JPH08127719A - アルキルメチルシロキサン含有のゲル - Google Patents
アルキルメチルシロキサン含有のゲルInfo
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- JPH08127719A JPH08127719A JP7242589A JP24258995A JPH08127719A JP H08127719 A JPH08127719 A JP H08127719A JP 7242589 A JP7242589 A JP 7242589A JP 24258995 A JP24258995 A JP 24258995A JP H08127719 A JPH08127719 A JP H08127719A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パーソナルケア製品に使用するのに適当なゲル
を提供する。 【解決手段】該ゲルはゲル化剤;油;およびゲルを強化
しその堅固さおよび剛性を高めるアルキルメチルシロキ
サンの重合体また共重合体を含有する。そのゲル化剤は
12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロキシ
ステアリン酸の金属塩である。適当な油は、250℃以
下の沸点と0.65〜5.0センチストークス(mm2
/s)の範囲内の粘度を有する揮発性メチルシロキサン
と混合した非揮発性シロキサンである。
を提供する。 【解決手段】該ゲルはゲル化剤;油;およびゲルを強化
しその堅固さおよび剛性を高めるアルキルメチルシロキ
サンの重合体また共重合体を含有する。そのゲル化剤は
12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロキシ
ステアリン酸の金属塩である。適当な油は、250℃以
下の沸点と0.65〜5.0センチストークス(mm2
/s)の範囲内の粘度を有する揮発性メチルシロキサン
と混合した非揮発性シロキサンである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々のパ−ソナル
ケア製品に使用するのに適した透明で堅固なゲルに関す
る。この優れたゲルは該ゲルの透明性を改善し、ゲルを
強化し、その堅固さと剛性を高めるアルキルメチルシロ
キサンの重合体または共重合体を含有する。
ケア製品に使用するのに適した透明で堅固なゲルに関す
る。この優れたゲルは該ゲルの透明性を改善し、ゲルを
強化し、その堅固さと剛性を高めるアルキルメチルシロ
キサンの重合体または共重合体を含有する。
【0002】
【従来の技術】消費者の最近の傾向として透明製品の要
求が非常に高まっている。これらの製品は自動車用燃料
から家庭用およびパーソナルケア製品、例えば皿洗いお
よび洗濯用洗剤並びにローション、溶液およびゲルの形
態のスキンケア、ヘヤケア品に及ぶ。シヤンプー、日焼
防止剤、バスオイル、発汗防止剤および歯みがきのよう
な透明な消費者用品はデパートや小売店の棚に容易に見
られる。消費者は透明性と環境の友好性とを一致させる
傾向にあるから、透明製品に対する要求は継続しそうで
ある。
求が非常に高まっている。これらの製品は自動車用燃料
から家庭用およびパーソナルケア製品、例えば皿洗いお
よび洗濯用洗剤並びにローション、溶液およびゲルの形
態のスキンケア、ヘヤケア品に及ぶ。シヤンプー、日焼
防止剤、バスオイル、発汗防止剤および歯みがきのよう
な透明な消費者用品はデパートや小売店の棚に容易に見
られる。消費者は透明性と環境の友好性とを一致させる
傾向にあるから、透明製品に対する要求は継続しそうで
ある。
【0003】透明製品を製造することは困難である。ス
テイック型の製品について、適当な剛性をもった固体製
品を作ることも困難である。透明製品の配合に必要な成
分の全てが、特に満足な配合製品用の他の成分と混合し
たときに、透明性または堅固さに適するわけではない。
このことは、パーソナルケアの分野で見られる配合品に
おいて事実である。
テイック型の製品について、適当な剛性をもった固体製
品を作ることも困難である。透明製品の配合に必要な成
分の全てが、特に満足な配合製品用の他の成分と混合し
たときに、透明性または堅固さに適するわけではない。
このことは、パーソナルケアの分野で見られる配合品に
おいて事実である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明によっ
て解決しようとする課題はパーソナルケア製品に基本成
分とし使用するのに適するゲル製品の製造である。これ
は、配合品にある種の基本成分を混合することによって
解決される。
て解決しようとする課題はパーソナルケア製品に基本成
分とし使用するのに適するゲル製品の製造である。これ
は、配合品にある種の基本成分を混合することによって
解決される。
【0005】本発明によって得られた利点は、パーソナ
ルケア製品の成分として使用するのに有効な固体製品が
効果的に製造され、それが市場における透明性および剛
性に対する消費者の要求を満たすことである。
ルケア製品の成分として使用するのに有効な固体製品が
効果的に製造され、それが市場における透明性および剛
性に対する消費者の要求を満たすことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキルメチ
ルシロキサン重合体または共重合体0.1〜10重量
%;12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロ
キシステアリン酸の金属塩であるゲル化剤0.1〜10
重量%;および油80〜99.8重量%を含有する透明
で堅固そして剛性のゲルに関する。その油は有機油、揮
発性または非揮発性シロキサン、またはそれらの混合物
である。本発明用の揮発性シロキサンは、250℃以下
の沸点および0.65〜5.0センチストークス(mm
2 /s)の粘度を有する化合物が考えられる。
ルシロキサン重合体または共重合体0.1〜10重量
%;12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロ
キシステアリン酸の金属塩であるゲル化剤0.1〜10
重量%;および油80〜99.8重量%を含有する透明
で堅固そして剛性のゲルに関する。その油は有機油、揮
発性または非揮発性シロキサン、またはそれらの混合物
である。本発明用の揮発性シロキサンは、250℃以下
の沸点および0.65〜5.0センチストークス(mm
2 /s)の粘度を有する化合物が考えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】特定の理論で束縛するものではな
いが、本発明のゲルの強さの増大、並びに透明性および
基質への接着性の増加は、12−ヒドロキシステアリン
酸ゲル化剤とアルキルメチルシロキサンとの相互作用の
ためである。そのゲル化剤はアミドを含まないので、こ
の相互作用はEP−A0531337号に教示されてい
るようなアミド型のコゲル化剤の存在によって妨げられ
ない。
いが、本発明のゲルの強さの増大、並びに透明性および
基質への接着性の増加は、12−ヒドロキシステアリン
酸ゲル化剤とアルキルメチルシロキサンとの相互作用の
ためである。そのゲル化剤はアミドを含まないので、こ
の相互作用はEP−A0531337号に教示されてい
るようなアミド型のコゲル化剤の存在によって妨げられ
ない。
【0008】従って、本発明によりアルキルメチルシロ
キサンは、油と12−ヒドロキシステアリン酸ゲル化剤
との間の分子間力を増し、形成されるミクロ繊維のサイ
ズと数を制御する作用をする、そしてこれがゲルの強さ
と透明性を改善する。
キサンは、油と12−ヒドロキシステアリン酸ゲル化剤
との間の分子間力を増し、形成されるミクロ繊維のサイ
ズと数を制御する作用をする、そしてこれがゲルの強さ
と透明性を改善する。
【0009】さらに、本発明のアルキルメチルシロキサ
ンは油におけるアミドを含まない12−ヒドロキシステ
アリン酸ゲル化剤の溶解度を高める。その結果、再結晶
中に多数の核生成部位が生成され、これらの部位が多数
のミクロ繊維生成の可能性を有する。それによって高い
繊維密度が得られ、それがゲルを強くさせ高モジユラス
を示す。これらのマクロ繊維は寸法が極めて小さいか
ら、光の散乱が小さく、従ってゲルは透明になる。
ンは油におけるアミドを含まない12−ヒドロキシステ
アリン酸ゲル化剤の溶解度を高める。その結果、再結晶
中に多数の核生成部位が生成され、これらの部位が多数
のミクロ繊維生成の可能性を有する。それによって高い
繊維密度が得られ、それがゲルを強くさせ高モジユラス
を示す。これらのマクロ繊維は寸法が極めて小さいか
ら、光の散乱が小さく、従ってゲルは透明になる。
【0010】本発明により、透明度は比濁計の濁度単位
(NTU)によって定義される。400NTU以下の読
み値は透明;400NTU以上の読み値は半透明;そし
て100NTU以下の読み値は真正透明と考える。
(NTU)によって定義される。400NTU以下の読
み値は透明;400NTU以上の読み値は半透明;そし
て100NTU以下の読み値は真正透明と考える。
【0011】本発明のゲルは透明で堅固かつ剛性であっ
て、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステアリン酸ま
たは12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩にすること
ができるゲル化剤0.1〜10重量%;および有機油;
揮発性シロキサンまたは非揮発性シロキサンまたはそれ
らの混合物80〜99.8重量%を含有する。
て、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステアリン酸ま
たは12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩にすること
ができるゲル化剤0.1〜10重量%;および有機油;
揮発性シロキサンまたは非揮発性シロキサンまたはそれ
らの混合物80〜99.8重量%を含有する。
【0012】発汗抑制剤のようなパーソナルケア製品を
配合する必要があるときには、本発明のゲルの組成は発
汗抑制活性剤も含有することができる。その場合のゲル
は、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;ゲル化剤0.1〜10重量%;油
成分55〜89.8重量%;および適当な発汗抑制活性
剤10〜25重量%を含有する必要がある。
配合する必要があるときには、本発明のゲルの組成は発
汗抑制活性剤も含有することができる。その場合のゲル
は、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;ゲル化剤0.1〜10重量%;油
成分55〜89.8重量%;および適当な発汗抑制活性
剤10〜25重量%を含有する必要がある。
【0013】適当な発汗抑制活性剤は、収斂性の塩化合
物、例えばアルミニウムまたはジルコニウムの無機また
は有機塩類の形態およびそれらの混合物である。代表的
な化合物は塩化アルミニウム、アルミニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウムジクロロハイドレート、アルミ
ニウムクロロヒドレックス、アルミニウムセスキクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムトリクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムペンタクロロハ
イドレート、アルミニウム−ジルコニウムオクタクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロヒド
ログリセリン、アルミニウム−ジルコニウムテトラクロ
ロヒドレックスグリセリン、ジルコニウムクロロハイド
レートおよびジルコニウムヒドロキシクロリドである。
物、例えばアルミニウムまたはジルコニウムの無機また
は有機塩類の形態およびそれらの混合物である。代表的
な化合物は塩化アルミニウム、アルミニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウムジクロロハイドレート、アルミ
ニウムクロロヒドレックス、アルミニウムセスキクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムトリクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムペンタクロロハ
イドレート、アルミニウム−ジルコニウムオクタクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロヒド
ログリセリン、アルミニウム−ジルコニウムテトラクロ
ロヒドレックスグリセリン、ジルコニウムクロロハイド
レートおよびジルコニウムヒドロキシクロリドである。
【0014】好適な収斂性発汗抑制塩の1つが米国特許
第5,320,828号に記載されている被封入アルミ
ニウムクロロハイドレートである。透明製品の配合にお
いて、収斂性発汗抑制剤の塩化合物の屈折率はシロキサ
ン流体の屈折率と合致しなければならない。
第5,320,828号に記載されている被封入アルミ
ニウムクロロハイドレートである。透明製品の配合にお
いて、収斂性発汗抑制剤の塩化合物の屈折率はシロキサ
ン流体の屈折率と合致しなければならない。
【0015】本発明のアルキルメチルシロキサンは次の
式を有する重合体または共重合体である。
式を有する重合体または共重合体である。
【0016】
【化1】 または
【化2】 〔式中のxは1〜50の値を有し;yは1〜100の値
を有し;zは10〜40の値を有する〕。
を有し;zは10〜40の値を有する〕。
【0017】式Iおよび式IIにおける末端メチル基の
1つまたは両方は基−(CH2 )zCH3と置換でき
る。代表的なアルキルメチルシロキサンの構造は次の通
りである。
1つまたは両方は基−(CH2 )zCH3と置換でき
る。代表的なアルキルメチルシロキサンの構造は次の通
りである。
【0018】
【化3】
【化4】 これらのアルキルメチルシロキサンは、炭素上の白金触
媒の共存下で連鎖内にSi−H官能性を有する線状シロ
キサンを、理論的に少し過剰のアルケン(CH2=CH
R)と反応させることによって生成される。アルキルメ
チルシロキサンはメチル水素ジクロロシランとトリメチ
ルクロロシランの直接共加水分解によっても生成され
る。その反応生成物は炭素上の白金触媒の共存下で理論
的に少し過剰のアルケンと接触させる。
媒の共存下で連鎖内にSi−H官能性を有する線状シロ
キサンを、理論的に少し過剰のアルケン(CH2=CH
R)と反応させることによって生成される。アルキルメ
チルシロキサンはメチル水素ジクロロシランとトリメチ
ルクロロシランの直接共加水分解によっても生成され
る。その反応生成物は炭素上の白金触媒の共存下で理論
的に少し過剰のアルケンと接触させる。
【0019】アルキルメチルシロキサンのバッチ式製造
法は、その反応生成物を60℃でアルケン中の触媒の非
かくはん懸濁系に添加することによって行なう。アルキ
ルメチルシロキサンの連続製造法は、理論値より5%過
剰のアルケンの予熱溶液および前記反応生成物を炭素触
媒チップ上に白金を有する充てんカラムにポンプで送る
ことによって行なう。そのカラムは、その反応が発熱性
であるため熱の除去手段を要する。
法は、その反応生成物を60℃でアルケン中の触媒の非
かくはん懸濁系に添加することによって行なう。アルキ
ルメチルシロキサンの連続製造法は、理論値より5%過
剰のアルケンの予熱溶液および前記反応生成物を炭素触
媒チップ上に白金を有する充てんカラムにポンプで送る
ことによって行なう。そのカラムは、その反応が発熱性
