JPH08130B2 - 医療廃棄物の処理装置 - Google Patents

医療廃棄物の処理装置

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JPH08130B2
JPH08130B2 JP3259439A JP25943991A JPH08130B2 JP H08130 B2 JPH08130 B2 JP H08130B2 JP 3259439 A JP3259439 A JP 3259439A JP 25943991 A JP25943991 A JP 25943991A JP H08130 B2 JPH08130 B2 JP H08130B2
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medical waste
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heating
heating chamber
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洵 福井
悦雄 三宅
紀宏 川島
孝志 亀田
宏一 野間
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療廃棄物を加熱して
滅菌して処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療廃棄物の1つとして、腎臓透析用の
いわゆる使捨て形フィルタは、その使用後に、加熱して
滅菌してから、廃棄する必要がある。従来では、このよ
うな医療廃棄物を確実に滅菌して廃棄することが困難で
あり、その滅菌が確実に達成することができる処理装置
が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、医療
廃棄物を加熱して確実に滅菌することができるようにし
た医療廃棄物の処理装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波を
透過しかつ気密性を有する材料から成る隔壁によって仕
切られた複数の加熱室を有する加熱炉と、各加熱室にマ
イクロ波を放射する1または複数のマイクロ波源と、各
加熱室の天井に形成され、加熱室への絞り手段が設けら
れる気体の入口と、各加熱室の床に形成され、加熱室か
らの多孔板によって構成される気体の出口と、前記気体
の出口と入口とを連結して気体の循環経路を形成する循
環管路と、循環管路の途中に設けられ、循環気体を加熱
する加熱手段と、循環管路の途中から分岐し、循環気体
の一部を排出する排気管路であって、途中に触媒による
有害物除去装置を有する排気管路とを含むことを特徴と
する医療廃棄物の処理装置である。
【0005】
【0006】
【0007】また本発明は、各加熱室の床に形成された
出口よりも下流側であってその出口の近傍には、ミスト
セパレータが設けられることを特徴とする。
【0008】また本発明は、医療廃棄物を収納し、かつ
底に透孔が設けられる容器を備え、この容器は加熱室に
収納され、加熱室の床の前記出口は、容器の底よりも小
さく形成され、その底に覆われることを特徴とする。
【0009】また本発明は、医療廃棄物を収納し、かつ
底に透孔が設けられる容器を備え、この容器は加熱室に
収納され、容器のガス入口側とガス出口との間は、仕切
板で気密に仕切られることを特徴とする。
【0010】
【0011】また本発明は、前記排気路の有害物除去装
置の下流側に、有害成分を検出する検出手段を設けるこ
とを特徴とする。
【0012】また本発明は、循環管路の少なくとも一部
を、各加熱室を形成する天井または周壁の外周面によっ
て形成することを特徴とする。
【0013】また本発明は、横に延びる軸線を有し、そ
の軸線方向の一端部に、処理されるべき気体の入口が形
成され、その軸線方向の他端部に、処理されるべき気体
の出口が形成される容器と、容器の上部に、上方に延び
て設けられる筒体とを有し、容器内と筒体内とに触媒が
充填され、医療廃棄物からの処理すべき気体が、筒体側
に流れることなく、出口に導かれることを特徴とする触
