JPH08127470A - サプライスタンド - Google Patents

サプライスタンド

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JPH08127470A
JPH08127470A JP28712594A JP28712594A JPH08127470A JP H08127470 A JPH08127470 A JP H08127470A JP 28712594 A JP28712594 A JP 28712594A JP 28712594 A JP28712594 A JP 28712594A JP H08127470 A JPH08127470 A JP H08127470A
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pad holder
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Mikio Nakajima
幹雄 中島
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Furukawa Electric Co Ltd
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状長尺体を巻き付けて形成された材料パッ
ドを崩れることがないように水平状態でサプライスタン
ドにセットすることができ、また帯状長尺体の繰出に際
しては材料パッドを垂直にして帯状長尺体をその帯面が
水平になるように起伏することができる。 【構成】 エアシリンダ62のピストンロッド62aを
収縮すると、ピボットピン58を中心にパッドホルダ2
8が水平になるように揺動して伏倒し、エアシリンダ6
2のピストンロッド62aを伸長すると、ピボットピン
58を中心にパッドホルダ28が垂直になるように揺動
して起立する。パッドホルダ28の起立状態で材料パッ
ド14から帯状長尺体10が繰り出され、パッドホルダ
28の水平状態で材料パッド14がパッドホルダ28に
セットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複数の導体を
水平方向に間隔をあけて並べた状態でその上下に絶縁被
覆が施されて形成されたフレキシブルフラットケーブル
等の如き帯状長尺体を繰り出してこの帯状長尺体を処理
するのに用いられるサプライスタンドの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、フレキシブルフラットケーブル
の長手方向に間隔をあけて上下の絶縁被覆に窓を形成す
る等の処理(特願平5−331640号参照)を行なう
ために、このフレキシブルフラットケーブルを芯に巻取
って形成された材料パッドをサプライスタンドにセット
してこの材料パッドからフレキシブルフラットケーブル
を繰り出して材料処理装置に送給することが行なわれて
いる。
【0003】この種のサプライスタンドは、一般に、基
台とこの基台に直立して取付けられた縦杆とから成るス
タンド本体と、帯状長尺体を芯に巻取って形成された材
料パッドを挟んで保持するパッドホルダと、このパッド
ホルダをスタンド本体の縦杆に帯状長尺体が繰出自在と
なるように支持するパッドホルダ支持手段とを備えてい
る。従来技術では、パッドホルダ支持手段は、パッドホ
ルダの板面が水平になるようにパッドホルダを支持して
いるが、これは、材料パッドが帯状長尺体の幅に相応す
る軸線長さを有するに過ぎない芯の上に帯状長尺体が非
常に緩く巻き付けられているため、材料パッドの軸線を
水平にしてパッドホルダにセットしようとすると、材料
パッドが崩れ易く、パッドホルダにセットし難いためで
ある。
【0004】この従来技術のサプライスタンドは、材料
パッドを水平にしたまま、この材料パッドから帯状長尺
体を繰り出すので、この帯状長尺体を処理するために
は、帯状長尺体の帯面が水平になるように途中をねじり
ながら、次の材料処理装置に繰り入れなければならない
が、このように帯状長尺体を無理なくねじるにはねじり
ピッチを長くして帯状長尺体に無理なねじり力が働いた
り帯状長尺体にねじり癖が付くことがないようにする必
