JPH08129828A - データ記録方法、データ記録装置、データ再生方法及びデータの記録媒体 - Google Patents

データ記録方法、データ記録装置、データ再生方法及びデータの記録媒体

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JPH08129828A
JPH08129828A JP6288674A JP28867494A JPH08129828A JP H08129828 A JPH08129828 A JP H08129828A JP 6288674 A JP6288674 A JP 6288674A JP 28867494 A JP28867494 A JP 28867494A JP H08129828 A JPH08129828 A JP H08129828A
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頼明 金田
Hiroshi Ogawa
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    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/0092Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which are linked to media defects or read/write errors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】違法コピーを有効に回避することができるデー
タ記録方法、データ記録装置、データ再生方法及びデー
タの記録媒体を提案する。 【構成】本発明は、記録時、記録データ列(S1)の論
理レベルを局所的に反転して、またディフェクトを形成
して、故意にビット誤りを形成し、このビット誤りによ
り種々のデータを記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ記録方法、デー
タ記録装置、データ再生方法及びデータの記録媒体に関
し、例えばコンピュータプログラムの違法コピーを有効
に回避するために利用でき、具体的にはCD−ROM
(Compact Disk−Read Only Memory)等の製造装置、再
生装置等に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−ROMにおいては、コンパ
クトディスクと同一の製造工程において量産でき、かつ
大量のデータを記録できることにより、コンピュータプ
ログラム等の供給に利用されるようになされている。
【0003】すなわちCD−ROMの制作工程は、記録
に供する一連のユーザーデータをブロック化した後、各
ブロックに誤り訂正符号でなる補助データ、シンク、ヘ
ッダを付加する。さらに制作工程は、続いてスクランブ
ル処理し、これによりCD−ROMのデータ構造に従っ
てユーザーデータをシリアルデータに変換する。
【0004】さらにCD−ROMの制作工程は、コンパ
クトディスクのフォーマットに従って、このシリアルデ
ータを符号化処理、EFM(Eight to Fourteen Modula
tion)変調してマザーディスクを作成する。これにより
CD−ROMは、コンピュータプログラム等の貴重なデ
ータを簡易に供給することができるようになされ、また
コンパクトディスクに比して誤り訂正能力を強化したこ
とにより、傷等の影響を有効に回避して記録したデータ
を確実に読み出すことができるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでCD−ROM
は、コンピュータプログラム等の大量のデータを供給す
るために用いられることにより、違法コピーによりいわ
ゆる海賊版が作成されることが考えられる。従って、こ
の種の違法コピーを有効に回避することが求められる。
【0006】この場合従来のフロッピディスクに適用さ
れているコピー防止策を適用することが考えられる。す
なわちこの種のコピー防止策として、フロッピディスク
に格納されたファイルのいくつかを不可視ファイル(す
なわち属性を〔Hidden〕に設定する処理でなる)に設定
する方法がある。またファイル構造の外にキーとなるデ
ータを記録し、このデータを検出困難にする方法もあ
る。さらにプログラムをインストールする際にフロッピ
ディスクのケースに書き込んだシリアルナンバーを入力
させることにより、違法コピーを検出し、インストール
作業を中止する方法もある。
【0007】ところがフロッピディスクでデータを供給
する場合でも、これらの方法の何れを適用しても、違法
コピーを完全に防止できない欠点がある。従ってCD−
ROMにこれらのコピー防止策を適用しても、完全に違
法コピーを防止できないと考えられる。
【0008】特にCD−ROMの場合、大量のデータを
簡易に供給できることにより、一旦、海賊版のマザーデ
ィスクが作成されると、違法コピーのCD−ROMも簡
易に作成され、大量に市場に投入される欠点がある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、この種の違法コピーを有効に回避することができる
データ記録方法、データ記録装置、データ再生方法及び
データの記録媒体を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ユーザーデータと、このユーザー
データを誤り訂正する誤り訂正符号とを記録データ列に
変換し、この記録データ列を規定の記録媒体に記録する
データ記録方法において、この誤り訂正符号で誤り訂正
できるビット誤りが発生するように、この記録データ列
の論理レベルを部分的に切り換えて記録媒体に記録す
る。
【0011】また課題を解決するため、ユーザーデータ
と、このユーザーデータを誤り訂正する誤り訂正符号と
が、記録データに変換されて記録された記録媒体に対し
て、この誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発
生するように、このユーザーデータに対応して故意にデ
ィフェクトを形成する。
【0012】好ましくは、この記録媒体に局所的に光ビ
ームを照射してディフェクトを形成する。
【0013】さらに、この誤り訂正符号が、ユーザーデ
ータの誤りを訂正する第1の誤り訂正符号と、このユー
ザーデータ及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2
の誤り訂正符号で形成され、記録データ列が、規定のブ
ロック単位で、このユーザーデータに第1及び第2の誤
り訂正符号が付加されて生成される場合において、この
データ記録方法は、ビット誤りを、第2の誤り訂正符号
では誤り訂正することが困難で、かつ第1の誤り訂正符
号で誤り訂正できる頻度に設定することにより、先の誤
り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生するよう
にする。
【0014】また、誤り訂正符号による処理結果に基づ
いてユーザーデータの処理に必要なキーのデータを検出
することができるように、ユーザーデータに対して又は
記録データ列に対して、先のビット誤りのタイミングを
規定のタイミングに設定する。
【0015】さらにこのビット誤りのタイミングを、ユ
ーザーデータのバイトを単位にして設定する。
【0016】またこれに代え、このビット誤りのタイミ
ングを、ブロックを単位にして設定する。
【0017】さらにかかる課題を解決するため、順次入
力されるユーザーデータに、このユーザーデータを誤り
訂正する誤り訂正符号を付加してこのユーザーデータを
記録データ列に変換するデータ処理手段と、この誤り訂
正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生するように、
この記録データ列の論理レベルを部分的に切り換える記
録データ加工手段と、この記録データ列を記録媒体に記
録する記録手段とを具えるようにする。
【0018】また、かかる課題を解決するため、ユーザ
ーデータと、このユーザーデータを誤り訂正する誤り訂
正符号とが記録データ列に変換されて記録された記録媒
体に対して、この記録媒体からユーザーデータを再生し
て再生結果を出力する再生手段と、この誤り訂正符号で
誤り訂正できるビット誤りが発生するように、先の再生
結果に基づいて、ユーザーデータに対応して故意にディ
フェクトを形成するディフェクト形成手段とを具えるよ
うにする。
【0019】このとき、このディフェクト形成手段が、
記録媒体に局所的に光ビームを照射してディフェクトを
形成するようにする。
【0020】また、先の誤り訂正符号が、ユーザーデー
タの誤りを訂正する第1の誤り訂正符号と、このユーザ
ーデータ及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の
誤り訂正符号で形成され、記録データ列が、規定のブロ
ック単位で、ユーザーデータに第1及び第2の誤り訂正
符号が付加されて生成される場合において、記録データ
加工手段又はディフェクト形成手段は、ビット誤りを、
第2の誤り訂正符号では誤り訂正することが困難で、か
つ第1の誤り訂正符号で誤り訂正できる頻度に設定する
ことにより、先の誤り訂正符号で誤り訂正できるように
ビット誤りを設定する。
【0021】さらに記録データ加工手段又はディフェク
ト形成手段は、誤り訂正符号による処理結果に基づいて
ユーザーデータの処理に必要なキーのデータを検出する
ことができるように、ユーザーデータに対して又は記録
データ列に対して、ビット誤りのタイミングを規定のタ
イミングに設定する。
【0022】また記録データ加工手段又はディフェクト
形成手段は、ビット誤りのタイミングを、ユーザーデー
タのバイトを単位にして設定する。
【0023】またこれに代え、記録データ加工手段又は
ディフェクト形成手段は、ビット誤りのタイミングを、
ブロックを単位にして設定する。
【0024】また、かかる課題を解決するため、ユーザ
ーデータが、ユーザーデータを誤り訂正する誤り訂正符
号と共に記録データ列に変換されて記録された記録媒体
に対して、この記録媒体からユーザーデータを再生する
再生方法において、誤り訂正符号による誤り訂正処理を
実行して、ユーザーデータを再生して第1の再生データ
を得、誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行しない
で、ユーザーデータを再生して第2の再生データを得、
この第1及び第2の再生データの比較結果に基づいて、
記録媒体に記録されたユーザーデータ以外のデータを検
出する。
【0025】また、この誤り訂正符号が、ユーザーデー
タの誤りを訂正する第1の誤り訂正符号と、ユーザーデ
ータ及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の誤り
訂正符号で形成される場合において、データ再生方法
は、第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難な場合におい
て、第1の誤り訂正符号により誤り訂正処理を実行し
て、ユーザーデータを再生することにより、先の誤り訂
正符号による誤り訂正処理を実行してなる第1の再生デ
