JPH08127539A - ヒトil−11を含有する末梢血幹細胞増加剤 - Google Patents

ヒトil−11を含有する末梢血幹細胞増加剤

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JPH08127539A
JPH08127539A JP6266826A JP26682694A JPH08127539A JP H08127539 A JPH08127539 A JP H08127539A JP 6266826 A JP6266826 A JP 6266826A JP 26682694 A JP26682694 A JP 26682694A JP H08127539 A JPH08127539 A JP H08127539A
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human
leu
peripheral blood
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ala
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Akira Okano
明 岡野
Hideki Suzuki
秀樹 鈴木
Daisuke Ejima
大輔 江島
Naoto Koyama
直人 小山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は末梢血幹細胞移植療法に有効
な末梢血幹細胞増加剤の提供を目的とする。 【構成】 本発明は(1)ヒトIL−11単独、叉は
(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者、を有
効成分として含有する末梢血幹細胞増加剤である。 【効果】 本発明の末梢血幹細胞増加剤は、末梢血幹細
胞を増加させることができ、末梢血幹細胞移植療法に極
めて有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は末梢血幹細胞増加剤に関
する。さらに詳細には、本発明は(1)ヒトIL−11
(ヒトインターロイキン11)、または(2)ヒトIL
−11およびヒトG−CSF(ヒト顆粒球−コロニー刺
激因子、granulocyte−colony st
imulating factor)の両者を有効成分
とする末梢血幹細胞増加剤に関する。
【0002】
【従来技術】実際の臨床において、白血病や固型癌など
の癌や再生不良性貧血などの血液系の疾患などを治療す
る方法として、骨髄移植および末梢血幹細胞移植療法が
知られている。
【0003】ところで、血液中の血球成分は、骨髄に存
在する造血幹細胞より造血前駆細胞を経て絶えず生産さ
れている。そこで、骨髄移植療法は強力な化学療法及び
放射線療法によって、癌細胞と正常骨髄細胞をすべて死
滅させた後に、供与者の骨髄から採取された正常造血幹
細胞を移植する方法である。また強力な上記の化学療法
および放射線療法の前に患者自身(自家)から採取して
保存した細胞を、上記の療法後に移植する方法も知られ
ている。この自家骨髄移植療法は、移植片対宿主病反応
が起こらないという利点があるが、放射線治療などで充
分量の骨髄細胞採取が困難な場合がある。更に、腫瘍細
胞が骨髄に浸潤している場合には、腫瘍細胞を含まない
造血幹細胞を得ることは極めて困難になってくる。ま
た、骨髄移植療法は骨髄を採取する際にその提供者(患
者自身も場合もあり)を全身麻酔する必要があり、提供
者に与える影響が大きいという大きな欠点がある。
【0004】一方、末梢血幹細胞移植療法は、末梢血幹
細胞を採取し、保存しておき、骨髄破壊的な治療(化学
療法および放射線療法など)後に患者に移植する方法で
ある。この末梢血幹細胞移植療法は、造血幹細胞が骨髄
だけではなく、ごく少数ではあるが末梢血中にも存在す
るという知見、またこの末梢血中の幹細胞は骨髄抑制的
な化学療法後の造血回復期に一過性ながら顕著に増加す
るという知見から開発されたものであり、骨髄移植療法
の場合に必要とされる全身麻酔を必要としない点で有利
である。しかしながら、末梢血中に含まれる造血幹細胞
は極めて少ないため、充分な量の造血幹細胞を得るため
には多数回の細胞分離採取が必要であるという欠点があ
る。
【0005】ところで、ヒトIL−11はプラズマサイ
トーマ増殖因子としてDNA配列及びアミノ酸配列が決
定されている(Pro.Natl.Acad.Sci.