であるため熱の除去手段を要する。
【0020】アルキルメチルシロキサンは高々5ppm
以下の残留アルケンおよび99.95%のアルキルメチ
ルシロキサン生成物を含有することが望ましい。測定可
能量の白金は検出できない。これらの生成物は無色、無
臭、透明および安定な材料である。
以下の残留アルケンおよび99.95%のアルキルメチ
ルシロキサン生成物を含有することが望ましい。測定可
能量の白金は検出できない。これらの生成物は無色、無
臭、透明および安定な材料である。
【0021】アミドを含まないゲル化剤は12−ヒドロ
キシステアリン酸または12−ヒドロキシステアリン酸
の金属塩である。この酸は式CH3(CH2)5CH
(OH)(CH2)10COOHを有する。12−ヒド
ロキシステアリン酸の金属塩類もゲル化剤として使用す
ることができる。該塩類は式〔C6H13−CH(O
H)−(CH2)10−COO〕nM〔式中のMはLi
+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Mg(2+)、C
a(2+)、Sr(2+)、Ba(2+)、Mn(2
+)、Ni(2+)、Cu(2+)、Z(2+)、Cd
(2+)、Hg(2+)、Co(2+)およびPb(2
+)のような金属を示す;nの値は一価の陽イオンでは
1そして二価の陽イオンでは2である〕を有する。本発
明の適当な金属塩の例はカルシウム12−ヒドロキシス
テアラートおよびリチウム12−ヒドロキシステアラー
トである。これらの金属塩類は、12−ヒドロキシステ
アリン酸を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで直
接中和さすことによって調製する。その金属塩類は、1
2−ヒドロキシステアリン酸ナトリウムのような単純な
金属塩と、塩化亜鉛や硫酸銅のような金属の硫酸塩や金
属の塩化物塩とのメタセシス反応によっても調製され
る。
キシステアリン酸または12−ヒドロキシステアリン酸
の金属塩である。この酸は式CH3(CH2)5CH
(OH)(CH2)10COOHを有する。12−ヒド
ロキシステアリン酸の金属塩類もゲル化剤として使用す
ることができる。該塩類は式〔C6H13−CH(O
H)−(CH2)10−COO〕nM〔式中のMはLi
+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Mg(2+)、C
a(2+)、Sr(2+)、Ba(2+)、Mn(2
+)、Ni(2+)、Cu(2+)、Z(2+)、Cd
(2+)、Hg(2+)、Co(2+)およびPb(2
+)のような金属を示す;nの値は一価の陽イオンでは
1そして二価の陽イオンでは2である〕を有する。本発
明の適当な金属塩の例はカルシウム12−ヒドロキシス
テアラートおよびリチウム12−ヒドロキシステアラー
トである。これらの金属塩類は、12−ヒドロキシステ
アリン酸を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで直
接中和さすことによって調製する。その金属塩類は、1
2−ヒドロキシステアリン酸ナトリウムのような単純な
金属塩と、塩化亜鉛や硫酸銅のような金属の硫酸塩や金
属の塩化物塩とのメタセシス反応によっても調製され
る。
【0022】前記の油は、鉱物油、落花生油、ごま油、
アボカド油、やし油、カカオ脂、アーモンド油、サフラ
ワ−油、コーン油、綿実油、ひまし油、オリーブ油、ホ
ホバ油、パラフイン油、タラ肝油、パーム油、大豆油、
小麦の麦芽油、あまに油およびひまわり油のような有機
柔軟化油;イソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、イソプロピルステアレート、ブチルステア
レート、セチルステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、イソデシルオレエート、ジイソプロピルセバケート
およびラウリルラクテートのような脂肪酸エステル;ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸およびベヘン酸のような脂
肪酸;ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、イ
ソステアリル、オレイル、リチノレイル、エルシルおよ
び2−オクデカノール、アルコールのような脂肪アルコ
ール;ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノ
リンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプロピルラノレ
ート、エトキシ化ラノリンおよびアセチル化ラノリンア
ルコール(例えば、Amerchol社、ニユージヤー
ジー州、エジソンの商品名ACETULAN)のような
ラノリンおよびその誘導体;およびスクアランおよびペ
トロラタムのような炭化水素である。特に望ましい有機
柔軟化剤は、商品名「FINSOLV TN」(ニユー
ジヤージ−州エルウッドパークに在るFinetex社
製品)で販売されているC12〜C15安息香酸アルコ
ールである。
アボカド油、やし油、カカオ脂、アーモンド油、サフラ
ワ−油、コーン油、綿実油、ひまし油、オリーブ油、ホ
ホバ油、パラフイン油、タラ肝油、パーム油、大豆油、
小麦の麦芽油、あまに油およびひまわり油のような有機
柔軟化油;イソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、イソプロピルステアレート、ブチルステア
レート、セチルステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、イソデシルオレエート、ジイソプロピルセバケート
およびラウリルラクテートのような脂肪酸エステル;ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸およびベヘン酸のような脂
肪酸;ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、イ
ソステアリル、オレイル、リチノレイル、エルシルおよ
び2−オクデカノール、アルコールのような脂肪アルコ
ール;ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノ
リンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプロピルラノレ
ート、エトキシ化ラノリンおよびアセチル化ラノリンア
ルコール(例えば、Amerchol社、ニユージヤー
ジー州、エジソンの商品名ACETULAN)のような
ラノリンおよびその誘導体;およびスクアランおよびペ
トロラタムのような炭化水素である。特に望ましい有機
柔軟化剤は、商品名「FINSOLV TN」(ニユー
ジヤージ−州エルウッドパークに在るFinetex社
製品)で販売されているC12〜C15安息香酸アルコ
ールである。
【0023】日焼防止剤である有機油が使用される、但
しそれらは米国政府食品医薬品局(FDA)によって決
定されている規制限度内または以下の量で使用される。
我々の組成物の調製に使用できる代表的日焼防止剤また
はその混合物は4−アミノ安息香酸;サリチル酸ホモメ
チル;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン;
2−フエニルベンズイミダゾ−ル−5−スルホン酸;4
−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステ
ル;4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル;4−メ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル(CTFA
オクチルメトキシシナメート);3−(4′−メチル)
ベンジリデン−ボルナン−2−ワン;1−(4′−イソ
プロピルフエニル)−3−フエニル−1−プロパン−
1,3−ジオン;1−(4′−t−ブチルフエニル)−
3−(4−メトキシフエニル)−プロパン−1,3−ジ
オン;および2−エチルヘキシル−2−ヒドロキシベン
ゾエート(CTFAサリチル酸オクチル)を含む(CT
FAは、The Cosmetics,Toiletr
ies and Fragrance Associa
tion,Inc.(ワシントンD.C.)を意味す
る。
しそれらは米国政府食品医薬品局(FDA)によって決
定されている規制限度内または以下の量で使用される。
我々の組成物の調製に使用できる代表的日焼防止剤また
はその混合物は4−アミノ安息香酸;サリチル酸ホモメ
チル;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン;
2−フエニルベンズイミダゾ−ル−5−スルホン酸;4
−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステ
ル;4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル;4−メ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル(CTFA
オクチルメトキシシナメート);3−(4′−メチル)
ベンジリデン−ボルナン−2−ワン;1−(4′−イソ
プロピルフエニル)−3−フエニル−1−プロパン−
1,3−ジオン;1−(4′−t−ブチルフエニル)−
3−(4−メトキシフエニル)−プロパン−1,3−ジ
オン;および2−エチルヘキシル−2−ヒドロキシベン
ゾエート(CTFAサリチル酸オクチル)を含む(CT
FAは、The Cosmetics,Toiletr
ies and Fragrance Associa
tion,Inc.(ワシントンD.C.)を意味す
る。
【0024】最適の日焼防止剤はオクチルサリシレート
およびオクチルメトキシシナメートである。オクチルサ
リシレートは商品名「DERMOBLOCK OS」で
Alzo社(Alzo Inc.ニユージヤージー州マ
タワン)によって、ISPVan Dyk社(ニユージ
ヤージー州ベレヴイレ)によって商品名「ESCALO
L」で、Fabriquimica SRL社(アルゼ
ンチン、サンタマーチン)によって商品名「NEOTA
N」で、およびBASF社(ニユージヤージー州パルシ
パニイ)によって商品名「UNIVUL 0−18」で
販売されている。オクチルメトキシシナメートはISP
Van Dyk社によって商品名「ESCALOL
557」で、そしてGivaudan−Roure社
(ニユージヤージー州クリフトン)によって商品名「P
ARSOL MCX」で販売されている。
およびオクチルメトキシシナメートである。オクチルサ
リシレートは商品名「DERMOBLOCK OS」で
Alzo社(Alzo Inc.ニユージヤージー州マ
タワン)によって、ISPVan Dyk社(ニユージ
ヤージー州ベレヴイレ)によって商品名「ESCALO
L」で、Fabriquimica SRL社(アルゼ
ンチン、サンタマーチン)によって商品名「NEOTA
N」で、およびBASF社(ニユージヤージー州パルシ
パニイ)によって商品名「UNIVUL 0−18」で
販売されている。オクチルメトキシシナメートはISP
Van Dyk社によって商品名「ESCALOL
557」で、そしてGivaudan−Roure社
(ニユージヤージー州クリフトン)によって商品名「P
ARSOL MCX」で販売されている。
【0025】有機芳香油も使用されるが、それはアンバ
ーグリス、安息香、シベット、チョウジノキ、リーフオ
イル、ジヤスミン、マテ、ミモサ、ジヤコウ、ミルラ、
ニオイアヤメ、ビヤクダン油およびベチベル油のような
天然品;アミルサリチレート、アミルシナミックアルデ
ヒド、ベンジルアセテート、アンブレットおよびテルピ
ニルアセテートのような芳香化学物質;およびフローラ
ル・ブーケ科、オリエンタル科、シユプレ科、木質科、
ミカン科、カヌー科、レザー科、スパイス科およびハー
ブ科のような種々の代表的な科の香油を含む。
ーグリス、安息香、シベット、チョウジノキ、リーフオ
イル、ジヤスミン、マテ、ミモサ、ジヤコウ、ミルラ、
ニオイアヤメ、ビヤクダン油およびベチベル油のような
天然品;アミルサリチレート、アミルシナミックアルデ
ヒド、ベンジルアセテート、アンブレットおよびテルピ
ニルアセテートのような芳香化学物質;およびフローラ
ル・ブーケ科、オリエンタル科、シユプレ科、木質科、
ミカン科、カヌー科、レザー科、スパイス科およびハー
ブ科のような種々の代表的な科の香油を含む。
【0026】前記のように、その油は非揮発性シロキサ
ン、揮発性シロキサン、またはそれらの混合物を含む。
非揮発性シロキサンは粘度が5以上、望ましくは100
〜10,000センチストークス(mm2 /s)の範囲
内の粘度を有する有機ポリシロキサンである。比較的高
いおよび比較的低い粘度をもったポリシロキサンの混合
物も使用できる。かかるポリシロキサンは次の反復単位
を有する。
ン、揮発性シロキサン、またはそれらの混合物を含む。
非揮発性シロキサンは粘度が5以上、望ましくは100
〜10,000センチストークス(mm2 /s)の範囲
内の粘度を有する有機ポリシロキサンである。比較的高
いおよび比較的低い粘度をもったポリシロキサンの混合
物も使用できる。かかるポリシロキサンは次の反復単位
を有する。
【0027】
【化5】 〔式中のnは1以上の値を有する整数であり、R1 およ
びR2 は典型的にメチルまたはフエニル基のような短鎖
アルキル基である。非揮発性シロキサンとしては、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、
ポリメチルエチルシロキサン、ポリメチルフエニルシロ
キサンおよびポリジフエニルシロキサンがある。
びR2 は典型的にメチルまたはフエニル基のような短鎖
アルキル基である。非揮発性シロキサンとしては、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、
ポリメチルエチルシロキサン、ポリメチルフエニルシロ
キサンおよびポリジフエニルシロキサンがある。
【0028】最適の非揮発明性シロキサンは次式の1つ
を有する芳香族有機基を含有するシロキサンである。
を有する芳香族有機基を含有するシロキサンである。
【0029】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】 または
【化10】 上式(I)〜(V)において、RはR′、フエニル基の
ような芳香族有機基または2−フエニルエチル、2−フ
エニルプロピルおよび2−フエニルブチルのようなアラ
ルキル基であり;R′は炭素原子数が1〜7のアルキル
基であり;xは0〜1000の値を有する整数であり;
wは3〜6の値を有する整数であり;yおよびzは和が
2と1000の間にある整数である。本発明には、R′
はメチルが最適であり、Rはメチル、フエニルまたは2
−フエニルプロピル;そしてxは1〜1000の値を有
するのが最適である。
ような芳香族有機基または2−フエニルエチル、2−フ
エニルプロピルおよび2−フエニルブチルのようなアラ
ルキル基であり;R′は炭素原子数が1〜7のアルキル
基であり;xは0〜1000の値を有する整数であり;
wは3〜6の値を有する整数であり;yおよびzは和が
2と1000の間にある整数である。本発明には、R′
はメチルが最適であり、Rはメチル、フエニルまたは2
−フエニルプロピル;そしてxは1〜1000の値を有
するのが最適である。
【0030】使用する芳香族有機基含有シロキサンは置
換フエニルが最適であって、50センチストークス(m
m2 /s)以下の粘度、1000以下の分子量、1.4
8〜1.53の屈折率およびケイ素原子上の置換基とし
