JPH08130756A - 光クロスコネクト装置 - Google Patents
光クロスコネクト装置Info
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- JPH08130756A JPH08130756A JP6270054A JP27005494A JPH08130756A JP H08130756 A JPH08130756 A JP H08130756A JP 6270054 A JP6270054 A JP 6270054A JP 27005494 A JP27005494 A JP 27005494A JP H08130756 A JPH08130756 A JP H08130756A
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- frequency
- input
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1地点から多地点に対して同一の情報を同時
に伝送する放送型の情報伝送にも対応可能な光クロスコ
ネクト装置を得る。 【構成】 本発明による光クロスコネクト装置は、周波
数の異なる光が多重された光信号fk j(1≦k≦8,1
≦j≦3)が伝搬する入力用光ファイバ101〜103
と、入力用光ファイバ101〜103を介して入力される
光信号fk jを周波数毎に分配する光カプラ41〜43と、
光カプラ41〜43によって入力された光信号を光周波数
毎に分波した後、分波された光信号を光周波数の重複が
ないように所定の周波数の光信号を選択し周波数多重す
る光周波数多重選択スイッチ51〜53と、光周波数多重
選択スイッチ51〜53にそれぞれ接続された出力用光フ
ァイバ201〜203とを具備している。
に伝送する放送型の情報伝送にも対応可能な光クロスコ
ネクト装置を得る。 【構成】 本発明による光クロスコネクト装置は、周波
数の異なる光が多重された光信号fk j(1≦k≦8,1
≦j≦3)が伝搬する入力用光ファイバ101〜103
と、入力用光ファイバ101〜103を介して入力される
光信号fk jを周波数毎に分配する光カプラ41〜43と、
光カプラ41〜43によって入力された光信号を光周波数
毎に分波した後、分波された光信号を光周波数の重複が
ないように所定の周波数の光信号を選択し周波数多重す
る光周波数多重選択スイッチ51〜53と、光周波数多重
選択スイッチ51〜53にそれぞれ接続された出力用光フ
ァイバ201〜203とを具備している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、光通信にお
ける光ネットワークのハブとして用いられ、複数の光フ
ァイバ中を伝搬するそれぞれ周波数多重(FDM:Freq
uency Division Multiplexing、波長多重(WDM)と
同義)された複数の光信号を周波数に応じて編集して複
数の光ファイバ中に再び周波数多重された複数の光信号
として出力する光クロスコネクト装置に関する。
ける光ネットワークのハブとして用いられ、複数の光フ
ァイバ中を伝搬するそれぞれ周波数多重(FDM:Freq
uency Division Multiplexing、波長多重(WDM)と
同義)された複数の光信号を周波数に応じて編集して複
数の光ファイバ中に再び周波数多重された複数の光信号
として出力する光クロスコネクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信において、周波数多重技術を用い
れば1本の光ファイバ中に複数の異なる光周波数からな
る光信号を伝搬させることができる。この周波数多重技
術を光ネットワークに応用する際には、光クロスコネク
ト機能が必要である。
れば1本の光ファイバ中に複数の異なる光周波数からな
る光信号を伝搬させることができる。この周波数多重技
術を光ネットワークに応用する際には、光クロスコネク
ト機能が必要である。
【0003】この光クロスコネクト機能とは、たとえ
ば、スター型光ネットワークにおいて、複数の光ファイ
バを介して入力される周波数多重された光信号を、光周
波数毎に分波して適宜ふりわけた後、再び周波数多重し
て当該出力用光ファイバに出力する機能をさす。ここ
で、光クロスコネクト機能について、図7を参照して説
明する。この図において、Hは、光ネットワークのハブ
である。ハブHには、入力用および出力用に、それぞれ
3本の入力用光ファイバ1〜3、および出力用光ファイ
バ1'〜3'が接続されている。それぞれの入力用光ファ
イバ1〜3および出力用光ファイバ1'〜3中を、光周
波数1〜Nの最大N個の異なる光周波数の光信号(周波
数多重数N)が伝搬される。したがって、ハブHには、
3本の入力用光ファイバ1〜3を介して最大で3N個の
光信号fk jが入射される。光信号fk jにおいて、下添え
字kはその光信号の光周波数を、上添え字jはその光信
号が伝搬される入力用光ファイバに対応しており、それ
ぞれ1≦k≦N,1≦j≦3である。ハブHは、入力さ
れる最大3N個の光信号fk jを、光周波数毎に分波して
適宜ふりわけた後、再び周波数多重光として3本の出力
用光ファイバ1'〜3'へ出力する。
ば、スター型光ネットワークにおいて、複数の光ファイ
バを介して入力される周波数多重された光信号を、光周
波数毎に分波して適宜ふりわけた後、再び周波数多重し
て当該出力用光ファイバに出力する機能をさす。ここ
で、光クロスコネクト機能について、図7を参照して説
明する。この図において、Hは、光ネットワークのハブ
である。ハブHには、入力用および出力用に、それぞれ
3本の入力用光ファイバ1〜3、および出力用光ファイ
バ1'〜3'が接続されている。それぞれの入力用光ファ
イバ1〜3および出力用光ファイバ1'〜3中を、光周
波数1〜Nの最大N個の異なる光周波数の光信号(周波
数多重数N)が伝搬される。したがって、ハブHには、
3本の入力用光ファイバ1〜3を介して最大で3N個の
光信号fk jが入射される。光信号fk jにおいて、下添え
字kはその光信号の光周波数を、上添え字jはその光信
号が伝搬される入力用光ファイバに対応しており、それ
ぞれ1≦k≦N,1≦j≦3である。ハブHは、入力さ
れる最大3N個の光信号fk jを、光周波数毎に分波して
適宜ふりわけた後、再び周波数多重光として3本の出力
用光ファイバ1'〜3'へ出力する。
【0004】従来から上述した光クロスコネクト機能を
実現するために、光周波数分波器と、光スイッチと、光
周波数合波器とを組み合わせた構成による光クロスコネ
クト装置が提案されている(たとえば、渡辺、岡本「拡
張性に優れたオプティカルパス・クロスコネクトシステ
ム」1994年電子情報通信学会春季大会B−839参
照)。
実現するために、光周波数分波器と、光スイッチと、光
周波数合波器とを組み合わせた構成による光クロスコネ
クト装置が提案されている(たとえば、渡辺、岡本「拡
張性に優れたオプティカルパス・クロスコネクトシステ
ム」1994年電子情報通信学会春季大会B−839参
照)。
【0005】図8は、上述した従来の光クロスコネクト
装置の構成例を表すブロック図であり、この図に示す光
クロスコネクト装置は、周波数多重数Nの光信号を取り
扱うことができる。
装置の構成例を表すブロック図であり、この図に示す光
クロスコネクト装置は、周波数多重数Nの光信号を取り
扱うことができる。
【0006】図8において、光分波器11〜1Mは、それ
ぞれ1個の入力端子と、N個の出力端子とを有し、それ
ぞれの入力端子に対応して入力用ファイバ101〜10M
が接続されている。光分波器11〜1Mは、入力用光ファ
イバ101〜10Mを介して入力される光信号fk j(1≦
k≦N,1≦j≦M)を、光周波数に応じてN個の光周
波数に分波して、光周波数毎にその出力端子からM×M
光スイッチ21〜2Nへ出力する。すなわち、光周波数k
(1≦k≦N)の光信号fk j(1≦j≦M)は、すべて
M×M光スイッチ21〜2Nに入力される。
ぞれ1個の入力端子と、N個の出力端子とを有し、それ
ぞれの入力端子に対応して入力用ファイバ101〜10M
が接続されている。光分波器11〜1Mは、入力用光ファ
イバ101〜10Mを介して入力される光信号fk j(1≦
k≦N,1≦j≦M)を、光周波数に応じてN個の光周
波数に分波して、光周波数毎にその出力端子からM×M
光スイッチ21〜2Nへ出力する。すなわち、光周波数k
(1≦k≦N)の光信号fk j(1≦j≦M)は、すべて
M×M光スイッチ21〜2Nに入力される。
【0007】ここで、上述したM×M光スイッチ21の
構成について、図9を参照して説明する。この図におい
て、M×M光スイッチ21は、M個の1×M光スイッチ
2k1〜2kMと、M個の1×M光スイッチ2k(M+1)〜
2k2Mとから構成されている。1×M光スイッチ2k1
のM個の出力端子は、それぞれ1×M光スイッチ2k(M
+1)〜2k2Mの入力端子に接続されている。1×M光ス
イッチ2k2〜2kMのそれぞれのM個の出力端子は、1
×M光スイッチ2k1と同様に1×M光スイッチ2k(M+
1)〜2k2Mに接続されている。また、1×M光スイッチ
