JPH08125372A - 電子機器筐体 - Google Patents

電子機器筐体

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JPH08125372A
JPH08125372A JP25695794A JP25695794A JPH08125372A JP H08125372 A JPH08125372 A JP H08125372A JP 25695794 A JP25695794 A JP 25695794A JP 25695794 A JP25695794 A JP 25695794A JP H08125372 A JPH08125372 A JP H08125372A
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electronic device
frame
air
heat exchange
drawer
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JP25695794A
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Inventor
Masayoshi Akiguchi
正義 秋口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高湿度環境下において、熱交換器の結露によ
る冷却性能の低下を抑制した冷却性能の優れた間接水冷
方式の電子機器筐体を得る。 【構成】 電子機器フレーム1を仕切板31により上下
に分割し、上の空間に内部にブロワ4を設けた電子機器
ドロワ2を収納し、下の空間に熱交換器5とブロワ34
を設け、仕切板31上の空間から下の空間に空気を導く
通風穴32と下の空間から上の空間に空気を導く通風穴
33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器ドロワに収
納される印刷配線基板に実装される電子回路部品を熱交
換機器を用いて間接的に冷却する電子機器筐体に関する
もので、特に、高湿度環境下における熱交換器の結露に
よる冷却性能の低下を抑制することに特徴を有するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より電子回路部品を収納した電子機
器の冷却方式としては、強制空冷方式が一般的であっ
た。この強制空冷方式は、電子機器筐体の外部よりフィ
ルタを介して空気を導入し、この空気を直接電子回路部
品に吹きあてて冷却し、その後、外部に排出するという
方法で、電子機器筐体内には空気循環用のファンが設け
られている。上記の冷却方式においては、冷却性能が外
気温度に影響され、また、設置する部屋の外気に塵埃、
腐食性ガス等が含まれる場合には、上記フィルタの収塵
率を高めるためにフィルタの繊維等の密度を高める必要
があり、そのために圧力損失の増加を伴い、冷却効率を
低下させるなどの欠点があり、電子回路部品の発熱量や
外気温度に制約を受けていた。すなわち、強制空冷方式
を採用する場合は、電子回路部品の発熱量を、電子機器
の性能を劣化させない範囲に押える、あるいは、電子機
器筐体が設置される室内の環境を、空調等により整える
必要があった。
【0003】一方、電子回路部品及び電子回路部品が実
装される印刷配線基板は、近年の小型・軽量化の要求と
もあいまって、高密度実装化、高発熱化の方向に進みつ
つあり、また、周囲の環境条件も、必ずしも空調された
室内のみにとどまらず、厳しい環境条件での使用が要求
されるようにもなり、従来の強制空冷方式では、必要な
冷却性能が得られなくなってきている。そこで、従来の
強制空冷方式に代わる、より冷却性能のよい冷却方式と
して、熱交換器を用いた間接水冷方式が、電子機器筐体
の冷却方式として採用されるようになってきた。
【0004】図9は従来の間接水冷方式を用いた電子機
器筐体の断面図である。図9において、1は電子機器フ
レーム、2は電子機器フレーム1に収納される電子機器
ドロワ、3は電子回路部品を実装した印刷配線基板、4
は電子機器ドロワ2の中に設けられたブロワ、5は電子
機器フレーム1の下部に設けられた熱交換器、6は電子
器機器ドロワ2の上下面に設けられた通風路、7は電子
機器フレーム1の上部に設けられた天井の通風ダクト、
8は電子機器フレーム1の両側壁に設けられた両側壁の
通風ダクト、9は電子機器フレーム1の下部に設けられ
