JPH0812980A - スラグ処理システム及びスラグ処理方法 - Google Patents
スラグ処理システム及びスラグ処理方法Info
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Abstract
休止時間を大幅に減少させてスラグを取り出す。 【構成】 加圧下で作動するガス化装置等の装置用の回
分式スラグ処理システムは、スラグを加圧下で受け入れ
て、圧抜き後に小出しするロックホッパーを有する。ス
ラグは、粉砕され、水と混合されてスラグ溜槽へ移送さ
れ、そこで脱水されて現場から排出される。放出水は、
閉ループシステムから供給される。
Description
システム、特に、高価で信頼できないドラグコンベヤー
の使用を不要にするシステムに関する。
テムは、その種のプロセスにおいて不可避の副生物であ
る灰分と不揮発物を排出するために、スラグ排出システ
ムを設ける必要がある。1つの現行のスラグ排出システ
ムは、ロックホッパーからスラグを直接に受入れ、それ
をコンベヤーベルト上に搬送するスラグドラグコンベヤ
ーを組み込み、そのベルトはスラグをスラグ収容容器
(例えばトラック、列車、溜め穴など)へ搬送する。こ
れらのガス化プロセスのスラグ生成セクションは、浸食
物質と腐食性薬品とに暴露される過酷な環境にある。こ
の過酷な環境により、ドラグコンベヤーは、その多くの
可動部分と共に、故障し易くなり、保守に手間がかか
り、したがってスラグ排出に関して信頼できないものと
なっている。ドラグコンベヤーは、内部およびそれ自体
が非常に高価であり、したがって予備または補助システ
ムは高価過ぎるので、非常用に現場に維持することがで
きない。この種のスラグ排出装置の信頼できない特性に
より、全体のガス化プラントの運転不能時間が生じ、そ
れにより運転中の運転時間/設備利用率が減少すること
があり得る。1つの既知のドラグコンベヤーは、ガス化
プロセスにおいて主として弱い中継装置であったので、
最終的には非常用スラグ排出ラインを使用してバイパス
された。ガス化プロセスの信頼性を向上するために、環
境的に受入れでき、保守と運転の費用が安く、かつ安全
な運転ができる、改良されたスラグ処理方法が必要であ
る。
ス化プロセスから生じるスラグと似ているが、正確には
同一ではない灰分/スラグ物質を発生する。しかしなが
らガス化装置と異なり、従来のボイラーのスラグ生成部
は、加圧下で動作しているわけではないので、そのシス
テムからスラグを連続的に排出できる。これらの石炭燃
焼ボイラープラントに使用される放出水システムには、
種々の変形がある。
コークスのガス化プラントの装置休止時間を大幅に減少
させて、上記の問題の少なくとも幾つかを克服でき、そ
れにより潜在的顧客に対する設備利用率を向上できる方
法を提供することを目的とする。またスラグ排出システ
ムの保守と補修に対する運転休止時間を減少することに
より、運転継続時間を向上できる方法をも提供する。こ
のシステムのコストは、特にプラントの保守費用が大幅
に少なくなることを考慮すると、ドラグコンベヤーシス
テムの場合よりも、かなり少なくなる筈である。
分量を受入れ、圧抜きし、および小出しするロックホッ
パーを使用することにより、加圧下で作動するガス化シ
ステムからスラグを排出する。スラグは、排出手段を通
過し、そこにおいて、かなり小さいサイズまで粉砕され
て、閉塞を生じることなく、システムの残りを通過す
る。粉砕されたスラグは、エダクターへ送られ、そこで
閉ループの放出水システムからの水と混合されて、スラ
グ溜槽へ送られる。スラグ溜槽における水は、水位が監
視されて、閉ループの放出水システムへ返送される。
ここに説明するが、そこにおける単一の図面は、本発明
の概略線図である。
ークスのガス化プラントの一部として、かつそれと連係
して好ましくは使用され、そのプラントの中でスラグ受
入れ溜12だけが示されるている。スラグ溜12には通
常、粉砕手段(図示されない)が設けられ、ガス化作業
から受入れるスラグを粉砕する。対象システムのスラグ
処理部はロックホッパー14を有し、そのホッパーに
は、スラグ溜12の出口をロックホッパー14の入口へ