87:7512 1990)。更に、ヒトIL−11は
Bリンパ球の成熟分化を支持し、巨核球コロニー形成と
芽球コロニー形成過程でIL−3に対して相乗的に働く
こと、また生体内投与により血小板数を上昇させること
が知られている(STEM CELLS 1993,1
1,156−162)。しかしながら、ヒトIL−11
の生体内投与が末梢血中の造血前駆細胞に与える影響は
報告されていない。
【0006】一方、ヒトG−CSFは白血球系造血前駆
細胞を好中球へ分化させる因子としてそのDNA配列及
びアミノ酸配列が決定されている(Nature 31
9:415 1986)。このヒトG−CSFは好中球
増加因子として実際に臨床で癌治療時などの白血球減少
症に用いられている。しかしながら、今までのところ、
これらヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者を含有
する薬剤が末梢血幹細胞増加剤として有効であるという
報告はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、末梢
血幹細胞を増やすことのできる新規な末梢血幹細胞増加
剤の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を解決する為に鋭意研究を重ねた結果、(1)ヒトIL
−11、叉は(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSF
の両者、を有効成分とする末梢血幹細胞増加剤が、末梢
血中の造血前駆細胞数を増加させることを見い出し本発
明を完成した。
【0009】即ち、本発明は(1)ヒトIL−11、叉
は(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者、を
有効成分とする末梢血幹細胞増加剤に関する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
係るヒトIL−11は、ヒトIL−11活性を有する限
りいかなる構造を持つものでも使用できるが、例えば特
表平5−504560に開示されるようなアミノ酸配列
を有する178個のアミノ酸よりなるポリペプチド(そ
のアミノ酸配列は配列表の配列番号1に記載)を用いる
ことができる。繰り返し述べるが本発明で用いられるヒ
トIL−11は必ずしも上記のヒトIL−11と同じ構
造を取る必要はない。即ち、ヒトIL−11のN末端及
び/またはC末端より1個ないし複数個のアミノ酸が付
加された構造を有するもの、ヒトIL−11の構造中の
1個もしくは複数個のアミノ酸が他のアミノ酸に置換さ
れた構造を有するもの等、ヒトIL−11活性を有する
限り本発明のヒトIL−11として用いることができ
る。更に大腸菌で生産される無糖型IL−11ばかりで
なくCHO細胞などの真核細胞により生産される糖鎖を
有するIL−11も使用することが出来る。
【0011】本発明に係るヒトG−CSFは、ヒトG−
CSF活性を有する限りいかなる構造を持つものでも使
用できるが、例えばNature Vol319,41
5−頁、1986年)に示されるようなアミノ酸配列を
有する177個のアミノ酸よりなるポリペプチド(その
アミノ酸配列は配列表の配列番号2に記載)あるいはS
cience、Vol232,61− 頁、1986
年に示されるような174個のアミノ酸よりなるポリペ
プチド(そのアミノ酸配列は配列表の配列番号3に記
載)を用いることができる。また例えばBioche
m.Biophys.Res.Commun.Vol1
59,103− 頁、1989年に示されるようなア
ミノ酸を置換したポリペプチドも用いることができる。
繰り返し述べるが本発明で用いられるヒトG−CSFは
必ずしも上記のヒトG−CSFと同じ構造を取る必要は
ない。即ち、ヒトG−CSFのN末端及び/またはC末
端より1個ないし複数個のアミノ酸が付加された構造を
有するもの、ヒトG−CSFの構造中の1個もしくは複
数個のアミノ酸が他のアミノ酸に置換された構造を有す
るもの等、ヒトG−CSF活性を有する限り本発明のヒ
トG−CSFとして用いることができる。さらに大腸菌
で生産される無糖型G−CSFばかりでなくCHO細胞
などの真核細胞により生産される糖鎖を有するG−CS
Fも使用することが出来る。
【0012】本発明の末梢血幹細胞増加剤における
(1)ヒトIL−11、または(2)ヒトIL−11及
びヒトG−CSFの含量は、一般的に0.0001−1
00重量%であり、好ましくは0.1−1.0重量%で
ある。
【0013】本発明の末梢血幹細胞増加剤において、ヒ
トIL−11に対するヒトG−CSFの含有量は特に限
定されないが、ヒトIL−11を100重量部とした場
合に一般的には0.0001−200000重量部、好
ましくは0.1−100重量部添加すればよい。
【0014】また本発明の(1)ヒトIL−11、また
は(2)ヒトIL−11およびヒトG−CSFの両者、
を有効成分とする造血系細胞増加剤には血清アルブミン
