JPH08124977A - 半導体装置不良解析システム - Google Patents

半導体装置不良解析システム

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JPH08124977A
JPH08124977A JP6253772A JP25377294A JPH08124977A JP H08124977 A JPH08124977 A JP H08124977A JP 6253772 A JP6253772 A JP 6253772A JP 25377294 A JP25377294 A JP 25377294A JP H08124977 A JPH08124977 A JP H08124977A
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semiconductor device
pattern
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JP6253772A
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Kazuko Ishihara
和子 石原
Seiji Ishikawa
誠二 石川
Jun Nakazato
純 中里
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置のフェイルビットを容易かつ高精
度かつ高速に究明する半導体装置の不良解析システムを
提供する。 【構成】 検査データ解析システム101は、製造ライ
ン111で異物検査102、外観検査103から得られ
るデータと、ウェハ最終検査112で得られるデータ
と、FB解析システム105からのデータとを基に解析
を行う。FB解析システム105は、ウェハ最終検査1
12で得られるデータとLSI設計情報107を用い
て、FBの分布形状から不良箇所および不良誘発点を抽
出し、不良原因ノウハウ情報108を参照して不良原因
の推定113を行う。観察装置109は、FB解析シス
テム105から渡された不良箇所および不良誘発点箇所
の座標を観察し、不良原因および不良工程を特定する。
分析装置110は、観察装置109で検出した異物等の
成分分析を行い、不良原因および不良工程を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不良解析システムに係
り、特に半導体装置の製造技術においてウェハプロセス
過程における不良原因を解析するために好適なシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造技術における不
良解析方法及びシステムについては、例えば、特開昭6
2−169342号、特開昭61−243378号、特
開昭59−228726号、特開平3−44054号の
各公報に開示されている。
【0003】特開平3−44054号公報および特開昭
59−228726号公報においては、計算機システム
を用いて、半導体装置ウェハの不良解析を行う技術が開
示されている。このうち、特開平3−44054号公報
には、製造途中の製品または部品の外観検査、特に、表
面の異物、欠陥の検査、および、検査データの解析を行
なう検査データ解析システムが開示される。一方、特開
昭59−228726号公報には、不良解析技術、特
に、複数の処理工程を経た製品における品質不良がどの
工程を原因とするものかを解析する技術が開示される。
【0004】また、特開昭62−169342号公報お
よび特開昭61−243378号公報には、被検査対象
である半導体装置メモリセル上の不良ビット(フェイル
ビット、以下「FB」と略す)の情報に関するデータの
圧縮に関する技術が開示されている。このうち、特開昭
62−169342号公報には、1ウェハ内のすべての
チップについて自動的にテストを行ない、全チップの不
良ビットを概略的に1枚あるいは2枚のプリント用紙に
表示できるメモリICテスト装置が開示される。一方、
特開昭61−243378号公報には、集積回路等の検
査に際し、発見された不良を自動的に解析して、不良の
原因や欠陥の存在位置などを確定するための、不良解析
支援技術が開示される。
【0005】
【発明が解決しようととする課題】上記したように、特
開平3−44054号公報においては、半導体装置の不
良解析をチップ単位で行う技術が開示される。この技術
では、プローブ検査装置と自動異物検査装置と自動外観
検査装置に、それぞれデータ解析ステーションを持たせ
ている。また、各データ解析ステーションには、品種ご
とのチップ配列情報を持たせ、チップの配列を記述する
座標と外観不良の位置を記述する座標を統一するように
している。そして、各外観不良がどのチップに属してい
るか判断する機能を設けるようにしてある。これによっ
て、ここのチップ単位で、異物の付着状況、または、外
観不良の発生状況を把握することができる。
【0006】しかしながら、上記特開平3−44054
号公報記載の技術は、半導体装置の不良解析をチップ単
位で行う手法に関するものである。従って、半導体装置
記憶装置の不良解析をするとき、単にチップの製品特性
を解析するだけでなく、チップ内の記憶素子1ビットず
つの良,不良を解析する必要があることについて考慮さ
れていない。
【0007】それゆえ、不良ビット(フェイルビット、
以下「FB」と略す)の原因を解析するため、チップの
製品特性検査装置(以下「テスタ」という)からFBの
アドレスを収集し、チップの大きさ、その上のメモリの
配置方法等を参照して該当する不良ビットのチップ上の
場所を割り出し、得られた実体座標を基に作業者がその
チップを顕微鏡で観察していた。例えば、作業者は、顕
微鏡観察をして、不良発生箇所に異物を認めた場合、そ
の不良は、異物に起因していたと結論していた。すなわ
ち、この技術では、FBの1ビットづつ解析するために
多大な労力を要していた。それゆえ、かかる労力を軽減
し、不良解析を1ビット単位でシステムとしてスムーズ
に行いたいという要請に応える必要があった。
【0008】一方、特開昭59−228726号公報に
記載される技術は、各処理工程ごとにおける検査によっ
て発見された欠陥の処理対象物における位置と、品質検
査によって発見された不良位置とを比較して、品質不良
の原因になる処理工程を解析するものである。この技術
では、特性不良ペレットがメモリ素子である場合、その
不良ペレットにおける不良ビットを探査し、探査された
不良ペレットおよび不良ビットの製品ウェハ上における
位置を、基準原点に対するXY座標により表現して出力
する。
【0009】しかしながら、上記特開昭59−2287
26号公報記載の技術は、単に、工程における検査結果
の不良位置と、製品の品質検査における不良位置との一
致を調べるのみで、不良原因の解析を容易にするための
データの加工までは行なわれていない。近年、FB情報
は、半導体装置の高密度化にともなって、データ量が多
くなっているため、この従来技術のように、そのデータ
をそのまま用いて解析を行なうことは、不便あり、能率
的ではない。特に、不良原因を解析する際に、FB情報
から、不良原因に関係する特徴の抽出する必要がある
が、この従来技術では、作業者が行なわざるを得ない。
ところが、この特徴の抽出は、後の不良原因推定に大き
な影響を与えるため、慎重に行なう必要があり、手間が
かかるという問題がある。しかも、不慣れな作業者で
は、特徴を正しく抽出することが容易でないという問題
がある。
【0010】一方、特開昭62−169342号と特開
昭61−243378号公報は、被検査対象である半導
体装置メモリセル上のFBの情報に関するデータの圧縮
について述べている。しかし、次に示すように、それぞ
れ、解決されていない問題がある。
【0011】すなわち、特開昭62−169342号公
報に示されたデータ圧縮方法は、必ずしも大容量メモリ
セルの解析に適したものではない。その理由は、この圧
縮方法においては、メモリセルをブロック化して、1/
2に縮小したモデルを作るものであるが、例えば、n
=100としても、高々10000の1の圧縮率しか得
られず、数Mbitの容量を有するメモリの場合では、
膨大な量のデータが必要になることである。また、今一
つの理由として、1ブロック内の不良パターンがどうで
あれ、同じ形式に圧縮されてしまうため、ビット位置の
詳細情報が失われてしまうという不都合があるためであ
る。
【0012】一方、特開昭61−243378号公報に
開示されたデータ圧縮方法については、上記のような情
報の欠落はないが、必ずしも大容量メモリセルに適する
効率的なデータ圧縮方法とは言い難い。その理由は、F
Bの情報を始点の座標位置、終点の座標位置というペア
で保持するため、FBが連続している場合の効率がよく
なるが、孤立しているFBに対しても同じだけの記憶容
量を要するため、孤立したFBが多い場合、結果として
データ圧縮率は悪いものになるからである。
【0013】このように効率が悪いのは、データ圧縮を
FBの発生するパターンのいかんによらず、一律に圧縮
したためである。従って、FBの発生パターンに応じて
データ圧縮を行い、それを保存する方法が要請される。
【0014】また、特開昭61−243378号公報に
記載された技術は、FBの発生パターンを分類してい
る。しかし、分類した数少ない基本パターンに対して不
良原因を1つ対応付けて、全ての不良分布の不良原因を
推定しているに過ぎない。そのための分類ルールについ
ては記載されていない。しかも、基本パターンと対応付