た通風穴、10は空気の流れである。また、図10は図
9に示す従来の電子機器筐体に用いられている熱交換器
5の斜視図、図11はこの熱交換器5の断面図である。
図10、図11において、11は熱交換器5への冷却水
の出入口となるカプラ、12は冷却水と空気の間で熱の
授受を行う熱交換部、13は上記2つの熱交換器12を
つなぎ、冷却水を循環させるための中継部、14は熱交
換部12の上下に設けられたプレート、15は熱交換部
12の中央に設けられたフィン、16は境界板、17は
熱交換部12の上下部のプレート14および中継部13
に設けられた水路、18は冷却水の流れである。
【0005】次に、上記のように構成された電子機器筐
体の動作について説明する。図9において、電子機器ド
ロワ2は電子機器フレーム1に収納されて、電子機器フ
レーム1に取付けられた図に示されないコネクタパネル
から出ているケーブルと接続されて、他の電子機器と信
号の授受を行い、この際に、熱を発生する。この熱は電
子機器ドロワ2の中に設けられたブロワ4により電子機
器ドロワ2より排出され、図において矢印で示した空気
の流れ10に沿って、電子機器ドロワ2上面の通風路
6、電子機器フレーム1の天井の通風ダクト7、両側壁
の通風ダクト8を介し、電子機器フレーム1下部の通風
穴9より熱交換器5に導かれる。この熱交換器5におい
て空気と熱交換器5の中を循環する冷却水との間で授受
が行われ、空気が冷却されて、この冷却された空気が電
子機器ドロワ2下面の通風路6より電子機器ドロワ2に
供給されて、電子機器ドロワ2内を冷却する。以上のよ
うに電子機器フレーム1内を空気が循環する。
【0006】一方、熱交換器5においては、図10,1
1に示すように、図示されない電子機器フレーム1背面
のジョイントを介して、カプラ11より冷却水が電子機
器筐体の外部より供給され、図11において矢印で示し
た冷却水の流れに沿ってプレート14、中継部13に設
けられた水路17を通過し、他方のカプラ11より、図
示されない電子機器フレーム1背面の他方のジョイント
を介して外部に排出される。この熱交換器5内に流れる
冷却水により、熱交換部12の上下のプレート14、こ
のプレート14に水路17と直交する向きに密着させて
取付けたフィン15及び境界板16が直接水冷され、上
記の直接水冷されたプレート14、フィン15、境界板
16により形成される開口部を空気が通過することによ
り、空気は一定温度に冷却される。上記のように、熱交
換器を用いて、空気を間接的に冷却し、この冷却空気を
電子機器筐体内に循環させ、内部の電子機器を冷却する
方式が従来の熱交換器を用いた間接水冷方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の間
接水冷方式を用いた電子機器筐体においては、冷却性能
は筐体内を循環する空気の風量と熱交換器5内を流れる
冷却水の温度に依存する。すなわち、冷却性能を上げる
ためには、筐体内を循環する空気の風量を上げるか、ま
たは、熱交換器5内を流れる冷却水の温度を低くすれば
よい。しかし、筐体内を循環する空気の風量を上げるた
めには、ブロワ4を大型化するか、数を増やす必要があ
るが、これは、機器の大型化を招くとともに、機器の設
置場所によっては、ブロワ4の騒音が問題となってく
る。一方、熱交換器5内を流れる冷却水の温度を低くす
ると、熱交換器5に結露が発生しやすくなり、冷却性能
の低下を招く恐れがある。結露量は冷却水と空気の温度
差及び空気の湿度に依存し、高温、高湿度の環境下にお
いては、より結露が発生しやすくなる。
【0008】次に、図12、図13を用いて結露と冷却
性能の関係について説明する。図12は熱交換器5の熱
交換部12において、結露が発生した状態を示す部分断
面図である。図12において、19はプレート14、フ
ィン15、境界板16により形成される開口部であり、
この開口部19を空気が通過する。20は開口部19を
空気が通過する際に、空気の温度、湿度及び水路17内
を流れる冷却水の温度に応じて、開口部19を形成する
プレート14、フィン15、境界板16に発生する結露
した水滴である。結露した水滴20の量は空気が高温、
高湿度になるほど増加する。一方、熱交換器5は所定の
冷却性能を得るため、熱伝導性に優れたステンレス合
金、アルミニウム合金等の金属製とするのが一般的であ
るが、上記金属は水とのぬれ性が高く、このため上記の
結露した水滴20は結露面に付着し、開口部19を通過