て少なくとも2つのフエニル基を有し、ケイ素原子上の
残りの置換基はメチル基である。
換フエニルが最適であって、50センチストークス(m
m2 /s)以下の粘度、1000以下の分子量、1.4
8〜1.53の屈折率およびケイ素原子上の置換基とし
て少なくとも2つのフエニル基を有し、ケイ素原子上の
残りの置換基はメチル基である。
【0031】次に置換フエニルを含む代表的な芳香族有
機基含有シロキサンおよび2−フエニルプロピル機能性
流体(それらは本発明に使用される)のいくつかを示
す。流体の粘度は全て25℃で測定する。従って、代表
的な芳香族有機含有シロキサンは(イ)20センチスト
ークス(mm2 /s)の粘度を有するメチルフエニルポ
リシロキサン;(ロ)37センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有するテトラメチルテトラフエニルトリシ
ロキサン流体(TMTPTS);(ハ)3.5センチス
トークス(mm2 /s)の粘度を有するジフエニルテト
ラメチルジシロキサン流体;(ニ)45センチストーク
ス(mm2 /s)の粘度を有するフエニルメチルジメチ
ルシクロシロキサン流体;(ホ)170センチストーク
ス(mm2/s)の粘度を有し式(CH3)3SiO
(CH3RSiO)7.06Si(CH3)3のメチル
スチレン−メチコン流体〔式中のRは−CH2CH(C
H3)C6H5である〕;(ヘ)52センチストークス
(mm2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO(C
H3RSiO)3Si(CH3)3〔式中のRは−CH
2CH(CH3)C6H5である〕のメチルスチレン−
メチコン流体;および(ト)48センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO〔(CH
3)2SiO〕4(CH3RSiO)4.5Si(CH
3)3〔式中のRは−CH2CH(CH3)C6H5で
ある〕の共重合体メチルスチレンーメチコン流体であ
る。化学的に、流体(ホ)と(ヘ)はポリ(2−フエニ
ルプロピルメチルシロキサン)であり、そして流体
(ト)はポリ(2−フエニルプロピルメチルシロキサン
ジメチルシロキサン)である。
機基含有シロキサンおよび2−フエニルプロピル機能性
流体(それらは本発明に使用される)のいくつかを示
す。流体の粘度は全て25℃で測定する。従って、代表
的な芳香族有機含有シロキサンは(イ)20センチスト
ークス(mm2 /s)の粘度を有するメチルフエニルポ
リシロキサン;(ロ)37センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有するテトラメチルテトラフエニルトリシ
ロキサン流体(TMTPTS);(ハ)3.5センチス
トークス(mm2 /s)の粘度を有するジフエニルテト
ラメチルジシロキサン流体;(ニ)45センチストーク
ス(mm2 /s)の粘度を有するフエニルメチルジメチ
ルシクロシロキサン流体;(ホ)170センチストーク
ス(mm2/s)の粘度を有し式(CH3)3SiO
(CH3RSiO)7.06Si(CH3)3のメチル
スチレン−メチコン流体〔式中のRは−CH2CH(C
H3)C6H5である〕;(ヘ)52センチストークス
(mm2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO(C
H3RSiO)3Si(CH3)3〔式中のRは−CH
2CH(CH3)C6H5である〕のメチルスチレン−
メチコン流体;および(ト)48センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO〔(CH
3)2SiO〕4(CH3RSiO)4.5Si(CH
3)3〔式中のRは−CH2CH(CH3)C6H5で
ある〕の共重合体メチルスチレンーメチコン流体であ
る。化学的に、流体(ホ)と(ヘ)はポリ(2−フエニ
ルプロピルメチルシロキサン)であり、そして流体
(ト)はポリ(2−フエニルプロピルメチルシロキサン
ジメチルシロキサン)である。
【0032】これらの芳香族有機基含有シロキサン流体
は単独または2種以上の流体を混合してブレンドとして
使用する。さらに、1種以上のこれらシロキサン流体は
揮発性シロキサンのような別種のシロキサン流体と混合
することができる。2種以上の流体を混合する場合、流
体の少なくとも1つはケイ素原子上の置換基として少な
くとも2個のフエニル基または2つのアラルキル基を有
し、ケイ素原子上の残りの置換基はメチル基にすべきで
ある。
は単独または2種以上の流体を混合してブレンドとして
使用する。さらに、1種以上のこれらシロキサン流体は
揮発性シロキサンのような別種のシロキサン流体と混合
することができる。2種以上の流体を混合する場合、流
体の少なくとも1つはケイ素原子上の置換基として少な
くとも2個のフエニル基または2つのアラルキル基を有
し、ケイ素原子上の残りの置換基はメチル基にすべきで
ある。
【0033】芳香族有機基含有シロキサン流体の製造法
は技術的に既知である。代表的な方法は米国特許第30
88964号、仝3186944号、仝3221040
号および第3839384号に見られる。フエニルプロ
ピルアルキルシクロシロキサンは、スパイヤーらの論文
〔“Addition of Silicon Hyd
rides to Olefinic Double
Bonds.IV.The Addition to
Styrene and alpha‐Methyls
tyrene”,by John L.Speier
and John W.Ryan,Journal o
f Orgonic Chemistry,Vol.2
4,pages 2052−2053,Decembe
r 1959〕に記載された方法によって作られる。一
般にかかる方法は、(1)フエニルプロピルメチルシラ
ンを加水分解するか、または(2)α−メチルスチレン
を分子に≡SiHを含有するオルガノシロキサンと反応
させることを含む。
は技術的に既知である。代表的な方法は米国特許第30
88964号、仝3186944号、仝3221040
号および第3839384号に見られる。フエニルプロ
ピルアルキルシクロシロキサンは、スパイヤーらの論文
〔“Addition of Silicon Hyd
rides to Olefinic Double
Bonds.IV.The Addition to
Styrene and alpha‐Methyls
tyrene”,by John L.Speier
and John W.Ryan,Journal o
f Orgonic Chemistry,Vol.2
4,pages 2052−2053,Decembe
r 1959〕に記載された方法によって作られる。一
般にかかる方法は、(1)フエニルプロピルメチルシラ
ンを加水分解するか、または(2)α−メチルスチレン
を分子に≡SiHを含有するオルガノシロキサンと反応
させることを含む。
【0034】本発明の揮発性シロキサンは、平均単位式
(CH3)aSiO(4−a)/2〔式中のaは2また
は3の平均値を有する〕に対応する低粘度流体である。
その流体はSi−O−Si結合によって結合されたシロ
キサン単位を有する。その流体分子における代表的単位
は一官能性単位(CH3)3SiO1/2および二官能
性単位(CH3)2SiO2/2である。三官能性単位
CH3SiO3/2の存在は一般に分枝環状揮発性メチ
ルシロキサン(VMS)を生じる。四官能性単位SiO
4/2の存在が一般に分枝線状VMSを生成する。これ
らの単位は、流体中のケイ素原子当り平均2〜3個のメ
チル基が提供されるようなモル量で存在する。代表的な
VMSは式〔(CH3)2SiO〕xのシクロポリシロ
キサンおよび式(CH3)3SiO〔(CH3)2Si
O〕ySi(CH3)3の線状シロキサン〔式中のxは
3〜6の値を有しyは0〜5の値を有する〕である。こ
れらのVMSは一般に250℃以下の沸点を有し、その
粘度は0.65〜5.0センチストークス(mm2 /
s)を有する。
(CH3)aSiO(4−a)/2〔式中のaは2また
は3の平均値を有する〕に対応する低粘度流体である。
その流体はSi−O−Si結合によって結合されたシロ
キサン単位を有する。その流体分子における代表的単位
は一官能性単位(CH3)3SiO1/2および二官能
性単位(CH3)2SiO2/2である。三官能性単位
CH3SiO3/2の存在は一般に分枝環状揮発性メチ
ルシロキサン(VMS)を生じる。四官能性単位SiO
4/2の存在が一般に分枝線状VMSを生成する。これ
らの単位は、流体中のケイ素原子当り平均2〜3個のメ
チル基が提供されるようなモル量で存在する。代表的な
VMSは式〔(CH3)2SiO〕xのシクロポリシロ
キサンおよび式(CH3)3SiO〔(CH3)2Si
O〕ySi(CH3)3の線状シロキサン〔式中のxは
3〜6の値を有しyは0〜5の値を有する〕である。こ
れらのVMSは一般に250℃以下の沸点を有し、その
粘度は0.65〜5.0センチストークス(mm2 /
s)を有する。
【0035】VMSの代表的な構造のいくつかを以下に
示す。
示す。
【0036】
【化11】
【化12】
【化13】 または
【化14】 化Iの構造は線状VMSを示す。化IIの構造は環状V
MSを示す。化IIIの構造は分枝線状VMSを示す。
化IVの構造は分枝環状VMSを示す。化Iおよび化I
Iの構造におけるxとyの値は前述のように同一であ
る。環状VMS(II)はCTFAによって国際命名法
による化粧成分(INCI)名「シクロメチコン(CY
CLOMETHICONE)」が与えられている。
MSを示す。化IIIの構造は分枝線状VMSを示す。
化IVの構造は分枝環状VMSを示す。化Iおよび化I
Iの構造におけるxとyの値は前述のように同一であ
る。環状VMS(II)はCTFAによって国際命名法
による化粧成分(INCI)名「シクロメチコン(CY
CLOMETHICONE)」が与えられている。
【0037】それらの環状および線状メチルシロキサン
は透明流体であって、本質的に無臭、無毒、非油脂性お
よび非刺激性である。
は透明流体であって、本質的に無臭、無毒、非油脂性お
よび非刺激性である。
【0038】化粧品用として該流体は皮膚を刺激せず、
皮膚に塗ったときに容易に広がり、塗布すると蒸発して
殘渣を後に残さない。
皮膚に塗ったときに容易に広がり、塗布すると蒸発して
殘渣を後に残さない。
【0039】VMSは、直径が185mmで開放室雰囲
気中で外周部で支持したNo.1の円形濾紙の中心部に
その流体1gを室温で30分間置いた後実質的に殘渣を
残さない。
気中で外周部で支持したNo.1の円形濾紙の中心部に
その流体1gを室温で30分間置いた後実質的に殘渣を
残さない。
【0040】いくつかの代表的な線状VMSは、沸点が
100℃で式Me3SiOSiMe3を有するヘキサメ
チルジシロキサン;沸点が152℃で式Me3SiOM
e2SiOSiMe3を有するオクタメチルトリシロキ
サン;沸点が194℃で式Me3SiO(Me2Si
O)2SiMe3を有するデカメチルテトラシロキサ
ン;沸点が229℃で式Me3SiO(Me2SiO)
3SiMe3を有するドデカメチルペンタシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)4S
iMe3を有するテトラデカメチルヘキサシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)5S
iMe3を有するヘキサデカメチルヘプタシロキサン、
等がある。
100℃で式Me3SiOSiMe3を有するヘキサメ
チルジシロキサン;沸点が152℃で式Me3SiOM
e2SiOSiMe3を有するオクタメチルトリシロキ
サン;沸点が194℃で式Me3SiO(Me2Si
O)2SiMe3を有するデカメチルテトラシロキサ
ン;沸点が229℃で式Me3SiO(Me2SiO)
3SiMe3を有するドデカメチルペンタシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)4S
iMe3を有するテトラデカメチルヘキサシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)5S
iMe3を有するヘキサデカメチルヘプタシロキサン、
等がある。
【0041】いくつかの代表的な環状VMSは沸点が1
33℃で式〔(Me2)SiO〕3を有するヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン;沸点が171℃で式〔(Me
2)SiO〕4を有するオクタメチルシクロテトラシロ
キサン;沸点が205℃で式〔(Me)2SiO〕5を
有するデカメチルシクロペンタシロキサン;および沸点
が245℃で式〔(Me2)SiO〕6を有するドデカ
メチルシクロヘキサシロキサン、等がある。
33℃で式〔(Me2)SiO〕3を有するヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン;沸点が171℃で式〔(Me
2)SiO〕4を有するオクタメチルシクロテトラシロ
キサン;沸点が205℃で式〔(Me)2SiO〕5を
有するデカメチルシクロペンタシロキサン;および沸点
が245℃で式〔(Me2)SiO〕6を有するドデカ
メチルシクロヘキサシロキサン、等がある。
【0042】一般にVMSは単独または一緒に混合して
使用する。流体の混合体は個々の流体と異なる蒸発挙動
をもった揮発性物質を生じる。
使用する。流体の混合体は個々の流体と異なる蒸発挙動
をもった揮発性物質を生じる。
【0043】1992年の終りに近い頃に出願した米国
環境保護局への申請は、これらVMSを揮発性有機炭素
(VOC)としての規制から免除を求めて係争中であ
る。その申請の根拠は、VMSが対流圏のオゾンの生成
に寄与せず、場合によっては実際に抑制するということ
である。従って、VMSは、「申請」VOCのリストの
最も反応性化合物であるエタンよりも低いオゾン生成の
可能性を有する。
環境保護局への申請は、これらVMSを揮発性有機炭素
(VOC)としての規制から免除を求めて係争中であ
る。その申請の根拠は、VMSが対流圏のオゾンの生成
に寄与せず、場合によっては実際に抑制するということ
である。従って、VMSは、「申請」VOCのリストの
最も反応性化合物であるエタンよりも低いオゾン生成の
可能性を有する。
【0044】その上、これらのVMSは10〜30日の
大気中の寿命を有すので、VMS化合物は地球の温暖化
に寄与しない。これらのVMSは大気中の寿命が短いた
めに成層圏オゾンを消耗させる可能性がなく、従ってそ
れらは上昇して成層圏に蓄積しない。VMS化合物は塩
素も臭素原子も含まない。
大気中の寿命を有すので、VMS化合物は地球の温暖化
に寄与しない。これらのVMSは大気中の寿命が短いた
めに成層圏オゾンを消耗させる可能性がなく、従ってそ
れらは上昇して成層圏に蓄積しない。VMS化合物は塩
素も臭素原子も含まない。
【0045】VMS化合物はオゾン層も破壊せず、対流
圏のオゾン生成(スモッグ)に寄与せず、かつ地球温暖
化の可能性が最小である。従ってVMS化合物はこれら
3つの特質を同時に有する点でユニ−クである。
圏のオゾン生成(スモッグ)に寄与せず、かつ地球温暖
化の可能性が最小である。従ってVMS化合物はこれら
3つの特質を同時に有する点でユニ−クである。
【0046】これらのVMSは予想外に、パーソナルケ
ア製品の成分としてこれまで広く使用されてきた「禁
止」化学薬品の適当な代用を見出す課題に実行可能な溶
液を提供する。
ア製品の成分としてこれまで広く使用されてきた「禁
止」化学薬品の適当な代用を見出す課題に実行可能な溶
液を提供する。
【0047】本発明による透明で堅いゲルの製造法は単
純に3成分を一緒に混合するだけである。その混合物を
加熱してゲル化剤を溶解させる。混合物が冷却されるま
