JPH08126651A - 口腔洗浄方法 - Google Patents
口腔洗浄方法Info
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- JPH08126651A JPH08126651A JP6287123A JP28712394A JPH08126651A JP H08126651 A JPH08126651 A JP H08126651A JP 6287123 A JP6287123 A JP 6287123A JP 28712394 A JP28712394 A JP 28712394A JP H08126651 A JPH08126651 A JP H08126651A
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- cleaning
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C3/00—Dental tools or instruments
- A61C3/02—Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine
- A61C3/025—Instruments acting like a sandblast machine, e.g. for cleaning, polishing or cutting teeth
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】口腔内の歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する歯垢
及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除去
し,かつ口腔内を痛めることなく安全に清掃する。 【構成】洗浄水をジェット水流として口腔内の歯牙表面
や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するのに際して、耐圧水タ
ンク4内で給水源10からの洗浄水11に砥粒供給部1
2から砥粒13を供給して混合攪拌して分散させたの
ち、該分散水9を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧し
て手持ち噴射ノズル7に連結ホース6で導き、ジェット
水流として噴出して口腔洗浄することで、歯牙表面や歯
肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣な
どの汚れを効率よく除去して、しかも口腔内での砥粒を
残すことなく簡単に洗い流して、不快感がなく、使用感
を大巾に向上させ、また口腔内を痛めることなく安全に
洗浄することができる。
及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除去
し,かつ口腔内を痛めることなく安全に清掃する。 【構成】洗浄水をジェット水流として口腔内の歯牙表面
や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するのに際して、耐圧水タ
ンク4内で給水源10からの洗浄水11に砥粒供給部1
2から砥粒13を供給して混合攪拌して分散させたの
ち、該分散水9を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧し
て手持ち噴射ノズル7に連結ホース6で導き、ジェット
水流として噴出して口腔洗浄することで、歯牙表面や歯
肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣な
どの汚れを効率よく除去して、しかも口腔内での砥粒を
残すことなく簡単に洗い流して、不快感がなく、使用感
を大巾に向上させ、また口腔内を痛めることなく安全に
洗浄することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口腔内の歯牙表面や歯
肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣な
どの汚れを効率よく除去して清掃する口腔洗浄方法に関
するものである。
肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣な
どの汚れを効率よく除去して清掃する口腔洗浄方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、口腔内疾患で問題視されている
う蝕と、歯周病において、う蝕は歯牙の脱灰と有機質の
溶解を主徴としており、歯垢中の細菌により産出される
乳酸、蛋白分解酵素等により起きる。また歯周病は、歯
周組織の炎症や骨吸収を促進する内毒素、コラーゲンを
分解する特異的酵素、歯垢細菌の保有する抗原に対する
為害性などにより起きるとされ、歯垢の付着、堆積、成
熟が原因となる。う蝕や歯周病を予防するのに最も重要
なことは、口腔内の歯垢を除去することであり、そのた
