JPH08124483A - 画像形成装置、その製造装置、及び画像形成装置の製造方法 - Google Patents

画像形成装置、その製造装置、及び画像形成装置の製造方法

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JPH08124483A
JPH08124483A JP26226794A JP26226794A JPH08124483A JP H08124483 A JPH08124483 A JP H08124483A JP 26226794 A JP26226794 A JP 26226794A JP 26226794 A JP26226794 A JP 26226794A JP H08124483 A JPH08124483 A JP H08124483A
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JP
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magnet
image forming
electron
rear plate
forming apparatus
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JP26226794A
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Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
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Canon Inc
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子放出部と画像形成部材との位置合わせを
正確にできる画像形成装置の製造装置を提供する。 【構成】 フェースプレート12及びリアプレート13
の位置決め穴16a,16bに磁石リング15を取付
け、磁石リング15を基台10の磁石棒11に通す。前
記磁石リング15と磁石棒11の磁化方向は、互に反撥
する方向に磁化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子源を応用した表示
装置、記録装置等の画像形成装置、その製造方法及び、
その製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子として熱電子源と冷
陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には
電界放出型(以下FE型と略す)、金属/絶縁層/金属
型(以下MIM型と略す)や表面伝導型電子放出素子等
がある。FE型の例としてはW.P.Dyke&W.
W.Dolan、“Field emission”、
Advance in Electron Physi
cs、8 89(1956)あるいはC.A.Spin
dt、“Physical Propertiesof
thin−film field emisson
cathodeswith molybdenium”
J.Appl.Phys.,47 5248(197
6)等が知られている。
【0003】MIM型の例としてはC.A.Mead、
“The tunnel−emission ampl
ifier、J.Appl.Phys.,32 646
(1961)等が知られている。
【0004】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I.Elinson、Radio Eng.Ele
ctron Phys.,10(1965)等がある。
表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成された小面積
の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより、電子放
出が生ずる現象を利用するものである。この表面伝導型
電子放出素子としては、前記エリンソン等によるSnO
2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの[G.Dit
tmer:“Thin Solid Films”、9
317(1972)]、In23/SnO2 薄膜によ
るもの[M.Hartwell and C.G.Fo
nstad;”IEEE Trans.ED Con
f.”、519(1975)]、カーボン薄膜によるも
の[荒木久他:真空、第26巻、第1合、22頁(19
83)]等が報告されている。
【0005】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成として前述のM.ハートウェルの素子構成を
従来図18に示す。同図において181は基板である。
184は導電性薄膜で、スパッタで形成されたH型金属
酸化物薄膜等からなり、後述のつうでんフォーミングと
呼ばれる通電処理により電子放出部185が形成され
る。尚、図中の素子電極間隔Lは、0.5〜1mm、
W′は、0.1mmで設定されている。尚、電子放出部
185の位置及び形状については、不明であるので模式
図として表している。
【0006】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜184を予め
通電フォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放出
部185を形成するが一般的であった。即ち、通電フォ
ーミングとは前記導電性薄膜184の両端に直流電圧あ
るいは非常にゆっくりとした昇電圧例えば1V/分程度
を印加通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしく
は変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電子放出部
185を形成することである。尚、電子放出部185は
導電性薄膜184の一部に亀裂が発生しその亀裂付近か
ら電子放出が行われる。前記通電フォーミング処理をし
た。
【0007】表面伝導型電子放出素子は、上述導電性薄
膜184に電圧を印加し、素子に電流を流すことにより
上述電子放出部185より電子を放出せしめるものであ
る。上述の表面伝導型放出素子は構造が単純で製造も容
易であることから大面積にわたり多数の素子を配列形成
できる利点がある。そこでこの特徴を生かせるようない
ろいろな応用が研究されている。例えば、電荷ビーム
源、画像表示装置等の表示装置があげられる。
【0008】このような電子放出素子を表示パネルとし
て組み上げるには、電子放出部を搭載したリアプレート
と画像形成部材を搭載したフェースプレートを高精度に
位置合わせすることが要求され、その精度によっては文
字、画像等の色ずれの原因となる。
【0009】従来、電極基板間の高精度の位置決め方法
として、例えば特開昭58−214245に示されるよ
うな位置決めピン位置を位置決め穴に挿入して作製する
方法がとられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではその製造工程においてフェースプレート、リア
プレート及び支持枠等をフリットを用いて融着する際
に、各電極基板及び組立治具が高温度にさらされるため
以下に示すような問題が生じている。
【0011】温度上昇により、組立治具や各電極基板
は、熱膨張する。この際従来技術の位置決め用穴に位置
