JPH08128686A - コンテナ用換気装置 - Google Patents

コンテナ用換気装置

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JPH08128686A
JPH08128686A JP6302603A JP30260394A JPH08128686A JP H08128686 A JPH08128686 A JP H08128686A JP 6302603 A JP6302603 A JP 6302603A JP 30260394 A JP30260394 A JP 30260394A JP H08128686 A JPH08128686 A JP H08128686A
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肇 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貨物を収納するのに邪魔にならないように占
積率良く、かつ容易に換気装置をコンテナ内へ設置する
とともに、換気装置を不必要に駆動してバッテリが無駄
に消費されることがないように、コンテナ内外の温度差
に内部の湿度を加味した最適な駆動制御をなして、コン
テナ内部の壁面に結露が生ずるのを有効に防止する。 【構成】 内部温度の検出値Tiとその比較器の基準入
力側に与えられる外部温度の検出値Toとを比較して、
Ti>Toのときの比較器出力に応じて換気用ファンモ
ータを駆動するに際して、内部湿度の検出値Vdが設定
値Vs以上のときにファンモータを強制的に駆動し、V
d<Vsのときにその差分に応じてファンモータが駆動
されるときの内部温度と外部温度との差を比例的に大き
くするような手段をとるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナの内壁に結露
が生ずるのを防止するコンテナ用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンテナにあっては、長期間にわ
たる海上輸送など、まわりの環境が悪いにもかかわら
ず、その壁部に小さな通気孔が2ないし4つ程度あけら
れているだけで、コンテナ内部の換気が不充分になって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、コンテナ内部の換気が不充分であると、内部温度
が外部温度よりも高くなると湿気によって内壁面に結露
を生じてしまい、収納貨物の錆の原因となってしまうこ
とである。
【0004】また、換気装置をコンテナ内に設置するこ
とが考えられるが、その場合には、コンテナ内に貨物を
収納するのに何ら邪魔になることなく、容易にコンテナ
内にセットすることができるようにする必要がある。
【0005】そして、バッテリを電源とせざるを得ない
ために、換気装置を長期間にわたって常時動かしている
わけにはいかないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、貨物を収納す
るのに邪魔にならないように占積率良く、かつ容易に換
気装置をコンテナ内へ設置することができるようにする
べく、吸気口と排気口とを有するダクト内に、バッテリ
を電源とする換気用ファンモータおよびその駆動制御回
路、必要なセンサを組み込んでユニット化したうえで、
その排気口がコンテナに設けられた通気孔に通じるよう
にコンテナ内の隅に設置するようにしている。
【0007】そして、換気装置を不必要に駆動してバッ
テリが無駄に消費されることがないように、コンテナ内
外の温度差に内部の湿度を加味した最適な駆動制御をな
して、コンテナ内部の壁面に結露が生ずるのを有効に防
止するべく、駆動制御回路を、第1の温度センサにより
コンテナの内部温度を検出する回路部と、第2の温度セ
ンサによりコンテナの外部温度を検出する回路部と、湿
度センサによりコンテナの内部湿度を検出する回路部
と、比較器により、内部温度の検出値Tiとその比較器
の基準入力側に与えられる外部温度の検出値Toとを比
較して、Ti>Toのときの比較器出力に応じて換気用
ファンモータを駆動する回路部と、検出された湿度Vd
と設定値Vsとを比較して、Vd≧Vsのときに前記比
較器の基準入力側を強制的に零にするとともに、Vd<
VsのときにVs−Vdの差分を前記比較器の基準入力
側に加える回路部とによって構成し、Vd≧Vsのとき
に換気用ファンモータを強制的に駆動し、Vd<Vsの
ときにその差分に応じて換気ファンモータが駆動される
ときの内部温度と外部温度との差を比例的に大きくする
ような手段を講ずるようにしている。
【0008】
【実施例】図1および図2は本発明によるユニット化さ
れたコンテナ用換気装置の構成例を示すもので、ここで
は、ダクト部1とダクト部2とが可撓性を有するパイプ
3によって連通されて自在に折り曲げることができるよ
うになっている。
【0009】ダクト部1は、その一端が開放されて吸気
口4が形成され、また他端には前記パイプ3が接続され
る穴5が突出形成され、内部に、換気用のファンモータ
6が取り付けられている。
【0010】ダクト部2は、その両端が閉塞されている
とともに、側部前面に前記パイプ3が接続される穴7が
