JPH08131473A - 頭部冷却装置 - Google Patents

頭部冷却装置

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JPH08131473A
JPH08131473A JP27006094A JP27006094A JPH08131473A JP H08131473 A JPH08131473 A JP H08131473A JP 27006094 A JP27006094 A JP 27006094A JP 27006094 A JP27006094 A JP 27006094A JP H08131473 A JPH08131473 A JP H08131473A
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JP
Japan
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head
cooling
neck
pressure
heat exchange
Prior art date
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Pending
Application number
JP27006094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Naito
明 内藤
Hiroyuki Kitahara
博幸 北原
Yoichi Miyashita
洋一 宮下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個人差に拘らず、頭部の冷却効率を高める。 【構成】 外ケース1の内側に保冷層2と、複数の袋体
3aからなる押圧体3をこの順に設け、押圧体3を膨脹
させることにより、この内側に取外し可能に設けられた
熱交換部4を頭部、頸部に押圧し、頭部のみならず頸部
をも冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は頭部冷却装置に関し、
さらに詳細にいえば、頭部の表面近傍に冷熱媒体を供給
して頭部を冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から頭部外傷、脳虚血などの後遺症
を抑えるために、頭部を冷却する装置が開発され、臨床
に応用されている。ここで、虚血が発生すると、細胞と
血液との間での物質交換、ガス交換ができなくなり、細
胞への酸素および栄養物の供給、細胞からの老廃物の排
出が止まってしまう。そして、このような時間が長くな
ると、細胞が酸素欠乏状態になり、細胞内に有害な老廃
物、代謝産物が蓄積し、最終的に細胞機能が破壊されて
しまう。例えば、ブドウ糖が嫌気性代謝により乳酸に分
解され、細胞内に乳酸が蓄積されることに関連して上記
の不都合が発生する。また、虚血で問題になるのは臓器
障害であり、虚血に弱い順に臓器を並べると、脳、肝
臓、心臓、腎臓、骨格筋になる。しかし、生体温度を低
くしておけば、代謝速度が遅くなり、老廃物、代謝産物
の蓄積を抑制することができ、この結果、細胞機能が破
壊されるまでの所要時間を長くすることができる。
【0003】上記頭部を冷却する装置としては、例え
ば、冷却部位である頭部に適合する形状の部材(帽子状
部材)の内側所定位置に冷熱媒体流路を設け、冷熱媒体
流路との間で冷熱媒体を循環させる冷熱媒体循環部を設
け、冷熱媒体循環部の所定位置に、冷熱媒体流路から還
流してきた冷熱媒体を所定の生体冷却用温度にまで冷却
する冷却部を設けてなるものが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の装置を用
いて頭部を冷却する場合には、頭部の冷却を行うことが
できるが、頸部は全く冷却されないので、頸動脈を通し
て頭部に流入する血液の影響を受けて頭部の冷却効率が
大幅に低下してしまう。また、頭部の大きさ、形状には
個人差があり、しかも大きさ、形状のばらつきはかなり
大きいのであるから、少なくとも数種類の帽子状部材を