めに口腔清掃が必要となる。この歯垢を除去するために
種々の清掃治具が使用されているが、最も一般的でかつ
最も効果的なものが歯ブラシで、スクラブ法、ローリン
グ法、バス法、フォーンス法などブラッシングの方法
は、種々提案されているものの、歯垢を完全に除去する
ことがなかなかできない。補助的手段として歯間ブラ
シ、フロス等も使用されているが、不正な使用でかえっ
て歯肉を痛めてしまうし、歯科矯正部分や歯周ポケット
の清掃が完全にできないなどの欠点がある。従来、この
歯ブラシ、その他の清掃用具が不得意とする不潔域に水
流を到達することができ、水流の力で口腔内の汚れを除
去するジェット水流式口腔清浄器が知られている。さら
に、水または空気などの流体を用いた工業的な洗浄方法
として、水を高圧で噴射し汚れを吹き飛ばすウォーター
ジェット方式や、該ウォータージェット方式の水圧を低
下させ、混入した研磨剤によって汚れを除去する液体ホ
ーニング方式並びに高圧の空気で研磨剤を噴射して汚れ
を除去するブラスト洗浄方式も知られている。
う蝕と、歯周病において、う蝕は歯牙の脱灰と有機質の
溶解を主徴としており、歯垢中の細菌により産出される
乳酸、蛋白分解酵素等により起きる。また歯周病は、歯
周組織の炎症や骨吸収を促進する内毒素、コラーゲンを
分解する特異的酵素、歯垢細菌の保有する抗原に対する
為害性などにより起きるとされ、歯垢の付着、堆積、成
熟が原因となる。う蝕や歯周病を予防するのに最も重要
なことは、口腔内の歯垢を除去することであり、そのた
めに口腔清掃が必要となる。この歯垢を除去するために
種々の清掃治具が使用されているが、最も一般的でかつ
最も効果的なものが歯ブラシで、スクラブ法、ローリン
グ法、バス法、フォーンス法などブラッシングの方法
は、種々提案されているものの、歯垢を完全に除去する
ことがなかなかできない。補助的手段として歯間ブラ
シ、フロス等も使用されているが、不正な使用でかえっ
て歯肉を痛めてしまうし、歯科矯正部分や歯周ポケット
の清掃が完全にできないなどの欠点がある。従来、この
歯ブラシ、その他の清掃用具が不得意とする不潔域に水
流を到達することができ、水流の力で口腔内の汚れを除
去するジェット水流式口腔清浄器が知られている。さら
に、水または空気などの流体を用いた工業的な洗浄方法
として、水を高圧で噴射し汚れを吹き飛ばすウォーター
ジェット方式や、該ウォータージェット方式の水圧を低
下させ、混入した研磨剤によって汚れを除去する液体ホ
ーニング方式並びに高圧の空気で研磨剤を噴射して汚れ
を除去するブラスト洗浄方式も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のジェッ
ト水流式口腔清浄器では、不接着性の歯垢の除去および
歯肉のマッサージ効果は認められるものの、歯垢除去効
果がほとんど認められないのが現状である。例えば、ジ
ェット水流方式の口腔洗浄器の特開昭53−71969
号、特開昭53−105091号、及び特開平2−36
859号に水流で汚れを除去するものが開示されてい
て、ジェット水流を一本のノズルまたは複数の孔から脈
流または定常流で噴出させ、歯間に挟まった食物を取り
除く、または歯肉のマッサージ効果は有るとされている
が、歯垢の除去効果はほとんどない欠点がある。また、
砥粒を含む空気流および水流で汚れ除去するものとし
て、特公昭50−37468号、特開昭55−4785
0号、特開昭59−125555号及び特開昭60−2
32147号などがあるが、高圧空気供給ユニット、高
圧水供給ユニット、砥粒と空気の混合ユニット、混合空
気および水をバランス良く放出するノズルを設けたハン
ドピース等の装置が必要で、大型かつ維持費が高く、し
かも、ほとんどが歯医者の使用を前提にしたもので、各
家庭で自己の口腔清掃出来ない問題点があるし、口中に
吹き溜まりのように残った砥粒を除去する手段が必要
で、一度固着すると簡単に洗い流れないことが多い欠点
があった。また、研磨剤とジェット水流を利用した工業
的な洗浄方法では、用いられる水圧が高すぎて、歯牙お
よび歯周組織に与える為害性が懸念される。すなわち口
腔内の付着歯肉は、5kgf/cm2 までの圧力の水流
に耐えることができるが、工業用に使用される圧力はそ
れ以上で、口腔内で安全に使用できる圧力を超えてい
る。例えば、特開昭61−190599号、及び特開平
2−114040号に噴射式洗車方法が開示されてい
て、水圧は30kgf/cm2 以上で用いるので、口腔
内の洗浄には使用できない欠点がある。さらに、特開平
3−242274号に電子写真感光体シリンダーの洗浄
方法が開示され、8〜10kgf/cm2の水圧で使用
されており、口腔内に安全に用いるには適さない欠点が
ある。本発明は、これら従来の欠点を排除しようとする
もので、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間
に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除去して、し
かも口腔内での砥粒を残すことなく簡単に洗い流して、
不快感がなく、使用感を大巾に向上させることができる