たは冷えるとゲルが形成される。
純に3成分を一緒に混合するだけである。その混合物を
加熱してゲル化剤を溶解させる。混合物が冷却されるま
たは冷えるとゲルが形成される。
【0048】
【実施例】本発明は次の実施例でさらに詳しく説明す
る。本発明のゲルの評価に3つの試験法を使用した。ゲ
ルはその濁度、針入度および屈折率(RI)を測定し
た。
る。本発明のゲルの評価に3つの試験法を使用した。ゲ
ルはその濁度、針入度および屈折率(RI)を測定し
た。
【0049】濁度は、13.3mlのガラスびんにゲル
試料を調製して、そのびんを濁度計(商標がOrbec
o‐Helligeのシリーズ965型デジタル直読
式)に挿入した。それらのゲルは調製して試料セルにキ
ヤストし、一晩置いて、そのセルを試料ウエルに挿入し
記録および読取ることよって濁度を測定した。測定値は
ネフロメーターの比濁単位(NTU)で記録した。これ
らの読み値は全て000−999の比濁単位の範囲内で
とり、それは毎日校正された。本発明のために、400
NTU以下の読み値は透明、400NTU以上の読み値
は半透明そして100NTU以下の読み値は真正の透明
と見なした。
試料を調製して、そのびんを濁度計(商標がOrbec
o‐Helligeのシリーズ965型デジタル直読
式)に挿入した。それらのゲルは調製して試料セルにキ
ヤストし、一晩置いて、そのセルを試料ウエルに挿入し
記録および読取ることよって濁度を測定した。測定値は
ネフロメーターの比濁単位(NTU)で記録した。これ
らの読み値は全て000−999の比濁単位の範囲内で
とり、それは毎日校正された。本発明のために、400
NTU以下の読み値は透明、400NTU以上の読み値
は半透明そして100NTU以下の読み値は真正の透明
と見なした。
【0050】針入度は、比濁測定に使用した試料と同一
の試料を用いて測定した。使用し計器は、精密針入度計
であって、ワックス針(商標がHumboldtのH−
1310型)を備えた。その針をゲルの表面に下げ、ク
ラッチを5秒間解放して、その読み値(mm)を記録し
た。低い読み値程硬いゲルを示し、高い読み値程軟質ゲ
ルを示す。
の試料を用いて測定した。使用し計器は、精密針入度計
であって、ワックス針(商標がHumboldtのH−
1310型)を備えた。その針をゲルの表面に下げ、ク
ラッチを5秒間解放して、その読み値(mm)を記録し
た。低い読み値程硬いゲルを示し、高い読み値程軟質ゲ
ルを示す。
【0051】屈折率は、特にことわらない限り屈折計
(Bausch & Lomb,商標)を使用して21
℃で測定した。
(Bausch & Lomb,商標)を使用して21
℃で測定した。
【0052】実施例1及び2 実施例1および2は、下記の成分を250mlのビーカ
ー内で混合し、かくはんし、そのビーカーの内容物を8
0〜85℃に加熱することによって100gのバッチで
行った。その混合物が溶融して透明になったとき、それ
らを容器に注入した。これら2つの実施例は、アルキル
メチルシロキサンの添加によってゲルが硬化し透明にな
ることを示す。このアルキルメチルシロキサンは以後
「AMS#8」と記す、そしてこれは平均重合度が12
のシロキサン重合体上で反応させたC30+α−オレフ
インから調製した。その重合体は83モル%のC30+
α−オレフインを含有した。
ー内で混合し、かくはんし、そのビーカーの内容物を8
0〜85℃に加熱することによって100gのバッチで
行った。その混合物が溶融して透明になったとき、それ
らを容器に注入した。これら2つの実施例は、アルキル
メチルシロキサンの添加によってゲルが硬化し透明にな
ることを示す。このアルキルメチルシロキサンは以後
「AMS#8」と記す、そしてこれは平均重合度が12
のシロキサン重合体上で反応させたC30+α−オレフ
インから調製した。その重合体は83モル%のC30+
α−オレフインを含有した。
【0053】 成 分 1 2 オクチルメトキシシナメート 18.6% 10.0% オクチルサリシレート 4.7 5 C12−15安息香酸アルコール 71.1 79 12−ヒドロキシステアリン酸 5.6 5 AMS#8 0 1 濁 度(NTU) 690 250 針入度(mm) 20 13実施例3及び4 実施例3と4は実施例1と2と同一の方法で行った。最
初の2つのシロキサン成分のブレンドの屈折率はそれぞ
れの実施例で1.5108であった。
初の2つのシロキサン成分のブレンドの屈折率はそれぞ
れの実施例で1.5108であった。
【0054】 成 分 3 4 ジフエニルテトラメチルジシロキサン 90.2% 89.3% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.8 5.7 12−ヒドロキシステアリン酸 4 4 AMS#8 0 1 濁 度(NTU) 190 128 針入度(mm) 28 23 ガラスびんを氷浴に入れて冷却した。シロキサン化合物
のテトラフエニルテトラメチルトリシロキサン(TPT
MTS)およびデカメチルシクロペンタシロキサン(D
MCPS)そしてゲル化剤12−ヒドロキシステアリン
酸(12−OH)は以下に略記する。濁度はNTU単位
で示し針入度はmmで示す。実施例7は対照試料であっ
てアルキルメチルシロキサンを含有しない。
のテトラフエニルテトラメチルトリシロキサン(TPT
MTS)およびデカメチルシクロペンタシロキサン(D
MCPS)そしてゲル化剤12−ヒドロキシステアリン
酸(12−OH)は以下に略記する。濁度はNTU単位
で示し針入度はmmで示す。実施例7は対照試料であっ
てアルキルメチルシロキサンを含有しない。
【0055】
【表1】 実施例15 この実施例の目的は本発明による発汗抑制ゲルの製造法
を説明する。以下に示す第1の4成分は50gのバッチ
として150mlの三角フラスコに添加し、溶解するま
で80℃加熱した。その混合物は真空ポンプを使用して
脱気した。そのフラスコに米国特許第5320828号
に従って調製した封入アルミニウムクロロハイドレート
を添加して内容物を混合した。フラスコの温度が60〜
62℃のとき、その内容物を適当な容器に注入した。
を説明する。以下に示す第1の4成分は50gのバッチ
として150mlの三角フラスコに添加し、溶解するま
で80℃加熱した。その混合物は真空ポンプを使用して
脱気した。そのフラスコに米国特許第5320828号
に従って調製した封入アルミニウムクロロハイドレート
を添加して内容物を混合した。フラスコの温度が60〜
62℃のとき、その内容物を適当な容器に注入した。
【0056】 成 分 15 テトラフエニルテトラメチルトリシロキサン 54.8% デカメチルシクロペンタシロキサン 20.2 12−ヒドロキシステアリン酸 4 AMS#3 1 アルミニウムクロロハイドレート 20 濁 度(NTU) 75 針入度(mm) 17 本実施例に使用したアルキルメチルシロキサンAMS#
1〜AMS#8を以下に示す。シロキサンAは式(M
e)3SiOMeHSiOSi(Me)3を有し;シロ
キサンBは式(Me)3SiO〔MeHSiO〕6〔M
e2SiO〕3Si(Me)3を有し;シロキサンCは
式(Me)3SiO〔MeHSiO〕10Si(Me)
3〔式中のMeはメチルである〕を有した。
1〜AMS#8を以下に示す。シロキサンAは式(M
e)3SiOMeHSiOSi(Me)3を有し;シロ
キサンBは式(Me)3SiO〔MeHSiO〕6〔M
e2SiO〕3Si(Me)3を有し;シロキサンCは
式(Me)3SiO〔MeHSiO〕10Si(Me)
3〔式中のMeはメチルである〕を有した。
【0057】 反応した≡SiH 反応したオレフイン α−オレフイン機能性シロキサン C12 C16 C18 C30 (モル%) シロキサンA AMS5 AMS6 33.0 シロキサンB AMS1 AMS2 AMS3 AMS4 55.0 シロキサンC AMS7 AMS8 83 この実施例において、12−ヒドロキシステアリン酸と
有機油またはシロキサン流体を含有するゲルに少量のア
ルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体の添加
は得られたゲルの硬度と透明度を著しく改善する。特
に、実施例9、10および13〜15に従って調製した
ゲルは真正透明であって、それらの濁度の読み値は前に
定義した100NTU以下であった。実施例2、4、9
〜11および13〜15で硬いゲルが得られた。
有機油またはシロキサン流体を含有するゲルに少量のア
ルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体の添加
は得られたゲルの硬度と透明度を著しく改善する。特
に、実施例9、10および13〜15に従って調製した
ゲルは真正透明であって、それらの濁度の読み値は前に
定義した100NTU以下であった。実施例2、4、9
〜11および13〜15で硬いゲルが得られた。
【0058】本発明の利点は、ゲル化剤をアルキルメチ
ルシロキサンと併用して使用するとゲルが少ない量のゲ
ル化剤を使用することによって生成されることにある。
これまで、透明性は高レベルのゲル化剤を使用すること
によってしばしば犠牲にされた。しかしながら、本発明
によってアルキルメチルシロキサンを含有することによ
って、硬くて透明なゲルが得られる。
ルシロキサンと併用して使用するとゲルが少ない量のゲ
ル化剤を使用することによって生成されることにある。
これまで、透明性は高レベルのゲル化剤を使用すること
によってしばしば犠牲にされた。しかしながら、本発明
によってアルキルメチルシロキサンを含有することによ
って、硬くて透明なゲルが得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】アルキルメチルシロキサン含有のゲル
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々のパ−ソナル
ケア製品に使用するのに適した透明で堅固なゲルに関す
る。この優れたゲルは該ゲルの透明性を改善し、ゲルを
強化し、その堅固さと剛性を高めるアルキルメチルシロ
キサンの重合体または共重合体を含有する。
ケア製品に使用するのに適した透明で堅固なゲルに関す
る。この優れたゲルは該ゲルの透明性を改善し、ゲルを
強化し、その堅固さと剛性を高めるアルキルメチルシロ
キサンの重合体または共重合体を含有する。
【0002】
【従来の技術】消費者の最近の傾向として透明製品の要
求が非常に高まっている。これらの製品は自動車用燃料
から家庭用およびパーソナルケア製品、例えば皿洗いお
よび洗濯用洗剤並びにローション、溶液およびゲルの形
態のスキンケア、ヘヤケア品に及ぶ。シヤンプー、日焼
防止剤、バスオイル、発汗防止剤および歯みがきのよう
な透明な消費者用品はデパートや小売店の棚に容易に見
られる。消費者は透明性と環境の友好性とを一致させる
傾向にあるから、透明製品に対する要求は継続しそうで
ある。
求が非常に高まっている。これらの製品は自動車用燃料
から家庭用およびパーソナルケア製品、例えば皿洗いお
よび洗濯用洗剤並びにローション、溶液およびゲルの形
態のスキンケア、ヘヤケア品に及ぶ。シヤンプー、日焼
防止剤、バスオイル、発汗防止剤および歯みがきのよう
な透明な消費者用品はデパートや小売店の棚に容易に見
られる。消費者は透明性と環境の友好性とを一致させる
傾向にあるから、透明製品に対する要求は継続しそうで
ある。
【0003】透明製品を製造することは困難である。ス
テイック型の製品について、適当な剛性をもった固体製
品を作ることも困難である。透明製品の配合に必要な成
分の全てが、特に満足な配合製品用の他の成分と混合し
たときに、透明性または堅固さに適するわけではない。
このことは、パーソナルケアの分野で見られる配合品に
おいて事実である。
テイック型の製品について、適当な剛性をもった固体製
品を作ることも困難である。透明製品の配合に必要な成
分の全てが、特に満足な配合製品用の他の成分と混合し
たときに、透明性または堅固さに適するわけではない。
このことは、パーソナルケアの分野で見られる配合品に
おいて事実である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明によっ
て解決しようとする課題はパーソナルケア製品に基本成
分とし使用するのに適するゲル製品の製造である。これ
は、配合品にある種の基本成分を混合することによって
解決される。
て解決しようとする課題はパーソナルケア製品に基本成
分とし使用するのに適するゲル製品の製造である。これ
は、配合品にある種の基本成分を混合することによって
解決される。
【0005】本発明によって得られた利点は、パーソナ
ルケア製品の成分として使用するのに有効な固体製品が
効果的に製造され、それが市場における透明性および剛
性に対する消費者の要求を満たすことである。
ルケア製品の成分として使用するのに有効な固体製品が
効果的に製造され、それが市場における透明性および剛
性に対する消費者の要求を満たすことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキルメチ
ルシロキサン重合体または共重合体0.1〜10重量
%;12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロ
キシステアリン酸の金属塩であるゲル化剤0.1〜10
重量%;および油80〜99.8重量%を含有する透明
で堅固そして剛性のゲルに関する。その油は有機油、揮
発性または非揮発性シロキサン、またはそれらの混合物
である。本発明用の揮発性シロキサンは、250℃以下
の沸点および0.65〜5.0センチストークス(mm
2 /s)の粘度を有する化合物が考えられる。
ルシロキサン重合体または共重合体0.1〜10重量
%;12−ヒドロキシステアリン酸または12−ヒドロ
キシステアリン酸の金属塩であるゲル化剤0.1〜10
重量%;および油80〜99.8重量%を含有する透明
で堅固そして剛性のゲルに関する。その油は有機油、揮
発性または非揮発性シロキサン、またはそれらの混合物
である。本発明用の揮発性シロキサンは、250℃以下
の沸点および0.65〜5.0センチストークス(mm
2 /s)の粘度を有する化合物が考えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】特定の理論で束縛するものではな
いが、本発明のゲルの強さの増大、並びに透明性および
基質への接着性の増加は、12−ヒドロキシステアリン
酸ゲル化剤とアルキルメチルシロキサンとの相互作用の
ためである。そのゲル化剤はアミドを含まないので、こ
の相互作用はEP−A0531337号に教示されてい
るようなアミド型のコゲル化剤の存在によって妨げられ
ない。
いが、本発明のゲルの強さの増大、並びに透明性および
基質への接着性の増加は、12−ヒドロキシステアリン
酸ゲル化剤とアルキルメチルシロキサンとの相互作用の
ためである。そのゲル化剤はアミドを含まないので、こ
の相互作用はEP−A0531337号に教示されてい
るようなアミド型のコゲル化剤の存在によって妨げられ
ない。
【0008】従って、本発明によりアルキルメチルシロ
キサンは、油と12−ヒドロキシステアリン酸ゲル化剤
との間の分子間力を増し、形成されるミクロ繊維のサイ
ズと数を制御する作用をする、そしてこれがゲルの強さ
と透明性を改善する。
キサンは、油と12−ヒドロキシステアリン酸ゲル化剤
との間の分子間力を増し、形成されるミクロ繊維のサイ
ズと数を制御する作用をする、そしてこれがゲルの強さ
と透明性を改善する。
【0009】さらに、本発明のアルキルメチルシロキサ
ンは油におけるアミドを含まない12−ヒドロキシステ
アリン酸ゲル化剤の溶解度を高める。その結果、再結晶
中に多数の核生成部位が生成され、これらの部位が多数
のミクロ繊維生成の可能性を有する。それによって高い
繊維密度が得られ、それがゲルを強くさせ高モジユラス