する空気の流れによっても容易には排水されず、図12
に示した状態となる。図12に示した状態では、結露し
た水滴20により開口部19の面積が減少し、圧力損失
が増加するため、筐体内を循環する空気の風量が低下す
るとともに、結露した水滴20の層により冷却水と空気
の間の熱抵抗が増加するため、冷却性能を示す指針とな
る熱交換量が低下する。
【0009】図13は空気および冷却水の温度を一定と
した時の空気の相対湿度ζと冷却性能を示す指針となる
熱交換量Qの関係を示した図である。図13において、
ζoは結露が発生し始める露点を示したもので、図に示
すとおり、結露が発生しない状態では、一定の熱交換量
が得られているが、露点ζoを過ぎ、結露が発生し始め
ると熱交換量は相対湿度ζに応じて急激に低下する。実
物の熱交換器を用いた性能確認試験においては、冷却水
温度23℃、熱交換器に導入される空気の温度45℃と
した場合、露点ζoは45%となり、ここで、結露が発
生し始めるとともに、熱交換量は低下し、相対湿度95
%においては、熱交換量が結露発生前の値の40%程度
にまで低下することが確認されている。また、この時、
結露した水滴20は結露面に約1mm程度の層で付着し
ていることも確認されている。
【0010】以上説明したとおり、従来の間接水冷方式
を用いた電子機器筐体では、特に高湿度環境下におい
て、熱交換器に結露が発生することにより、冷却性能が
著しく低下するという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、高湿度環境下においても、結
露による大幅な冷却性能の低下がなく、効率的な冷却で
きる間接水冷方式の電子機器筐体を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による電子機器
筐体は、筐体内を循環する空気の冷却水により間接的に
冷却するための熱交換器の空気が通過する面に、撥水性
の弗素樹脂をコーティングしたものである。
【0013】また、この発明は熱交換器の空気が通過す
る熱交換部を第1の熱交換部と第2の熱交換部とに分割
し、これを電子機器フレーム内を循環する空気が第1の
熱交換部を通過した後に第2の熱交換部を通過するよう
に並列に配置し、かつ、第1の熱交換部を構成する第1
のフレームと第1のフィンとで形成される空気が通過す
る第1の開口部の面積を、第2の熱交換部を構成する第
2のフレームと第2のフィンとで形成される空気が通過
する第2の開口部の面積よりも大きくしたものである。
【0014】この発明は、電子機器フレームを仕切板に
より上下の空間に分割し、上の空間に電子機器ドロワを
収納し、下の空間に熱交換器とブロワを設け、さらに、
仕切板上に、電子機器ドロワから排出された空気を下の
空間に導く通風穴と、下の空間を循環する空気を上の空
間に収納された電子機器ドロワに導く風気穴を設けたも
のである。
【0015】また、この発明は電子機器フレームを仕切
板により上下の空間に分割し、上の空間に複数個の電子
機器ドロワを収納し、下の空間に熱交換器とブロワを設
け、さらに、仕切板上に、複数個の電子機器ドロワから
排出された空気を下の空間に導く通風穴と、下の空間を
循環する空気を上の空間に収納された複数個の電子機器
ドロワに導く複数個の通風穴を設けた。
【0016】この発明は、電子機器フレームを仕切板に
より上下の空間に分割し、上の空間に発熱量の異なる複
数個の電子機器ドロワを収納し、下の空間に熱交換器と
ブロワを設け、さらに、仕切板上に、複数個の電子機器
ドロワから排出された空気を下の空間に導く通風穴と、
下の空間を循環する空気を上の空間に収納された複数個
の電子機器ドロワに導き、かつ、複数個の電子機器ドロ
ワの各々の発熱量に応じて開口面積の異なる複数個の通
風穴を設けたものである。
【0017】
【作用】この発明は、熱交換器の空気が通過する面に、
撥水性の弗素樹脂をコーティングしたことにより、高湿
度環境下において、熱交換器の空気が通過する面に結露
が発生したとしても、弗素樹脂をコーティングした面と
水とのぬれ性が低く、結露した水は球状となるため、結
露面を通過する空気の流れによって結露した水が容易に
排水され、冷却性能の低下を抑制する。
【0018】また、この発明は、熱交換器の空気が通過
する熱交換部を第1の熱交換部と第2の熱交換部に分割
したことにより、結露は第1の熱交換部で発生し、これ
により湿度の低下した空気が第2の熱交換部に入るた
め、第2の熱交換部での結露を押えることができる。ま