媒を用いる医療廃棄物の処理装置である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、加熱炉内に収納された腎臓透
析用フィルタなどの水分を含む医療廃棄物をマイクロ波
源からのマイクロ波を用いて誘電加熱して水分を蒸発す
るとともに、循環管路の途中に設けられた気体加熱手段
からの高温度の気体によって加熱し、こうして医療廃棄
物の加熱を行って、滅菌することができる。マイクロ波
源からのマイクロ波による医療廃棄物の誘電加熱だけで
は、医療廃棄物の温度分布にむらが生じ、その医療廃棄
物すべてをガス発生温度以下となるように加熱すること
が困難である。そこで加熱手段からの充分な量の高温度
の気体を加熱炉に循環供給することによって、医療廃棄
物をガス発生温度以下になる均一な温度分布で加熱する
ことが可能になる。加熱炉内の複数の加熱室は、マイク
ロ波を通過しかつ気密性を有する材料、たとえばテフロ
ン(商品名)などのフッ素樹脂およびその他の合成樹脂
などから成る隔壁によって仕切られており、したがって
マイクロ波源はたとえ1個であっても、各加熱室にマイ
クロ波を放射することができる。隔壁で仕切られた加熱
室に気体が入る天井の入口には、各加熱室に分配される
気体の流量をできるだけ均一に設定するための絞り手段
を設け、これによって各加熱室には、希望する正確な流
量で、空の加熱室にはほとんど加熱気体を流さずに高温
度の気体を供給して循環することが可能である。こうし
て加熱気体を無駄なく希望する時間内での医療廃棄物の
加熱滅菌を行うことが確実に可能になる。また加熱室の
床に形成された出口には、多孔板が設けられているの
で、加熱室内からの気体を円滑に排出することができる
とともに、その医療廃棄物の加熱中に蒸発し、冷却工程
で再凝縮した液体を、その多孔板およびミストセパレー
タを介して、下部から系外に排出することが可能にな
る。また循環管路の途中から排気管路が分岐し、循環気
体の一部が排出され、大部分の気体は循環されるので循
環気体の加熱エネルギが少なくてすみ、排気管路に設け
られる有害物除去装置は小容量で、排気を完全に清浄化
できる。有害物除去装置は、触媒によって有機物質の有
害成分を加熱無害化ないしは分解または吸着して、無害
化する。有害成分のうち特に分解し難い悪臭成分が多く
含まれているときは、前段に脱臭剤による脱臭装置を設
けることが好ましい。
【0015】
【0016】
【0017】さらに本発明に従えば、各加熱室の床に形
成された出口よりも下流側であって、その出口の近傍に
は、たとえば循環経路の前記出口寄りの付近には、ミス
トセパレータが設けられ、これによって医療廃棄物の加
熱滅菌過程およびその加熱滅菌後の加熱炉の冷却過程に
おいて、系内気体中に飽和凝縮する気体である加熱分解
生成物および水滴などを捕集することができる。前記出
口の近傍では、気体の循環する経路において温度が最低
になる位置であり、したがってミストセパレータは、加
熱分解生成物および水が凝縮しやすい場所に設けられる
ことになる。またミストセパレータによって水滴を除去
して、加熱手段による気体の加熱を効率よく行い、処理
すべき医療廃棄物の加熱を迅速に行うことができるよう
になる。
【0018】さらに本発明に従えば、医療廃棄物は、容
器に収納され、この容器は、その底に透孔が設けられて
おり、この容器が加熱室に収納された状態で、加熱室の
床に形成された出口は、容器の底によって覆われ、こう
して加熱室の天井に形成されている入口からの高温度の
気体は、容器内を通過し、これによって容器内の医療廃
棄物が加熱され、加熱後の気体は、床の前記出口から排
出されて循環管路に導かれる。こうして各加熱室に供給
される気体を、容器内の医療廃棄物の加熱滅菌のため
に、効率よく用いることができるようになる。
【0019】本発明に従えばまた、容器の外周壁と加熱
室の内周壁との間を仕切板で気密に仕切り、こうして容
器の天井に形成された入口からの高温度の気体を、容器
内に通過させてその容器に収納されている医療廃棄物を
加熱し、その加熱後の気体は、加熱室の床に形成されて
いる出口から排出して循環管路に導くことができる。
【0020】
【0021】さらに本発明に従えば、排気管路の有害物
除去装置よりも下流側には、その有害成分を検出する検
出手段を設け、この検出手段によって有害成分が検出さ