等の安定化剤、マンニトール等の賦形剤を含有させても
よい。
【0015】更に、本発明の造血系細胞増加剤にはヒト
IL−11とヒトG−CSFに加えて、助剤としてヒト
G−CSF以外のサイトカイン、例えば、ヒトIL−
1、ヒトIL−3、ヒトSCF(ヒト幹細胞因子、hu
man stem cellfactor)、ヒトLI
F(ヒト白血病阻害因子、human leukemi
a inhibitory factor)、ヒトEP
O(ヒトエリスロポエチン)、ヒトGM−CSF(ヒト
顆粒球、マクロファージ−コロニー刺激因子)及びヒト
M−CSF(ヒトマクロファージ−コロニー刺激因子)
などを1種類以上含有させてもよい。ヒトIL−1、ヒ
トIL−3、ヒトSCF、ヒトLIF、ヒトEPO、ヒ
トGM−CSF及びヒトM−CSFは造血機能の亢進を
増強するために、これらの末梢血幹細胞増加剤中に含有
させた場合、末梢血幹細胞増加剤としての効果は相乗的
に増加する。
【0016】なお、これらの助剤の添加量は特に限定さ
れないが、ヒトIL−11あるいはヒトG−CSFを1
00重量部とした場合にそれぞれ0.0001−200
000重量部添加すればよい。繰り返し述べるが、これ
ら助剤の添加量は決して上述の値に限定されるものでは
なく、症状、患者の年令等により適宜決定すればよい。
【0017】また、ヒトG−CSFあるいはヒトIL−
1等の助剤は必ずしも(1)ヒトIL−11、または
(2)ヒトIL−11およびヒトG−CSF、を有効成
分とする薬剤と同一の薬剤中に含有させて同時に投与す
る必要はない。すなわち、(1)ヒトIL−11、また
は(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者、を
有効成分とする末梢血幹細胞増加剤の投与前または投与
後の適当な時期にこれらの助剤を投与することもでき
る。
【0018】本発明の末梢血幹細胞増加剤の投与量は特
に限定されないが、好ましくはヒトIL−11について
は0.1〜1000μg/kg/日、ヒトG−CSFに
ついては0.1〜1000μg/kg/日の投与量で投
与される。
【0019】本発明の末梢血幹細胞増加剤は静脈内注射
で投与してもよいし、筋肉内注射、皮下注射で投与して
もよく、任意の方法によって投与することが出来る。
【0020】また、1回の投与に費やす時間についても
特には限定されず、短時間で投与してもよく、24時間
以上の持続投与を行ってもよい。
【0021】本発明の末梢血幹細胞増加剤の投与期間は
特に限定されないが、好ましくは1〜14日間、さらに
好ましくは3〜14日間投与すればよい。
【0022】本発明の末梢血幹細胞増加剤の投与回数も
特に限定されない。即ち、一日当りの投与回数は特に限
定されず、好ましくは、一日当り1〜3回投与される。
また、毎日連続して投与してもよく、一日以上の間隔を
おいて投与してもよい。即ちどの様なスケジュールで投
与してもよい。
【0023】もちろん、本発明の末梢血幹細胞増加剤は
他の化学療法剤(制癌剤、抗ウイルス剤、抗生物質な
ど)、免疫療法剤(免疫賦活剤、免疫抑制剤など)と併
用することもできる。
【0024】本発明の(1)ヒトIL−11、または
(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者を含む
末梢血幹細胞増加剤には主に次のような使用方法があ
る。
【0025】末梢血幹細胞採取時に、幹細胞数を増加さ
せる目的で用いることができる。末梢血幹細胞採取は健
常人より採取する場合と癌等の患者自身から採取する場
合がある。健常人に用いる場合は、採取前いつから投与
しても構わない。癌等の患者に用いる場合は、治療時の
血球減少期からの回復時に採取するのが好ましいが、治
療(化学療法、放射線療法)する前から用いてもよい
し、治療直後から用いてもよい。健常人、患者のいずれ
に対しても上記した投与条件で投与すればよい。
【0026】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより具体的に説明
することを目的として提供するものであり、いかなる意
味においても本発明を限定することを意図するものでは
ない。
【0027】(実施例1) (1)ヒトIL−11、または(2)ヒトIL−11及
びヒトG−CSFの両者、の生体内投与による末梢血中
の造血前駆細胞の増加
【0028】ヒトIL−11 70μg(10μg/匹
X7日間)および/またはヒトG−CSF 2.45μ
g(0.35μg/匹X7日間)をアルザ社製浸透圧ポ
ンプに充填し、C57BL/6マウス(雌性7週令)4
匹の皮下に埋め込み連続投与した。対照投与としては、
ヒトIL−11と同量のHSA(ヒト血清アルブミン)
を投与した。7日後にマウス心臓より末梢血を無菌的に
採取した。なお、本実験においてはヒトIL−11とし
ては特表平5−507209あるいはBIO/TECH
NOLOGY Vol 11,187− 頁、199
3年に示されるような方法を修飾した方法を用い、大腸