た、第1の熱交換部では空気が通過する開口部の面積を
第2の熱交換部の開口部の面積よりも大きくとっている
ため、空気が通過する熱交換部全体の圧力損失は第2の
熱交換部での圧力損失が支配的となり、第1の熱交換部
の結露による圧力損失の低下が全体の圧力損失に及ぼす
影響は極めて小さくでき、冷却性能が低下することを抑
制する。
【0019】この発明は、電子機器フレームを仕切板に
より上下の空間に分割し、下の空間で空気を循環するこ
とにより、下の空間では、電気機器ドロワ内及び電子機
器フレームの通風ダクトを経由する空気の風路よりも圧
力損失がはるかに小さい風路を空気が循環することにな
るので、小型のブロワで大風量の空気を循環することが
できる。これによって、冷却水と熱交換器に入る空気の
温度差を低く押えても必要な冷却性能を得ることができ
るので、冷却性能の低下の原因となる結露の発生を押え
ることができる。
【0020】また、この発明は、上の空間に複数個の電
子機器ドロワを収納し、この複数個の電子機器ドロワを
1個の熱交換器で冷却することにより、低コストで効率
的に冷却することができる。
【0021】この発明は、上の空間の発熱量の異なる複
数個の電子機器ドロワを収納し、複数個の電子機器ドロ
ワに下の空間を循環する空気を導く通風穴の開口面積
を、電子機器ドロワの発熱量に応じて変えることによ
り、より効率的に冷却することができる。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による電子機器筐体の一実施
例を示す熱交換器の熱交換部の部分断面図である。この
発明においては、電子機器筐体およびこの電子機器筐体
に用いられる熱交換器の構成は、図9〜図11に示す従
来の電子機器筐体と同一である。各図において、1〜2
0は上記従来の電子機器筐体と全く同一のものである。
図1において、21は熱交換部12の空気が通過する開
口部19を形成するプレート14、フィン15、境界板
16の各面に施した弗素樹脂のコーティングである。
【0023】上記のように、熱交換部12に弗素樹脂の
コーティング21を施した電子機器筐体においては、高
湿度環境下において熱交換部12に結露が発生したとし
ても、弗素樹脂のコーティング21と結露した水滴20
とのぬれ性が低く、結露した水滴20は、図1に示すと
おり、球状となるため、開口部19を通過する空気の流
れによって容易に排水される。したがって、冷却性能の
低下の原因となる開口部19の面積の減少と、これに伴
う圧力損失の増加を抑制すると共に、結露した水滴20
の層による冷却水と空気の間の熱抵抗の増加も抑制する
ことができる。
【0024】図2は空気および冷却水の温度を一定とし
た時の空気の相対湿度ζと冷却性能を示す指針となる熱
交換量Qの関係を示した図であり、図において、aはこ
の発明の電子機器筐体の冷却性能を示す曲線、bは従来
の電子機器筐体の冷却性能を示す曲線である。
【0025】ここで、図2を用いてこの発明による電子
機器筐体の湿度と冷却性能の関係を、従来の電子機器筐
体の場合と比較して説明する。この発明においては、弗
素樹脂のコーティング21の分だけ、空気と冷却水の間
の熱抵抗は増加し、このため、相対湿度が露点ζo以下
で、結露が発生しない状態では、従来の電子機器筐体よ
りも冷却性能は低下するが、弗素樹脂のコーティング2
1の層は30μm程度の薄膜であり、弗素樹脂のコーテ
ィング21による熱抵抗の増加は、結露した水滴20の
層による熱抵抗の増加よりははるかに小さいため、冷却
性能の低下は、結露した水滴20による冷却性能の低下
よりもはるかに小さい。従来の電子機器筐体で湿度95
%のとき、結露した水滴20の層の厚さは約1mm程度
となるが、この場合と比較すると、弗素樹脂のコーティ
ング21の層の厚さは3/100である。一方、熱伝導
率は、弗素樹脂が0.24W/(m/K)、水が温度2
0℃のとき0.61W/(m・K)であるので、弗素樹
脂の熱伝導率は水の2/5となる。熱抵抗は層の厚さに
比例し、熱伝導率に反比例するため、弗素樹脂のコーテ
ィング21による熱抵抗は、湿度95%で1mm程度の
厚さとなった結露した水滴20の熱抵抗の7.5%にす
ぎない。
【0026】次に、湿度が高くなり露点ζoを超える
と、結露により水滴が発生する。この水滴により、冷却
性能が低下するが、この冷却性能の低下は、従来の電子
機器筐体においては、従来の技術において説明したとお
り、図2の曲線bのごとくなる。一方、この発明による