ータを得、第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難な場合に
おいて、第1の誤り訂正符号により誤り訂正処理を実行
しないで、ユーザーデータを再生することにより、先の
誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行しない第2の再
生データを得るようにする。
【0026】またこのデータ再生方法は、第1及び第2
の再生データをバイト単位で比較する。
【0027】さらにこのデータ再生方法は、記録データ
を形成するブロック単位で、第1及び第2の再生データ
を比較する。
【0028】また、かかる課題を解決するため、ユーザ
ーデータと、このユーザーデータを誤り訂正する第1の
誤り訂正符号と、ユーザーデータ及び第1の誤り訂正符
号を誤り訂正する第2の誤り訂正符号とが、記録データ
列に変換されて記録された記録媒体に対して、この記録
媒体からユーザーデータを再生する再生方法において、
第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難で、かつ第1の誤り
訂正符号で誤り訂正可能な状態を検出し、該状態を検出
したタイミングに基づいて、記録媒体に記録されたユー
ザーデータ以外のデータを検出する。
【0029】また、このデータ再生方法は、第2の誤り
訂正符号で誤り訂正困難で、かつ第1の誤り訂正符号で
誤り訂正可能な状態を、ユーザーデータのバイト単位で
検出する。
【0030】さらにこのデータ再生方法は、第2の誤り
訂正符号で誤り訂正困難で、かつ第1の誤り訂正符号で
誤り訂正可能な状態を、記録データを形成するブロック
単位で検出する。
【0031】さらに、かかる課題を解決するため、ユー
ザーデータと、ユーザーデータを誤り訂正する誤り訂正
符号とが記録データ列に変換されて記録されたデータの
記録媒体において、この誤り訂正符号で誤り訂正できる
ビット誤りを故意に形成する。
【0032】さらに、このビット誤りは、ディフェクト
を故意に形成することにより作成する。
【0033】またこのデータの記録媒体は、光ディスク
でなるようにする。
【0034】またこの誤り訂正符号は、ユーザーデータ
を誤り訂正する第1の誤り訂正符号と、ユーザーデータ
及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の誤り訂正
符号で形成されるようにし、このビット誤りは、第2の
誤り訂正符号では誤り訂正することが困難で、かつ第1
の誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りでなるよう
にする。
【0035】
【作用】ユーザーデータと、このユーザーデータを誤り
訂正する誤り訂正符号とを記録データ列に変換し、この
記録データ列を規定の記録媒体に記録するデータ記録方
法において、この誤り訂正符号で誤り訂正できるビット
誤りが発生するように、この記録データ列の論理レベル
を部分的に切り換えて記録媒体に記録することにより、
このビット誤りのタイミングによって、単にユーザーデ
ータを再生しただけでは検出することが困難なデータを
記録することができる。
【0036】また故意にディフェクトを形成してこのよ
うなビット誤りを形成すれば、既にユーザーデータが記
録された記録媒体に対して、この種のデータを記録する
ことができる。
【0037】記録媒体に局所的に光ビームを照射してデ
ィフェクトを形成すれば、例えばCD−ROMでなる光
ディスク等について、ディフェクトを形成することがで
きる。
【0038】さらにこの誤り訂正符号が、ユーザーデー
タの誤りを訂正する第1の誤り訂正符号と、このユーザ
ーデータ及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の
誤り訂正符号で形成されている場合には、第2の誤り訂
正符号では誤り訂正することが困難で、かつ第1の誤り
訂正符号で誤り訂正できるようにビット誤りの頻度を設
定することにより、2重に強化された誤り訂正符号を有
効に利用して、この種のデータを記録することができ
る。
【0039】また、誤り訂正符号による処理結果に基づ
いてユーザーデータの処理に必要なキーのデータを検出
することができるように、ユーザーデータに対して又は
記録データ列に対して、先のビット誤りのタイミングを
規定のタイミングに設定して、単にユーザーデータを再
生しただけでは検出することが困難なこの種のデータを
キーのデータに利用することができる。
【0040】具体的に、このビット誤りのタイミング
を、ユーザーデータのバイトを単位にして設定して、ま
たこれに代えてブロックを単位にして設定して、この種
のデータを記録することができる。
【0041】順次入力されるユーザーデータに、このユ
ーザーデータを誤り訂正する誤り訂正符号を付加してこ
のユーザーデータを記録データ列に変換するデータ処理
手段と、この誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤り
が発生するように、この記録データ列の論理レベルを部
分的に切り換える記録データ加工手段と、この記録デー
タ列を記録媒体に記録する記録手段とを具えるようにす
れば、故意にビット誤りを生成して単にユーザーデータ
を再生しただけでは検出することが困難なデータを記録
することができる。
【0042】誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤り
が発生するように、再生結果に基づいて、ユーザーデー
タに対応して故意にディフェクトを形成するディフェク
ト形成手段を具えるようにすれば、予めユーザーデータ
と、このユーザーデータの誤り訂正符号とを記録した記
録媒体について、この種のデータを記録することができ
る。
【0043】このときこのディフェクト形成手段が、記
録媒体に局所的に光ビームを照射してディフェクトを形
成する場合、例えばCD−ROMでなる光ディスク等に
ついて、ディフェクトを形成することができる。
【0044】また、記録データ加工手段又はディフェク
ト形成手段が、ビット誤りを、第2の誤り訂正符号では
誤り訂正することが困難で、かつ第1の誤り訂正符号で
誤り訂正できる頻度に設定すれば、2重に強化された誤
り訂正符号を有効に利用して、この種のデータを記録す
ることができる。
【0045】さらに、記録データ加工手段又はディフェ
クト形成手段が、ユーザーデータに対して又は記録デー
タ列に対して、ビット誤りのタイミングを規定のタイミ
ングに設定することにより、誤り訂正符号による処理結
果に基づいてユーザーデータの処理に必要なキーのデー
タを検出することができるようにすれば、単にユーザー
データを再生しただけでは検出することが困難なこの種
のデータをキーのデータに利用することができる。
【0046】具体的に、記録データ加工手段又はディフ
ェクト形成手段が、ビット誤りのタイミングを、ユーザ
ーデータのバイトを単位に設定して、またこれに代えて
ブロックを単位に設定して、この種のデータを記録する
ことができる。
【0047】また記録媒体からユーザーデータを再生す
る場合に、誤り訂正処理を実行して再生した第1の再生
データと、誤り訂正処理を実行しないで再生した第2の
再生データとの比較結果を得るようにすれば、故意に形
成されたビット誤りに基づいてデータを検出することが
でき、これにより記録媒体に記録されたユーザーデータ
以外のデータを検出することができる。
【0048】またこの誤り訂正符号が、ユーザーデータ
の誤りを訂正する第1の誤り訂正符号と、ユーザーデー
タ及び第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の誤り訂
正符号とで形成される場合において、第2の誤り訂正符
号で誤り訂正困難な場合に、第1の誤り訂正符号による
誤り訂正処理を実行した第1の再生データと、第1の誤
り訂正符号による誤り訂正処理を実行しない第2の再生
データとを得、これにより比較結果を得るようにすれ
ば、2重に強化された誤り訂正符号を有効に利用して、
この種のデータを再生することができる。
【0049】具体的に、このデータ再生方法が、第1及
び第2の再生データをバイト単位で、又は記録データを
形成するブロック単位で、第1及び第2の再生データを
比較して、この比較結果によりこの種のデータを検出す
ることができる。
【0050】また記録媒体からユーザーデータを再生す
る際に、第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難で、かつ第
1の誤り訂正符号で誤り訂正可能な状態を検出し、該状
態を検出したタイミングに基づいて、記録媒体に記録さ
れたユーザーデータ以外のデータを検出すれば、故意に
形成したビット誤りにより記録されたデータを、検出す
ることができる。
【0051】またこのときも、この状態をユーザーデー
タのバイト単位で検出して、また記録データを形成する
ブロック単位で検出して、具体的にこの種のデータを検
出することができる。
【0052】さらにデータの記録媒体において、この誤
り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが故意に形成さ
れれば、この故意に形成されたビット誤りにより、単に
ユーザーデータを再生しただけでは検出することが困難
なデータを記録することができる。
【0053】さらにこのビット誤りを、ディフェクトを
故意に形成することにより作成すれば、記録済の記録媒
体についても、この種のデータを記録することができ
る。
【0054】またこのデータの記録媒体は、光ディスク
でなるようにすれば、量産されたCD−ROM等に適用
することができる。
【0055】またこのビット誤りが、第2の誤り訂正符
号では誤り訂正することが困難で、かつ第1の誤り訂正
符号で誤り訂正できるビット誤りでなるようにすれば、
2重に強化された誤り訂正符号を有効に利用して、この
種のデータを記録することができる。
【0056】
【実施例】以下、適宜図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳述する。
【0057】(1)第1の実施例 図1は、この実施例に係るCD−ROMのマスタリング
装置を示すブロック図である。CD−ROMは、製造工
程において、始めにこのマスタリング装置1によりガラ
ス原盤2を露光して製造が開始される。ここでこのガラ
ス原盤2は、平面度、平滑度が管理されたガラス基板上
にスピンコートによってフォトレジストが塗布されて形
成される。
【0058】マスタリング装置1は、図示しないスピン
ドルモータによってこのガラス原盤2を回転駆動し、所
定の送り機構によってレーザービームL1の照射位置を
ガラス原盤2の内周側から外周側に所定速度で移動させ
る。このようにして規定の条件でガラス原盤2を駆動し
た状態で、マスタリング装置1は、予め編集装置等によ
り作成された記録に供するユーザーデータD1を、デー
タストレージ等から誤り検出符号回路(EDC:Error
Detecting Code)3に与える。
【0059】ここでこの実施例において、このユーザー
データD1は、コンピュータのプログラムを形成するデ
ータであり、このユーザーデータD1とは別にフロッピ