けた原因についてもかなりおおざっぱなものであるた
め、原因究明に長時間を要す。
【0015】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その第1の目的は、ウェハ内
または、チップ内等のFBの発生状況をビット単位のミ
クロなレベルで取得し、解析に際しては、FBの発生パ
ターンをカテゴリ化して、そのカテゴリを用いたマクロ
な解析が行なえる半導体装置不良解析システムを提供す
ることにある。
【0016】また、本発明は、取得したFB情報に基づ
いて、熟練者でなくでも、容易かつ高精度かつ高速に不
良原因を究明することができる半導体装置不良解析シス
テムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一態様によれば、半導体装置についての検
査データに基づいて、半導体装置の不良解析を行なうた
めの不良解析システムにおいて、半導体装置(以下、単
にチップという)についての検査データから不良情報を
収集する手段と、収集したチップの不良情報を、当該チ
ップにおける物理的な位置情報と対応づける不良情報−
位置情報対応付け手段と、上記位置情報と対応づけられ
た不良情報について、不良情報の位置的分布が予め定め
た分布パターンのいずれに該当するかを判定する分類手
段と、分類された不良情報について、当該分類パターン
ごとに予め定めた圧縮基準に従って圧縮する圧縮手段
と、圧縮された不良情報を、その不良情報の出所源であ
るチップを特定する情報と共に記憶する記憶手段と、圧
縮されている不良情報を、チップごとに読みだして、図
形情報に変換する手段と、変換された図形情報を表示す
る表示手段とを備えることを特徴とする半導体装置不良
解析システムが提供される。
【0018】上記システムは、不良情報の出所源となっ
ているチップについての設計情報を蓄積する設計情報記
憶手段をさらに備えることができる。この場合、不良情
報−位置情報対応付け手段は、設計情報記憶手段に蓄積
される該当チップについての設計情報に含まれる配置情
報に基づいて、チップ内の不良情報を、当該チップにお
ける物理的な位置情報と対応づける構成とすることがで
きる。
【0019】分類手段は、例えば、不良情報の発生位置
について、それが孤立的に発生しているか、複数の不良
情報の発生位置が線状につらなっているか、複数の不良
情報の発生位置が面状に集合しているかによって、分類
することができる。また、より詳細には、分類手段は、
複数の不良情報の発生位置が線状につらなっている場合
については、2箇所の発生位置が隣接して横方向に一対
並ぶ横ペアパターン、2箇所の発生位置が隣接して縦方
向に一対並ぶ縦ペアパターン、2箇所より多い数の発生
位置が横方向に延びる横ラインパターン、および、2箇
所より多い数の発生位置が縦方向に延びているときには
縦ラインパターンのうち、いずれかのパターンを持つ不
良として定義して、それぞれ分類し、複数の不良情報の
発生位置が面状に集合している場合については、それら
が四辺形状に集合しているときには、ブロック状のパタ
ーンを持つ不良として定義して、分類することができる
ようにすることができる。
【0020】圧縮手段のパターンごとに予め定めた圧縮
基準は、例えば、孤立的に現れる不良情報については、
当該発生位置の位置情報を、横ペアパターンおよび縦ペ
アパターンを持つ不良情報については、それぞれの始点
の位置情報を、横ラインパターンおよび縦ラインパター
ンについては、それぞれの始点の位置情報および長さ情
報を、ブロック状のパターンを持つ不良情報について
は、その始点および終点の位置情報を、それらのパター
ンを表す圧縮データとするように定めることができる。
【0021】記憶手段は、孤立的に現れる不良情報、横
ペアパターンを持つ不良情報、縦ペアパターンを持つ不
良情報、横ラインパターンを持つ不良情報、縦ラインパ
ターンを持つ不良情報、および、ブロック状のパターン
を持つ不良情報について、それぞれを区分けして記憶す
るようにファイルを構成することができる。
【0022】図形情報に変換する手段は、例えば、圧縮
されている不良情報を、チップごとに読みだして、実際
のビット配列に変換する。また、変換された図形情報を
表示する表示手段は、例えば、実際のビット配列に従っ
て不良情報を表示する。
【0023】また、本発明において、上記したように、
不良情報の現れ方により種々に分類されたデータについ
て、さらに、メモリマットにおける不良ビットの分布態
様によって、カテゴリに分類するようにしてもよい。例
えば、1つのセルのみが不良ビットとなっている場合
(孤立ビット)、少数のビットで構成される不良パター
ンが多数集まった場合(かすれ)、メモリマット内の全
ビットが不良ビットである場合(マット不良)等のよう
に分類することができる。そして、例えば、かすれを構
成する不良ビットの圧縮データに識別符号を付して、同
じかすれのグループに属することをコンピュータが認識
できるようにすることができる。
【0024】
【作用】本発明は、チップについての検査データに基づ
いて、チップの不良解析を行なうために用いられる。本
発明は、検査装置と接続して、まず、チップについての
検査データから不良情報を収集する。収集した不良情報
は、例えば、一旦、記憶しておく。収集したチップの不
良情報は、不良情報−位置情報対応付け手段によって、
当該チップにおける物理的な位置情報と対応づける。対
応付けは、具体的には、チップの設計情報を用いて行な
うことできる。これにより、不良情報の位置的分布を求
めることが可能となる。
【0025】分類手段は、上記位置情報と対応づけられ
た不良情報について、不良情報の位置的分布を調べ、そ
れが、予め定めた分布パターンのいずれに該当するかを
判定する。具体的には、上述したように、孤立、対、
線、ブロック等のパターンに該当するか否かを調べる。
【0026】圧縮手段は、分類された不良情報につい
て、当該分類パターンごとに予め定めた圧縮基準に従っ
て圧縮する。具体的には、パターンの幾何学的な性質を
用いて行なう。例えば、孤立および対は、位置情報で表
し、線は、始点の位置情報および長さ情報で表し、ブロ
ックは始点および終点の位置情報で表すことにより、圧
縮する。
【0027】記憶手段は、圧縮された不良情報を、その
不良情報の出所源であるチップを特定する情報と共に記
憶する。例えば、孤立、対、線等のパターンごとに記憶
する。
【0028】図形情報に変換する手段は、圧縮されてい
る不良情報を読みだして、そのデータから、分布の幾何
学的な特徴を表す図形を表現する図形情報に変換する。
表示手段は、この図形情報を表示する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0030】まず、図1を用いて、本発明に係る不良解
析システムの基本概念を説明する。本発明に係る不良解
析システムは、製造ラインからの検査データを取得し
て、検査データを解析する検査データ解析システム10
1と、FBについての解析を行なうFB解析システム2
00と、このFB解析システム200で用いる各種デー
タを格納するデータベース群とを有する。
【0031】検査データ解析システム101は、製造ラ
イン112での、異物検査102、外観検査103から
得られるデータと、ウェハ最終検査113においてテス
タ1(104)から得られるデータと、さらに、FB解
析システム200からのデータとを基に解析を行う。
【0032】FB解析システム200は、ウェハ最終検
査113においてテスタ2(106)から得られるFB
データと、LSI設計情報を用いて、FBの分布形状か
ら不良箇所および不良誘発点を抽出し、不良原因ノウハ
ウ情報を参照して、不良原因の推定114を行う。その
ため、上記データベース群として、LSI設計情報20
1を格納する設計情報データベース107と、FBデー
タ210を格納するFBデータベース108と、不良原
因ノウハウ情報212を格納する不良原因ノウハウデー
タベース109、圧縮されたFBデータを格納する圧縮
データベース120とが接続されている。
【0033】本実施例における設計情報とは、図3や図
4に示すような半導体ウェハ内のチップ配列やチップ内
のメモリマットの配列やメモリマット内のメモリセルの
配列、ボンディングパッドやデコーダ回路等の周辺回路
はチップ内にどの様に配置されているか等の情報を指
す。
【0034】設計情報は、品種毎(マスク単位)に異な
る。また、設計情報を参照するには、品種名をキーにし
て設計情報データベース内を検索する。
【0035】設計情報の利用の仕方としては、まず、図
10から図12に示すようなマップ表示をさせた場合、
表示が設計レイアウトに従ったものなので、FBの発生
分布を解析することで、FBの発生位置からFBが周辺
回路に異常があって発生したのか、メモリセル自身に異
常が発生したのか判断がつく。また、設計情報よりビッ
ト配列情報も引き出せるので、FBの分布形状と配列情
報から、不良の発生原因、例えば、オープンやショート
が起こっている等の判断が出来る。上記2つのことよ
り、どの工程で何が起こったかの推定をすることが出来
る。また、不良の発生位置をさらに顕微鏡等の観察装置
で観察する場合、マップ上の不良アドレスを送ること
で、観察位置を容易に見つけられる。
【0036】また、観察装置110は、FB解析システ
ム200から渡された不良箇所および不良誘発点箇所の
座標を観察し、不良原因不良原因および不良発生工程を
特定する不良原因同定115を行なう。分析装置111
は、観察装置110で検出した異物等の成分分析を行