電子機器筐体においては、上記で説明したとおり、弗素
樹脂のコーティング21により結露した水滴21は球状
となり、開口部19を通過する空気により容易に排水さ
れるため、従来の電子機器筐体の結露による冷却性能の
低下と比べれば、冷却性能の低下を低く押えることがで
き、湿度と冷却性能を示す指針となる熱交換量Qの関係
は、図2の曲線aのごくなる。図2の曲線aと曲線bを
比較すれば明かなように、この発明によれば、低湿度の
条件では、冷却性能は従来よりもやや落ちるが、高湿度
の条件では、従来よりも優れた冷却性能を得ることがで
きる。
【0027】実施例2.図3〜図5はこの発明の他の実
施例を示す図であり、図3はこの発明の電子機器筐体の
断面図、図4は図3に示すこの発明の電子機器筐体に用
いられている熱交換器の斜視図、図5はこの熱交換器の
冷却水の流れを示す断面図である。各図において、22
は第1の熱交換部23と第2の熱交換部24を有する熱
交換器、25は第1の熱交換部23の上下に設けられた
第1のプレート、26は第2の熱交換部24の上下に設
けられた第2のプレート、27は第1の熱交換部23の
中央に設けられた第1のフィン、28は第2の熱交換部
24の中央に設けられた第2のフィン、29は第1のプ
レート25と第1のフィン27により形成される第1の
開口部、30は第2のプレート26、第2のフィン28
および境界板16により形成され、かつ、第1の開口部
よりも開口面積の小さい第2の開口部である。
【0028】上記のように構成された電子機器筐体にお
いては、電子機器ドロワ2より排出された空気は、図3
において矢印で示した空気の流れ10に沿って、電子機
器ドロワ2上面の通風路6、電子機器フレーム1の天井
の通風ダクト7、両側壁の通風ダクト8を介して、電子
機器フレーム1下部の通風穴9より熱交換器22の第1
の熱交換部23に導かれ、図5において矢印で示した冷
却水の流れ18に沿って、水路17内を流れる冷却水に
より冷却され、この第1の熱交換部23を通過した空気
が第2の熱交換部24を通過する際に、さらに上記の冷
却水により冷却されて、この冷却された空気が電子機器
ドロワ2下面の通風路6より電子機器ドロワ2に供給さ
れる。このように、熱交換器22の空気が通過する熱交
換部を第1の熱交換部23と第2の熱交換部24に分割
することにより、高湿度環境下において、結露は第1の
熱交換部23で発生し、これにより湿度の低下した空気
が第2の熱交換部24に入るため、第2の熱交換部24
での結露を押えることができる。一方、第1の熱交換部
23では空気が通過する第1の開口部29の面積を第2
の熱交換部24の第2の開口部30の面積よりも大きく
とっているため、空気が通過する熱交換部全体の圧力損
失は第2の熱交換部23での圧力損失が支配的となり、
第1の熱交換部23の結露による圧力損失の低下が全体
の圧力損失に及ぼす影響は極めて小さく、冷却性能の低
下の原因となる結露となる圧力損失の低下を押えること
ができる。
【0029】さらに、この発明によれば、低湿度で結露
が発生しない条件では、従来と同等の冷却性能を保持で
きるため、低湿度の条件で冷却性能を損うことなく、高
湿度の条件で従来より優れた冷却性能を得ることができ
る。
【0030】実施例3.図6はこの発明のさらに他の実
施例を示す電子機器筐体の断面図である。図において、
31は電子機器フレーム1を上下の空間に分割する仕切
板、32は電子機器ドロワ5から排出された空気を下の
空間に導く通風穴、33は下の空間を循環する空気を上
の空間に収納された電子機器ドロワ2に導く通風穴、3
4は下の空間で空気を循環させるためのブロワ、35は
下の空間での空気の流れである。
【0031】上記のように構成された電子機器筐体にお
いては、電子機器フレーム1の下の空間に設けたブロワ
34により、空気の流れ35に沿って空気を循環するこ
とにより、下の空間では、電子機器ドロワ2内及び電子
機器フレーム1の天井の通風ダクト7、両側壁の通風ダ
クト8を経由する空気の流れ10に沿った空気の風路よ
りも圧力損失がはるかに小さい風路を空気が循環するこ
とになるので、ブロワ34が電子機器ドロワ2内に設け
たブロワ4よりも小型であっても、大風量の空気を循環
することができる。熱交換器5の冷却性能が熱交換器5
を通過する空気の風量に比例するため、ブロワ34によ
り電子機器フレーム1の下の空間で空気を循環すること
により、冷却性能は大幅に向上する。逆に、従来と同等