決めピンを挿入して各電極基板の相互位置決めを行う方
法では、 (1)位置決めピンと位置決め穴の加工精度を高精度に
行う必要がある。 (2)焼成固定時にピンと穴の焼き付きが生じ焼成治具
から部品を外せなくなる。 (3)不均一な熱膨張を起こす場合、各電極で熱膨張量
が異なると同時に穴の位置ずれが生じるため穴とピン間
のクリアランスをオーバーし電極基板の割れや変形が生
じる。 などの問題があり、これらの解決策としてクリアランス
を十分にとると、位置決め精度が向上しないため電子ビ
ームが画像形成部からずれて、画像形成装置の輝度が不
足したり色むらが生じる原因となっていた。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、前記従来例を応用したフェースプレートとリ
アプレートの位置決めにおいて、歩留まりよく電子放出
部と画像形成部材とを高精度に位置合わせすることので
きる画像形成装置の製造装置及び方法を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくとも2箇の位置決め孔を形成した基
台と、一端にフランジ部を形成してなり前記位置決め孔
に挿入された磁石棒と、前記磁石棒と所定のクリアラン
ス間隔を有してフェースプレート及びリアプレートの位
置決め穴に嵌合される磁石リングと、前記フェースプレ
ート及びリアプレートを基台側に押圧する加圧手段とを
有し、前記磁石棒と磁石リングとの磁化方向は磁石棒と
磁石リングとが嵌合状態において互に反撥する方向に形
成されてなることを特徴とする少なくともフェースプレ
ートと支持枠とバックプレートとを有する画像形成装置
の製造装置の製造装置を提案するものである。
【0014】また本発明は、少なくとも3箇の磁石棒
と、フランジ部を一端に形成した磁石リングであって前
記棒と所定のクリアランス間隔を有してフェースプレー
ト及びリアプレートのそれぞれの位置決め穴に嵌合され
ると共にフランジ部を互に外方に向けて前記各磁石棒に
挿通される少なくとも3対の磁石リングと、前記各磁石
棒の両端側に着脱自在に係止された少なくとも3対の円
筒磁石からなり、前記円筒磁石と磁石リングのフランジ
部との磁化方向及び前記磁石リングと磁石棒との磁化方
向がそれぞれ互に反撥する方向に形成されてなることを
特徴とする少なくともフェースプレートと支持枠とバッ
クプレートとを有する画像形成装置の製造装置である。
【0015】そして、上記の二つの発明は、磁石リング
の一部に切断箇所を有すること、クリアランス間隔は、
位置合わせ時に生じる温度変化の最大値と前記位置決め
穴の直径と前記磁石棒の直径と前記フェースプレート或
いはリアプレート材料固有の熱膨張係数から計算され、
少なくとも穴径の縮小量と磁石棒の伸び量を合わせた量
よりも大きなクリアランス間隔を有すること、前記磁性
体の反撥力は、フェースプレートとリアプレートにかけ
られる荷重と製造時の焼成による熱膨張から発生する基
台とフェースプレート或いはリアプレート間の摩擦力を
合わせた力よりも大きな力であることを含む。
【0016】また本発明は、上記製造装置を用いて作製
する画像形成装置において、前記フェースプレートに搭
載される電子放出素子が表面伝導型電子放出素子である
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】更に本発明は、電子放出素子を搭載したリ
アプレートと、該電子放出素子から放出される電子線の
照射により画像が形成される画像形成部材を搭載する該
リアプレートと対向配置されたフェースプレートと、該
フェースプレートと該リアプレートの間に配置された支
持枠とを有する画像形成装置の製造方法であって、リア
プレートと支持枠とバックプレートとを積層すると共に
これらの間にフリットガラスを介装して焼成する画像形
成装置の製造方法において、まずリアプレートとバック
プレートに少なくとも2箇の位置決め穴を形成すると共
に前記形成した位置決め穴に磁石リングを嵌合し、次い
で前記磁石リングと所定のクリアランス間隔を有する径
の磁性棒であって前記磁性リングと互に反撥する磁力方
向に磁化された磁性棒を前記磁性リングに挿入してリア
プレートとバックプレートの位置合せを行ない、その後
焼成することを特徴とする画像形成装置の製造方法の製
造方法である。
【0018】
【作用】上記の構成により高温度にさらされても、穴と
ピン間で生じる磁力によって所望のクリアランスを保持
できることからフェースプレートやリアプレート、ピン
への損傷がなくなり歩留まり良く高精度位置決めが可能
な画像形成装置を提供できる。
【0019】以下、本発明を実施態様により説明する。
【0020】本発明で用いる電子源のうち冷陰極電子源
としては、単純な構成であり、製法が容易な表面伝導型
電子放出素子が好適である。
【0021】本発明に用いることのできる表面伝導型電
子放出素子は基本的に平面型表面伝導型電子放出素子及
び垂直型表面伝導型電子放出素子の2種類があげられ
る。
【0022】図7は基本的な平面型表面伝導型電子放出
素子の構成を示す模式的平面図及び断面図である。
【0023】図7において71は基板、72、73は素
子電極、74は導電性薄膜、75は電子放出部である。
【0024】基板1としては、石英ガラス、Na等の不
純物含有量の少ないガラス、青板ガラス、SiO2 を表
面に形成したガラス基板及びアルミナ等のセラミック基
板が用いられる。
【0025】素子電極72、73の材料としては一般的
導電体が用いられ、例えばNi、Cr、Au、Mo、
W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属或はこれら
の合金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag等
の金属或は金属酸化物とガラス等から構成される印刷導
体、In2 3 −SnO2 等の透明導電体及びポリシリ
コン等の半導体材料等から適宜選択される。
【0026】素子電極間隔Lは好ましくは数百オングス
トロームより数百マイクロメートルである。また素子電
極間に印加する電圧は低い方が望ましく、再現良く作製
することが要求されるため好ましい素子電極間隔は数マ
イクロメートルより数十マイクロメートルである。
【0027】素子電極長さW及び導電性薄膜74の幅
W’は電極の抵抗値、電子放出特性から数マイクロメー
トルより数百マイクロメートルであり、また素子電極7
2、73の膜厚は、数百オングストロームより数マイク
ロメートルが好ましい。
【0028】尚、表面伝導型電子放出素子の構成は図7
の構成だけでなく、基板71上に導電性薄膜74、素子
電極72、73の電極を順に形成した垂直型表面伝導型
電子放出素子の構成にしてもよい。
【0029】導電性薄膜74は良好な電子放出特性を得
るために微粒子で構成された微粒子膜が特に好ましく、
その膜厚は素子電極72、73とのステップカバレー
ジ、素子電極72、73間の抵抗値及び後述する通電フ
ォーミング条件等によって、適宜設定されるが、好まし
くは数オングストロームから数千オングストロームで、
特に好ましくは10オングストロームより500オング
ストロームである。そのシート抵抗値は10の3乗乃至
10の7乗オーム/□である。
【0030】また導電性薄膜74を構成する材料は、P
d、Pt、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、C
r、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属、Pd
O、SnO2 、In2 3 、PbO、Sb2 3 等の酸