要がある。しかし、ねじりピッチを長くすると、サプラ
イスタンドと材料処理装置との間の距離を長くしなけれ
ばならないため、設備の設置空間を大きくする必要があ
って不経済であった。
【0005】また、帯状長尺体が例えばフレキシブルフ
ラットケーブルであってこのフレキシブルフラットケー
ブルが品種によってはその導体の配列が逆になっている
ため電線端子を勝手違いに取り付けることが要求される
場合があるが、このような場合にはフレキシブルフラッ
トケーブルを裏返して繰り出すことが必要である。その
ために、スタンド本体を床面に固定しないでスタンド本
体の向きを換えられるようにすると、帯状長尺体を繰り
出す際にスタンド本体が不安定となり、またスタンド本
体を床面に着脱自在に固定すると、材料パッドの向きを
変える度にスタンド本体の固定を解放しなければならな
いため取扱いが不便であった。また、材料パッドの向き
をパッドホルダに反転してセットすることによって材料
パッドを裏返しにして繰り出すすることもできるが、既
にのべたように、材料パッドは、帯状長尺体を芯に緩く
巻きつけて形成されているので、材料パッドを反転させ
ながらセットする際には、この崩れを起こさないように
注意しながら反転しなければならないため、作業効率が
低い欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、材料パッドを水平状態でセットする
ことができるが、帯状長尺体の繰出はその帯面が水平に
なるように繰り出すことができ、従ってサプライスタン
ドと材料処理装置との間の距離を長くすることなく、帯
状長尺体を繰り出すことができるサプライスタンドを提
供することにある。
【0007】本発明が解決しようとする他の課題は、材
料パッドを反転することなく任意の方向に向けることが
でき、従って帯状長尺体を裏返して容易に繰り出すこと
ができるサプライスタンドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、スタンド本体と、帯状長尺体を芯に巻取って形
成された材料パッドを挟んで保持するパッドホルダと、
このパッドホルダをスタンド本体に帯状長尺体が繰出自
在となるように支持するパッドホルダ支持手段とを備え
たサプライスタンドにおいて、このパッドホルダ支持手
段は、パッドホルダをその板面が垂直な状態と水平な状
態との間を起伏自在となるように支持するホルダ起伏機
構を含んでいることを特徴とするサプライスタンドを提
供することにある。
【0009】本発明の第2の課題解決手段は、スタンド
本体と、帯状長尺体を芯に巻取って形成された材料パッ
ドを挟んで保持するパッドホルダと、このパッドホルダ
をスタンド本体に帯状長尺体が繰出自在となるように支
持するパッドホルダ支持手段とを備えたサプライスタン
ドにおいて、このパッドホルダ支持手段は、パッドホル
ダをその板面が垂直な状態と水平な状態との間を起伏自
在となるように支持するホルダ起伏機構と、パッドホル
ダの板面が垂直な状態でスタンド本体の軸線に平行な軸
線を中心に旋回自在に支持してパッドホルダの向きを変
更することができるようにするホルダ旋回機構とを含ん
でいることを特徴とするサプライスタンドを提供するこ
とにある。
【0010】
【作用】このように、パッドホルダをその板面が垂直な
状態と水平な状態との間を起伏自在に支持するホルダ起
伏機構を含んでいると、パッドホルダを水平にして材料
パッドを水平状態でセットすることができるので、材料
パッドをセットする際に材料パッドが崩れることがな
く、また帯状長尺体の繰出に際してはパッドホルダを垂
直にして帯状長尺体をその帯面が水平になるように繰り
出すことができ、従ってサプライスタンドと材料処理装
置との間の距離を長くすることなく、帯状長尺体を繰り
出すことができる。
【0011】また、パッドホルダの板面が垂直な状態で
スタンド本体の軸線に平行な軸線を中心に回転自在にパ
ッドホルダを支持すると、パッドホルダを旋回してその
向きを変更することができるので、材料パッドを反転し
てセットすることなく、帯状長尺体を裏返しにして容易
に繰り出すことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1乃至図4は本発明に係るサプライスタンド1
