JPH08131886A - 電気集塵エレメント - Google Patents

電気集塵エレメント

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JPH08131886A
JPH08131886A JP27747994A JP27747994A JPH08131886A JP H08131886 A JPH08131886 A JP H08131886A JP 27747994 A JP27747994 A JP 27747994A JP 27747994 A JP27747994 A JP 27747994A JP H08131886 A JPH08131886 A JP H08131886A
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piece
ionization
pieces
dust collecting
electrode
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JP27747994A
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Inventor
Hachiro Kurokawa
八郎 黒川
Koichi Yamahata
浩一 山端
Yasuo Sato
安夫 佐藤
Kazuya Okada
一也 岡田
Toshiyuki Kato
敏之 加藤
Yoshihide Ito
芳英 伊藤
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】イオン化部100と集塵部200とを良好に位
置決めし、良好なコロナ放電を持続させると共に、集塵
部各電極間隙で均等な集塵作用を行わせる。 【構成】イオン化部100と集塵部200とを、碍子3
00を基準にしてフレーム400に支持し、これらイオ
ン化部100と集塵部200との間の位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄機や空気調和
機等に組み込んで使用する電気集塵エレメントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に電気集塵エレメントは、空
気中の汚れ粒子を正又は負に帯電させるイオン化部と、
このイオン化部で帯電させた汚れ粒子を捕集して付着さ
せる集塵部とを備えている。
【0003】すなわち、例えば実開昭60−31350
号公報に開示され且つ図12に示すように、ケーシング
Kにおける空気取入口Jの近くに、プラス又はマイナス
の一側極性とする放電電極板A及び放電電極線Bをもつ
イオン化部Xを支持すると共に、その下流側に、マイナ
ス又はプラスの他側極性とし、台紙の表裏全体に導電紙
を覆い被せた長尺側電極板C、同短尺側電極板D、これ
らを導通させる導電性側板Eを備える集塵部Yを支持し
ている。
【0004】こうして、イオン化部Xを構成する放電電
極線Bの周りで生じさせるコロナ放電により、空気中の
汚れ粒子を正又は負に帯電させ、この帯電した汚れ粒子
を、反対極とする長尺側電極板C、同短尺側電極板D及
び導電性側板Eから成る集塵部Yの全体に付着させ、ク
リーンな空気を空気取出口Oから室内に供給するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示し
たものでは、イオン化部Xと集塵部Yとは、それぞれ別
個独立にケーシングKに支持しているため、これらイオ
ン化部Xと集塵部Yとの相互の位置決めが行い難く、イ
オン化部Xを構成する放電電極線Bと、集塵部Yを構成
する短尺側電極板Dとの中心の位置がずれ、良好なコロ
ナ放電を持続し難いと共に、集塵部Xの各電極間隙で均
等な集塵作用を行い難い問題がある。
【0006】本発明の主目的は、イオン化部と集塵部と
を碍子を基準にして支持することにより、これらイオン
化部と集塵部とを位置決めし、良好なコロナ放電を持続
できるようにすると共に、集塵部の各電極間隙で均等な
集塵作用が行える電気集塵エレメントを提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するため、請求項1記載の発明は、図7に示すよう
に、イオン化部100と集塵部200とを備え、これら
にそれぞれ設ける支持部101,201を、フレーム4
00に支持する碍子300に対し、同軸状に取り付けて
いる構成にした。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、更に、簡易且つ確実にイオン化部100と
集塵部200とを支持するため、碍子300は、フレー