2k1〜2kMの入力端子には、光信号fk 1〜fk Mがそれ
ぞれ入力される。なお、図8に示すM×M光スイッチ2
2〜2Nの構成は、上述したM×M光スイッチ21と同様
のため、その説明を省略する。
構成について、図9を参照して説明する。この図におい
て、M×M光スイッチ21は、M個の1×M光スイッチ
2k1〜2kMと、M個の1×M光スイッチ2k(M+1)〜
2k2Mとから構成されている。1×M光スイッチ2k1
のM個の出力端子は、それぞれ1×M光スイッチ2k(M
+1)〜2k2Mの入力端子に接続されている。1×M光ス
イッチ2k2〜2kMのそれぞれのM個の出力端子は、1
×M光スイッチ2k1と同様に1×M光スイッチ2k(M+
1)〜2k2Mに接続されている。また、1×M光スイッチ
2k1〜2kMの入力端子には、光信号fk 1〜fk Mがそれ
ぞれ入力される。なお、図8に示すM×M光スイッチ2
2〜2Nの構成は、上述したM×M光スイッチ21と同様
のため、その説明を省略する。
【0008】M×M光スイッチ21は、1×M光スイッ
チ2k1〜2kMと1×M光スイッチ2k(M+1)〜2k2M
とがスイッチング操作されることによって、入力された
M個の光信号fk j(1≦j≦M)を、1×M光スイッチ
2k(M+1)〜2k2M光のM個の出力端子のうちの任意の
1つの出力端子にそれぞれ出力する。
チ2k1〜2kMと1×M光スイッチ2k(M+1)〜2k2M
とがスイッチング操作されることによって、入力された
M個の光信号fk j(1≦j≦M)を、1×M光スイッチ
2k(M+1)〜2k2M光のM個の出力端子のうちの任意の
1つの出力端子にそれぞれ出力する。
【0009】図8において、光合波器31〜3Mは、それ
ぞれM個の入力端子と、1個の出力端子とを有し、M個
の入力端子によって入力される光信号を合波して、出力
端子から出力する。光合波器31〜3Mの各入力端子に
は、光周波数kに対応してM×M光スイッチ21〜2Nの
出力端子が接続されている。また、光合波器31〜3Mの
各出力端子には、出力用光ファイバ201〜20Mが接続
されている。
ぞれM個の入力端子と、1個の出力端子とを有し、M個
の入力端子によって入力される光信号を合波して、出力
端子から出力する。光合波器31〜3Mの各入力端子に
は、光周波数kに対応してM×M光スイッチ21〜2Nの
出力端子が接続されている。また、光合波器31〜3Mの
各出力端子には、出力用光ファイバ201〜20Mが接続
されている。
【0010】このように、上述した光クロスコネクト装
置は、M本の入力用光ファイバ101〜10Mに入力され
る光信号fk jを、光周波数毎にどの出力用ファイバ20
1〜20Mに出力させるかを選択することができる。たと
えば、入力用光ファイバ101を介して入力された光信
号f1 1,f2 1を、光信号f1 1は出力用光ファイバ201
へ、光信号f21は出力用光ファイバ202へ出力させる
ことができる。
置は、M本の入力用光ファイバ101〜10Mに入力され
る光信号fk jを、光周波数毎にどの出力用ファイバ20
1〜20Mに出力させるかを選択することができる。たと
えば、入力用光ファイバ101を介して入力された光信
号f1 1,f2 1を、光信号f1 1は出力用光ファイバ201
へ、光信号f21は出力用光ファイバ202へ出力させる
ことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の光クロスコネクト装置においては、たとえば、光分
波器11に入力された光信号f1 1は、出力用光ファイバ
201〜20Mのうち、1本の出力用光ファイバにしか出
力できない。このため、1地点から多地点に対して同一
の情報を同時に伝送する放送型の情報伝送をすることが
できないという欠点があった。本発明は、このような背
景の下になされたもので、1地点から多地点に対して同
一の情報を同時に伝送する放送型の情報伝送にも対応可
能な光クロスコネクト装置を提供することを目的とす
る。
来の光クロスコネクト装置においては、たとえば、光分
波器11に入力された光信号f1 1は、出力用光ファイバ
201〜20Mのうち、1本の出力用光ファイバにしか出
力できない。このため、1地点から多地点に対して同一
の情報を同時に伝送する放送型の情報伝送をすることが
できないという欠点があった。本発明は、このような背
景の下になされたもので、1地点から多地点に対して同
一の情報を同時に伝送する放送型の情報伝送にも対応可
能な光クロスコネクト装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各々異なる光周波数の光信号が光周波数多重された複数
の光周波数多重化光信号を各々入力し、分配する複数の
光分配手段と、前記複数の光分配手段の少なくとも2つ
から出力される複数の光周波数多重化光信号を入力し、
各光周波数多重化光信号の中から異なる光周波数の光信
号のみを選択し、光周波数多重する複数の光周波数多重
選択手段とを具備することを特徴としている。
各々異なる光周波数の光信号が光周波数多重された複数
の光周波数多重化光信号を各々入力し、分配する複数の
光分配手段と、前記複数の光分配手段の少なくとも2つ
から出力される複数の光周波数多重化光信号を入力し、
各光周波数多重化光信号の中から異なる光周波数の光信
号のみを選択し、光周波数多重する複数の光周波数多重
選択手段とを具備することを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、各々異なる光周波
数の光信号が光周波数多重された複数の光周波数多重化
光信号を各々入力し、各々の出力経路を切り替える複数
の光経路切替手段と、前記複数の光経路切替手段の少な
くとも2つから出力される複数の光周波数多重化光信号
を入力し、分配する複数の光分配手段と、前記複数の光
分配手段の少なくとも2つから出力される複数の光周波
数多重化光信号を入力し、各光周波数多重化光信号の中
から異なる光周波数の光信号のみを選択し、光周波数多
重する複数の光周波数多重選択手段とを具備することを
特徴としている。
数の光信号が光周波数多重された複数の光周波数多重化
光信号を各々入力し、各々の出力経路を切り替える複数
の光経路切替手段と、前記複数の光経路切替手段の少な
くとも2つから出力される複数の光周波数多重化光信号
を入力し、分配する複数の光分配手段と、前記複数の光
分配手段の少なくとも2つから出力される複数の光周波
数多重化光信号を入力し、各光周波数多重化光信号の中
から異なる光周波数の光信号のみを選択し、光周波数多
重する複数の光周波数多重選択手段とを具備することを
特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の光クロスコネクト装置において、前記光周波数多
重選択手段は、入力された光周波数多重化光信号に光周
波数多重された光信号を、光周波数毎に分波する複数の
光周波数分波手段と、前記光周波数多重化光信号の光周
波数毎に対応して設けられ、前記複数の光周波数分波手
段から出力される当該光周波数の光信号の中から、いず
れか1つの光信号を選択する複数の選択手段と、前記複
数の前記選択手段から出力される各々異なる光周波数の
光信号を光周波数多重する光周波数合波手段とを具備す
ることを特徴としている。
記載の光クロスコネクト装置において、前記光周波数多
重選択手段は、入力された光周波数多重化光信号に光周
波数多重された光信号を、光周波数毎に分波する複数の
光周波数分波手段と、前記光周波数多重化光信号の光周
波数毎に対応して設けられ、前記複数の光周波数分波手
段から出力される当該光周波数の光信号の中から、いず
れか1つの光信号を選択する複数の選択手段と、前記複
数の前記選択手段から出力される各々異なる光周波数の
光信号を光周波数多重する光周波数合波手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の光
クロスコネクト装置において、前記複数の光周波数分波
手段および前記光周波数合波手段は、アレイ導波路格子
型光合波分波器で構成されていることを特徴としてい
る。
クロスコネクト装置において、前記複数の光周波数分波
手段および前記光周波数合波手段は、アレイ導波路格子
型光合波分波器で構成されていることを特徴としてい
る。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の光クロスコネクト装置において、前記光周波数多
重選択手段は、入力された2つの光周波数多重化光信号
を各々第1および第2の偏光成分に分離する第1の偏波
スプリッタと、前記第1の偏波スプリッタに接続され、
一方の前記光周波数多重化光信号の第1の偏光成分と、
他方の前記光周波数多重化光信号の第2の偏光成分とを
伝搬する第1の光導波路と、前記第1の偏波スプリッタ
に接続され、一方の前記光周波数多重化光信号の第2の
偏光成分と、他方の前記光周波数多重化光信号の第1の
偏光成分とを伝搬する第2の光導波路と、前記光周波数
多重化光信号の所定の光周波数を有する第1の偏光成分
と第2の偏光成分とを交換する振動周波数を発生し、そ
の振動を前記第1および第2の光導波路上に伝搬させる
音響弾性波発生手段と、前記第1の光導波路を伝搬する