菌で生産した、配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
列を有するヒトIL−11を使用し、一方ヒトG−CS
FとしてはCHO細胞で生産した配列表の配列番号3記
載のアミノ酸配列を有する糖鎖付加ヒトG−CSF(一
般名 レノグラスチム、中外製薬(株)製)を用いた。
【0029】血液を群ごとに同量のヘパリンを含むIM
DM培地に希釈しプールした。これをリンホライトM
(セダレーン社)に重層し遠心することにより赤血球の
除かれた単核球層を得た。このようにして得られた単核
球を、適当な濃度に希釈しマウスIL−3 200U/
ml、エリスロポエチン2U/mlを含む0.8%メチ
ルセルロース半固型培地1ml中で7日間培養し、形成
される白血球系細胞塊(コロニー)の数を造血前駆細胞
(CFU−GM)として測定した。これに希釈度より換
算して、元の末梢血1ml当たりのCFU−GM数を求
めた。
【0030】下記の表に示すように、(1)ヒトIL−
11の投与により対照に比し、CFU−GMは有意に増
加した。また(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSF
の併用投与によりCFU−GMは対照投与、ヒトIL−
11単独投与あるいはヒトG−CSF単独投与に比し有
意に増加した。結果は表1に示した。
【0031】
【表1】 ──────────────────────────────────── CFU−GM (個/ml末梢血) ──────────────────────────────────── 正常マウス 10± 10 処理マウス 対照投与 73± 23 ヒトIL−11投与 473±117* ヒトG−CSF投与 1047± 99* ヒトIL−11+ヒトG−CSF投与 2800±300*§# ────────────────────────────────────
【0032】表1の結果は3枚のコロニーの平均値±標
準偏差に、希釈度を乗じたもので示した。尚、表1中の
*は対照投与に対して危険率5%で有意差があることを
示す。叉§はヒトIL−11投与に対して危険率5%で
有意差があることを示す。更に、#はヒトG−CSF投
与に対して危険率5%で有意差があることを示す。
【0033】
【本発明の効果】本発明の(1)ヒトIL−11、また
は(2)ヒトIL−11及びヒトG−CSFの両者、を
有効成分として含有する末梢血幹細胞増加剤は、末梢血
幹細胞を増加させる作用を有するので、移植に必要な充
分な数の末梢血幹細胞数を得るために有効に使用するこ
とが出来る。
【0034】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:178 配列の形:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列: Pro Gly Pro Pro Pro Gly Pro Pro Arg Val Ser Pro Asp Pro Arg Ala 1 5 10 15 Glu Leu Asp Ser Thr Val Leu Leu Thr Arg Ser Leu Leu Ala Asp Thr 20 25 30 Arg Gln Leu Ala Ala Gln Leu Arg Asp Lys Phe Pro Ala Asp Gly Asp 35 40 45 His Asn Leu Asp Ser Leu Pro Thr Leu Ala Met Ser Ala Gly Ala Leu 50 55 60 Gly Ala Leu Gln Leu Pro Gly Val Leu Thr Arg Leu Arg Ala Asp Leu 65 70 75 80 Leu Ser Tyr Leu Arg His Val Gln Trp Leu Arg Arg Ala Gly Gly Ser 85 90 95 Ser Leu Lys Thr Leu Glu Pro Glu Leu Gly Thr Leu Gln Ala Arg Leu 100 105 110 Asp Arg Leu Leu Arg Arg Leu Gln Leu Leu Met Ser Arg Leu Ala Leu 115 120 125 Pro Gln Pro Pro Pro Asp Pro Pro Ala Pro Pro Leu Ala Pro Pro Ser 130 135 140 Ser Ala Trp Gly Gly Ile Arg Ala Ala His Ala Ile Leu Gly Gly Leu 145 150 155 160 His Leu Thr Leu Asp Trp Ala Val Arg Gly Leu Leu Leu Leu Lys Thr 165 170 175 Arg Leu