の冷却性能を得るためには、冷却水の温度を上げて、冷
却水と空気の温度差を小さくしてもよいことになる。高
湿度環境下における結露の発生は冷却水と空気の温度差
に依存し、この温度差が小さいほど結露はしくにくくな
るので、この発明により風量を増加し、冷却水の温度を
上げることにより、冷却性能の低下の原因となる結露の
発生そのものを抑制することができる。
【0032】実施例4.図7はこの発明の実施例3の他
の実施態様を示すもので、仕切板31により分割された
電子機器フレーム1の上の空間に複数個の電子機器ドロ
ワ2を収納し、この複数個の電子機器ドロワ2の下の通
風路6に電子機器フレーム1の下の空間を循環する空気
を導くための複数個の通風穴33を仕切板31上に設け
るものとしている。この図7によれば、複数個の電子機
器ドロワ2を1個の熱交換器5で冷却することにより、
高湿度環境下において、冷却性能の低下の原因となる結
露の発生を抑制することができると共に、低コストで効
果的に複数個の電子機器ドロワ2の冷却を行うことがで
きる。
【0033】実施例5.図8はこの発明の実施例3のさ
らに他の実施態様を示すもので、仕切板31により分割
された電子機器フレーム1の上の空間に電子機器ドロワ
2およびこの電子機器ドロワ2と発熱量の異なる電子機
器ドロワ36を収納し、電子機器ドロワ2の下の通風路
6に電子機器フレーム1の下の空間を循環する空気を導
くための通風穴33を仕切板31上に設け、一方、発熱
量の異なる電子機器ドロワ36の下の通風路6に電子機
器フレーム1の下の空間を循環する空気を電子機器ドロ
ワ36の発熱量に応じて必要な量だけ導くための通風穴
33とは開口面積の異なる通風穴37を仕切板31上に
設けるものとしている。この図8によれば、電子機器ド
ロワ2,36の各々に発熱量に応じて必要な量だけ空気
を供給することになり、より効果的に電子機器ドロワ
2,36の冷却を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明は、熱交換器の
空気が通過する面に弗素樹脂をコーティングしたことに
より、高湿度環境下において結露が発生したとしても、
結露した水が球状となり、結露面を通過する空気の流れ
よって容易に排水されるため、結露による冷却性能の低
下を抑制することができる。
【0035】また、この発明によれば、熱交換器の空気
が通過する熱交換部を第1の熱交換部と第2の熱交換部
とに分割し、これを電子機器フレーム内を循環する空気
が第1の熱交換部を通過した後に第2の熱交換部を通過
するように並列に配置し、さらに、第1の熱交換部の開
口部の面積を、第2の熱交換部の開口部の面積よりも大
きくしたことにより、結露は第1の熱交換部で発生し、
第2の熱交換部での結露の発生を押えることができ、か
つ、熱交換部全体の圧力損失は第2の熱交換部での圧力
損失が支配的で、第1の熱交換部の結露による圧力損失
の低下が全体の圧力損失に及ぼす影響は極めて小さいた
め、低湿度で結露が発生しない条件では従来と同等の冷
却性能を保持しつつ、高湿度環境下における結露による
冷却性能の低下を抑制することができる。
【0036】この発明によれば、電子機器フレームを仕
切板により上下の空間に分割し、下の空間において、小
型のブロワにより大風量の空気を循環することにより、
冷却水と熱交換器に入る空気の温度差を低く押えても必
要な冷却性能を得ることができ、冷却水と熱交換器に入
る空気の温度差に依存して発生するところの冷却性能の
低下の原因となる結露の発生そのものを押えることがで
きる。
【0037】また、この発明によれば、仕切板により分
割された電子機器フレームの上の空間に複数個の電子機
器ドロワを収納し、この複数個の電子機器ドロワを1個
の熱交換器で冷却することにより、冷却性能の低下の原
因となる結露の発生を押えつつ、低コストで効率的に電
子機器ドロワを冷却することができる。
【0038】この発明によれば、仕切板により分割され
た電子機器フレームの上の空間に発熱量の異なる複数個
の電子機器ドロワを収納し、下の空間を循環する空気を
各電子機器ドロワに導く通風穴の開口面積を各電子機器
ドロワの発熱量に応じて変え、各電子機器ドロワに発熱
量に応じた必要量の空気を供給するように構成したの
で、冷却性能の低下の原因となる結露の発生を押えつ
つ、より効率的に電子機器ドロワを冷却することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による電子機器筐体の熱