前記第1の偏光成分と、前記第2の光導波路を伝搬する
第2の偏光成分とを合波して、該第1および第2の偏光
成分に対応した光周波数を有する光信号を第1のポート
から出力するとともに、前記第1の光導波路を伝搬する
第2の偏光成分と、前記第2の光導波路を伝搬する第1
の偏光成分とを合波して、該第1および第2の偏光成分
とに対応した光周波数を有する光信号を第2のポートか
ら出力する第2の偏波スプリッタとを具備することを特
徴としている。
記載の光クロスコネクト装置において、前記光周波数多
重選択手段は、入力された2つの光周波数多重化光信号
を各々第1および第2の偏光成分に分離する第1の偏波
スプリッタと、前記第1の偏波スプリッタに接続され、
一方の前記光周波数多重化光信号の第1の偏光成分と、
他方の前記光周波数多重化光信号の第2の偏光成分とを
伝搬する第1の光導波路と、前記第1の偏波スプリッタ
に接続され、一方の前記光周波数多重化光信号の第2の
偏光成分と、他方の前記光周波数多重化光信号の第1の
偏光成分とを伝搬する第2の光導波路と、前記光周波数
多重化光信号の所定の光周波数を有する第1の偏光成分
と第2の偏光成分とを交換する振動周波数を発生し、そ
の振動を前記第1および第2の光導波路上に伝搬させる
音響弾性波発生手段と、前記第1の光導波路を伝搬する
前記第1の偏光成分と、前記第2の光導波路を伝搬する
第2の偏光成分とを合波して、該第1および第2の偏光
成分に対応した光周波数を有する光信号を第1のポート
から出力するとともに、前記第1の光導波路を伝搬する
第2の偏光成分と、前記第2の光導波路を伝搬する第1
の偏光成分とを合波して、該第1および第2の偏光成分
とに対応した光周波数を有する光信号を第2のポートか
ら出力する第2の偏波スプリッタとを具備することを特
徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、複数の光分配手
段は、各々に入力される複数の光周波数多重化信号を各
々分配する。複数の光周波数多重選択手段は、入力され
る各光周波数多重化信号の中から異なる光周波数の光信
号のみを選択して、選択された光信号を光周波数多重す
る。
段は、各々に入力される複数の光周波数多重化信号を各
々分配する。複数の光周波数多重選択手段は、入力され
る各光周波数多重化信号の中から異なる光周波数の光信
号のみを選択して、選択された光信号を光周波数多重す
る。
【0018】請求項2記載の発明によれば、複数の光経
路切換手段は、入力される光周波数多重化光信号の出力
経路を切り換える。光分配手段は、少なくとも2つの光
経路切換手段によって入力される光信号を分配する。光
周波数多重選択手段は、光分配手段によって入力され
る、各光周波数多重化光信号の中から異なる光周波数の
光信号のみを選択して、選択した光信号を光周波数多重
する。
路切換手段は、入力される光周波数多重化光信号の出力
経路を切り換える。光分配手段は、少なくとも2つの光
経路切換手段によって入力される光信号を分配する。光
周波数多重選択手段は、光分配手段によって入力され
る、各光周波数多重化光信号の中から異なる光周波数の
光信号のみを選択して、選択した光信号を光周波数多重
する。
【0019】請求項3記載の発明によれば、複数の光周
波数分波手段は、入力される光周波数多重化信号に光周
波数多重された光信号を光周波数毎に各々分波する。選
択手段は、分波された光信号の中から、いずれか1つの
光信号を選択する。光周波数合波手段は、複数の選択手
段によって入力された各々異なる光周波数の光信号を光
周波数多重する。
波数分波手段は、入力される光周波数多重化信号に光周
波数多重された光信号を光周波数毎に各々分波する。選
択手段は、分波された光信号の中から、いずれか1つの
光信号を選択する。光周波数合波手段は、複数の選択手
段によって入力された各々異なる光周波数の光信号を光
周波数多重する。
【0020】請求項4記載の発明によれば、アレイ導波
路格子型光合分波器は、入力される光周波数多重化信号
に光周波数多重された光信号を、光周波数毎に各々分波
して、複数の選択手段へ出力する。複数の選択手段は、
分波された光信号からいずれか1つの光信号を各々選択
する。アレイ導波路格子型光合分波器は、複数の選択手
段によって選択された各々異なる光周波数の光信号を光
周波数多重する。
路格子型光合分波器は、入力される光周波数多重化信号
に光周波数多重された光信号を、光周波数毎に各々分波
して、複数の選択手段へ出力する。複数の選択手段は、
分波された光信号からいずれか1つの光信号を各々選択
する。アレイ導波路格子型光合分波器は、複数の選択手
段によって選択された各々異なる光周波数の光信号を光
周波数多重する。
【0021】請求項5記載に発明によれば、第1の偏波
手段は、入力された2つの光周波数多重化光信号を第1
の偏光成分と、第2の偏光成分とに各々分離する。一方
の光周波数多重化光信号の第1の偏光成分と、他方の光
周波数多重化光信号の第2の偏光成分とは、第1の光導
波路中を伝搬する。また、一方の光周波数多重化光信号
の第2の偏光成分と、他方の光周波数多重化光信号の第
1の偏光成分は、第2の光導波路中を伝搬する。そし
て、音響弾性波発生手段から発生している振動周波数の
音響弾性波によって、第1および第2の光導波路中を伝
搬している各偏光成分のうち、音響弾性波の振動周波数
に対応する光周波数を有する第1の偏光成分と第2の偏
光成分とが交換される。第2の偏光スプリッタは、第1
の光導波路中を伝搬する第1の偏光成分と、第2の光導
波路中を伝搬する第2の偏光成分とを合波して、光信号
を第1のポートから出力する。これと同時に、第2の偏
光スプリッタは、第1の光導波路中を伝搬する第2の偏
光成分と、第2の光導波路中を伝搬する第1の偏光成分
とを合波して、光信号を第2のポートから出力する。
手段は、入力された2つの光周波数多重化光信号を第1
の偏光成分と、第2の偏光成分とに各々分離する。一方
の光周波数多重化光信号の第1の偏光成分と、他方の光
周波数多重化光信号の第2の偏光成分とは、第1の光導
波路中を伝搬する。また、一方の光周波数多重化光信号
の第2の偏光成分と、他方の光周波数多重化光信号の第
1の偏光成分は、第2の光導波路中を伝搬する。そし
て、音響弾性波発生手段から発生している振動周波数の
音響弾性波によって、第1および第2の光導波路中を伝
搬している各偏光成分のうち、音響弾性波の振動周波数
に対応する光周波数を有する第1の偏光成分と第2の偏
光成分とが交換される。第2の偏光スプリッタは、第1
の光導波路中を伝搬する第1の偏光成分と、第2の光導
波路中を伝搬する第2の偏光成分とを合波して、光信号
を第1のポートから出力する。これと同時に、第2の偏
光スプリッタは、第1の光導波路中を伝搬する第2の偏
光成分と、第2の光導波路中を伝搬する第1の偏光成分
とを合波して、光信号を第2のポートから出力する。
【0022】
<第1実施例>以下、図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。図1は、本発明の第1実施例による
光クロスコネクト装置の構成の概略を表すブロック図で
あり、この図において、光クロスコネクト装置は、M本
の入力用光ファイバ101〜10Mと、M個の光分配手段
41'〜4Mと、N個の光周波数多重分配手段51'〜5N'
と、M本の出力用光ファイバ201〜20Mとから構成さ
れている。
について説明する。図1は、本発明の第1実施例による
光クロスコネクト装置の構成の概略を表すブロック図で
あり、この図において、光クロスコネクト装置は、M本
の入力用光ファイバ101〜10Mと、M個の光分配手段
41'〜4Mと、N個の光周波数多重分配手段51'〜5N'
と、M本の出力用光ファイバ201〜20Mとから構成さ
れている。
【0023】光分配手段41'〜4M'は、その入力端子に
入力用光ファイバ101〜10Mがそれぞれ対応して接続
され、該入力用光ファイバ101〜10M中を介して入力
される光信号fk j(1≦k≦N,1≦j≦M)を光周波
数多重選択手段51'〜5N'へ分配する。光周波数多重
選択手段51'〜5N'の各出力端子には、出力用光ファイ
バ201〜20Mがそれぞれ対応して接続されている。
入力用光ファイバ101〜10Mがそれぞれ対応して接続
され、該入力用光ファイバ101〜10M中を介して入力
される光信号fk j(1≦k≦N,1≦j≦M)を光周波
数多重選択手段51'〜5N'へ分配する。光周波数多重
選択手段51'〜5N'の各出力端子には、出力用光ファイ
バ201〜20Mがそれぞれ対応して接続されている。
【0024】次に、光周波数多重選択手段51'〜5N'の
動作について、図2を参照して説明する。この図におい
て、光周波数多重選択手段50は、入力されるM個の周
波数多重された光信号fk j(1≦k≦N,1≦j≦M)
の中から、適宜、所定の光信号を選択する。そして、光
周波数選択手段50は、選択した光信号を再び周波数多
重した後、光信号(この場合、f1 a,f2 b,・・・,fN n(1
≦a≦M,1≦b≦M,・・・,1≦n≦M)を出力する。同
様にして、光周波数多重選択手段51'〜5N'は、入力さ
れた光信号から、適宜、所定の光信号を選択した後、周