6を示し、このサプライスタンド16は、基台18とこ
の基台18に直立して取付けられた縦杆20とから成る
スタンド本体22と、帯状長尺体10(図2参照)を芯
12(図1参照)に巻取って形成された材料パッド14
を挟んで保持する1対の円板24、26から成るパッド
ホルダ28と、このパッドホルダ28をスタンド本体2
2の縦杆20に帯状長尺体10が繰出自在となるように
支持するパッドホルダ支持手段30とを備えている。
【0013】パッドホルダ28の一方の円板24は、縦
杆20の上半部分20Aの上端にベアリング32を介し
て回転自在に支持された回転軸34に固定して取付けら
れ、他方の円板26は、回転軸34の外端部34aに嵌
合され、ナット36、ロックナット38によって回転軸
34に着脱自在に固定されている。材料パッド14は、
後に述べるように、パッドホルダ28を水平状態とし
(図3および図4参照)、ナット36、ロックナット3
8を取り外し、円板26を取り外して円板24の上に載
せ、その後円板26を回転軸34の外端部34aに嵌合
し、ナット36およびロックナット38によって固定し
てパッドホルダ28に保持される。尚、図1、図3およ
び図4において符号40は円板24の背面に位置するよ
うに回転軸34にボス42を介して取付けられたリブ4
0a付きの裏当て板である。
【0014】図示の実施例では、基台18は、円板状の
固定基台部分44と後に述べるようにホルダ旋回機構5
6の一部となる回転基台部分46とから成り、固定基台
部分44は、床面48に植立されているねじ杆50によ
って床面48に固定され、また縦杆20は、回転基台部
分46上でその中心から外れた位置に溶接等によって直
立して取付けられている。尚、図1および図2において
符号52は縦杆20の回りに設けられた補強リブであ
る。
【0015】パッドホルダ支持手段30は、パッドホル
ダ28をその板面が垂直な状態と水平な状態との間を起
伏自在となるように支持するホルダ起伏機構54と、パ
ッドホルダ28の板面が垂直な状態でスタンド本体22
の縦杆20の中心軸線x20(スタンド本体22の軸線と
称する)に平行な軸線x28を中心に旋回自在に支持して
パッドホルダ28の向きを変更することができるように
するホルダ旋回機構56とを含んでいる。
【0016】ホルダ起伏機構54は、パッドホルダ28
を回転自在に支持する縦杆20の上半部分20Aを下半
部分20Bにピボットピン58によって起伏自在に支持
するピボット支持部60と、縦杆20の上半部分20A
を起立位置又は垂直位置(図1および図2参照)と伏倒
位置又は水平位置(図3および図4参照)との間を駆動
するようにこの上半部分20Aに接続されたピストンロ
ッド62aを有する1対のエアシリンダ62とから成
り、これらの1対のエアシリンダ62は、基台18の回
転基台部分46の上にピボット支持部64によって枢動
自在に取付けられている。
【0017】従って、図1および図2に示すように、1
対のエアシリンダ62がピストンロッド62aを伸長し
た状態にあると、縦杆20の上半部分20Aが起立し、
1対の円板24、26から成るパッドホルダ28が垂直
状態となる。このようにして、材料パッド14から繰り
出される帯状長尺体10は、その帯面が水平な状態とな
り、そのまま材料処理装置(図示せず)に送ることがで
きる。
【0018】また、図3および図4に示すように、1対
のエアシリンダ62のピストンロッド62aを収縮する
と、縦杆20の上半部分20Aがピボット支持部60を
中心に図1の状態から反時計方向に揺動して縦杆20の
上半部分20Aが伏倒し、1対の円板24、26から成
るパッドホルダ28が水平状態となる。このようにし
て、材料パッド14は、その崩れを起こすことなく、パ
ッドホルダ28内にセットすることができる。尚、図1
および図3から解るように、縦杆20の下半部分20B
の上端にはストッパ66が設けられ、このストッパ66
は、図4に示すように、パッドホルダ28が伏倒した状
態で縦杆20の上半部分20Aの根元20aが衝合して
パッドホルダ28の伏倒状態を維持する機能を有する。
【0019】ホルダ旋回機構56は、図1乃至図4に示
すように、基台18の回転基台部分46を固定基台部分
