JPH08128090A - 洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いてなる洗浄容器 - Google Patents
洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いてなる洗浄容器Info
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- JPH08128090A JPH08128090A JP26867694A JP26867694A JPH08128090A JP H08128090 A JPH08128090 A JP H08128090A JP 26867694 A JP26867694 A JP 26867694A JP 26867694 A JP26867694 A JP 26867694A JP H08128090 A JPH08128090 A JP H08128090A
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- cleaning agent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】洗浄剤を収容する洗浄容器を改良することによ
って、従来の洗浄剤入り洗浄具と同様の効果を維持しつ
つ、長期間連続使用することができる洗浄剤入り洗浄具
及びこれに用いてなる洗浄容器を提供することにある。 【構成】洗浄剤１を収容した洗浄容器Ｂを吊り紐１１等
で吊り下げて使用する洗浄剤入り洗浄具Ａであって、水
溶性からなる固形の洗浄剤１と；前記洗浄剤１を２以上
積層して収容し得るとともに、少なくとも最下の洗浄剤
１ａが現出するように側壁３適所又は側壁３と底面適所
に開口部４を設けてなる内部中空の洗浄容器Ｂと；前記
洗浄剤１を収容した洗浄容器Ｂを吊り下げてなる吊り下
げ手段９とよりなる。
って、従来の洗浄剤入り洗浄具と同様の効果を維持しつ
つ、長期間連続使用することができる洗浄剤入り洗浄具
及びこれに用いてなる洗浄容器を提供することにある。 【構成】洗浄剤１を収容した洗浄容器Ｂを吊り紐１１等
で吊り下げて使用する洗浄剤入り洗浄具Ａであって、水
溶性からなる固形の洗浄剤１と；前記洗浄剤１を２以上
積層して収容し得るとともに、少なくとも最下の洗浄剤
１ａが現出するように側壁３適所又は側壁３と底面適所
に開口部４を設けてなる内部中空の洗浄容器Ｂと；前記
洗浄剤１を収容した洗浄容器Ｂを吊り下げてなる吊り下
げ手段９とよりなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家庭用排水口等
のゴミ受け内に付着したヌメリ、黒ずみ、悪臭、バイ菌
等を除去するための洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いて
なる洗浄容器に関する。
のゴミ受け内に付着したヌメリ、黒ずみ、悪臭、バイ菌
等を除去するための洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いて
なる洗浄容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の洗浄剤入り洗浄具ａ及び
これに用いてなる洗浄容器ｂとして本出願人が先に出願
した実願平５−７５２２６号に記載されているようなも
のがあり、これを図４を用いて説明すれば、二つの略有
底円筒の開口面を合わせた形状の洗浄容器ｂ内に、洗浄
剤５１を収容し、この洗浄容器ｂの二つの底面には、ス
リット状の側穴５２が数個設けてあり、また洗浄容器ｂ
の側周面の一部にも、スリット状の上穴５３と、この上
穴５３の対面する図示しないスリット状の下穴が複数個
設けてある。そして洗浄容器ｂの側周面の上穴５３が設
けられている部分に吊り紐５４に洗浄容器ｂを挾持固定
する挾持部５５が立設してある。
これに用いてなる洗浄容器ｂとして本出願人が先に出願