れたときには、有害物除去装置中の触媒などの寿命が来
たものと判断することができ、触媒などの再生または交
換を行うことができるようになり、そのような再生また
は交換をし忘れることが防がれる。
【0022】また本発明に従えば、循環管路の少なくと
も一部は、各加熱室を形成する天井または周壁の外周面
によって形成するようにし、これによって加熱室からの
熱放散による温度低下を防ぎ、各加熱室を高温度の気体
によって効率よく加熱することが可能になる。
【0023】さらに本発明に従えば、触媒を収納する容
器は、横に延びる軸線を有し、すなわち横形であり、そ
の容器の上部には、上方に延びる筒体が設けられ、たと
えば工場においては、容器内と筒体内とに触媒を一杯に
収納しておき、そのような触媒が充填された容器を現場
に運搬するときに、運搬時の振動などによって触媒の嵩
が低くなっても、その嵩の減少分は筒体で吸収され、す
なわち触媒は、常に容器内に充満し、こうして容器を横
置としその軸線方向の一端部の入口からの処理すべきガ
スは、必ず触媒と接触して、その容器の軸線方向の他端
部の出口に確実に導かれて、触媒による各種の処理を行
うことができる。このような触媒を用いる処理装置は、
医療廃棄物の加熱滅菌時の排気を処理するためだけでな
く、その他の分野において広く実施することができる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の系統図で
ある。加熱炉1は隔壁2aによって複数(この実施例で
は2)の加熱室2,3に仕切られており、この加熱室2
内には、容器4,5内に収納された腎臓透析用フィルタ
などの医療廃棄物6,7が収納され、マイクロ波源8,
9によって誘電加熱されるとともに、循環管路10の途
中に設けられた加熱手段11からのたとえば180℃程
度の高温度の気体によって加熱され、こうして医療廃棄
物6,7の加熱滅菌が行われる。
【0025】隔壁2aは、たとえばテフロン(商品名)
などのフッ素樹脂およびその他の合成樹脂材料から成
り、このような隔壁2aの材料は、マイクロ波を通過し
かつ気密性を有する。
【0026】図2は加熱炉1の正面から見た断面図であ
り、図3はその加熱炉1の簡略化した斜視図である。加
熱炉1の正面には、縦の回転軸線を有するヒンジ12a
によって開閉可能な扉13aが設けられ、この扉13a
を開いて、容器4,5を出入れすることができる。加熱
炉1は金属製であり、その天井12には、各加熱室2,
3毎に加熱室2,3への気体を導く入口13,14が形
成される。またこの加熱室2,3の床15には、加熱室
2,3からの気体を排出するための出口16,17がそ
れぞれ形成される。
【0027】入口13,14には、絞り手段18,19
が設けられ、この絞り手段18,19は、入口13,1
4に設けられたパンチングメタルなどのような鋼板上
に、平板が重ねられ、こうして各加熱室2,3内への気
体の流量を調節して設定することができる。
【0028】床15に形成される出口16,17には、
パンチングメタルなどの多孔板が設けられ、これによっ
て加熱室2,3内での加熱を行った後の気体および医療
廃棄物6,7の加熱によって生じた加熱分解生成物およ
び水滴が滴下することができる。この床15の下方に
は、貯留部20が設けられており、この貯留部20の底
には排出管21および開閉弁22を介して、受皿23に
そのような液体状の加熱分解生成物および水滴を受ける
ことができるようにされる。
【0029】加熱室2,3の床15に形成された出口1
6,17よりも下流側であって、その出口16,17の
近傍には、ミストセパレータ24が設けられる。図4
は、このミストセパレータ24の水平断面図である。ミ
ストセパレータ24のハウジング25内には、空間26
からの気体が循環管路10に導かれる途中で、薄板状の
水平断面がV字状に屈曲されたミスト分離板27が設け
られる。このミスト分離板27は、たとえばステンレス
鋼などの材料から成り、上下に延びる。空間26からの
気体がミスト分離板27に衝突することによって、気化
後再凝縮した液体状の加熱分解生成物および水滴がその
ミスト分離板27の表面に衝突して付着し、下方に流れ
て貯留部20に排出されることができる。こうしてミス
トが除去された気体は循環管路10の一部を構成する管