波数多重して該出力用光ファイバ201〜20Mへ光信号
を出力する。
動作について、図2を参照して説明する。この図におい
て、光周波数多重選択手段50は、入力されるM個の周
波数多重された光信号fk j(1≦k≦N,1≦j≦M)
の中から、適宜、所定の光信号を選択する。そして、光
周波数選択手段50は、選択した光信号を再び周波数多
重した後、光信号(この場合、f1 a,f2 b,・・・,fN n(1
≦a≦M,1≦b≦M,・・・,1≦n≦M)を出力する。同
様にして、光周波数多重選択手段51'〜5N'は、入力さ
れた光信号から、適宜、所定の光信号を選択した後、周
波数多重して該出力用光ファイバ201〜20Mへ光信号
を出力する。
【0025】次に、上述した光クロスコネクト装置(図
1参照)の具体的な構成例について、図3を参照して説
明する。この図において、図1の各部に対応する部分に
は、同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に
表す光クロスコネクト装置において、光カプラ41〜43
は図1に示す光分配手段41'〜43に、光周波数多重選
択手段51〜53は図1に示す光周波数多重選択手段51'
〜53'にそれぞれ対応している。また、図3に示す光ク
ロスコネクト装置は、3本の入力用光ファイバ101〜
103および出力用光ファイバ201〜203が接続され
ており、たとえば、図7に示した光ネットワークのハブ
Hとして利用されるものである。
1参照)の具体的な構成例について、図3を参照して説
明する。この図において、図1の各部に対応する部分に
は、同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に
表す光クロスコネクト装置において、光カプラ41〜43
は図1に示す光分配手段41'〜43に、光周波数多重選
択手段51〜53は図1に示す光周波数多重選択手段51'
〜53'にそれぞれ対応している。また、図3に示す光ク
ロスコネクト装置は、3本の入力用光ファイバ101〜
103および出力用光ファイバ201〜203が接続され
ており、たとえば、図7に示した光ネットワークのハブ
Hとして利用されるものである。
【0026】図3において、光カプラ41〜43は、その
入力端子に入力用光ファイバ101〜103がそれぞれ接
続されている。光カプラ41〜43は、入力用光ファイバ
101〜103中を伝搬する最大8個の光信号fk j(1≦
k≦8,1≦j≦3)を2分配して出力する。たとえ
ば、光カプラ41は光信号fk 1(1≦k≦8)を光周波
数分波器5211および5311へ、光カプラ42は光
信号fk 2(1≦k≦8)を光周波数分波器5111およ
び5312へ、光カプラ43は光信号fk 3(1≦k≦
8)を光周波数分波器5112および5212へ出力す
る。
入力端子に入力用光ファイバ101〜103がそれぞれ接
続されている。光カプラ41〜43は、入力用光ファイバ
101〜103中を伝搬する最大8個の光信号fk j(1≦
k≦8,1≦j≦3)を2分配して出力する。たとえ
ば、光カプラ41は光信号fk 1(1≦k≦8)を光周波
数分波器5211および5311へ、光カプラ42は光
信号fk 2(1≦k≦8)を光周波数分波器5111およ
び5312へ、光カプラ43は光信号fk 3(1≦k≦
8)を光周波数分波器5112および5212へ出力す
る。
【0027】光周波数多重選択スイッチ51〜53は、光
周波数分波器5i11,5i12(いずれも、1≦i≦
3)と、2×1光スイッチ5i21〜5i28と、光周
波数合波器5i31とから構成されている。
周波数分波器5i11,5i12(いずれも、1≦i≦
3)と、2×1光スイッチ5i21〜5i28と、光周
波数合波器5i31とから構成されている。
【0028】ここで、上述した光周波数多重選択スイッ
チ51〜53の構成を光周波数多重選択スイッチ51を例
にして説明する。光周波数多重選択スイッチ51は、2
個の光周波数分波器5111,5112と、8個の2×
1光スイッチ5121〜5128と、光周波数合波器5
131とから構成されている。
チ51〜53の構成を光周波数多重選択スイッチ51を例
にして説明する。光周波数多重選択スイッチ51は、2
個の光周波数分波器5111,5112と、8個の2×
1光スイッチ5121〜5128と、光周波数合波器5
131とから構成されている。
【0029】光周波数分波器5111の入力端子には、
光カプラ42によって光信号fk 2(1≦k≦8)が入力
され、光周波数分波器5112の入力端子には、光カプ
ラ43によって光信号fk 3(1≦k≦8)が入力され
る。そして、光周波数分波器5111,5112は、そ
れぞれ、その入力端子に入力される光信号を光周波数毎
に分波する。このとき、たとえば、光周波数分波器51
11は、その出力端子から出力される8個の光信号をそ
れぞれ対応する2×1スイッチ5121〜5128の一
方の入力端子へ出力する。また、光周波数分波器511
2は、その出力端子から出力される8個の光信号をそれ
ぞれ対応する2×1スイッチ5121〜5128の他方
の入力端子へ出力する。
光カプラ42によって光信号fk 2(1≦k≦8)が入力
され、光周波数分波器5112の入力端子には、光カプ
ラ43によって光信号fk 3(1≦k≦8)が入力され
る。そして、光周波数分波器5111,5112は、そ
れぞれ、その入力端子に入力される光信号を光周波数毎
に分波する。このとき、たとえば、光周波数分波器51
11は、その出力端子から出力される8個の光信号をそ
れぞれ対応する2×1スイッチ5121〜5128の一
方の入力端子へ出力する。また、光周波数分波器511
2は、その出力端子から出力される8個の光信号をそれ
ぞれ対応する2×1スイッチ5121〜5128の他方
の入力端子へ出力する。
【0030】2×1光スイッチ5121〜5128は、
スイッチング操作されることによって、その2個の入力
端子に入力される光信号のいずれかを、その出力端子か
ら光合波器5131へ出力する。
スイッチング操作されることによって、その2個の入力
端子に入力される光信号のいずれかを、その出力端子か
ら光合波器5131へ出力する。
【0031】光周波数合波器5131は、8個の入力端
子を有し、各入力端子に2×1光スイッチ5121〜5
128によって入力される光信号を合波した後、その出
力端子から出力用光ファイバ201へ出力する。なお、
光周波数多重選択スイッチ52,53の構成は、上述した
光周波数選択スイッチ51と同様のため、その説明を省
略する。
子を有し、各入力端子に2×1光スイッチ5121〜5
128によって入力される光信号を合波した後、その出
力端子から出力用光ファイバ201へ出力する。なお、
光周波数多重選択スイッチ52,53の構成は、上述した
光周波数選択スイッチ51と同様のため、その説明を省
略する。
【0032】このような構成において、入力用光ファイ
バ101を介して入力された光信号fk 1(1≦k≦8)
は、光カプラ41にて2分配されて、それぞれ光分波器
5211、5311へ入力される。同様に、入力用光フ
ァイバ102,103を介して入力された光信号fk 2,fk 3
(1≦k≦8)は、それぞれ光カプラ42,43にて2分
配されて、それぞれ光分波器5111と5312、51
12と5212へ入力される。
バ101を介して入力された光信号fk 1(1≦k≦8)
は、光カプラ41にて2分配されて、それぞれ光分波器
5211、5311へ入力される。同様に、入力用光フ
ァイバ102,103を介して入力された光信号fk 2,fk 3
(1≦k≦8)は、それぞれ光カプラ42,43にて2分
配されて、それぞれ光分波器5111と5312、51
12と5212へ入力される。
【0033】光分波器5i11,5i12(1≦i≦
3)は、入力された光信号fk p(1≦k≦8,1≦p≦
3かつp≠i)を光周波数kに応じて8分波した後、そ
れぞれ2×1光スイッチ5i2k(1≦k≦8)へ出力
する。たとえば、光分波器5111は、入力された光信
号f1 2,f2 2,…,f8 2のうち、光信号f1 2を2×1光ス
イッチ5121へ、光信号f2 2を2×1光スイッチ51
22へ、・・・、光信号f8 2を2×1光スイッチ5128
へ出力する。この結果、2×1光スイッチ5i2k(1
≦i≦3,1≦k≦8)には、異なる2つの入力用光フ
ァイバ中を伝搬していた光信号fk p(1≦p≦3かつp
≠i)が入力される。
3)は、入力された光信号fk p(1≦k≦8,1≦p≦
3かつp≠i)を光周波数kに応じて8分波した後、そ
れぞれ2×1光スイッチ5i2k(1≦k≦8)へ出力
する。たとえば、光分波器5111は、入力された光信
号f1 2,f2 2,…,f8 2のうち、光信号f1 2を2×1光ス
イッチ5121へ、光信号f2 2を2×1光スイッチ51
22へ、・・・、光信号f8 2を2×1光スイッチ5128
へ出力する。この結果、2×1光スイッチ5i2k(1
≦i≦3,1≦k≦8)には、異なる2つの入力用光フ
ァイバ中を伝搬していた光信号fk p(1≦p≦3かつp
≠i)が入力される。
【0034】2×1光スイッチ5i2k(1≦i≦3,
1≦k≦8)は、入力された2つの光信号のうち、いず