交換器を示す部分断面図である。
【図2】 この発明の実施例1による電子機器筐体の冷
却性能を示す図である。
【図3】 この発明の実施例2による電子機器筐体を示
す断面図である。
【図4】 図3における熱交換器を示す斜視図である。
【図5】 図4の熱交換器の冷却水の流れを示す断面図
である。
【図6】 この発明の実施例3による電子機器筐体を示
す断面図である。
【図7】 この発明の実施例4による電子機器筐体を示
す断面図である。
【図8】 この発明の実施例5による電子機器筐体を示
す断面図である。
【図9】 従来の電子機器筐体を示す断面図である。
【図10】 図9における熱交換器を示す斜視図であ
る。
【図11】 図10の熱交換器の冷却水の流れを示す断
面図である。
【図12】 図10の熱交換器の結露した状態を示す部
分断面図である。
【図13】 従来の電子機器筐体の冷却性能を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 電子機器フレーム、2 電子機器ドロワ、3 印刷
配線基板、4 ブロワ、5 熱交換器、6 通風路、7
天井の通風ダクト、8 両側壁の通風ダクト、9 通
風穴、10 空気の流れ、11 カプラ、12 熱交換
部、13 中継部、14 プレート、15 フィン、1
6 境界板、17 水路、18 冷却水の流れ、19
開口部、20 結露した水滴、21 弗素樹脂のコーテ
ィング、22 熱交換器、23 第1の熱交換部、24
第2の熱交換部、25 第1のプレート、26 第2
のプレート、27 第1のフィン、28 第2のフィ
ン、29 第1の開口部、30 第2の開口部、31
仕切板、32 通風穴、33通風穴、34 ブロワ、3
5 空気の流れ、36 発熱量の異なる電子機器ドロ
ワ、37 開口面積の異なる通風穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器フレームと、この電子機器フレ
    ームに収納され、かつ、内部に電子部品を実装した電子
    機器ドロワと、この電子機器ドロワ内に設けられたブロ
    ワと、このブロワに正対する上記電子機器ドロワの上
    面、下面に設けられた通風路と、上記電子機器フレーム
    の天井及び両側壁に設けられ、上記通風路と対応した通
    風ダクトと、上記電子機器フレームの下面に設けられ、
    冷却水を循環させる水路を有するフレームとこのフレー
    ム内を流れる冷却水の流れと直交する方向に、上記電子
    機器ドロワから排出され、通風ダクトにより導かれた空
    気を流すフィンとにより構成される2つの熱交換部、こ
    の2つの熱交換部に設けられた水路を連結する水路を有
    する中継部および、上記熱交換部に冷却水を供給するカ
    プラとを有する熱交換器と、上記電子機器フレームの底
    面背部に設けられ、かつ、上記熱交換器のカプラと係合
    して外部より冷却水を上記熱交換器に供給するジョイン
    トとを備えた電子機器筐体において、上記熱交換器の空
    気が通過する面に弗素樹脂コーティングを施したことを
    特徴とする電子機器筐体。
  2. 【請求項2】 電子機器フレームと、この電子機器フレ
    ームに収納され、かつ、内部に電子部品を実装した電子
    機器ドロワと、この電子機器ドロワ内に設けられたブロ
    ワと、このブロワに正対する上記電子機器ドロワの上
    面、下面に設けられた通風路と、上記電子機器フレーム
    の天井及び両側壁に設けられ、上記通風路と対応した通
    風ダクトと、上記電子機器フレームの下面に設けられ、
    冷却水を循環させる水路を有するフレームとこのフレー
    ム内を流れる冷却水の流れと直交する方向に、上記電子
    機器ドロワから排出され、通風ダクトにより導かれた空
    気を流すフィンにより構成される2つの熱交換部、この
    2つの熱交換部に設けられた水路を連結する水路を有す
    る中継部および、上記熱交換部に冷却水を供給するカプ
    ラとを有する熱交換器と、上記電子機器フレームの底面
    背部に設けられ、かつ、上記熱交換器のカプラと係合し
    て外部より冷却水を上記熱交換器に供給するジョイント
    とを備えた電子機器筐体において、上記熱交換器の熱交
    換部を、第1のフレームと第1のフィンとにより構成さ
    れる第1の熱交換部と、第2のフレームと第2のフィン