化物、HfB2 、ZrB2 、LaB6 、CeB6 、YB
4 、GdB4 等の硼化物、TiC、ZrC、HfC、T
aC、SiC、WC等の炭化物、TiN、ZrN、Hf
N等の窒化物、Si、Ge等の半導体、カーボン等があ
げられる。
【0031】尚、ここで述べる微粒子膜とは複数の微粒
子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒子が
個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣
接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜をさ
しており、微粒子の粒径は数オングストロームから数千
オングストロームであり、好ましくは10オングストロ
ームより200オングストロームである。
【0032】電子放出部75は導電性薄膜74の一部に
形成された高抵抗の亀裂であり、通電フォーミング等に
より形成される。また亀裂内には数オングストロームか
ら数百オングストロームの粒径の導電性微粒子を有する
こともある。この導電性微粒子は導電性薄膜74を構成
する物質の少なくとも一部の元素を含んでいる。
【0033】また電子放出部75及びその近傍の導電性
薄膜74は炭素あるいは炭素化合物を有することもあ
る。
【0034】図8は基本的な垂直型表面伝導型電子放出
素子の構成を示す模式的図面である。
【0035】図8において図7と同一の部材については
同一符号を付与してある。80は段差形成部である。
【0036】基板71、素子電極72と73、導電性薄
膜74、電子放出部75は前述した平面型表面伝導型電
子放出素子と同様の材料で構成することができる。段差
形成部80は絶縁性材料で構成され、段差形成部80の
膜厚が先に述べた平面型表面伝導型電子放出素子の素子
電極間隔Lに相当する。その間隔は数百オングストロー
ムより数十マイクロメートルである。またその間隔は段
差形成部の製法及び素子電極間に印加する電圧により制
御することができるが、好ましくは数百オングストロー
ムより数マイクロメートルである。
【0037】導電性薄膜74は素子電極72、73と段
差形成部80の作成後に形成するため、素子電極72、
73の上に積層される。尚、図8において電子放出部7
5は段差形成部80に直線状に形成されているように示
されているが、作成条件、通電フォーミング条件等に依
存し、形状、位置ともこれに限るものではない。
【0038】上述の表面伝導型電子放出素子の製造方法
としては様々な方法が考えられるが、その一例を図9に
示す。
【0039】以下、図7及び図9に基づいて電子源基板
の作製方法について説明する。尚、図9において図7と
同一の部材については同一の符号を付与してある。
【0040】1)基板71を洗剤、純水および有機溶剤
により十分に洗浄後、真空蒸着法、スパッタ法等により
素子電極材料を堆積する。その後、フォトリソグラフィ
ー技術により該基板上に素子電極72、73を形成する
(図9(a))。
【0041】2)素子電極72、73を設けた基板1
に、有機金属溶液を塗布して放置することにより有機金
属薄膜を形成する。ここでいう有機金属溶液とは前述の
導電性薄膜4を形成する金属を主元素とする有機金属化
合物の溶液である。その後、有機金属薄膜を加熱焼成処
理し、リフトオフ、エッチング等によりパターニング
し、導電性薄膜74を形成する(図9(b))。
【0042】尚、ここでは有機金属溶液の塗布法により
説明したが、これに限るものでなく真空蒸着法、スパッ
タ法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピング
法、スピンナー法等によって形成される場合もある。
【0043】3)続いて通電フォーミングと呼ばれる通
電処理を行う。通電フォーミングは素子電極72、73
間に不図示の電源より通電を行い、導電性薄膜74を局
所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構造を変化させ
た部位を形成させるものである。この局所的に構造変化
させた部位を電子放出部75とよぶ(図9(c))。通
電フォーミングの電圧波形の例を図10に示す。
【0044】電圧波形は特にパルス波形が好ましく、パ
ルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加する場合
(図10(a))とパルス波高値を増加させながら、電
圧パルスを印加する場合(図10b)とがある。まずパ
ルス波高値が一定電圧とした場合(図10(a))につ
いて説明する。
【0045】図10aにおけるT1及びT2は電圧波形
のパルス幅とパルス間隔であり、T1を1マイクロ秒〜
10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100ミリ秒と
し、三角波の波高値(通電フォーミング時のピーク電
圧)は表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選択
し、適当な真空度、例えば、10の−5乗torr程度
の真空雰囲気下で、数秒から数十分印加する。尚、素子
の電極間に印加する波形は三角波に限定することはな
く、矩形波など所望の波形を用いても良い。
【0046】図10bにおけるT1及びT2は、図10
(a)と同様であり、三角波の波高値(通電フォーミン
グ時のピーク電圧)は、例えば0.1Vステップ程度づ
つ増加させ、適当な真空雰囲気下で印加する。
【0047】尚、この場合の通電フォーミング処理はパ
ルス間隔T2中に、通電性薄膜4を局所的に破壊、変形
しない程度の電圧、例えば0.1V程度の電圧で、素子
電流を測定し、抵抗値を求め、例えば、1Mオーム以上
の抵抗を示した時に通電フォーミング終了とする。
【0048】4)次に通電フォーミングが終了した素子
に活性化工程と呼ぶ処理を施すことが望ましい。活性化
工程とは、例えば、10の−4乗〜10の−5乗tor
r程度の真空度で、通電フォーミング同様、パルス波高
値が一定の電圧パルスを繰り返し印加する処理のことで
あり、真空中に存在する有機物質に起因する炭素及び炭
素化合物を導電薄膜上に堆積させ素子電流If、放出電
流Ieを著しく変化させる処理である。活性化工程は素
子電流Ifと放出電流Ieを測定しながら、例えば、放
出電流Ieが飽和した時点で終了する。また印加する電
圧パルスは動作駆動電圧で行うことが好ましい。
【0049】なお、ここで炭素あるいは炭素化合物とは
グラファイト(単、多結晶双方を指す)非晶質カーボン
(非晶質カーボン及び結晶グラファイトとの混合物を指
す)であり、その膜厚は500オングストローム以下が
好ましく、より好ましくは300オングストローム以下
である。
【0050】5)こうして作成した電子放出素子を通電
フォーミング工程、活性化工程における真空度よりも高
い真空度の雰囲気下に置いて動作駆動させるのが良い。
また更に高い真空度の雰囲気下で、80℃〜150℃の
加熱後動作駆動させることが望ましい。
【0051】尚、通電フォーミング工程、活性化処理し
た真空度より高い真空度とは、例えば約10の−6乗以
上の真空度であり、より好ましくは超高真空系であり、
新たに炭素及び炭素化合物が導電薄膜上にほとんど堆積
しない真空度である。こうすることによって素子電流I
f、放出電流Ieを安定化させることが可能になる。
【0052】図11は、図7で示した構成を有する素子
の電子放出特性を測定するための測定評価装置の概略構
成図である。図11において、図7と同様の符号は、同
一のものを示す。111は、電子放出素子に素子電圧V