れか一方の光信号をスイッチング操作されることによっ
て選択して光合波器5i31へ出力する。光合波器5i
31(1≦i≦3)は、2×1光スイッチ5i2k(1
≦k≦8)において、それぞれ選択された8つの光周波
数の異なる光信号を合波した後、周波数多重光信号とし
て出力用ファイバ201〜203へ出力する。
1≦k≦8)は、入力された2つの光信号のうち、いず
れか一方の光信号をスイッチング操作されることによっ
て選択して光合波器5i31へ出力する。光合波器5i
31(1≦i≦3)は、2×1光スイッチ5i2k(1
≦k≦8)において、それぞれ選択された8つの光周波
数の異なる光信号を合波した後、周波数多重光信号とし
て出力用ファイバ201〜203へ出力する。
【0035】次に、上述した光クロスコネクト装置が、
1地点から他地点に対して同一の情報を同時に伝送する
放送型の情報伝送を実現できることを、図3に示す入力
用光ファイバ101を介して光カプラ41に入力される光
信号1 1を例に挙げて説明する。この図において、光カプ
ラ41に入力された光信号f1 1は、2分配される。2分
配された光信号のうち、一方の光信号f1 1は、光分波器
5211を介して2×1光スイッチ5221へ入力さ
れ、他方の光信号f1 1は光分波器5311を介して2×
1光スイッチ5321へ入力される。ここで、2×1光
スイッチ5221,5321の両光スイッチを、共に光
信号f1 1を選択するようにスイッチング操作すればよ
い。これにより、光信号f1 1,f1 1は、それぞれ光合波
器5231,5331を介して2本の出力用光ファイバ
202,203へ同時に出力される。なお、当然のことな
がら2×1光スイッチ5221,5321のいずれか一
方だけが光信号f1 1を選択するようにスイッチング操作
されることにより、従来の光クロスコネクト装置と同様
な光クロスコネクト機能を持たせることができる。
1地点から他地点に対して同一の情報を同時に伝送する
放送型の情報伝送を実現できることを、図3に示す入力
用光ファイバ101を介して光カプラ41に入力される光
信号1 1を例に挙げて説明する。この図において、光カプ
ラ41に入力された光信号f1 1は、2分配される。2分
配された光信号のうち、一方の光信号f1 1は、光分波器
5211を介して2×1光スイッチ5221へ入力さ
れ、他方の光信号f1 1は光分波器5311を介して2×
1光スイッチ5321へ入力される。ここで、2×1光
スイッチ5221,5321の両光スイッチを、共に光
信号f1 1を選択するようにスイッチング操作すればよ
い。これにより、光信号f1 1,f1 1は、それぞれ光合波
器5231,5331を介して2本の出力用光ファイバ
202,203へ同時に出力される。なお、当然のことな
がら2×1光スイッチ5221,5321のいずれか一
方だけが光信号f1 1を選択するようにスイッチング操作
されることにより、従来の光クロスコネクト装置と同様
な光クロスコネクト機能を持たせることができる。
【0036】以上、説明したように、本発明の第1実施
例による光クロスコネクト装置によれば、従来の光クロ
スコネクト装置における光クロスコネクト機能に加え
て、放送型の情報伝送も実現できるようになり、たとえ
ば、光クロスコネクト装置を図7に示す光ネットワーク
のハブHとして利用することによって、光ネットワーク
の柔軟性を高めることができる。
例による光クロスコネクト装置によれば、従来の光クロ
スコネクト装置における光クロスコネクト機能に加え
て、放送型の情報伝送も実現できるようになり、たとえ
ば、光クロスコネクト装置を図7に示す光ネットワーク
のハブHとして利用することによって、光ネットワーク
の柔軟性を高めることができる。
【0037】なお、図3に示した光クロスコネクト装置
においては、1本の入力用光ファイバ中の光信号を3本
の出力用光ファイバのうち2本の出力用光ファイバのい
ずれか一方もしくは両方にしか出力できない。これを解
決するために光カプラ41〜43に代えて1×3ツリーカ
プラを設けるとともに、2×1の光周波数多重選択スイ
ッチ51〜53に代えて3×1光周波数多重選択スイッチ
を設ける。これによって、3本の出力用光ファイバ中の
いずれか1本、もしくはいずれか2本、もしくは、3本
すべてに同一の光周波数の光信号を出力することができ
る。すなわち、従来の光クロスコネクト装置と同等な光
クロスコネクト機能を提供することができる。
においては、1本の入力用光ファイバ中の光信号を3本
の出力用光ファイバのうち2本の出力用光ファイバのい
ずれか一方もしくは両方にしか出力できない。これを解
決するために光カプラ41〜43に代えて1×3ツリーカ
プラを設けるとともに、2×1の光周波数多重選択スイ
ッチ51〜53に代えて3×1光周波数多重選択スイッチ
を設ける。これによって、3本の出力用光ファイバ中の
いずれか1本、もしくはいずれか2本、もしくは、3本
すべてに同一の光周波数の光信号を出力することができ
る。すなわち、従来の光クロスコネクト装置と同等な光
クロスコネクト機能を提供することができる。
【0038】上述した3×1光周波数多重選択スイッチ
は、たとえば、光周波数多重選択スイッチ51におい
て、光分波器5111,5112に加えて、第3の光分
波器5113を設けるとともに、2×1光スイッチ51
2k(1≦k≦8)に代えて、8個の3×1光スイッチ
を用いることによって容易に構成することができる。な
お、光周波数多重選択スイッチ52、53も同様の構成と
する。
は、たとえば、光周波数多重選択スイッチ51におい
て、光分波器5111,5112に加えて、第3の光分
波器5113を設けるとともに、2×1光スイッチ51
2k(1≦k≦8)に代えて、8個の3×1光スイッチ
を用いることによって容易に構成することができる。な
お、光周波数多重選択スイッチ52、53も同様の構成と
する。
【0039】また、光周波数多重選択スイッチ51〜53
において、2つの光合波器5131,5231,5331
に代えて1×8ツリーカプラを用いてもよい。また、光
周波数多重選択スイッチ51において、光分波器511
1,5112と、光合波器5131とを、鈴木等が報告
しているように1台のアレイ導波路格子型光合分波器に
代えてもよい(たとえば、S.Suzuki et al.,“Multi-ch
annel optical wavelength selective switch with arr
ayed-waveguide grating multiplexer”,Electronics L
etters,Vol.30,No.13,pp. 1091-1092,1994 参照)。
において、2つの光合波器5131,5231,5331
に代えて1×8ツリーカプラを用いてもよい。また、光
周波数多重選択スイッチ51において、光分波器511
1,5112と、光合波器5131とを、鈴木等が報告
しているように1台のアレイ導波路格子型光合分波器に
代えてもよい(たとえば、S.Suzuki et al.,“Multi-ch
annel optical wavelength selective switch with arr
ayed-waveguide grating multiplexer”,Electronics L
etters,Vol.30,No.13,pp. 1091-1092,1994 参照)。
【0040】図4は、上述したアレイ導波路格子型光合
分波器を適用した光周波数多重選択スイッチ51''の構
成例を表すブロック図である。この図において、61
は、16×16のアレイ導波路格子型光合分波器であ
る。アレイ導波路格子型光合分波器16に入力された2
つの波長多重光信号fk 2,fk 3(いずれも、1≦k≦
8)は、それぞれ分波されて2×1光スイッチ5121
〜5123,5125〜5128の2つの入力端子へそ
れぞれ入力される。そして、2×1光スイッチ5121
〜5123,5125〜5128は、その2つの入力端
子に入力される周波数多重された光信号のいずれか一方
を選択して、再びアレイ導波路格子型光合分波器61へ
出力する。アレイ導波路格子型光合分波器61は、2×
1光スイッチ5121〜5123,5125〜5128
によって入力された光信号を合波して、たとえば、光信
号f1 3,f2 3,f3 3,f5 2,f6 2,f7 2,f8 2を出力する。た
だし、図4に示した光周波数多重選択スイッチ51''に
おいては、光周波数4の光信号f4 2,f4 3を取り扱うこ
とができないため、実質的には周波数多重数7の2×1
光周波数多重選択スイッチとなる。
分波器を適用した光周波数多重選択スイッチ51''の構
成例を表すブロック図である。この図において、61
は、16×16のアレイ導波路格子型光合分波器であ
る。アレイ導波路格子型光合分波器16に入力された2
つの波長多重光信号fk 2,fk 3(いずれも、1≦k≦
8)は、それぞれ分波されて2×1光スイッチ5121
〜5123,5125〜5128の2つの入力端子へそ
れぞれ入力される。そして、2×1光スイッチ5121
〜5123,5125〜5128は、その2つの入力端
子に入力される周波数多重された光信号のいずれか一方
を選択して、再びアレイ導波路格子型光合分波器61へ