接続する第1の圧力ロック16と、およびその出口の役
目をする第2の圧力ロック18とが備えられる。スラグ
排出装置20は、第2の圧力ロック18とスラグ粉砕装
置22との間にある。その粉砕装置においてスラグは、
粉砕されて、下流側の装置を閉塞しないようなサイズに
される。粉砕されたスラグは、配管26を通してエダク
ター24へ送られ、そこで水と混合され、配管28を通
してスラグ溜槽30へ送られる。
を備え、そこにおけるタンク32は、放出水の主発生源
としての役目をする。放出水ポンプ34は、タンク32
の出口へ接続され、分配配管36により、弁38を通し
てエダクター24へ、弁40を通して排出装置20へ、
弁42を通して再びタンク32へ、および弁44を通し
てグレイ水処理装置(図示されない)へ接続される。こ
の閉ループの戻り部を形成しているのは、スラグ溜槽配
管46であり、その配管は、スラグ溜槽排水ライン50
へ接続されるポンプ48と、スラグ溜槽30への戻りラ
イン54へ接続される弁52と、および放出水タンク3
2への弁56とを有する。弁52および56は、スラグ
溜槽レベルの検知および制御手段58により制御され
る。放出水タンク32は、レベル制御手段60と、およ
び補給水源(図示されない)へ接続される入口弁62と
を備える。弁44は閉ループをグレイ水処理装置(図示
されない)へ接続し、その装置は、過度に汚染された水
を処理する。制御装置64は、以下に述べるように、圧
力ロック16、18および弁38、40、42の作動を
制御する。排出装置20には好ましくは、蒸気回収手段
(図示されない)へ接続される排気口66が備えられ
る。
ク16の周期的な作動によりスラグがロックホッパー1
4中に蓄積される。圧力ロック18は、同様に作動され
るが、圧力ロック16が閉じているときにだけ作動さ
れ、蓄積されたスラグを排出装置20中へ排出する。若
干の放出水は、弁40を通して排出装置へ導入され、ま
た若干の蒸気は、排気口66を通して排出される。つい
で排出装置は、部分的に冷却および圧抜きされたスラグ
をスラグ粉砕装置22へ排出し、そこでスラグを下流側
において閉塞の問題を生じないようなサイズまで十分に
粉砕する。ついで粉砕されたスラグは、放出水エダクタ
ー24へ送られ、そこで水と混合されて、スラグ溜槽3
0へ水力移送される。
を促進するような構造を有する。スラグ溜槽の水は、ポ
ンプ48により配管46を通して放出水タンク32へポ
ンプ送水され、そのタンクにおいて固形物は、沈降でき
るまで滞留される。高容量ポンプ34は、放出水を弁3
8およびエダクター24を通してスラグ溜槽30まで送
水する。
およびポンプ48を選択的に作動することにより、スラ
グ溜槽30の水位を最小に維持する。レベル制御システ
ム60は、弁62を作動することにより、放出水タンク
32内に十分な水量を維持して、スラグ排出の全サイク
ルが確実に実施できるようにしている。
くは、水平衡を維持するようにサイズが決められる。時
々生じる余分の水は、弁44を通してグレイ水処理装置
(図示されない)へ送られる。
置であり、その適切な例は、サウスカロライナ州にある
HindenCorporationofCharle
stonにより製造されたRolexDischarg
erである。それは、独自の内部構成および底部排出回
転すきを有するように設計され、スラグを均一に排出
し、かつ容器の閉塞を無くす。排出装置20は、スラグ
をスラグ粉砕装置22中に排出し、そこでスラグのサイ
ズを、スラグ溜槽30までの経路における下流側装置を
閉塞しない寸法まで減少させる。
口箇所を有する。スラグ溜槽の1セクションが満杯にな
ると、別の入口箇所が選択されて、開かれる。またスラ
グ溜槽は、スラグ堆積物を効率的に脱水するようになっ
ている。所定の期間経過後に、次の脱水ができるよう
に、脱水されたスラグはトラックへ積込まれて、現場か
ら搬出される。
から流出する水を収集する。スラグ溜槽の水ポンプ48
は、スラグ溜槽からの水を弁52を通してスラグ溜槽へ
循環させるか、または弁56を通して放出水タンク32
へポンプ送水する。システムの設計によっては、スラグ
溜槽の水ポンプ48を連続的に運転して、オン/オフ運