ディスクによって供給されるインストールプログラムに
より、コンピュータに内蔵のハードディスク装置にCD
−ROMからダウンロードされて使用される。
【0060】図2に示すように、このユーザーデータD
1に同期して、シンクヘッダ生成回路4は、シンクSY
NC及びヘッダHDを生成して誤り検出符号回路3に出
力する。誤り検出符号回路3は、所定のブロック単位
(すなわち2048〔バイト〕単位でなる)でユーザー
データD1にシンクSYNC及びヘッダHDを付加す
る。さらに誤り検出符号回路3は、誤り検出に使用する
誤り検出符号(すなわちEDC:Error Detecting Code
でなる)を各ブロック単位で生成してユーザーデータD
1に付加し、続く誤り訂正符号回路(ECC:Error Co
rrecting Code )5に出力する。誤り訂正符号回路5
は、誤り訂正に使用する誤り訂正符号(すなわちEC
C:Error Correcting Code でなる)を誤り検出符号回
路3の出力データに付加して出力する。
【0061】スクランブル回路6は、この誤り訂正符号
回路5の出力データについて、シンクSYNC以外のデ
ータをブロック単位でスクランブル処理して出力する。
これによりマスタリング装置1では、ユーザーデータD
1をCD−ROMについて規定されたデータ構造に変換
し、この実施例の場合、ユーザーデータD1を、CD−
ROMについて規定されたモード1のデータ構造に変換
する。
【0062】サーク回路7は、スクランブル回路6の出
力データに、コンパクトディスクについて規定された誤
り訂正符号(CIRC:Cross Interleave Reed-Solomo
n Code)を付加すると共に、この出力データをインター
リーブして出力する。EFM変調回路(EFM)8は、
このサーク回路7の出力データにサブコードSUBを付
加した後、EFM変調する。
【0063】これによりマスタリング装置1は、EFM
変調回路8でレーザービーム変調用の駆動信号S1を生
成すると共に、この駆動信号S1により図示しない光変
調器を駆動し、ガスレーザーから出射されるレーザービ
ームL1をオンオフ制御する。さらにマスタリング装置
1は、光学系を介してこのレーザービームL1をガラス
原盤2の情報記録面に集光する。これによりマスタリン
グ装置1は、CD−ROMに規定されたフォーマットに
従って、ユーザーデータD1を記録データ列でなるこの
駆動信号S1に変換し、この駆動信号S1に応じて順次
間欠的にガラス原盤2の情報記録面を露光する。
【0064】かくしてこのようにしてガラス原盤2を露
光すると、CD−ROMの製造工程は、続く現像処理、
電鋳処理を経てガラス基板上に順次ピットが形成されて
なるメタルディスクを作成し、このメタルディスクを原
盤にしてマザーディスク、さらにはマザーディスクから
CD−ROMを作成する。従ってCD−ROMにおいて
は、この駆動信号S1に対応するように順次ピットが形
成され、必要な情報が記録されることになる。
【0065】このようにレーザービームL1をオンオフ
制御する際に、演算処理回路構成のシステム制御回路1
0は、シンクSYNC及びヘッダHDをモニタすること
により、EFM変調回路8から出力される駆動信号S1
のタイミングを監視する。これによりシステム制御回路
10は、ユーザーデータD1のうちのインストールプロ
グラムに対応するデータにおいて、規定バイトのデータ
が駆動信号S1として出力されるタイミングを検出し、
このタイミングで制御回路11にトリガ信号を出力す
る。制御回路11は、トリガ信号に応動してスイッチ回
路12を駆動し、このタイミングでスイッチ回路12に
より駆動信号S1の信号レベルを反転させる。
【0066】これにより図3に示すように、この実施例
では、本来の正しい駆動信号S1(図3(A))に対し
て、規定のタイミングTで駆動信号S1の信号レベルを
反転させ、この駆動信号S1に従ってレーザービームL
1をオンオフ制御する(図3(B))。従ってこのガラ
ス原盤2によって作成されるCD−ROMは、再生時、
この駆動信号S1の信号レベルを反転した部分でビット
誤りが発生することになる。これによりマスタリング装
置1では、再生したユーザーデータD1の規定バイトで
ビット誤りが発生するように駆動信号S1を加工してユ
ーザーデータD1を記録する。
【0067】かくするにつきCD−ROMは、2重に強
化された誤り訂正符号により、コピー元のビット誤りま
で含めては、コピー元をそっくりそのままコピーするこ
とが困難な長所がある。これによりマスタリング装置1
では、再生時、ビット誤りを検出してユーザーデータD
1の処理に必要な有意のデータを形成できるように、ビ
ット誤りの発生タイミングを選定して故意にビット誤り
を形成し、これにより違法コピーを有効に回避する。
【0068】すなわちこのビット誤りが軽度の場合、再
生されたユーザーデータは、コンパクトディスクについ
て規定された誤り訂正符号(CIRC)で誤り訂正処理
されることになる。これに対してこのビット誤りが激し
い場合、再生されたユーザーデータは、コンパクトディ
スクについて規定された誤り訂正符号(CIRC)では
完全に誤り訂正できなくなり、CD−ROMについて強
化された誤り訂正符号により誤り訂正されることにな
る。また、さらにこのビット誤りが激しくなると、再生
されたユーザーデータは、結局CD−ROMについて強
化された誤り訂正符号によっても誤り訂正できなくな
る。
【0069】このためこの実施例において、このビット
誤りの頻度は、コンパクトディスクについて規定された
誤り訂正符号(CIRC)で誤り訂正することが困難
で、かつCD−ROMについて強化された誤り訂正符号
によって誤り訂正できる頻度に設定される。これにより
マスタリング装置1では、2重に強化された誤り訂正符
号を有効に利用して、ユーザーデータD1の処理に必要
な有意のデータを確実に記録再生できるように、ユーザ
ーデータD1を記録する。
【0070】さらにこの実施例において、このビット誤
りは、CD−ROMについて強化された誤り訂正符号に
よって誤り訂正処理して再生した第1のユーザーデータ
D1(以下オンデータと呼ぶ)と、この誤り訂正符号に
よって誤り訂正処理しないで再生した第2のユーザーデ
ータ(以下オフデータと呼ぶ)とをバイト単位で比較
し、その比較結果からこのCD−ROMに割り当てられ
たシリアルナンバーを検出することができるように、規
定のタイミングに選定されるようになされている。これ
によりこのマスタリング装置1では、ユーザーデータD
1の処理に必要な有意のデータとしてシリアルナンバー
を選定し、このシリアルナンバーをいわゆる隠しコード
として記録する。
【0071】すなわちCD−ROMでは、上述したデー
タ構造の他に、オーデイオデータ、画像データ等に利用
されるモード2のデータ構造が規定されており、このモ
ード2の場合、CD−ROMについて強化された誤り訂
正符号を使用しないで、その分多くのユーザーデータを
各ブロックに割り当て得るようになされている。従って
CD−ROMを再生するCD−ROMドライブでは、各
ヘッダのモード判別結果に応じて、またホストコンピュ
ータからの要求に応じて誤り訂正処理回路の動作を切り
換えることができるようになされている。
【0072】このCD−ROMドライブの動作を前提と
して、一般に海賊版のCD−ROMは、CD−ROMド
ライブによりCD−ROMのデータをそっくり読み出し
てガラス原盤に記録し、このガラス原盤より作成され
る。従ってこの実施例では、モード1のデータ構造に変
換してユーザーデータD1を記録したことにより、単に
CD−ROMドライブでCD−ROMのデータをそっく
り読み出す場合、CD−ROMについて強化された誤り
訂正符号により誤り訂正処理されたユーザーデータがC
D−ROMドライブから出力されることになる。すなわ
ちこの場合、強制的にビット誤りするようにしたユーザ
ーデータD1については、そっくりコピーすることが困
難になる。
【0073】これに対してモード2のデータ構造に対応
するように、ホストコンピュータによってCD−ROM
ドライブの動作モードを強制的に切り換えて再生するこ
とも考えられる。ところがこの場合、強制的にビット誤
りするようにしたユーザーデータD1についてはコピー
することが可能になる反面、ディフェクト等による本来
のビット誤りもそのままコピーされることになる。従っ
て隠しコード以外のユーザーデータについては、結局、
極めて低い頻度ではあるがビット誤りして再生されるこ
とになり、結局、コピーしても正常にプログラムを実行
することが困難になる。
【0074】これに対してこの隠しコードの部分につい
てのみCD−ROMドライブの動作モードを切り換えれ
ば、強制的にビット誤りするようにしたユーザーデータ
D1についてはコピーすることが可能になり、また他の
ユーザーデータD1についてもビット誤りを有効に回避
することができる。ところがこの場合は、インストール
プログラムを解析することが必要になり、この解析に多
くの時間を要することになる。また他のディフェクト等
の影響によっては、この場合でも、強制的にビット誤り
するようにしたユーザーデータD1については、そっく
りコピーすることが困難になり、結局、この場合も簡易
にコピーすることが困難になる。
【0075】かくしてCD−ROMでは、コピー元のビ
ット誤りまで含めて、コピー元をそっくりそのままコピ
ーすることが困難になり、この実施例では、この特徴を
有効に利用して違法コピーを有効に回避する。また上述
したCD−ROMドライブの機能を有効に利用して、正
規のCD−ROMについては、隠しコードとして記録し
たシリアルデータを検出する。
【0076】具体的に、マスタリング装置1は、再生し
たオンデータとオフデータとをバイト単位で比較して不
一致のオンデータ及び又はオフデータを抽出したとき、
抽出した一連のデータ列がこのユーザーデータD1を記
録したCD−ROMのシリアルナンバーになるように、
規定のタイミングで駆動信号S1の信号レベルを反転す
る。これによりCD−ROMでは、このコピー困難な隠
しコードにシリアルナンバーを割り当て、このシリアル
ナンバーを基準にして違法コピーか否か判断できるよう
になされている。
【0077】ところでこのように強制的にビット誤りす
るように設定すると、このCD−ROMをインストール
する場合、結局、CD−ROMについて強化された誤り
訂正符号によって誤り訂正したのでは、このビット誤り
による隠しコードを検出できないことになる。このため
この部分についてはコンパクトディスクについて規定さ
れた誤り訂正符号によってのみ誤り訂正処理して再生す
ることになるが、この場合ディフェクト等の影響によ
り、隠しコードを正しく検出できない恐れがある。
【0078】このためこの実施例では、このように強制
的にビット誤りを形成する部分については、同一のユー
ザーデータを繰り返し記録し、またこの繰り返しに対応
して駆動信号S1の反転処理を繰り返す。これによりマ
スタリング装置1では、強制的にビット誤りを形成する
場合でも、繰り返し隠しコードを再生して正しい隠しコ
ードを検出することができるようになされている。
【0079】かくしてこのガラス原盤2により作成され
るCD−ROMは、そっくりコピーすることが困難なこ
とから、このCD−ROMを使用するコンピュータシス
テム側で、違法コピーのCD−ROMについて、このC