    とにより構成される第2の熱交換部とに分割し、上記電
    子機器フレーム内を循環する空気が上記第1の熱交換部
    を通過した後に第2の熱交換部を通過するように並列に
    配置し、かつ、上記第1の熱交換部を構成する第1のフ
    レームと第1のフィンとで形成される空気が通過する第
    1の開口部の面積を、上記第2の熱交換部を構成する第
    2のフレームと第2のフィンとで形成される空気が通過
    する第2の開口部の面積よりも大きくしたことを特徴と
    する電子機器筐体。
  3. 【請求項3】 電子機器フレームと、この電子機器フレ
    ームの内部を上下の空間に分割する仕切板と、上記電子
    機器フレームの上の空間に収納され、かつ、内部に電子
    部品を実装した電気機器ドロワと、この電気機器ドロワ
    内に設けられたブロワと、このブロワに正対する上記電
    子機器ドロワの上面、下面に設けられた通風路と、上記
    電子機器フレームの天井及び両側壁に設けられ、上記通
    風路と対応した通風ダクトと、上記電子機器フレームの
    下の空間に設けられ、冷却水を循環させる水路を有する
    フレームとこのフレーム内を流れる冷却水の流れと直交
    する方向に、上記電子機器ドロワから排出され、通風ダ
    クトにより導かれた空気を流すフィンにより構成される
    2つの熱交換部、この2つの熱交換部に設けられた水路
    を連結する水路を有する中継部および、上記熱交換部に
    冷却水を供給するカプラとを有する熱交換器と、上記電
    子機器フレームの底面背部に設けられ、かつ、上記熱交
    換器のカプラと係合して外部より冷却水を上記熱交換器
    に供給するジョイントと、上記電子機器フレームの下の
    空間に設けられ、かつ、上記電子機器フレームの下の空
    間の空気を循環するブロワと、上記通風ダクトの底部の
    上記仕切板上に設けられ、上記電子機器ドロワから排出
    された空気を上記電子機器フレームの下の空間に導く手
    段と、上記電子機器ドロワの下面に設けられた通風路と
    対向する上記仕切板上に設けられ、上記電子機器フレー
    ムの下の空間を循環する空気を上記電子機器ドロワの下
    面に設けられた通風路に導く手段を備えたことを特徴と
    する電子機器筐体。
  4. 【請求項4】 電子機器フレームの上の空間に内部に電
    子部品を実装した電子機器ドロワを複数個配置し、この
    複数個の電子機器ドロワの下面に設けられた通風路とそ
    れぞれ対向する仕切板上に、電子機器フレームの下の空
    間を循環する空気を上記複数個の電子機器ドロワの下面
    に設けられた通風路に導く複数個の通風穴を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の電子機器筐体。
  5. 【請求項5】 電子機器フレームの上の空間に内部に電
    子部品を実装した発熱量の異なる電子機器ドロワを複数
    個配置し、上記複数個の電子機器ドロワの下面に設けら
    れた通風路とそれぞれ対向する仕切板上に、電子機器フ
    レームの下の空間を循環する空気を上記複数個の電子機
    器ドロワの下面に設けられた通風路に導き、かつ、上記
    複数個の電子機器ドロワの各々の発熱量に応じて開口面
    積の異なる複数個の通風穴を設けたことを特徴とする請
    求項3記載の電子機器筐体。
JP25695794A 1994-10-21 1994-10-21 電子機器筐体 Pending JPH08125372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1967938A1 (de) * 2007-01-23 2008-09-10 Schroff GmbH Schaltschrank zur Aufnahme elektronischer Steckbaugruppen mit einem Wärmetauscher
WO2018179050A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 日本電気株式会社 温度制御装置、温度制御装置の制御方法、及び温度制御装置の制御プログラムを格納した非一時的な記憶媒体

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