予め準備しておくことが必要であるとともに、患者毎に
最適の大きさ、形状の帽子状部材を用いるわけではない
から(患者の同部の大きさ、形状に最も近似する形状の
帽子状部材を採用することになるのであるから)、頭部
表面に対する冷熱媒体流路の密着性が悪く、この面から
も頭部の冷却効率が大幅に低下してしまう。
【0005】そして、頭部の冷却効率が悪ければ、頭部
を十分に冷却できるまでの所要時間が長くなってしま
い、所要時間が長くなることに起因して老廃物、代謝産
物の蓄積が増加してしまう。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、頭部の冷却効率を高めることができ、し
かも頭部の大きさ、形状の個人差に拘らず頭部の冷却効
率を高くできる頭部冷却装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の頭部冷却装置
は、頭部および頸部を包囲する外殻体と、頭部および頸
部に接触し、かつ内部に冷熱媒体流路を有する熱交換部
と、外殻体の内面に装着され、かつ圧力流体が供給され
ることにより膨脹して熱交換部を頭部および頸部に押圧
する押圧体とを有している。
【0008】請求項2の頭部冷却装置は、上記押圧体と
して、圧力流体流路を介して互いに接続された複数の袋
体からなるものを採用し、各袋体に対応する所定位置に
圧力センサを有するものを採用している。
【0009】
【作用】請求項1の頭部冷却装置であれば、頭部および
頸部を包囲する外殻体と、頭部および頸部に接触し、か
つ内部に冷熱媒体流路を有する熱交換部と、外殻体の内
面に装着され、かつ圧力流体が供給されることにより膨
脹して熱交換部を頭部および頸部に押圧する押圧体とを
有しているので、頭部のみならず頸部をも冷却すること
ができ、この結果、頸動脈を通して頭部に流入する血液
を冷却できるので、頭部の冷却効率を高めることができ
る。また、外殻体が患者の頭部の大きさ、形状に適合し
ていなくても、冷熱媒体流路を確実に頭部および頸部に
押圧できるので、頭部の大きさ、形状の個人差に拘らず
頭部の冷却効率を高くできる。
【0010】請求項2の頭部冷却装置であれば、上記押
圧体として、圧力流体流路を介して互いに接続された複
数の袋体からなるものを採用し、各袋体に対応する所定
位置に圧力センサを有するものを採用しているので、頭
部、頸部の凹凸形状などに適合して各袋体を膨脹させる
ことにより冷熱媒体流路を頭部および頸部に押圧するこ
とができ、しかも、圧力センサにより圧力を検出するの
で、冷熱媒体流路が過大な押圧力で頭部、頸部に押圧さ
れることを防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の頭部冷却装置の
一実施例を示す側面図、図2は背面図、図3は頭部冷却
装置および加圧力制御部を概略的に示すブロック図、図
4は頭部冷却装置の頭頂部の縦断面図、図5は圧力セン
サ装着部の縦断面図、図6は押圧体と熱交換部との関係
を示す縦断面図、図7は押圧体の側面図、図8は押圧体
の背面図、図9は押圧体の平面図、図10は熱交換部の
側面図、図11は熱交換部の背面図、図12は熱交換部
の正面図、図13は熱交換部の展開図である。
【0012】この頭部冷却装置は図1および図2に示す
外形を有し、図3に示すように、FRP材などの硬質プ
ラスチックからなる外ケース1と、外ケース1の内側に
一体的に設けられ、かつ硬質発砲ウレタン材などからな
る保冷層(断熱層)2と、保冷層2の内側に一体的に設
けられ、かつ複数の空気袋3aからなる押圧体3と、押
圧体3の内側に設けられる熱交換部4と、各空気袋3a
に対応して設けられた圧力センサ5とを有している。な
お、上記外ケース1と保冷層2とで外殻体を構成してい
る。また、冷熱媒体としては、例えば、頭部冷却用の所
定温度に冷却された水が例示できる。
【0013】上記押圧体3は、図7、図8および図9に
示すように、複数の空気袋3aが空気流路(圧力流体流
路に相当する)3cを介して互いに接続されてなるもの
であり、しかも、頭頂部に対応する空気袋3aの所定位
置に空気注入部および空気圧用カプラ3dが設けられて