安全な口腔洗浄方法を提供することを目的とするもので
ある。
ト水流式口腔清浄器では、不接着性の歯垢の除去および
歯肉のマッサージ効果は認められるものの、歯垢除去効
果がほとんど認められないのが現状である。例えば、ジ
ェット水流方式の口腔洗浄器の特開昭53−71969
号、特開昭53−105091号、及び特開平2−36
859号に水流で汚れを除去するものが開示されてい
て、ジェット水流を一本のノズルまたは複数の孔から脈
流または定常流で噴出させ、歯間に挟まった食物を取り
除く、または歯肉のマッサージ効果は有るとされている
が、歯垢の除去効果はほとんどない欠点がある。また、
砥粒を含む空気流および水流で汚れ除去するものとし
て、特公昭50−37468号、特開昭55−4785
0号、特開昭59−125555号及び特開昭60−2
32147号などがあるが、高圧空気供給ユニット、高
圧水供給ユニット、砥粒と空気の混合ユニット、混合空
気および水をバランス良く放出するノズルを設けたハン
ドピース等の装置が必要で、大型かつ維持費が高く、し
かも、ほとんどが歯医者の使用を前提にしたもので、各
家庭で自己の口腔清掃出来ない問題点があるし、口中に
吹き溜まりのように残った砥粒を除去する手段が必要
で、一度固着すると簡単に洗い流れないことが多い欠点
があった。また、研磨剤とジェット水流を利用した工業
的な洗浄方法では、用いられる水圧が高すぎて、歯牙お
よび歯周組織に与える為害性が懸念される。すなわち口
腔内の付着歯肉は、5kgf/cm2 までの圧力の水流
に耐えることができるが、工業用に使用される圧力はそ
れ以上で、口腔内で安全に使用できる圧力を超えてい
る。例えば、特開昭61−190599号、及び特開平
2−114040号に噴射式洗車方法が開示されてい
て、水圧は30kgf/cm2 以上で用いるので、口腔
内の洗浄には使用できない欠点がある。さらに、特開平
3−242274号に電子写真感光体シリンダーの洗浄
方法が開示され、8〜10kgf/cm2の水圧で使用
されており、口腔内に安全に用いるには適さない欠点が
ある。本発明は、これら従来の欠点を排除しようとする
もので、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間
に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除去して、し
かも口腔内での砥粒を残すことなく簡単に洗い流して、
不快感がなく、使用感を大巾に向上させることができる
安全な口腔洗浄方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄水をジェ
ット水流として口腔内の歯牙表面や歯肉溝に噴射して口
腔洗浄するものであって、洗浄水に砥粒を分散させた分
散水を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズ
ルに導き、ジェット水流として噴出して口腔洗浄する口
腔洗浄方法である。
ット水流として口腔内の歯牙表面や歯肉溝に噴射して口
腔洗浄するものであって、洗浄水に砥粒を分散させた分
散水を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズ
ルに導き、ジェット水流として噴出して口腔洗浄する口
腔洗浄方法である。
【0005】
【作用】洗浄水をジェット水流として口腔内の歯牙表面
や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するものであって、洗浄水
に砥粒を分散させた分散水、例えば砥粒を1.5〜10
Vol%、特に3〜8Vol%の濃度で分散させた分散
水を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズル
に導き、ジェット水流として噴出して口腔洗浄するの
で、砥粒−水の分散液を口腔内汚れに向けて噴射するだ
けで、歯垢その他の汚れを除去することができる。しか
もその洗浄器は、砥粒を水に分散させるための混合手段
と、砥粒−水の分散液を付勢する加圧手段とを持ち、噴
射ノズルを経て噴射ノズルから、分散液を口腔内の汚れ
に向けて噴射して歯垢などの口腔汚れを安全で容易に除
去することができるものである。
や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するものであって、洗浄水
に砥粒を分散させた分散水、例えば砥粒を1.5〜10
Vol%、特に3〜8Vol%の濃度で分散させた分散
水を1〜5kgf/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズル
に導き、ジェット水流として噴出して口腔洗浄するの
で、砥粒−水の分散液を口腔内汚れに向けて噴射するだ
けで、歯垢その他の汚れを除去することができる。しか
もその洗浄器は、砥粒を水に分散させるための混合手段
と、砥粒−水の分散液を付勢する加圧手段とを持ち、噴
射ノズルを経て噴射ノズルから、分散液を口腔内の汚れ
に向けて噴射して歯垢などの口腔汚れを安全で容易に除
去することができるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1の例で説明すると、洗
浄水をジェット水流として口腔内の歯牙表面や歯肉溝に
噴射して口腔洗浄するのに際して、耐圧水タンク4内で
給水源10からの洗浄水11に砥粒供給部12から砥粒
13を1.5〜10Vol%の割合で供給して混合攪拌
して分散させたのち、該分散水9を1〜5kgf/cm
2 の範囲で加圧して、手持ち噴射ノズル7に連結ホース
6により導き、ジェット水流として口腔内に噴出して口
腔洗浄するようにしてある。
浄水をジェット水流として口腔内の歯牙表面や歯肉溝に
噴射して口腔洗浄するのに際して、耐圧水タンク4内で
給水源10からの洗浄水11に砥粒供給部12から砥粒
13を1.5〜10Vol%の割合で供給して混合攪拌
して分散させたのち、該分散水9を1〜5kgf/cm
2 の範囲で加圧して、手持ち噴射ノズル7に連結ホース
6により導き、ジェット水流として口腔内に噴出して口
腔洗浄するようにしてある。
【0007】この場合、前記洗浄水11、例えば水道水
と、砥粒、例えば炭酸水素ナトリウム、或いはリン酸カ
ルシウム2水塩などの砥粒13とを供給できる耐圧水タ
ンク4と、該耐圧水タンク内の洗浄水と砥粒とを混合分
散するモータ3で回転する攪拌羽根5の攪拌手段と、耐
圧水タンク内を加圧するボンベ1及びレギュレータ2か
らなる加圧手段とを備え、該加圧手段で加圧された砥粒
分散水9をバルブ8のある噴射ノズル7に連結ホース6
で導いて噴出できるように、前記耐圧水タンク4に連結
してある。そして、前記耐圧水タンク4に所定量の砥粒
と水を仕込んで、モータ3に連結した攪拌羽根5を回転
させ、砥粒と水の均一な分散液を調製する。この分散液
に窒素ボンベ1の圧力をレギュレータ2で所定圧力、例
えば1〜5kgf/cm2 の範囲に調節して加圧して連
結ホース6を通して、ノズル7から噴出するが、バルブ
8の開閉で噴射制御して口腔内の歯牙表面または歯肉溝
を清掃し、歯垢など口腔汚れを除去する。
と、砥粒、例えば炭酸水素ナトリウム、或いはリン酸カ
ルシウム2水塩などの砥粒13とを供給できる耐圧水タ
ンク4と、該耐圧水タンク内の洗浄水と砥粒とを混合分
散するモータ3で回転する攪拌羽根5の攪拌手段と、耐
圧水タンク内を加圧するボンベ1及びレギュレータ2か
らなる加圧手段とを備え、該加圧手段で加圧された砥粒
分散水9をバルブ8のある噴射ノズル7に連結ホース6
で導いて噴出できるように、前記耐圧水タンク4に連結
してある。そして、前記耐圧水タンク4に所定量の砥粒
と水を仕込んで、モータ3に連結した攪拌羽根5を回転
させ、砥粒と水の均一な分散液を調製する。この分散液
に窒素ボンベ1の圧力をレギュレータ2で所定圧力、例
えば1〜5kgf/cm2 の範囲に調節して加圧して連
結ホース6を通して、ノズル7から噴出するが、バルブ
8の開閉で噴射制御して口腔内の歯牙表面または歯肉溝
を清掃し、歯垢など口腔汚れを除去する。
【0008】前記砥粒13としては、粒度10〜300
μの炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム2水塩、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化ア
ルミニウム、ゼオライト、硫酸カルシウム2水塩、或い
は樹脂ビーズなどが、単独または組み合わせて、選んで
用いられ、洗浄水との配合割合は1.5〜10Vol
%、好ましくは3〜8Vol%とした砥粒−水の分散液
として加圧手段、例えば、圧力1〜5kgf/cm2 で
加圧して、噴射ノズルに導いて口腔内に噴射するように
して口腔内を痛めることなく洗浄する。
μの炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム2水塩、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化ア
ルミニウム、ゼオライト、硫酸カルシウム2水塩、或い
は樹脂ビーズなどが、単独または組み合わせて、選んで
用いられ、洗浄水との配合割合は1.5〜10Vol
%、好ましくは3〜8Vol%とした砥粒−水の分散液
として加圧手段、例えば、圧力1〜5kgf/cm2 で
加圧して、噴射ノズルに導いて口腔内に噴射するように
して口腔内を痛めることなく洗浄する。
【0009】この場合、歯垢除去の機能について、実験
した結果を次に示す。 実験例1 人工歯垢除去試験 歯垢除去試験装置のノズル先端から所定距離(mm)離
して、噴出流の方向に垂直に試料板を設置する。試料板
は、あらかじめ♯1000のサンドペーパーで平滑に研
磨した後、油性マジックの黒で全面塗布して人工歯垢と
する。この人工歯垢を塗布した試料板を白色紙に載せ、
写真撮影したネガフィルムの透過像をCCDビデオカメ
ラから画像処理装置に取り込み2値化処理後、明度の低
いピクセル数を人工歯垢面積とする。そして、分散液の
噴出によりマジックの剥離した面を撮影し、ネガフィル
ムを画像処理装置により測定し、除去面積を求める。こ
れは撮影したフィルムの透過像をCCDビデオカメラで
撮影し、画像処理装置に取り込み、2値化処理後の明度