路28からブロア29を経て、さらに管路30から加熱
手段11に導かれる。加熱手段11では、上下に延びる
ハウジング31内に電気ヒータ32が収納されて構成さ
れ、気体が、たとえば180℃に加熱される。こうして
加熱された気体は、管路33から、循環管路10のさら
に一部を構成するカバー34内に供給口35から供給さ
れる。このカバー34によって形成される空間35a
は、その下部が加熱室3,4の天井を構成し、その一部
に入口13,14がある。
【0030】加熱室2,3内で医療廃棄物6,7を収納
した容器4,5は、有底筒状であり、たとえば段ボール
紙、合成樹脂などの材料およびその他の材料から成り、
その底36,37には多数の透孔が形成されている。こ
の底36,37は、床15に形成された凹所38,39
に載置され、したがって容器4,5から底36,37の
透孔のみを経た気体が出口16,17に導かれる。すな
わち出口16,17は、容器4,5の底36,37より
も小さく形成され、この出口16,17は底36,37
によって覆われている。プラスチック製台85上には、
容器4,5が気密に乗載される。こうしてガス入口側空
間3aと、床15の下方の貯留部20におけるガス出口
側空間3cとが仕切られる。したがって入口13,14
から供給された高温度の気体は、容器4,5に収納され
ている医療廃棄物6,7を確実に加熱し、その加熱後の
気体が上述のように底36,37の透孔を経て、出口1
6,17から排出され、貯留部20の上方の空間から、
前記空間26を経て、さらにミストセパレータ24を経
て、循環管路10に導かれる。
【0031】加熱室2,3には、マイクロ波源8,9か
らのマイクロ波による誘電加熱時に、撹拌羽根41,4
2がモータ43,44によって回転駆動され、こうして
容器4,5内の医療廃棄物6,7に、可及的に均一な電
界強度でマイクロ波が供給される。
【0032】カバー34内の空間35aには、その上部
で筒体46が垂下して設けられる。筒体46内には、加
熱されることによって有害成分たとえばHClなどを吸
着などして除去する消臭剤47が充填して設けられる。
こうして消臭された循環気体の一部が、管路48から排
気ファン49を経て、さらに管路50から、触媒処理装
置51に導かれる。この触媒処理装置51はハウジング
52内に、上下に延びる筒体53が設けられ、この筒体
53内に、白金およびその他の触媒54が充填される。
触媒54は筒体53の外周に設けられた電気ヒータなど
の加熱手段55によって加熱される。こうして触媒54
によって有害成分、たとえばCO,NH3,CH3CHO
が350〜400℃に加熱酸化ないしは分解され、また
脱臭されて清浄化される。清浄化された気体は管路56
から検出手段57を経て、大気放散される。検出手段5
7は、有害成分を検出してその濃度に対応した電気信号
を導出して、表示手段58によって表示する。筒体4
6,51、管路48,50,56は、排気管路を構成す
る。消臭剤47は、高温度の気体が供給されるカバー3
4の空間35内に設けられているので、その消臭剤47
を加熱して消臭機能を向上するための電気ヒータなどの
加熱手段が不要になるという利点が達成される。ファン
49によって、カバー34内の空間35a、したがって
加熱室2,3内を誘引して負圧とすることによって、加
熱室2,3のわずかな隙間などから、その加熱室2,3
内の気体が大気に漏れることが防がれ、したがってその
気体に含まれている有害成分がそのまま大気放散される
ことが防がれる。加熱気体の大部分が循環して加熱炉
2,3に供給されるので加熱のためのエネルギが少なく
てよく、また循環気体の一部が排気管路に導かれるの
で、脱臭装置46や触媒処理装置51は小型のものでよ
い。
【0033】清浄な気体が流れる管路56の途中に検出
手段57を設けて、有害成分の濃度を検出することによ
って、その検出された有害成分の濃度が高くなったとき
には、消臭剤47および触媒54の機能が低下して寿命
が来たことが判断される。このようなときには、消臭剤
47および触媒54を再生し、あるいはまた交換するこ
とができ、こうして機能が低下した消臭剤47および触
媒54をそのままの状態で保持して、再生または交換す
ることを忘れるおそれがなくなる。
【0034】循環管路10の少なくとも一部は、加熱室