転によるポンプ負荷を減少し、かつライン46、50、
54およびポンプ48において固形物が沈降するのを防
止できる筈である。スラグ溜槽の水位が低くなると、ス
ラグ溜槽レベル制御装置58により水返送弁52が開
き、かつ放出水タンク32への水弁が閉じて、ポンプ4
8への吸い込み低下の防止に必要な最小のスラグ溜槽レ
ベルが維持される。スラグ溜槽レベルが最低レベル未満
に下がる場合には、ポンプ48は停止される。
32は、十分な水を供給して、完全なスラグロック排出
サイクルを通して放出水システムを保持する。レベル制
御システム60は、放出水タンクにおける適切なレベル
を維持して、低レベル状態において弁62を通して補給
水を供給すると共に、高レベル状態において弁44を通
してグレイ水処理装置(図示されない)へ余分の水を排
出する。タンク32は固形物をさらに沈降させるに足る
滞留時間を有する。これにより、下流側の高容量ポンプ
34およびスラグエダクター24の不必要な浸食が防止
される。また固形物の沈降により、灰色水システムへ排
出できる、より清浄な水が供給される。堆積された固形
物は、定期的に清掃するか、または円錐底部タンクに固
形物取り出しシステムを組み込んで使用して排出でき
る。閉ループの放出水システムが水質向上のために薬品
注入を必要とする場合、タンク32には、適切な注入ま
たは混合箇所が設けられる。
ックホッパー14のインターロック/タイミングシステ
ムと連係して作動する。ロックホッパー14が収集モー
ドにあるとき、スラグエダクター24への放出水弁38
およびスラグタンク20への高速流水弁40は閉じてい
る。またタンク32への放出水戻り弁42は開いてい
る。システムの設計によっては、放出水ポンプ34を連
続的に運転して、オン/オフ運転によるポンプ負荷を減
少し、かつそのラインおよびポンプに固形物が沈降する
のを防止することもできる。ロックホッパー14が圧抜
き段階を完了すると、弁38が開いて、放出水をシステ
ムへ供給すると共に、弁42が閉じる。高速流水弁40
が開いて、必要な高速流水を排出装置20へ供給させ
る。この高速流水により、スラグが排出装置20および
スラグ粉砕装置22を通してエダクター24中へ移動さ
れる。放出水サイクルの完了時にタイミング制御システ
ムにより、弁42が開き、かつ弁38および40が閉じ
る。
から逸脱することなく、多くの変形および変更を実施で
きることは、技術に有能な者にとり明らかである。かく
して上記の実施例は、全ての点で説明を目的としたもの
で、特許請求の範囲により決まる本発明の範囲を限定す
るものではない。
18…圧力ロック、20…スラグ排出装置、22…スラ
グ粉砕装置、24…エダクター。
Claims (2)
- 【請求項1】 スラグ発生作業から直接にスラグを受入
れるスラグ受入れ溜と、 入口と出口とにエアロック手段を有する、スラグ受入れ
溜から排出されるスラグを受入れるロックホッパー手段
と、 前記ロックホッパー手段から送り出されるスラグを受入
れるように接続されるスラグ粉砕手段と、 閉ループの放出水システムと、 前記粉砕手段から送り出されたスラグと前記放出水シス
テムからの水とを受入れ、前記スラグと前記水を混合
し、その水と混合したスラグを排出溜槽へ供給するよう
に接続されるエダクター手段と、 前記排出溜槽における水位を監視する手段とを有するス
ラグ処理システム。 - 【請求項2】 加圧下で、かつ高温で実施される作業の
副生物として発生するスラグを処理する方法において、 前記作業により発生するスラグを溜へ収集し、 前記作業の加圧状態を保持しながら、エアロック手段を
通して堆積されたスラグの所定の量を前記溜から周期的
に取り出し、 前記スラグを冷却し、かつ圧抜きし、 前記の冷却および圧抜きされたスラグを粉砕手段へ小出
して、その粉砕手段でスラグを粉砕物へ粉砕し、 粉砕物をエダクターまで送り、そこで粉砕物を水と混合
して排出溜槽へ流し、 その間、前記排出溜槽における水を監視し、 前記排出溜槽から水を収集して、収集タンクおよび前記
エダクターへ循環させることを特徴とする方法。
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