JPH0812378B2 - 製版用カメラ - Google Patents

製版用カメラ

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JPH0812378B2
JPH0812378B2 JP63276834A JP27683488A JPH0812378B2 JP H0812378 B2 JPH0812378 B2 JP H0812378B2 JP 63276834 A JP63276834 A JP 63276834A JP 27683488 A JP27683488 A JP 27683488A JP H0812378 B2 JPH0812378 B2 JP H0812378B2
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platen
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optical axis
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幸 山下
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株式会社平河工業社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、取り扱いが容易であり、コンパクトで占有
空間を少なくすることができる完全明室タイプの製版用
カメラに関するものであって、特に、頁数の多い原稿を
大きな感光材料に面付けしながら製版するのに適したカ
メラに関する。
(従来の技術) 多数頁の原稿を面付けする製版用カメラに関しては、
例えば米国特許第3,998,546号、同第3,837,742号、同第
3,920,333号の各明細書に記載されているように各種の
ものが知られている。しかし、上記各明細書記載のもの
は、原稿をセットする原稿台及び感光材料をセットする
プラテンが共に垂直に設置されて相対向しているため、
原稿及び感光材料をセットする場合に、これら原稿及び
感光材料を、垂直面をなす原稿台及びプラテンにセット
しなければならず、原稿及び感光材料の取り扱いが面倒
である。また、原稿台からプラテンに至る所定の光路長
を確保するには、原稿台とプラテンとの間隔をある程度
長い間隔にする必要があり、カメラ全体が長くなって占
有面積が大きくなるという不具合があった。
また、本出願人の出願である実願昭62-93665号の明細
書及び図面には、ミラーを用いて光路を曲げることによ
り、水平に配置された原稿台上の原稿の像を、垂直に配
置されたプラテン上の感光材料に写し込むことができる
製版用カメラについて記載されている。この製版用カメ
ラによれば、原稿台は水平に設置されるため、原稿の取
り扱いは容易である。また、光路がミラーによって曲げ
られるため、カメラ全体の長さを短くすることができる
という利点がある。
(発明が解決しようとする課題) 前記米国特許明細書及び本出願人が先に出願した明細
書及び図面記載の製版用カメラは、いずれも少なくとも
プラテンは垂直に設置されるため、感光材料がプラテン
面から落下しないように、信頼性の高い吸着装置等を駆
使しながら感光材料を取り扱う必要があり、感光材料の
取り扱いがややもすると面倒で不便である。また、カメ
ラ全体の長さにしても、かなり長いものになり、コンパ
クトにするための改良の余地もある。また、前記本出願
人の出願にかかる製版用カメラによれば、レンズと1個
のミラーを用いているため正像が得られ、ダイレクト刷
版の製作に適している。しかし、感光材料がネガ版の場
合は反転像が必要なため、その場合は前記米国特許明細
書に記載されているように、原稿と感光材料を垂直面に
対向配置すると共にその間に結像レンズを配置してなる
カメラを用いている。しかしながら、上記米国特許明細
書記載の如きカメラによれば、原稿の位置を確認する手
段がなく、原稿を位置合わせするのが困難である。換言
すれば、原稿の位置確認手段がないために、原稿と感光
材料とを垂直に対向配置して原稿の位置合わせを行い易
いようにしているともいうことができる。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、原稿台とプラテンを共に水平に設置す