fを印加するための電源、110は素子電極2、3間の
導電性薄膜74を流れる素子電流Ifを測定するための
電流計、114は、素子の電子放出部より放出される放
出電流Ieを捕捉するためのアノード電極、113は、
アノード電極114に電圧を印加するための高圧電源、
112は。素子の電子放出部75より放出される放出電
流1eを測定するための電流計、115は、真空装置、
116は、排気ポンプである。
【0053】次に本発明の画像形成装置について述べ
る。
【0054】画像形成装置に用いられる電子源基板は複
数の表面伝導型電子放出素子を基板上に配列することに
より形成される。
【0055】表面伝導型電子放出素子の配列の方式には
表面伝導型電子放出素子を並列に配置し、個々の素子の
両端を配線で接続するはしご型配置(以下はしご型配置
電子源基板と呼ぶ)や、表面伝導型電子放出素子の一対
の素子電極にそれぞれX方向配線、Y方向配線を接続し
た単純マトリクス配置(以下マトリクス型配置電子源基
板と呼ぶ)があげられる。尚、はしご型配置電子源基板
を有する画像形成装置には電子放出素子からの電子の飛
翔を制御する電極である制御装置(グリッド電極)を必
要とする。
【0056】以下この原理に基づき構成した電子源の構
成について、図12を用いて説明する。121は電子源
基板、122はX方向配線、123はY方向配線、12
4は表面伝導型電子放出素子、125は結線である。
尚、表面伝導型電子放出素子124は前述した平面型あ
るいは垂直型どちらであってもよい。
【0057】同図において電子源基板121に用いる基
板は前述したガラス基板等であり、用途に応じて形状が
適宜設定される。
【0058】m本のX方向配線122は、Dx1、Dx
2、…Dxmからなり、Y方向配線123はDy1、D
y2、…Dynのn本の配線よりなる。
【0059】また多数の表面伝導型素子にほぼ均等な電
圧が供給される様に材料、膜厚、配線幅が適宜設定され
る。これらm本のX方向配線122とn本のY方向配線
123間は不図示の層間絶縁層により電気的に分離され
てマトリックス配線を構成する。(m,nは共に正の整
数)不図示の層間絶縁層はX方向配線122を形成した
基板121の全面或は一部に所望の領域に形成される。
X方向配線122とY方向配線123はそれぞれ不図示
の外部端子と接続されている。
【0060】更に表面伝導型放出素子124の素子電極
(不図示)がm本のX方向配線122とn本のY方向配
線123と結線125によって電気的に接続されてい
る。
【0061】また表面伝導型電子放出素子は基板あるい
は不図示の層間絶縁層上のどちらに形成してもよい。
【0062】また詳しくは後述するが前記X方向配線1
22にはX方向に配列する表面伝導型放出素子124の
X方向配線を入力信号に応じて走査するための走査信号
を印加するための不図示の走査信号発生手段と電気的に
接続されている。
【0063】一方、Y方向配線123にはY方向に配列
する表面伝導型放出素子124のY方向配線を入力信号
に応じて、変調するための変調信号を印加するための不
図示の変調信号発生手段と電気的に接続されている。
【0064】更に表面伝導型電子放出素子の各素子に印
加される駆動電圧は当該素子に印加される走査信号と変
調信号の差電圧として供給されるものである。
【0065】上記構成において、単純なマトリクス配線
だけで個別の素子を選択して独立に駆動可能になる。
【0066】つぎに以上のようにして作成したマトリク
ス型配置電子源基板を用いた画像形成装置について、図
13、図14及び図15を用いて説明する。図13は画
像形成装置の基本構成図であり、図14はフェースプレ
ートに形成される蛍光膜、図15はNTSC方式のテレ
ビ信号に応じて表示をするための駆動回路のブロック図
を示し、その駆動回路を含む画像形成装置を表す。
【0067】図13において121は電子放出素子を基
板上に作製した電子源基板、131は電子源基板121
を固定したリアプレート、136はガラス基板133の
内面に蛍光膜134とメタルバック135等が形成され
たフェースプレート、132は支持枠、131はリアプ
レートであり、これら部材によって外囲器138が構成
される。
【0068】図13において124は図7における電子
放出部75に相当する電子放出部である。122、12
3は表面伝導型電子放出素子の一対の素子電極と接続さ
れたX方向配線及びY方向配線である。
【0069】外囲器138は、上述の如くフェースプレ
ート136、支持枠132、リアプレート131で外囲
器138を構成したが、リアプレート131は主に電子
源基板121の強度を補強する目的で設けられるため、
電子源基板121自体で十分な強度を持つ場合は別体の
リアプレート131は不要であり、電子源基板121に
直接支持枠132を設け、フェースプレート136、支
持枠132、電子源基板121にて外囲器138を構成
しても良い。
【0070】図14は黒色導電材141で区分された蛍
光体142からなるフェースプレート136の蛍光膜1
34を示す。蛍光体142はモノクロームの場合は蛍光
体のもからなるが、カラーの蛍光膜の場合は蛍光体の配
列によりブラックストライプあるいはブラックマトリク
スなどと呼ばれる黒色導電材141と蛍光体142とで
構成される。ブラックストライプ、ブラックマトリクス
が設けられる目的はカラー表示の場合、必要となる三原
色蛍光体の各蛍光体142間の塗り分け部を黒くするこ
とで混色等を目立たなくすることと蛍光膜134におけ
る外光反射によるコントラストの低下を抑制することで
ある。ブラックストライプの材料としては、通常良く用
いられている黒鉛を主成分とする材料だけでなく、導電
性があり、光の透過及び反射が少ない材料であればこれ
に限るものではない。
【0071】ガラス基板133に蛍光体を塗布する方法
はモノクローム、カラーによらず沈澱法や印刷法が用い
られる。
【0072】また蛍光膜134(図13)の内面側には
通常メタルバック135(図13)が設けられる。メタ
ルバックの目的は蛍光体の発光のうち内面側への光をフ
ェースプレート136側へ鏡面反射することにより輝度
を向上させること、電子ビーム加速電圧を印加するため
の電極として作用すること、外囲器内で発生した負イオ
ンの衝突によるダメージからの蛍光体の保護等である。
メタルバックは蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面の平
滑化処理(通常フィルミングと呼ばれる)を行い、その
後Alを真空蒸着等で堆積することで作製できる。
【0073】フェースプレート136には、更に蛍光膜
134の導電性を高めるため蛍光膜134の外面側に透
明電極(不図示)を設けてもよい。
【0074】外囲器138は不図示の排気管を通じ、1
-7torr程度の真空度にされ、封止が行なわれる。
また外囲器138の封止後の真空度を維持するためにゲ
ッター処理を行なう場合もある。これは外囲器138の
封止を行う直前あるいは封止後に抵抗加熱あるいは高周
波加熱等の加熱法により、外囲器138内の所定の位置
(不図示)に配置されたゲッターを加熱し、蒸着膜を形
成する処理である。ゲッターは通常Ba等を主成分とす
るものであり、該蒸着膜の吸着作用により、例えば1×
10-5torr乃至は1×10-7torrの真空度を維
持するものである。尚、表面伝導型電子放出素子のフォ
ーミング以降の工程は適宜設定される。
【0075】次に、NTSC方式のテレビ信号に基づ
き、マトリクス型配置電子源基板を用いて構成した画像
形成装置でテレビジョン表示を行う為の駆動回路の概略
構成を図15のブロック図を用いて説明する。151は