ム400に取り付ける第一軸部301と、これの上部に
同軸状に嵌合する第二軸部302とを備え、第一及び第
二軸部301,302の嵌合部に、イオン化部100と
集塵部200との一方側を取り付けていると共に、第二
軸部302の端部に、他方側を取り付けている構成にし
た。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、更に、碍子300とフレーム
400との取付構造を簡易にするため、図9に示すよう
に、碍子300の下端に、小径な環状凹所303を設け
ており、この環状凹所303をフレーム400に設ける
受入溝403に挿入している構成にした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、イオン化部100と
集塵部200とは、碍子300を基準にしてフレーム4
00に支持される。これにより、イオン化部100と集
塵部200との間の位置決めが良好に行え、イオン化部
100によるコロナ放電を良好に持続できると共に、集
塵部200の各電極間隙で均等な集塵作用が行える。
【0011】請求項2記載の発明では、イオン化部10
0と集塵部200との一方側は、2部材構成とした碍子
300の第一及び第二軸部301,302の嵌合部に取
り付けられ、イオン化部100と集塵部200との他方
側は、第二軸部302の端部に取り付けられる。このた
め、これらイオン化部100と集塵部200とを、簡易
且つ確実に碍子300に支持することができる。
【0012】請求項3記載の発明では、図9に明示する
ように、碍子300の下端に設ける小径な環状凹所30
3をフレーム400に設ける受入溝403に挿入するこ
とにより、碍子300をフレーム400に簡易に取り付
けることができる。
【0013】
【実施例】図11は、本発明に係る電気集塵エレメント
500を2体内装する天井カセット式の空気清浄機であ
って、下部に吸込口502及び吹出口503を設けた化
粧板501をもつ本体ケーシング504の内部に、比較
的大きな埃等を予め除去する抗菌プレフィルタ505、
前記集塵エレメント500,500、該各エレメント5
00の側方から照射する殺菌用の紫外線灯506,50
6、活性炭等から成るオゾン分解触媒507、循環用の
ファン508を設けている。
【0014】電気集塵エレメント500は、図1に示す
ように、マイナス高電圧に対してプラス側となるアース
に接続する電極1,2をもつ第一エレメント片10と、
マイナス高電圧に接続する電極3をもつ第二エレメント
片20とを複数枚交互に平行配置している。第一エレメ
ント片10は、空気の流れ方向上流側に左右一対のイオ
ン化部対向電極1,1を、そのやや下流側にライン状の
集塵部第一電極2をそれぞれ有し、これら各電極1,
1,2を台紙Pの表面及び裏面双方について、カーボン
含有の導電性塗料の両面印刷によりパターン化させてい
る。又、第二エレメント片20は、第一エレメント片1
0の裏面にその表面を対面させるものであり、集塵部第
一電極2の更に下流にライン状の集塵部第二電極3を有
し、この電極3を同じく台紙Pの表面及び裏面双方につ
いて、カーボン含有の導電性塗料の両面印刷によりパタ
ーン化させている。2h,3hは、導電性塗料を両面印
刷する前に開けておくスルーホールであり、このスルー
ホール2h,3hが開けられている台紙Pの上から導電
性塗料を両面印刷し、表裏の電極を互いに導通させてい
るのである。
【0015】第一エレメント片10における左右のイオ
ン化部対向電極1,1とライン状の集塵部第一電極2と
は、台紙Pの表面側及び裏面側双方において、短尺な接
続用パターン4,4を介して互いに接続している。この
接続用パターン4,4も、同じくカーボン含有の導電塗
料の両面印刷によるものである。
【0016】台紙Pは、図2に示すように、厚みをコン
マ数ミリから数ミリメートル程度例えば0.38mmと
した上下方向に長い一枚の長尺な電気絶縁紙から成り、
各エレメント片10,20は、図2中点線で示す山折線
及び一点鎖線で示す谷折線に従って直交状に折り曲げる
ことによって交互に連続形成するものである。隣合うエ
レメント片10,20の間隔は、その直交折曲部7の長
さに基づいて設定しているのである。
【0017】直交折曲部7は、空気の流れ方向上流側に
位置する第一エレメント片10の一辺に沿って山折りさ
れ、隣接する第二エレメント片20を台紙Pの幅方向に
飛び飛びに連続させる複数個の第一帯状連結片71と、
空気の流れ方向下流側に位置する第二エレメント片20
の一辺に沿って谷折りされ、隣接する次列の第一エレメ
ント片10を台紙Pの幅方向に飛び飛びに連続させる複
数個の第二帯状連結片72とから成る。第一帯状連結片
71は、幅方向左右の端部片71a,71b及び中間の