44にベアリング68を介して回転自在に支持する基台
回転支持部70と、回転基台部分46を所定回転位置で
固定基台部分44に固定する回転基台部分ロック部72
(特に図2および図4参照)とから成っている。
【0020】既にのべたように、回転基台部分46は、
パッドホルダ28を支持する縦杆20の中心軸線x20
ら外れた回転軸線x28を中心に回転するように基台回転
支持部70によって支持されている(図1参照)。ま
た、基台回転支持部70は、ベアリング68の外に回転
基台部分46を固定基台部分44に安定して支持する複
数のキャスタ74を有し、これらのキャスタ74は、回
転基台部分46に周方向に等間隔で設けられている。
【0021】また、回転基台部分ロック部72は、図2
および図4に示すように、固定基台部分44にブラケッ
ト76を介して取付けられた電磁ロックピン78と、回
転基台部分46に設けられ電磁ロックピン78が係入す
る複数のピン係入筒80とから成っている。電磁ロック
ピン78は、内部に図示しないばねと電磁コイルとを含
み、電磁コイルが消磁されているときに、ばねによって
ピンがピン係入筒80内に係入し、電磁コイルが励磁さ
れているときに、ばねに抗してピンがピン係入筒80か
ら脱出するように構成されている。
【0022】図示の実施例では、2つのピン係入筒80
A、80Bを有し、これらのピン係入筒80A、80B
は、図2および図4に示すように、回転基台部分46に
180度間隔で設けられている。従って、基台18の回
転基台部分46が図2および図6(A)の位置にあって
電磁ロックピン78が1つのピン係入筒80Aに係入し
ている状態では、材料パッド14は、図6(A)に示す
ように、矢印A方向に帯状長尺体10を繰り出すことが
でき、また基台18の回転基台部分46を図2および図
6(A)の状態から180度回転して図6(B)の位置
で電磁ロックピン78が他のピン係入筒80Bに係入し
ている状態では、材料パッド14は、図6(B)に示す
ように同じ矢印A方向に帯状長尺体10を裏返しにして
繰り出すことができる。
【0023】図示の実施例では、回転基台部分ロック部
72は、回転基台部分46が180度回転した位置でそ
れ以上の回転を阻止するためにストッパ82が設けられ
ている。このストッパ82は、電磁ロックピン78を取
付けるブラケット76に取付けられ、このストッパ82
は、回転基台部分46が所定の180度回転すると、1
80度間隔で回転基台部分46に取付けられているピン
係入筒80A又は80Bに衝合して回転基台部分46の
それ以上の回転を阻止する。
【0024】図示の実施例では、材料パッド14がパッ
ドホルダ28を回転しつつ帯状長尺体10を繰り出す際
に、パッドホルダ28の回転に制動を付与するためにホ
ルダ制動付与手段84を更に備えている(図1、図3お
よび図5参照)。
【0025】このホルダ制動付与手段84は、特に図5
に詳細に示すように、回転軸34に接続されたブレーキ
ドラム86と、このブレーキドラム86に摩擦的に係合
するブレーキバンド88と、このブレーキバンド88に
ばね90を介して接続されたバンド緊張・解放機構92
とから成り、図示の実施例では、このバンド緊張・解放
機構92は、縦杆20の上半部分20Aにブラケット9
4(図1参照)を介して取付けられたエアシリンダ96
から成り、このエアシリンダ96のピストンロッド96
aは、接続杆97を介してばね90の緊張付与端に接続
されている。
【0026】従って、エアシリンダ96のピストンロッ
ド96aが収縮すると、ばね90が緩んでブレーキバン
ド88はブレーキドラム86に対して緩められるので、
回転軸34には制動が付与されていない。材料パッド1
4は、この状態でパッドホルダ28にセットされる。エ
アシリンダ96のピストンロッド96aが伸長すると、
ばね90が緊張してブレーキバンド88は、ブレーキド
ラム86に対して締め付けられるので、回転軸34には
制動が付与される。材料パッド14は、この制動が付与
された状態で、パッドホルダ28から帯状長尺体10を
繰り出すので、帯状長尺体10を過剰に繰り出すことが
ない。
【0027】次に、本発明のサプライスタンド16の使
用状態をのべると、パッドホルダ28にセットされた材
料パッド14から帯状長尺体10を繰り出す際には、図