を示す。これらのマクロ繊維は寸法が極めて小さいか
ら、光の散乱が小さく、従ってゲルは透明になる。
ンは油におけるアミドを含まない12−ヒドロキシステ
アリン酸ゲル化剤の溶解度を高める。その結果、再結晶
中に多数の核生成部位が生成され、これらの部位が多数
のミクロ繊維生成の可能性を有する。それによって高い
繊維密度が得られ、それがゲルを強くさせ高モジユラス
を示す。これらのマクロ繊維は寸法が極めて小さいか
ら、光の散乱が小さく、従ってゲルは透明になる。
【0010】本発明により、透明度は比濁計の濁度単位
(NTU)によって定義される。400NTU以下の読
み値は透明;400NTU以上の読み値は半透明;そし
て100NTU以下の読み値は真正透明と考える。
(NTU)によって定義される。400NTU以下の読
み値は透明;400NTU以上の読み値は半透明;そし
て100NTU以下の読み値は真正透明と考える。
【0011】本発明のゲルは透明で堅固かつ剛性であっ
て、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステアリン酸ま
たは12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩にすること
ができるゲル化剤0.1〜10重量%;および有機油;
揮発性シロキサンまたは非揮発性シロキサンまたはそれ
らの混合物80〜99.8重量%を含有する。
て、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステアリン酸ま
たは12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩にすること
ができるゲル化剤0.1〜10重量%;および有機油;
揮発性シロキサンまたは非揮発性シロキサンまたはそれ
らの混合物80〜99.8重量%を含有する。
【0012】発汗抑制剤のようなパーソナルケア製品を
配合する必要があるときには、本発明のゲルの組成は発
汗抑制活性剤も含有することができる。その場合のゲル
は、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;ゲル化剤0.1〜10重量%;油
成分55〜89.8重量%;および適当な発汗抑制活性
剤10〜25重量%を含有する必要がある。
配合する必要があるときには、本発明のゲルの組成は発
汗抑制活性剤も含有することができる。その場合のゲル
は、アルキルメチルシロキサンの重合体または共重合体
0.1〜10重量%;ゲル化剤0.1〜10重量%;油
成分55〜89.8重量%;および適当な発汗抑制活性
剤10〜25重量%を含有する必要がある。
【0013】適当な発汗抑制活性剤は、収斂性の塩化合
物、例えばアルミニウムまたはジルコニウムの無機また
は有機塩類の形態およびそれらの混合物である。代表的
な化合物は塩化アルミニウム、アルミニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウムジクロロハイドレート、アルミ
ニウムクロロヒドレックス、アルミニウムセスキクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムトリクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムペンタクロロハ
イドレート、アルミニウム−ジルコニウムオクタクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロヒド
ログリセリン、アルミニウム−ジルコニウムテトラクロ
ロヒドレックスグリセリン、ジルコニウムクロロハイド
レートおよびジルコニウムヒドロキシクロリドである。
物、例えばアルミニウムまたはジルコニウムの無機また
は有機塩類の形態およびそれらの混合物である。代表的
な化合物は塩化アルミニウム、アルミニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウムジクロロハイドレート、アルミ
ニウムクロロヒドレックス、アルミニウムセスキクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムトリクロロハイ
ドレート、アルミニウム−ジルコニウムペンタクロロハ
イドレート、アルミニウム−ジルコニウムオクタクロロ
ハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムクロロヒド
ログリセリン、アルミニウム−ジルコニウムテトラクロ
ロヒドレックスグリセリン、ジルコニウムクロロハイド
レートおよびジルコニウムヒドロキシクロリドである。
【0014】好適な収斂性発汗抑制塩の1つが米国特許
第5,320,828号に記載されている被封入アルミ
ニウムクロロハイドレートである。透明製品の配合にお
いて、収斂性発汗抑制剤の塩化合物の屈折率はシロキサ
ン流体の屈折率と合致しなければならない。
第5,320,828号に記載されている被封入アルミ
ニウムクロロハイドレートである。透明製品の配合にお
いて、収斂性発汗抑制剤の塩化合物の屈折率はシロキサ
ン流体の屈折率と合致しなければならない。
【0015】本発明のアルキルメチルシロキサンは次の
式を有する重合体または共重合体である。
式を有する重合体または共重合体である。
【0016】
【化1】 または
【化2】 〔式中のxは1〜50の値を有し;yは1〜100の値
を有し;zは10〜40の値を有する〕。
を有し;zは10〜40の値を有する〕。
【0017】式Iおよび式IIにおける末端メチル基の
1つまたは両方は基−(CH2 )zCH3と置換でき
る。代表的なアルキルメチルシロキサンの構造は次の通
りである。
1つまたは両方は基−(CH2 )zCH3と置換でき
る。代表的なアルキルメチルシロキサンの構造は次の通
りである。
【0018】
【化3】
【化4】
【0019】これらのアルキルメチルシロキサンは、炭
素上の白金触媒の共存下で連鎖内にSi−H官能性を有
する線状シロキサンを、理論的に少し過剰のアルケン
(CH2=CHR)と反応させることによって生成され
る。アルキルメチルシロキサンはメチル水素ジクロロシ
ランとトリメチルクロロシランの直接共加水分解によっ
ても生成される。その反応生成物は炭素上の白金触媒の
共存下で理論的に少し過剰のアルケンと接触させる。
素上の白金触媒の共存下で連鎖内にSi−H官能性を有
する線状シロキサンを、理論的に少し過剰のアルケン
(CH2=CHR)と反応させることによって生成され
る。アルキルメチルシロキサンはメチル水素ジクロロシ
ランとトリメチルクロロシランの直接共加水分解によっ
ても生成される。その反応生成物は炭素上の白金触媒の
共存下で理論的に少し過剰のアルケンと接触させる。
【0020】アルキルメチルシロキサンのバッチ式製造
法は、その反応生成物を60℃でアルケン中の触媒の非
かくはん懸濁系に添加することによって行なう。アルキ
ルメチルシロキサンの連続製造法は、理論値より5%過
剰のアルケンの予熱溶液および前記反応生成物を炭素触
媒チップ上に白金を有する充てんカラムにポンプで送る
ことによって行なう。そのカラムは、その反応が発熱性
であるため熱の除去手段を要する。
法は、その反応生成物を60℃でアルケン中の触媒の非
かくはん懸濁系に添加することによって行なう。アルキ
ルメチルシロキサンの連続製造法は、理論値より5%過
剰のアルケンの予熱溶液および前記反応生成物を炭素触
媒チップ上に白金を有する充てんカラムにポンプで送る
ことによって行なう。そのカラムは、その反応が発熱性
であるため熱の除去手段を要する。
【0021】アルキルメチルシロキサンは高々5ppm
以下の残留アルケンおよび99.95%のアルキルメチ
ルシロキサン生成物を含有することが望ましい。測定可
能量の白金は検出できない。これらの生成物は無色、無
臭、透明および安定な材料である。
以下の残留アルケンおよび99.95%のアルキルメチ
ルシロキサン生成物を含有することが望ましい。測定可
能量の白金は検出できない。これらの生成物は無色、無
臭、透明および安定な材料である。
【0022】アミドを含まないゲル化剤は12−ヒドロ
キシステアリン酸または12−ヒドロキシステアリン酸
の金属塩である。この酸は式CH3(CH2)5CH
(OH)(CH2)10COOHを有する。12−ヒド
ロキシステアリン酸の金属塩類もゲル化剤として使用す
ることができる。該塩類は式〔C6H13−CH(O
H)−(CH2)10−COO〕nM〔式中のMはLi
+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Mg(2+)、C
a(2+)、Sr(2+)、Ba(2+)、Mn(2
+)、Ni(2+)、Cu(2+)、Z(2+)、Cd
(2+)、Hg(2+)、Co(2+)およびPb(2
+)のような金属を示す;nの値は一価の陽イオンでは
1そして二価の陽イオンでは2である〕。を有する。本
発明の適当な金属塩の例はカルシウム12−ヒドロキシ
ステアラートおよびリチウム12−ヒドロキシステアラ
ートである。これらの金属塩類は、12−ヒドロキシス
テアリン酸を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで
直接中和さすことによって調製する。その金属塩類は、
12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウムのような単純
な金属塩と、塩化亜鉛や硫酸銅のような金属の硫酸塩や
金属の塩化物塩とのメタセシス反応によっても調製され
る。
キシステアリン酸または12−ヒドロキシステアリン酸
の金属塩である。この酸は式CH3(CH2)5CH
(OH)(CH2)10COOHを有する。12−ヒド
ロキシステアリン酸の金属塩類もゲル化剤として使用す
ることができる。該塩類は式〔C6H13−CH(O
H)−(CH2)10−COO〕nM〔式中のMはLi
+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Mg(2+)、C
a(2+)、Sr(2+)、Ba(2+)、Mn(2
+)、Ni(2+)、Cu(2+)、Z(2+)、Cd
(2+)、Hg(2+)、Co(2+)およびPb(2
+)のような金属を示す;nの値は一価の陽イオンでは
1そして二価の陽イオンでは2である〕。を有する。本
発明の適当な金属塩の例はカルシウム12−ヒドロキシ
ステアラートおよびリチウム12−ヒドロキシステアラ
ートである。これらの金属塩類は、12−ヒドロキシス
テアリン酸を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで
直接中和さすことによって調製する。その金属塩類は、
12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウムのような単純
な金属塩と、塩化亜鉛や硫酸銅のような金属の硫酸塩や
金属の塩化物塩とのメタセシス反応によっても調製され
る。
【0023】前記の油は、鉱物油、落花生油、ごま油、
アボカド油、やし油、カカオ脂、アーモンド油、サフラ
ワ−油、コーン油、綿実油、ひまし油、オリーブ油、ホ
ホバ油、パラフイン油、タラ肝油、パーム油、大豆油、
小麦の麦芽油、あまに油およびひまわり油のような有機
柔軟化油;イソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、イソプロピルステアレート、ブチルステア
レート、セチルステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、イソデシルオレエート、ジイソプロピルセバケート
およびラウリルラクテートのような脂肪酸エステル;ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸およびベヘン酸のような脂
肪酸;ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、イ
ソステアリル、オレイル、リチノレイル、エルシルおよ
び2−オクデカノール、アルコールのような脂肪アルコ
ール;ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノ
リンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプロピルラノレ
ート、エトキシ化ラノリンおよびアセチル化ラノリンア
ルコール(例えば、Amerchol社、ニユージヤー
ジー州、エジソンの商品名ACETULAN)のような
ラノリンおよびその誘導体;およびスクアランおよびペ
トロラタムのような炭化水素である。特に望ましい有機
柔軟化剤は、商品名「FINSOLV TN」(ニユー
ジヤージ−州エルウッドパークに在るFinetex社
製品)で販売されているC12〜C15安息香酸アルコ
ールである。
アボカド油、やし油、カカオ脂、アーモンド油、サフラ
ワ−油、コーン油、綿実油、ひまし油、オリーブ油、ホ
ホバ油、パラフイン油、タラ肝油、パーム油、大豆油、
小麦の麦芽油、あまに油およびひまわり油のような有機
柔軟化油;イソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、イソプロピルステアレート、ブチルステア
レート、セチルステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、イソデシルオレエート、ジイソプロピルセバケート
およびラウリルラクテートのような脂肪酸エステル;ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸およびベヘン酸のような脂
肪酸;ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、イ
ソステアリル、オレイル、リチノレイル、エルシルおよ
び2−オクデカノール、アルコールのような脂肪アルコ
ール;ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノ
リンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプロピルラノレ
ート、エトキシ化ラノリンおよびアセチル化ラノリンア
ルコール(例えば、Amerchol社、ニユージヤー
ジー州、エジソンの商品名ACETULAN)のような
ラノリンおよびその誘導体;およびスクアランおよびペ
トロラタムのような炭化水素である。特に望ましい有機
柔軟化剤は、商品名「FINSOLV TN」(ニユー
ジヤージ−州エルウッドパークに在るFinetex社
製品)で販売されているC12〜C15安息香酸アルコ
ールである。
【0024】日焼防止剤である有機油が使用される、但
しそれらは米国政府食品医薬品局(FDA)によって決
定されている規制限度内または以下の量で使用される。
我々の組成物の調製に使用できる代表的日焼防止剤また
はその混合物は4−アミノ安息香酸;サリチル酸ホモメ
チル;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン;
2−フエニルベンズイミダゾ−ル−5−スルホン酸;4
−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステ
ル;4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル;4−メ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル(CTFA
オクチルメトキシシナメート);3−(4′−メチル)
ベンジリデン−ボルナン−2−ワン;1−(4′−イソ
プロピルフエニル)−3−フエニル−1−プロパン−
1,3−ジオン;1−(4′−t−ブチルフエニル)−
3−(4−メトキシフエニル)−プロパン−1,3−ジ