いる。また、頭頂部に対応する空気袋3aの所定位置に
冷熱媒体用のカプラ4cを挿通するための穴3eが形成
されている。さらに、各空気袋3aは、図6に示すよう
に、膨脹、収縮を容易にするための蛇腹部3fを有して
いる。なお、図7から図9中、黒丸が圧力センサ5の位
置を示している。上記熱交換部4は、例えば、塩化ビニ
ルなどからなる2枚の布を高周波ウェルダなどで接着
し、冷熱媒体流路4aを形成してなるものであり、隣合
う冷熱媒体流路4aどうしの間を伸縮自在な連結部材4
bで連結してある。さらに詳細に説明すると、上記冷熱
媒体流路4aは図13に示すように折り返し状に形成さ
れた冷熱媒体流路4aが互いに直列接続状に一体形成さ
れてなるものであり、この冷熱媒体流路4aを頭部およ
び頸部にほぼ適合するように該当箇所を湾曲させること
により、図10から図12に示す形状の熱交換部4を得
ることができる。この状態において、冷熱媒体流路4の
うち、単位折り返し部(折り返し状に形成された冷熱媒
体流路どうしが一体化され、相対距離が変化しない部
分)どうしは、患者の頭部、頸部に押圧されることによ
り相対位置が変化するのであるから、この相対位置の変
化を許容するために、上記連結部材4bが設けられてい
る。
【0014】上記冷熱媒体用のカプラ4cは、図4に示
すように、熱交換部4の冷熱媒体流路4aと連通され、
かつ空気袋3aの穴3eを通り、保冷層2および外ケー
ス1を貫通するチューブ4dに対してねじ込みなどによ
り取外し可能に連結されるものであり、合成樹脂などで
形成されている。また、上記チューブ4dとしては、硬
質塩化ビニルなどからなるものを採用している。
【0015】さらに、上記熱交換部4は、押圧体3に対
して固定されているのではなく、取り外し可能に押圧体
3の内側に収容されているだけである。上記圧力センサ
5は、図5に示すように、保冷層2を貫通し、かつ一端
が外ケース1に連結された支持部材5aの先端部に装着
されたものであり、常時空気袋3aに接触されている。
【0016】また、加圧力制御部は、図3に示すよう
に、圧力センサ5からの出力信号を入力として圧力検出
信号を出力する圧力計6と、圧力計6から出力される圧
力検出信号を入力として加圧指令を出力する制御部7
と、加圧指令を入力として、押圧体3に圧力流体(例え
ば空気)を供給する加圧部8とを有している。上記圧力
計6は、例えば、全ての圧力センサ5からの出力信号を
入力として平均値を算出し、この平均値を圧力検出信号
として出力するものである。上記制御部7は、例えば、
圧力検出信号と所定の基準圧力信号との差を算出し、こ
の差を加圧指令として出力するものである。上記加圧部
8は、例えば、加圧指令に対応する流量で圧力流体を押
圧体3に供給するものである。
【0017】上記加圧力制御部においては、空気袋3a
が保冷層2に加える圧力を、頭部に加える圧力として、
圧力センサ5で測定し、この圧力が所定の圧力範囲内に
なるように押圧体3に供給する圧力流体を制御する。こ
こで、所定の圧力範囲は次のようにして設定される。例
えば、頭部の重量を体重の1/10としたとき、体重6
0kgの人の頭部の重量は6kgになる。そして、枕に
頭をのせたときに枕にかかる重量および枕に接している
頭部の面積(ここでは、半径10cmの縁と仮定する)
から枕に接している頭部にかかる圧力を計算し、さらに
大気圧分を加えたものを空気袋3aの加圧(内圧)とす
れば、次のとおりになる。 1033gf/cm2+6000gf/(10cm×1
0cm×3.14)=1052gf/cm2 そして、熱交換部4を頭部に押し当てるために、大気圧
に頭部にかかる圧力の1〜2倍の圧力を加えた圧力の範
囲を上記所定の圧力範囲とする(図14参照)。ただ
し、図14において実線が1倍を、破線が1.5倍を、
一点鎖線が2倍をそれぞれ示している。
【0018】また、圧力範囲の設定には、空気袋3aの
材質、引張り強さ、厚みなどの使用に合せる必要があ
る。例えば、空気袋3aの外表面積をA1、空気袋3a
の内表面積をA2、大気圧と空気袋3aの内圧との差を
ΔP、空気袋3aの引張り強さをFとすれば、加圧範囲
を規定する定数Kは数1のとおりになる。
【0019】