い、不良原因および不良工程を特定する。
【0037】次に、FB解析システム200と、半導体
ウェハ(以下単に「ウェハ」と呼ぶ)上のチップおよび
LSI設計情報とについて、図2から図4で説明する。
【0038】まず、図2を用いてFB解析システム20
0を説明する。図2は、FB解析システムの詳細構成を
示す概念図である。
【0039】同図において、FB解析システム200
は、図示していないが、中央情報ユニット(CPU)
と、そのプログラムおよびデータを格納するためのメモ
リを有する。また、このFB解析システム200には、
上記データベース群を構成する記憶装置と共に、表示装
置209と、入力装置、例えば、マウス211とが接続
される。記憶装置としては、例えば、ハードディスク装
置が用いられる。さらに、このFB解析システム200
は、CPUにより実行される機能として、テストデータ
をフィジカルデータにするフィジカル変換手段202
と、データ圧縮手段203と、データ管理手段204
と、ピクセル変換手段205と、FB分布特徴抽出手段
207と、不良原因を推定する手段208とを有する。
【0040】また、このFB解析システム200は、圧
縮されたフィジカルデータを圧縮データベース120に
保存する機能を有する。また、必要に応じてデータ管理
手段204を介して、保存したデータを検索し、呼び出
す。操作は、マウス211を用いて行うと作業性が向上
する。次に、ピクセル変換205を行い、表示装置20
9に、不良ビットのウェハ内位置、または、チップ内位
置を表示する。このとき、FB分布特徴抽出手段207
をし、不良原因ノウハウデータベース109に格納され
る不良原因ノウハウ情報212を参照し、不良原因の推
定208をする。さらに、詳細な解析をする場合は、特
徴抽出した座標を観察装置110や分析装置111に渡
す。
【0041】そして、テスタ2(106)からは、FB
解析システム200に、品種、日付、ロットNO、ウェ
ハNO、ビットアドレス、ビットの良、不良情報などの
各種情報が転送されてくる。
【0042】次に、図3および図4を用いて、半導体ウ
ェハ(以下、単に「ウェハ」と呼ぶ)上のチップの状況
と、そのチップ内の構成を説明する。
【0043】図3は、ウェハ上に配列されたチップの状
況を示す図で、同図に示すように、チップは、検査対象
であるウェハ301上に縦横に配列された長方形の板状
に作り込まれている。ウェハ301内のチップの位置
は、例えば、同図に示すように、(4,3)の様な座標
で示すことができる。
【0044】図4は、チップ内の構成を示す図である。
チップの端には、チップ内原点を示すマーク401が形
成されている。チップの周辺部分には、複数個の外部端
子(ボンディングパッド)403が配列されている。チ
ップ中央部には、例えば、4メガビットの大容量を有す
るメモリマットが、第1メモリマット404から第4メ
モリマット407に4分割されて配置されている。4分
割された各メモリマット404〜407のそれぞれは、
1メガビットの容量に構成されている。
【0045】第1メモリマット404と第2メモリマッ
ト405の間には、デコーダ回路を含む周辺回路402
が配置されている。同様に、第3メモリマット406と
第4メモリマット407との間にも、周辺回路408が
配置されている。さらに、第1メモリマット404にお
いては、メモリセル(以下、単に「セル」と呼ぶ)40
9が、図4に示されるように、升目状に配置されてい
る。すなわち、第2メモリマット405においては、セ
ル群は、第1メモリマット404のミラー反転パターン
により座標系がとられている。そして、第3メモリマッ
ト406は、第1メモリマット404と同様に、また、
第4メモリマット507は第2メモリマット405と同
様に、セル群がそれぞれ順次配列されている。
【0046】ここで、LSIの設計情報は、上述したメ
モリマットの配置位置やサイズ等の情報のほか、ウェハ
サイズやチップサイズ、メモリサイズ、ウェハ内のチッ
プ配列情報、チップ内にあるメモリマットの数、メモリ
マット内にあるメモリセル数、チップ内の座標を決める
ための座標基準パターンの位置座標、その他多数の半導
体装置の不良解析を行うための情報が含まれている。図
1のFB解析システム200では、随時、このLSI設
計情報を参照して、FBの解析を行う。このLSI設計
情報201を持たせたことの利点は、以下の如くであ
る。
【0047】第1の利点としては、設計情報を基にウェ
ハやチップ等の表示をすることにより、ユーザは、実際
に即した表示のもとで解析を行うことができ、不良要因
の究明が容易に行える。第2の利点としては、メモリチ
ップ内の配置情報を持っているため、FBの特定にメモ
リチップ内の原点をとれるようになったため、測定精度
が上がる。従来技術では、図3の如き座標をとっていた
ため、チップの間の溝の大きさが不揃いになりがちであ
り、誤差が大きかった。第3の利点としては、個々のチ
ップの種別毎に、LSI設計情報201を取り変えれば
よいため、システムの柔軟性が向上して、より容易に異
なる種別のチップの不良解析システムを構築できること
である。
【0048】次に、図5から図8および図13を用い
て、FB解析システム200におけるデータ処理ステッ
プ、特に、データ圧縮方法とその復元方法について詳細
に説明する。
【0049】まず、図5と図13とを用いて、本実施例
に係るデータ圧縮方法の考え方と圧縮データの持ち方と
を説明する。図5は、チップ内のFBの各種パターンを
示す図である。内部データとしては、良ビットを0、不
良ビット(FB)を1として、1ビット情報として持つ
のが一般的であるが、図5では、良ビットを空白、問題
となる不良ビット(FB)を1と表示している。図13
は、図5の各々のパターンをどのように圧縮するかを示
す説明図である。なお、図5の各々のパターンを、図1
3の第2欄に記載した呼び方で呼ぶものとする。
【0050】データの持ち方としては、次のようにす
る。孤立ビットの場合、不良となったセル自身のアドレ
ス(x,y)を圧縮データ値とする。縦ペアビットまた
は横ペアビットの場合、ペアビットの先頭ビットアドレ
ス(x,y)のみをデータ値とすればよい。各々の圧縮
データは、形状毎(不良パターン毎)に別々の記憶領域
に保存する。ペアビットの場合、二つのFBが隣接して
発生しているにもかかわらず、圧縮データは先頭ビット
のみでよい理由は、ペアビット専用の記憶領域に圧縮デ
ータを保存するので、先頭ビットの位置さえ確保してお
けば、隣接してもう1ビットあるということをあえて圧
縮データ中に持たなくてもよいからである。また、本実
施例の場合、パターンの方向も考慮して、パターンを分
類して、保存している。このため、方向性についてのパ
ラメータも圧縮データの中に持たなくてもよい。
【0051】次に、縦、横のライン欠けの場合は、先頭
ビットのアドレス(x,y)と、そのライン欠けを構成
するFBの数k、つまり、(x,y,k)を圧縮データ
とすればよい。また、ブロック欠けの場合は、矩形の対
角座標を用いる。つまり、図5の場合、矩形の左上端の
ビットのアドレスを(x1,y1)、右下端のビットの
アドレスを(x2,y2)とすると、(x1,y1,x
2,y2)を圧縮データとすればよい。
【0052】このように、本実施例の圧縮方法は、図5
に示すように、チップ内に生じる不良のパターンを、6
種類に分類し、圧縮の仕方を、それぞれのパターンに合
わせて最適な方法としている。ここで、形状パターンに
関する情報を持たないことに留意する必要がある。圧縮
したデータは、格納ファイルを異ならしめる等の手段を
とることにより、識別可能だからである。この点でも、
データ圧縮率の向上を見込むことができる。
【0053】また、格納するために要するビット数は、
各々のパターンに従って、最適な格納ビットのみしか必
要としない。このため、特に、圧縮すべきFBが大容量
であればあるほど、メモリ圧縮の効果も大きくなる。
【0054】図6は、フィジカル変換の概略フローチャ
ートを示す。フィジカル変換とは、図4の論理的な座標
系の情報を、メモリセルを一元的に配列した情報に置き
換えることである。
【0055】まず、テストデータをFBデータベース1
08から読み込み(ステップ601)、かつ、前記LS
I設計情報データベース107からLSI配列データ
(201)の読み込みを行う(ステップ602)。次
に、前記ミラー反転パターンに構成されたメモリの設計
情報を、順方向に配列し直す(ステップ603)。そし
て、図4の左下のビットからY方向に1つずつ各ビット
の良、不良状態をフィジカルデータファイルに読み込む
(ステップ604)。
【0056】Y方向に1列読み終わると、次にX方向へ
1つずれ、同様に、Y方向に1つずつ各ビットの良、不
良を記憶する(ステップ605)。全てのデータを読み
込むまで、以上の各処理が繰り返される(ステップ60
6)。
【0057】次に、データを読み込んでから、圧縮保
存、復元および表示までについて、図7、図43、図4
4および図8を用いて説明する。但し、これらのフロー
チャートは、1つのウェハに対する圧縮、復元および表
示用のもので、複数枚のウェハについて行う場合は、そ
れぞれのフローチャートの処理が繰り返される。
【0058】図7は、チップ内のFBの形状毎にいくつ
かの圧縮方法を使い分ける場合のフローチャートを示
す。
【0059】同図において、まず、圧縮するデータの品
種が何であるかを認識する(ステップ701)。次に圧
縮するテストデータをメモリ上に8ビット(1バイト)
ずつ、1ステップ分読み込む(ステップ702)。そし
