欠如した略三角波
状あるいはアーチ状のものとし、この切断刃を往復駆動
可能とし、さらには着脱交換自在となしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超低温状態で凍結さ
れた冷凍魚あるいは冷凍食肉などを有効に切断処理しう
る冷凍魚などの切断処理具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷凍魚などの切断技術に
あっては、以下の諸点が要求品質とされていた。
【0003】(a) 食品衛生面ならびに品質上で問題がな
いこと。 (b) 直線もしくは曲線状に円滑に切断処理しうること。 (c) 歩留りが向上すること。 (d) 切断面が美しく、外観上商品価値が低下しないこ
と。
【0004】ところで、超低温状態(例えば、−20℃
未満であり、好ましくは−40℃〜−50℃)で冷凍状
とされた鮪や食肉などに共通している点は、その硬度が
非常に大きいため、前記の要求品質を満足させうる切断
装置が得られないのが現状である。
【0005】かかる切断処理技術については、冷凍食肉
と冷凍魚とは共通している点が多いので、以下、冷凍鮪
を例に挙げて説明する。
【0006】即ち、鮪などの冷凍魚にあっては、これを
長期にわたって鮮度を低下させることなく衛生上安全に
保存するためには、頭部と尾部を切除した状態(マル状
鮪)として−40℃〜−50℃程度の超低温状態で冷凍
庫内に収納しており、必要に応じてこれをバンドソーな
どを用いて切断し(従来技術1)、四つ割り状,コロ状
もしくはサク状に切断して、鮮魚店や量販店などの末端
流通機構に供給し消費者に提供されている。
【0007】又、同様な切断手段としては、楔状の刃部
と、これに続く平行側壁を備えた背部とからなる直刃状
の切断刃を自動移送状となし、これに超音波振動を与え
て魚肉などを切断処理する技術(従来技術2)も知られ
ている。
【0008】この場合、前記の従来技術1に比較しても
加工圧(切断抵抗)が和らげられ、円滑に切断作業を行
うことができ、しかも魚粉が発生することがなくて大幅
に歩留りを向上することができ、加えて切断面がストレ
ート状で美麗であるため、商品価値を損なうことがない
ものであった。
【0009】前記以外の在来切断技術としては、周知の
レーザー切断技術(従来技術3)、ウォータージェット
切断技術(従来技術4)、あるいはエアー切断技術(従
来技術5)なども挙げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記した各従来技術に
ついては、それぞれに一長一短を備えているため、以下
に述べるように超低温状態の冷凍鮪などの切断には不向
きであることが理解される。
【0011】即ち、前記した従来技術1についてみれ
ば、通常アサリ部を備えたバンドソーにより切断処理す
るため、切断面が凹凸の甚だしいザラついた状態となる
ばかりでなく、切断の際に大量の魚粉が発生し、切断面
に付着して外観上の商品価値が低下するばかりでなく、
結果的にその歩留りを低くしてしまうこととなり、加え
て品質劣化を招くため、ユーザの末端流通商店には不評
である。
【0012】又、従来技術2については、次のような問
題が残されていた。
【0013】即ち、冷凍鮪fの場合に−40℃の状態
で、その硬度は約3〜5GPa程度で非常に硬いため、
前記した周知の直刃により押し切ろうとすると身割れが
発生するおそれがあり、直刃に超音波振動を与えつつ切
断処理しても、楔状の刃部に続く平行側壁を備えた背部
が鮪に接触して結着し効果的な切断処理を果たすことが
できないことが検証されるところであった。
【0014】更に、前記した従来技術3にあっては、熱
により鮪の切断面が変質し、食品衛生上採用し難いもの
であり、同様に従来技術4にあっても、水に混入されて
いる砥粒が鮪の切断面に食い込んでしまって商品価値を
損なうことは免れ得ないものであり、従来技術5につい
ては、超低温状態の鮪の切断処理の可能性が疑わしいば
かりでなく、切断手段の設備の大型化が避けられないと
いう課題点が残されていた。