D−ROMの特徴を有効に利用して何らかの対処を施す
ことにより、違法コピーのCD−ROMについては動作
しないようにすることができる。
【0080】図4は、コンピュータシステムを示すブロ
ック図であり、このコンピュータシステム15は、この
実施例によるCD−ROMの特徴を有効に利用して違法
コピーのCD−ROMについてはインストールしないよ
うに対処する。
【0081】すなわちこのコンピュータシステム15
は、上述したマスタリング装置1等によって作成したC
D−ROM16を、CD−ROMドライブ17にセット
する。さらにコンピュータシステム15は、フロッピデ
ィスク18をフロッピディスクドライブ19にセット
し、このフロッピディスク18に格納されたインストー
ルプログラムに従って、CD−ROM16のデータをホ
ストコンピュータ20にインストールする。
【0082】ここで図5に示すように、CD−ROMド
ライブ17は、CD−ROM16をスピンドルモータ2
2で回転駆動し、この状態で光ピックアップ23のレー
ザービームをCD−ROM16の情報記録面に集光す
る。ここでこの光ピックアップ23は、CD−ROM1
6の半径方向に可動することができるように保持され、
これによりCD−ROMドライブ17では、必要に応じ
て光ピックアップ23を可動して所望のデータをアクセ
スし、またリードインエリアからTOCデータ等を再生
することができるようになされている。
【0083】さらに光ピックアップ23は、CD−RO
M16からの戻り光を複数のフォトディテクタで受光
し、CD−ROMドライブ17では、この受光結果に基
づいてサーボ回路24により光ピックアップ23を駆動
してトラッキング制御及びフォーカス制御する。さらに
光ピックアップ23は、このフォトディテクタの出力信
号から、戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再
生信号RFを生成し、この再生信号RFをEFM復調回
路25に出力する。
【0084】ここでEFM復調回路25は、この再生信
号RFを規定の利得で増幅した後、再生クロックを検出
し、この再生クロックを速度制御回路26に出力する。
速度制御回路26は、この再生クロックが規定の周波数
になるようにスピンドルモータ22を駆動し、これによ
りCD−ROMドライブ17では、CD−ROM16を
線速度一定の条件で回転駆動する。
【0085】さらにEFM復調回路25は、この再生信
号RFを2値化してシリアルデータに変換した後、EF
M復調して出力する。デインターリーブ回路27は、こ
のシリアルデータをランダムアクセスメモリ(RAM:
Random Access Memory)28に格納してデインターリー
ブ処理する。さらにデインターリーブ回路27は、この
ランダムアクセスメモリ28に格納したデータをCIR
Cエラー訂正回路29に出力し、ここでコンパクトディ
スクについて規定された誤り訂正符号により誤り訂正処
理する。
【0086】かくしてCD−ROMドライブ17では、
このデインターリーブ回路27までの再生系がコンパク
トディスクと同一の再生系で形成され、コンパクトディ
スクプレイヤーでは、このデインターリーブ回路27の
出力データD2をディジタルアナログ変換してオーデイ
オ信号を出力するのに対し、CD−ROMドライブ17
では、このデインターリーブ回路27の出力データD2
を、CD−ROMについて規定されたデータ構造に従っ
てデータ処理する。
【0087】すなわちデスクランブル回路31は、この
デインターリーブ回路27の出力データD2を受け、シ
ンクを検出することにより、図2について上述したブロ
ックを検出し、各ブロック毎にデスクランブル処理す
る。さらにデスクランブル回路31は、ヘッダの検出結
果に基づいて、さらにはシステム制御回路32を介して
入力されるホストコンピュータ20の指示に従って、必
要に応じてエラー訂正・システム指示回路33で誤り訂
正処理し、処理結果をシステム制御回路32に出力し、
また誤り訂正処理したデータをRAM制御回路34に出
力する。
【0088】これによりCD−ROMドライブ17で
は、出力データD2のモードに応じて、またホストコン
ピュータ20の指示に従って、再生されたデータを誤り
訂正処理し、さらには誤り訂正処理結果をホストコンピ
ュータ20に出力できるようになされている。
【0089】RAM制御回路34は、エラー訂正・シス
テム指示回路33を介してシステム制御回路32の制御
コマンドを入力することにより、この制御コマンドに応
じてデスクランブル回路31の出力データをランダムア
クセスメモリ(RAM)35に格納し、また格納したデ
ータをインターフェース回路(IF)36に出力する。
これによりRAM制御回路34は、ランダムアクセスメ
モリ35と共に、再生データのバッファメモリ回路を形
成する。
【0090】インターフェース回路36は、例えばSC
SI(Small Computer System Interface )方式により
ホストコンピュータ20に接続され、ホストコンピュー
タ20から入力される制御コマンドを、エラー訂正・シ
ステム指示回路33を介してシステム制御回路32に出
力し、またエラー訂正・システム指示回路33を介して
システム制御回路32から出力される割り込み要求等
を、ホストコンピュータ20に出力する。
【0091】さらにインターフェース回路36は、例え
ばホストコンピュータ20からの制御コマンドに応動し
てこのCD−ROMドライブ17が読み出しモードに設
定されると、RAM制御回路34を介して出力される再
生データD3をホストコンピュータ20に出力する。こ
れによりCD−ROMドライブ17は、ホストコンピュ
ータ20からの制御コマンドに応動してシステム制御回
路32で全体の動作を制御し、CD−ROM16に記録
されたユーザーデータを再生データD3として出力する
ようになされている。
【0092】これに対してホストコンピュータ20は、
フロッピディスク18に記録されたインストールプログ
ラムに従って、図6に示す処理手順を実行する。これに
よりホストコンピュータ20は、再生データD3として
順次入力されるCD−ROM16のユーザーデータを内
蔵のハードディスク装置に取り込み、このCD−ROM
に記録されたプログラムをインストールする。
【0093】すなわちホストコンピュータ20は、ユー
ザーがフロッピディスクドライブ19にフロッピディス
ク18をセットしてインストールプログラムを立ち上げ
ると、このインストールプログラムに従って、ディスプ
レイ装置にメッセージを表示し、CD−ROM16のセ
ットをユーザーに促す。ここでCD−ROMドライブ1
7にCD−ROM16がセットされると、ホストコンピ
ュータ20は、CD−ROMドライブ17からの応答を
受け、ステップSP1からステップSP2に移り、ここ
でCD−ROM16のヴォリュームをチエックする。
【0094】このヴォリュームのチエックは、CD−R
OM16のリードインエリアを再生してCD−ROM1
6のヴォリュームを検出した後、続くステップSP3に
おいて、この再生したヴォリュームがインストールプロ
グラムで指定されるヴォリュームと一致するか否か判断
することにより実行される。
【0095】ここで検出したヴォリュームがインストー
ルプログラムで指定されるヴォリュームと一致しない場
合、ユーザーがCD−ROM16を間違えてセットした
場合等と考えられることにより、ホストコンピュータ2
0は、ステップSP4に移り、インストールの処理を中
止する。
【0096】これに対して検出したヴォリュームがイン
ストールプログラムで指定されるヴォリュームと一致し
た場合、ホストコンピュータ20は、ステップSP5に
移り、シリアルナンバーの入力を求めるメッセージをデ
ィスプレイ装置に表示する。この入力が求められるシリ
アルナンバーは、CD−ROM16のケースに印字され
たシリアルナンバーでなり、この実施例では、このシリ
アルナンバーとCD−ROM16の隠しコードを形成す
るシリアルナンバーとが一致するか否かにより、正規に
供給されたCD−ROM16か否かを判断する。
【0097】すなわちステップSP5において、ユーザ
ーがシリアルナンバーを入力すると、ホストコンピュー
タ20は、ステップSP6に移り、隠しコードの確認処
理でなるサブルーチンを実行し、ここで正しいCD−R
OMと判断した場合、ステップSP7に移ってインスト
ールの作業を実施した後、ステップSP8でこの処理手
順を終了する。
【0098】ここでこの確認処理のサブルーチンは、図
7に示す処理手順により実行される。すなわちホストコ
ンピュータ20は、このサブルーチンの処理において、
ステップSP9からステップSP10に移り、ここでC
D−ROMドライブ17に制御コマンドを発行し、CD
−ROMドライブ17をモード1のデータ構造に対応す
る誤り訂正オンモードに設定する。ここでこの誤り訂正
オンモードは、CD−ROMについて強化された誤り訂
正処理を実行するモードである。
【0099】この動作モードでホストコンピュータ20
は、続くステップSP11において、CD−ROMドラ
イブ17にアドレスデータ及び制御コマンドを発行し、
隠しコードの領域からユーザーデータを再生する。これ
によりホストコンピュータ20は、この隠しコードの領
域から誤り訂正処理したオンデータを再生する。
【0100】このときホストコンピュータ20は、この
隠しコードの領域については、同一のユーザーデータが
繰り返し記録されていることにより、繰り返し得られる
データ間で比較結果を得、この比較結果に基づいて本来
の正しいユーザーデータを検出する。すなわちこのよう
に故意にビット誤りを形成した場合、その分ディフェク
ト等による本来のビット誤りに対して裕度が小さくな
る。このためこの実施例では、同一のユーザーデータを
繰り返し記録すると共に、再生した同一データ間の比較
結果に基づいて本来のユーザーデータを検出し、これに
より故意にビット誤りを形成した場合も確実にオンデー
タを検出する。
【0101】続いてホストコンピュータ20は、ステッ
プSP12に移り、ここでCD−ROMドライブ17を
モード2のデータ構造に対応する誤り訂正オフモードに
設定する。ここでこの誤り訂正オフモードは、CD−R
OMについて強化された誤り訂正処理を実行しない動作
モードである。ホストコンピュータ20は、続いてステ
ップSP13に移り、この誤り訂正オフモードで再び隠
しコードの記録領域からユーザーデータを再生する。こ
れによりホストコンピュータ20は、故意に形成された
ビット誤りを有してなるオフデータを再生する。
【0102】このときホストコンピュータ20は、オン
データの場合と同様に、オフデータについても繰り返し
得られるデータ間で比較結果を得、この比較結果に基づ
いて本来の正しいオフデータを検出する。すなわちこの
ように故意にビット誤りを形成した場合、オフデータに
ついては、ディフェクト等による本来のビット誤りと判
別することが困難になる。このためこの実施例では、オ
フデータについても、再生した同一データ間の比較結果
に基づいて本来のオフデータを検出し、これにより確実
にオフデータを検出する。
【0103】このようにしてオンデータ及びオフデータ
を検出すると、ホストコンピュータ20は、続くステッ
プSP14において、このオンデータ及びオフデータを
例えばASCII(American Standard Code for Infor