て、データに2次元座標を持たせるため、Nバイト毎に
リターンコードを入れる(ステップ703)。但し、N
の値は、チップ内のビット配列に依存するものであり、
品種毎に異なる。この値は、品種毎に設計情報ファイル
にアクセスして読み取る。
【0060】例えば、図43(a)の様なチップ配列を
している場合、転送されてくる0/1のテストデータを
512ビット(64バイト)毎にリターンコードを入れ
れば良い(図43(b)参照)。
【0061】次に、チップ内のFBの形状認識を行う
(ステップ704)。そして、認識した形状ごとに、図
13に示すように、圧縮方法を使い分ける(ステップ7
05)。続いて、上記の選択した圧縮方法で、データ圧
縮を行った後(ステップ706)、チップ内の全てのデ
ータを圧縮したか否かチェックする(ステップ70
7)。全てのデータの圧縮が済んでいないときは、(ス
テップ704)以降の処理を繰り返す。
【0062】このようにして、全てのデータの圧縮が終
わると、1チップ分の圧縮データを内蔵の記憶装置であ
るハードディスク内の圧縮データベース120に保存す
る(ステップ708)。
【0063】次に、全チップについのデータ圧縮が完了
したかチェックし(ステップ709)、済んでいない場
合は、再び(ステップ702)から処理を行う。
【0064】次に、図44を用いて、データ圧縮詳細な
アルゴリズムについて説明する。この方法は、上述した
ように、FBの形状毎に圧縮方法を分け、データ圧縮を
効率的に行うものである。すなわち、FBのパターン6
種類毎に保存の仕方を変えた最も能率の良い圧縮方法で
ある。ここでは、そのための具体的な圧縮アルゴリズム
を示すことにする。
【0065】図44は、チップ内のFBの形状毎にデー
タ圧縮を行う場合の詳細なフローを示す図である。
【0066】ここでは、座標の取り方は、図3に従う。
よって、原点は、図4の左下端のビットとする。
【0067】この方法は、チップ内のFBの各形状毎に
圧縮方法を選択させ、データ圧縮を効率的に行うもので
あるが、ウェハ単位、チップ単位、メモリマット単位で
圧縮方法を選択させても良い。
【0068】まず、テスタから得られたデータを読み込
み、全ビットに2次元座標を持たせる(ステップ710
1)。そして、変数k,p,rに初期値1を持たせ、ま
た、変数qに初期値0を持たせる(ステップ710
2)。
【0069】次に、原点(0,0)から順にビットの値
(0または1)を読んでいき、ビットの値が1になるま
で読み続ける(ステップ7103)。読んだビットに対
し、全てのビットが0であるか調べる(ステップ710
4)。もし、この条件が成立しなければ、値が1である
ビットの座標をA(i,j)とし、そのA(i,j)の
右隣のビットA(i+k,j)=1(但しk=1)であ
るか調べる(ステップ7105)。もし、この条件が成
立すれば、kの値を1更新し(ステップ7106)、A
(i+k,j)の値が0になるまでこの操作を繰り返
す。
【0070】そして、(ステップ7105)でA(i+
k,j)の値が0になった時、k=1であるか調べ(ス
テップ7107)、この条件が成立すれば、A(i,
j)の真上の値A(i,j+p)=1(但し、p=1)
を調べる(ステップ7108)。もし、A(i,j+
p)=1であれば、pの値を1更新し(ステップ710
9)、A(i,j+p)=0になるまでこの操作を繰り
返す。(ステップ7108)で、A(i,j+p)=0
の時、p=1であるか調べ、(ステップ7110)、条
件が成立すれば孤立ビットデータとして、圧縮データA
(i,j)を作成し(ステップ7111)、このデータ
を保存する(ステップ7112)。
【0071】そして、圧縮した領域のデータの値を1か
ら0に書換える(ステップ7113)。
【0072】(ステップ7107)でk≠1ならば、A
(i,j)の真上の値A(i,j+p)=1(但しp=
1)であるか調べ(ステップ7117)、条件が成立す
れば、pの値を1更新し(ステップ7118)、A
(i,j+p)≠1になるまでこの操作を繰り返す。
【0073】A(i,j+p)≠1になったら、p=1
かどうか調べ(ステップ7119)、条件が成立した
ら、k=2か調べる。もし、条件が成立したら、横ペア
ビット欠けデータA(i,j)を作成(ステップ712
1)し、圧縮データを保存する(ステップ7112)。
そして、圧縮した領域のデータの値を1から0に書換え
る(ステップ7113)。(ステップ7120)でk≠
2ならば、横ライン欠けデータとして圧縮データA
(i,j,k)を作成し(ステップ7122)、データ
を保存する(ステップ7112)。そして、圧縮した領
域のデータの値を1から0に書換える(ステップ711
3)。
【0074】(ステップ7119)でp≠1ならば、A
(i+r,j+q)=1(但しr=1,q=0)である
か調べ(ステップ7123)、条件が成立すれば、qの
値を1更新し(ステップ7124)、A(i+r,j+
q)≠1になるまでこの操作を繰り返す。そして、A
(i+r,j+q)≠1になったらp=qであるか調べ
(ステップ7125)、条件が成立すれば、rの値を1
更新し(ステップ7126)、q=0にする(ステップ
7127)。q=0ならばr=1であるか調べ(ステプ
7128)、条件が成立すれば、A(i,j)=1を基
準とするx,y方向の連続するビットの数を比較し、数
の大きい方のライン欠けデータを作成する(ステップ7
129)。このデータを保存し(ステップ7112)、
圧縮した領域のデータの値を1から0に書換える(ステ
ッップ71113)。
【0075】(ステップ7128)でr≠1ならば、ブ
ロック欠けデータとして、圧縮データA(i,j,i+
r−1,j+q−1)を作成する(ステップ713
0)。そして、この圧縮データを保存し(ステップ71
12)、圧縮した領域のデータの値を1から0に書換え
る(ステップ7113)。
【0076】(ステップ7104)で、全てのビットの
値が0であれば、1チップ分の圧縮データをハードディ
スクの圧縮データベース120に保存し(ステップ71
31)、ウェハ内全てのデータを保存したか調べる(ス
テップ7132)。条件が成立すれば、1ウェハ分のデ
ータが圧縮されたことになる。もし、(ステップ713
2)で条件か成立しなければ、他のチップについて上記
の操作を繰り返す。
【0077】なお、全てのデータ保存の際には、形状毎
にそれぞれ別々の記憶領域に保存することに留意する必
要がある。その理由としては、形状毎に記憶領域を変え
ることで、個々の圧縮データに形状を識別するためのパ
ラメータを持たずに済むので、データ容量の節約が出来
るからである。テストデータは、1ビット単位にデータ
を持っているので、圧縮を行っても扱うデータ量が大き
い。そこで、少しでもデータ容量を少なくする必要があ
る。
【0078】次に図8を用いて、圧縮データの復元およ
び表示について述べる。以下のデータ処理を通して、作
業者は、テスタデータを表示装置上に示すことができ、
FBの分布を解析することができるようになる。
【0079】図8は、1ウェハ分のデータの復元および
表示についてのフローを示す図である。
【0080】本実施例としては、特に、表示装置とし
て、約縦480ピクセル、横640ピクセルのCRTを
用いた例を示す。
【0081】ハードディスクに設けられる圧縮データベ
ース120から1ウェハ分の圧縮データが読み出され
(ステップ801)、高速な画面表示のためにピクセル
変換が行われる(ステップ802)。これは、圧縮デー
タのみを用いて、画像圧縮をして、ウェハ全体を1画面
で表示させるための処理である。例えば、ブロック欠け
データの場合は、圧縮データの対角座標をそれぞれ1画
素あたりのビット数で除算し、CRT上の座標を求め
る。そして、求めた座標の表示が行われる(ステップ8
03)。
【0082】以下では、ピクセル変換について補足して
説明する。このピクセル変換は、圧縮データのみを用い
て行う。表示装置209のCRTの解像度の関係で、ウ
ェハ(1メガの記憶容量を持つチップの場合で、チップ
の縦が2048ビット、横が512ビット、1ウェハ当
り150チップ程度)の規格によっては、1メモリセル
を1画素で表示できない場合がある。そこで、画像圧縮
をして、ウェハ全体を表示する。
【0083】この処理は、縦mビット横nビットのチッ
プのウェハを表示する場合、チップの縦を1/s、横を
1/tに縮小表示する。そのため、CRT上には、縦s
ビット横tビットの領域を1画素で表示する。そこでこ
の領域内に1ビットでもFBが含まれている場合、この
領域全体をFB領域として表示する。実処理として、ブ
ロック欠けデータ(x1,y1,x2,y2)を例に挙
げると、圧縮データの対角座標をそれぞれ1画素当りの
ビット数kで割り、CRT上の座標(x1/k,y1/
k,x2/k,y2/k)を求めればよい。
【0084】次に、チップ内のFBがどのように表示さ
れ、解析していくかについて説明する。作業者は、品種
名、ロット番号、ウェハ番号等を指定することにより、
所望のウェハに関するFBデータの圧縮データを圧縮デ
ータベース120から検索し、表示装置209上に表示
させる。この場合の表示フォーマットを、図9から図1
2に示す。
【0085】図9は、表示装置に表示される本システム
の画面構成を示す。図9に示すように、本システムの表
示画面は、メニュー画面1000がベースに存在する。
このメニュー画面1000の下部側には、選択項目11
00が表示される。メニュー画面1000の選択項目1
100と重ならない領域上に、解析画面1200が重ね
て表示されている。解析画面1200は、主に、メイン