1および図2に示すように、パッドホルダ28の円板2
4、26が垂直な状態になるようにホルダ起伏機構54
を維持する。この状態では、材料パッド14から帯状長
尺体10が図2に示すように帯面が水平となるように繰
り出され、従って帯状長尺体10は、ひねりを付与する
ことなくそのままの状態で次の材料処理工程に繰り出す
ことができる。このため、サプライスタンド16と材料
処理装置との間の距離を短縮することができ、設備を経
済的に設置することができる。
【0028】また、サプライスタンド16にセットされ
た材料パッド14からすべての帯状長尺体10が繰り出
されると、ホルダ起伏機構54は、エアシリンダ62の
ピストンロッド62aを収縮して図1のホルダ垂直状態
から図3および図4のホルダ水平状態にする。この際、
図3及び図4のホルダ水平状態は、縦杆20の上半部分
20Aの根元20aがストッパ66に衝合して維持され
る。
【0029】材料パッド14は、パッドホルダ28の水
平状態でロックナット38、ナット36を取り外し、円
板26を取り外して古い芯12を抜き出し、新しい材料
パッド14をボス42に嵌めて円板24の上に載せ、円
板26を回転軸34の外端部34aに嵌め、ナット3
6、ロックナット38を締め付けて材料パッド14をセ
ットする。このように、材料パッド14が水平状態でパ
ッドホルダ28にセットされるので、材料パッド14が
セット時に崩れることがない。
【0030】その後、ホルダ起伏機構54のエアシリン
ダ62のピストンロッド62aを伸長して図3及び図4
のホルダ水平状態から図1及び図2のホルダ垂直状態に
戻す。このホルダ垂直状態は、エアシリンダ62のピス
トンロッド62aの最大伸長状態によって維持される。
【0031】また、サプライスタンド16にセットされ
た材料パッド14から繰り出される帯状長尺体10が図
6(A)に示す矢印A方向にある材料処理装置に裏返し
にして送られるべき場合には、回転基台部分ロック部7
2の電磁ロックピン78を励磁してばねに抗して電磁ロ
ックピン78をピン係入筒80Aから抜き回転基台部分
46を固定基台部分44から解放し、回転基台部分46
をその上のピン係入筒80Bがストッパ82に衝合する
まで180度回転することによってパッドホルダ28を
旋回する。この位置で、電磁ロックピン78を消磁して
この電磁ロックピン78をばね付勢によって相応するピ
ン係入筒80Bに係入し、パッドホルダ28を反転す
る。従って、帯状長尺体10は、図6(B)に示すよう
に、図6(A)と同じA方向であるが、裏返しにして同
じ材料処理装置に送られる。
【0032】上記実施例では、ホルダ起伏機構54
は、、パッドホルダ28を縦杆20の中間に設けられた
ピボット支持部60で起伏するようにしているが、縦杆
20の更に上方部分で起伏するようにしてもよい。
【0033】図示の実施例では、ホルダ旋回機構56
は、基台18を固定基台部分44と回転基台部分46と
に分離してこれらの基台部分44、46の間で行うよう
にしているが、縦杆20自体を基台18に対して回転さ
せて旋回するようにしてもよい。また、パッドホルダ2
8の旋回の際の軸線は、上記実施例では、縦杆20の中
心軸線x20からずれていて垂直状態にあるパッドホルダ
28を有する面上にある軸線x28であるので、帯状長尺
体10の繰り出しラインはパッドホルダ28を反転して
も同じで好ましいが、繰り出しラインがほぼ同じになれ
ば、軸線x28以外の軸線を中心に旋回させてもよい。
【0034】また、上記実施例では、回転基台部分ロッ
ク部72は、電磁方式であったが、それ以外に例えばシ
リンダ方式その他の任意の方式とすることができる。更
に、回転基台部分46が固定基台部分44に対して所定
の回転位置に達すると、ロックピンが自動的にピン係入
部に滑り込んでロックされるが、このロックを解放する
場合には手でロックピンをピン係入部から抜く半手動方
式であってもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、材料パ
ッドを保持するパッドホルダをホルダ垂直状態とホルダ
水平状態との間を起伏自在に支持するホルダ起伏機構を
含んでいるので、パッドホルダを水平にして材料パッド
を水平状態でセットすることができるから、材料パッド