2,3を形成する天井12の外周面によって、上述のよ
うにカバー34で覆われ、こうして天井12は高温度の
気体で加熱されることになる。したがって加熱室2,3
の温度低下が防がれて保温または加熱されることにな
る。こうして加熱室2,3内の医療廃棄物6,7を効率
よく加熱することが可能になる。
【0035】空間26には管路59が接続され、開閉弁
60を介して比較的小流量の常温空気が吸引され、ある
いはまた開閉弁61を介して比較的多量の常温空気が吸
引される。こうして管路59から空間26に吸引される
空気は、加熱手段11によって加熱され、触媒処理装置
51における触媒54で、高温度の有害成分の酸化およ
び分解のために役立つ。
【0036】図5を参照して、医療廃棄物の加熱滅菌処
理動作を説明する。時刻t1以降では、加熱室2,3に
は、扉13aを開いて、容器4,5に収納されている医
療廃棄物である腎臓透析用フィルタを収納し、その容器
4,5を加熱室2,3内に入れ、その後、扉13を閉じ
て加熱室2,3を気密な状態とする。開閉弁60を図5
(6)に示されるようにして開き、ファン49を図5
(4)に示されようにして動作させ、さらに触媒処理装
置51に備えられているヒータ55に電力を供給して触
媒54を加熱する。こうして開閉弁60から誘引される
空気を、ファン49を介して触媒処理装置51に与え
て、触媒54のヒータ55による予熱を行うとともに、
触媒54による酸化処理が可能な状態とする。触媒54
の予熱が終了した時刻t2以降では、ブロア29を図5
(2)で示されるようにして動作させ、その後、時刻t
3において、気体加熱手段11に備えられているヒータ
32に電力を供給して気体を加熱する。加熱滅菌すべき
医療廃棄物6,7の温度は、図5(9)に示されるよう
に変化する。
【0037】前記時刻t2からたとえば約10分程度経
過した時刻t4では、マイクロ波源8,9を、図5
(1)に示されるように動作させ、時刻t5まで、加熱
室2,3内にマイクロ波を放射する。これによって容器
4,5内の医療廃棄物6,7の温度は、常温程度から、
約100℃に加熱されることになる。このようなマイク
ロ波による誘電加熱時には、医療廃棄物6,7に温度む
らが生じるおそれがあり、したがって時刻t5以降で
は、マイクロ波源8,9を休止し、気体加熱手段11に
おいて加熱された気体を、加熱室2,3に常時、供給し
て、医療廃棄物6,7を加熱する。これによって医療廃
棄物6,7は、たとえば170℃にまで温度が上昇す
る。時刻t3〜t6の時間は、数時間である。このよう
な時間は、タイマによって設定され、自動的な制御が前
述のように行われる。こうして医療廃棄物6,7がマイ
クロ波によって誘電加熱されるとともに、高温度の循環
気体によって対流加熱され、これによって医療廃棄物
6,7の加熱滅菌が行われるとともに、発生した有害成
分は、循環気体中に濃縮され、その一部が消臭剤47に
よって吸着された後、触媒処理装置51によって酸化さ
れ、こうして清浄化された排気が大気放散される。
【0038】医療廃棄物6,7の加熱滅菌が完了した時
刻t6では、開閉弁61を開き、こうして循環管路10
に大量の常温空気を誘引して循環し、気体加熱手段11
におけるヒータ32を休止し、こうして常温空気によっ
て加熱室2,3および気体加熱手段11を冷却する。
【0039】時刻t7において、医療廃棄物6,7の温
度が、たとえば50℃程度になったとき、開閉弁61を
閉じ、時刻t8では、触媒処理装置51に備えられてい
るヒータ55を図5(5)に示されるように休止する。
時刻t8からたとえば約10分経過した時刻t9では、
開閉弁22を時刻t10までの時間中、開き、貯留部2
0に貯留した液体である加熱分解生成物および水滴を管
路21を経て排出して容器23に収納し、こうして一連
の動作を終了する。その後、扉13を開いて、加熱滅菌
完了後の医療廃棄物6,7を、容器4,5とともに加熱
室2,3から取出す。開閉弁60,61,22は、電磁
弁によって構成され、図5に示される一連の動作を、タ
イマなどを備えるマイクロコンピュータなどの処理回路
によって、制御するようにしてもよく、このとき医療廃
棄物6,7の温度を検出する温度検出素子などが備えら
れる。絞り手段18,19の開度、したがって加熱室