画面1210、サブ画面1220、サブ画面1230お
よびサブ画面1240の4つに別れて構成される。具体
的には、例えば、図9のように、メイン画面1210に
は、解析したい部分の表示がなされる。サブ画面122
0には、解析しているものについてのデータ(品種名,
ロットNO,ウェハNO,ウェハNO,ウェハサイ
ズ,...)と、テスタの測定条件(電源電圧,動作温
度,アクセス時間,...)とが表示される。サブ画面
1230には、ウェハ内のカテゴリ(検査のためのウェ
ハ内のチップに行う分類)等が表示される。サブ画面1
240には、チップ内のマット構成等が表示される。ま
た、サブウィンドウも必要に応じて開かれる。なお、本
実施例では、この解析画面1200は、メニュー画面1
000を表示する際に、特に指示することなしに、標準
的に、併せて表示される。
【0086】ここで、サブ画面1220にテスタの測定
条件を表示することの利点について説明する。半導体装
置の不良は、電源電圧や測定温度などテスタの測定条件
の規格値の設定に問題があって発生する不良と、製造プ
ロセス上の問題により発生する不良とに大きく分けるこ
とができる。前者は、各測定条件の規格値内で不良が発
生する場合、どのような条件にすると不良数が増加した
り減少したりするか、その原因を追求することが重要に
なる。そのため、テスト条件等をサブ画面1220に表
示する。そして、条件を表示することにより、規格値内
で測定したものか、規格値外で測定したものか明確にな
るため、解析を効率的に行うことができる。例えば、規
格値通りに測定したとき、FBが発生していれば、電源
電圧のマージンが足りないためと考えられる。
【0087】これに対し、電源電圧の規格値を変えても
新たなFBが発生していなければ、他の測定条件の値を
変えて測定を行い、全ての測定で同じ結果が得られれ
ば、このFBは、異物や外観不良等の製造プロセス上に
問題があると考えられる。
【0088】さて、図10から図12を用いて、実際に
具体例により、不良解析を行う場合について説明する。
【0089】図10は、表示装置上に表示されるウェハ
上のFBの分布表示の例を示した図である。図11は、
表示装置上に表示されたチップ内のFBの分布表示の例
を示した図である。図12は、チップ内の1部領域を拡
大表示したFBの分布表示を示したものである。
【0090】作業者が解析画面が表示されているメニュ
ー画面1000において、選択項目1100からウェハ
表示1101を指定すると、図10に示すように、メイ
ン画面1210に、ウェハ全体象1301が示され、そ
の中に、各チップ内のFBの分布が表示されている。ま
た、サブ画面1220には、解析しているものについて
のデータ(品種名,ロットNO,ウェハNO,ウェハサ
イズ,...)と、テスタの測定条件(電源電圧,動作
温度,アクセス時間,...)が表示されている。サブ
画面1230には、ウェハ内のカテゴリ(検査のための
ウェハ内のチップに行う分類)等が表示されている。サ
ブ画面1240には、チップ内のマット構成等が表示さ
れている。
【0091】作業者は、メニュー画面1000の選択項
目1100の中から、チップ表示1103を選び、サブ
画面1230の中から所望のチップをマウス等を用いて
指定する。所望のチップが指定されると、図11に示す
ように、メイン画面1210に指定されたチップの全体
像1301が表示される。チップ全体像1301には、
このチップ内のFBの分布が表示される。
【0092】なお、図10および図11の表示の際、図
3に示すように、オリフラ側(ウェハが平になっている
下の部分)をX軸、左側をY軸、X軸とY軸の交点を原
点として、ウェハ上のチップの位置を示す数字が、図1
0のウェハ表示の場合は、1305、1306に示すよ
うに、また、図11のチップ表示の場合は、1402、
1403に示すように、それぞれ表示することにより、
解析を行う者にとって、表示しているウェハ内のチップ
の位置を明らかにすることができる。
【0093】この拡大表示は、作業者がウェハ表示やチ
ップ表示等の画面で、一部分拡大してみたい場合には、
図12に示すような拡大表示が行われる。作業者がウェ
ハ表示やチップ表示で一部分拡大する場合、選択項目1
100のズームマウスで指定すると、図12に示すよう
に、拡大表示画面1500が新たに開かれる。さらに、
拡大率を上げて表示する場合には、画面上方にある拡大
率ボタン1501をマウス等で指定することにより、自
由に変換することができる。画面上には、設計情報に基
づく(X,Y)座標1502,1503が表示されるの
で、FBの位置を容易に確認することができる。拡大率
を変更した場合には、それにあわせて座標の表示スケー
ルも変わる。
【0094】次に、図14を用いて、グルーピングと呼
ばれる手法について述べる。図14は、グルーピングの
手順を示したフローを示す図である。
【0095】本発明に係るデータ圧縮方法は、データ圧
縮を効率的に行うために、1つのFB形状(以下、「F
B群」という)をいくつかに分割しているため、この分
割した1つ1つが同じFB群であったことを認識させる
ための手法である。これにより、テスタデータと他の測
定データ、例えば、異物データとの突き合わせ解析を行
う際、1つの異物による影響で、FBがどの程度発生す
るかが明確になる。この処理は、圧縮データを作成し、
圧縮データを圧縮データベース120に保存する前に行
ってもよいし、実際に突き合わせ解析や観察装置にデー
タを転送する際に行ってもよい。
【0096】まず、保存しておいた圧縮データを順に呼
び出す。次に、Gmax=1を初期値として設定する(ス
テップ1401)。そして、フラグの値がFA=0であ
るか調べる(ステップ1402)。もし、FA=0なら
ば、データAの右側に接するデータBがあるか調べる
(ステップ1403)。接するデータBがあれば、Bの
グループ番号である、GBの値が0かどうか調べる(ス
テップ1404)。GB=0ならば、Aのグループ番号
であるGAとGBに、Gmaxの値を代入する(ステップ1
405)。
【0097】次に、Aの上側に接するデータCがあるか
どうか調べる(ステップ1406)。もしあれば、Cの
グループ番号であるGCの値が0かどうか調べる(ステ
ップ1407)。GC=0ならば、GCにGmaxの値を代
入する(ステップ1408)。そして、Gmaxの値を1
更新する(ステップ1409)。最後に、FAの値を0
から1に変換する(ステップ1410)。(ステップ1
406)でAの上側に接するデータCがなければ、G
maxの値を1更新する(ステップ1409)。そして、
Aの値を0から1に変換する(ステップ1410)。
(ステップ1407)で、GC≠0ならば、GAとGB
Cの値を代入する(ステップ1411)。そして、F
Aの値を0から1に変換する(ステップ1410)。
【0098】また、(ステップ1404)でGB≠0な
らば、GAにGBの値を代入する(ステップ1412)。
次に、Aの上側に接するデータCがあるか調べる(ステ
ップ1413)。もしあれば、GCが0かどうか調べる
(ステップ1414)。GC=0ならば、GCにGBの値
を代入する(ステップ1415)。そして、FAの値を
0から1に変換する(ステップ1410)。(ステップ
2514)で、GC≠0ならば、GB≦GCを調べる(ス
テップ1416)。この不等式が成立すれば、GCにGB
の値を代入する(ステップ1415)。(ステップ14
16)で、GB>GCならば、GAとGBにGCの値を代入
する(ステップ1417)。そして、FAの値を0から
1に変換する(ステップ1410)。
【0099】(ステップ1403)で、Aの右側に接す
るデータBがなければ、Aの上側のに接するデータCが
あるか調べる(ステップ1418)。もし、接するデー
タCがあれば、GCが0かどうか調べる(ステップ14
19)。GC=0ならば、GAとGCにGmaxの値を代入す
る(ステップ1420)。そして、Gmaxの値を1更新
し(ステップ1409)、FAの値を0から1に変換す
る(ステップ1410)。(ステップ1419)でGC
≠0ならば、GAにGCの値を代入する(ステップ142
1)。そして、FAの値を0から1に変換する(ステッ
プ1410)。(ステップ1418)で、Aの上側に接
するデータCがなければ、GAにGmaxの値を代入する
(ステップ1422)。そして、Gmaxの値を1更新し
(ステップ1409)、FAの値を0から1に変換する
(ステップ1410)。
【0100】(ステップ1402)でFC≠0ならば、
全データのフラグの値が1になるまでデータを読み続け
る。もし、全データのフラグが1ならば(ステップ14
23)、操作を止める。
【0101】次に、FBのカテゴリの分類について説明
する。
【0102】FBの分布をいくつかのパターンに分類す
る方法として、FBが周期的にであるか非周期的である
か、また、FBのパターンが周辺回路に接しているか接
していないか、さらにパターンの方向性(縦,横)に着
目して分類することが出来る。例えば、周辺回路に接す
るか接しないかにより、周辺回路上に問題があるか、セ
ル自身に問題があるかについておおよその判断がつく。
また、メモリマット内には、データ線とワード線がある
ので、パターンの方向性を考慮することにより、同じ形
状の不良であっても、縦横の方向の違いによって不良原
因の違いがわかる。
【0103】前記グルーピング手法(図14)を用い
て、データのつながり(FB群)は認識できても、それ
がどのような形状をしていたかを認識させることはむず
かしい。そこで、グルーピングしたデータを用いて、図