した実願平５−７５２２６号に記載されているようなも
のがあり、これを図４を用いて説明すれば、二つの略有
底円筒の開口面を合わせた形状の洗浄容器ｂ内に、洗浄
剤５１を収容し、この洗浄容器ｂの二つの底面には、ス
リット状の側穴５２が数個設けてあり、また洗浄容器ｂ
の側周面の一部にも、スリット状の上穴５３と、この上
穴５３の対面する図示しないスリット状の下穴が複数個
設けてある。そして洗浄容器ｂの側周面の上穴５３が設
けられている部分に吊り紐５４に洗浄容器ｂを挾持固定
する挾持部５５が立設してある。
【０００３】その結果、洗浄剤入り洗浄具ａをゴミ受け
５６内の任意の高さに吊り下げることができ、しかも、
この高さ調節が非常に容易であるので、ゴミ受け５６内
の隅々まで洗浄剤５１を行き渡らせることができるよう
な最適の高さに洗浄剤入り洗浄具ａを容易に吊り下げる
ことができ、洗浄剤入り洗浄具ａの洗浄効果を完全に発
揮させることができる長所がある。
５６内の任意の高さに吊り下げることができ、しかも、
この高さ調節が非常に容易であるので、ゴミ受け５６内
の隅々まで洗浄剤５１を行き渡らせることができるよう
な最適の高さに洗浄剤入り洗浄具ａを容易に吊り下げる
ことができ、洗浄剤入り洗浄具ａの洗浄効果を完全に発
揮させることができる長所がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記洗浄
剤入り洗浄具ａは、所定の洗浄剤５１を一つだけ収容す
るタイプのものであるため、流水量や水温等によって若
干のバラツキがあるものの、通常２０日から３０日程度
で完全に溶解してしまう。従ってその取り替えサイクル
が短期間であり、昨今、消費者の間から長期間使用する
ことができないかと、要望が高まりつつある。
剤入り洗浄具ａは、所定の洗浄剤５１を一つだけ収容す
るタイプのものであるため、流水量や水温等によって若
干のバラツキがあるものの、通常２０日から３０日程度
で完全に溶解してしまう。従ってその取り替えサイクル
が短期間であり、昨今、消費者の間から長期間使用する
ことができないかと、要望が高まりつつある。
【０００５】そこで本発明は以上のような状況に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、洗浄剤
を収容する洗浄容器を改良することによって、従来の洗
浄剤入り洗浄具と同様の効果を維持しつつ、長期間連続
使用することができる洗浄剤入り洗浄具及びこれに用い
てなる洗浄容器を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、洗浄剤
を収容する洗浄容器を改良することによって、従来の洗
浄剤入り洗浄具と同様の効果を維持しつつ、長期間連続
使用することができる洗浄剤入り洗浄具及びこれに用い
てなる洗浄容器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、洗浄剤を収容した洗
浄容器を吊り紐等で吊り下げて使用する洗浄剤入り洗浄
具であって、水溶性からなる固形の洗浄剤と；前記洗浄
剤を２以上積層して収容し得るとともに、少なくとも最
下の洗浄剤が現出するように側壁適所又は側壁と底面適
所に開口部を設けてなる内部中空の洗浄容器と；前記洗
浄剤を収容した洗浄容器を吊り下げてなる吊り下げ手段
とよりなる洗浄剤入り洗浄具を開発し、本発明を提供す
るものである。
決のために鋭意研究を行った結果、洗浄剤を収容した洗
浄容器を吊り紐等で吊り下げて使用する洗浄剤入り洗浄
具であって、水溶性からなる固形の洗浄剤と；前記洗浄
剤を２以上積層して収容し得るとともに、少なくとも最
下の洗浄剤が現出するように側壁適所又は側壁と底面適
所に開口部を設けてなる内部中空の洗浄容器と；前記洗
浄剤を収容した洗浄容器を吊り下げてなる吊り下げ手段
とよりなる洗浄剤入り洗浄具を開発し、本発明を提供す
るものである。
【０００７】そして開口部として、少なくとも最下の洗
浄剤の高さよりも越えない高さに設定したものを利用す