の高いピクセル数を除去面積とする。試験条件は、圧力
4kgf/cm2 ,ノズルと試料板の距離約3mm,ノ
ズルの直径1mm、噴射時間10秒で、砥粒は硫酸カル
シウム2水塩と炭酸水素ナトリウムを用い1〜12Vo
l%である。実験結果を、それぞれ表−1及び表−2に
示す。砥粒を配合しない場合、全く人工歯垢は除去され
なかった。それに対して砥粒を含んだ分散液は、明らか
に人工歯垢除去効果が認められた。なお、人工歯垢の除
去率は、研磨剤濃度の増大とともに大きくなるが、10
Vol%以上では上昇は認められない。即ち、10Vo
l%を超えての配合は不必要、不経済であるし、1.5
Vol%未満であると除去率%が殆どなくなるので避け
るべきで、好ましくは3〜8Vol%とする。
した結果を次に示す。 実験例1 人工歯垢除去試験 歯垢除去試験装置のノズル先端から所定距離(mm)離
して、噴出流の方向に垂直に試料板を設置する。試料板
は、あらかじめ♯1000のサンドペーパーで平滑に研
磨した後、油性マジックの黒で全面塗布して人工歯垢と
する。この人工歯垢を塗布した試料板を白色紙に載せ、
写真撮影したネガフィルムの透過像をCCDビデオカメ
ラから画像処理装置に取り込み2値化処理後、明度の低
いピクセル数を人工歯垢面積とする。そして、分散液の
噴出によりマジックの剥離した面を撮影し、ネガフィル
ムを画像処理装置により測定し、除去面積を求める。こ
れは撮影したフィルムの透過像をCCDビデオカメラで
撮影し、画像処理装置に取り込み、2値化処理後の明度
の高いピクセル数を除去面積とする。試験条件は、圧力
4kgf/cm2 ,ノズルと試料板の距離約3mm,ノ
ズルの直径1mm、噴射時間10秒で、砥粒は硫酸カル
シウム2水塩と炭酸水素ナトリウムを用い1〜12Vo
l%である。実験結果を、それぞれ表−1及び表−2に
示す。砥粒を配合しない場合、全く人工歯垢は除去され
なかった。それに対して砥粒を含んだ分散液は、明らか
に人工歯垢除去効果が認められた。なお、人工歯垢の除
去率は、研磨剤濃度の増大とともに大きくなるが、10
Vol%以上では上昇は認められない。即ち、10Vo
l%を超えての配合は不必要、不経済であるし、1.5
Vol%未満であると除去率%が殆どなくなるので避け
るべきで、好ましくは3〜8Vol%とする。
【0010】
【表 1】
【0011】
【表 2】
【0012】実験例2 歯垢除去試験 実験例1と同じ方法で、人工歯垢面積と除去面積とを求
めて除去程度を判断する。試験条件は、圧力0.5〜5
kgf/cm2 ,ノズルと歯面の距離約3mm、ノズル
の直径1mm、噴射時間10秒、砥粒は炭酸水素ナトリ
ウムを用い6Vol%である。結果を表−3に示す。砥
粒を配合しない場合、全く歯垢は除去されなかった。そ
れに対して砥粒を含んだ分散液は十分な歯垢除去効果が
認められた。なお、人工歯垢の除去率は、水圧の上昇と
ともに大きくなるが、4kgf/cm2 を過ぎると伸び
が小さくなり、5kgf/cm2 以上では、上昇は認め
られない。即ち、5kgf/cm2 を超えての水圧は不
必要であり、かつ、口腔内を痛めるので避けるべきであ
り、水圧1未満では、除去率が極端に悪くなるので用い
ない。
めて除去程度を判断する。試験条件は、圧力0.5〜5
kgf/cm2 ,ノズルと歯面の距離約3mm、ノズル
の直径1mm、噴射時間10秒、砥粒は炭酸水素ナトリ
ウムを用い6Vol%である。結果を表−3に示す。砥
粒を配合しない場合、全く歯垢は除去されなかった。そ
れに対して砥粒を含んだ分散液は十分な歯垢除去効果が
認められた。なお、人工歯垢の除去率は、水圧の上昇と
ともに大きくなるが、4kgf/cm2 を過ぎると伸び
が小さくなり、5kgf/cm2 以上では、上昇は認め
られない。即ち、5kgf/cm2 を超えての水圧は不
必要であり、かつ、口腔内を痛めるので避けるべきであ
り、水圧1未満では、除去率が極端に悪くなるので用い
ない。
【0013】
【表 3】
【0014】なお、前記耐圧水タンク4内で用いられる
攪拌には所定割合の砥粒と水を混合槽に仕込んで、均一
に分散できるものであれば、例えばモータで攪拌羽根を
回転させるもの、スターラの様に攪拌子と動力装置が分
離したもの、超音波分散器によるもの、空気等でバブリ
ングにより攪拌するものを用いることができる。また、
砥粒−水の分散液の付勢には、ボンベ1に代えてポン
プ、例えばピストン式のポンプによるものや高圧ガス、
高圧水、水道水などの圧力によるものを用いることがで
きる。
攪拌には所定割合の砥粒と水を混合槽に仕込んで、均一
に分散できるものであれば、例えばモータで攪拌羽根を
回転させるもの、スターラの様に攪拌子と動力装置が分
離したもの、超音波分散器によるもの、空気等でバブリ
ングにより攪拌するものを用いることができる。また、
砥粒−水の分散液の付勢には、ボンベ1に代えてポン
プ、例えばピストン式のポンプによるものや高圧ガス、
高圧水、水道水などの圧力によるものを用いることがで
きる。
【0015】また、耐圧水タンク4は開閉式の蓋を備え
ることにより、給水源と砥粒供給部を持たず、洗浄1回
分の砥粒と水を所定量仕込んだ後、蓋を閉める方式のも