出力する。アレイ導波路格子型光合分波器61は、2×
1光スイッチ5121〜5123,5125〜5128
によって入力された光信号を合波して、たとえば、光信
号f1 3,f2 3,f3 3,f5 2,f6 2,f7 2,f8 2を出力する。た
だし、図4に示した光周波数多重選択スイッチ51''に
おいては、光周波数4の光信号f4 2,f4 3を取り扱うこ
とができないため、実質的には周波数多重数7の2×1
光周波数多重選択スイッチとなる。
【0041】また、図3に示す光周波数多重選択スイッ
チ51〜53に代えて、スミス等が報告している音響光学
フィルタを用いてもよい(たとえばD.A.Smith et al.,
“Integrated-optic acoustically-tunable filters fo
r WDM networks”,IEEE Journal of Selected Areas in
Communications, Vol.8,No.6,PP. 1151-1159,1990 参
照)。
チ51〜53に代えて、スミス等が報告している音響光学
フィルタを用いてもよい(たとえばD.A.Smith et al.,
“Integrated-optic acoustically-tunable filters fo
r WDM networks”,IEEE Journal of Selected Areas in
Communications, Vol.8,No.6,PP. 1151-1159,1990 参
照)。
【0042】図5は、上述した音響光学フィルタを適用
した2×1光周波数多重選択スイッチの構成例を表す図
であり、この図において、71はLiNbO3導波路基
板上に構成された音響光学フィルタである。72は第1
の偏波スプリッタであり、光信号をTE(transverse e
lectric)偏光成分と、TM(transverse magnetic)偏
光成分とに分離する。偏波スプリッタ72には、第1の
入力用光ファイバ1001と第2に入力用光ファイバ1
002とが接続されており、各々の入力用光ファイバを
介して、たとえば、光周波数多重された光信号fk 2(1
≦k≦8),fk 3(1≦k≦8)が入力される。75は
第2の偏波スプリッタであり、TE偏光成分とTM偏光
成分とを合波して光信号を生成する。ここでいう、TE
偏光成分とは、光の進行方向に対して直交した電界成分
が存在する光の成分をさし、TM偏光成分とは、光の進
行方向に対して直交した磁界成分が存在する光の成分を
さす。そして、第1の偏波スプリッタ72と第2の偏波
スプリッタ75とは、第1の光導波路と第2の光導波路
を介して接続されている。77は発振器であり、複数の
振動周波数からなる振動波を発生する。73はトランス
デューサであり、発振器77によって励振されて、該発
振器77の振動周波数に対応した音響弾性波76を発生
する。
した2×1光周波数多重選択スイッチの構成例を表す図
であり、この図において、71はLiNbO3導波路基
板上に構成された音響光学フィルタである。72は第1
の偏波スプリッタであり、光信号をTE(transverse e
lectric)偏光成分と、TM(transverse magnetic)偏
光成分とに分離する。偏波スプリッタ72には、第1の
入力用光ファイバ1001と第2に入力用光ファイバ1
002とが接続されており、各々の入力用光ファイバを
介して、たとえば、光周波数多重された光信号fk 2(1
≦k≦8),fk 3(1≦k≦8)が入力される。75は
第2の偏波スプリッタであり、TE偏光成分とTM偏光
成分とを合波して光信号を生成する。ここでいう、TE
偏光成分とは、光の進行方向に対して直交した電界成分
が存在する光の成分をさし、TM偏光成分とは、光の進
行方向に対して直交した磁界成分が存在する光の成分を
さす。そして、第1の偏波スプリッタ72と第2の偏波
スプリッタ75とは、第1の光導波路と第2の光導波路
を介して接続されている。77は発振器であり、複数の
振動周波数からなる振動波を発生する。73はトランス
デューサであり、発振器77によって励振されて、該発
振器77の振動周波数に対応した音響弾性波76を発生
する。
【0043】第1の入力用光ファイバ1001中を介し
て入力される周波数多重された光信号fk 2(1≦k≦
8)は、第1の偏波スプリッタ72によりTE偏光成分
と、TM偏光成分とに分離される。そして、該TE偏光
成分と該TM偏光成分とは、トランスデューサ73によ
って発生した音響弾性波76と一緒に別々の光導波路2
001,2002中を伝搬する。この場合、TE偏光成分
は第1の光導波路2001中を、TM偏光成分は第2の
光導波路2002中を伝搬する。ここで発振器77の振
動周波数を適当に選択することによって、音響弾性波7
6の振動周波数が特定の値となる。これによって、該振
動周波数に対応する特定の光周波数の光信号だけが偏光
モード変換される。
て入力される周波数多重された光信号fk 2(1≦k≦
8)は、第1の偏波スプリッタ72によりTE偏光成分
と、TM偏光成分とに分離される。そして、該TE偏光
成分と該TM偏光成分とは、トランスデューサ73によ
って発生した音響弾性波76と一緒に別々の光導波路2
001,2002中を伝搬する。この場合、TE偏光成分
は第1の光導波路2001中を、TM偏光成分は第2の
光導波路2002中を伝搬する。ここで発振器77の振
動周波数を適当に選択することによって、音響弾性波7
6の振動周波数が特定の値となる。これによって、該振
動周波数に対応する特定の光周波数の光信号だけが偏光
モード変換される。
【0044】偏光モード変換とは、TE偏光成分がTM
偏光成分、あるいはTM偏光成分がTE偏光成分へ変換
されることをさす。たとえば、光信号の光周波数1に対
応する振動周波数を発振器77が発生すれば、光信号f
1 2だけは偏光モード変換される。その結果、第2の偏波
スプリッタ75において、TE偏光成分とTM偏光成分
とが再び合波されるときに光信号f1 2だけは他の光信号
とは反対側の第2のポート3002から出力される。ま
た、第2の入力用光ファイバ1002中を介して入力さ
れる光信号fk 3(1≦k≦8)は、第1の偏光スプリッ
タ72によってTE偏光成分とTM偏光成分とに分離さ
れる。この場合、TE偏光成分は第2の光導波路200
2中を、TM偏光成分は第1の光導波路2001中を伝搬
する。そして、発振器77が光信号の光周波数1に対応
する振動周波数を発振した場合には、各々の偏光成分が
偏光モード変換されて、光信号f1 3だけが光信号f
k 2(2≦k≦8)と一緒に第1のポート3001から出
力される。
偏光成分、あるいはTM偏光成分がTE偏光成分へ変換
されることをさす。たとえば、光信号の光周波数1に対
応する振動周波数を発振器77が発生すれば、光信号f
1 2だけは偏光モード変換される。その結果、第2の偏波
スプリッタ75において、TE偏光成分とTM偏光成分
とが再び合波されるときに光信号f1 2だけは他の光信号
とは反対側の第2のポート3002から出力される。ま
た、第2の入力用光ファイバ1002中を介して入力さ
れる光信号fk 3(1≦k≦8)は、第1の偏光スプリッ
タ72によってTE偏光成分とTM偏光成分とに分離さ
れる。この場合、TE偏光成分は第2の光導波路200
2中を、TM偏光成分は第1の光導波路2001中を伝搬
する。そして、発振器77が光信号の光周波数1に対応
する振動周波数を発振した場合には、各々の偏光成分が
偏光モード変換されて、光信号f1 3だけが光信号f
k 2(2≦k≦8)と一緒に第1のポート3001から出
力される。
【0045】なお、上述した音響光学フィルタにおい
て、発振器77が複数の振動周波数を発生すれば、対応
する複数の光信号を同時に選択(偏光モード変換)する
ことができるため、図2を参照して説明した光周波数多
重選択スイッチとして用いることができる。
て、発振器77が複数の振動周波数を発生すれば、対応
する複数の光信号を同時に選択(偏光モード変換)する
ことができるため、図2を参照して説明した光周波数多
重選択スイッチとして用いることができる。
【0046】なお、図3に示した第1実施例において
は、3入力、3出力の光クロスコネクト装置を説明した
が、何等これに限定されるものではなく、一般にM入
力、L出力の光クロスコネクト装置も同様に構成可能で
ある。M入力、L出力の光クロスコネクト装置の構成を
得るには、たとえば、図3に示す3個の光カプラ41〜
43に代えて、M個の1×L光ツリーカプラと、図3に
示す3個の光周波数多重選択スイッチ51〜53に代え
て、L個のM×1光周波数多重選択スイッチとを設ける
ようにすればよい。
は、3入力、3出力の光クロスコネクト装置を説明した
が、何等これに限定されるものではなく、一般にM入
力、L出力の光クロスコネクト装置も同様に構成可能で
ある。M入力、L出力の光クロスコネクト装置の構成を
得るには、たとえば、図3に示す3個の光カプラ41〜
43に代えて、M個の1×L光ツリーカプラと、図3に
示す3個の光周波数多重選択スイッチ51〜53に代え
て、L個のM×1光周波数多重選択スイッチとを設ける
ようにすればよい。