【0015】前記の現状から見て、鮪などの冷凍食品を
切断処理するに当ってのユーザニーズとしては、次の点
が挙げられる。
【0016】 直線状もしくは曲線状にも切れ味が良
好である。 切断面が美麗である。 魚粉の発生量が低減される。 切断刃に魚粉などが付着しない。 食品衛生上問題がない。 軽量小型で携帯に便利である。 切断刃の交換が容易である。
【0017】従って、この発明にあっては、前記のユー
ザニーズを満足させるものを提供するもので、その第1
の目的は、前記および項を達成しうる切断処理
具を提供することである。
【0018】この発明の第2の目的は、前記お
よび項を達成しうる切断処理具を提供することであ
る。
【0019】この発明の第3の目的は、前記〜項を
達成しうる切断処理具を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めのこの発明の構成上の特徴点は、次の通りである。
【0021】請求項1の発明は、超低温状態で凍結され
た冷凍魚などの切断処理具であって、携帯可能な筒状の
本体ケース内に振動子を配設し、振動ホーンを介装して
当該振動子に連設された長尺状の切断刃に、超音波発生
器から供給される高周波エネルギーを超音波振動に変換
して供給可能に構成したものであって、前記切断刃はナ
イフ状の刃部であって、横断面形状が略三角形状を呈し
てなる冷凍魚などの切断処理具である。
【0022】請求項2の発明は、前記振動子、振動ホー
ンならびに切断刃を直列状に連設し、これらを本体ケー
スに対して往復可能に構成した請求項1記載の冷凍鮪な
どの切断処理具である。
【0023】請求項3の発明は、前記切断刃が、少なく
とも振動ホーンを介装して前記振動子に着脱変換可能に
連設されてなる請求項1又は2記載の冷凍魚などの切断
処理具である。
【0024】請求項4の発明は、前記切断刃がナイフ状
であって、その横断面形状が刃先を備えた略三角形状で
あって、これに続く背部は、その頂部方向に向って、そ
の肉厚が薄くなる形状とされた請求項1又は2記載の冷
凍鮪などの切断処理具である。
【0025】請求項5の発明は、前記刃部がアサリ部を
具備しない略三角波状の形状とされた請求項1又は2記
載の冷凍魚などの切断処理具である。
【0026】請求項6の発明は、前記刃部がアーチ形波
状であって、その波底部で刃先の角度が大きく、波頂部
に向って次第に刃先が鋭くなるような形状とされた請求
項1又は2記載の冷凍魚などの切断処理具である。
【0027】
【作 用】前記した請求項1,4〜6の発明の作用
は、毎秒2万回程度の超音波振動を与えられた略三角形
状断面をなす切断刃,その背部が頂部に向って薄肉状と
された切断刃,アサリ部を欠如した略三角波状の切断刃
もしくはアーチ形波状の切断刃を冷凍鮪に押し当て、手
動操作により前記切断刃を前後に往復移動させて切断処
理するものである。
【0028】又請求項2,4〜6の発明の作用は、概ね
前記の発明と共通しているが、切断刃を強制的に往復駆
動させるようにしたものであるから、作業者が切断刃を
冷凍鮪に押し当てるだけで容易に切断処理しうるもので
ある。
【0029】更に請求項3の発明の作用は、ネジ手段な
どにより切断刃を振動ホーンから離脱交換しうるもので
ある。
【0030】
【実 施 例】次に、図面に示す冷凍鮪Fの切断処理具
の実施例について説明する。
【0031】(実施例(1))図1乃至図3に示す実施
例(1)の切断処理具CTは、ナイフ状の切断刃に超音
波振動を供給しつつ冷凍鮪Fを切断処理する型式のもの
であって、筒状の本体ケース1内に緩衝材2を介装して
振動子3を装着しており、当該振動子3の前端の凹入部
31には振動ホーン4の突子41を嵌着するようにして
振動ホーン4を連設し、更に当該振動ホーン4のテーパ
ー状に縮径されて前方に延びる先端部42には連結子5
を介装して、前記本体ケース1の開口部11から突出す
るようにしたナイフ状の切断刃6を着脱交換可能に結合
したものであって、これにより前記した一連の振動子
3,振動ホーン4ならびに切断刃6を直列状に連結した
ものである。
【0032】なお、前記連結子5は、切断刃6に固設す
ると共に、そのネジ杆51を前記振動ホーン4のネジ孔
43に螺着してなるものである。
【0033】更に、前記振動子3には、高周波コード7
を介して超音波発生器8から提供される高周波エネルギ
ーが供給されるものであって、この実施例(1)にあっ
ては毎秒2万回程度の振動が前記切断刃6に供給される
ように構成されている。
【0034】又、前記切断刃6は直刃状を呈しており、
その横断面形状は図3に示す如く略楔状であって、刃部
61と背部62とで構成されており、刃部61は鋭角状
の刃先611を備え、背部62方向に向って次第に刃厚
が大きくなるような形状とされており、その最大刃厚
(x1 )位置において背部62に連続されているもので
あり、更に、その背部62の両側壁621はその頂部6
22方向に向って次第に厚みが減少するような平坦面状
とされていて、前記最大刃厚(x1 )に対しては外観状
逃げ部(x2 )を形成するようにしているものである。
【0035】なお、この実施例(1)にあっては、切断
刃6の長さを約270mm,最大刃厚(x1 )を約2m
m,巾(x3 )を約12mm程度となしたものである。
【0036】次にこの切断処理具CTによる冷凍鮪Fの
切断処理作業についてみれば、予め図示しない通電スイ
ッチをオンとして電源Pから超音波発生器8に通電し
て、高周波エネルギーに変換し、このエネルギーを高周
波コード7を介して本体ケース1内の振動子3に供給
し、超音波振動として振動ホーン4,連結子5を介し
て、当該振動を切断刃6に供与する。
【0037】このように超音波振動を与えられた状態の
切断刃6の刃先611を、−40℃〜−50℃程度に超
低温状態に冷凍処理された冷凍鮪Fに押し当て、往復移
動させることによって切断処理をなすものであるが、こ
の場合切断刃6には超音波振動が与えられているため、
この超音波振動が冷凍鮪Fにも局部的に供与され、その
氷結した水分が融解して切断刃6が冷凍鮪Fに凍結して
結着されるのを防止することとなり、加えて切断刃6の
背部62の側壁621には逃げ部(x2 )が形成されて
いるため、切断処理された冷凍鮪Fの切断面f1 ,f2
と前記側壁621とは接触されることがないので、円滑
に切断刃6の往復運動が実行され、切れ味よく切断処理
を遂行しうるものである。
【0038】なお、図4に示すように鋭角状の刃部61
Aを備えた切断刃6Aの如くに横断面が三角形状をなす
ようにした変形例にあっても、前記と同様の作用のもと
で切断処理がなされることは言うまでもないことであ
り、この場合背部を欠如しているため、一層その切断処
理の円滑化が図りうるものである。
【0039】(実施例(2))図5および図6に示すこ
の実施例(2)の切断処理具CT’が、実施例(1)の
ものと相違している点は、主として切断刃6’が強制的
に所要のストローク巾で往復駆動されるように構成され
ている点であるので、その共通している部分について
は、符号にダッシュ(’)を添記するに止めて、その構
造の説明は省略する。
【0040】即ち、本体ケース1’内にはスライド軸受
100を介装して振動子3’を所要のストローク巾で往
復移動自在に配設し、当該振動子3’の連結突子32’
を本体ケース1’の長孔12’から突出させており、前
記本体ケース1’に連設した保持ケース120内には、
モータ130と当該モータ130によって旋回駆動され
るクランク輪140とが配備されており、前記連結突子
32’に枢着されたリンク150の他端をクランク輪1
40の偏心位置に枢設したものである。
【0041】なお、図5中の160は、振動子3’の尾
端に連設された案内管であって、その内部には前記した
高周波コード7’を挿通させると共に、その外端部を本
体ケース1’の開放口13’から移動可能に突出させた
ものである。
【0042】次に、この実施例(2)による切断処理作
業についてみれば、次のとおりである。
【0043】即ち、予め電源(P’)から超音波発生器
8’に通電すると共にモータ130にも通電させて旋回
起動させ、クランク輪140を旋回駆動させる。
【0044】これによって、リンク150により連結突