【数1】
【0020】そして、この定数Kの値が0.9〜1.0
の範囲内になるように加圧調節を行う。なお、図15は
定数Kが1の場合(実線参照)と0.9の場合(破線参
照)における差圧ΔPと引張り強さFとの関係を示す図
である。図16は冷熱媒体循環経路と冷熱媒体温度制御
部とを示すブロック図であり、水などからなる冷熱媒体
の循環部と、冷熱媒体の温度を制御する温度制御部とか
ら構成されている。
【0021】上記循環部は、十分な量の冷熱媒体を収容
しておくための冷熱媒体タンク17と、頭部表面、頸部
表面に近接して配置される熱交換部(冷熱媒体流路に相
当する)4と、冷熱媒体タンク17内の冷熱媒体を熱交
換部4に供給するための冷熱媒体循環ポンプ18と、こ
れらの間を連通する管路19とで構成されている。ま
た、上記冷熱媒体タンク17には撹拌機(図示せず)が
設けられていることが好ましい。
【0022】上記温度制御部は、生体内部の温度を測定
するための第1測温センサ13と、冷熱媒体タンク17
内の冷熱媒体の温度を測定するための第2測温センサ1
4と、第1測温センサ13からの出力信号、または第2
測温センサ14からの出力信号を入力として、生体内部
の温度を示す信号、または冷熱媒体の温度を示す信号を
出力する温度測定器12と、冷熱媒体を冷却するため
の、コンプレッサ式の冷却器、電子冷却器などからなる
冷却器15と、冷熱媒体を昇温させるための、ヒータな
どからなる加熱器16と、温度測定器12からの出力信
号を入力として冷却器15および加熱器16を制御する
温度制御器11とで構成されている。
【0023】上記第1測温センサ13としては、例え
ば、カテーテルの先端にサーミスタを装着してなるも
の、従来公知の深部体温計などが例示できる。上記第2
測温センサ14としては、従来公知の種々のセンサを用
いることができる。上記温度測定器12は、第1測温セ
ンサ13からの出力信号、第2測温センサ14からの出
力信号を交互に取り込んで、A/D変換処理などを施し
て、生体内部の温度を示す信号、冷熱媒体の温度を示す
信号を交互に出力する。上記温度制御器11は、冷却器
15を所定の冷却能力(例えば、最大冷却能力)で動作
させ続けるとともに、予め設定されている冷却目標温度
と生体内部の温度との差に対応する熱量を発生させるべ
く加熱器16を動作させるものである。温度制御器11
はまた、冷熱媒体の温度が第1の所定の温度を越える場
合に発生熱量を0にすべく加熱器16を動作させ、ま
た、冷熱媒体の温度が第2の所定温度を下まわる場合に
発生熱量を最大にすべく加熱器16を動作させる。ここ
で、第2の所定温度は第1の所定温度よりも低い温度に
設定されている。
【0024】上記の構成の頭部冷却装置の作用は次のと
おりである。先ず、患者の頭部および頸部を覆うように
熱交換部4を装着し、次いで、保冷層2および押圧体3
がこの順に装着された外ケース1を装着する。そして、
空気注入部および空気圧用カプラ3dを加圧部8と連通
し、全ての圧力センサ5と圧力計6とを接続し、冷熱媒
体用のカプラ4cを管路19と連通する。この状態にお
いて、圧力センサ5および圧力計6により圧力を検出
し、制御部7により加圧指令を出力し、加圧部8により
空気袋3aに圧力空気を供給して空気袋3aを膨脹さ
せ、図6中Bに示すように熱交換部4を頭部、頸部(図
6中、最下部の実線参照)に対して適正圧力で押圧する
ことができる。
【0025】その後は、冷熱媒体循環ポンプ18により
冷熱媒体タンク17から管路19を通して熱交換部4に
冷熱媒体を供給し、生体表面との間で熱交換を行って昇
温した冷熱媒体を管路19を通して再び冷熱媒体タンク
17に戻すことにより頭部および頸部を冷却することが
できる。特に、この装置は頭部を冷却するためのもので
あるにも拘らず、頸部をも冷却するようにしているので
あるから、頸動脈を通して頭部に流入する血液の温度を
低下させることができ、頭部の冷却効率を著しく高める
ことができる。
【0026】また、頭部の大きさ、形状は患者によって
かなりばらつきがあるが、この頭部冷却装置は、押圧体
3を構成する複数の空気袋3aを膨脹させることにより
熱交換部4を頭部、頸部に押圧するようにしているの