mation Interchange)にデコードする。さらにホストコ
ンピュータ20は、続くステップSP15において、デ
コードしたオンデータとオフデータとをバイト単位で比
較し、その比較結果からCD−ROMのシリアルナンバ
ーを検出する。
【0104】ここでこのようにオンデータとオフデータ
とを比較すると、ホストコンピュータ20では、駆動信
号S1(図1)の信号レベルを反転したタイミングのユ
ーザーデータD1について、不一致の結果を得ることが
できる。ホストコンピュータ20は、この一致不一致の
比較結果をマスクとして使用して、オンデータ及びオフ
データから不一致のデータを抽出してデータ列を形成
し、これにより隠されたシリアルナンバーを検出する。
【0105】かくして上述したように、この実施例で
は、モード1のデータ構造に変換してユーザーデータD
1を記録したことにより、単にCD−ROMドライブで
CD−ROMのデータをそっくり読み出してコピーした
場合、正しくオフデータを検出できないことにより、こ
の場合正しいシリアルナンバーを検出することが困難に
なる。
【0106】これによりホストコンピュータ20は、続
くステップSP16において、この検出したシリアルナ
ンバーと、ステップSP5(図6)においてユーザーが
入力したシリアルナンバーとが一致するか否か判断し、
ここで不一致結果が得られると、ステップSP17に移
り、コピーされたディスクと判断する。さらにホストコ
ンピュータ20は、続くステップSP18において、イ
ンストール作業を実行しない旨のメッセージを表示した
後、この処理手順を中止し、これにより不法にコピーし
たCD−ROMについてはインストール作業を中止す
る。
【0107】これに対してステップSP16において、
一致結果が得られると、ホストコンピュータ20は、ス
テップSP19に移り、ここで正しいディスクと判断
し、ステップSP20からメインルーチンに戻る。かく
してホストコンピュータ20においては、強化された誤
り訂正符号を有効に利用してシリアルナンバーをCD−
ROMに記録することにより、正規のCD−ROMから
だけその内容をインストールすることができ、これによ
り違法コピーの市場における流通を制限することができ
る。
【0108】特にこの方法の場合、一般に流通している
CD−ROMドライブに対しては何ら手を加えることな
く、インストールプログラムを改良するだけで、又はこ
れに加えてこのインストールプログラムに対応してCD
−ROM16に記録するユーザーデータを一部加工する
だけで、簡易にコピーガードを形成することができる。
従ってその分、簡易かつ確実に違法コピーを回避するこ
とができる。
【0109】またCD−ROMについて2重に強化され
た誤り訂正符号を用いることにより、簡易かつ確実にこ
の種の隠しコードを記録し、また再生することができ、
この種のコピーガードを信頼性の高いものとすることが
できる。
【0110】以上の構成において、データストレージ等
から供給されるユーザーデータD1は(図1)、誤り検
出符号回路3でシンクSYNC、ヘッダHD及び誤り検
出符号が付加され、続く誤り訂正符号回路5で誤り訂正
符号が付加された後、スクランブル回路6でシンクSY
NC以外のデータがスクランブル処理され、これにより
CD−ROMについて規定されたモード1のデータ構造
に変換される(図2)。
【0111】このスクランブル回路6の出力データは、
サーク回路7において、コンパクトディスクについて規
定された誤り訂正符号が付加された後、インターリーブ
され、EFM変調回路8においてEFM変調されて駆動
信号S1に変換される。この駆動信号S1は、スイッチ
回路12において、強制的にビット誤りが発生するよう
に、規定のタイミングTで信号レベルが反転するように
加工された後(図3)、光変調器に出力され、レーザー
ビームL1をオンオフ制御する。
【0112】これによりユーザーデータD1は、CD−
ROMについて規定されたモード1のデータ構造に従っ
てガラス原盤2に記録される。このときユーザーデータ
D1は、コンパクトディスクについて規定された誤り訂
正符号(CIRC)で誤り訂正することが困難で、かつ
CD−ROMについて強化された誤り訂正符号によって
誤り訂正できる頻度に、かつ、オンデータとオフデータ
とをバイト単位で比較して不一致のデータを抽出したと
き、抽出したデータ列がこのユーザーデータD1を記録
したCD−ROMのシリアルナンバーになるように、故
意にビット誤りが形成されてガラス原盤2に記録され
る。
【0113】このようしてユーザーデータD1が記録さ
れると、ガラス原盤2は、現像処理、電鋳処理を経てメ
タルディスクが作成され、CD−ROMの作成工程で
は、このメタルディスクを原盤にしてマザーディスク、
さらにはマザーディスクからCD−ROMが作製され
る。これによりこのガラス原盤2より作成されたCD−
ROMは、CD−ROMドライブにおいて、故意に形成
したビット誤りを含んでまでもそっくりそのままコピー
することが困難なことにより、海賊版の作成を有効に回
避することができる。
【0114】かくしてこのCD−ROM16は、コンピ
ュータシステム15(図4)において、CD−ROMド
ライブ17にセットされ、フロッピディスク18に格納
されたインストールプログラムをホストコンピュータ2
0で実行することにより、このホストコンピュータ20
に内蔵のハードディスク装置に、記録した内容がダウン
ロードされる。
【0115】このインストールの際、ホストコンピュー
タ20により隠しコードの確認処理ルーチンが実行さ
れ、このときCD−ROMの隠しコードの領域から、誤
り訂正処理したオンデータと、誤り訂正処理しないオフ
データとが再生され、バイト単位で一致不一致が検出さ
れる。さらに不一致のデータが抽出され、この抽出した
データ列からCD−ROMに隠しコードとして記録され
たシリアルナンバーが検出される。
【0116】これによりホストコンピュータ20では、
このシリアルナンバーを基準にして違法コピーのディス
クか否か判断され、正しいCD−ROMについては、正
常なインストール作業が実行される。
【0117】以上の構成によれば、故意にビット誤りす
るように駆動信号S1を加工してCD−ROMを作成す
ることにより、この故意のビット誤りまで含めてそっく
りそのままコピーすることが困難なCD−ROMの特性
を有効に利用して、違法コピーを有効に回避することが
できる。さらにこのビット誤りにより、CD−ROMに
記録したプログラムの実行に必要な有意のデータを記録
し、さらにCD−ROMについて二重に強化された誤り
訂正符号を有効に利用して、また繰り返して記録してこ
のデータを確実に再生できるようにしたことにより、こ
の有意のデータにより再生側で海賊版の利用を制限する
ことができ、これによっても違法コピーを有効に回避す
ることができる。
【0118】(2)第2の実施例 この実施例においては、上述したようにユーザーデータ
D1を順次ブロック化してCD−ROMのデータ構造に
変換するにつき、このユーザーデータD1のブロックと
は別に暗号のブロック(以下暗号データブロックと呼
ぶ)を形成し、この暗号データブロックにより違法コピ
ーを有効に回避する。なおこの実施例において、マスタ
リング装置1等の構成は、上述した第1の実施例とほぼ
同様でなることから、第1の実施例により説明した図面
を流用して説明する。
【0119】すなわちこの実施例でマスタリング装置1
は、ユーザーデータD1と共に、又は別体に暗号データ
ブロックのデータが供給され、この暗号データブロック
のデータ及びユーザーデータD1を順次CD−ROMの
データ構造に変換してガラス原盤2に記録する。このと
きマスタリング装置1は、この暗号データブロックにお
いて、スイッチ回路12を規定のタイミングで駆動し、
これによりこの暗号データブロックで故意にビット誤り
を形成する。
【0120】ここでこの暗号データブロックは、ランダ
ムなデータが連続して形成される。この暗号データブロ
ックに対してビット誤り形成のタイミングは、この暗号
データブロックから得られるオンデータ及びオフデータ
を比較して不一致のデータを検出し、この不一致データ
の位置及び値を基準にして暗号データブロックのオンデ
ータ及びオフデータをそれぞれ検索してデータ列を形成
したとき、このオンデータ及びオフデータのデータ列が
一致するように選定される。これによりこの実施例で
は、この暗号データブロックにおいて、ビット誤りをキ
ーにして規定のデータ列を暗号化して記録する。
【0121】なおこのビット誤りの頻度は、第1の実施
例と同様に、コンパクトディスクについて規定された誤
り訂正符号(CIRC)で誤り訂正することが困難で、
かつCD−ROMについて強化された誤り訂正符号によ
って誤り訂正できる頻度に設定される。
【0122】これによりこの実施例では、このようにし
て形成したCD−ROMをインストールする際、図8に
示す暗号データブロックの検索ルーチンをホストコンピ
ュータ20で実行し、これにより違法コピーについては
インストール作業を中止するようになされている。
【0123】すなわちこの実施例で、ホストコンピュー
タ20は、ステップSP21からステップSP22に移
り、CD−ROMドライブ17に制御コマンドを発行
し、CD−ROMドライブ17を誤り訂正オンモードに
設定する。続いてホストコンピュータ20は、続くステ
ップSP23において、CD−ROMドライブ17にア
ドレスデータ及び制御コマンドを発行し、暗号データブ
ロックを再生してオンデータを読み取る。
【0124】続いてホストコンピュータ20は、続くス
テップSP24において、CD−ROMドライブ17を
誤り訂正オフモードに設定し、この状態で続くステップ
SP25において、再び暗号データブロックを再生し、
これによりオフデータを読み出す。
【0125】さらにホストコンピュータ20は、続くス
テップSP26において、このようにして読み出したオ
ンデータ及びオフデータをバイト単位で比較し、相違す
るデータを検出する。さらにホストコンピュータ20
は、続くステップSP27において、暗号データブロッ
クを形成する2048バイトのオンデータ及びオフデー
タをそれぞれ検索し、この相違するデータの位置及び値
に従って再びオンデータ及びオフデータを検索してオン
データ及びオフデータに対応する2つのデータ列を形成
する。
【0126】これによりホストコンピュータ20は、続
くステップSP28において、このオンデータ及びオフ
データのデータ列が一致するか否か判断し、ここで一致
結果が得られると、ステップSP29に移って正しいデ
ィスクと判断して続くステップSP30に移り、続くイ
ンストール作業を実行する。これに対してステップSP
28において、不一致の判断結果が得られると、ステッ
プSP31に移ってコピーされたディスクと判断し、続
いてステップSP32に移り、インストール作業を中止
する。
【0127】この第2の実施例によれば、別途専用の暗
号データブロックを形成し、この暗号データブロックで
故意にビット誤りを形成して暗号化したデータを記録す
るようにしても、第1の実施例の効果を得ることがで
き、さらに暗号化した分コピーガードの能力を向上する
ことができる。
【0128】(3)第3の実施例 この実施例では、ブロック単位で故意にビット誤りを形
成すると共に、インストールに先立ってCD−ROMの