2,3に供給される高温気体の流量は、加熱室2,3内
に可能な最大量の医療廃棄物6,7が収納された状態に
おいても、時刻t2〜t6の時間、たとえば前述のよう
に数時間で、その医療廃棄物6,7の加熱滅菌が完了す
るように、定められる。この絞り手段18,19の絞り
量は、可変調整可能であってもよい。
【0040】図6は、本発明の他の実施例の一部の断面
図である。加熱室3内に収納された容器5には、加熱滅
菌すべき医療廃棄物7が収納されており、このような容
器5が加熱室3に収納された状態で、容器5の外周壁と
加熱室3の内周壁との間は、水平に配置された仕切り板
63によって上下のガス入口側空間3aとガス出口側空
間3bとが気密に仕切られる。床15は、たとえば多孔
板などによって実現され、その出口17は、多孔板に形
成された多数の透孔によって形成される。容器5の底6
4には多数の透孔65が形成される。このような実施例
においてもまた、加熱室3の入口14から供給される高
温度の気体、たとえば空気は、空間3aから容器5を経
て、その全量が底64の透孔65を経て、さらに床15
の出口17を経て排出され、こうして入口14からの気
体が容器5に収納されている医療廃棄物7に確実に接触
し、加熱されることが確実になる。
【0041】図7は、本発明のさらに他の実施例の触媒
を用いる処理装置70の断面図である。この触媒を用い
る処理装置70は、前述の実施例における触媒処理装置
51に代えて、用いることができる。金属などの材料か
ら成るたとえば直円筒状の容器71は、横に延びるたと
えば水平な軸線を有し、その軸線方向の一端部72に
は、処理されるべき気体の入口73が形成され、その軸
線方向の他端部74には、処理された後の気体のための
出口75が設けられる。入口73と出口75とには、金
網などの多孔板が設けられて収納された触媒76が外部
に排出されることを防ぐ。この容器71の上部には、上
方に延びて筒体77が設けられる。容器71内と筒体7
7内とには、触媒76が充填され、たとえばその工場で
は、触媒76の最上部は参照符78で示されるように、
筒体77の上部付近にある。容器71の外周部にはコイ
ル状に電気ヒータ79が巻回されて設けられ、これによ
って触媒76の加熱を行うことができる。入口73と出
口75の開口断面積を適切に制限するために、蓋80,
81が、その容器71の両端部72,74の上部付近に
垂下して設けられていてもよい。こうして図7(1)で
示されるようにして、触媒76が充填された触媒を用い
る処理装置70を、工場から、据え付けられるべき現場
まで運搬するとき、触媒76は粒状または粉状であるの
で、その嵩が減少し、図7(2)で示されるように、触
媒76の最上部82は、図7(1)に示され最上部78
よりも低くなる。このときにおいても、触媒76は、筒
体77内で低下するだけであり、触媒76の最上部82
は、容器71内にまで低下することはない。こうして図
7(2)の状態において、入口73からの気体は、圧力
損失の小さい出口75に、参照符83で示される経路を
辿って触媒76に確実に接触して通過することができ
る。入口73から筒体77に至る経路84の圧力損失は
大きく、したがって入口73からの気体は、経路84を
辿ることはない。こうして入口73からの処理すべき気
体は、筒体77側に流れることなく、出口75に導かれ
る。この図7に示される触媒を用いる処理装置70は、
医療廃棄物からの有害成分の触媒処理のために実施され
るだけでなく、その他の広範囲の用途に関連して実施す
ることができる。
【0042】本発明は、腎臓透析用フィルタの加熱滅菌
のために実施されるだけでなく、その他の水分を含む医
療廃棄物の加熱処理のために広範囲に実施することがで
きる。電気ヒータ32,55は、たとえばシーズ線など
によって実現されてもよい。また触媒処理装置51に、
充分に悪臭成分を分解する能力のある触媒が用いられる
ならば、脱臭装置46は設けなくてもよい。これらをま
とめて有害成分除去装置という。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱炉の
隔壁によって仕切られた複数の加熱室における医療廃棄
物は、マイクロ波源からのマイクロ波によって誘電加熱
されるとともに、循環管路の途中に設けられた加熱手段