【0047】<第2実施例>図6は、本発明の第2実施
例による光クロスコネクト装置の構成例を表す図であ
り、この図において、図3の各部に対応する部分には、
同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に表す
光クロスコネクト装置が図3のものと異なる点は、光カ
プラ41〜43に代えて3×3光スターカプラ44,45が
設けられている点と、該3×3光スターカプラ44,45
と入力用光ファイバ101,102,103との間にそれぞ
れ1×2光スイッチ81〜83が新たに設けられている点
である。
例による光クロスコネクト装置の構成例を表す図であ
り、この図において、図3の各部に対応する部分には、
同一の符号を付け、その説明を省略する。この図に表す
光クロスコネクト装置が図3のものと異なる点は、光カ
プラ41〜43に代えて3×3光スターカプラ44,45が
設けられている点と、該3×3光スターカプラ44,45
と入力用光ファイバ101,102,103との間にそれぞ
れ1×2光スイッチ81〜83が新たに設けられている点
である。
【0048】このような構成において、入力用光ファイ
バ101を介して入力された周波数多重された光信号fk
1(1≦k≦8)は、1×2光スイッチ81によって、3
×3光スターカプラ44,45のいずれか一方に出力され
る。同様に、入力用光ファイバ102,103を介して入
力された周波数多重された光信号fk 2,fk 3(1≦k≦
8)は、それぞれ1×2光スイッチ82,83によって、
3×3光スターカプラ44,45のいずれか一方に出力さ
れる。
バ101を介して入力された周波数多重された光信号fk
1(1≦k≦8)は、1×2光スイッチ81によって、3
×3光スターカプラ44,45のいずれか一方に出力され
る。同様に、入力用光ファイバ102,103を介して入
力された周波数多重された光信号fk 2,fk 3(1≦k≦
8)は、それぞれ1×2光スイッチ82,83によって、
3×3光スターカプラ44,45のいずれか一方に出力さ
れる。
【0049】3×3光スターカプラ44,45に入力され
た光信号は、それぞれ3つの光分波器5111,521
1,5311と、光分波器5112,5212,5312
とへ3分配される。これ以降の動作は、図3を参照して
説明した第1実施例による光クロスコネクト装置と同様
に、光周波数毎に光信号が選択された後、周波数多重さ
れて出力用ファイバ201〜203へ出力される。これに
よって、光周波数多重選択スイッチ51〜53が2×1の
光スイッチであるにもかかわらず入力用光ファイバ中の
光信号を、3本の出力用光ファイバのいずれの出力用光
ファイバへも出力できるようになる。
た光信号は、それぞれ3つの光分波器5111,521
1,5311と、光分波器5112,5212,5312
とへ3分配される。これ以降の動作は、図3を参照して
説明した第1実施例による光クロスコネクト装置と同様
に、光周波数毎に光信号が選択された後、周波数多重さ
れて出力用ファイバ201〜203へ出力される。これに
よって、光周波数多重選択スイッチ51〜53が2×1の
光スイッチであるにもかかわらず入力用光ファイバ中の
光信号を、3本の出力用光ファイバのいずれの出力用光
ファイバへも出力できるようになる。
【0050】以上、説明したように、この発明の第2実
施例による光クロスコネクト装置によれば、1×2光ス
イッチ81〜83を設けたことによって、光周波数多重選
択スイッチ51〜53が2×1のスイッチ機能しかないに
もかかわらず、入力される光信号を3本の出力用光ファ
イバ201〜203のいずれにも出力できるようになる。
すなわち、光周波数多重選択スイッチ51〜53を、見か
け上3×1のスイッチの機能を持たせることができる。
施例による光クロスコネクト装置によれば、1×2光ス
イッチ81〜83を設けたことによって、光周波数多重選
択スイッチ51〜53が2×1のスイッチ機能しかないに
もかかわらず、入力される光信号を3本の出力用光ファ
イバ201〜203のいずれにも出力できるようになる。
すなわち、光周波数多重選択スイッチ51〜53を、見か
け上3×1のスイッチの機能を持たせることができる。
【0051】さらに、万が一3×3光スターカプラ44,
45のうち、いずれかの3×3光スターカプラが壊れた
場合、1×2光スイッチ81〜83を壊れていない3×3
光スターカプラ側に切り換えることによって、少なくと
も一部の光信号の伝送を続けることができる。ただし、
この場合、同じ光周波数の光信号を同一の3×3光スタ
ーカプラへ入力しないように1×2光スイッチ81〜83
を制御する必要がある。このため、全ての光周波数の光
信号を光周波数多重選択スイッチ51〜53へ入力できる
とは限らない。たとえば、図6に示した1×2光スイッ
チ81〜83の各スイッチの接続状態においては、入力用
光ファイバ101と、入力用光ファイバ103とを介して
入力される光信号f1 1〜f8 1,fk 3は、いずれも3×3
光スターカプラ44に入力されるため、両光信号は同一
の光周波数の光信号が含まれないように異なる光周波数
からなる光信号となるようにしている。
45のうち、いずれかの3×3光スターカプラが壊れた
場合、1×2光スイッチ81〜83を壊れていない3×3
光スターカプラ側に切り換えることによって、少なくと
も一部の光信号の伝送を続けることができる。ただし、
この場合、同じ光周波数の光信号を同一の3×3光スタ
ーカプラへ入力しないように1×2光スイッチ81〜83
を制御する必要がある。このため、全ての光周波数の光
信号を光周波数多重選択スイッチ51〜53へ入力できる
とは限らない。たとえば、図6に示した1×2光スイッ
チ81〜83の各スイッチの接続状態においては、入力用
光ファイバ101と、入力用光ファイバ103とを介して
入力される光信号f1 1〜f8 1,fk 3は、いずれも3×3
光スターカプラ44に入力されるため、両光信号は同一
の光周波数の光信号が含まれないように異なる光周波数
からなる光信号となるようにしている。
【0052】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0053】
【発明の効果】請求項1、3、4および5記載の発明に
よれば、光周波数多重選択手段が、入力される光信号の
中から光周波数毎にいずれか1つの光信号だけを選択し
た後、周波数多重して光信号を出力する。これによっ
て、従来の光クロスコネクト装置による光クロスコネク
ト機能に加えて、1地点から多地点に対して同一の情報
を同時に伝送する放送型の情報伝送もすることができる
という効果が得られる。
よれば、光周波数多重選択手段が、入力される光信号の
中から光周波数毎にいずれか1つの光信号だけを選択し
た後、周波数多重して光信号を出力する。これによっ
て、従来の光クロスコネクト装置による光クロスコネク
ト機能に加えて、1地点から多地点に対して同一の情報
を同時に伝送する放送型の情報伝送もすることができる
という効果が得られる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、光分配手段
の前段に光経路切換手段を備えたことによって、請求項
1、3、4および5記載の発明の効果に加えて光分配手
段が故障した場合においても、全ての機能が停止するこ
となく情報伝送を続けることができ、かつ小規模な光周
波数多重選択手段で多数の入出力用光ファイバに対処す
ることができるという効果が得られる。
の前段に光経路切換手段を備えたことによって、請求項
1、3、4および5記載の発明の効果に加えて光分配手
段が故障した場合においても、全ての機能が停止するこ
となく情報伝送を続けることができ、かつ小規模な光周
波数多重選択手段で多数の入出力用光ファイバに対処す
ることができるという効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例による光クロスコネクト装
置の構成の概略を示すブロック図である。
置の構成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1に示す光周波数多重選択手段51'〜5N'の
動作を説明するブロック図である。
動作を説明するブロック図である。
【図3】図1に示す光クロスコネクト装置の具体的な構
成例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例による光クロスコネクト装
置において、アレイ導波路格子型光合分波器を適用した
光周波数多重選択スイッチの構成例を示すブロック図で
ある。
置において、アレイ導波路格子型光合分波器を適用した
光周波数多重選択スイッチの構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】同第1実施例による光クロスコネクト装置にお
いて、音響光学フィルタを適用した光周波数多重選択ス
イッチの構成例を示す図である。
いて、音響光学フィルタを適用した光周波数多重選択ス
イッチの構成例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例による光クロスコネクト装
置の構成例を示すブロック図である。