突出形成され、またその穴7に対応する背面に排気口8
が形成されている。
【0011】また、ダクト部2には凹状にへこんだ箇所
(凹部)9が形成されており、その凹部9の外側にコン
テナの内部温度を検出する温度センサ11および内部湿
度を検出する湿度センサ13が取り付けられており、ま
たその凹部9の内側の室10内に外部温度としてコンテ
ナの壁面温度を検出する温度センサ12が設けられてい
る。
【0012】室10の背面は開口しており、スポンジや
ゴムなどの弾力性のある部材14を介して、温度センサ
12のセンシング面121がダクト部2の外部にわずか
に突出した状態で露出するようにその温度センサ12が
室10内に設けられており、ダクト部2をコンテナの壁
面15に取り付けたときに、部材14の弾力性により、
そのセンシング面121がコンテナの壁面15と適宜な
圧力をもって接触するようになっている。
【0013】また、ダクト部2の内部には、温度センサ
11,12および湿度センサ13の各センサ出力に応じ
てファンモータ6の駆動制御をなす電気回路16が設け
られている。
【0014】さらに、ダクト部2には電源スイッチ1
7、バッテリからの電源コンセント18、バッテリ電圧
を表示するメータ19およびヒューズ20が取り付けら
れている。
【0015】このようにユニット化された換気装置をコ
ンテナ内に設置するに際して、例えば、図1および図2
に示すように、ダクト部1をコンテナの天井21と接す
る位置に取り付けるとともに、パイプ3を折曲させてダ
クト部2の排気口8がコンテナの壁面15に形成されて
いる通気孔22に通じるようにそのダクト部2を壁面1
5に取り付けるようにする。図中、23はコンテナの枠
を、24は下方が開放した通気孔22のカバーをそれぞ
れ示している。
【0016】しかして、実際には、ダクト部1,2の径
は65mm角程度で、ダクト部1の長さが500mm程
度、ダクト部2の長さが350mm程度のコンパクトな
ものとなり、このような換気装置を、コンテナ内の貨物
を収納するのに邪魔にならないような筒所に占積率良
く、かつ容易に設置することができる。
【0017】なお、コンテナの壁面15に既設の通気孔
22を通して排気を行わせるようにする代わりに、コン
テナの適宜箇所に穴をあけて、そのダクト部2の排気口
8がその穴に通じるようにダクト部2を取り付けるよう
にしてもよいことはいうまでもない。
【0018】また、ダクト部1をコンテナの枠内に設置
することも可能である。
【0019】図3は、各センサ出力に応じてファンモー
タ6の駆動制御をなす電気回路16の具体的な構成例を
示している。
【0020】その電気回路16は、基本的には、コンテ
ナの内部温度を検出する温度センサ11の出力信号を増
幅回路161により増幅することにより得られる内部温
度の検出値Tiに応じた信号と、コンテナの外部温度を
検出する温度センサ12の出力信号を増幅回路162に
より増幅することにより得られる外部温度の検出値To
に応じた信号とを比較器163により比較して、Ti>
Toのときの比較器163から出力されるハイレベル信
号に応じてスイッチング用トランジスタTr1、Fr2
をともにオン状態にしてファンモータ6を駆動し、その
後、Ti≦Toになって比較器163の出力がローレベ
ルに反転したとき(トランジスタTr2はオフ状態にな
る)、オフディレイ型のタイマ回路164の設定時間
(10分程度)の経過後にトランジスタTr1がオフ状
態になってファンモータ6を停止するようになってい
る。
【0021】このようなものにあって、特に本発明で
は、コンテナ内外の温度差に内部の湿度を加味した最適
なファンモータ6の駆動制御をなすことができるよう
に、コンテナの外部温度を検出する温度センサ12の出
力信号を増幅する増幅回路162の出力側に加算回路1
65を設けて、湿度センサ13によって検出されたコン
テナ内部の湿度Vdと引算回路166に設定された設定
値Vsとを比較して、Vd≧Vsのときに引算回路16
6の出力が零となることにより加算回路165の入力側
を零、すなわち比較器163の基準入力となるマイナス
側を強制的に零にするとともに、Vd<VsのときにV
s−Vdの差分を比較器163のマイナス入力側に加え
るようにして、Vd≧Vsのときにファンモータ6を強
制的に駆動し、Vd<Vsのときにその差分に応じてフ
ァンモータ6が駆動されるときの内部温度と外部温度と
の差を比較的に大きくするようにしている。
【0022】具体的には、引算回路166に設定された
設定値Vsを湿度90%に設定して、検出された湿度V
dが90%以上のときには比較器163のマイナス入力
側を強制的に零にして比較器163の出力が常時ハイレ
ベルになるようにし、コンテナ内外の温度差の如何にか
かわらずファンモータ6を駆動するようにする。
【0023】そして、検出された湿度Vdが90%未満
になると、そのときのVs−Vdの差分が外部温度の検
出値Toに加えられて、その分比較器163のマイナス
側の基準電圧が高められ、結果として、Vs−Vdの差
分に応じたコンテナ内外の温度差が得られたときに比較
器163の出力がハイレベルになってファンモータ6が
駆動される。
【0024】図4は、検出湿度Vdに対する比較器16
3におけるマイナス側の基準電圧Vrefの変化の特性
を示している。ここでは、例えば、検出湿度Vdが90