ることを可能にして原稿及び感光材料の取り扱いを容易
にし、かつ、原稿台とプラテンとを近接位置に設置する
ことを可能にしてコンパクト化を可能にし、さらに、原
稿台上での各原稿の位置合わせを容易にした製版用カメ
ラを提供することを目的とする。
本発明はまた、使用するミラーのサイズをなるべく小
さくすることを可能にして、精度が高くしかも製造の容
易なミラーを用いることができるようにした製版用カメ
ラを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、水平に配置されていて原稿を載置すること
ができる原稿台と、感光材料を装着することができ水平
面内においてX、Y方向に移動可能に設けられることに
より多数頁分の原稿の画像を上記感光材料に撮影するこ
とができるプラテンと、原稿台の上方に配置されていて
原稿台からの光を側方に反射するミラーと、このミラー
による反射光路上に配置された結像レンズと、上記プラ
テンの上方において上記結像レンズ光軸上に進退可能に
設けられていて、上記レンズ光軸上に進出した状態で上
記レンズ光軸をプラテンの方に向かって曲げる可動ミラ
ーと、この可動ミラーが上記レンズ光軸から退避した状
態での上記レンズ光軸上でありかつ上記プラテンとの共
役位置に配置された指標板と、上記可動ミラーがレンズ
光軸から退避した状態で上記指標板を照明し、指標板の
象を原稿台に投影する指標板照明光源とを有することを
特徴とする。
原稿台の上方のミラーから結像レンズを通って可動ミ
ラーに至り、さらに指標板に至る光路は、原稿台の上方
のミラー側が上位になるように垂直方向に傾斜させても
よい。
(作用) 可動ミラーを結像レンズの光軸から退避させ指標板照
明光源を点灯することにより指標板の像を原稿台上に投
影し、この指標の像に原稿を合わせることによってやや
大きいフイルム片上に正しく原稿の位置合わせを行うこ
とができる。可動ミラーをレンズ光軸上に進出させるこ
とにより、原稿台上の原稿の像を、原稿台の上方のミラ
ーと結像レンズと可動ミラーとを通じてプラテン上の感
光材料上に結像させ、この感光材料に原稿の像を写し込
むことができる。原稿台からプラテンに至る光路は二つ
のミラーによって曲げられるため、原稿台とプラテンと
を近接させて配置することができる。
原稿台の上方のミラー側が可動ミラーに対して上位に
なるように光路を垂直方向に傾斜させれば、上記二つの
ミラーの水平方向の距離を短くしながら所定の光路長を
確保することが可能であり、原稿台とプラテンをさらに
近接させて配置することができる。これによってミラー
サイズを小さくするのに役立ち、平滑性がよく、解像力
の高いミラーを作りやすい。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明にかかる製版用カメ
ラの実施例について説明する。
第1図において、符号11は原稿台を示している。この
原稿台11はカメラハウジング52の外側面に水平に配置さ
れていて水平面上に原稿を載せることができる。また、
原稿がみだりに動かないように、空気による原稿吸引装
置で原稿を吸引するようにしてもよい。原稿台11の斜め
上方には原稿台11上の原稿を照明するための照明光源が
配置されるが、図示されていない。
原稿台11の上方には、原稿台11上の原稿からの反射を
水平方向に曲げるためのミラー14が45度の角度で配置さ
れている。ミラー14は保持体34によって保持され、保持
体34は水平方向の送りねじ36に捩じ込まれている。保持
体34は適宜のガイド手段により水平方向に移動可能に、
しかし、送りねじ36の周りには回転不能にガイドされて
いる。送りねじ36はステッピングモータ等により回転が
制御される。
原稿台11側からの光のミラー14による反射光路上には
結像レンズ16と可動ミラー18と指標板24がこの順に配置
されている。結像レンズ16は保持体38によって保持され
ている。保持体38は水平方向の送りねじ40に捩じ込まれ
ている。保持体38には光路を開閉するシャッタが取付け
られているものとする。保持体38は適宜のガイド手段に
より水平方向に移動可能に、しかし、送りねじ40の周り
には回転不能にガイドされている。送りねじ40はステッ
ピングモータ等により回転が制御される。
前記カメラハウジング52内にはプラテン20が水平に設
けられ、感光材料としての比較的大きなフイルム片を、