のを用いることができる。
ることにより、給水源と砥粒供給部を持たず、洗浄1回
分の砥粒と水を所定量仕込んだ後、蓋を閉める方式のも
のを用いることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、洗浄水をジェット水流として
口腔内の歯牙表面や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するに際
して、洗浄水に砥粒を分散させた分散水を1〜5kgf
/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズルに導き、ジェット
水流として噴出して口腔洗浄することにより、歯牙表面
や歯肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残
渣などの汚れを効率よく除去して、しかも口腔内での砥
粒を残すことなく簡単に洗い流して、不快感がなく、使
用感を大巾に向上させることができると共に、洗浄水に
砥粒を分散させても安全に口腔内を痛めることなく歯垢
除去ができ、しかも歯医者によらず自己の口腔清掃の取
扱ができるものである。
口腔内の歯牙表面や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するに際
して、洗浄水に砥粒を分散させた分散水を1〜5kgf
/cm2 の範囲で加圧して噴射ノズルに導き、ジェット
水流として噴出して口腔洗浄することにより、歯牙表面
や歯肉溝に付着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残
渣などの汚れを効率よく除去して、しかも口腔内での砥
粒を残すことなく簡単に洗い流して、不快感がなく、使
用感を大巾に向上させることができると共に、洗浄水に
砥粒を分散させても安全に口腔内を痛めることなく歯垢
除去ができ、しかも歯医者によらず自己の口腔清掃の取
扱ができるものである。
【図1】本発明の実施例の口腔洗浄装置の系統説明図で
ある。
ある。
1 ボンベ 2 レギュレータ 3 モータ 4 耐圧水タンク 5 攪拌羽根 6 連結ホース 7 噴射ノズル 8 バルブ 9 砥粒分散水 10 給水源 11 洗浄水 12 砥粒供給部 13 砥粒
Claims (2)
- 【請求項1】 洗浄水をジェット水流として口腔内の歯
牙表面や歯肉溝に噴射して口腔洗浄するものであって、
洗浄水に砥粒を分散させた分散水を1〜5kgf/cm
2 の範囲で、加圧して噴射ノズルに導き、ジェット水流
として噴出して口腔洗浄することを特徴とする口腔洗浄
方法。 - 【請求項2】 前記分散水が、洗浄水に砥粒を1.5〜
10Vol%分散させたものである請求項1記載の口腔
洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287123A JPH08126651A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 口腔洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287123A JPH08126651A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 口腔洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126651A true JPH08126651A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17713375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287123A Pending JPH08126651A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 口腔洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08126651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207860A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-20 | Gc Corp | プラーク除去材及びそれを用いたプラーク除去方法 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP6287123A patent/JPH08126651A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207860A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-20 | Gc Corp | プラーク除去材及びそれを用いたプラーク除去方法 |
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