表示パネルであり、また152は走査回路、153は制
御回路、154はシフトレジスタ、155はラインメモ
リ、156は同期信号分離回路、157は変調信号発生
器、VxおよびVaは直流電圧源である。
【0076】以下、各部の機能を説明するが、まず表示
パネル151は端子Dox1ないしDoxmおよび端子
Doy1ないしDoynおよび高圧端子Hvを介して外
部の電気回路と接続している。このうち端子Dox1な
いしDoxmには前記画像形成装置内に設けられている
電子源、すなわちM行N列の行列状にマトリクス配線さ
れた表面伝導型電子放出素子群を一行(N素子)ずつ順
次駆動してゆく為の走査信号が印加される。
【0077】一方、端子Doy1ないしDoynには前
記走査信号により選択された一行の表面伝導型電子放出
素子の各素子の出力電子ビームを制御する為の変調信号
が印加される。また高圧端子Hvには直流電圧源Vaよ
り、例えば10〔kV〕の直流電圧が供給されるが、こ
れは表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビーム
に蛍光体を励起するのに十分なエネルギーを付与する為
の加速電圧である。
【0078】次に走査回路152について説明する。同
回路は内部にM個のスイッチング素子を備えるもので
(図中、S1ないしSmで模式的に示している)各スイ
ッチング素子は直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0
〔V〕(グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表
示パネル151の端子Dox1ないしDoxmと電気的
に接続するものである。S1ないしSmの各スイッチン
グ素子は制御回路153が出力する制御信号Tscan
に基づいて動作するものだが、実際には例えばFETの
ようなスイッチング素子を組み合わせる事により構成す
る事が可能である。尚、前記直流電圧源Vxは前記表面
伝導型電子放出素子の特性(電子放出しきい値電圧)に
基づき走査されていない素子に印加される駆動電圧が電
子放出しきい値電圧以下となるような一定電圧を出力す
るよう設定されている。
【0079】また制御回路153は外部より入力する画
像信号に基づいて適切な表示が行われるように各部の動
作を整合させる働きをもつものである。次に説明する同
期信号分離回路156より送られる同期信号Tsync
に基づいて各部に対してTscan、TsftおよびT
mryの各制御信号を発生する。
【0080】同期信号分離回路156は外部から入力さ
れるNTSC方式のテルビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離する為の回路で周波数分離(フィルタ
ー)回路を用いれば構成できるものである。同期信号分
離回路156により分離された同期信号は良く知られる
ように垂直同期信号と水平同期信号より成るが、ここで
は説明の便宜上Tsync信号として図示した。一方、
前記テレビ信号から分離された画像の輝度信号成分を便
宜上DATA信号と表すが同信号はシフトレジスタ15
4に入力される。
【0081】シフトレジスタ154は時系列的にシリア
ルに入力される前記DATA信号を画像の1ライン毎に
シリアル/パラレル変換するためのもので前記制御回路
153より送られる制御信号Tsftに基づいて動作す
る。(すなわち制御信号Tsftは、シフトレジスタ1
54のシフトクロックに基づいて動作する。(すなわち
制御信号Tsftは、シフトレジスタ154のシフトク
ロックであると言い換えても良い。)シリアル/パラレ
ル変換された画像1ライン分(電子放出素子N素子分の
駆動データに相当する)のデータはId1乃至Idnの
N個の並列信号として前記シフトレジスタ154より出
力される。ラインメモリ155は画像1ライン分のデー
タを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であり、制
御回路153より送られる制御信号Tmryにしたがっ
て適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。記憶され
た内容はId1ないしIdnとして出力され変調信号発
生器157に入力される。
【0082】変調信号発生器157は前記画像データI
d1ないしIdnの各々に応じて表面伝導型電子放出素
子の各々を適切に駆動変調する為の信号源で、その出力
信号は端子Doy1ないしDoynを通じて表示パネル
151内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0083】本発明に係わる電子放出素子は放出電流I
eに対して以下の基本特性を有している。すなわち電子
放出には明確な閾値電圧Vthがあり、Vth以上の電
圧を印加された時のみ電子放出が生じる。
【0084】また電子放出閾値以上の電圧に対しては素
子への印加電圧の変化に応じて放出電流も変化してゆ
く。尚、電子放出素子の材料や構成、製造方法を変える
事により電子放出閾値電圧Vthの値や印加電圧に対す
る放出電流の変化の度合いが変わる場合もあるが、いず
れにしても以下のような事がいえる。
【0085】すなわち、本素子にパルス状の電圧を印加
する場合、例えば電子放出閾値以下の電圧を印加しても
電子放出は生じないが電子放出閾値以上の電圧を印加す
る場合には電子ビームが出力される。その際、第一には
パルスの波高値Vmを変化させる事により出力電子ビー
ムの強度を制御する事が可能である。第二には、パルス
の幅Pwを変化させる事により出力される電子ビームの
電荷の総量を制御する事が可能である。
【0086】したがって、入力信号に応じて電子放出素
子を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変
調方式等があげられ、電圧変調方式を実施するには変調
信号発生器157として一定の長さの電圧パルスを発生
するが入力されるデータに応じて適宜パルスの波高値を
変調するような電圧変調方式の回路を用いる。
【0087】またパルス幅変調方式を実施するには変調
信号発生器157として、一定の波高値の電圧パルスを
発生するが入力されるデータに応じて適宜電圧パルスの
幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いるも
のである。
【0088】以上に説明した一連の動作により本発明の
画像形成装置は表示パネル151を用いてテレビジョン
の表示を行なえる。尚、上記説明中特に記載しなかった
が、シフトレジスタ154やラインメモリ155はデジ
タル信号式のものでもアナログ信号式のものでも差し支
えなく、要は画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶
が所定の速度で行なわれればよい。
【0089】デジタル信号式を用いる場合には同期信号
分離回路156の出力信号DATAをデジタル信号化す
る必要があるが、これは同期信号分離回路156の出力
部にA/D変換器を備えれば可能である。また、これと
関連してラインメモリ155の出力信号がデジタル信号
かアナログ信号かにより、変調信号発生器157に用い
られる回路が若干異なったものとなる。
【0090】まずデジタル信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器157には、例
えばよく知られるD/A変換回路を用い、必要に応じて
増幅回路などを付け加えればよい。
【0091】またパルス幅変調方式の場合、変調信号発
生器157は、例えは高速の発振器および発振器の出力