チェックプログラムを実行し、これにより違法コピーを
検出する。なおこの実施例においても、マスタリング装
置1等の構成は、上述した第1の実施例とほぼ同様でな
ることから、第1の実施例により説明した図面を流用し
て説明する。
【0129】すなわちこの実施例でマスタリング装置1
は、ユーザーデータD1を順次CD−ROMのデータ構
造に変換してガラス原盤2に記録し、このとき各ブロッ
クに付されるヘッダをモニタすることにより、規定のブ
ロックで駆動信号S1の信号レベルを部分的に反転さ
せ、これによりブロック単位で故意にビット誤りを形成
する。
【0130】さらにこのビット誤りの頻度は、第1の実
施例と同様に、コンパクトディスクについて規定された
誤り訂正符号(CIRC)で誤り訂正することが困難
で、かつCD−ROMについて強化された誤り訂正符号
によって誤り訂正できる頻度に設定される。
【0131】これに対してCD−ROMドライブ17で
は、コンパクトディスクについて規定された誤り訂正符
号(CIRC)で誤り訂正することが困難な場合、その
旨フラグ等によりホストコンピュータに誤り訂正処理結
果を出力できるようになされており、この実施例ではC
D−ROMドライブのこの機能を利用してステータスを
検出する。
【0132】すなわちホストコンピュータ20は、CD
−ROMのチェックプログラムを開始すると、図9に示
す処理手順を実行する。ここでホストコンピュータ20
は、ステップSP35からステップSP36に移り、全
体を初期化すると共に、CD−ROMドライブ17に制
御コマンドを発行する。これによりホストコンピュータ
20は、コンパクトディスクについて規定された誤り訂
正符号(CIRC)で誤り訂正することが困難なブロッ
クについては、エラーフラグを発行するように、CD−
ROMドライブ17をセットする。
【0133】続いてホストコンピュータ20は、ステッ
プSP37に移り、このチェックプログラムで使用する
変数K及びNを値0にセットした後、続くステップSP
38において、変数Kを値1だけインクリメントする。
続いてホストコンピュータ20は、ステップSP39に
おいて、予め規定された特定ブロックのアドレスに変数
Kを加算してアドレスを更新する。さらにホストコンピ
ュータ20は、この更新したアドレスを制御コマンドと
共にCD−ROMドライブ17に発行し、これによりこ
の更新したアドレスで決まるブロックについて、ユーザ
ーデータを読み取る。
【0134】このときホストコンピュータ20は、ステ
ップSP40において、CD−ROMドライブ17が発
行するフラグを検出することにより、CD−ROMドラ
イブ17のステータスを監視し、これにより続くステッ
プSP41において、このブロックについて、コンパク
トディスクについて規定された誤り訂正符号(CIR
C)で誤り訂正することが困難なビット誤りが発生した
か否か判断する。
【0135】ここで肯定結果が得られると、ホストコン
ピュータ20は、ステップSP42に移り、変数NのK
ビット目を値1にセットした後、続くステップSP43
で変数Kをインクリメントする。さらにホストコンピュ
ータ20は、続くステップSP44において、変数Kが
規定値を越えたか否か判断し、この場合否定結果が得ら
れることによりステップSP39に戻る。これに対して
ステップSP41で否定結果が得られると、ステップS
P45において、変数NのKビット目を値0にセットし
た後、ステップSP43からステップSP44を経てス
テップSP39に戻る。
【0136】すなわち図3に対応して図10に示すよう
に、この実施例においては、正規の駆動信号S1の信号
レベルを反転して、例えばタイミングTで故意にビット
誤りを形成したことにより(図10(A)及び
(B))、またこのビット誤りの頻度をコンパクトディ
スクについて規定された誤り訂正符号(CIRC)で誤
り訂正することが困難な頻度に設定したことにより、こ
の変数Kで表されるブロックについては、誤り訂正困難
な旨(図10においては符号NGで表し、誤り訂正可能
な場合を符号OKで表す)のステータスST(図10
(C))が検出される。
【0137】従ってこの実施例のように、変数Kを順次
インクリメントして各ブロックのステータスSTを検出
すると共に、この検出したステータスに応じて値1又は
値0のビットを変数Nにセットすれば(図10
(D))、マスタリング装置1でセットされた秘密のデ
ータNを検出することができる。かくしてこの検出原理
に基づいてホストコンピュータ20は、ステップSP3
9−SP40−SP41−SP42−SP43−SP4
4−SP39の処理ループ、及びステップSP39−S
P40−SP41−SP45−SP43−SP44−S
P39の処理ループを規定ビット分だけ繰り返し、これ
により変数Nの論理レベルを順次設定してマスタリング
装置1でセットされた秘密のデータNを検出する。
【0138】このようにして変数Nについて論理レベル
のセットが完了すると、ホストコンピュータ20は、ス
テップSP44で肯定結果が得られ、ステップSP46
に移り、変数Nのビット列を8ビット単位で区切ってコ
ード変換する。これによりホストコンピュータ20は、
CD−ROMに記録されたデータ列を認識可能な状態に
変換して、変数Nのディスク読み取り作業を完了し、ス
テップSP47からメインルーチンに戻る。これにより
ホストコンピュータ20は、このメインルーチンにおい
て、変数Nが規定の値か否か判断し、その判断結果によ
りコピーされたCD−ROMか否か判断する。
【0139】かくして図9に示す構成によれば、第1の
実施例の効果に加えて、単にステータスを検出するだけ
で、違法コピーのCD−ROMを簡易に検出することが
できる。特にこのようにブロック単位で故意にビット誤
りを形成する場合、CD−ROMの比較的長い領域を利
用して隠しコードを記録することになることにより、隠
しコードの部分だけCD−ROMドライブの動作モード
を切り換えてコピーを形成する場合に、本来のディフェ
クト等によるビット誤りの確率を向上することができ、
その分バイト単位で故意にビット誤りを形成する場合に
比して、さらに一段と有効に違法コピーを回避すること
ができる。
【0140】(4)第4の実施例 この実施例では、既に製品として市場に投入される形態
にまで作成されたCD−ROMに、シリアルナンバーを
記録する。すなわち上述した第1〜第3の実施例では、
ガラス原盤2の作成過程でシリアルナンバー等を記録す
ることにより、このガラス原盤2より作成されるCD−
ROMに共通のシリアルナンバー等が記録される。これ
に対してコピーガードにおいては、CD−ROMに個別
の隠しコードを入力する方が完全な場合もあり、このた
めこの実施例では、既に完成品として市場に投入される
形態にまで作成されたCD−ROMに、改めて隠しコー
ドを記録する。
【0141】すなわち図11は、このように改めて隠し
コードを記録するCD−ROMレコーダの全体構成を示
すブロック図である。この図11において、上述したC
D−ROMドライブ17(図5)と共通の構成は、同一
の符号を付して示し、これにより重複した説明を省略す
る。
【0142】ここでCD−ROMレコーダ41は、CD
−ROMドライブ17と同様に、速度制御回路26によ
って駆動されるスピンドルモータ22により線速度一定
の条件で駆動され、この状態で同軸シャッター付き光ピ
ックアップ42からレーザービームL2が照射される。
【0143】ここで同軸シャッター付き光ピックアップ
42は、CD−ROMドライブ17に実装される光ピッ
クアップと同様のレーザービーム照射機能及び戻り光受
光機能を有している。さらに同軸シャッター付き光ピッ
クアップ42は、これらの機能に加えて、外部から入射
される高出力のレーザービームL3をCD−ROM16
の情報記録面に照射する機能を有し、これによりこの情
報記録面に強制的にディフェクトを形成することができ
るようになされている。
【0144】すなわちこの同軸シャッター付き光ピック
アップ42は、内蔵のレーザーダイオードからレーザー
ビームL2を出射し、このレーザービームL2を凸レン
ズで平行光線に変換した後、ハーフミラーで反射して、
対物レンズに導く。ここでこの対物レンズは、いわゆる
2軸アクチュエターによって、上下左右に可動できるよ
うに保持され、レーザービームL2をCD−ROM16
の情報記録面に集光する。これによりCD−ROMレコ
ーダ41は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号に基づいて、サーボ回路24により、この対物
レンズを上下左右に可動して、フォーカス制御及びトラ
ッキング制御する。
【0145】さらに同軸シャッター付き光ピックアップ
42は、CD−ROM16から得られるレーザービーム
L2の戻り光をこの対物レンズで受け、平行光線に変換
した後、上述のハーフミラーを透過して受光素子に導
く。ここでこの受光素子は、受光面を規定の方向に分割
して形成され、各受光面の受光結果を出力するようにな
されている。これによりCD−ROMレコーダ41は、
この各受光面の受光結果を電流電圧変換した後、加減算
処理することにより、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、再生信号RFを生成するようになされ
ている。
【0146】同軸シャッター付き光ピックアップ42
は、この一般的な光ピックアップの構成に加えて、対物
レンズ及びハーフミラー間の光路上に、CD−ROM1
6の情報記録面から順に、ハーフミラー及びシャッター
が配置されるようになされている。ここでこのハーフミ
ラーは、外部から入射される高出力のレーザービームL
3を、内蔵のレーザーダイオードから射出されるレーザ
ービームL2と同軸状に対物レンズに向かって射出す
る。これにより同軸シャッター付き光ピックアップ42
は、外部から入射された高出力のレーザービームL3
を、レーザービームL2の集光位置に集光する。
【0147】これに対してシャッターは、この高出力の
レーザービームL3が外部から入射される期間の間、閉
じられるように制御される。これにより同軸シャッター
付き光ピックアップ42は、高出力のレーザービームL
3をCD−ROM16に照射する期間の間、CD−RO
M16で反射される戻り光が、受光素子及び内蔵のレー
ザーダイオードに入射しないようにレーザービームL2
及び戻り光の光路を遮断する。
【0148】これによりCD−ROMレコーダ41は、
CD−ROM16を順次再生しながら、規定のタイミン
グで、高出力のレーザービームL3を同軸シャッター付
き光ピックアップ42に入射し、CD−ROM16に照
射するレーザービームの光量を再生時の光量から急激か
つ大きく立ち上げるようになされている。
【0149】これに対してこの高出力のレーザービーム
L3は、短波長レーザー44から供給される。短波長レ
ーザー44は、工業用のガスレーザーで形成され、駆動
回路45より駆動用電源の供給を受けた状態で、所定の
トリガパルスにより高出力のレーザービームL3を射出
する。光変調器46は、この短波長レーザー44から射
出される高出力のレーザービームL3を、オンオフ制御
して同軸シャッター付き光ピックアップ42に射出す
る。
【0150】これら短波長レーザー44及び駆動回路4
5は、スイッチング回路48で駆動されて動作状態に立
ち上がり、短波長レーザー44及び光変調器46は、こ