オン;および2−エチルヘキシル−2−ヒドロキシベン
ゾエート(CTFAサリチル酸オクチル)を含む(CT
FAは、The Cosmetics,Toiletr
ies and Fragrance Associa
tion,Inc.(ワシントンD.C.)を意味す
る。
しそれらは米国政府食品医薬品局(FDA)によって決
定されている規制限度内または以下の量で使用される。
我々の組成物の調製に使用できる代表的日焼防止剤また
はその混合物は4−アミノ安息香酸;サリチル酸ホモメ
チル;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン;
2−フエニルベンズイミダゾ−ル−5−スルホン酸;4
−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステ
ル;4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル;4−メ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル(CTFA
オクチルメトキシシナメート);3−(4′−メチル)
ベンジリデン−ボルナン−2−ワン;1−(4′−イソ
プロピルフエニル)−3−フエニル−1−プロパン−
1,3−ジオン;1−(4′−t−ブチルフエニル)−
3−(4−メトキシフエニル)−プロパン−1,3−ジ
オン;および2−エチルヘキシル−2−ヒドロキシベン
ゾエート(CTFAサリチル酸オクチル)を含む(CT
FAは、The Cosmetics,Toiletr
ies and Fragrance Associa
tion,Inc.(ワシントンD.C.)を意味す
る。
【0025】最適の日焼防止剤はオクチルサリシレート
およびオクチルメトキシシナメートである。オクチルサ
リシレートは商品名「DERMOBLOCK OS」で
Alzo社(Alzo Inc.ニユージヤージー州マ
タワン)によって、ISPVan Dyk社(ニユージ
ヤージー州ベレヴイレ)によって商品名「ESCALO
L」で、Fabriquimica SRL社(アルゼ
ンチン、サンタマーチン)によって商品名「NEOTA
N」で、およびBASF社(ニユージヤージー州パルシ
パニイ)によって商品名「UNIVUL 0−18」で
販売されている。オクチルメトキシシナメートはISP
Van Dyk社によって商品名「ESCALOL
557」で、そしてGivaudan−Roure社
(ニユージヤージー州クリフトン)によって商品名「P
ARSOL MCX」で販売されている。
およびオクチルメトキシシナメートである。オクチルサ
リシレートは商品名「DERMOBLOCK OS」で
Alzo社(Alzo Inc.ニユージヤージー州マ
タワン)によって、ISPVan Dyk社(ニユージ
ヤージー州ベレヴイレ)によって商品名「ESCALO
L」で、Fabriquimica SRL社(アルゼ
ンチン、サンタマーチン)によって商品名「NEOTA
N」で、およびBASF社(ニユージヤージー州パルシ
パニイ)によって商品名「UNIVUL 0−18」で
販売されている。オクチルメトキシシナメートはISP
Van Dyk社によって商品名「ESCALOL
557」で、そしてGivaudan−Roure社
(ニユージヤージー州クリフトン)によって商品名「P
ARSOL MCX」で販売されている。
【0026】有機芳香油も使用されるが、それはアンバ
ーグリス、安息香、シベット、チョウジノキ、リーフオ
イル、ジヤスミン、マテ、ミモサ、ジヤコウ、ミルラ、
ニオイアヤメ、ビヤクダン油およびベチベル油のような
天然品;アミルサリチレート、アミルシナミックアルデ
ヒド、ベンジルアセテート、アンブレットおよびテルピ
ニルアセテートのような芳香化学物質;およびフローラ
ル・ブーケ科、オリエンタル科、シユプレ科、木質科、
ミカン科、カヌー科、レザー科、スパイス科およびハー
ブ科のような種々の代表的な科の香油を含む。
ーグリス、安息香、シベット、チョウジノキ、リーフオ
イル、ジヤスミン、マテ、ミモサ、ジヤコウ、ミルラ、
ニオイアヤメ、ビヤクダン油およびベチベル油のような
天然品;アミルサリチレート、アミルシナミックアルデ
ヒド、ベンジルアセテート、アンブレットおよびテルピ
ニルアセテートのような芳香化学物質;およびフローラ
ル・ブーケ科、オリエンタル科、シユプレ科、木質科、
ミカン科、カヌー科、レザー科、スパイス科およびハー
ブ科のような種々の代表的な科の香油を含む。
【0027】前記のように、その油は非揮発性シロキサ
ン、揮発性シロキサン、またはそれらの混合物を含む。
非揮発性シロキサンは粘度が5以上、望ましくは100
〜10,000センチストークス(mm2 /s)の範囲
内の粘度を有する有機ポリシロキサンである。比較的高
いおよび比較的低い粘度をもったポリシロキサンの混合
物も使用できる。かかるポリシロキサンは次の反復単位
を有する:
ン、揮発性シロキサン、またはそれらの混合物を含む。
非揮発性シロキサンは粘度が5以上、望ましくは100
〜10,000センチストークス(mm2 /s)の範囲
内の粘度を有する有機ポリシロキサンである。比較的高
いおよび比較的低い粘度をもったポリシロキサンの混合
物も使用できる。かかるポリシロキサンは次の反復単位
を有する:
【0028】
【化5】 〔式中のnは1以上の値を有する整数であり、R1 およ
びR2 は典型的にメチルまたはフエニル基のような短鎖
アルキル基である。非揮発性シロキサンとしては、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、
ポリメチルエチルシロキサン、ポリメチルフエニルシロ
キサンおよびポリジフエニルシロキサンがある。
びR2 は典型的にメチルまたはフエニル基のような短鎖
アルキル基である。非揮発性シロキサンとしては、例え
ばポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、
ポリメチルエチルシロキサン、ポリメチルフエニルシロ
キサンおよびポリジフエニルシロキサンがある。
【0029】最適の非揮発明性シロキサンは次式の1つ
を有する芳香族有機基を含有するシロキサンである:
を有する芳香族有機基を含有するシロキサンである:
【0030】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】 または
【化10】
【0031】上式(I)〜(V)において、RはR′、
フエニル基のような芳香族有機基または2−フエニルエ
チル、2−フエニルプロピルおよび2−フエニルブチル
のようなアラルキル基であり;R′は炭素原子数が1〜
7のアルキル基であり;xは0〜1000の値を有する
整数であり;wは3〜6の値を有する整数であり;yお
よびzは和が2と1000の間にある整数である。本発
明には、R′はメチルが最適であり、Rはメチル、フエ
ニルまたは2−フエニルプロピル;そしてxは1〜10
00の値を有するのが最適である。
フエニル基のような芳香族有機基または2−フエニルエ
チル、2−フエニルプロピルおよび2−フエニルブチル
のようなアラルキル基であり;R′は炭素原子数が1〜
7のアルキル基であり;xは0〜1000の値を有する
整数であり;wは3〜6の値を有する整数であり;yお
よびzは和が2と1000の間にある整数である。本発
明には、R′はメチルが最適であり、Rはメチル、フエ
ニルまたは2−フエニルプロピル;そしてxは1〜10
00の値を有するのが最適である。
【0032】使用する芳香族有機基含有シロキサンは置
換フエニルが最適であって、50センチストークス(m
m2 /s)以下の粘度、1000以下の分子量、1.4
8〜1.53の屈折率およびケイ素原子上の置換基とし
て少なくとも2つのフエニル基を有し、ケイ素原子上の
残りの置換基はメチル基である。
換フエニルが最適であって、50センチストークス(m
m2 /s)以下の粘度、1000以下の分子量、1.4
8〜1.53の屈折率およびケイ素原子上の置換基とし
て少なくとも2つのフエニル基を有し、ケイ素原子上の
残りの置換基はメチル基である。
【0033】次に置換フエニルを含む代表的な芳香族有
機基含有シロキサンおよび2−フエニルプロピル機能性
流体(それらは本発明に使用される)のいくつかを示
す。流体の粘度は全て25℃で測定する。従って、代表
的な芳香族有機含有シロキサンは(イ)20センチスト
ークス(mm2 /s)の粘度を有するメチルフエニルポ
リシロキサン;(ロ)37センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有するテトラメチルテトラフエニルトリシ
ロキサン流体(TMTPTS);(ハ)3.5センチス
トークス(mm2 /s)の粘度を有するジフエニルテト
ラメチルジシロキサン流体;(ニ)45センチストーク
ス(mm2 /s)の粘度を有するフエニルメチルジメチ
ルシクロシロキサン流体;(ホ)170センチストーク
ス(mm2/s)の粘度を有し式(CH3)3SiO
(CH3RSiO)7.06Si(CH3)3のメチル
スチレン−メチコン流体〔式中のRは−CH2CH(C
H3)C6H5である〕;(ヘ)52センチストークス
(mm2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO(C
H3RSiO)3Si(CH3)3〔式中のRは−CH
2CH(CH3)C6H5である〕のメチルスチレン−
メチコン流体;および(ト)48センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO〔(CH
3)2SiO〕4(CH3RSiO)4.5Si(CH
3)3〔式中のRは−CH2CH(CH3)C6H5で
ある〕の共重合体メチルスチレンーメチコン流体であ
る。化学的に、流体(ホ)と(ヘ)はポリ(2−フエニ
ルプロピルメチルシロキサン)であり、そして流体
(ト)はポリ(2−フエニルプロピルメチルシロキサン
ジメチルシロキサン)である。
機基含有シロキサンおよび2−フエニルプロピル機能性
流体(それらは本発明に使用される)のいくつかを示
す。流体の粘度は全て25℃で測定する。従って、代表
的な芳香族有機含有シロキサンは(イ)20センチスト
ークス(mm2 /s)の粘度を有するメチルフエニルポ
リシロキサン;(ロ)37センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有するテトラメチルテトラフエニルトリシ
ロキサン流体(TMTPTS);(ハ)3.5センチス
トークス(mm2 /s)の粘度を有するジフエニルテト
ラメチルジシロキサン流体;(ニ)45センチストーク
ス(mm2 /s)の粘度を有するフエニルメチルジメチ
ルシクロシロキサン流体;(ホ)170センチストーク
ス(mm2/s)の粘度を有し式(CH3)3SiO
(CH3RSiO)7.06Si(CH3)3のメチル
スチレン−メチコン流体〔式中のRは−CH2CH(C
H3)C6H5である〕;(ヘ)52センチストークス
(mm2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO(C
H3RSiO)3Si(CH3)3〔式中のRは−CH
2CH(CH3)C6H5である〕のメチルスチレン−
メチコン流体;および(ト)48センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有し式(CH3)3SiO〔(CH
3)2SiO〕4(CH3RSiO)4.5Si(CH
3)3〔式中のRは−CH2CH(CH3)C6H5で
ある〕の共重合体メチルスチレンーメチコン流体であ
る。化学的に、流体(ホ)と(ヘ)はポリ(2−フエニ
ルプロピルメチルシロキサン)であり、そして流体
(ト)はポリ(2−フエニルプロピルメチルシロキサン
ジメチルシロキサン)である。
【0034】これらの芳香族有機基含有シロキサン流体
は単独または2種以上の流体を混合してブレンドとして
使用する。さらに、1種以上のこれらシロキサン流体は
揮発性シロキサンのような別種のシロキサン流体と混合
することができる。2種以上の流体を混合する場合、流
体の少なくとも1つはケイ素原子上の置換基として少な
くとも2個のフエニル基または2つのアラルキル基を有
し、ケイ素原子上の残りの置換基はメチル基にすべきで
ある。
は単独または2種以上の流体を混合してブレンドとして
使用する。さらに、1種以上のこれらシロキサン流体は
揮発性シロキサンのような別種のシロキサン流体と混合
することができる。2種以上の流体を混合する場合、流
体の少なくとも1つはケイ素原子上の置換基として少な
くとも2個のフエニル基または2つのアラルキル基を有
し、ケイ素原子上の残りの置換基はメチル基にすべきで
ある。
【0035】芳香族有機基含有シロキサン流体の製造法
は技術的に既知である。代表的な方法は米国特許第30
88964号、仝3186944号、仝3221040
号および第3839384号に見られる。フエニルプロ
ピルアルキルシクロシロキサンは、スパイヤーらの論文
〔“Addition of Silicon Hyd
rides to Olefinic Double
Bonds.IV.The Addition to
Styrene and alpha‐Methyls
tyrene”,by John L.Speier
and John W.Ryan,Journal o
f Orgonic Chemistry,Vol.2
4,pages 2052−2053,Decembe
r 1959〕に記載された方法によって作られる。一
般にかかる方法は、(1)フエニルプロピルメチルシラ
ンを加水分解するか、または(2)α−メチルスチレン
を分子に≡SiHを含有するオルガノシロキサンと反応
させることを含む。
は技術的に既知である。代表的な方法は米国特許第30
88964号、仝3186944号、仝3221040
号および第3839384号に見られる。フエニルプロ
ピルアルキルシクロシロキサンは、スパイヤーらの論文
〔“Addition of Silicon Hyd
rides to Olefinic Double
Bonds.IV.The Addition to
Styrene and alpha‐Methyls
tyrene”,by John L.Speier
and John W.Ryan,Journal o
f Orgonic Chemistry,Vol.2
4,pages 2052−2053,Decembe
r 1959〕に記載された方法によって作られる。一
般にかかる方法は、(1)フエニルプロピルメチルシラ
ンを加水分解するか、または(2)α−メチルスチレン
を分子に≡SiHを含有するオルガノシロキサンと反応
させることを含む。
【0036】本発明の揮発性シロキサンは、平均単位式
(CH3)aSiO(4−a)/2〔式中のaは2また
は3の平均値を有する〕に対応する低粘度流体である。
その流体はSi−O−Si結合によって結合されたシロ
キサン単位を有する。その流体分子における代表的単位
は一官能性単位(CH3)3SiO1/2および二官能
性単位(CH3)2SiO2/2である。三官能性単位
CH3SiO3/2の存在は一般に分枝環状揮発性メチ
ルシロキサン(VMS)を生じる。四官能性単位SiO
4/2の存在が一般に分枝線状VMSを生成する。これ
らの単位は、流体中のケイ素原子当り平均2〜3個のメ
チル基が提供されるようなモル量で存在する。代表的な
VMSは式〔(CH3)2SiO〕xのシクロポリシロ
キサンおよび式(CH3)3SiO〔(CH3)2Si
O〕ySi(CH3)3の線状シロキサン〔式中のxは
3〜6の値を有しyは0〜5の値を有する〕である。こ
れらのVMSは一般に250℃以下の沸点を有し、その
粘度は0.65〜5.0センチストークス(mm2 /
s)を有する。
(CH3)aSiO(4−a)/2〔式中のaは2また
は3の平均値を有する〕に対応する低粘度流体である。