【0035】配列番号:2 配列の長さ:177 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列: Thr Pro Leu Gly Pro Ala Ser Ser Leu Pro Gln Ser Phe Leu Leu Lys 1 5 10 15 Cys Leu Glu Gln Val Arg Lys Ile Gln Gly Asp Gly Ala Ala Leu Gln 20 25 30 Glu Lys Leu Val Ser Glu Cys Ala Thr Tyr Lys Leu Cys His Pro Glu 35 40 45 Glu Leu Val Leu Leu Gly His Ser Leu Gly Ile Pro Trp Ala Pro Leu 50 55 60 Ser Ser Cys Pro Ser Gln Ala Leu Gln Leu Ala Gly Cys Leu Ser Gln 65 70 75 80 Leu His Ser Gly Leu Phe Leu Tyr Gln Gly Leu Leu Gln Ala Leu Glu 85 90 95 Gly Ile Ser Pro Glu Leu Gly Pro Thr Leu Asp Thr Leu Gln Leu Asp 100 105 110 Val Ala Asp Phe Ala Thr Thr Ile Trp Gln Gln Met Glu Glu Leu Gly 115 120 125 Met Ala Pro Ala Leu Gln Pro Thr Gln Gly Ala Met Pro Ala Phe Ala 130 135 140 Ser Ala Phe Gln Arg Arg Ala Gly Gly Val Leu Val Ala Ser His Leu 145 150 155 160 Gln Ser Phe Leu Glu Val Ser Tyr Arg Val Leu Arg His Leu Ala Gln 165 170 175 Pro
【0036】配列番号:3 配列の長さ:174 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列: Thr Pro Leu Gly Pro Ala Ser Ser Leu Pro Gln Ser Phe Leu Leu Lys 1 5 10 15 Cys Leu Glu Gln Val Arg Lys Ile Gln Gly Asp Gly Ala Ala Leu Gln 20 25 30 Glu Lys Leu Cys Ala Thr Tyr Lys Leu Cys His Pro Glu Glu Leu Val 35 40 45 Leu Leu Gly His Ser Leu Gly Ile Pro Trp Ala Pro Leu Ser Ser Cys 50 55 60 Pro Ser Gln Ala Leu Gln Leu Ala Gly Cys Leu Ser Gln Leu His Ser 65 70 75 80 Gly Leu Phe Leu Tyr Gln Gly Leu Leu Gln Ala Leu Glu Gly Ile Ser 85 90 95 Pro Glu Leu Gly Pro Thr Leu Asp Thr Leu Gln Leu Asp Val Ala Asp 100 105 110 Phe Ala Thr Thr Ile Trp Gln Gln Met Glu Glu Leu Gly Met Ala Pro 115 120 125 Ala Leu Gln Pro Thr Gln Gly Ala Met Pro Ala Phe Ala Ser Ala Phe 130 135 140 Gln Arg Arg Ala Gly Gly Val Leu Val Ala Ser His Leu Gln Ser Phe 145 150 155 160 Leu Glu Val Ser Tyr Arg Val Leu Arg His Leu Ala Gln Pro 165 170
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07K 14/53 8318−4H 14/55 8318−4H A61K 37/02 ADU (72)発明者 小山 直人 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内投与によって末梢血幹細胞を増加
    させるヒトIL−11を含有する末梢血幹細胞増加剤。
  2. 【請求項2】 ヒトG−CSFをさらに含有することを
    特徴とする請求項1記載の末梢血幹細胞増加剤。
  3. 【請求項3】 末梢血幹細胞が末梢血幹細胞移植に用い
    得る細胞であることを特徴とする請求項1記載の末梢血
    幹細胞増加剤。
JP6266826A 1994-10-31 1994-10-31 ヒトil−11を含有する末梢血幹細胞増加剤 Pending JPH08127539A (ja)

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