のスイッチング回路48から出力されるタイミングパル
スにより、間欠的にレーザービームL3を同軸シャッタ
ー付き光ピックアップ42に射出するようになされてい
る。
【0151】これによりCD−ROMレコーダ41は、
短波長レーザー44及び駆動回路45を動作状態に立ち
上げた状態で、CD−ROM16を順次再生しながら、
規定のタイミングで、スイッチング回路48から短波長
レーザー44及び光変調器46にトリガパルスを出力し
て、レーザービームL2の照射位置に、このレーザービ
ームL2に代えて高出力のレーザービームL3を照射で
きるようになされている。
【0152】さらにこの実施例において、この高出力の
レーザービームL3の光量は、間欠的にCD−ROM1
6に照射して、CD−ROM16の情報記録面を形成す
るアルミ蒸着膜を順次破壊することが可能な光量で、か
つアルミ蒸着膜を破壊した後において、CD−ROM1
6を再生した場合でも、トラッキングエラーが発生しな
いような光量に選定されるようになされている。
【0153】このため同軸シャッター付き光ピックアッ
プ42の対物レンズは、このレーザービームL3を集光
した際に、アルミ蒸着膜を広範囲に破壊しないように、
充分に値の大きな開口率に選定されるようになされてい
る。
【0154】かくしてCD−ROMレコーダ41では、
再生結果をモニタしながら、スイッチング回路48を駆
動して、規定のタイミングでディフェクトを形成するこ
とにより、CD−ROM16に故意にビット誤りを形成
し、これによりシリアルナンバーを記録する。
【0155】すなわちCD−ROMレコーダ41は、コ
ンパクトディスクと同一構成の再生系49で再生信号R
Fを処理し、その結果得られるシリアルデータD2をア
ドレスデコーダ50に出力する。ここでアドレスデコー
ダ50は、このシリアルデータD2をデスクランブルし
てヘッダHDを検出する。さらにアドレスデコーダ50
は、この検出したヘッダHDとシリアルデータD2のシ
ンクSYNCのタイミングを基準にして、内蔵のカウン
タを駆動することにより、シリアルデータD2を構成す
るユーザーデータのアドレスデータADを生成し、この
アドレスデータADをシステム制御回路51に出力す
る。
【0156】システム制御回路51は、制御用コンピュ
ータ52から出力される制御コマンドに従って再生系4
9の動作を制御すると共に、サーボ回路24等の動作を
制御し、これによりCD−ROMレコーダ41では、制
御用コンピュータ52で制御されてCD−ROM16の
規定の領域を再生するようになされている。さらにシス
テム制御回路51は、アドレスデコーダ50から出力さ
れるアドレスデータADを制御用コンピュータ52に転
送する。
【0157】制御用コンピュータ52は、このCD−R
OMレコーダ41の全体の動作を制御する。すなわち制
御用コンピュータ52は、システム制御回路51に制御
コマンドを発行してCD−ROM16の規定領域につい
て再生を開始し、この状態でシステム制御回路51から
順次得られるアドレスデータADによりユーザーデータ
を基準にしてレーザービームL2の照射位置をモニタす
る。
【0158】さらに制御用コンピュータ52は、レーザ
ービームL2の照射位置が規定の位置に到達すると、予
めスイッチング回路48により短波長レーザー44及び
駆動回路45を動作状態に立ち上げた状態で、スイッチ
ング回路48を制御し、同軸シャッター付き光ピックア
ップ42を介してCD−ROM16にレーザービームL
3を照射する。
【0159】このとき制御用コンピュータ52は、再生
結果をモニタしながらレーザービームL3を照射するこ
とにより、上述した第1の実施例と同一の頻度で、かつ
バイト単位でビット誤りが発生するように、またオンデ
ータとオフデータとの比較結果に基づいて、隠しコード
として記録したシリアルナンバーを検出することができ
るように、ディフェクトを形成する。
【0160】かくして図11に示す構成によれば、再生
結果をモニタしながらレーザービームL3を照射してデ
ィフェクトを形成し、このディフェクトにより強制的に
ビット誤りを形成することにより、第1の実施例の効果
に加えて、個々のCD−ROMに個別のシリアルナンバ
ーを記録することができる。従って、その分コピーガー
ドの能力をさらに一段と向上することができる。
【0161】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、いずれもインストールの
際に正しいCD−ROMか否か判断する場合、または判
断できるようにする場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、CD−ROMに記録する内容の処理に必要
なキーとなるデータを記録する場合に広く適用すること
ができる。
【0162】すなわちCD−ROMに記録する内容がコ
ンピュータのプログラムの場合、このプログラムを指定
するポインタ、アドレスデータ等を記録してもよい。ま
たCD−ROMに記録する内容が百科辞典のようなテキ
ストデータの場合、さらにはこのようなテキストデータ
等でハイパーテキストを形成する場合、モード2のデー
タ構造を採用すると共に、各テキストを検索するキーワ
ード、アンカー等のデータを隠しコードとして記録して
もよく、またこれらキーワード、アンカー等の検索用フ
ァイルについて、隠しコードを設定してもよい。
【0163】またキーとなるデータに限らず、ユーザー
に不必要な管理用データ等を記録する場合にも広く適用
することができる。
【0164】さらに上述の実施例においては、ステータ
スにより正しいCD−ROMか否か判断するにつき、ブ
ロック単位で故意にビット誤りを形成する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、バイト単位で故意に
ビット誤りを形成してもよい。
【0165】また上述の実施例においては、既に製品と
して市場に投入される形態にまで作成されたCD−RO
Mにシリアルナンバーを記録する場合に、バイト単位で
故意にビット誤りを形成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、各ブロック単位で故意にビット誤
りを形成してもよい。
【0166】また上述の実施例においては、ステータス
を検出して違法コピーを検出する場合に、ブロック単位
で故意にビット誤りを形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、バイト単位で故意にビット誤り
を形成し、バイト単位でステータスを検出して違法コピ
ーを検出してもよい。
【0167】さらに上述の実施例においては、バイト単
位又はブロック単位で故意にビット誤りを形成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、フレーム単
位で故意にビット誤りを形成してもよい。
【0168】また上述の実施例においては、2重に誤り
訂正能力が強化されたCD−ROMに適用して故意にビ
ット誤りを形成する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、単にユーザーデータと誤り訂正符号とを記
録する場合に広く適用することができる。この場合誤り
訂正符号で誤り訂正できる頻度でビット誤りを形成する
ことになる。またこのような場合には、ユーザーデータ
側で別途誤り訂正符号を持つようにしてもよい。
【0169】さらに上述の実施例においては、いずれも
規定のタイミングで精度良くビット誤りを形成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、大まかなタ
イミングでビット誤りを形成してもよい。この場合例え
ばビット誤りを検出結果して、対応するシリアルナンバ
ーをインストールプログラム側に記録し、これによりイ
ンストール時、一致不一致を検出して不正コピーを検出
することができる。
【0170】さらに上述の第4の実施例においては、レ
ーザービームを照射してディフェクトを形成することに
より、故意にビット誤りを形成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば光ディスク面に微小
なインクを付着させる場合、さらにはホログラムの手法
を適用して表面の透明保護膜に回折パターンを形成する
場合等、種々のディフェクト形成方法を広く適用するこ
とができる。
【0171】さらに上述の実施例においては、CD−R
OMに適用して故意にビット誤りを形成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、データストレー
ジ、光磁気ディスク装置等、種々の記録媒体によりデー
タを供給する場合に広く適用することができる。この場
合、例えば光磁気ディスク等の磁気記録媒体において
は、上述した第4の実施例に比して、レーザービームの
光量を低減して簡易かつ故意にディフェクトを形成でき
る長所がある。
【0172】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、故意にビ
ット誤りを形成し、このビット誤りを用いて所望のデー
タを記録することにより、そっくりそのままのコピーを
有効に回避し、これにより違法コピーを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマスタリング装置を示
すブロック図である。
【図2】CD−ROMのモード1におけるデータ構造を
示す略線図である。
【図3】図1のマスタリング装置の動作の説明に供する
信号波形図である。
【図4】図1のマスタリング装置により作成されたCD
−ROMが適用されるコンピュータシステムを示すブロ
ック図である。
【図5】図4のCD−ROMドライブを示すブロック図
である。
【図6】図4のコンピュータシステムの動作の説明に供
するフローチャートである。
【図7】図6の隠しコードの確認処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】第2の実施例におけるホストコンピュータの動
作の説明に供するフローチャートである。
【図9】第3の実施例におけるホストコンピュータの動
作の説明に供するフローチャートである。
【図10】図9の動作の説明に供する信号波形図であ
る。
【図11】第4の実施例によるCD−ROMレコーダを
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マスタリング装置 2 ガラス原盤 10、32、51 システム制御回路 12 スイッチ回路 15 コンピュータシステム 16 CD−ROM 17 CD−ROMドライブ 20 ホストコンピュータ 41 CD−ROMレコーダ 42 同軸シャッター付き光ピックア
ップ 44 短波長レーザー 52 制御用コンピュータ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザーデータと、前記ユーザーデータを
    誤り訂正する誤り訂正符号とを記録データ列に変換し、
    前記記録データ列を規定の記録媒体に記録するデータ記
    録方法において、 前記誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生す