子32’を連結させた振動子3’ならびに振動ホーン
4’,切断刃6’が往復駆動されることとなる。なお、
切断刃6’には、実施例(1)と同様に超音波振動が供
与されていることは言うまでもないことである。
【0045】この状態で切断刃6’の刃先611’を冷
凍鮪Fに押し当てるだけで切断刃6’が強制的に往復駆
動されているため切断処理が遂行されることとなるもの
である。
【0046】なお、前記した各実施例(1),(2)に
あっては、切断刃6,6’は使用による損耗の補修の際
のみならず別異の切断刃と交換する場合にあっても連結
子5,5’を操作して容易に着脱交換しうるものであ
る。
【0047】又、この交換される他の形状の切断刃につ
いては、例えば図7〜図11に例示しているので以下に
これらについて説明する。
【0048】即ち、切断刃700は、図7および図8に
示すように焼入れ処理された鋼材からなり、その形状は
身巾(x4 )が約7〜10mm,厚さ(x5 )が約1〜
1.5mmで横断面が長方形状をなす長さ約450mm
の帯状であって、その一側に略三角波状の鋸歯701を
形成しており、しかも、その刃先711は切断刃700
の側面710,720と同一平面上に存する形状とされ
ているもので、例えば、通常の鋸歯における如く、鋸歯
の刃先が切断刃体の側面よりも外向きに反り返った所謂
「アサリ部」が設けられていない点がその特徴とされる
ものである。
【0049】この切断刃700の切断処理の状態を図8
に基づいて更に詳細に説明すると、次の如くである。
【0050】即ち、切断刃700は、毎秒2万回程度の
超音波微細振動を与えられた状態で、その鋸歯701が
軽く押された状態で刃先711が鮪Fに関与されるた
め、往復運動を行っている鋸歯701によって順次切断
処理されるものであるが、この際、切断刃700の両側
面710,720は超音波振動を与えられた状態で切断
された鮪Fの切断面f1 ,f2 に当接されているため、
この切断面f1 ,f2 領域において極く低温状の発熱を
生じて鮪Fの凍結した水分を融解させることとなり、こ
の水分が恰も潤滑剤の役割を果たすこととなって、アサ
リ部が欠如した切断刃700であるにもかかわらず円滑
に鮪Fとの間に相対変位を可能とするのであり、加えて
切断刃700には、その超音波振動に起因して切断時に
発生する魚粉の付着が発生せず、切断作業は効果的に実
行され、順次鮪Fが切断されることとなり、しかも、そ
の切断面f1 ,f2 についてみれば、バンドソーで切断
した際に発生されるような醜いギザギザが生成されるこ
とがなく、却って切断刃700の側面710,720に
よって切断面f1 ,f2 が磨き上げられたように艶出し
されることとなって美麗な切断面f1 ,f2 が形成され
るものであり、又、冷凍鮪Fにおける身割れの発生を防
止しうるものであり、更にはアサリ部が欠如した分だけ
鮪Fの切断巾は縮小されることとなり、魚粉の発生量は
大幅に低減され、歩留りの向上を図ることができるもの
である。
【0051】又、図9乃至図11には、形状変更した他
の切断刃800が示されており、その特徴点は、鋸歯8
01がアーチ形波状とされており、その波底部802で
刃先の角度が大きく、波頂部803に向って次第に刃先
が鋭くなるように形成されたものであって、アサリ部は
欠如しており、図7および図8に示す三角波状の鋸歯7
01の場合と同様の機能を具備しているものである。
【0052】以上、冷凍鮪Fを例に挙げて説明したが、
同様に超低温状態で凍結された冷凍食肉の場合にあって
も、その切断処理の際の課題点は冷凍鮪の場合と略共通
しており、この発明の切断処理具は格別の設計変更を要
することなく、そのまま冷凍食肉の切断処理に適用でき
ることは言うまでもないことであるから、重ねての説明
は省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したこの発明によって達成され
る特有の効果は次のとおりである。
【0054】(1) 超音波振動される切断刃の横断面形状
が略三角形状もしくはその背部が、頂部に向って薄肉状