図示されない空気吸引装置により水平面内において所定
位置に位置決めすることができる。プラテン20はX,Y移
動装置46により一つの水平面内においてX,Y方向に移動
することができる。このようなX,Y方向の移動は、図示
されない送りねじがステッピングモータ等で回転駆動さ
れることにより行われる。プラテン20のフイルム保持面
の直前にはマスク板48が配置されている。マスク板48は
左右のマスク板と前後のマスク板からなり、これらのマ
スク板が独立して移動することによりX,Y方向の開口幅
を任意に設定することができる。プラテン20の近傍に
は、フイルム片をプラテン上に搬送する装置と、撮影済
みのフイルム片を現像機械に送りこむ装置が配置される
が、これらの装置は本発明に直接の関係はないから図示
されていない。
前記可動ミラー18は軸44を中心に回転可能に支持され
ており、第1図に実線で示すように結像レンズ16の光軸
に対し45度の角度で立ち上がって結像レンズ16の光軸を
下方に曲げる態位と、第1図に鎖線18Aで示すように下
方に回転して結像レンズ16の光路から退避する態位とを
とることができる。可動ミラー18が結像レンズ16の光軸
上に進出した態位ではこのレンズ16の光軸をプラテン20
の方に向かって直角に曲げる。可動ミラー18がレンズ16
の光軸から退避した状態でのレンズ16の光軸上には、指
標板24が垂直に配置されている。指標板24は、可動ミラ
ー18に関しプラテン20の面と共役の位置に配置されてい
る。指標板24にはX,Y方向に沿い互いに直交する中心線
が記されている。指標板24に対しては照明箱体30を被せ
ることができる。照明箱体30は適宜の軸を中心に回転さ
せることにより指標板24の部分を開閉することができ
る。照明箱体30内には指標板24を照明するための照明光
源が設けられている。
可動ミラー18が結像レンズ16の光路上に進出している
ときは、プラテン20に対する原稿台11上の原稿の結像光
学系が形成される。一方、可動ミラー18が結像レンズ16
の光路から退避した状態では、原稿側の照明光源を点灯
し、指標板24側の照明光源を消灯することにより指標板
24に対する原稿の結像光学系を形成することができ、ま
た、原稿側の照明光源を消灯し、指標板24側の照明光源
を点灯することにより原稿台11に対する指標板24の投影
光学系を形成することができる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
初めに、可動ミラー18を鎖線18Aで示すようにレンズ1
6の光軸から退避させた状態で原稿台11に1枚の原稿を
載せる。この状態で原稿側の照明光源を点灯すると原稿
の像がミラー14、結像レンズ16を経て指標板24に結像さ
れ、この結像状態を、照明箱体30を開放することにより
外部から観察することができる。指標板24には直交方向
の中心線が記されているから、この中心線の上に原稿上
のX,Y方向の中心マークが位置するように原稿を原稿台1
1上において移動させながら位置合わせする。
原稿の位置合わせがすんだら、指標板24に結像されて
いる原稿像の文字等の本文部分の外周に沿って目印とな
るテープ等を貼付る。このテープ等でなる目印はX方向
とY方向に少なくとも1個ずつあればよい。次に、位置
合わせされた最初の原稿の画像をプラテン20上に保持さ
れたフイルム片に撮影する。撮影に当たっては、まず結
像レンズ16の位置に設けられたシャッタを閉じ、可動ミ
ラー18をレンズ16の光軸上に進出させておき、上記シャ
ッタを所定の秒時だけ開いたあと閉じる。このときプラ
テン20はX,Y方向の所定の位置に位置決めされ、フイル
ム片上の所定の位置に原稿の画像が写し込まれる。
次の原稿を撮影するときは、原稿側の照明光源を消灯
し、可動ミラー18を結像レンズ16の光軸から退避させ、
照明箱体30を閉じて指標板24側の照明光源を点灯させて
指標24の像を、結像レンズ16、ミラー14を経て原稿台11
上に投影する。従って、原稿台11上には指標板24に記さ
れた直交方向の中心線と、指標板24に貼付た目印が投影
される。そこで次に、原稿台11上に次の原稿を置き、こ
の原稿の本文部分の外周が上記目印に沿うように原稿を
位置合わせする。なお、原稿台11に投影される直交方向
の中心線の上に原稿のX,Y方向の中心を示すマークを合