する波数を計数する計数器(カウンタ)および計数器の
出力値と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパ
レータ)を組み合せた回路を用いることにより構成でき
る。必要に応じて比較器の出力するパルス幅変調された
変調信号を表面伝導型電子放出素子の駆動電圧にまで電
圧増幅するための増幅器を付け加えてもよい。
【0092】次にアナログ信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器157には、例
えばよく知られるオペアンプなどを用いた増幅回路を用
いればよく、必要に応じてレベルシフト回路などを付け
加えてもよい。またパルス幅変調方式の場合には例えば
よく知られた電圧制御型発振回路(VCO)を用いれば
よく、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電圧
まで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよい。
【0093】以上のように完成した画像形成装置におい
て、各電子放出素子には、容器外端子Dox1ないしD
oxm、Doy1ないしDoynを通じ、電圧を印加す
ることにより、電子放出させ、高圧端子Hvを通じ、メ
タルバック135、あるいは透明電極(不図示)に高圧
を印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜134に衝突さ
せ、励起・発光させることで画像を表示することができ
る。
【0094】以上述べた構成は、表示等に用いられる好
適な画像形成装置を作製する上で必要な概略構成であ
り、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述内容に限
られるものではなく、画像形成装置の用途に適するよう
適宜選択する。また、入力信号例として、NTSC方式
をあげたが、これに限るものでなく、PAL、SECA
M方式などの諸方式のものでもよく、また、これより
も、多数の走査線からなるTV信号(例えば、MUSE
方式をはじめとする高品位TV)方式でもよい。次に、
前述のはしご型配置電子源基板及びそれを用いた画像形
成装置について図16、図17により説明する。
【0095】図16において、160は電子源基板、1
61は電子放出素子、162のDxl〜Dx10は、前
記電子放出素子に接続する共通配線である。電子放出素
子161は、基板160上に、X方向に並列に複数個配
置される。(これを素子行と呼ぶ)。この素子行を複数
個基板上に配置し、はしご型電子源基板となる。各素子
行の共通配線間に適宜駆動電圧を印加することで、各素
子行を独立に駆動することが可能になる。すなわち、電
子ビームを放出させる素子行には、電子放出閾値以上の
電圧を、電子ビームを放出させない素子行には電子放出
閾値以下の電圧を印加すればよい。また各素子行間の共
通配線Dx2〜Dx9を、例えばDx2、Dx3を同一
配線とする様にしても良い。
【0096】図17ははしご型配置の電子源を備えた画
像形成装置の構造を示す斜視図である。170はグリッ
ド電極、171は電子が通過するため空孔、172は、
Dox1、Dox2、…、Doxmよりなる容器外端
子、173はグリッド電極170と接続されたG1、G
2、…、Gnからなる容器外端子、160は前述の様に
各素子行間の共通配線を同一配線とした電子源基板であ
る。尚、図13、図16と同一の符号は同一の部材を示
す。前述の単純マトリクス配置の画像形成装置(図1
3)との違いは、電子源基板160とフェースプレート
136の間にグリッド電極170を備えている事であ
る。
【0097】基板160とフェースプレート136の中
間には、グリッド電極170が設けられている。グリッ
ド電極170は、表面伝導型放出素子から放出された電
子ビームを変調することができるもので、はしご型配置
の素子行と直交して設けられたストライプ状の電極に電
子ビームを通過させるため、各素子に対応して1個ずつ
円形の空孔171が設けられている。グリッドの形状や
設置位置は必ずしも図17のようなものでなくともよ
く、開口としてメッシュ状に多数の通過口をもうけるこ
ともあり、また例えば表面伝導型放出素子の周囲や近傍
に設けてもよい。容器外端子172およびグリッド容器
外端子173は、不図示の制御回路と電気的に接続され
ている。
【0098】本画像形成装置では素子行を1列ずつ順次
駆動(走査)していくのと同期してグリッド電極列に画
像1ライン分の変調信号を同時に印加することにより、
各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像を1ライ
ンずつ表示することができる。
【0099】また本発明によればテレビジョン放送の表
示装置のみならずテレビ会議システム、コンピューター
等の表示装置に適した画像形成装置を提供することがで
きる。さらには感光性ドラム等で構成された光プリンタ
ーとしての画像形成装置としても用いることもできる。
【0100】また電子放出素子として表面伝導型電子放
出素子ばかりでなく、MIM型電子放出素子、電界放出
型電子放出素子等の冷陰極電子源にも適用可能である、
更には熱電子源による画像形成装置にも適用することが
できる。
【0101】図1は画像形成装置を製造する装置図、図
2は図1の装置が組みあがった状態でX方向からみた
図、図3は図2のA−A断面で切った断面図である。
【0102】図1において、10は鉄やステンレス、ガ
ラス等の材料で構成される組立焼成治具の基台、11は
サマリウムコバルト(Sm−Co)、ネオジ(Nd−F
e−B)等の材質を有する磁石棒、12は電子を受光す
る蛍光体(不図示)を有するガラス製のフェースプレー
ト、13は電子放出素子(不図示)を有するガラス製の
リアプレート、14はフェースプレート12とリアプレ
ート13間の距離を設定するガラス製の支持枠、15は
サマリウムコバルト(Sm−Co)、ネオジ(Nd−F
e−B)等の材質を有するすり割り入りの磁石リング、
16は磁石リング15を挿入する位置決め穴、17はフ
ェースプレート12、支持枠14、リアプレート13を
基台10に加圧する加圧手段としての鉄やステンレス等
でできたおもり、また、組立時にはフェースプレート1
2、支持枠14、リアプレート13を接合する不図示の
フリットガラスが接触部に塗布されている。
【0103】
【実施例】
(実施例1)以下に具体的な第一実施例について図1、
図2、図3を用いて説明する。
【0104】基台10には、フランジ部31をもつ磁石
棒11を挿入できる位置決め孔2が、リアプレート3の
位置決め穴16bとフェースプレート12の位置決め穴
16aに対応する位置に形成されている。これらの位置
決め穴16a,16bの大きさは、磁石棒11の直径よ
りも余裕を持たせている。少なくとも基台10の熱膨張
量よりは大きくとる。その位置決め穴16a,16bに
磁石棒11を挿入する。次にすり割り入の磁石リング1
5が位置決め穴16a,16bに挿入される。フェース
プレート12とリアプレート13を、支持枠14を挟ん
で基台10上に突き出ている磁石棒11に挿入し、おも
り17をフェースプレート12上におく。磁石リング1
5は、位置決め穴16a,16bに対してプラス公差の
寸法で加工しているので、挿入したあとしっかりと固定
されている。また磁石リング15のすり割り15aは、
焼成時の熱膨張変化によるリングの伸びを吸収するもの
である。磁石棒11は、円柱の外側すなわち内部から外
部へ磁場が向くようにする。磁石リング15は、外側か
ら内側へ磁場が向くようにする。例えば、磁石リング1