ることや、複数個のスリットを設けたものを利用するこ
とが併せて考慮される。
浄剤の高さよりも越えない高さに設定したものを利用す
ることや、複数個のスリットを設けたものを利用するこ
とが併せて考慮される。
【０００８】また洗浄容器として、洗浄剤を入替自在と
なるものを利用することも可能である。
なるものを利用することも可能である。
【０００９】そして洗浄剤として、錠剤を用いるととも
に、該錠剤を積層することがより望ましい実施例であ
る。
に、該錠剤を積層することがより望ましい実施例であ
る。
【００１０】更にこのような洗浄剤入り洗浄具の開発に
あたり、内部中空の洗浄容器であって、洗浄剤投入口を
適宜位置に設けるとともに、前記洗浄剤を２以上積層し
て収容し、且つ少なくとも最下の洗浄剤が現出するよう
に側壁適所又は側壁と底壁適所に開口部を設けてなる洗
浄剤入り洗浄具に用いてなる洗浄容器も同時に提案する
ものである。
あたり、内部中空の洗浄容器であって、洗浄剤投入口を
適宜位置に設けるとともに、前記洗浄剤を２以上積層し
て収容し、且つ少なくとも最下の洗浄剤が現出するよう
に側壁適所又は側壁と底壁適所に開口部を設けてなる洗
浄剤入り洗浄具に用いてなる洗浄容器も同時に提案する
ものである。
【００１１】そして開口部として、少なくとも最下の洗
浄剤の高さよりも越えない高さに設定したものを利用す
ることや、複数個のスリットを設けたものを利用するこ
とが併せて考慮され、また洗浄容器として、洗浄剤を入
替自在となるものを利用することもできる。
浄剤の高さよりも越えない高さに設定したものを利用す
ることや、複数個のスリットを設けたものを利用するこ
とが併せて考慮され、また洗浄容器として、洗浄剤を入
替自在となるものを利用することもできる。
【００１２】
【作用】以上のような構成にしてなる本発明に係る洗浄
剤入り洗浄具を、台所等の排水口に挿着しているゴミ受
けの把手に吊り下げた場合には、排水口に流入する水
は、直接或いは洗浄具の側壁を伝って開口部から進入
し、最下の洗浄剤を溶解する。そして最下の洗浄剤は、
流水量の多い下端から次第に溶解し、開口部から流れ落
ちてゴミ受け内に洗浄剤を拡散させる。このように最下
の洗浄剤の下端から溶解することにより、前記最下の洗
浄剤の上に積層された洗浄剤は徐々に洗浄容器の底部に
自重で移動する。
剤入り洗浄具を、台所等の排水口に挿着しているゴミ受
けの把手に吊り下げた場合には、排水口に流入する水
は、直接或いは洗浄具の側壁を伝って開口部から進入
し、最下の洗浄剤を溶解する。そして最下の洗浄剤は、
流水量の多い下端から次第に溶解し、開口部から流れ落
ちてゴミ受け内に洗浄剤を拡散させる。このように最下
の洗浄剤の下端から溶解することにより、前記最下の洗
浄剤の上に積層された洗浄剤は徐々に洗浄容器の底部に
自重で移動する。
【００１３】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の洗
浄剤入り洗浄具Ａ及びこれに用いてなる洗浄容器Ｂを具
体化した実施例について説明する。
浄剤入り洗浄具Ａ及びこれに用いてなる洗浄容器Ｂを具
体化した実施例について説明する。
【００１４】ここに図１、図２に示したものは本発明の
第１実施例の洗浄剤入り洗浄具Ａであり、図１は洗浄剤
入り洗浄具Ａの使用状態を示す斜視図、図２は同じく洗
浄剤入り洗浄具Ａの分解斜視図である。洗浄剤１は、ジ
クロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシア
ヌル酸（有機さらし粉）、１−ブロモ−３−クロロ−
５，５−ジメチルヒダントイン等を主成分とするものが
適宜使用できるが、その中でも強い塩素臭がなく、人体
に実害がないので安心して使用することができるととも
に、臭気、金属への腐食性、毒性、熱湯との混合、洗剤
との混合等の観点においてジクロロイソシアヌル酸ナト
リウムと溶解調整剤他から調整されたものを使用するこ
とが適している。そして後述する洗浄容器Ｂの内部に２
つの洗浄剤１ａ、１ｂを積層して収容するものである。
また洗浄剤１として錠剤を用い、該錠剤の側周壁２ａ、
２ｂ同士を図１、図２の如く当接して積層すれば、平状
に積層する場合と比較して幅が狭くなって洗浄容器Ｂが
スリムとなる。即ち、使用樹脂量が減るため、洗浄容器
Ｂの成形コストが低減できる。
第１実施例の洗浄剤入り洗浄具Ａであり、図１は洗浄剤
入り洗浄具Ａの使用状態を示す斜視図、図２は同じく洗
浄剤入り洗浄具Ａの分解斜視図である。洗浄剤１は、ジ
クロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシア
ヌル酸（有機さらし粉）、１−ブロモ−３−クロロ−
５，５−ジメチルヒダントイン等を主成分とするものが
適宜使用できるが、その中でも強い塩素臭がなく、人体
に実害がないので安心して使用することができるととも
に、臭気、金属への腐食性、毒性、熱湯との混合、洗剤
との混合等の観点においてジクロロイソシアヌル酸ナト
リウムと溶解調整剤他から調整されたものを使用するこ
とが適している。そして後述する洗浄容器Ｂの内部に２
つの洗浄剤１ａ、１ｂを積層して収容するものである。
また洗浄剤１として錠剤を用い、該錠剤の側周壁２ａ、
２ｂ同士を図１、図２の如く当接して積層すれば、平状
に積層する場合と比較して幅が狭くなって洗浄容器Ｂが
スリムとなる。即ち、使用樹脂量が減るため、洗浄容器
Ｂの成形コストが低減できる。
【００１５】洗浄容器Ｂは、ポリプロピレン樹脂等の樹
脂材料でできており、図１、図２に示す如く、蓋体５と
洗浄容器本体６からなり、蓋体５の下方に凸部７を設け
るとともに、洗浄容器本体６の上方に凹部８を設けて互
いに嵌合させることにより密封させるものである。そし
て前記洗浄剤１を２つ積層して収容し得るとともに、少
なくとも最下の洗浄剤１ａが現出するように側壁３適所
又は側壁３と底面適所（図示せず）に開口部４を設けて
いる。開口部４は図示の如く、最下の洗浄剤１ａの高さ
に設定したスリットを設けている。この理由は、もし最
下の洗浄剤１ａの高さを越えてスリットを設けた場合
は、積層した洗浄剤１ｂにも水がかかって溶解するた
め、発生する塩素が多くなり、臭気が強くなるからであ
る。また、最下の洗浄剤１ａの高さよりも低くスリット
を設けた場合は、最下の洗浄剤１ａにかかる水の量が少
なくなり、洗浄効果が弱まるためである。そして、スリ
ット以外として複数の穴を点在させることもできる。
尚、図示した洗浄容器Ｂの構造は単に例示であり、蓋体
５を洗浄容器Ｂの底部に設けることや、蓋体５等を設け
ることなく、洗浄容器Ｂの中央付近で分離可能な連結構
造のものも適宜採用することができる。
脂材料でできており、図１、図２に示す如く、蓋体５と
洗浄容器本体６からなり、蓋体５の下方に凸部７を設け
るとともに、洗浄容器本体６の上方に凹部８を設けて互
いに嵌合させることにより密封させるものである。そし
て前記洗浄剤１を２つ積層して収容し得るとともに、少
なくとも最下の洗浄剤１ａが現出するように側壁３適所
又は側壁３と底面適所（図示せず）に開口部４を設けて
いる。開口部４は図示の如く、最下の洗浄剤１ａの高さ
に設定したスリットを設けている。この理由は、もし最
下の洗浄剤１ａの高さを越えてスリットを設けた場合
は、積層した洗浄剤１ｂにも水がかかって溶解するた
め、発生する塩素が多くなり、臭気が強くなるからであ
る。また、最下の洗浄剤１ａの高さよりも低くスリット
を設けた場合は、最下の洗浄剤１ａにかかる水の量が少
なくなり、洗浄効果が弱まるためである。そして、スリ
ット以外として複数の穴を点在させることもできる。
尚、図示した洗浄容器Ｂの構造は単に例示であり、蓋体
５を洗浄容器Ｂの底部に設けることや、蓋体５等を設け
ることなく、洗浄容器Ｂの中央付近で分離可能な連結構
造のものも適宜採用することができる。
【００１６】吊り下げ手段９としては、図２に示す如
く、前記蓋体５の上部に係止部１０を形成し、紐１１等
でゴミ受け１２の把手１３に引っ掛けるものであるが、