15に示すフローに従って、カテゴリの分類および認識
を行う。
【0104】まず、図7に示した圧縮を行う(ステップ
1501)。次に、メモリマット毎に、孤立ビット、か
すれ、マット不良等がないか判断する(ステップ150
2)。ここで、孤立ビットとは、1つのセルのみがFB
となっているものとする。また、かすれとは、図16に
示すように、小数のビットで構成される不良パターンが
多数集まったものとする。本実施例では、メモリマット
内の80%以上100未満のセルがFBとなった場合と
する。FBの割合は、品種やラインの特性によって自由
に変えられる。マットとは、メモリマット内の全ビット
がFBとなる場合とする。
【0105】これらの定義を基に、孤立ビット、かす
れ、マットと判断されたものは、圧縮データベース12
0内のそれぞれの専用の圧縮データファイル(150
3,1504,1505)に保存される。
【0106】また、かすれと判断した場合、かすれを構
成するFBの圧縮データ(図7で認識したもの)にフラ
グを持たせ、これらの圧縮データは、同一のグループに
属することをコンピュータに認識させる。
【0107】次に、(ステップ1502)で認識、保存
したデータ(1503,1504,1505)以外のデ
ータについて、前記グルーピング(図14)を行う(ス
テップ1506)。
【0108】グルーピング終了後、各FB群を構成する
圧縮データ(図7で認識したもの)数を調べ、複数の圧
縮データからFB群が構成される場合、グルーピング後
の形状認識(ステップ1507)を行う。ここでは、ク
ロスライン等の認識を行う。
【0109】例えば、クロスラインやTラインの認識の
場合、圧縮データの構成数が3であることをまず確認
し、そして、以下の条件を満たすか調べる。クロスライ
ンを構成する3つの圧縮データを(x1、y1、k
1),(x2、y2、k2),(x3、y3、k3)と
すると、
【0110】
【数1】
【0111】の3式を満足した場合となる。そして、1
つのクロスラインが認識出来たら、圧縮データを(x
2,y1,x2−x1,y2−y1,x3+k3−1−
x2,y1−y2+k2−1)に変更し、その変更した
圧縮データを専用のデータベース(1508)に保存
し、上記3つの圧縮データは捨てる。この圧縮データの
各パラメータは、図17に示すように、(x2,y2)
は、クロスラインの交点(1701)の座標である。x
2−x1は、左方向のビット数(1702)、y2−y
1は、上方向のビット数(1703)、x3+k3−1
−x2は、右方向のビット数(1704)、y1−y2
+k2−1は、下方向のビット数(1705)である。
【0112】また、Tラインの場合には、以下の手順
で、形状の認識及び圧縮を行う。Tラインの場合は、2
つのライン欠けから構成される。この2つの圧縮データ
を(x1,y1,k1)、(x2,y2,k2)とす
る。
【0113】まず、Tラインとは、図18に示す様な8
つの形状と定義する。
【0114】図18(a),(b),(c)の場合、以
下の条件を満たせば良い。
【0115】
【数2】
【0116】図18(d),(e),(f)の場合、以
下の条件を満たせば良い。
【0117】
【数3】
【0118】図18(g)の場合、以下の条件を満たせ
ば良い。
【0119】
【数4】
【0120】図18(h)の場合、以下の条件を満たせ
ば良い。
【0121】
【数5】
【0122】また、Tラインに認識が出来たら、図18
(a),(b),(c)の場合、(x2,y1,x2−
x1,x1+k1−1−x2,k2)を新しい圧縮デー
タとする。このデータを専用の圧縮データベース(15
09)に保存する。図19に示すように、(x2,y
1)は、2本のラインが接している部分(1901)の
座標であり、x2−x1は、左方向のビット数(190
2)、x1+k1−1−x2は、右方向のビット数(1
903)、k2は、下方向のビット数(1904)であ
る。上記データの各成分のデータ容量は、2バイトとす
る。すると、データ容量が10バイトとなり、更なるデ
ータ圧縮率の向上が図れる。
【0123】また、グルーピング(ステップ1506)
でFB群を構成する圧縮データが1つの場合、つまりグ
ルーピングを行っても、他の圧縮データと接しない場
合、周期性のチェックを行う(1501)。その理由と
しては、1つ1つの圧縮データは、接続していなくて
も、同一のパターンがある規則に従って発生している場
合があるからである。例えば、図20の場合、縦のライ
ンがnビットおきに周期的に発生しているものを縦スト
ライプと定義する。この場合、以下の手順で形状認識を
行う。
【0124】まず、各ラインの圧縮データを(x1,y
1,k1),(x2,y2,k2),(3,y3,k
3),(x4,y4,k4)とすると、これらの圧縮デ
ータが縦ストライプである条件は、
【0125】
【数6】
【0126】である。上記条件を満たした場合、縦スト
ライプの圧縮データを(x1,y1,k1,x2−x
1,n)として専用の圧縮データベース(1511)に
保存する。ここで、(x1,y1,k1)は、一番y軸
に近いラインの圧縮データで、x2−x1は、隣合うラ
イン間の間隔であり、nは、繰り返し発生するラインの
本数である。
【0127】図21に示すように、孤立ビットが横方向
に等間隔で発生している場合、横点線と定義する。各孤
立ビットの座標を(x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3),(x4,y4),・・・・とするとこ
れらの圧縮データ群が点線である条件は、
【0128】
【数7】
【0129】の2式を満足すれば良い。そして、横点線
の圧縮データとしては、(x1,y1,x2−1,n)
とし、専用の圧縮データベース(1512)に保存す
る。(x1,y1)は、点線の先頭ビットの座標であ
り、x2−x1は、隣合う孤立ビット間の間隔であり、
nは、繰り返し発生する孤立ビットの数である。また、
周期性のチェック(1507)で、周期性がなかった場
合、つまり、前記の圧縮方法(図7)で認識された孤立
ビット、ペアビット(縦、横)、ライン、ブロック等の
場合である。
【0130】各形状の圧縮データのフォーマットは、図
13に示す通りである。
【0131】以上のように、形状認識を行い、それぞれ
の形状に合った圧縮方法を用いて(同一形状で方向が異
なる場合、別々のデータベースに保存する)圧縮保存す
ることで、前記圧縮方法(図7)を用いた場合に比べ、
正確な形状が認識出来ることに加え、更なる圧縮率の向
上が図れる。
【0132】各形状毎に、異なるファイルに圧縮データ
を保存することのメリットとして以下のことが挙げられ
る。まず第1の理由として、個々の圧縮データに、形状
を認識するパラメータを持たせなくて済むので、データ
量が少なくて済むからである。第2の理由として、図3
5,図38から図40に示すように、不良パターン(形
状)毎に統計処理やマップ表示をさせる場合、必要なフ
ァイルのみにアクセスしてデータを取り出せば良いの
で、データ検索にかかる時間を必要最低限に抑えること
が出来るからである。これにより、トータル的にも、不
良原因究明時間を短縮することが出来る。
【0133】また、上記FBの発生パターンと原因とを
対応付けた形で分類することで、不良の原因推定を熟練
した作業者以外の者でも、容易に解析が行えるようにす
る。
【0134】具体例を述べると、図22の場合、FBが
周辺回路に接していない状態で発生している。これは、
FBとなったセル上に異物が付着したことが原因である
と考えられる。
【0135】また、図23の場合は、FBがクロス状に
に発生している。さらにFBが周辺回路に接している。
原因としては、原因としては、交差している部分230
1がショートしたため、または、周辺回路2302と2
303でショートしたためと考えられる。
【0136】以上のように、1つのパターンに複数の不
良原因が考えられる場合、最も可能性の高い原因から優
先順位をつけて対応付ける。この原因の対応付けは、過
去の解析実績による。
【0137】上記のルールで、FBの発生パターンとそ
の不良原因をまとめた不良原因一覧2400の一例を図
24に示す。図24に示す不良原因一覧中に表示される
カテゴリ2401とは、分類したFBのパターンを視覚
的にわかりやすく表現したものである。つまり、FBの
発生パターンを記号化したものである。例えば、図25
のパターンが周辺回路に接していないクロスラインの場
合、図26に示すようなカテゴリパターンとなる。
【0138】以上のように、FBパターンと、FBパタ
ーンと不良原因を対応付けたものは、図1に示した不良
原因ノウハウデータベース109に、品種単位に別ファ
イルに保存される。また、新規に不良カテゴリが発生し
た場合、、そのカテゴリと不良原因とを順次不良ノウハ
ウデータベース109に追加登録することができる。
【0139】次に、上記カテゴリパターンを用いたカテ
ゴリマップの機能について説明する。この機能は、FB
の発生状況をマクロな解析で効率的かつ高精度に行うた
めのものであり、任意領域内に発生するFBの発生状況
を上記で分類したFBのカテゴリを用いて解析するもの
である。カテゴリの表示ルールとしては、任意領域内に
おいて最も多く発生したFBのパターンをその領域の代
表パターンとする。
【0140】例えば、図27に示すようなFBが発生し
ている場合、5つの孤立ビット2701、1つの横横ラ
イン2702、1つのブロック欠け2703から、この
領域の代表パターンは、孤立ビットとなる。この場合に
は、図28のようなカテゴリで表される。なお、異なる