からの気体によって対流加熱され、こうして医療廃棄物
を、温度のむらを生じることなく、均一な温度分布で、
加熱して滅菌することができるようになる。
【0044】隔壁を用いて、複数の各加熱室を仕切るこ
とによって、各加熱室に高温度の気体を確実に供給する
ことができるようになる。隔壁は、マイクロ波を通過す
る材料から成り、したがってマイクロ波源がたとえ1個
であっても、各加熱室内での誘電加熱を行うことができ
る。
【0045】また本発明によれば、各加熱室の天井の入
口に、絞り手段を設け、これによって各加熱室への気体
の流量を調節して設定することができる。これによって
各加熱室に、希望する流量で高温度の気体を供給するこ
とができるようになり、したがって希望する時間内に、
各加熱室に設けられた医療廃棄物の加熱滅菌を完了する
ことができる。
【0046】さらに本発明によれば、加熱室の床の出口
に、多孔板を設け、これによって医療廃棄物の加熱時に
生じた液体である加熱分解生成物および水滴などを下方
に排出することができる。
【0047】さらに本発明によれば、前記出口よりも下
流側であって、その出口の近傍に、ミストセパレータを
設け、こうして気体の通風循環系内の最低温度位置付近
にミストセパレータが設けられ、これによって加熱分解
生成物および水滴を確実に補集することができる。
【0048】さらに本発明によれば、医療廃棄物を容器
に収納し、この容器の底には透孔が設けられており、加
熱室の床の出口は、その容器の底によって覆われるよう
にし、こうして加熱室内に供給された高温度の気体は、
医療廃棄物が収納されている容器内を確実に通過して出
口から排出されることができ、こうして医療廃棄物の加
熱を確実に行うことができる。
【0049】さらに本発明によれば、容器の外周壁と加
熱室の内周壁との間に仕切板で気密に仕切って、加熱室
内に供給された高温度の気体が、医療廃棄物の収納され
た容器を確実に通過させ、こうして容器内の医療廃棄物
の加熱を確実に行うことができる。
【0050】さらに本発明によれば、大部分の加熱気体
は、循環して加熱室に供給されるので、加熱気体を加熱
するエネルギは少なくてよく、また加熱気体の一部が循
環路の途中に設けた排気管路から触媒と消臭剤または触
媒のみを配置した有害物除去装置から排出されるので、
小型の装置で排気中の有害成分を除去でき、清浄化され
た排気を大気放散することができる。
【0051】さらに本発明によれば、有害物除去装置よ
りも排気管路の下流側に、その有害成分を検出する検出
手段を設け、これによって有害成分の濃度が高くなった
ときには、触媒および消臭剤の寿命が来たものと判断す
ることができ、したがって触媒および消臭剤の再生また
は交換をし忘れることがなくなる。
【0052】さらに本発明によれば、循環管路の少なく
とも一部を、各加熱室を形成する天井または周壁の外周
面によって形成するようにしたので、各加熱室を、循環
管路を通る気体によって加熱ないしは保温することがで
きるようになり、こうして各加熱室の温度の低下を防
ぎ、加熱室内での医療廃棄物の加熱滅菌を確実に行うこ
とができるようになる。
【0053】さらに本発明によれば、容器を横置きと
し、その上部に筒体を設け、容器内と筒体内とに触媒を
充填するようにしたので、運搬時などにおける振動によ
って触媒の嵩が減少しても、その触媒の最上部がたとえ
ば筒体内に存在し、これによって容器の軸線方向の一端
部からの処理すべき気体を、その容器の軸線方向の他端
部の出口から確実に排出し、入口からの処理すべき気体
が筒体側に流れることを防いで、しかもまた入口からの
気体を出口に全量、導いて確実に触媒による処理を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の系統図である。
【図2】加熱炉1の具体的な構成を示す簡略化した断面
図である。
【図3】加熱炉1の簡略化した斜視図である。
【図4】ミストセパレータ24の構成を示す水平断面図
である。
【図5】図1〜図4に示される実施例の動作を説明する
ための図である。
【図6】本発明の他の実施例の加熱室3の一部を簡略化
して示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の触媒を用いる処理装置7
0の断面図である。