をセットする際に材料パッドが崩れることがなく、また
帯状長尺体の繰出に際してはパッドホルダを垂直にして
帯状材料をその帯面が水平になるように繰り出すことが
でき、従って帯状長尺体をひねることなく繰り出すこと
ができるから、サプライスタンドと材料処理装置との間
の距離を長くすることなく、また帯状長尺体にひねり癖
を付けることなく、帯状長尺体を繰り出すことができ
る。
【0036】また、ホルダ垂直状態でスタンド本体の軸
線に平行な軸線を中心に旋回自在にパッドホルダを支持
するホルダ旋回機構を含んでいるので、パッドホルダを
旋回してその向きを反転することができるから、帯状長
尺体を裏返して容易に繰り出すことができる実益があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサプライスタンドのホルダ垂直状
態の正面図である。
【図2】図1のサプライスタンドの右側面図である。
【図3】本発明に係るサプライスタンドのホルダ水平状
態の正面図である。
【図4】図3のサプライスタンドの右側面図である。
【図5】図1乃至図4のサプライスタンドに用いられる
ホルダ制動付与手段を示し、同図(A)はホルダ制動付
与手段の拡大側面図、同図(B)はホルダ制動付与手段
の拡大正面図である。
【図6】本発明に係るサプライスタンドの異なる旋回位
置を示し、同図(A)はパッドホルダを1つ向きで送る
状態の概略平面図、同図(B)はパッドホルダを裏返し
て送る状態の概略平面図である。
【符号の説明】
10 帯状長尺体 12 芯 14 材料パッド 16 サプライスタンド 18 基台 20 縦杆 20A 上半部分 20a 根元 20B 下半部分 22 スタンド本体 24 円板 26 円板 28 パッドホルダ 30 パッドホルダ支持手段 32 ベアリング 34 回転軸 34a 外端部 36 ナット 38 ロックナット 40 裏当て板 40a リブ 42 ボス 44 固定基台部分 46 回転基台部分 48 床面 50 ねじ杆 52 補強リブ 54 ホルダ起伏機構 56 ホルダ旋回機構 58 ピボットピン 60 ピボット支持部 62 エアシリンダ 62a ピストンロッド 64 ピボット支持部 66 ストッパ 68 ベアリング 70 基台回転支持部 72 回転基台部分ロック部 74 キャスタ 76 ブラケット 78 電磁ロックピン 80 ピン係入筒 80A ピン係入筒 80B ピン係入筒 82 ストッパ 84 ホルダ制動付与手段 86 ブレーキドラム 88 ブレーキバンド 90 ばね 92 バンド緊張・解放機構 94 ブラケット 96 エアシリンダ 96a ピストンロッド 97 接続杆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンド本体と、帯状長尺体を芯に巻取
    って形成された材料パッドを挟んで保持するパッドホル
    ダと、前記パッドホルダを前記スタンド本体に帯状長尺
    体が繰出自在となるように支持するパッドホルダ支持手
    段とを備えたサプライスタンドにおいて、前記パッドホ
    ルダ支持手段は、前記パッドホルダをその板面が垂直な
    状態と水平な状態との間を起伏自在となるように支持す
    るホルダ起伏機構を含んでいることを特徴とするサプラ
    イスタンド。
  2. 【請求項2】 スタンド本体と、帯状長尺体を芯に巻取
    って形成された材料パッドを挟んで保持するパッドホル
    ダと、前記パッドホルダを前記スタンド本体に帯状長尺
    体が繰出自在となるように支持するパッドホルダ支持手
    段とを備えたサプライスタンドにおいて、前記パッドホ
    ルダ支持手段は、前記パッドホルダをその板面が垂直な
    状態と水平な状態との間を起伏自在となるように支持す
    るホルダ起伏機構と、前記パッドホルダの板面が垂直な
    状態で前記スタンド本体の軸線に平行な軸線を中心に旋
    回自在に支持して前記パッドホルダの向きを変更するこ
    とができるようにするホルダ旋回機構とを含んでいるこ
    とを特徴とするサプライスタンド。
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