その流体はSi−O−Si結合によって結合されたシロ
キサン単位を有する。その流体分子における代表的単位
は一官能性単位(CH3)3SiO1/2および二官能
性単位(CH3)2SiO2/2である。三官能性単位
CH3SiO3/2の存在は一般に分枝環状揮発性メチ
ルシロキサン(VMS)を生じる。四官能性単位SiO
4/2の存在が一般に分枝線状VMSを生成する。これ
らの単位は、流体中のケイ素原子当り平均2〜3個のメ
チル基が提供されるようなモル量で存在する。代表的な
VMSは式〔(CH3)2SiO〕xのシクロポリシロ
キサンおよび式(CH3)3SiO〔(CH3)2Si
O〕ySi(CH3)3の線状シロキサン〔式中のxは
3〜6の値を有しyは0〜5の値を有する〕である。こ
れらのVMSは一般に250℃以下の沸点を有し、その
粘度は0.65〜5.0センチストークス(mm2 /
s)を有する。
【0037】VMSの代表的な構造のいくつかを以下に
示す:
示す:
【0038】
【化11】
【化12】
【化13】 または
【化14】
【0039】化Iの構造は線状VMSを示す。化IIの
構造は環状VMSを示す。化IIIの構造は分枝線状V
MSを示す。化IVの構造は分枝環状VMSを示す。化
Iおよび化IIの構造におけるxとyの値は前述のよう
に同一である。環状VMS(II)はCTFAによって
国際命名法による化粧成分(INCI)名「シクロメチ
コン(CYCLOMETHICONE)」が与えられて
いる。
構造は環状VMSを示す。化IIIの構造は分枝線状V
MSを示す。化IVの構造は分枝環状VMSを示す。化
Iおよび化IIの構造におけるxとyの値は前述のよう
に同一である。環状VMS(II)はCTFAによって
国際命名法による化粧成分(INCI)名「シクロメチ
コン(CYCLOMETHICONE)」が与えられて
いる。
【0040】それらの環状および線状メチルシロキサン
は透明流体であって、本質的に無臭、無毒、非油脂性お
よび非刺激性である。
は透明流体であって、本質的に無臭、無毒、非油脂性お
よび非刺激性である。
【0041】化粧品用として該流体は皮膚を刺激せず、
皮膚に塗ったときに容易に広がり、塗布すると蒸発して
殘渣を後に残さない。
皮膚に塗ったときに容易に広がり、塗布すると蒸発して
殘渣を後に残さない。
【0042】VMSは、直径が185mmで開放室雰囲
気中で外周部で支持したNo.1の円形濾紙の中心部に
その流体1gを室温で30分間置いた後実質的に殘渣を
残さない。
気中で外周部で支持したNo.1の円形濾紙の中心部に
その流体1gを室温で30分間置いた後実質的に殘渣を
残さない。
【0043】いくつかの代表的な線状VMSは、沸点が
100℃で式Me3SiOSiMe3を有するヘキサメ
チルジシロキサン;沸点が152℃で式Me3SiOM
e2SiOSiMe3を有するオクタメチルトリシロキ
サン;沸点が194℃で式Me3SiO(Me2Si
O)2SiMe3を有するデカメチルテトラシロキサ
ン;沸点が229℃で式Me3SiO(Me2SiO)
3SiMe3を有するドデカメチルペンタシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)4S
iMe3を有するテトラデカメチルヘキサシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)5S
iMe3を有するヘキサデカメチルヘプタシロキサン、
等がある。
100℃で式Me3SiOSiMe3を有するヘキサメ
チルジシロキサン;沸点が152℃で式Me3SiOM
e2SiOSiMe3を有するオクタメチルトリシロキ
サン;沸点が194℃で式Me3SiO(Me2Si
O)2SiMe3を有するデカメチルテトラシロキサ
ン;沸点が229℃で式Me3SiO(Me2SiO)
3SiMe3を有するドデカメチルペンタシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)4S
iMe3を有するテトラデカメチルヘキサシロキサン;
沸点が184℃で式Me3SiO(Me2SiO)5S
iMe3を有するヘキサデカメチルヘプタシロキサン、
等がある。
【0044】いくつかの代表的な環状VMSは沸点が1
33℃で式〔(Me2)SiO〕3を有するヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン;沸点が171℃で式〔(Me
2)SiO〕4を有するオクタメチルシクロテトラシロ
キサン;沸点が205℃で式〔(Me)2SiO〕5を
有するデカメチルシクロペンタシロキサン;および沸点
が245℃で式〔(Me2)SiO〕6を有するドデカ
メチルシクロヘキサシロキサン、等がある。
33℃で式〔(Me2)SiO〕3を有するヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン;沸点が171℃で式〔(Me
2)SiO〕4を有するオクタメチルシクロテトラシロ
キサン;沸点が205℃で式〔(Me)2SiO〕5を
有するデカメチルシクロペンタシロキサン;および沸点
が245℃で式〔(Me2)SiO〕6を有するドデカ
メチルシクロヘキサシロキサン、等がある。
【0045】一般にVMSは単独または一緒に混合して
使用する。流体の混合体は個々の流体と異なる蒸発挙動
をもった揮発性物質を生じる。
使用する。流体の混合体は個々の流体と異なる蒸発挙動
をもった揮発性物質を生じる。
【0046】1992年の終りに近い頃に出願した米国
環境保護局への申請は、これらVMSを揮発性有機炭素
(VOC)としての規制から免除を求めて係争中であ
る。その申請の根拠は、VMSが対流圏のオゾンの生成
に寄与せず、場合によっては実際に抑制するということ
である。従って、VMSは、「申請」VOCのリストの
最も反応性化合物であるエタンよりも低いオゾン生成の
可能性を有する。
環境保護局への申請は、これらVMSを揮発性有機炭素
(VOC)としての規制から免除を求めて係争中であ
る。その申請の根拠は、VMSが対流圏のオゾンの生成
に寄与せず、場合によっては実際に抑制するということ
である。従って、VMSは、「申請」VOCのリストの
最も反応性化合物であるエタンよりも低いオゾン生成の
可能性を有する。
【0047】その上、これらのVMSは10〜30日の
大気中の寿命を有すので、VMS化合物は地球の温暖化
に寄与しない。これらのVMSは大気中の寿命が短いた
めに成層圏オゾンを消耗させる可能性がなく、従ってそ
れらは上昇して成層圏に蓄積しない。VMS化合物は塩
素も臭素原子も含まない。
大気中の寿命を有すので、VMS化合物は地球の温暖化
に寄与しない。これらのVMSは大気中の寿命が短いた
めに成層圏オゾンを消耗させる可能性がなく、従ってそ
れらは上昇して成層圏に蓄積しない。VMS化合物は塩
素も臭素原子も含まない。
【0048】VMS化合物はオゾン層も破壊せず、対流
圏のオゾン生成(スモッグ)に寄与せず、かつ地球温暖
化の可能性が最小である。従ってVMS化合物はこれら
3つの特質を同時に有する点でユニ−クである。
圏のオゾン生成(スモッグ)に寄与せず、かつ地球温暖
化の可能性が最小である。従ってVMS化合物はこれら
3つの特質を同時に有する点でユニ−クである。
【0049】これらのVMSは予想外に、パーソナルケ
ア製品の成分としてこれまで広く使用されてきた「禁
止」化学薬品の適当な代用を見出す課題に実行可能な溶
液を提供する。
ア製品の成分としてこれまで広く使用されてきた「禁
止」化学薬品の適当な代用を見出す課題に実行可能な溶
液を提供する。
【0050】本発明による発明で堅いゲルの製造法は単
純に3成分を一緒に混合するだけである。その混合物を
加熱してゲル化剤を溶解させる。混合物が冷却されるま
たは冷えるとゲルが形成される。
純に3成分を一緒に混合するだけである。その混合物を
加熱してゲル化剤を溶解させる。混合物が冷却されるま
たは冷えるとゲルが形成される。
【0051】
【実施例】本発明は次の実施例でさらに詳しく説明す
る。本発明のゲルの評価に3つの試験法を使用した。ゲ
ルはその濁度、針入度および屈折率(RI)を測定し
た。
る。本発明のゲルの評価に3つの試験法を使用した。ゲ
ルはその濁度、針入度および屈折率(RI)を測定し
た。
【0052】濁度は、13.3mlのガラスびんにゲル
試料を調製して、そのびんを濁度計(商標がOrbec
o‐Helligeのシリーズ965型デジタル直読
式)に挿入した。それらのゲルは調製して試料セルにキ
ヤストし、一晩置いて、そのセルを試料ウエルに挿入し
記録および読取ることよって濁度を測定した。測定値は
ネフロメーターの比濁単位(NTU)で記録した。これ
らの読み値は全て000−999の比濁単位の範囲内で
とり、それは毎日校正された。本発明のために、400
NTU以下の読み値は透明、400NTU以上の読み値
は半透明そして100NTU以下の読み値は真正の透明
と見なした。
試料を調製して、そのびんを濁度計(商標がOrbec
o‐Helligeのシリーズ965型デジタル直読
式)に挿入した。それらのゲルは調製して試料セルにキ
ヤストし、一晩置いて、そのセルを試料ウエルに挿入し
記録および読取ることよって濁度を測定した。測定値は
ネフロメーターの比濁単位(NTU)で記録した。これ
らの読み値は全て000−999の比濁単位の範囲内で
とり、それは毎日校正された。本発明のために、400
NTU以下の読み値は透明、400NTU以上の読み値
は半透明そして100NTU以下の読み値は真正の透明
と見なした。
【0053】針入度は、比濁測定に使用した試料と同一
の試料を用いて測定した。使用し計器は、精密針入度計
であって、ワックス針(商標がHumboldtのH−
1310型)を備えた。その針をゲルの表面に下げ、ク
ラッチを5秒間解放して、その読み値(mm)を記録し
た。低い読み値程硬いゲルを示し、高い読み値程軟質ゲ
ルを示す。
の試料を用いて測定した。使用し計器は、精密針入度計
であって、ワックス針(商標がHumboldtのH−
1310型)を備えた。その針をゲルの表面に下げ、ク
ラッチを5秒間解放して、その読み値(mm)を記録し
た。低い読み値程硬いゲルを示し、高い読み値程軟質ゲ
ルを示す。
【0054】屈折率は、特にことわらない限り屈折計
(Bausch & Lomb,商標)を使用して21
℃で測定した。
(Bausch & Lomb,商標)を使用して21
℃で測定した。
【0055】実施例1及び2 実施例1および2は、下記の成分を250mlのビーカ
ー内で混合し、かくはんし、そのビーカーの内容物を8
0〜85℃に加熱することによって100gのバッチで
行った。その混合物が溶融して透明になったとき、それ
らを容器に注入した。これら2つの実施例は、アルキル
メチルシロキサンの添加によってゲルが硬化し透明にな
ることを示す。このアルキルメチルシロキサンは以後
「AMS#8」と記す、そしてこれは平均重合度が12
のシロキサン重合体上で反応させたC30+α−オレフ
インから調製した。その重合体は83モル%のC30+
α−オレフインを含有した。
ー内で混合し、かくはんし、そのビーカーの内容物を8
0〜85℃に加熱することによって100gのバッチで
行った。その混合物が溶融して透明になったとき、それ
らを容器に注入した。これら2つの実施例は、アルキル
メチルシロキサンの添加によってゲルが硬化し透明にな
ることを示す。このアルキルメチルシロキサンは以後
「AMS#8」と記す、そしてこれは平均重合度が12
のシロキサン重合体上で反応させたC30+α−オレフ
インから調製した。その重合体は83モル%のC30+
α−オレフインを含有した。
【0056】 成 分 1 2 オクチルメトキシシナメート 18.6% 10.0% オクチルサリシレート 4.7 5 C12−15安息香酸アルコール 71.1 79 12−ヒドロキシステアリン酸 5.6 5 AMS#8 0 1 濁 度(NTU) 690 250 針入度(mm) 20 13
【0057】実施例3及び4 実施例3と4は実施例1と2と同一の方法で行った。最
初の2つのシロキサン成分のブレンドの屈折率はそれぞ
れの実施例で1.5108であった。 成 分 3 4 ジフエニルテトラメチルジシロキサン 90.2% 89.3% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.8 5.7 12−ヒドロキシステアリン酸 4 4 AMS#8 0 1 濁 度(NTU) 190 128 針入度(mm) 28 23
初の2つのシロキサン成分のブレンドの屈折率はそれぞ
れの実施例で1.5108であった。 成 分 3 4 ジフエニルテトラメチルジシロキサン 90.2% 89.3% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.8 5.7 12−ヒドロキシステアリン酸 4 4 AMS#8 0 1 濁 度(NTU) 190 128 針入度(mm) 28 23
【0058】実施例5及び6(比較) ゲル試料は実施例1及び2と同一の方法で調製した。そ
のシロキサンの屈折率は1.4970であった。これら
の試料は、正規のステアリン酸が本発明のアルキルメチ
ルシロキサンが12−ヒドロキシステアリン酸と作用す
るのと同様に作用しないことを示す。従って、ステアリ
ン酸は比較用ゲルを硬化させるが、ゲルの濁度を許容で
きない程高くする。
のシロキサンの屈折率は1.4970であった。これら
の試料は、正規のステアリン酸が本発明のアルキルメチ
ルシロキサンが12−ヒドロキシステアリン酸と作用す
るのと同様に作用しないことを示す。従って、ステアリ
ン酸は比較用ゲルを硬化させるが、ゲルの濁度を許容で
きない程高くする。
【0059】 成 分 5 6 テトラフエニルテトラメチルトリシロキサン 60.0% 59.4% デカメチルシクロペンタシロキサン 36 35.6 12−ヒドロキシステアリン酸 4 4 ステアリン酸 0 1 濁度(NTU) 175 >1000 針入度(mm) 22 18
【0060】実施例7−14 次の8つの実施例は、ゲルの調製に数種の異なるアルキ
ルメチルシロキサン(AMS#1〜AMS#8)の使用
を示す。ゲルは、分析計りを使用して成分を13.3m
lのガラスびんに秤量することによって16gの大きさ
に作った。それらのガラスびんに蓋をし、水浴中で80
〜85℃に加熱した。そのガラスびんを振とうして完全
に混合した。全ての気泡が消散したら、ガラスびんを氷
浴に入れて冷却した。シロキサン化合物のテトラフエニ
ルテトラメチルトリシロキサン(TPTMTS)および
デカメチルシクロペンタシロキサン(DMCPS)そし
てゲル化剤12−ヒドロキシステアリン酸(12−O
H)は以下に略記する。濁度はNTU単位で示し針入度
はmmで示す。実施例7は対照試料であってアルキルメ
チルシロキサンを含有しない。
ルメチルシロキサン(AMS#1〜AMS#8)の使用
を示す。ゲルは、分析計りを使用して成分を13.3m
lのガラスびんに秤量することによって16gの大きさ
に作った。それらのガラスびんに蓋をし、水浴中で80
〜85℃に加熱した。そのガラスびんを振とうして完全
に混合した。全ての気泡が消散したら、ガラスびんを氷
浴に入れて冷却した。シロキサン化合物のテトラフエニ
ルテトラメチルトリシロキサン(TPTMTS)および
デカメチルシクロペンタシロキサン(DMCPS)そし
てゲル化剤12−ヒドロキシステアリン酸(12−O
H)は以下に略記する。濁度はNTU単位で示し針入度
はmmで示す。実施例7は対照試料であってアルキルメ
チルシロキサンを含有しない。
【0061】
【表1】
【0062】実施例15 この実施例の目的は本発明による発汗抑制ゲルの製造法
を説明する。以下に示す第1の4成分は50gのバッチ
として150mlの三角フラスコに添加し、溶解するま
で80℃加熱した。その混合物は真空ポンプを使用して
脱気した。そのフラスコに米国特許第5320828号
