JPH08122353A - 流速測定方法 - Google Patents

流速測定方法

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JPH08122353A
JPH08122353A JP6255763A JP25576394A JPH08122353A JP H08122353 A JPH08122353 A JP H08122353A JP 6255763 A JP6255763 A JP 6255763A JP 25576394 A JP25576394 A JP 25576394A JP H08122353 A JPH08122353 A JP H08122353A
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JP
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flow velocity
mold
fluid
ultrasonic
molten steel
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JP6255763A
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Inventor
Ryuichi Okuno
隆一 奥野
Kaneyuki Oota
金幸 太田
Akio Nagamune
章生 長棟
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド鋳型内部の溶鋼流速又はノズル噴出
口近傍の溶鋼流速が安定に測定できる流速測定方法。 【構成】 流体の流れと順方向及び逆方向にそれぞれ超
音波を送受信し、前記順方向における超音波伝達時間と
逆方向における超音波伝達時間との差から前記流体の流
速を測定する方法において、直方体形状の鋳型2のほぼ
中心に位置するノズル3から前記鋳型2の長辺面に平行
に流体を噴出させ、前記流体噴出の領域にある鋳型の長
辺方向の両端部に、それぞれくさび9a,9bを介して
送信及び受信用振動子8a,8bを装着し、前記くさび
9a,9b及び振動子8a,8bを冷却液7により冷却
することにより、高温流体の流速測定を可能とする測定
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて高温流
体の流速を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は連続鋳造を説明するための図で
ある。連続鋳造ラインにおいては、図10に示すように
溶鋼4は上部に位置するタンディッシュ1よりノズル3
を通して銅製のモールド鋳型2中に注ぎ込まれ鋳造され
る。鋳型中に注ぎ込まれた溶鋼は、鋳型側面に当たり上
昇流57と下降流58に分かれる。上昇流は表面で流れ
59a,59bを作るが、ここで表面の溶鋼流動の左右
のバランスが崩れると、図10の61に示すように渦が
発生し溶鋼表面上に浮いたパウダ6を巻き込んでしま
う。また、溶鋼流動が過大になると、図10の60に示
すように溶鋼表面のパウダ6を削り込んでしまう。いず
れにせよ、鋳片中に介在物が捕捉されることとなり、製
品の欠陥発生の原因となる。この理由から鋳型内の溶鋼
流動を安定化させることは極めて重要なことであり、鋳
型中の溶鋼流速を連続的に測定することが強く求められ
ている。
【0003】従来の溶鋼の流速を求める方法は、一般に
測定領域が溶鋼表面に限られていた。例えば、特開平5
−60774号公報に記載されているように接触式の計
測であったり、磁気を用いて非接触で流速を計測する方
法が知られている。図11は従来の接触式による高温流
体金属の流速測定方法を説明するための図である。従来
の接触式の溶鋼流速の測定方法は、図11に示すように
ファインセラミック製の棒62を溶鋼64に浸漬して、
その棒が溶鋼変動により受ける圧力Fを、受圧センサ6
3により検出して、流速を測定するものである。しか
し、この方法では、高温の溶鋼にセラミックス製棒を浸
漬させるため、長時間の連続測定が不可能であった。
【0004】図12は磁場の速度効果を説明するための
図である。また従来の磁気を用いての計測方法は、図1
2に示すように均等な磁場中で導体65が速度vで動く
と、その導体中にE=v×Bなる速度起電力が生じ、こ
の速度起電力により、導体中に渦電流Jvが誘起され、
導体上に誘導磁場Bvが発生して、元の磁場は導体の速
度方向に引きずられるようにBからB′へと歪むとい
う、磁場が導体の運動により歪む効果を利用したもので
あり、この歪みの程度は導体の速度vに対応して変化す
るので、歪み量を測ることにより対象導体の速度vを計
測するものである。このような磁気を用いて非接触で速
度を計測する従来の装置としては、特開平2−3117
66号公報に開示されたものがある。
【0005】図13に従来の磁気を用いた非接触式高温
流体金属の流速測定方法を説明するための図である。上
記特許公報においては、図13の(a)に示すように、
溶鋼68の流れと平行に1次コイル69に交流電流を印
加して溶鋼面と平行な交流磁場67を溶鋼表面に印加
し、その水平方向両側に2つの2次コイル70a,70
bを配置したものである。そして、2次コイル70a,
70bにより対象面と平行な磁場を検出するようなって
いる。
【0006】この2次コイル70a,70bによる検出
動作は、まず、導体が静止しているときには図13の
(a)に示すように、磁場は1次コイル69を挟んで対
称となり、2つの2次コイル70a,70bの起電力に
差はなく出力は0となる。また、導体が動いている場合
には、図13の(b)に示すように、速度効果により磁
場は導体の移動方向に歪み、励磁コイルを挟んで対称で
なくなるため、2つの2次コイル70a,70bに生じ
る起電力に差が生じ、磁場の歪み量、即ち速度に対応し
た信号が2つの2次コイルの出力電圧の差として得られ
る。このような磁気を用いた速度測定方法は、非接触で
速度を計測できるため、溶鋼のような高温の液体金属に
対して長時間連続的に流速を計測できる。
【0007】図14は従来の超音波による流体の流速測
定方法を説明するための図である。また、管内を流れる
常温液体などの流速を測定する場合、図14の(a)に
示すように、管71の外周部に管を斜めに横切るように
超音波の送受信を行うセンサ72,73を取付け、2つ
のセンサの送受信を交互に行うことにより流れに順方向
及び逆方向に伝達する超音波の時間差を計測する方法
や、図14の(b)のように管内71を流れる不純物を
含む流体74に対して、ドプラー効果の原理を用いて、
超音波センサ72から送信した超音波の連続波75を不
純物から反射させ、流体74からの受信信号76の送信
周波数に対する受信周波数のずれ(ドプラーシフト周波
数)を求めることにより、液体の流速を求めることが一
般的に知られている。尚、管内を流れる高温流体への適
用例として、特開昭51−43167号公報に示された
ものが挙げられが、これも上述の超音波伝播時間の変化
を捉えるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の溶
鋼及び高温流体の流速測定方法では、以下に示すような
問題点があった。 (1)非接触による計測を目的とする磁気を用いた流速
測定は、図10に示すモールド鋳型内の流れの表層部の
流れ59a,59bを把握するのみであり、真の流速を
把握することはできない。 (2)磁気を用いた表層流速の測定は、溶鋼表面のレベ
ル変動もしくはパウダ層厚の変動による影響を受け易
く、これらの変動に起因する測定値のバラツキが生じや
すい。 (3)鋳型内の溶鋼流動の安定化に関しては、鋳型内部
の溶鋼流速を把握することが必要であり、鋳型表層部の
流速測定では不十分である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
流速測定方法は、流体の流れと順方向及び逆方向にそれ
ぞれ超音波を送受信し、前記順方向における超音波伝達
時間と逆方向における超音波伝達時間との差から前記流
体の流速を測定する方法において、直方体形状の鋳型の
ほぼ中心に位置するノズルから前記鋳型の長辺面に平行
に流体を噴出させ、前記流体噴出の領域にある鋳型の長
辺方向の両端部に、それぞれくさびを介して送信及び受
信用振動子を装着し、前記くさび及び振動子を冷却液に
より冷却することにより、高温流体の流速測定を可能と
するものである。
【0010】本発明の請求項2に係る流速測定方法は、
鋳型のほぼ中心に位置するノズルから前記鋳型内に流体
を噴出させ、超音波の送信用振動子と受信用振動子を、
それぞれくさびを介して前記鋳型内の流体を伝播する超
音波の送信経路と受信経路とが前記ノズルの噴出口近傍
で交差するように前記鋳型の片側又は対向する両側の位
置に装着し、前記くさび及び振動子を冷却液により冷却
し、前記送信用振動子を介して送信する周波数と前記受
信用振動子を介して受信する周波数との差に基づき、前
記ノズルから噴出する高温流体の流速測定を可能とする
ものである。
【0011】本発明の請求項3に係る流速方法は、前記
請求項1に係る流速測定方法において、一方の超音波振
動子から擬似ランダム信号で変調した連続信号を送信
し、他方の超音波振動子で高温流体内を伝達した信号を
受信し、該受信信号を相関処理して前記流体の流れと順
方向及び逆方向の超音波伝達時間を測定するものであ
る。
【0012】本発明の請求項4に係る流速測定方法は、
前記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の流速測
定方法において、前記鋳型の高さ方向の溶融状態のパウ
ダが存在する範囲内において、超音波の送信及び受信を
行うものである。
【0013】
【作用】図10に示すモールド鋳型2内の溶鋼の流れと
しては、ノズル3から注ぎ込まれる溶鋼流とモールド鋳
型2の側壁に当たって分かれる上昇流57と下降流58
とがある。ここで、前記の磁気を用いた溶鋼流速の測定
は、この上昇流57の流速を測定する事と等価である。
また、上昇流57と下降流58のバランス、ないし鋳型
左右端部の対称位置の上昇流速度、並びにノズルからの
噴出流の流量等を測定することにより、鋳型内の溶鋼流
動をより正確に把握、製品の品質向上に結び付けること
ができる。図8は本発明に係る超音波による鋳型内の溶
鋼流速測定法を説明する図であり、図9は鋳型内の溶鋼
の状態を説明するための図である。図8及び図9を参照
し、本発明に係る溶鋼流速測定方法を説明する。
【0014】ここで、図10のモールド鋳型2は銅製の
長方形(それぞれ対面する短辺面と長辺面を含む)の筒
状の形状を有し、その側面は、極めて薄いパウダ層を介
して溶鋼と接触している。そして上昇流57及び下降流
58が発生しているモールド鋳型端部については図8の
(a)に示すように溶鋼流はほぼ層流とみなすことがで
きる。よって、図8の(b)に示すようにモールド鋳型
側面に溶鋼を斜めに横切るように超音波経路を設定した
位置・方向に2つの超音波センサ(振動子)8a,8b
に対向させて設置する。また、超音波センサの設置に際
しては、銅製側壁の高温状態からセンサを確保するため
に、くさび9a,9bを介して装着し、くさび及びセン
サを冷却液により冷却する。
【0015】この場合、図8の(b)に示すように溶鋼
流に対して上流側の振動子8bで超音波を発信し、超音
波が図中の経路をたどって下流側の振動子8aで受信す
るときの伝播時間をTD とし、逆に、下流側の振動子8
aで超音波を発信し、上流側の振動子8bで受信すると
きの伝播時間をTU とする。このときの流速Vは下記の
(1)式で示される。
【0016】
【数1】
【0017】(1)式において、Dは側壁の幅、φは流
体中放射角、T0 は静止状態での伝播時間である。ま
た、図8の(c)に示すように、ノズルの噴出口におい
ては、溶鋼の噴出とともに微量の不活性ガスの噴出がみ
られ、この噴出口近傍では、この不活性ガス粒の速度は
溶鋼の速度とほぼ等しい。従ってこの噴出口付近におけ
る前記不活性ガスの噴出速度を計測することで、ノズル
からの溶鋼注ぎ込み速度を得ることができる。
【0018】この場合の測定方法の一例は、図8の
(c)に示すように、超音波センサ35a,35bを、
それぞれくさび34a,34bを介して、モールド鋳型
31をはさんで対向し、鋳型31内の超音波の送信経路
と受信経路がノズル32の噴出口の近傍で交差する位置
(この例では、2つの超音波センサがそれぞれノズルの
噴出口を同一角度で見込むような対称位置であるが、本
発明は必ずしもこの対称位置には限定されない。)に設
置する。そして一方のセンサからは特定の周波数を有す
るバースト波を送信し、他方のセンサにて不活性ガスか
らの反射信号を受信し、その受信周波数のシフトから流
速を求める。なお不活性ガスは、一般に球形で反射率は
低いが、流鋼との密度差が大のため検出はしやすい。こ
こでfi を送信周波数、f0 を受信周波数、Cを静止状
態での音速、φをノズル噴出口を見込む角度とすると、
不活性ガスの流速Vは下記の(2)式で示される。
【0019】
【数2】
【0020】この(2)式を用いる流速測定方法におい
て、超音波センサ35a,35bの設置位置は、必ずし
も図8の(c)に示したように鋳型31をはさんだ対向
位置に限定されるものではなく、例えば図8の(d)に
示すように鋳型の片側にある距離を隔ててそれぞれ設置
し、鋳型31内の溶鋼を伝播する超音波の送信経路と受
信経路とがノズル32の噴出口近傍で交差するようにし
てもよい。
【0021】また、超音波の送受信を行う2つのセンサ
の間には図9に示すように、モールド鋳型2は冷却水7
などで冷却されているため溶鋼4は冷却され、鋳型下部
においては、鋳型から剥離または溶鋼の凝固層5を介し
て鋳型2と接触している。また鋳型上部においてはパウ
ダ層6などを介して溶鋼4と鋳型2が接触している部分
があり、その受信波は減衰を受け時間分解能及びSN比
が劣化する。特に連続波の周波数のずれを測定する
(2)式を用いた流速測定方法に比べて、伝播時間の差
を測定する(1)式を用いた流速測定方法では、この影
響が顕著である。従って図9に示すように、鋳型の高さ
方向の溶融状態のパウダの存在する範囲内において、超
音波の送信及び受信を行うようにすれば、鋳型と溶鋼の
間における超音波の伝播損失が少くなり、受信感度は向
上し、計測は容易になる。
【0022】さらに本発明においては、伝播時間の差に
よりら流速を求める場合、前記の時間分解能を向上させ
るために、擬似ランダム信号(例えばM系列信号)を用
いることによりSN比および伝播時間差の精度を高める
ことが可能となる。この擬似ランダム信号を利用した流
速測定方法では、一方の超音波振動子から擬似ランダム
信号で変調した連続信号を送信し、他方の超音波振動子
で高温流体内を伝達した信号を受信し、該受信信号を相
関処理して前記流体の流れと順方向及び逆方向の超音波
伝達時間を測定するものである。そして上記相関処理を
実施することにより、測定時間の分解能は向上し、その
結果SN比の悪い測定対象についても高精度での流速測
定が可能となる。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1に係る流速測定方法
を説明する図である。図1の(a)において、1はタン
ディッシュ、2はモールド鋳型、3はノズル、4は溶
鋼、5は溶鋼凝固層、6はパウダ層、7は冷却水であ
る。図1の(b)において、2,4,6及び7は同図の
(a)と同一のものを示しており、8a,8bは超音波
センサ(振動子)、9a,9bはくさび、10a,10
bは送受信経路である。そして超音波センサ8a,8b
は、モールド鋳型2とはくさび9a,9bを介して接続
し、冷却水7中に設置する。この設置方向は超音波の送
受信経路10a,10bが、溶鋼4を斜めに横切るよう
な方向に設置する。なお、超音波センサ8a,8bに接
続されるケーブルは、冷却水7とは電気的に絶縁されて
いる。
【0024】図1の(b)に示した流速測定方法におい
ては、一方の超音波センサ8aでパルス波又は一定のパ
ルス幅を有するバースト波を送信し、他方のセンサ8b
で受信するまでの時間TD と、センサ8bで送信し、セ
ンサ8aで受信するまでの時間TU を測定し、前述の
(1)式により溶鋼流速Vを求めることができる。しか
し、実際の求めるべき流速Vに対する時間差(TD −T
U )の測定精度は厳しいものが有り、パイダー層や溶鋼
と鋳型との境界での凝固層における超音波減衰のため受
信信号のSN比はかなり悪化し、十分な感度が得られな
い場合もある。
【0025】実施例2.図2は本発明の実施例2に係る
流速測定方法を説明する図であり、同図は、擬似ランダ
ム信号で送信信号を変調した信号を利用することにより
感度を高めた超音波送受信器を使用した場合の信号処理
装置の構成を示している。図2において、4は溶鋼、8
a,8bは超音波センサ、11,12はクロック信号発
生器、13,14はM系列信号発生器であり、源M系列
信号発生器と乗算器を含んでいる。15,16は乗算
器、17は送信用アンプ、18は受信用アンプ、19は
送受信切換器、20は同期信号発生器、21,22はロ
ーパスフィルタ(LPFとも記す)、23は時間測定
器、24は流速測定器である。
【0026】図3は図2の源M系列信号発生器の一例を
示す図であり、同図の(a)は7ビットの源M系列信号
発生器の構成を示し、25は7段構成のシフトレジス
タ、26は排他的論理和回路である。また図3の(b)
は源M系列信号の波形例を示している。図4は図2の動
作を説明するための波形図である。
【0027】図3及び図4を参照し、図2の装置の動作
を説明する。M系列信号発生器13,14は源M系列信
号発生器と乗算器とを含んでいる。源M系列信号発生器
の一例は、図3の(a)に7ビットの源M系列信号発生
器として示されており、例えばECL(エミッタ・カッ
プル・ロジック)素子による7段構成のシフトレジスタ
25と排他的論理和回路26により構成されている。源
M系列信号は符号の“1”(正電圧の+Eが対応する)
と“0”(負電圧の−Eが対応する)の組合せによる周
期性循環信号であり、本実施例の7ビットの場合、27
−1=127個の信号が発生すると1周期が完了し、こ
の周期を繰り返した循環信号を発生する。M系列信号発
生器13,14内の源M系列信号発生器は同じ回路で構
成され、両者の出力信号は全く同一のパターン信号とな
るが、供給されるクロック周波数が僅かに異なるためそ
の1周期も僅かに異なっている。クロック信号発生器1
1,12は共に発振子を内蔵し、図4の(ア)に示すよ
うなクロック信号を発生するが、その周波数が僅かに異
なっている。
【0028】本実施例では、クロック信号発生器11の
発生周波数f1 を2.002MHz、クロック信号発生
器12の発生周波数f2 を1.998MHzとし、その
周波数差をf1 −f2 =4KHzとしている。クロック
信号発生器11,12から各々出力されるクロック信号
1 およびf2 は、それぞれM系列信号発生器13,1
4に供給される。M系列信号発生器13,14内の源M
系列信号発生器は、入力される駆動用クロック信号の周
波数差により1周期がそれぞれ異なるが、図4の(イ)
に示すような、同一パターンの源M系列信号M1 及びM
2 を出力する。
【0029】いま2つのM系列信号M1 及びM2 の周期
を求めると、 M1 の周期:127×1/2.002MHz=63.436μs M2 の周期:127×1/1.998MHz=63.564μs となる。即ち2つのM系列信号M1 及びM2 は約63.
5μsの周期を有するが、両者の周期には約128ns
の時間差がある。それ故この2つのM系列信号M1 及び
2 を循環して発生させ、ある時刻ta で2つの信号パ
ターンが一致したとすると、1周期の時間経過毎に12
8nsのずれが両信号間に生じ、50周期後には64μ
sのずれが生じる。これは、M系列信号が1個分ずれた
ことに相当する。
【0030】M系列信号発生器13,14内にはそれぞ
れ乗算器が内蔵され、この乗算器は発生した源M系列信
号M1 ,M2 (図4の(イ)参照)と、入力するクロッ
ク信号f1 ,f2 (図4の(ア)参照)との乗算を行
い、それぞれ乗算結果の二位相信号N1 ,N2 (図4の
(ウ)参照)を出力する。M系列信号発生器13の出力
1 は乗算器15に、またM系列信号発生器14の出力
2 は乗算器15及び16に各々供給される。乗算器1
5及び16では、入力される僅かに周波数の異なる2つ
の二位相信号の位相が一致したときは、図4の(エ)に
示すような周波数の低い周期的な出力波形を得るが、2
つの入力信号の位相が不一致の場合にはランダムなノイ
ズ状の時系列信号波形を得る。
【0031】ここで、M系列信号発生器13から出力さ
れた二位相信号N1 は送信用アンプ17にて電圧増幅さ
れ、送受信切換器19に供給される。送受信切換器19
は、同期発生器20からの同期信号に同期して超音波セ
ンサ8a及び8bの送信側と受信側を交互に切換えるの
で、二位相信号N1 は8a又は8bのどちらかの超音波
センサに供給され、溶鋼4内に超音波信号として送信さ
れる。そして溶鋼4内を伝播して他方の超音波センサで
受信した二位相信号は、送受信切換器19を通過し受信
用アンプ18で増幅され、乗算器16に供給される。一
方、乗算器15ではM系列信号発生器13及び14から
各々入力された二位相信号N1 とN2 が乗算され、その
乗算結果の時系列信号はローパスフィルタ21へ供給さ
れる。また乗算器16では、M系列信号発生器14から
入力された二位相信号N2 と受信信号が乗算され、その
乗算結果はローパスフィルタ22へ供給される。
【0032】ローパスフィルタ21,22は、周波数の
帯域制限を行うことにより一種の積分機能を有し、乗算
器に入力される両信号の乗算結果の積分信号(即ち相関
演算値)として両信号の位相が一致しているときには、
図4の(オ)に示すようなパルス状信号を出力する。
尚、両信号の位相が不一致の場合には出力は零になる。
ローパスフイルタ22の出力には、二位相信号N2 と受
信信号の相関演算値を検出した周期的なパルス状の検出
信号(図4の(カ)参照)が発生し、この検出信号は時
間測定器23へ供給される。一方ローパスフィルタ21
の出力には、2つの二位相信号N1 とN2 の相関演算値
を検出した周期的なパルス状の基準信号(図4の(キ)
参照)が発生し、この基準信号も同様に時間測定器23
へ供給される。この基準信号の周期TB は、本実施例の
場合、二位相信号N1 及びN2 の1周期の波数は127
個であり、f1 =2.002MHz、f2 =1.998
MHzであるので、TB =127/(f1 −f2 )=3
1.75msとなる。この基準信号とその周期TB は図
4の(キ)に示される。
【0033】時間測定器23はローパスフィルタ21か
ら入力される基準信号の最大値の発生時刻ta と、同じ
ローパスフィルタ22から入力される検出信号の最大値
の発生時刻tb との間の時間TD を測定する。この測定
時間TD は実際に超音波が送信側センサから受信側セン
サに到達するまでの時間τのf1 /(f1 −f2 )倍だ
け時間的に拡大されて得られる。本実施例の場合、f1
=2.002MHz、f2 =1.998MHzなので、
500倍に時間が拡大され、次の(3)式が得られる。 TD =500×τ …(3) 尚、(3)式の時間TD は、前記基準信号の周期TB
に得られる。ここでいま超音波センサ8aを送信側とし
て得られた時間TD1と、送受信切換器19により切換え
後の超音波センサ8bを送信側として測定される時間T
D2との時間差を測定し、流速算出器24は、この時間差
に基づき流速Vを算出して出力する。
【0034】このように本発明の実施例2によれば、計
測時間の分解能が極めて大きく拡大されているので、溶
鋼のゆっくりとした流速による超音波の伝播時間の差を
高精度で計測することができる。なお、実施例2におい
ては、M系列信号以外の擬似ランダム信号を使用しても
全く同様の動作を行う。図5は、図2の装置を用いて溶
鋼の流速を測定した測定結果の一例を示す図であり、同
図に鋳込開始から鋳込終了までの時間経過に対する流速
が示される。また実施例1及び実施例2の測定方法は、
図10の鋳型の長辺面に平行に噴出される溶鋼の流れを
測定対象とすることも、また短辺面に沿った上昇流を測
定対象として測定することもできる。
【0035】実施例3.図6は本発明の実施例3に係る
流速測定方法を説明する図であり、同図はノズルからの
溶鋼の噴出速度を測定する例を平面的な模式図として示
している。図6において、31はモールド鋳型であり、
その周囲を冷却用液体で囲まれている。32は溶鋼の噴
出口を左右に備えたノズル、33は溶鋼、34a,34
bはくさびで、高温となる鋳型表面から超音波センサ3
5a,35bを保護する。35a,35bは超音波の送
信用と受信用のセンサで、この一対のセンサは、くさび
34a,34bを介してモールド鋳型31を挟んで対向
し、鋳型内の超音波の送信経路と受信経路とがノズルの
溶鋼噴出口近傍で交差する位置に設置する。36は同期
部で、37は同期部36からの同期信号をもとに特定の
周波数fiの連続波を送信する送信部、38は溶鋼から
の反射波を受信する受信部、39は送信部37から送信
される送信信号の周波数fi を測定する周波数測定器、
40は受信した受信信号の周波数f0 を測定する周波数
測定器、41は2つの周波数測定器39,40からの出
力値fi ,f0 から、(2)式に準じて溶鋼の流速を求
める演算器である。42は溶鋼や鋳型などの温度から周
波数シフト量を補正する補正値を演算器41に出力する
補正器である。
【0036】図6の例においては、送信に用いる連続波
の周波数は2MHzとして測定した。図7は図6の測定
方法によりノズルからの溶鋼の噴出速度を測定した測定
結果の一例を示す図であり、横軸は時間を縦軸は流速を
示している。なお実施例3において、超音波センサ35
a,35bの設定位置は、図6のように鋳型31をはさ
んだ対向位置のほか、図8の(d)に示すように鋳型の
片側にある距離を隔てて設置してもよい。要は鋳型内の
溶鋼を伝播する超音波の送信経路と受信経路とがノズル
噴出口の近傍で交差するようにすればよい。
【0037】なお上記実施例において、超音波センサ及
びくさびを冷却水のなかに浸して冷却する場合の例を示
したが、本発明の冷却方法はこの方法に限定されるもの
ではない。即ち超音波センサが鋳型側壁の高温から保護
されれば、どのような冷却方法でもよい。
【0038】また上記実施例において、鋳型の高さ方向
における超音波センサの取付位置は、溶融状態のパウダ
が存在する範囲内の高さに取付けることが好ましく、こ
れは溶融パウダを介して超音波の送受信を行うことによ
り鋳型と溶鋼との間の伝播損失を少くすることが可能な
ためである。なお、パウダが半固化した状態であって
も、鋳型から剥離していなければ超音波の伝播に支障が
ないので、超音波センサの取付位置はこの範囲内であっ
てもよいことは当然である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流体の流
れと順方向及び逆方向にそれぞれ超音波を送受信し、前
記順方向における超音波伝達時間と逆方向における超音
波伝達時間との差から前記流体の流速を測定する方法に
おて、直方体形状の鋳型のほぼ中心に位置するノズルか
ら前記鋳型の長辺面に平行に流体を噴出させ、前記流体
噴出の領域にある鋳型の長辺方向の両端部に、それぞれ
くさびを介して送信及び受信用振動子を装着し、前記く
さび及び振動子を冷却液により冷却することにより、高
温流体の流速測定を可能としたので、鋳型内部の流速を
安定的に測定し、連続鋳造による鋼片の品質向上に大き
く寄与することができる。
【0040】また本発明によれば、鋳型のほぼ中心に位
置するノズルから前記鋳型内に流体を噴出させ、超音波
の送信用振動子と受信用振動子を、それぞれくさびを介
して前記鋳型内の流体を伝播する超音波の送信経路と受
信経路とが前記ノズルの噴出口近傍で交差するように前
記鋳型の片側又は対向する両側の位置にそれぞれ装着
し、前記くさび及び振動子を冷却液により冷却し、前記
送信用振動子を介して送信する周波数と前記受信用振動
子を介して受信する周波数との差に基づき、前記ノズル
から噴出する高温流体の流速測定を可能としたので、ノ
ズル噴出口近傍の流速を安定的に測定し、連続鋳造にお
ける製品の品質安定に貢献できる。
【0041】また本発明によれば、前記流体の流れと順
方向と逆方向における超音波伝達時間の差から流体の流
速を測定する方法において、一方の超音波振動子から擬
似ランダム信号で変調した連続信号を送信し、他方の超
音波振動子で高温流体内を伝達した信号を受信し、該受
信信号を相関処理して前記流体の流れと順方向及び逆方
向の超音波伝達時間を測定するようにしたので、測定時
間の分解能は向上し、その結果SN比の悪い測定対象に
ついても高精度での流速測定が可能となった。
【0042】また本発明によれば、前記いずれかの流速
測定方法において、前記鋳型の高さ方向の溶融状態のパ
ウダが存在する範囲内において、超音波の送信及び受信
を行うようになったので、鋳型と溶鋼の間におけける超
音波の伝播損失は減少し、受信感度は向上し、計測は容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る流速測定方法を説明す
る図である。
【図2】本発明の実施例2に係る流速測定方法を説明す
る図である。
【図3】図2の源M系列信号発生器の一例を示す図であ
る。
【図4】図2の動作を説明するための波形図である。
【図5】図2の装置を用いて溶鋼の流速を測定した測定
結果の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施例3に係る流速測定方法を説明す
る図である。
【図7】図6の測定方法によるノズルからの溶鋼の噴出
速度を測定した測定結果の一例を示す図である。
【図8】本発明に係る超音波による鋳型内の溶鋼流速測
定法を説明する図である。
【図9】鋳型内の溶鋼の状態を説明するための図であ
る。
【図10】連続鋳造を説明するための図である。
【図11】従来の接触式による高温流体金属の流速測定
方法を説明するための図である。
【図12】磁場の速度効果を説明するための図である。
【図13】従来の磁気を用いた非接触式高温流体金属の
流速測定方法を説明するための図である。
【図14】従来の超音波による流体の流速測定方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2,31 モールド鋳型 3,32 ノズル 4,33 溶鋼 5 溶鋼凝固層 6 パウダ層 7 冷却水 8a,8b,35a,35b 超音波センサ 9a,9b,34a,34b くさび 10a,10b 送受信経路 11,12 クロック信号発生器 13,14 M系列信号発生器 15,16 乗算器 17 送信用アンプ 18 受信用アンプ 19 送受信切換器 20 同期信号発生器 21,22 LPF 23 時間測定器 24 流速算出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れと順方向及び逆方向にそれぞ
    れ超音波を送受信し、前記順方向における超音波伝達時
    間と逆方向における超音波伝達時間との差から前記流体
    の流速を測定する方法において、 直方体形状の鋳型のほぼ中心に位置するノズルから前記
    鋳型の長辺面に平行に流体を噴出させ、前記流体噴出の
    領域にある鋳型の長辺方向の両端部に、それぞれくさび
    を介して送信及び受信用振動子を装着し、前記くさび及
    び振動子を冷却液により冷却することにより、高温流体
    の流速測定を可能とすることを特徴とする流速測定方
    法。
  2. 【請求項2】 鋳型のほぼ中心に位置するノズルから前
    記鋳型内に流体を噴出させ、超音波の送信用振動子と受
    信用振動子を、それぞれくさびを介して前記鋳型内の流
    体を伝播する超音波の送信経路と受信経路とが前記ノズ
    ルの噴出口近傍で交差するように前記鋳型の片側又は対
    向する両側の位置に装着し、前記くさび及び振動子を冷
    却液により冷却し、前記送信用振動子を介して送信する
    周波数と前記受信用振動子を介して受信する周波数との
    差に基づき、前記ノズルから噴出する高温流体の流速測
    定を可能とすることを特徴とする流速測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の流速測定方法におい
    て、 一方の超音波振動子から擬似ランダム信号で変調した連
    続信号を送信し、他方の超音波振動子で高温流体内を伝
    達した信号を受信し、該受信信号を相関処理して前記流
    体の流れと順方向及び逆方向の超音波伝達時間を測定す
    ることを特徴とする流速測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の流速測定方法において、 前記鋳型の高さ方向の溶融状態のパウダが存在する範囲
    内において、超音波の送信及び受信を行うことを特徴と
    する流速測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206133A (ja) * 1998-11-10 2000-07-28 Babcock Hitachi Kk 音響式流速計測装置
JP2010529469A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 フォルシュングスツェントルム ドレスデン−ローゼンドルフ エー.ファオ. 液体メルトの局所的な流量を測定するための方法
JP2010530066A (ja) * 2007-06-11 2010-09-02 フォルシュングスツェントルム ドレスデン−ローゼンドルフ エー.ファオ. 液体メルトの局所的な流量を測定するための超音波センサ
WO2023086986A1 (en) * 2021-11-15 2023-05-19 Westinghouse Electric Company Llc Non-invasive liquid metal flow measurement in liquid metal fuel assemblies, reactor coolant pumps, and test cartridges

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