その他にも高さ調整が容易となるものとして、本出願人
が先に出願した実願平５−７５２２６号に記載した図２
或いは図５（ａ）（ｂ）（ｃ）等の構造、即ち紐を所定
の長さにして挾持させるものも適宜採用することができ
る。
く、前記蓋体５の上部に係止部１０を形成し、紐１１等
でゴミ受け１２の把手１３に引っ掛けるものであるが、
その他にも高さ調整が容易となるものとして、本出願人
が先に出願した実願平５−７５２２６号に記載した図２
或いは図５（ａ）（ｂ）（ｃ）等の構造、即ち紐を所定
の長さにして挾持させるものも適宜採用することができ
る。
【００１７】以上のような構成を有する洗浄剤入り洗浄
具Ａの使用方法を以下に説明する。先ず図２に示す洗浄
容器Ｂの蓋体５を取外し、内部に洗浄剤１ａ、１ｂを２
つ収容し、蓋体５を取付けて密封するのである。そして
蓋体５の上部に形成した係止部１０に紐１１等を通して
図１のようにゴミ受け１２の把手１３に取付けるのであ
る。そして洗浄容器Ｂに設けてある開口部４から水が進
入するとともに、洗浄容器Ｂ内の最下の洗浄剤１ａが溶
解し、これが前記開口部４からゴミ受け１２の隅々まで
拡散して、ヌメリ等を除去する事ができる。そして図
１、図２においては示されないが、洗浄容器Ｂの底部に
開口部４を設けることもできる。底部に開口部４を設け
ていなければ、開口部４から進入した水が洗浄容器Ｂの
底部で溜まり、溶解スピードを早めて短期間でなくなる
とともに、洗浄し得る適量よりも多く溶解して無駄とな
るからである。従って、このような洗浄剤入り洗浄具Ａ
は最下の洗浄剤１ａのみ、水に触れ、特に洗浄剤１ａの
下端は水に触れる量が多くなるため、先細り状に溶解す
るのである。そして少しずつ先端から溶解し、最下の洗
浄剤１ａの高さが低くなると、最下の洗浄剤１ａに積層
された洗浄剤１ｂが洗浄容器Ｂの底部に自重で移動し
て、最後には完全に洗浄容器Ｂの底部に位置するのであ
る。即ちこのような洗浄剤入り洗浄具Ａ（洗浄剤２個入
り）を採用すれば、従来の洗浄剤入り洗浄具ａ（洗浄剤
１個入り）では、最大３０日程度で溶解していたもの
が、少なくとも５割増し、即ち４５日程度で溶解するよ
うになり、長期間洗浄効果を発揮し続けることができ
る。
具Ａの使用方法を以下に説明する。先ず図２に示す洗浄
容器Ｂの蓋体５を取外し、内部に洗浄剤１ａ、１ｂを２
つ収容し、蓋体５を取付けて密封するのである。そして
蓋体５の上部に形成した係止部１０に紐１１等を通して
図１のようにゴミ受け１２の把手１３に取付けるのであ
る。そして洗浄容器Ｂに設けてある開口部４から水が進
入するとともに、洗浄容器Ｂ内の最下の洗浄剤１ａが溶
解し、これが前記開口部４からゴミ受け１２の隅々まで
拡散して、ヌメリ等を除去する事ができる。そして図
１、図２においては示されないが、洗浄容器Ｂの底部に
開口部４を設けることもできる。底部に開口部４を設け
ていなければ、開口部４から進入した水が洗浄容器Ｂの
底部で溜まり、溶解スピードを早めて短期間でなくなる
とともに、洗浄し得る適量よりも多く溶解して無駄とな
るからである。従って、このような洗浄剤入り洗浄具Ａ
は最下の洗浄剤１ａのみ、水に触れ、特に洗浄剤１ａの
下端は水に触れる量が多くなるため、先細り状に溶解す
るのである。そして少しずつ先端から溶解し、最下の洗
浄剤１ａの高さが低くなると、最下の洗浄剤１ａに積層
された洗浄剤１ｂが洗浄容器Ｂの底部に自重で移動し
て、最後には完全に洗浄容器Ｂの底部に位置するのであ
る。即ちこのような洗浄剤入り洗浄具Ａ（洗浄剤２個入
り）を採用すれば、従来の洗浄剤入り洗浄具ａ（洗浄剤
１個入り）では、最大３０日程度で溶解していたもの
が、少なくとも５割増し、即ち４５日程度で溶解するよ
うになり、長期間洗浄効果を発揮し続けることができ
る。
【００１８】次に図３に示したものは、本発明の第２実
施例の洗浄剤入り洗浄具Ａ′の分解斜視図である。これ
は洗浄剤１を平状に積層した場合のものであり、洗浄容
器Ｂは内部中空の円筒形状からなる。そして蓋体５と洗
浄容器本体６は螺合可能に、それぞれ雄螺子部１４と雌