に従って調製した封入アルミニウムクロロハイドレート
を添加して内容物を混合した。フラスコの温度が60〜
62℃のとき、その内容物を適当な容器に注入した。
を説明する。以下に示す第1の4成分は50gのバッチ
として150mlの三角フラスコに添加し、溶解するま
で80℃加熱した。その混合物は真空ポンプを使用して
脱気した。そのフラスコに米国特許第5320828号
に従って調製した封入アルミニウムクロロハイドレート
を添加して内容物を混合した。フラスコの温度が60〜
62℃のとき、その内容物を適当な容器に注入した。
【0063】 成 分 15 テトラフエニルテトラメチルトリシロキサン 54.8% デカメチルシクロペンタシロキサン 20.2 12−ヒドロキシステアリン酸 4 AMS#3 1 アルミニウムクロロハイドレート 20 濁 度(NTU) 75 針入度(mm) 17
【0064】本実施例に使用したアルキルメチルシロキ
サンAMS#1〜AMS#8を以下に示す。シロキサン
Aは式(Me)3SiOMeHSiOSi(Me)3を
有し;シロキサンBは式(Me)3SiO〔MeHSi
O〕6〔Me2SiO〕3Si(Me)3を有し;シロ
キサンCは式(Me)3SiO〔MeHSiO〕10S
i(Me)3〔式中のMeはメチルである〕を有した。
サンAMS#1〜AMS#8を以下に示す。シロキサン
Aは式(Me)3SiOMeHSiOSi(Me)3を
有し;シロキサンBは式(Me)3SiO〔MeHSi
O〕6〔Me2SiO〕3Si(Me)3を有し;シロ
キサンCは式(Me)3SiO〔MeHSiO〕10S
i(Me)3〔式中のMeはメチルである〕を有した。
【0065】 反応した≡SiH 反応したオレフイン α−オレフイン 機能性シロキサン C12 C16 C18 C30 (モル%) シロキサンA AMS5 AMS6 33.0 シロキサンB AMS1 AMS2 AMS3 AMS4 55.0 シロキサンC AMS7 AMS8 83
【0066】この実施例において、12−ヒドロキシス
テアリン酸と有機油またはシロキサン流体を含有するゲ
ルに少量のアルキルメチルシロキサンの重合体または共
重合体の添加は得られたゲルの硬度と透明度を著しく改
善する。特に、実施例9、10および13〜15に従っ
て調製したゲルは真正透明であって、それらの濁度の読
み値は前に定義した100NTU以下であった。実施例
2、4、9〜11および13〜15で硬いゲルが得られ
た。
テアリン酸と有機油またはシロキサン流体を含有するゲ
ルに少量のアルキルメチルシロキサンの重合体または共
重合体の添加は得られたゲルの硬度と透明度を著しく改
善する。特に、実施例9、10および13〜15に従っ
て調製したゲルは真正透明であって、それらの濁度の読
み値は前に定義した100NTU以下であった。実施例
2、4、9〜11および13〜15で硬いゲルが得られ
た。
【0067】本発明の利点は、ゲル化剤をアルキルメチ
ルシロキサンと併用して使用するとゲルが少ない量のゲ
ル化剤を使用することによって生成されることにある。
これまで、透明性は高レベルのゲル化剤を使用すること
によってしばしば犠牲にされた。しかしながら、本発明
によってアルキルメチルシロキサンを含有することによ
って、硬くて透明なゲルが得られる。
ルシロキサンと併用して使用するとゲルが少ない量のゲ
ル化剤を使用することによって生成されることにある。
これまで、透明性は高レベルのゲル化剤を使用すること
によってしばしば犠牲にされた。しかしながら、本発明
によってアルキルメチルシロキサンを含有することによ
って、硬くて透明なゲルが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】アルキルメチルシロキサンの重合体または
共重合体0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステア
リン酸または12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩か
ら選んだゲル化剤0.1〜10重量%;有機油、非揮発
性シロキサン、250℃以下の沸点と0.65〜5.0
センチストークス(mm2 /s)の粘度を有する揮発性
メチルシロキサンおよびそれら混合物から成る群から選
んだ油80〜99.8重量%から成ることを特徴とする
ゲル。 - 【請求項2】アルキルメチルシロキサンの重合体または
共重合体0.1〜10重量%;12−ヒドロキシステア
リン酸または12−ヒドロキシステアリン酸の金属塩か
ら選んだゲル化剤0.1〜10重量%;発汗抑制活性剤
10〜25重量%;有機油、非揮発性シロキサン、25
0℃以下の沸点と0.65〜5.0センチストークス
(mm2 /s)の粘度を有する揮発性メチルシロキサン
およびそれらの混合物から成る群から選んだ油55〜8
9.8重量%から成ることを特徴とするゲル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/324045 | 1994-10-17 | ||
US08/324,045 US5480637A (en) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | Alkylmethylsiloxane containing gels |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127719A true JPH08127719A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=23261830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7242589A Withdrawn JPH08127719A (ja) | 1994-10-17 | 1995-09-21 | アルキルメチルシロキサン含有のゲル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5480637A (ja) |
EP (1) | EP0707845A3 (ja) |
JP (1) | JPH08127719A (ja) |
CA (1) | CA2158401A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7842285B2 (en) | 2004-11-04 | 2010-11-30 | L'oreal | Cosmetic compositions and methods of use |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9521990D0 (en) * | 1995-10-27 | 1996-01-03 | Unilever Plc | Underarm compositions |
US6190673B1 (en) | 1996-12-20 | 2001-02-20 | The Procter & Gamble Company | Gel compositions containing gellants in the form of alkyl amides of tri-carboxylic acids |
US5776494A (en) * | 1996-12-20 | 1998-07-07 | The Procter & Gamble Company | Pharmaceuticals compositions containing gellants in the form of alkyl amides of di-and tri-carboxylic acids |
US5840287A (en) * | 1996-12-20 | 1998-11-24 | Procter & Gamble Company | Antiperspirant compositions containing gellants in the form of alkyl amides of di- and tri-carboxylic acids |
US5840288A (en) * | 1996-12-20 | 1998-11-24 | Procter & Gamble Company | Antiperspirant gel-solid stick composition containing a modified silicone carrier |
US6171601B1 (en) * | 1996-12-20 | 2001-01-09 | The Procter & Gamble Company | Low residue antiperspirant gel-solid stick compositions |
US5849276A (en) * | 1996-12-20 | 1998-12-15 | Procter & Gamble | Antiperspirant gel-solid stick compositions containing select nucleating agents |
US5750096A (en) * | 1996-12-20 | 1998-05-12 | The Procter & Gamble Company | Low residue antiperspirant gel-solid stick compositions containing select gellants |
US5840286A (en) * | 1996-12-20 | 1998-11-24 | Procter & Gamble Company | Methods of making low residue antiperspirant gel-solid stick compositions |
US5846520A (en) * | 1996-12-20 | 1998-12-08 | Procter & Gamble Company | Antiperspirant gel-solid stick compositions containing select fatty acid gellants |
US5744130A (en) * | 1996-12-20 | 1998-04-28 | The Procter & Gamble Company | Antiperspirant gel-solid stick compositions substantially free of select polar solvents |
US5925338A (en) * | 1997-01-29 | 1999-07-20 | The Gillette Company | Clear antiperspirant or deodorant gel composition with volatile linear silicone to reduce staining |
US6187695B1 (en) | 1998-12-08 | 2001-02-13 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Cool feeling tissue product and method |
AU2001233691A1 (en) | 2000-01-14 | 2001-07-24 | Unilever Plc | Antiperspirant compositions |
GB0016937D0 (en) | 2000-07-10 | 2000-08-30 | Unilever Plc | Antiperspirant compositions |
IN2014MN00813A (ja) * | 2011-11-11 | 2015-10-02 | Unilever Plc |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3641239A (en) * | 1968-11-06 | 1972-02-08 | Dow Corning | Cosmetic wax composition |
JPS6267015A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-26 | Sunstar Inc | 日焼け止め化粧料 |
JP2665951B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1997-10-22 | 株式会社資生堂 | 固型状油中水型乳化化粧料 |
CA2082813A1 (en) | 1990-05-30 | 1991-12-01 | Alejandro Cedeno | Liquid antiperspirant compositions |
JPH0491010A (ja) * | 1990-08-07 | 1992-03-24 | Kanebo Ltd | 透明固形化粧料 |
US5320828A (en) * | 1990-12-21 | 1994-06-14 | Dow Corning Corporation | Encapsulated aluminum compositions |
JPH05238915A (ja) * | 1991-04-11 | 1993-09-17 | Lion Corp | 固体化粧料 |
US5225188A (en) * | 1991-12-26 | 1993-07-06 | Dow Corning Corporation | Underarm formulations containing alkylmethylsiloxanes |
SK136094A3 (en) * | 1992-05-12 | 1997-01-08 | Procter & Gamble | Antiperspirant gel stick composition and its producing method |
US5284649A (en) * | 1992-09-29 | 1994-02-08 | The Procter & Gamble Company | Deodorant gel sticks containing 1-hydroxy pyridinethione active |
TW287115B (ja) * | 1993-03-17 | 1996-10-01 | Doconitele Silicon Kk |
-
1994
- 1994-10-17 US US08/324,045 patent/US5480637A/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-09-15 CA CA002158401A patent/CA2158401A1/en not_active Abandoned
- 1995-09-18 EP EP95306544A patent/EP0707845A3/en not_active Withdrawn
- 1995-09-21 JP JP7242589A patent/JPH08127719A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7842285B2 (en) | 2004-11-04 | 2010-11-30 | L'oreal | Cosmetic compositions and methods of use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5480637A (en) | 1996-01-02 |
CA2158401A1 (en) | 1996-04-18 |
EP0707845A3 (en) | 1997-06-18 |
EP0707845A2 (en) | 1996-04-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |