JPH08122532A - 照明器 - Google Patents

照明器

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JPH08122532A
JPH08122532A JP26542494A JP26542494A JPH08122532A JP H08122532 A JPH08122532 A JP H08122532A JP 26542494 A JP26542494 A JP 26542494A JP 26542494 A JP26542494 A JP 26542494A JP H08122532 A JPH08122532 A JP H08122532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
visual field
glass plate
light
subject
Prior art date
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Pending
Application number
JP26542494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawahara
洋 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ono Sokki Co Ltd filed Critical Ono Sokki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガラス板等の反射体上に微小ガラス球等の反射
体が配置されたような場合であっても、それらの反射体
どうしを識別することのできる照明を行う照明器を提供
する。 【構成】リング光源70が、投光端721a,722
a,……が円環状に並んだ光ファイバ721,772,
……と、円環状ミラー75と、背面ミラー76を備え、
視野領域Dを円環状に照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば顕微鏡等に取り
付けられて被検体を照明する照明器に関し、特に、例え
ばガラス板上の微小ガラス球を観察する場合等、背景を
含めた被検体全体がほぼ一様に光を反射してしまい被検
体の構造を捉えにくい場合等に好適な照明器に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、2枚のガラス板で例えば
10〜20μm厚の液晶を挟んだ構造を有しているが、
液晶の各部分の厚みがかなりの高精度で一定である必要
があり、以下のようにして製造される。図3は、ガラス
板状にガラス球を散布した状態を示した模式図、図4
は、2枚のガラス板でガラス球を挟んだ状態を示した模
式拡大図である。
【0003】図3に示すように、ガラス板10上に、直
径が例えば10〜20μmの微小ガラス球を散布し、図
2に示すように、ガラス球20が散布された上にもう一
枚のガラス板30を配置し、2枚のガラス板10,30
の隙間に液晶を流し込む。こうすることにより、2枚の
ガラス板10,30の間に厚さの均一な液晶層が形成さ
れる。ガラス球20は完成した液晶パネルを観察して
も、目視上はほとんど目立たない。
【0004】以上のような液晶パネルの製造工程におい
て、ガラス板10の上にガラス球20を散布したとき、
ガラス球20がガラス板10上に規定数散布されている
かどうか検査を行っており、この検査は、ガラス板10
の、例えば1mm×1mmの領域内に散布されたガラス
球20の数を数えることにより行われている。このガラ
ス球20の数を数えるにあたっては、ガラス球20が散
布されたガラス板10上が照明され、その反射光を顕微
鏡で観察し、目視で、あるいは画像処理により、そのガ
ラス板10上の1mm×1mmの視野内のガラス球20
の数が数えられる。
【0005】図5は、従来の照明器の概念図、図6はそ
の説明図である。対物レンズ40の周囲にリング状の照
明器50が配置され、ガラス板10上の、対物レンズ4
0の視野領域Dが、均一な光量で照明される。このと
き、図6に示すように、ガラス板10もガラス球20も
照明光を同様に反射するが、対物レンズ40の焦点を、
図4に示す、ガラス球20上の位置fに調整すると、顕
微鏡を除いた観察者の目で受光される光量、あるいは、
これと等価な位置に配置された撮像センサで受光される
光量は、ガラス球20の方が強く、背景ガラス板10と
識別され、ガラス球20の数を数えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、2枚のガラス板
10,30に挟まれた液晶の厚さを、例えば1.4〜
3.0μmに薄くすることが行われてきている。これ
は、液晶の厚さが薄いと、それだけ、その液晶パネルを
斜めから観察してもその液晶パネル上の表示を視認する
ことができ、視野角の広い液晶パネルとすることができ
るからである。
【0007】その場合、ガラス球20として1.4〜
3.0μmの直径のものを用いることになるが、このよ
うな微小なガラス球の場合、図6を参照して説明した、
対物レンズ40の焦点位置fがガラス板10に極めて近
づき、ガラス板10からの反射光の受光光量とガラス球
20からの反射光の受光光量がほとんど区別できない程
度に近づき、視野全体が一様に明るくなってしまい、ガ
ラス球20を視認できず、ガラス球20の数を数えるこ
とができないという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、ガラス板等の
反射体上に微小ガラス球等の反射体が配置されたような
場合であっても、それらの反射体どうしを識別すること
のできる照明を行う照明器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の照明器は、被検体上の所定の視野領域を覗く対物レ
ンズの光軸を取り巻いて該対物レンズの視野外に配置さ
れる、前記被検体上の、前記視野領域の周囲を円環状に
照明するリング光源体を備えたことを特徴とする。
【0010】ここで本発明の照明器において、上記リン
グ光源体が、多数本の光ファイバの投光端が円環状に配
列された光ファイバ束と、上記投光端から射出され被検
体上の視野領域に進む光を反射する円環状ミラーと、前
記投光端から射出され被検体から離れる方向に進む光
を、該光が被検体上の視野領域の周囲の円環状の領域に
向かうように反射する背面ミラーとを備えたものである
ことが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の照明器は、視野領域の周囲を円環状に
照明するものであるため、例えば上述したガラス板の上
にガラス球が散布されているような場合、円環状の照射
領域内のガラス球で散乱した光が横方向から視野領域に
入射し、視野領域内のガラス球で散乱して対物レンズに
入射することとなり、対物レンズの焦点がガラス板上な
いしその極く近傍にあってもガラス板とガラス球とを明
瞭に識別することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の照明器の一実施例の内部構造を示す断面
図である。ガラス板10上のガラス球20の数を数える
測定器100のレンズ鏡胴110の周囲に、照明器のリ
ング光源70が固定されている。このリング光源70の
ハウジング71には、そのハウジング71に光ファイバ
束72を導く光ファイバ接続箱73が固定されており、
光ファイバ束72を構成する多数本の光ファイバ(図1
には2本の光ファイバ721,722のみ図示されてい
る)は、光ファイバ接続箱73を経由してリング光源7
0のハウジング71内に導かれ、孔74を経由して、光
ファイバ721,722……の投光端721a,722
a,……が孔74の出口に円環状に並ぶように固定され
ている。
【0013】またレンズ鏡胴110内の対物レンズ(図
示せず)の真下には、円環状のミラー75が配置されて
おり、対物レンズは、その円環状ミラー75の円環の中
からガラス板10上の視野領域Dを覗む。また、リング
光源70のハウジング71の、光ファイバ721,72
2,…の投光端721a,722a,…の周囲には、所
定の曲率を持った鏡面(背面ミラー)76が形成されて
いる。
【0014】光ファイバ束72の、図示しない入射端面
側から光ファイバ束72を構成する各光ファイバ72
1,722……内に光が入射され、円環状に配置された
投光端721a,722a,……から射出した光は、ガ
ラス板10に向かう。ガラス板10上の視野領域Dに向
かう光は円環状ミラー75で反射され、さらに背面ミラ
ー76で反射され、その結果、ガラス板10上では、視
野領域Dの周囲が円環状に照明される。
【0015】この円環状に照射された光の一部は、その
円環状領域内のガラス球20で散乱されて横方向から視
野領域D内に入り、視野領域D内のガラス球20で再び
散乱されて対物レンズに入射する。かくして、測定器1
00では、暗視野内にガラス球20が明るく浮かび上が
った画像が得られ、ガラス球20と背景のガラス板10
とが明瞭に識別され、ガラス球20の数の計数が容易と
なる。
【0016】図2は、本発明の照明器の他の実施例を示
す図である。この図に示すリング光源70Aは、そのリ
ング光源70Aから射出され視野領域Dに向かう光がレ
ンズ鏡胴110で反射される位置に取り付けられてお
り、その結果、ガラス板10上において図示のような円
環状の照明を実現している。このように、本発明におい
ては、円環状の照明を実現する方式は特定の方式に限定
されるものではない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の照明器に
よれば、例えばガラス板上に極端に小さいガラス球が散
布されたような被検体であても、その被検体上の構造を
浮かび上がらせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器の一実施例の内部構造を示す断
面図である。
【図2】本発明の照明器の他の実施例を示す図である。
【図3】ガラス板上にガラス球を散布した状態を示した
模式図である。
【図4】2枚のガラス板でガラス球を挟んだ状態を示し
た模式拡大図である。
【図5】従来の照明器の概念図である。
【図6】従来の照明器による照明の説明図である。
【符号の説明】
10 ガラス板 20 ガラス球 30 ガラス板 70,70A リング光源 71 ハウジング 721,722 光ファイバ 721a,722a 投光端 75 円環状ミラー 76 背面ミラー 100 測定器 110 レンズ鏡胴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体上の所定の視野領域を覗く対物レ
    ンズの光軸を取り巻いて該対物レンズの視野外に配置さ
    れる、前記被検体上の、前記視野領域の周囲を円環状に
    照明するリング光源体を備えたことを特徴とする照明
    器。
  2. 【請求項2】 前記リング光源体が、 多数本の光ファイバの投光端が円環状に配列された光フ
    ァイバ束と、 前記投光端から射出され前記被検体上の前記視野領域に
    進む光を反射する円環状ミラーと、 前記投光端から射出され前記被検体から離れる方向に進
    む光を、該光が前記被検体上の前記視野領域の周囲の円
    環状の領域に向かうように反射する背面ミラーとを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の照明器。
JP26542494A 1994-10-28 1994-10-28 照明器 Pending JPH08122532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26542494A JPH08122532A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 照明器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26542494A JPH08122532A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 照明器

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Publication Number Publication Date
JPH08122532A true JPH08122532A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17416971

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26542494A Pending JPH08122532A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 照明器

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JP (1) JPH08122532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107688231A (zh) * 2016-08-03 2018-02-13 吕洋 一种用于观察胚胎组织的显微镜

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323