5の内壁をN極、磁石棒11の外壁をN極とすればよ
い。この構成で磁石棒11が磁力リング15に挿入され
たとき、リングの中心で磁石棒11が非接触支持され
る。磁場の向きをそれぞれ反対にしても同様の結果が得
られる。本実施例では、磁石リング15の内壁をN極、
磁石棒11の外壁をN極として実施し、磁石材料として
サマリウムコバルト(Sm−Co)を使用した。さら
に、熱膨張により図3中磁石棒11を支えるフランジ部
31端面と基台10が接する部分及びリアプレート13
と基台10間が摺動するため、摩擦係数を減少させるセ
ラミック粉を塗布(不図示)している。この他にも、例
えばセラミックボールを挟んだりすることも可能であ
り、種々の方法がとれる。実施例では、磁性体の力をフ
ェースプレートとリアプレートにかけられる荷重と製造
時の焼成による熱膨張から発生する基台とフェースプレ
ート或いはリアプレート間の摩擦力を合わせた力よりも
大きな力を有するように設定した。
【0105】この構成により磁石リング15と磁石棒1
1の間で、反撥磁力が生じ一定のクリアランス間隔をた
もった磁力による非接触状態が形成される。これが、熱
膨張による各種材料の伸縮量を吸収する部分となる。
【0106】磁石棒11と磁石リング15のクリアラン
ス間隔は、各種材料の熱膨張係数より計算されるところ
の磁石リング15、磁石棒11、フェースプレート12
とリアプレート13の伸び量から決定する。それは、磁
石リング15の内径の縮小量とピンの伸び量を合わせた
量よりも大きなクリアランス間隔であって、材料の大き
さにもよるが本実施例では1mm程度もたせた。
【0107】なお、支持枠と各プレートが接触する部分
にフリットガラスを塗布している。また不図示のフェー
スプレート12上の蛍光体及びリアプレート13上の電
子放出素子はフェースプレート12とリアプレート13
に形成される穴16a,16bを基準として位置合わせ
して形成する。従って、フェースプレート12とリアプ
レート13を磁石棒11に挿入すれば、磁石リング15
との間で反撥磁力が発生するため磁石リング15と磁石
棒11の中心位置が一致しフェースプレート12とリア
プレート13の相対位置合わせが自動的に完了する。
【0108】この状態で、組立装置全体を焼成炉へ入れ
てガラスフリットが溶融凝固する温度プロファイルを設
定して焼成した。焼成中、各部材や治具が熱膨張により
伸縮変化しても磁石棒11と磁石リング15間のクリア
ランス間隔で吸収できたため、位置決め穴16a,16
bでの材料の割れや欠けが生じることがなかった。焼成
温度は、約450度に設定した。
【0109】最後に図3中の磁石棒11をフランジ部3
1から紙面マイナスZ方向へ引き抜き、おもり17を外
して画像形成装置が完了する。この際の磁石棒の取り外
しは、極めて簡単にかつスムーズであった。
【0110】実施例に示したフェースプレート及びリア
プレートの上下関係に依存はなく上下反転させても同様
である。
【0111】上述の構成で、 (1)位置ずれのない画像形成装置を作製できたので、
画質の劣化がなく、良好な画像を得ることができた。
【0112】(2)加工精度が厳しくないことと、取り
外しが簡単になったことで安価でかつ量産性に優れる製
造装置が可能となった。 という長所をもつ製造装置を提示できた。 (実施例2)図4、図5、図6を用いて第二の実施例を
説明する。
【0113】本第二実施例では、面内方向と厚さ方向
(紙面Z)に磁力が働く構成である。構成は、3つの位
置決め穴40、45が形成されたフェースプレート12
及びリアプレート13間に支持枠14があって、位置決
め穴40、45へ磁性体であるすり割り入り断面凸型磁
石リング42、46を挿入する。
【0114】なお、47はすり割り部、48はフランジ
部である。次に磁石棒41を凸型磁石リング42、46
へ挿入し、最後に円筒磁石43、49をはめ込む。磁石
棒41の両端側の外周面には、円筒磁石を着脱自在に接
続して係止するための手段としてねじが形成されている
(不図示)。これから、図4、5、6のZ方向に調整と
固定が可能となる。
【0115】凸型磁石リング42、46は、位置決め穴
40、45に対してプラス公差の寸法で加工しているの
で挿入したあとしっかりと固定されている。またすり割
り部47は、実施例1と同様に焼成時の熱膨張変化によ
るリング42、46の伸びを吸収するものである。磁石
棒41は、その円柱状の側壁側すなわち内部から外部へ
磁場が向くようにし、凸型磁石リング42、46は外部
から内部へ向くようにする。また、円筒磁石43、49
には図6中の紙面Z軸方向に凸型磁石リング42、46
と反撥磁力が生じるように磁界を形成する(図6中61
空隙部分)。
【0116】この構成により凸型磁石リング42、46
と磁石棒41及び円筒磁石43、49の間で、反撥磁力
が生じ一定のクリアランスをたもった磁力による非接触
状態が形成される。これが、熱膨張による各種材料の伸
縮量を吸収する部分となる。磁石棒41と凸型磁石リン
グ42、46のクリアランス間隔は、各種材料の熱膨張
係数より計算されるところの凸型磁石リング42、4
6、磁石棒41、フェースプレート12とリアプレート
13の伸び量から決定する。それは、凸型磁石リング4
2、46の内径の縮小量とピンの伸び量を合わせた量よ
りも大きなクリアランスであって、材料の大きさにもよ
るが本実施例では1mm程度もたせた。なお、支持枠1
4と各プレート12、13が接触する部分にフリットガ
ラスを塗布している。また、不図示のフェースプレート
12上の蛍光体及びリアプレート13上の電子放出素子
はフェースプレート12とリアプレート13に形成され
る位置決め穴40、45を基準として位置合わせして形
成する。従って、フェースプレート12とリアプレート
13を磁石棒41に挿入すれば、磁石棒41と凸型磁石
リング42、46との間で反撥磁力が発生するため、凸
型磁石リング42、46と磁石棒41との中心位置が一
致しフェースプレート12とリアプレート13の相対位
置合わせが自動的に完了する。
【0117】この状態で、組立装置全体を焼成炉へ入れ
てガラスフリットが溶融凝固するような温度プロファイ
ルを設定して焼成する。焼成中、各部材や治具が熱膨張
により伸縮変化しても磁石棒41と凸型磁石リング4
2、46の間のクリアランス部で吸収できたため、フェ
ースプレート12及びリアプレート13上の位置決め穴
40、45の部分における材料の割れや欠けが生じるこ
とがなかった。焼成温度は、約450度に設定した。
【0118】最後に図6中の上下の円筒磁石43、49
と磁石棒41を凸型磁石リング42、46から紙面Z方
向へ引き抜き、最後に磁石リング42、46を外して画
像形成装置が完成する。この際の磁石棒その他の材料の
取り外しは、極めて簡単にかつスムーズであった。さら
に本構成においては、外部振動によっておもりがずれガ
ラスプレート表面が傷つくといったことがない。
【0119】実施例に示したフェースプレート及びリア
プレートの上下関係に依存はなく上下反転させても同様
である。
【0120】本第二実施例においても上述の構成で、 (1)位置ずれのない画像形成装置を作製できたこと
で、画質の劣化がなく、良好な画像を得ることができ
た。
【0121】(2)加工精度が厳しくないことと、取り
外しが簡単になったことで安価でかつ量産性に優れる製
造装置が可能となった。
【0122】(3)ガラス表面に傷つくことが解消さ
れ、信頼性の高い製品が製造できた。という長所をもつ
製造装置を提示できた。
【0123】
【発明の効果】本発明の製造装置では、簡単な構成で焼
成において位置決め精度の向上と安定作製が可能とな