わせることによっても原稿の位置合わせを行うことがで
きるが、この場合、原稿に左右前後の合計4ヵ所で位置
合わせを行う必要がある。これに対し上記目印による位
置合わせは2ヵ所で行えば足りるので迅速な位置合わせ
を行うことができる。
こうして原稿の位置合わせが完了したら、前述の手順
によってプラテン上のフイルム片に原稿のに画像を撮影
する。以下、原稿台11に対し指標板24の画像を投影して
前述の手順で原稿の位置合わせを行い、次にこれをフイ
ルム片に撮影するというような操作を繰り返すことによ
り、他数枚分の原稿の像をフイルム片に撮影することが
できる。また、1枚分の原稿の撮影が完了するごとにプ
ラテン20をX,Y方向移動装置46により所定量ずつ移動さ
せることにより、1枚のフイルム上に多数枚の原稿の画
像が所定の順序で撮影される。
ミラー14は送りねじ36の回転駆動により水平方向に移
動可能であり、これにより原稿台11と結像レンズ16との
距離を変換して倍率を変換することができる。また、結
像レンズ16も同様に水平方向に移動可能であり、変倍に
伴うピントずれの調整、その他一般的なピント調整を行
うことができる。
上記実施例によれば、水平に配置された原稿台上の原
稿の像を二つのミラーを経てプラテン上のフイルム片に
結像させるようにしたため、プラテンも水平に配置され
ることになり、原稿台及びプラテンが垂直に配置される
従来の製版用カメラに比べて、原稿及び感光材料として
のフイルムの取り扱いが容易になるという利点がある。
また、原稿台からプラテンに至る光路が、二つのミラー
を用いることによって上方に迂回することになり、一定
の光路長を得るのにカメラ全体の前後左右方向の寸法を
小さくしてコンパクト化を図ることができるという利点
もある。さらに、ミラーを2個使うということは別の分
野では特に新しいものではないが、2個のミラーを用い
るため、ミラーを用いない場合と同様に原稿像を反転さ
せてフイルムに写し込みたいという要求に応えることも
できる。
また、上記実施例によれば、原稿台上に投影される指
標板の像を基準にしてこれに原稿を位置合わせすればよ
く、例えば、モニター部に行ってモニター部に投影され
た原稿象を見て原稿位置を確認した上で原稿台のところ
に行き原稿位置を修正するというような面倒な操作が不
要になるし、原稿に位置合わせ用の孔や切欠等を予め形
成する必要がないため、刷版製作工程が簡単になるとい
う効果もある。
なお、本発明の要旨には直接の関係はないが、上記実
施例によれば、各部のステッピングモータをコンピュー
タその他で制御することにより、プラテンへのフイルム
のセットから、フイルムの各エリアへの所定の順序での
原稿の写し込みを経て現像に至るまでの一連の作業を、
オペレーションサイドの一人の作業者の指示によってフ
ルオートマチックに、しかも明室内で行うことができ
る。その点、前記米国特許明細書記載の各カメラによれ
ば、ほとんどの作業が手作業であり、しかも、フイルム
の取り扱いは暗室内で行う必要があるため、作業が非能
率的であり、作業に熟練を要するという問題点がある。
次に、本発明にかかる製版用カメラの別の実施例につ
いて第2図ないし第4図を参照しながら説明する。
第2図ないし第4図において、原稿台111はその一部
をカメラハウジング152の上端部に埋め込んだ形で水平
に配置されていて水平面上に原稿を載せることができ
る。第4図に示すように、原稿台111の斜め上方には原
稿台111上の原稿を照明するための照明光源112が配置さ
れている。原稿台111の上方には、原稿台111上の原稿か
らの反射光を側方に曲げるミラー114が斜めに配置され
ている。ミラー114は保持体134によって保持され、保持
体134は送りねじ136に捩じ込まれている。保持体134は
適宜のガイド手段により送りねじ136の方向に移動可能
に、しかし、送りねじ136の周りには回転不能にガイド
されている。送りねじ136はステッピングモータ等によ
り回転が制御される。
原稿台111側からの光のミラー114による反射光路上に
は結像レンズ116と可動ミラー118と指標板124がこの順
に配置されている。結像レンズ116は保持体138によって
保持されている。保持体138は送りねじ140に捩じ込まれ
ている。保持体138には光路を開閉するシャッタが取付
けられているものとする。保持体138は適宜のガイド手