置の構成例を示すブロック図である。
【図7】光クロスコネクト機能を説明する図である。
【図8】従来の光クロスコネクト装置の構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】図8に示すM×M光スイッチ21の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
11〜1M 光分波器 21〜2N M×M光スイッチ 2k1〜2k2M 1×M光スイッチ 31〜3M 光合波器 41〜43 光カプラ 44〜45 3×3光スターカプラ 51〜53 光周波数多重選択スイッチ 5111,5112,5211,5212,5311,53
12 光分波器 5121〜5128,5221〜5228,5321〜5
328 2×1光スイッチ 5131,5231,5331 光合波器 61 アレイ導波路格子型光合分波器 71 音響光学フィルタ 72 第1の偏波スプリッタ 75 第2の偏波スプリッタ 73 トランスデューサ 76 音響弾性波 77 発振器 81〜83 1×2光スイッチ
12 光分波器 5121〜5128,5221〜5228,5321〜5
328 2×1光スイッチ 5131,5231,5331 光合波器 61 アレイ導波路格子型光合分波器 71 音響光学フィルタ 72 第1の偏波スプリッタ 75 第2の偏波スプリッタ 73 トランスデューサ 76 音響弾性波 77 発振器 81〜83 1×2光スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/02 H04B 10/02
Claims (5)
- 【請求項1】 各々異なる光周波数の光信号が光周波数
多重された複数の光周波数多重化光信号を各々入力し、
分配する複数の光分配手段と、 前記複数の光分配手段の少なくとも2つから出力される
複数の光周波数多重化光信号を入力し、各光周波数多重
化光信号の中から異なる光周波数の光信号のみを選択
し、光周波数多重する複数の光周波数多重選択手段とを
具備することを特徴とする光クロスコネクト装置。 - 【請求項2】 各々異なる光周波数の光信号が光周波数
多重された複数の光周波数多重化光信号を各々入力し、
各々の出力経路を切り替える複数の光経路切替手段と、 前記複数の光経路切替手段の少なくとも2つから出力さ
れる複数の光周波数多重化光信号を入力し、分配する複
数の光分配手段と、 前記複数の光分配手段の少なくとも2つから出力される
複数の光周波数多重化光信号を入力し、各光周波数多重
化光信号の中から異なる光周波数の光信号のみを選択
し、光周波数多重する複数の光周波数多重選択手段とを
具備することを特徴とする光クロスコネクト装置。 - 【請求項3】 前記光周波数多重選択手段は、 入力された光周波数多重化光信号に光周波数多重された
光信号を、光周波数毎に分波する複数の光周波数分波手
段と、 前記光周波数多重化光信号の光周波数毎に対応して設け
られ、前記複数の光周波数分波手段から出力される当該
光周波数の光信号の中から、いずれか1つの光信号を選
択する複数の選択手段と、 前記複数の前記選択手段から出力される各々異なる光周
波数の光信号を光周波数多重する光周波数合波手段とを
具備することを特徴とする請求項1または2記載の光ク
ロスコネクト装置。 - 【請求項4】 前記複数の光周波数分波手段および前記
光周波数合波手段は、アレイ導波路格子型光合波分波器
で構成されていることを特徴とする請求項3記載の光ク
ロスコネクト装置。 - 【請求項5】 前記光周波数多重選択手段は、 入力された2つの光周波数多重化光信号を各々第1およ
び第2の偏光成分に分離する第1の偏波スプリッタと、 前記第1の偏波スプリッタに接続され、一方の前記光周
波数多重化光信号の第1の偏光成分と、他方の前記光周
波数多重化光信号の第2の偏光成分とを伝搬する第1の
光導波路と、 前記第1の偏波スプリッタに接続され、一方の前記光周
波数多重化光信号の第2の偏光成分と、他方の前記光周
波数多重化光信号の第1の偏光成分とを伝搬する第2の
光導波路と、 前記光周波数多重化光信号の所定の光周波数を有する第
1の偏光成分と第2の偏光成分とを交換する振動周波数
を発生し、その振動を前記第1および第2の光導波路上
に伝搬させる音響弾性波発生手段と、 前記第1の光導波路を伝搬する前記第1の偏光成分と、
前記第2の光導波路を伝搬する第2の偏光成分とを合波
して、該第1および第2の偏光成分に対応した光周波数
を有する光信号を第1のポートから出力するとともに、
前記第1の光導波路を伝搬する第2の偏光成分と、前記
第2の光導波路を伝搬する第1の偏光成分とを合波し
て、該第1および第2の偏光成分とに対応した光周波数
を有する光信号を第2のポートから出力する第2の偏波
スプリッタとを具備することを特徴とする請求項1また
は2記載の光クロスコネクト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270054A JPH08130756A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 光クロスコネクト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270054A JPH08130756A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 光クロスコネクト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130756A true JPH08130756A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17480884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6270054A Pending JPH08130756A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 光クロスコネクト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08130756A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1657953A2 (en) * | 2004-11-10 | 2006-05-17 | Fujitsu Limited | Optical transmitting apparatus with an increased number of paths |
US7340175B2 (en) | 2002-01-18 | 2008-03-04 | Nec Corporation | Non-uniform optical waveband aggregator and deaggregator and hierarchical hybrid optical cross-connect system |
JP2014082649A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Nec Corp | 伝送装置、波長分割多重伝送システム及びそれらに用いるデータ管理方法 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP6270054A patent/JPH08130756A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7340175B2 (en) | 2002-01-18 | 2008-03-04 | Nec Corporation | Non-uniform optical waveband aggregator and deaggregator and hierarchical hybrid optical cross-connect system |
EP1657953A2 (en) * | 2004-11-10 | 2006-05-17 | Fujitsu Limited | Optical transmitting apparatus with an increased number of paths |
US7620321B2 (en) | 2004-11-10 | 2009-11-17 | Fujitsu Limited | Optical transmitting apparatus, method of increasing the number of paths of the apparatus, and optical switch module for increasing the number of paths of the apparatus |
JP2014082649A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Nec Corp | 伝送装置、波長分割多重伝送システム及びそれらに用いるデータ管理方法 |
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