螺子部１５を設け、密封可能に設けているものである。
洗浄容器本体６の周壁１６には最下の洗浄剤１よりも越
えないように開口部４を設けている。その為、常に洗浄
剤が溶解する量が一定となり、安定した洗浄効果を維持
することができるのである。また蓋体５は洗浄容器Ｂの
上部に設けているが、洗浄容器Ｂの下部であっても構わ
ない。このような洗浄容器Ｂを採用することにより、洗
浄剤１が数多く積層することができるので、前記した実
施例１よりも増して長期間洗浄効果を維持することがで
きる。また、洗浄容器本体６の周壁１６の長手方向適所
に覗き窓１７を設けることにより、残存する洗浄剤１の
個数が一目でわかり、洗浄剤１の追加の時期を確認する
ことができる。更に図３のような、蓋体５、洗浄容器本
体６の分離型ではなく、成形時から洗浄剤１を所定数量
収容した一体型の洗浄剤入り洗浄具Ａも採用され得る。
施例の洗浄剤入り洗浄具Ａ′の分解斜視図である。これ
は洗浄剤１を平状に積層した場合のものであり、洗浄容
器Ｂは内部中空の円筒形状からなる。そして蓋体５と洗
浄容器本体６は螺合可能に、それぞれ雄螺子部１４と雌
螺子部１５を設け、密封可能に設けているものである。
洗浄容器本体６の周壁１６には最下の洗浄剤１よりも越
えないように開口部４を設けている。その為、常に洗浄
剤が溶解する量が一定となり、安定した洗浄効果を維持
することができるのである。また蓋体５は洗浄容器Ｂの
上部に設けているが、洗浄容器Ｂの下部であっても構わ
ない。このような洗浄容器Ｂを採用することにより、洗
浄剤１が数多く積層することができるので、前記した実
施例１よりも増して長期間洗浄効果を維持することがで
きる。また、洗浄容器本体６の周壁１６の長手方向適所
に覗き窓１７を設けることにより、残存する洗浄剤１の
個数が一目でわかり、洗浄剤１の追加の時期を確認する
ことができる。更に図３のような、蓋体５、洗浄容器本
体６の分離型ではなく、成形時から洗浄剤１を所定数量
収容した一体型の洗浄剤入り洗浄具Ａも採用され得る。
【００１９】尚、洗浄剤を収容する洗浄容器Ｂは、図示
したものに限定されるものではなく、蓋体形状、洗浄容
器本体形状、洗浄剤を収容するための収容口の位置、吊
り下げ手段、開口部の形状等については適宜変更可能で
あるということは言うまでもない。
したものに限定されるものではなく、蓋体形状、洗浄容
器本体形状、洗浄剤を収容するための収容口の位置、吊
り下げ手段、開口部の形状等については適宜変更可能で
あるということは言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する効果を奏する。従来の洗浄剤入り洗浄具では、所
定の洗浄剤を一つだけ収容するタイプのものであるた
め、流水量や水温等によって若干のバラツキがあるもの
の、通常３０日程度で完全に溶解してしまい、その取り
替えサイクルが短期間であり、非常に煩わしいものであ
った。しかしながら本発明の洗浄剤入り洗浄具を採用す
ることにより、従来の洗浄剤入り洗浄具と同様の効果を
維持しつつ、少なくとも４５日もち、長期間連続使用す
ることができる。そして開口部の位置を、少なくとも最
下の洗浄剤の高さよりも越えない高さに設定することに
より、開口部から現出している最下の洗浄剤のみに水が
かかるため、洗浄剤の溶解する量が常に一定となり、安
定した洗浄が実現できる。また洗浄容器として、洗浄剤
を入替えることができるため、洗浄剤が無くなる前に追
加することができるので、一時たりとも切らすことがな
い上、洗浄容器は繰り返し使用でき経済的である。更に
洗浄剤として錠剤を用いるとともに、該錠剤の側周壁同
士を当接して積層することにより、平状に積層する場合
と比較して幅が狭くなって洗浄容器がスリムに成形する
ことができるので、使用樹脂量が減り、洗浄容器の成形
コストが削減できる。
載する効果を奏する。従来の洗浄剤入り洗浄具では、所
定の洗浄剤を一つだけ収容するタイプのものであるた
め、流水量や水温等によって若干のバラツキがあるもの