段により送りねじ140方向に移動可能に、しかし、送り
ねじ140の周りには回転不能にガイドされている。送り
ねじ140はステッピングモータ等により回転が制御され
る。
前記カメラハウジング152内にプラテン120が水平に設
けられている。プラテン120はX,Y移動装置146により一
つの水平面内においてX,Y方向に移動することができ
る。このようなX,Y方向の移動は、図示されない送りね
じがステッピングモータ等で回転駆動されることにより
行われる。プラテン120の前にはマスク板が配置され、
また、プラテン120の近傍には、ロールフイルムを自動
的に切断してなるフイルム片をプラテン上に搬送する装
置と、撮影済みのフイルムFを現像機に送りこむ装置が
配置されるが、これらの装置は本発明に直接の関係はな
いから図示されていない。
前記可動ミラー118は所定の軸を中心に回転可能に支
持されており、第2図に実線で示すように結像レンズ11
6の光軸上に進出して結像レンズ116の光軸を下方に曲げ
る態位と、第2図に鎖線118Aで示すように下方に回転し
て結像レンズ116の光路から退避する態位とをとること
ができる。可動ミラー118が結像レンズ116の光軸上に進
出した態位ではこのレンズ116の光軸をプラテン120の方
に向かって曲げる。可動ミラー118がレンズ116の光軸か
ら退避した状態でのレンズ116の光軸上には、指標板124
が配置されている。指標板124は、可動ミラー118に関し
プラテン120の面と共役の位置に配置されている。指標
板124には第3図に示すようにX,Y方向に沿って互いに直
交する中心線132が記されている。指標板124に対しては
照明箱体130を被せることができる。照明箱体130は適宜
の軸を中心に回転させることにより指標板124の部分を
開閉することができる。照明箱体130内には指標板124を
照明するための照明光源128及びこの光源128からの照明
光を指標板124に向かって反射するためのミラー126が設
けられている。
ここまでの構成で前記第1図の実施例と異なる点は、
原稿台111上のミラー114がプラテン120側のミラー118よ
りも上位になるように、送りねじ136,140が水平線に対
して角度θだけ垂直方向に傾斜していることである。そ
して、結像レンズ116の光軸も送りねじ136,140と平行に
なるように角度θだけ傾いている。ミラー114と可動ミ
ラー118の傾き角度は、原稿台111からミラー114までの
光軸中心線及びプラテン120からミラー118までの光軸中
心線が共に垂直となるような角度に設定されている。
可動ミラー118が結像レンズ116の光軸上に進出してい
るときは、プラテン120に対する原稿台111上の原稿の結
像光学系が形成される。一方、可動ミラー118が結像レ
ンズ116の光路から退避した状態では、原稿側の照明光
源を点灯し、指標板124側の照明光源を消灯することに
より指標板124に対する原稿の結像光学系を形成するこ
とができ、また、原稿側の照明光源を消灯し、指標板12
4側の照明光源を点灯することにより原稿台111に対する
指標板124の投影光学系を形成することができる。
第3図に示すように、プラテン120は、感光材料とし
てのフイルムFをフイルムカートリッジ156から受け取
り、また、撮影済みのフイルムFを現像装置182に送り
出すために、ハウジング152内において実線で示すよう
な略中央位置から鎖線120Aで示すようなハウジング152
の隅の方まで水平に移動することができる。また、プラ
テン120はフイルムF上の所定の位置に順次原稿の像を
撮影することができるように、ハウジング152内でX,Y方
向に移動することができる。プラテン120がハウジング1
52の隅の方まで移動したとき、プラテン120が原稿台111
の一部の下方にまで至るように、原稿台111とプラテン1
20とが近接して配置されている。このような配置が可能
となったのは、ミラー114側が可動ミラー118側よりも上
位になるように光路を垂直方向に傾けて、ミラー114,11
8間の平面的な距離に対する実際の光路長を長くするこ
とができるようにしたことと、ミラー114を上位に配置
することによって原稿台111とミラー114との間の光路長
を確保し易くし、もって、原稿台111を上位に配置し、
プラテン120のを下位に配置することを可能にした結果
である。
第2図ないし第4図の実施例の動作は前記第1図の実