となる形状としたので直線状もしくは曲線状に良好に切
断処理しうるものであり、その切断面も美麗で食品衛生
上問題が発生しない切断処理具を得ることができる。
【0055】(2) 前記切断刃がアサリ部を欠如した略三
角波状であり、又はアーチ形波状であるから、更に魚粉
の発生量が少なく、しかも切断刃に魚粉が付着しないの
で円滑に切断処理しうるものである。
【0056】(3) 前記切断刃は交換容易である。
【0057】(4) 切断処理具全体にわたって小型・軽量
であるから携帯,取扱いが軽便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例(1)の冷凍鮪の切断具の一
部切断側面図。
【図2】図1の(イ)−(イ)断面図。
【図3】図1の使用状態を示す(ロ)−(ロ)断面図。
【図4】図1の切断刃の変形例を示す断面図。
【図5】この発明の実施例(2)の冷凍鮪の切断具の一
部切断側面図。
【図6】図5の(ハ)−(ハ)断面図。
【図7】切断刃の他の変形例を示す一部側面図。
【図8】図7における使用状態を示す(ニ)−(ニ)断
面図。
【図9】切断刃の今一つの変形例を示す一部側面図。
【図10】図9における(ホ)−(ホ)断面図。
【図11】図9における(ヘ)−(ヘ)断面図。
【符号の説明】
CT,CT’ 切断処理具 1,1’ 本体ケース 3,3’ 振動子 4,4’ 振動ホーン 6,6’,6A,700,800 切断刃 61 刃部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超低温状態で凍結された冷凍魚などの切
    断処理具であって、携帯可能な筒状の本体ケース内に振
    動子を配設し、振動ホーンを介装して当該振動子に連設
    された長尺状の切断刃に、超音波発生器から供給される
    高周波エネルギーを超音波振動に変換して供給可能に構
    成したものであって、前記切断刃はナイフ状の刃部であ
    って、横断面形状が略三角形状を呈してなる冷凍魚など
    の切断処理具。
  2. 【請求項2】 前記振動子、振動ホーンならびに切断刃
    を直列状に連設し、これらを本体ケースに対して往復可
    能に構成した請求項1記載の冷凍鮪などの切断処理具。
  3. 【請求項3】 前記切断刃が、少なくとも振動ホーンを
    介装して前記振動子に着脱変換可能に連設されてなる請
    求項1又は2記載の冷凍魚などの切断処理具。
  4. 【請求項4】 前記切断刃がナイフ状であって、その横
    断面形状が刃先を備えた略三角形状であって、これに続
    く背部は、その頂部方向に向って、その肉厚が薄くなる
    形状とされた請求項1又は2記載の冷凍鮪などの切断処
    理具。
  5. 【請求項5】 前記刃部がアサリ部を具備しない略三角
    波状の形状とされた請求項1又は2記載の冷凍魚などの
    切断処理具。
  6. 【請求項6】 前記刃部がアーチ形波状であって、その
    波底部で刃先の角度が大きく、波頂部に向って次第に刃
    先が鋭くなるような形状とされた請求項1又は2記載の
    冷凍魚などの切断処理具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524586A (ja) * 2009-04-23 2012-10-18 オーソソニックス・リミテッド 改良された骨切除器
JP2014030889A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Nakata Coating Co Ltd 車両用内装部材切断装置
CN106272576A (zh) * 2016-11-10 2017-01-04 江苏省锡山中等专业学校 一种用于切割冷冻食品的超声波刀

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Effective date: 20031216

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