FBのパターンで、発生数が同じとなった場合は、パタ
ーン面積や不良対策の重要度によって表示パターンを決
定する。
【0141】次に、上記ルールで作成したカテゴリマッ
プを用いて不良原因を究明する手法について説明する。
【0142】図29は、カテゴリマップの一例を示す。
まず、ウェハ全体で、FBの発生状況を把握する。そし
て、注目するカテゴリが表示されるチップについて、今
度は、そのカテゴリが、チップ内どのマットに発生して
いるかを確認する。さらに、注目パターンの正確な位置
を1ビット単位の詳細なフェイルビットマップを用い確
認する。この解析方法は、予め不良原因を推定した上で
発生場所のみを確認するだけなので、フェイルビットマ
ップのみを用いた解析に比べ、解析期間の大幅な短縮が
図れる。
【0143】例えば、クロスパターン2901に注目し
た場合、今度は、そのクロスパターンがチップ内の何処
に発生しているか確認する。そして、このクロスパター
ン2901が発生しているマット2902についてフェ
イルビットマップ2903を用いて詳細解析を行い、F
Bの発生座標を確認する。そして、この座標をSEM1
10や異物検査装置102、外観検査装置103等に送
ることにより、さらなる解析を行い、不良発生工程、不
良原因の同定をし、対策することができる。
【0144】本システムは、フェイルビットマップとカ
テゴリマップを同一画面上に表示することが可能であ
る。そこで、まず、カテゴリマップのウェハ2901よ
り全体の発生状況を把握して、FBのウェハマップ29
05で、実際の分布を確認したり等、カテゴリマップと
フェイルビットマップを解析の目的にあわせて、即時に
表示することが可能である。
【0145】さらに、カテゴリマップ表示の場合、図3
0に示すように、カテゴリパターンの近傍に、そのパタ
ーンの発生の度合(個数)3001が表示されるので、
1ビット単位のフェイルビットマップを確認せずに、不
良の発生状況を把握することができる。パターンの発生
の度合の表示は、ウェハマップ、チップマップ等で表示
される。
【0146】また、カテゴリマップの機能により、人が
視覚的に解析しやすくなるほか、カメラ等を用いて自動
解析を行う場合、認識が容易になる。また、カテゴリマ
ップは、全不良の状況を確認した上で、代表カテゴリを
決定するので、マクロな情報ではあるが、精度の高い情
報である。
【0147】次に、フェイルビットのパターンの照合機
能について説明する。この機能は、フェイルビットマッ
プ、カテゴリマップ上で使用可能である。不良原因の照
合方法としては、マップ上のカテゴリパターンまたは、
FBの分布をマウス等で指定し、不良原因照合機能31
02を選択すると、適切な不良原因が表示される。
【0148】例えば、フェイルビットマップを用いて不
良原因を照合する場合、まず、図31に示すフェイルビ
ットマップから所望のフェイルビットパターン3101
を1つマウス等で指定し、不良原因照合機能3102を
マウス等で選択する。すると、サブ画面3103が新た
に開かれ、推定される不良原因が優先順位をつけた状態
で表示される。さらに、図31に示すグラフ3104を
マウス等で指定すると、図32に3201で示すよう
に、不良原因の内訳を円グラフで割合表示するグラフ画
面3201を示すようにしてもよい。
【0149】また、不良原因一覧3105を指示する
と、図33に示すように、カテゴリパターンとその不良
原因が対応づけられた表3301が表示される。この
時、表示された不良原因は、過去の実績より、この時点
で最も優先順位の高いものが対応づけられている。した
がって、不良原因は、そのときの状況によって変わる。
従って、図33の、前頁3302および後頁3303を
使用して、所望の不良原因を検索することができる。カ
テゴリマップの場合も同様に行えばよい。
【0150】次に、領域分割機能について説明する。こ
の機能は、任意領域内を複数の領域に分割し、各領域毎
に上記で分類したFBパターンの頻度を集計し、その結
果を数値的に表現するものである。領域の分割方法とし
ては、作業者が予め分割領域を設定するものである。分
割領域の設定方法は、以下の手順で行う。
【0151】まず、作業者は、条件検索で、品種名を指
定する。そして、領域区分3401を指示することによ
り、領域分割設定機能を起動させる。これにより、図3
4のような画面が開かれる。領域区分画面3401にお
いて、領域を1つ選択し、次に、ウェハマップ上の所望
チップをマウス等で順次指定していく。
【0152】例えば、A領域を指定する場合、まず、領
域区分画面3401で”A”ボタンをマウス等で指定す
る。そして、A領域にしたいチップ3402の上を順次
マウス等で指定していく。領域BからDについても同様
の手順で設定する。全チップの設定終了後、設定340
3を指示して、例えば、設計情報データベース107に
登録する。登録の際、登録名を入力すれば、分割の設定
領域を変えて、複数の領域分割パターンを登録すること
ができる。チップ内分割や任意領域内分割においても同
様に行うことができる。
【0153】次に、領域分割機能を使用するための手順
を以下に述べる。
【0154】まず、条件検索で、品種名、ロットNO等
必要条件を入力し、所望のデータを呼び出す。そして、
領域分割1110を指示する。すると、図35に示すよ
うに、分割した各領域毎にフェイルビットの分布パター
ンの内訳が、グラフ表示される。グラフの出力として
は、縦軸には、、パターンの発生率または、発生件数、
横軸には、月別、日別、ロット別、ウェハ別、任意領域
別等のデータに関するものが出力可能である。
【0155】図35に出力の一例を示す。横軸に分割領
域3500、縦軸にパターンの発生個数2902を取
る。このグラフの見方は、例えば、93/9/20の日
に検査したウェハ全体で、AからDまでの各領域におけ
る各パターンの全パターンに対する割合が表示されてい
る。グラフの示す不良内容3503は、画面右下に表示
されている。縦軸は、不良発生個数の他、不良発生率の
モードがある。
【0156】この機能によれば、装置異常など、不良発
生に領域性のある場合、早期に異常発見することが可能
とある。
【0157】次に、不良カテゴリの推移グラフ機能につ
いて説明する。この機能は、FBの発生パターンの状況
を、ウェハ別、ロット別、日別、週別、月別で管理可能
なものである。
【0158】例えば、日別(93/9/1〜93/9/
10)のFBの発生状況を解析する場合、まず、作業者
は、サブ画面1220において、条件検索で、品種名、
期間、ロットNO等必要条件を選択し、FBデータベー
ス107を検索する。すると、図36に示すような日別
の推移グラフがメイン画面1200に出力される。横軸
には日付3601が表示され、縦軸には、それぞれの日
に検査したウェハにおいて発生した不良パターンの内訳
(単位:個)3602が表示される。各不良パターンの
内容3603は、画面右下に表示される。縦軸は、不良
発生工程にフィードバックし、原因対策を行うことがで
きる。
【0159】図37は、プロ−ブ検査におけるDCデ−
タの結果を示したものである。解析画面1200のメニ
ュ−から”DCマップ”を選択し、”ウェハ”を選択項
目1101から選ぶと、図37のような画面が表示され
る。このマップより、DC検査の結果を即時に確認する
ことができ、異常の早期検知が可能となる。もし、異常
が発生した場合、どのパラメ−タがおかしいか確認し、
早期対策が打てる。
【0160】図38から図41に不良の出力マップを示
す。図38の3801は、マップの表示形式を選択する
部分で、マップ上に不良結果を数で示すか不良内容(オ
−プン、ショ−ト、...)を示すかユ−ザが選ぶ。ま
た、3802は、出力する不良項目を選択する部分であ
り、表示形式、不良項目共にユ−ザが必要な個所をマウ
ス等で、ピックする。
【0161】図38は、A不良の数をマップ表示したも
のである。この表示より、ウェハ上のどのチップにA不
良がどれだけ発生しているか、数値的に確認することが
できる。
【0162】図39は、図38内の任意チップについ
て、チップ内のどの位置にA不良がどれだけ発生してい
るかを確認するするための画面である。図39内の39
01は、チップ内のメモリマットを示す。
【0163】ユ−ザは、表示形式3801として不良内
容を、不良項目3802としてA不良をマウス等で選択
すると、図40が表示される。図40は、A不良がチッ
プ内のどの位置に発生しているかを示したものである。
図40の画面右側の画面4001は、不良内容をマップ
上に表現するため、各不良を記号化したものである。
【0164】図41は、図40のマップより、任意チッ
プを指定して、表示したものである。この表示より、A
不良がチップ内のどの位置に発生しているかが明確とな
るので、不良要因の究明が容易に行える。
【0165】図42は、図38から図41より指定した
1不良に関する詳細情報を示したものである。この情報
を参照することで、どのような条件で測定したときどの
層で不良が発生したかが容易に確認できる。
【0166】以上の実施例は、半導体のメモリを想定し
ているが、本発明は、メモリ限定されない。例えば、多
数の素子がアレイ状に配置されている半導体等に適用す
ることができる。この場合、検査できる最小単位を、1
ビットと想定して、これを、メモリの場合と同様に、F
Bと表現する。従って、本明細書では、FBは、検査で
きる最小単位での不良を意味する。
【0167】以上述べたように、本発明の実施例によれ
ば、半導体装置の不良情報原因の結果を不良発生工程に
フィードバックすることにより、製造工程の異常に迅速