り、位置ずれの少ない画像形成装置が得られ、安定な画
質を持つ装置を歩留まりよく提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す装置構成分解図であ
る。
【図2】本発明の第一実施例を示す装置構成図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の第二実施例の装置構成分解図である。
【図5】本発明の第二実施例の装置構成図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】本発明の実施に用いる基本的な表面伝導型電子
放出素子の構成を示す模式的平面図(a)及び断面図
(b)である。
【図8】本発明の実施に用いる基本的な垂直型表面伝導
型電子放出素子の構成を示す模式的側面図である。
【図9】本発明の実施に用いる表面伝導型電子放出素子
の製造方法の一例を示す工程図である。
【図10】(a),(b)はそれぞれ通電フォーミング
の電圧波形の一例を示すグラフである。
【図11】電子放出素子の電子放出特性を測定するため
の測定評価装置の概略構成図である。
【図12】単純マトリクス配置の電子源の構成を示す説
明図である。
【図13】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。
【図14】(a)及び(b)はそれぞれ蛍光膜の構成を
示す説明図である。
【図15】NTSC方式のテレビ信号に応じて表示を行
なうための駆動回路を組込んだ画像形成装置の一例を示
すブロック図である。
【図16】本発明に用いる梯子配置の電子源の構成の一
例を示す平面図である。
【図17】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成
斜視図である。
【図18】従来の表面伝導型電子放出素子の構成例を示
す説明図である。
【符号の説明】
2 位置決め穴 10 基台 11 磁石棒 12 フェースプレート 13 リアプレート 14 支持枠 15 磁石リング 16a,16b 位置決め穴 17 おもり 40,45 位置決め穴 41 磁石棒 42,46 凸型磁石リング 43,49 円筒磁石 47 すり割り部 48 フランジ部 71 基板 72,73 素子電極 74 導電性薄膜 75 電子放出部 80 段差形成部 110 電流計 111 電源 112 電流計 113 高圧電源 114 アノード電極 115 真空装置 116 排気ポンプ 121 電子源基板 122 X方向配線 123 Y方向配線 124 表面伝導型電子放出素子 125 結線 131 リアプレート 132 支持枠 133 ガラス基板 134 蛍光膜 135 メタルバック 136 フェースプレート 137 高圧端子 138 外囲器 141 黒色導電材 142 蛍光体 151 表示パネル 152 走査回路 153 制御回路 154 シフトレジスタ 155 ラインメモリ 156 同期信号分離回路 157 変調信号発生器 Vx,Va 直流電圧源 160 電子源基板 161 電子放出素子 162 共通配線 170 グリッド電極 171 電子が通過するための空孔 172 容器外端子 173 容器外端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2箇の位置決め孔を形成した
    基台と、一端にフランジ部を形成してなり前記位置決め
    孔に挿入された磁石棒と、前記磁石棒と所定のクリアラ
    ンス間隔を有してフェースプレート及びリアプレートの
    位置決め穴に嵌合される磁石リングと、前記フェースプ
    レート及びリアプレートを基台側に押圧する加圧手段と
    を有し、前記磁石棒と磁石リングとの磁化方向は磁石棒
    と磁石リングとが嵌合状態において互に反撥する方向に
    形成されてなることを特徴とする少なくともフェースプ
    レートと支持枠とバックプレートとを有する画像形成装
    置の製造装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも3箇の磁石棒と、フランジ部
    を一端に形成した磁石リングであって前記棒と所定のク
    リアランス間隔を有してフェースプレート及びリアプレ
    ートのそれぞれの位置決め穴に嵌合されると共にフラン
    ジ部を互に外方に向けて前記各磁石棒に挿通される少な
    くとも3対の磁石リングと、前記各磁石棒の両端側に着
    脱自在に係止された少なくとも3対の円筒磁石からな
    り、前記円筒磁石と磁石リングのフランジ部との磁化方
    向及び前記磁石リングと磁石棒との磁化方向がそれぞれ
    互に反撥する方向に形成されてなることを特徴とする少
    なくともフェースプレートと支持枠とバックプレートと
    を有する画像形成装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 磁石リングの一部に切断箇所を有する請
    求項1又は2に記載の画像形成装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 クリアランス間隔は、位置合わせ時に生
    じる温度変化の最大値と前記位置決め穴の直径と前記磁
    石棒の直径と前記フェースプレート或いはリアプレート
    材料固有の熱膨張係数から計算され、少なくとも穴径の
    縮小量と磁石棒の伸び量を合わせた量よりも大きなクリ
    アランス間隔を有する請求項1又は2に記載の画像形成
    装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記磁性体の反撥力は、フェースプレー
    トとリアプレートにかけられる荷重と製造時の焼成によ
    る熱膨張から発生する基台とフェースプレート或いはリ
    アプレート間の摩擦力を合わせた力よりも大きな力であ
    る請求項1又は2に記載の画像形成装置の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の製造
    装置を用いて作製する画像形成装置において、前記フェ
    ースプレートに搭載される電子放出素子が表面伝導型電
    子放出素子であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 電子放出素子を搭載したリアプレート
    と、該電子放出素子から放出される電子線の照射により
    画像が形成される画像形成部材を搭載する該リアプレー
    トと対向配置されたフェースプレートと、該フェースプ
    レートと該リアプレートの間に配置された支持枠とを有
    する画像形成装置の製造方法であって、リアプレートと
    支持枠とバックプレートとを積層すると共にこれらの間
    にフリットガラスを介装して焼成する画像形成装置の製
    造方法において、まずリアプレートとバックプレートに
    少なくとも2箇の位置決め穴を形成すると共に前記形成
    した位置決め穴に磁石リングを嵌合し、次いで前記磁石
    リングと所定のクリアランス間隔を有する径の磁性棒で
    あって前記磁性リングと互に反撥する磁力方向に磁化さ
    れた磁性棒を前記磁性リングに挿入してリアプレートと
    バックプレートの位置合せを行ない、その後焼成するこ
    とを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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