中間部片71cとの3片から成り、同じく第二帯状連結
片72は、幅方向左右の端部片72a,72b及び中間
の中間部片72cとの3片から成る。
【0018】又、各折り曲げ線の端部には、折り曲げを
容易にすると共に直角度を出すために、小さなパンチ穴
から成る丸穴70を開口している。
【0019】更に、各エレメント片10,20における
空気の流れ方向上流側の辺には、第一帯状連結片71に
おける左側の端部片71aと中間部片71cとの間に入
れる切込線71d、並びに、右側の端部片71bと中間
部片71cとの間に入れる切込線71eにより、それぞ
れ、これら各切込線71d,71eの両端部間のスパン
に相当する幅をもち、第一エレメント片10と同一平面
を形成する第一フラット片73,73を設けている。同
様に、各エレメント片10,20における空気の流れ方
向下流側の辺には、第二帯状連結片72における左側の
端部片72aと中間部片72cとの間に入れる切込線7
2d、並びに、右側の端部片72bと中間部片72cと
の間に入れる切込線72eにより、それぞれ、これら各
切込線72d,72eの両端部間のスパンに相当する幅
をもち、第一エレメント片10と同一平面を形成する第
二フラット片74,74を設けている。
【0020】第一フラット片73,73は、高さ方向上
下の長さを比較的大きく確保しており、この部分に対応
した切込線71d,71eは、第二エレメント片20の
平面に食い込むように設け、第二エレメント片20にお
ける空気の流れ方向上流側の一辺には、第一フラット片
73の上端に上積みして設ける延長部73aに相当する
大きさの盗み部23を設けている。
【0021】そして、こうして大きく確保した第一フラ
ット片73に、イオン化部対向電極1をパターン化させ
ているのである。
【0022】尚、第二フラット片74は、第一エレメン
ト片10と同一平面になるように設けたが、第二エレメ
ント片20と同一平面になるように設けてもよい。
【0023】次に、各電極1〜3の端子構造について説
明する。第一エレメント片10に具備するイオン化部対
向電極1及び集塵部第一電極2の共通の端子部5は、集
塵部第一電極2の左側から取り出すこととしており、台
紙Pの幅方向左側で高さ方向上側に位置する第一帯状連
結辺71の左側端部片71aにパターン化している。
又、第二エレメント片20に具備する集塵部第二電極3
の端子部6は、右側から取り出すこととしており、台紙
Pの幅方向右側で高さ方向下側に位置する第二帯状連結
辺72の右側端部片72aにパターン化している。尚、
これら各端子部5,6は、電極1,2,3と同様、導電
性塗料を台紙Pに両面印刷することにより形成してい
る。
【0024】又、各端子部5,6は、これらを形成する
各端部片71a,72bを挾んで両側に位置する第一エ
レメント片10及び第二エレメント片20の表面に股が
らせてパターン化しており、後述する導電性クッション
91との接触性を向上できるようにしている。
【0025】そして、このような端子構造を採った上
で、集塵部第一電極2の右側のパターン長を短くして、
該第一電極2の反端子部側のパターン端部21と、この
第一電極2と反対極となる右側の端子部6との間に、せ
ん絡を防止するスパンを確保している。同様に、集塵部
第二電極3の左側のパターン長を短くして、該第二電極
3の反端子部側のパターン端部31と、この第二電極3
と反対極となる左側の端子部5との間に、せん絡を防止
するスパンを確保している。
【0026】こうして、以上のように構成する図2の台
紙Pを、山折線及び谷折線に沿って折り曲げていき、図
1に示すように、各エレメント片10,20を互い違い
に平行配置するのである。
【0027】この折り曲げに際して、或いは、折り曲げ
後の状態保持に際しては、図3に示すような治具600
を用いる。この治具600は、基板601に、第一帯状
連結片71の裏面を受け止める長身側支え板602と、
第二フラット片74を逃がす短身側支え板603とを交
互に並設したものであり、各エレメント片10,20の
折り曲げ部分の直角度及び各エレメント片10,20の
平行間隔を良好に出せるようにしている。
【0028】そして、図3に示した状態で、第一帯状連
結片71を挾んで隣合うエレメント片10,20の上端
部を受入れる凹部81と、第一帯状連結片71の非介在
部分において隣合うエレメント片10,20の間隙に突
入する凸部82とをもった間隔保持ホルダー8を形成し
て、このホルダー8を上方部から挿入する。
【0029】このホルダー8は、第一帯状連結片71に
おける左右の端部片71a,71b及び中間部片71c
に対応して上方部から3本挿入することとしており、各
ホルダー8は、各連結片71a,71b,71cに対応
た細幅な本体80を備えている。