で、上記ばらつきに拘らず熱交換部4を頭部、頸部に良
好に押圧することができ、伝熱面積を可能な限り大きく
して頭部冷却効率を高めることができる。また、熱交換
部4と頭部、頸部との間隙を小さくして頭部冷却装置を
患者にベストフィットさせることができる。
【0027】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではなく、例えば、圧力計6による圧力表示を見
ながら手動操作で圧力流体を供給することが可能である
ほか、圧力センサを用いることなく、加圧機を用いて圧
力空気を供給することが可能であり、また、頭部に対す
る加圧と頸部に対する加圧の系統を独立させ、頸部に対
する加圧を周期的に変動させ(例えば、10分間に30
秒の割合で加圧力を低下させ)ることにより、皮膚呼吸
の阻害、凍傷などの不都合の発生を未然に防止すること
が可能であるほか、この発明の要旨を変更しない範囲内
において種々の設計変更を施すことが可能である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、頭部のみならず頸部
をも冷却し、頸動脈を通して頭部に流入する血液を冷却
できるので、頭部の冷却効率を高めることができ、ま
た、外殻体が患者の頭部の大きさ、形状に適合していな
くても、冷熱媒体流路を確実に頭部および頸部に押圧で
きるので、頭部の大きさ、形状の個人差に拘らず頭部の
冷却効率を高くできるという特有の効果を奏する。
【0029】請求項2の発明も、頭部、頸部の凹凸形状
などに適合して各袋体を膨脹させることにより冷熱媒体
流路を頭部および頸部に押圧することができ、しかも、
圧力センサにより圧力を検出するので、冷熱媒体流路が
過大な押圧力で頭部、頸部に押圧されることを防止する
ことができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の頭部冷却装置の一実施例を示す側面
図である。
【図2】同上背面図である。
【図3】頭部冷却装置および加圧力制御部を概略的に示
すブロック図である。
【図4】頭部冷却装置の頭頂部の縦断面図である。
【図5】圧力センサ装着部の縦断面図である。
【図6】押圧体と熱交換部との関係を示す縦断面図であ
る。
【図7】押圧体の側面図である。
【図8】押圧体の背面図である。
【図9】押圧体の平面図である。
【図10】熱交換部の側面図である。
【図11】熱交換部の背面図である。
【図12】熱交換部の正面図である。
【図13】熱交換部の展開図である。
【図14】体重と所定の圧力範囲との関係を示す図であ
る。
【図15】定数Kが1の場合と0.9の場合における差
圧ΔPと引張り強さFとの関係を示す図である。
【図16】冷熱媒体循環経路と冷熱媒体温度制御部とを
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 外ケース 2 保冷層 3 押圧体 3a 空気袋 3c 空気流路 4 熱交換部 5 圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部および頸部を包囲する外殻体(1)
    (2)と、頭部および頸部に接触し、かつ内部に冷熱媒
    体流路を有する熱交換部(4)と、外殻体(1)(2)
    の内面に装着され、かつ圧力流体が供給されることによ
    り膨脹して熱交換部(4)を頭部および頸部に押圧する
    押圧体(3)とを有することを特徴とする頭部冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 上記押圧体(3)が、圧力流体流路(3
    c)を介して互いに接続された複数の袋体(3a)から
    なり、各袋体(3a)に対応する所定位置に圧力センサ
    (5)を有している請求項1に記載の頭部冷却装置。
JP27006094A 1994-11-02 1994-11-02 頭部冷却装置 Pending JPH08131473A (ja)

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