施例の場合と同じであるから、動作の説明は省略する。
このように、第2図ないし第4図の実施例によれば、
原稿台の上方のミラーが上位に位置するように光路を垂
直方向に傾斜させた結果、原稿台とプラテンとをこれら
の一部が上下に重なる程度にさらに近接させても所定の
光路長を確保することができ、もって、よりコンパクト
化を図つた製版用カメラを提供することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、水平に配置された原稿台上の原稿の
像を二つのミラーを経てプラテン上の感光材料に結像さ
せるようにしたため、プラテンも水平に配置されること
になり、原稿台及びプラテンが垂直に配置される従来の
製版用カメラに比べて、原稿及び感光材料の取り扱いが
容易になるという利点がある。また、原稿台からプラテ
ンに至る光路が、二つのミラーを用いることによって上
方に迂回することになり、一定の光路長を得るのにカメ
ラ全体の前後左右方向の寸法を小さくしてコンパクト化
を図ることができるという利点もある。さらに、二つの
ミラーを用いるため、ミラーを用いない場合と同様に原
稿像を反転させて感光材料に写し込みたいという要求に
応えることもできる。また、多頁面付け可能な製版用カ
メラは一般に大型のカメラであり、原稿台とプラテン指
標板とが遠く離れているため、原稿位置を合わせるの
に、従来は、例えば、モニター部に投影された原稿象を
見ながら原稿位置を修正するというような面倒な操作が
必要であったが、本発明によれば原稿台上に投影される
指標板の象を基準にしてこれに原稿の位置を合わせれば
よいため、原稿位置合わせを原稿台上で簡単に行うこと
ができ、刷版製作工程が簡単になるという効果もある。
さらに、原稿台の上方のミラーが上位に位置するよう
に光路を垂直方向に傾斜させれば、原稿台とその上方の
ミラーとの距離を大きくとってこのミラーを結像レンズ
の近くに配置することができることになる。このミラー
位置では光路が狭められているため、上記ミラーのサイ
ズを小さくすることができ、もって、ミラーが製造しや
すく、かつ精度の高いミラーを得ることができる。ま
た、原稿台とプラテンとをこれらの一部が上下に重なる
程度にさらに近接させても所定の光路長を確保すること
ができ、もって、よりコンパクト化を図った製版用カメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる製版用カメラの一実施例を示す
側面図、第2図は本発明にかかる製版用カメラの別の実
施例を示す側面図、第3図は同上正面図、第4図は同上
平面図である。 11,111……原稿台、14,114……ミラー、16,116……結像
レンズ、18,118……可動ミラー、20,120……プラテン、
24,124……指標板、F……感光材料。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に配置されていて原稿を載置すること
    ができる原稿台と、 感光材料を装着することができ水平面内においてX、Y
    方向に移動可能に設けられることにより多数頁分の原稿
    の画像を上記感光材料に撮影することができるプラテン
    と、 原稿台の上方に配置されていて原稿台からの光を側方に
    反射するミラーと、 このミラーによる反射光路上に配置された結像レンズ
    と、 上記プラテンの上方において上記結像レンズ光軸上に進
    退可能に設けられていて、上記レンズ光軸上に進出した
    状態で上記レンズ光軸をプラテンの方に向かって曲げる
    可動ミラーと、 この可動ミラーが上記レンズ光軸から退避した状態での
    上記レンズ光軸上でありかつ上記プラテンとの共役位置
    に配置された指標板と、 上記可動ミラーがレンズ光軸から退避した状態で上記指
    標板を照明し、指標板の象を原稿台に投影する指標板照
    明光源とを有してなる製版用カメラ。
  2. 【請求項2】原稿台の上方のミラーから結像レンズを通
    って可動ミラーに至りさらに指標板に至る光路は、原稿
    台の上方のミラー側が上位になるように垂直方向に傾斜
    してなる請求項1記載の製版用カメラ。
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