【0030】第一帯状連結片71側へのホルダー8の挿
入が終わった後は、治具600からエレメントを取り外
して、反対側の第二帯状連結片72側にも、同様に、そ
の左右の端部片72a,72b及び中間部片72cに対
応させて3本の間隔保持ホルダー8を挿入することとし
ているのである。
【0031】間隔保持ホルダー8のうち、少なくとも、
端子部5,6をその端面に形成する端部片71a,72
bに挿入するものについては、図4に示すように、その
本体80に設ける溝80aに、エレメント片10,20
の並設方向に延びる長尺なアルミ板等から成る導体9及
び導電性ウレタン等から成る導電性クッション91を保
持させている。導電性クッション91は、間隔保持ホル
ダー8の凹部81の端面から突出させており、間隔保持
ホルダー8をエレメント側に挿入したとき、各端子部
5,6は導体9側に良好に圧接されるようになってい
る。
【0032】尚、部品の共通化のために、端子部をもた
ない端部片71b,72aや中間部片71c,72cに
挿入するホルダー8にも、同様に、その本体80に溝8
0aを設けている。この場合、その溝80aにはダミー
のクッションを介装してもよいし、又、組付時の区別を
無くして製造管理を容易にするためには、端子部5,6
への挿入側と全く同様な構成としてもよい。
【0033】間隔保持ホルダー8に設ける凸部82は、
溝80aを挾んで一対の凸片82a,82bから成り、
これら凸片82a,82bには、該凸片82a,82b
の突入部分におけるエレメント片10,20の間隙を側
方に開放させるスリット状の欠落部84を設けており、
図11で示した側方からの知凱旋灯506の照射が間隙
部全域に良好に届くようにしている。又、各凸片82
a,82bの先端部には、エレメント片10,20の間
隙部への挿入性を良くする傾斜状のカット部82cを設
けている。
【0034】尚、図5に示すように、間隔保持ホルダー
8における凸部82のエレメント片10,20に対する
接触部には突起83,83を設けると共に、エレメント
片10,20にはその突起83,83を受入れる受入穴
30を設けて、ホルダー8とエレメント片10,20と
の抜けを防止し、両者の挿入状態を良好に保持させるよ
うにするのも好ましい。
【0035】間隔保持ホルダー8の両端部には、図6に
示すように、突合せ片85,85を設けており、この突
合せ片85を介して、上下のホルダー8,8を突き合
せ、エレメントを箱形に形成してその保形を行うように
している。
【0036】突合せ片85は、間隔保持ホルダー8の両
端から突合せ部位に向けて延びる第一部材85aと、該
第一部材85aから外側方に延びる第二部材85bとか
ら成り、上下の間隔保持ホルダー8に備える第二部材8
5b,85b同士を束ねて、エレメント片10,20の
外側に配置する端板900に設ける嵌合穴910に嵌合
させている。
【0037】図6に示した完成品は、集塵部側の電極
2,3をもつ集塵部200に、本来的にはイオン化部1
00を構成するイオン化部対向電極1が一体にモジュー
ル化したものである。そして、このモジュール化した完
成品は、図7及び図8に示すように、空気の入口部40
1及び出口部402をもち、リベット410で枠組みし
た箱形のフレーム400に支持させている。
【0038】図7及び図8において、1Aは、イオン化
部対向電極1に臨ませてイオン化部100を構成する放
電極であり、第二エレメント片20の上流側であって隣
合う第一エレメント片10,10の中心線上に配設して
いる。又、端部において幅方向に多数個備える刃部1a
をイオン化部対向電極1に臨ませている。
【0039】イオン化部100を構成する放電極1Aの
四隅には、支持部101を設けている。集塵部200
は、端板900の外方全6か所において突出する突合せ
片85の第二部材85bのうち、四隅の4個分を支持部
201としている。そして、これら支持部101,20
1を、フレーム400の四隅に支持する4つの絶縁用の
碍子300に対して同軸状に取り付けている。
【0040】碍子300は、全体をフェノール樹脂等の
絶縁材料で形成しており、フレーム400に取り付ける
第一軸部301と、これの上部に同軸状に嵌合する第二
軸部302とから成っている。第一軸部301には、第
二軸部302とねじ嵌合するボルト304を、第二軸部
302には、そのボルト304を受入れるボス305そ
れぞれ埋め込んでおり、これら第一及び第二軸部30
1,302の嵌合部に、イオン化部100を構成する放
電極1Aを挟み込んでいる。又、第二軸部302の端部
にもボルト306を埋め込んでおり、ナット307を介
して集塵部200を取り付けている。
【0041】碍子300の第一軸部301の下端には、
図9に示すように、小径な環状凹所303を設けてお