の、通常３０日程度で完全に溶解してしまい、その取り
替えサイクルが短期間であり、非常に煩わしいものであ
った。しかしながら本発明の洗浄剤入り洗浄具を採用す
ることにより、従来の洗浄剤入り洗浄具と同様の効果を
維持しつつ、少なくとも４５日もち、長期間連続使用す
ることができる。そして開口部の位置を、少なくとも最
下の洗浄剤の高さよりも越えない高さに設定することに
より、開口部から現出している最下の洗浄剤のみに水が
かかるため、洗浄剤の溶解する量が常に一定となり、安
定した洗浄が実現できる。また洗浄容器として、洗浄剤
を入替えることができるため、洗浄剤が無くなる前に追
加することができるので、一時たりとも切らすことがな
い上、洗浄容器は繰り返し使用でき経済的である。更に
洗浄剤として錠剤を用いるとともに、該錠剤の側周壁同
士を当接して積層することにより、平状に積層する場合
と比較して幅が狭くなって洗浄容器がスリムに成形する
ことができるので、使用樹脂量が減り、洗浄容器の成形
コストが削減できる。
【図１】 本発明に係る第一実施例の洗浄剤入り洗浄具
の使用状態を示す斜視図
の使用状態を示す斜視図
【図２】 同じく洗浄剤入り洗浄具の分解斜視図
【図３】 本発明に係る第二実施例の洗浄剤入り洗浄具
の分解斜視図
の分解斜視図
【図４】 従来の洗浄剤入り洗浄具の使用状態を示す斜
視図
視図
Ａ、Ａ′洗浄剤入り洗浄具 Ｂ 洗浄容器 １、１ａ、１ｂ 洗浄剤 ２ａ、２ｂ
側周壁 ３ 側壁 ４ 開口部 ５ 蓋体 ６ 洗浄容器
本体 ７ 凸部 ８ 凹部 ９ 吊り下げ手段 １０ 係止部 １１ 紐 １２ ゴミ受
け １３ 把手 １４ 雄螺子
部 １５ 雌螺子部 １６ 周壁 ５１ 洗浄剤 ５２ 側穴 ５３ 上穴 ５４ 紐 ５５ 挾持部 ５６ ゴミ受
け
側周壁 ３ 側壁 ４ 開口部 ５ 蓋体 ６ 洗浄容器
本体 ７ 凸部 ８ 凹部 ９ 吊り下げ手段 １０ 係止部 １１ 紐 １２ ゴミ受
け １３ 把手 １４ 雄螺子
部 １５ 雌螺子部 １６ 周壁 ５１ 洗浄剤 ５２ 側穴 ５３ 上穴 ５４ 紐 ５５ 挾持部 ５６ ゴミ受
け
Claims (9)
- 【請求項１】 洗浄剤を収容した洗浄容器を吊り紐等で
吊り下げて使用する洗浄剤入り洗浄具であって、 水溶性からなる固形の洗浄剤と、 前記洗浄剤を２以上積層して収容し得るとともに、少な
くとも最下の洗浄剤が現出するように側壁適所又は側壁
と底面適所に開口部を設けてなる内部中空の洗浄容器
と、 前記洗浄剤を収容した洗浄容器を吊り下げてなる吊り下
げ手段と、 よりなる洗浄剤入り洗浄具。 - 【請求項２】 開口部として、少なくとも最下の洗浄剤
の高さよりも越えない高さに設定したものを利用してな
る請求項１記載の洗浄剤入り洗浄具。 - 【請求項３】 開口部として、複数個のスリットを設け
たものを利用してなる請求項１又は２記載の洗浄剤入り
洗浄具。 - 【請求項４】 洗浄容器として、洗浄剤を入替自在とな
るものを利用した請求項１、２又は３記載の洗浄剤入り
洗浄具。 - 【請求項５】 洗浄剤として、錠剤を用いるとともに、
該錠剤を積層してなる請求項１、２、３又は４記載の洗
浄剤入り洗浄具。 - 【請求項６】 内部中空の洗浄容器であって、 洗浄剤投入口を適宜位置に設けるとともに、前記洗浄剤
を２以上積層して収容し、且つ少なくとも最下の洗浄剤
が現出するように側壁適所又は側壁と底壁適所に開口部
を設けてなる洗浄剤入り洗浄具に用いてなる洗浄容器。 - 【請求項７】 開口部として、少なくとも最下の洗浄剤
の高さよりも越えない高さに設定したものを利用してな
る請求項６記載の洗浄剤入り洗浄具に用いてなる洗浄容
器。 - 【請求項８】 開口部として、複数個のスリットを設け
たものを利用してなる請求項６又は７記載の洗浄剤入り
洗浄具に用いてなる洗浄容器。 - 【請求項９】 洗浄容器として、洗浄剤を入替自在とな
るものを利用した請求項６、７又は８記載の洗浄剤入り