【符号の説明】 1 加熱炉 2,3 加熱室 2a 隔壁 4,5 容器 6,7 医療廃棄物 8,9 マイクロ波源 10 循環管路 11 気体加熱手段 12 天井 13,14 入口 13a 扉 15 床 16,17 出口 18,19 絞り手段 20 貯留部 24 ミストセパレータ 29 ブロア 32,54 ヒータ 34 カバー 47 脱臭剤 49 ファン 51 触媒処理装置 54 触媒 70 触媒を用いる処理装置 71 容器 73 入口 75 出口 76 触媒 77 筒体 79 電気ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 紀宏 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 亀田 孝志 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 野間 宏一 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 審査官 小田倉 直人 (56)参考文献 特開 平3−193056(JP,A) 特開 平3−68487(JP,A) 実開 平1−178395(JP,U) 実開 平2−32768(JP,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を透過しかつ気密性を有する
    材料から成る隔壁によって仕切られた複数の加熱室を有
    する加熱炉と、 各加熱室にマイクロ波を放射する1または複数のマイク
    ロ波源と、 各加熱室の天井に形成され、加熱室への絞り手段が設け
    られる気体の入口と、 各加熱室の床に形成され、加熱室からの多孔板によって
    構成される気体の出口と、 前記気体の出口と入口とを連結して気体の循環経路を形
    成する循環管路と、 循環管路の途中に設けられ、循環気体を加熱する加熱手
    段と、 循環管路の途中から分岐し、循環気体の一部を排出する
    排気管路であって、途中に触媒による有害物除去装置を
    有する排気管路とを含むことを特徴とする医療廃棄物の
    処理装置。
  2. 【請求項2】 各加熱室の床に形成された出口よりも下
    流側であってその出口の近傍には、ミストセパレータが
    設けられることを特徴とする請求項1記載の医療廃棄物
    の処理装置。
  3. 【請求項3】 医療廃棄物を収納し、かつ底に透孔が設
    けられる容器を備え、 この容器は加熱室に収納され、 加熱室の床の前記出口は、容器の底よりも小さく形成さ
    れ、その底に覆われることを特徴とする請求項1記載の
    医療廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】 医療廃棄物を収納し、かつ底に透孔が設
    けられる容器を備え、 この容器は加熱室に収納され、 容器のガス入口側とガス出口との間は、仕切板で気密に
    仕切られることを特徴とする請求項1記載の医療廃棄物
    の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記排気路の有害物除去装置の下流側
    に、有害成分を検出する検出手段を設けることを特徴と
    する請求項1記載の医療廃棄物の処理装置。
  6. 【請求項6】 循環管路の少なくとも一部を、各加熱室
    を形成する天井または周壁の外周面によって形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の医療廃棄物の処理装置。
  7. 【請求項7】 横に延びる軸線を有し、その軸線方向の
    一端部に、処理されるべき気体の入口が形成され、その
    軸線方向の他端部に、処理されるべき気体の出口が形成
    される容器と、 容器の上部に、上方に延びて設けられる筒体とを有し、 容器内と筒体内とに触媒が充填され、 医療廃棄物からの処理すべき気体が、筒体側に流れるこ
    となく、出口に導かれることを特徴とする触媒を用いる
    医療廃棄物の処理装置。
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