%以上ではコンテナ内外の温度差が0℃で比較器163
の出力がハイレベルとなり、検出湿度Vdが80%では
コンテナ内外の温度差が3℃で比較器163の出力がハ
イレベルとなり、検出湿度Vdが70%ではコンテナ内
外の温度差が6℃で比較器163の出力がハイレベルと
なり、以下同様に、比較器163の出力がハイレベルに
なるときのコンテナ内外の温度差が比例的に大きくなる
ように設定されている。
【0025】なお、図3において、167は10Vの定
電圧化を図る定電圧回路、168は5Vの定電圧化を図
る定電圧回路、169は湿度センサ13に駆動信号を与
えるための交流発振回路、170は湿度センサ13の出
力のレンジを圧縮するための回路、171は検波および
増幅回路であり、27はバッテリである。
【0026】
【効果】以上、本発明によるコンテナ用換気装置によれ
ば、吸気口と排気口とを有するダクト内に、バッテリを
電源とする換気用ファンモータおよびその駆動制御回
路、コンテナ内外の温度を検出する各温度センサおよび
コンテナ内部の湿度を検出する湿度センサを組み込んで
ユニット化したうえで、その排気口がコンテナに設けら
れた通気孔に通じるように設置することができるように
しているので、貨物を収納するのに邪魔にならないよう
なコンテナ内の隅にコンパクトに占積率良く、かつ容易
に設置することができるようになる。
【0027】また、本発明によれば、換気用のファンモ
ータを駆動する制御回路において、コンテナ内外の温度
差に内部の湿度を加味した最適な駆動制御をなすように
しているので、ファンモータを不必要に駆動してバッテ
リが無駄に消費されることがないようにしながらも、コ
ンテナ内部の壁面に結露が生ずるのを有効に防止するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンテナ用換気装置の一構成例を
示す正面図である。
【図2】本発明によるコンテナ用換気装置の一構成例を
示す側面図である。
【図3】ファンモータの駆動制御回路の一構成例を示す
電気回路図である。
【図4】検出湿度Vdに対する比較器におけるマイナス
側の基準電圧Vrefの変化の特性を示す図である。
【符号の説明】
1 ダクト部 2 ダクト部 3 パイプ 4 吸気口 6 ファンモータ 8 排気口 11 内部温度検出用温度センサ 12 外部温度検出用温度センサ 13 湿度センサ 15 コンテナの壁面 16 電気回路 22 通気孔 27 バッテリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口と排気口とを有するダクト内に、
    バッテリを電源とする換気用ファンモータおよびその駆
    動制御回路、温度センサ、湿度センサが組み込まれてユ
    ニット化されたうえで、その排気口がコンテナに設けら
    れた通気孔に通じるようにコンテナ内に設置され、その
    駆動制御回路が、第1の温度センサによりコンテナの内
    部温度を検出する回路部と、第2の温度センサによりコ
    ンテナの外部温度を検出する回路部と、湿度センサによ
    りコンテナの内部湿度を検出する回路部と、比較器によ
    り、内部温度の検出値Tiとその比較器の基準入力側に
    与えられる外部温度の検出値Toとを比較して、Ti>
    Toのときの比較器出力に応じて換気用ファンモータを
    駆動する回路部と、検出された湿度Vdと設定値Vsと
    を比較して、Vd≧Vsのときに前記比較器の基準入力
    側を強制的に零にするとともに、Vd<VsのときにV
    s−Vdの差分を前記比較器の基準入力側に加える回路
    部とからなり、Vd≧Vsのときに換気用ファンモータ
    を強制的に駆動し、Vd<Vsのときにその差分に応じ
    て換気ファンモータが駆動されるときの内部温度と外部
    温度との差を比例的に大きくするようにしたことを特徴
    とするコンテナ用換気装置。
JP6302603A 1994-10-31 1994-10-31 コンテナ用換気装置 Expired - Lifetime JP2599345B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107063346A (zh) * 2017-04-05 2017-08-18 刘锋 一种太阳能电池制绒检测装置
US9856883B1 (en) 2014-04-14 2018-01-02 Delta T Corporation Predictive condensation control system and related method
US10309663B1 (en) 2013-03-15 2019-06-04 Delta T, Llc Condensation control system and related method
US11175081B1 (en) 2018-04-27 2021-11-16 Delta T, Llc Condensation control system with radiant heating and related method

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