洗浄具に用いてなる洗浄容器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP26867694A JP3475522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いてなる洗浄容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26867694A JP3475522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いてなる洗浄容器 |
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|---|---|
| JPH08128090A true JPH08128090A (ja) | 1996-05-21 |
| JP3475522B2 JP3475522B2 (ja) | 2003-12-08 |
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ID=17461850
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP26867694A Expired - Fee Related JP3475522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 洗浄剤入り洗浄具及びこれに用いてなる洗浄容器 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3475522B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000012828A1 (fr) | 1998-09-01 | 2000-03-09 | Nippon Soda Co., Ltd. | Separateur de boues et agent de prevention et d'elimination des boues |
| KR102491783B1 (ko) * | 2022-02-25 | 2023-01-27 | 주식회사 씨에스켐텍 | 식기세척기용 거름망 키트 및 이를 포함하는 식기세척기 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1994
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000012828A1 (fr) | 1998-09-01 | 2000-03-09 | Nippon Soda Co., Ltd. | Separateur de boues et agent de prevention et d'elimination des boues |
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| US6927199B2 (en) | 1998-09-01 | 2005-08-09 | Nippon Soda Co., Ltd | Slime remover and slime preventing/removing agent containing a clathrate compound |
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| US7098174B2 (en) | 1998-09-01 | 2006-08-29 | Nippon Soda Co., Ltd. | Slime remover and slime preventing/removing agent |
| KR102491783B1 (ko) * | 2022-02-25 | 2023-01-27 | 주식회사 씨에스켐텍 | 식기세척기용 거름망 키트 및 이를 포함하는 식기세척기 |
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