り、この環状凹所303を、フレーム400の四隅に設
けるU字形の受入溝403に挿入させている。
【0042】次に、集塵作用を図10に基づいて説明す
る。微細塵埃やウイルス、細菌、タバコの煙等の汚れ粒
子dを含む空気が入ってくると、マイナスの高電圧とさ
れた放電極1Aの刃部1aと、プラス側のイオン化部対
向電極1との間で起こる負コロナにより、その汚れ粒子
dがマイナスに帯電される。そして、このマイナスに帯
電された汚れ粒子dは、集塵部第一電極2と第二電極3
との間の電界の作用により、プラス側の第一電極2をも
つ第一エレメント片10に吸着されていく。こうして、
最終的に、汚れ粒子dをほとんど含まないクリーンな空
気が出口側から取り出されるのである。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、イオン化
部100と集塵部200とを碍子300を介して良好に
位置決めでき、イオン化部100によるコロナ放電を良
好に持続できると共に、集塵部200の各電極間隙で均
等な集塵作用が行える。
【0044】請求項2記載の発明によれば、イオン化部
100と集塵部200とを、2部材構成とした碍子30
0の第一及び第二軸部301,302により簡易且つ確
実に支持することができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、碍子300
に設ける小径な環状凹所303と、フレーム400に設
ける受入溝403とにより、碍子300をフレーム40
0に簡易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気集塵エレメントの要部の斜視
図。
【図2】同エレメントを構成するパターン台紙の展開
図。
【図3】同エレメントの第一の製造過程を示す断面図。
【図4】同間隔保持ホルダーの要部の斜視図
【図5】同間隔保持ホルダーの別実施例を示す要部の断
面図。
【図6】同エレメントの第二の製造過程を示す側面図。
【図7】同エレメントの組込状態を示す断面図。
【図8】同図7のイ,イ線での断面図。
【図9】同碍子部分の要部の斜視図。
【図10】同エレメントの集塵作用を説明する断面図。
【図11】同エレメントを具備する空気清浄機の断面
図。
【図12】従来例の断面図。
【符号の説明】
1;イオン化部対向電極、2;集塵部第一電極、3;集
塵部第二電極、4;接続用パターン、5,6;端子部、
10;第一エレメント片、20;第二エレメント片、
7;折曲部、8;間隔保持ホルダー、9;導体、91;
導電性クッション、100;イオン化部、200;集塵
部、101,201;支持部、300;碍子、301;
第一軸部、302;第二軸部、303;環状凹所、40
0;フレーム、403;受入溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 安夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 岡田 一也 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 加藤 敏之 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 伊藤 芳英 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化部(100)と集塵部(20
    0)とを備え、これらにそれぞれ設ける支持部(10
    1,201)を、フレーム(400)に支持する碍子
    (300)に対し、同軸状に取り付けていることを特徴
    とする電気集塵エレメント。
  2. 【請求項2】 碍子(300)は、フレーム(400)
    に取り付ける第一軸部(301)と、これの上部に同軸
    状に嵌合する第二軸部(302)とを備え、第一及び第
    二軸部(301,302)の嵌合部に、イオン化部(1
    00)と集塵部(200)との一方側を取り付けている
    と共に、第二軸部(302)の端部に、他方側を取り付
    けている請求項1記載の電気集塵エレメント。
  3. 【請求項3】 碍子(300)の下端に、小径な環状凹
    所(303)を設けており、この環状凹所(303)を
    フレーム(400)に設ける受入溝(403)に挿入し
    ている請求項1又は請求項2記載の電気集塵エレメン
    ト。
JP27747994A 1994-11-11 1994-11-11 電気集塵エレメント Pending JPH08131886A (ja)

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