に対応するようにしたため、製造工程の異常の検知が遅
れることにより生ずる不良原因のある半導体装置の無駄
な製造を極力避けることができる。
【0168】さらに、上記実施例によれば、不良の発生
状況を日々管理することができるので、早期異常の警告
および対策が可能である。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビット対応に欠陥の有無を検出したデータを用いている
ので、不良解析が正確に行なえる。しかも、FBを予め
定めたパターンに分類し、各分類固有の圧縮方法により
FBデータを圧縮して保存している。そして、データの
解析を、この圧縮データに基づいて行なっているので、
マクロなレベルでの解析が容易に行なえる。従って、本
発明では、不良原因と対応付けながら前記不良情報を分
類して、その分類結果を解析することで、不良解析が専
門家以外の者でもできるようにしたため、経験の浅い作
業者でも、フェイルビット解析を容易、かつ、高精度に
行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不良解析システムの基本概念を示
すブロック図である。
【図2】FB解析システムの詳細構成を示す概念図であ
る。
【図3】ウェハ上に配列されたチップの概略を示す説明
図である。
【図4】ウェハ内構成を示す説明図である。
【図5】チップ内のFBの各種パターンを示す図であ
る。
【図6】本発明におけるフィジカル変換の概略説明用フ
ローチャートである。
【図7】チップ内のFBの形状毎にいくつかの圧縮方法
を使いわける方法のフローチャートである。
【図8】1ウェハ分のデータの復元および表示について
のフローチャートである。
【図9】装置に表示されるシステムの画面の構成を示す
説明図である。
【図10】表示装置に表示されるウェハ上のFBの分布
表示例を示す説明図である。
【図11】表示装置に表示されるチップ上のFBの分布
例を示す説明図である。
【図12】表示装置に表示されるチップ内のFBの分布
を拡大表示した例を示す説明図である。
【図13】図5に示す各パターンをどうのように圧縮す
るかを示す説明図である。
【図14】グルーピング手順を示すフローを示す説明図
である。
【図15】カテゴリ分類の手順を示すフローを示す説明
図である。
【図16】かすれの分布の様子を示す説明図である。
【図17】クロスラインの圧縮データのもち方を示す説
明図である。
【図18】Tラインの種類を示す説明図である。
【図19】Tラインの圧縮データのもち方を示す説明図
である。
【図20】縦ストライプの圧縮データのもち方を示す説
明図である。
【図21】点線の圧縮データのもち方を示す説明図であ
る。
【図22】表示装置に表示されるFBの分布形状の表示
例(その1)を示す説明図である。
【図23】表示装置に表示されるFBの分布形状の表示
例(その2)を示す説明図である。
【図24】FBの発生パターンと不良原因の対応付けを
示す説明図である。
【図25】チップ内のFBの分布例を示す説明図であ
る。
【図26】チップ内に発生するFBの分布パターンをカ
テゴリ表示した例を示す説明図である。
【図27】チップ内のFBの分布例を示す説明図であ
る。
【図28】チップ内に発生するFBの分布パターンより
抽出した代表パターンをカテゴリ表示した例を示す説明
図である。
【図29】表示装置内に表示されるカテゴリマップを示
す説明図である。
【図30】チップ内に発生するFBの分布パターンをカ
テゴリ表示した例を示す説明図である。
【図31】表示装置内に表示される不良原因照合リスト
を示した説明図である。
【図32】表示装置内に表示される不良原因の内訳を円
グラフで示した説明図である。
【図33】表示装置内に表示されるカテゴリパターンと
不良原因を対応付けた表を示した説明図である。
【図34】表示装置内に表示される領域分割設定画面を
示した説明図である。
【図35】表示装置内に表示されるウェハ内各領域の発
生状況を示した説明図である。
【図36】表示装置内に表示される日別の発生状況を示
した説明図である。
【図37】テスト条件の表示画面を示した説明図であ
る。
【図38】不良の出力マップを示した説明図である。
【図39】不良の出力マップを示した説明図である。
【図40】不良の出力マップを示した説明図である。
【図41】不良の出力マップを示した説明図である。
【図42】不良に関する詳細情報を示した画面の説明図
である。
【図43】(a)は検査対象のチップのメモリマットの
形状の概要を示す説明図、(b)はメモリ内のテストデ
ータの2次元配置を示す説明図である。
【図44】データ圧縮のアルゴリズムの詳細な手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101…検査データ解析システム、102…異物検査、
103…外観検査、105…FB解析システム、107
…設計情報データベース、108…FBデータベース、
109…不良原因ノウハウデータベース、110…観察
装置、111…分析装置、120…圧縮データベース、
1000…解析画面、1200…メイン画面、122
0、1230、1240…サブ画面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置についての検査データに基づ
    いて、半導体装置の不良解析を行なうための不良解析シ
    ステムにおいて、 半導体装置についての検査データから不良情報を収集す
    る手段と、 収集した半導体装置の不良情報を、当該半導体装置にお
    ける物理的な位置情報と対応づける不良情報−位置情報
    対応付け手段と、 上記位置情報と対応づけられた不良情報について、不良
    情報の位置的分布が予め定めた分布パターンのいずれに
    該当するかを判定する分類手段と、 分類された不良情報について、当該分類パターンごとに
    予め定めた圧縮基準に従って圧縮する圧縮手段と、 圧縮された不良情報を、その不良情報の出所源である半
    導体装置を特定する情報と共に記憶する記憶手段と、 圧縮されている不良情報を、半導体装置ごとに読みだし
    て、図形情報に変換する手段と、 変換された図形情報を表示する表示手段とを備えること
    を特徴とする半導体装置不良解析システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、不良情報の出所源と
    なる半導体装置についての設計情報を蓄積する設計情報
    記憶手段をさらに備え、 不良情報−位置情報対応付け手段は、設計情報記憶手段
    に蓄積される該当半導体装置についての設計情報に含ま
    れる配置情報に基づいて、不良情報を、当該半導体装置
    における物理的な位置情報と対応づけることを特徴とす
    る半導体装置不良解析システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、分類手段は、不良情
    報の発生位置について、それが孤立的に発生している
    か、複数の不良情報の発生位置が線状につらなっている
    か、複数の不良情報の発生位置が面状に集合しているか
    によって、分類することを特徴とする半導体装置不良解
    析システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、分類手段は、 複数の不良情報の発生位置が線状につらなっている場合
    については、2箇所の発生位置が隣接して横方向に一対
    並ぶ横ペアパターン、2箇所の発生位置が隣接して縦方
    向に一対並ぶ縦ペアパターン、2箇所より多い数の発生
    位置が横方向に延びる横ラインパターン、および、2箇
    所より多い数の発生位置が縦方向に延びているときには
    縦ラインパターンのうち、いずれかのパターンを持つ不
    良として定義して、それぞれ分類し、 複数の不良情報の発生位置が面状に集合している場合に
    ついては、それらが四辺形状に集合しているときには、
    ブロック状のパターンを持つ不良として定義して、分類
    することを特徴とする半導体装置不良解析システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、圧縮手段のパターン
    ごとに予め定めた圧縮基準は、孤立的に現れる不良情報
    については、当該発生位置の位置情報を、横ペアパター
    ンおよび縦ペアパターンを持つ不良情報については、そ
    れぞれの始点の位置情報を、横ラインパターンおよび縦
    ラインパターンについては、それぞれの始点の位置情報
    および長さ情報を、ブロック状のパターンを持つ不良情
    報については、その始点および終点の位置情報を、それ
    らのパターンを表す圧縮データとすることを特徴とする
    半導体装置不良解析システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、記憶手段は、孤立的
    に現れる不良情報、横ペアパターンを持つ不良情報、縦
    ペアパターンを持つ不良情報、横ラインパターンを持つ
    不良情報、縦ラインパターンを持つ不良情報、および、
    ブロック状のパターンを持つ不良情報について、それぞ
    れを区分けして記憶するものである半導体装置不良解析
    システム。
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