    るように、前記記録データ列の論理レベルを部分的に切
    り換えて前記記録媒体に記録することを特徴とするデー
    タ記録方法。
  2. 【請求項2】ユーザーデータと、前記ユーザーデータを
    誤り訂正する誤り訂正符号とが、記録データに変換され
    て記録された記録媒体に対して、 前記誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生す
    るように、前記ユーザーデータに対応して故意にディフ
    ェクトを形成することを特徴とするデータ記録方法。
  3. 【請求項3】前記記録媒体に局所的に光ビームを照射し
    て前記ディフェクトを形成することを特徴とする請求項
    2に記載のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】前記誤り訂正符号は、 前記ユーザーデータの誤りを訂正する第1の誤り訂正符
    号と、前記ユーザーデータ及び前記第1の誤り訂正符号
    を誤り訂正する第2の誤り訂正符号で形成され、 前記記録データ列は、 規定のブロック単位で、前記ユーザーデータに前記第1
    及び第2の誤り訂正符号が付加されて生成され、 前記データ記録方法は、 前記ビット誤りを、 前記第2の誤り訂正符号では誤り訂正することが困難
    で、かつ前記第1の誤り訂正符号で誤り訂正できる頻度
    に設定することにより、前記誤り訂正符号で誤り訂正で
    きるビット誤りが発生するようにすることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載のデータ記録方
    法。
  5. 【請求項5】前記誤り訂正符号による処理結果に基づい
    て前記ユーザーデータの処理に必要なキーのデータを検
    出することができるように、前記ユーザーデータに対し
    て又は前記記録データ列に対して、前記ビット誤りのタ
    イミングを規定のタイミングに設定することを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の
    データ記録方法。
  6. 【請求項6】前記ビット誤りのタイミングを、 前記ユーザーデータのバイトを単位にして設定すること
    を特徴とする請求項5に記載のデータ記録方法。
  7. 【請求項7】前記ビット誤りのタイミングを、 前記ブロックを単位にして設定することを特徴とする請
    求項5に記載のデータ記録方法。
  8. 【請求項8】順次入力されるユーザーデータに、前記ユ
    ーザーデータを誤り訂正する誤り訂正符号を付加して前
    記ユーザーデータを記録データ列に変換するデータ処理
    手段と、 前記誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生す
    るように、前記記録データ列の論理レベルを部分的に切
    り換える記録データ加工手段と、 前記記録データ列を記録媒体に記録する記録手段とを具
    えることを特徴とするデータ記録装置。
  9. 【請求項9】ユーザーデータと、前記ユーザーデータを
    誤り訂正する誤り訂正符号とが記録データ列に変換され
    て記録された記録媒体に対して、前記記録媒体から前記
    ユーザーデータを再生して再生結果を出力する再生手段
    と、 前記誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが発生す
    るように、前記再生結果に基づいて、前記ユーザーデー
    タに対応して故意にディフェクトを形成するディフェク
    ト形成手段とを具えることを特徴とするデータ記録装
    置。
  10. 【請求項10】前記ディフェクト形成手段は、前記記録
    媒体に局所的に光ビームを照射して、前記ディフェクト
    を形成することを特徴とする請求項9に記載のデータ記
    録装置。
  11. 【請求項11】前記誤り訂正符号は、 前記ユーザーデータの誤りを訂正する第1の誤り訂正符
    号と、前記ユーザーデータ及び前記第1の誤り訂正符号
    を誤り訂正する第2の誤り訂正符号で形成され、 前記記録データ列は、 規定のブロック単位で、前記ユーザーデータに前記第1
    及び第2の誤り訂正符号が付加されて生成され、 前記記録データ加工手段又は前記ディフェクト形成手段
    は、 前記ビット誤りを、 前記第2の誤り訂正符号では誤り訂正することが困難
    で、かつ前記第1の誤り訂正符号で誤り訂正できる頻度
    に設定することにより、前記誤り訂正符号で誤り訂正で
    きるビット誤りが発生するようにすることを特徴とする
    請求項8、請求項9又は請求項10に記載のデータ記録
    装置。
  12. 【請求項12】前記記録データ加工手段又は前記ディフ
    ェクト形成手段は、 前記誤り訂正符号による処理結果に基づいて前記ユーザ
    ーデータの処理に必要なキーのデータを検出することが
    できるように、前記ユーザーデータに対して又は前記記
    録データ列に対して、前記ビット誤りのタイミングを規
    定のタイミングに設定したことを特徴とする請求項8、
    請求項9、請求項10又は請求項11に記載のデータ記
    録装置。
  13. 【請求項13】前記記録データ加工手段又は前記ディフ
    ェクト形成手段は、 前記ビット誤りのタイミングを、 前記ユーザーデータのバイトを単位にして設定すること
    を特徴とする請求項12に記載のデータ記録装置。
  14. 【請求項14】前記記録データ加工手段又は前記ディフ
    ェクト形成手段は、 前記ビット誤りのタイミングを、 前記ブロックを単位にして設定することを特徴とする請
    求項12に記載のデータ記録装置。
  15. 【請求項15】ユーザーデータが、前記ユーザーデータ
    を誤り訂正する誤り訂正符号と共に記録データ列に変換
    されて記録された記録媒体に対して、前記記録媒体から
    前記ユーザーデータを再生する再生方法において、 前記誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行して、前記
    ユーザーデータを再生して第1の再生データを得、 前記誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行しないで、
    前記ユーザーデータを再生して第2の再生データを得、 前記第1及び第2の再生データの比較結果に基づいて、
    前記記録媒体に記録された前記ユーザーデータ以外のデ
    ータを検出することを特徴とするデータ再生方法。
  16. 【請求項16】前記誤り訂正符号は、 前記ユーザーデータの誤りを訂正する第1の誤り訂正符
    号と、前記ユーザーデータ及び前記第1の誤り訂正符号
    を誤り訂正する第2の誤り訂正符号で形成され、 前記データ再生方法は、 前記第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難な場合におい
    て、前記第1の誤り訂正符号により誤り訂正処理を実行
    して、前記ユーザーデータを再生することにより、前記
    誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行してなる前記第
    1の再生データを得、 前記第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難な場合におい
    て、前記第1の誤り訂正符号により誤り訂正処理を実行
    しないで、前記ユーザーデータを再生することにより、
    前記誤り訂正符号による誤り訂正処理を実行しない前記
    第2の再生データを得るようにすることを特徴とする請
    求項15に記載のデータ再生方法。
  17. 【請求項17】前記データ再生方法は、 前記第1及び第2の再生データをバイト単位で比較する
    ことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載のデ
    ータ再生方法。
  18. 【請求項18】前記データ再生方法は、 前記記録データを形成するブロックの単位で、前記第1
    及び第2の再生データを比較することを特徴とする請求
    項15又は請求項16に記載のデータ再生方法。
  19. 【請求項19】ユーザーデータと、前記ユーザーデータ
    を誤り訂正する第1の誤り訂正符号と、前記ユーザーデ
    ータ及び前記第1の誤り訂正符号を誤り訂正する第2の
    誤り訂正符号とが、記録データ列に変換されて記録され
    た記録媒体に対して、前記記録媒体から前記ユーザーデ
    ータを再生する再生方法において、 前記第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難で、かつ前記第
    1の誤り訂正符号で誤り訂正可能な状態を検出し、該状
    態を検出したタイミングに基づいて、前記記録媒体に記
    録された前記ユーザーデータ以外のデータを検出するこ
    とを特徴とするデータ再生方法。
  20. 【請求項20】前記データ再生方法は、 前記第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難で、かつ前記第
    1の誤り訂正符号で誤り訂正可能な状態を、前記ユーザ
    ーデータのバイトを単位にして検出することを特徴とす
    る請求項19に記載のデータ再生方法。
  21. 【請求項21】前記データ再生方法は、 前記第2の誤り訂正符号で誤り訂正困難で、かつ前記第
    1の誤り訂正符号で誤り訂正可能な状態を、前記記録デ
    ータを形成するブロック単位で検出することを特徴とす
    る請求項19に記載のデータ再生方法。
  22. 【請求項22】ユーザーデータと、前記ユーザーデータ
    を誤り訂正する誤り訂正符号とが記録データ列に変換さ
    れて記録されたデータの記録媒体において、 前記誤り訂正符号で誤り訂正できるビット誤りが故意に
    形成されたことを特徴とするデータの記録媒体。
  23. 【請求項23】前記ビット誤りは、ディフェクトを故意
    に形成することにより作成されたことを特徴とする請求
    項22に記載のデータの記録媒体。
  24. 【請求項24】前記データの記録媒体は、光ディスクで
    なることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載
    のデータの記録媒体。
  25. 【請求項25】前記誤り訂正符号は、 前記ユーザーデータを誤り訂正する第1の誤り訂正符号
    と、前記ユーザーデータ及び前記第1の誤り訂正符号を
    誤り訂正する第2の誤り訂正符号とで形成され、 前記ビット誤りは、前記第2の誤り訂正符号では誤り訂
    正することが困難で、かつ前記第1の誤り訂正符号で誤
    り訂正できるビット誤りでなることを特徴とする請求項
    22、請求項23又は請求項24に記載のデータの記録
    媒体。
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