JPH08121901A - 廃棄物焼却熱変換装置 - Google Patents

廃棄物焼却熱変換装置

Info

Publication number
JPH08121901A
JPH08121901A JP6259981A JP25998194A JPH08121901A JP H08121901 A JPH08121901 A JP H08121901A JP 6259981 A JP6259981 A JP 6259981A JP 25998194 A JP25998194 A JP 25998194A JP H08121901 A JPH08121901 A JP H08121901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
cold heat
generated
manufacturing process
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6259981A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Fukushima
敏彦 福島
Yasuo Koseki
康雄 小関
Akinobu Hayashi
明伸 林
Ryuichi Kaji
隆一 梶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6259981A priority Critical patent/JPH08121901A/ja
Priority to EP95116758A priority patent/EP0709622B1/en
Priority to DE69508181T priority patent/DE69508181T2/de
Priority to US08/547,579 priority patent/US5678420A/en
Priority to KR1019950036725A priority patent/KR100188350B1/ko
Publication of JPH08121901A publication Critical patent/JPH08121901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/44Details; Accessories
    • F23G5/46Recuperation of heat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G7/00Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B27/00Machines, plants or systems, using particular sources of energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造工程で発生した可燃性廃棄物を利用して、
製造工程で使用される冷熱を発生するに要するエネルギ
ーの省エネルギー化を図る。 【構成】製品製造工程から排出、回収された可燃性廃棄
物を燃焼させる燃焼装置1と、可燃性廃棄物が燃焼する
際発生する熱を回収する発熱回収装置2と、回収した熱
を使用して冷熱を発生させる冷熱発生装置3と、発生し
た冷熱を製造工程5に搬送する冷熱搬送装置4から構成
される。 【効果】製品製造工程から排出、回収された可燃性廃棄
物を燃焼させ、可燃性廃棄物が燃焼する際に、発生する
熱を回収して冷熱を発生させることができ、冷熱を製造
工程で使用することができるので、産業廃棄物の処分が
行えるとともに、製品製造工程の省エネルギー化をおこ
なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物焼却熱変換装置
に係わり、特に製造工程から排出された可燃性廃棄物を
焼却して得られる熱エネルギーを利用して冷熱を発生さ
せ、この冷熱を再度製造工程で使用する廃棄物焼却熱変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造工程から排出される可燃性廃棄物
は、再利用されるか処分されているが、処分方法として
は、処理業者に処分を委託するか、焼却設備を設置して
焼却処分しているのが一般的である。処理業者に委託す
る費用を節減するため、焼却設備を設置して焼却処分す
ることが多くなってきている。又、特開平5−2883
27号公報に記載のように、可燃性廃棄物を焼却処分す
る際に発生する熱で蒸気を発生させ、製造工程で使用し
たり吸収式冷凍機の熱源として利用して建屋を冷房する
ことも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、可
燃性廃棄物を焼却処分する際に発生する熱を利用するこ
となく排出するか、蒸気を発生させて製造工程で使用し
たり、吸収式冷凍機の熱源として利用して建屋を冷房す
ることに留まっていた。しかし、製造工程では、製品の
冷却や保存等に冷熱を必要とする場合が多く、従来は、
この冷熱を発生するために多大のエネルギーが使用され
おり、製造工程での省エネルギー化については十分配慮
されていないものであった。
【0004】本発明の目的は、製造工程で発生した可燃
性廃棄物を利用して、製造工程で使用される冷熱を発生
するのに要するエネルギーの省エネルギー化を図ること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の廃棄物焼却熱変換装置は、製品の製造工程
から排出、回収された可燃性廃棄物を燃焼させる燃焼装
置と、この可燃性廃棄物を燃焼させることにより発生す
る熱を回収する発生熱回収装置と、該発生熱回収装置に
より回収した熱を使用して冷熱を発生させる冷熱発生装
置と、この発生した冷熱を前記製造工程に搬送する冷熱
搬送装置とを備え、前記発生した冷熱により製造行程の
一部を冷却することを特徴とするものである。
【0006】又、製品の製造工程から排出、回収された
可燃性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄
物を燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱
回収装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用
して冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷
熱を前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前
記発生した冷熱により製品の冷却や保存を行なうことを
特徴とするものである。
【0007】又、ビ−ルの製造工程から排出、回収され
るビ−ル粕や汚泥の可燃性廃棄物を乾燥させるための乾
燥装置と、該乾燥装置により乾燥されたビ−ル粕や汚泥
を燃焼させる燃焼装置と、該燃焼装置により発生する熱
を回収する発生熱回収装置と、該発生熱回収装置により
回収した熱を使用して冷熱を発生させる冷熱発生装置
と、この発生した冷熱を前記製造工程に搬送する冷熱搬
送装置とを備え、前記発生した冷熱により前記ビ−ルの
製造工程のうち麦汁ク−ラ、発酵タンク、貯蔵タンクの
少なくとも1つを冷却することを特徴とするものであ
る。
【0008】又、卸売市場で発生する青果、水産、精肉
等の可燃性廃棄物を乾燥させるための乾燥装置と、該乾
燥装置により乾燥されたビ−ル粕や汚泥を燃焼させる燃
焼装置と、該燃焼装置により発生する熱を回収する発生
熱回収装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使
用して冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した
冷熱を冷凍・冷蔵倉庫に搬送する冷熱搬送装置とを備
え、前記発生した冷熱により前記冷凍・冷蔵倉庫内の食
品の冷凍・冷蔵保存を行なうことを特徴とするものであ
る。
【0009】又、製品の製造工程から排出、回収された
可燃性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄
物を燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱
回収装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用
して冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷
熱を前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前
記冷熱発生装置が5℃以下の冷熱を発生するものであっ
て、該発生した冷熱により製造行程の各温度レベルの部
分を冷却することを特徴とするものである。
【0010】又、製品の製造工程から排出、回収された
可燃性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄
物を燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱
回収装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用
して冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷
熱を前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前
記冷熱発生装置が0℃以下の冷熱を発生するものであっ
て、該発生した冷熱により製造行程の各温度レベルの部
分を冷却することを特徴とするものである。
【0011】又、前記燃焼装置の前段に可燃性廃棄物を
乾燥させるための乾燥装置を設置したものである。又、
前記冷熱発生装置と前記冷熱搬送装置との間に、前記冷
熱発生装置で発生した冷熱を蓄える蓄熱装置を設置した
ものである。又、前記蓄熱装置により製造行程で必要と
する冷熱量と前記冷熱発生装置で発生する冷熱の量との
時間的ずれを調整するものである。又、前記製造工程に
搬送する冷熱の温度が5℃以下であるものである。又、
前記発生熱回収装置が蒸気発生ボイラで構成され、前記
冷熱発生装置が前記蒸気発生ボイラで発生した蒸気を使
用する蒸気タービン駆動のターボ冷凍機で構成されてい
るものである。
【0012】又、前記冷熱発生装置が、アンモニアを冷
媒とする吸収式冷凍機で構成されているものである。
又、前記冷熱発生装置が、HFC系の冷媒を使用する吸
収式冷凍機で構成されているものである。又、前記冷熱
発生装置が、水とリチュームブロマイドの混合冷媒を使
用する吸収式冷凍機で構成されているものである。又、
前記冷熱発生装置が、吸着式冷凍機で構成されているも
のである。又、前記冷熱発生装置が、シリカゲルやゼオ
ライトを吸着材としエタノールを冷媒とした吸着式の冷
凍機で構成されているものである。又、前記吸着式冷凍
機の吸収器のリチュームブロマイドの溶液を溶液ポンプ
により蒸発器入り口に搬送させて、水である冷媒と混合
させて氷点を降下させるように構成されているものであ
る。又、前記製造工程が食品製造行程であるものであ
る。又、前記冷熱搬送装置が、発生した冷熱の一部を建
屋の冷房用に分岐するものである。又、前記発生熱回収
装置で回収した熱の一部を前記製造工程に搬送する発生
熱搬送装置を設置したものである。
【0013】
【作用】可燃性廃棄物を燃焼させる装置では、製品製造
工程から排出、回収された可燃性廃棄物を燃焼装置によ
り焼却する。可燃性廃棄物が燃焼する際発生する熱を回
収する発生熱回収装置では、可燃性廃棄物の焼却熱を直
接または間接的に熱エネルギーとして回収する。この回
収した熱エネルギーを、熱を使用して冷熱を発生させる
冷熱発生装置に送る。熱を使用して冷熱を発生させる冷
熱発生装置では、送られてきた回収熱エネルギーを使用
して冷熱を発生する。この冷熱は、冷熱を製造工程に搬
送する冷熱搬送装置で製品製造工程に送られ、製品製造
工程での冷却、製品の冷却や保存等に使用される。これ
により、製品製造工程から排出、回収され、従来は廃棄
するか、単に焼却処分されていた可燃性廃棄物を燃焼さ
せ、可燃性廃棄物が燃焼する際に、発生する熱を回収し
て冷熱を発生させることができ、冷熱を製造工程で使用
することができるので、産業廃棄物の処分が行えるとと
もに、製品製造工程の省エネルギー化をおこなえる。
【0014】又、食品製造工程に適用した場合、食品製
造工程等から排出される可燃性廃棄物は、水分を多く含
んでおり、脱水した後も70〜80w%の水分を含むの
で、このように、燃焼装置の前段に乾燥装置を設置する
ことにより、燃焼装置で焼却する前に可燃性廃棄物を乾
燥することができ、燃焼装置で発生する熱量が増大する
ので、冷熱の発生量を増加させることができる。
【0015】又、青果や水産、精肉等の卸売市場に適用
した場合、従来は廃棄するか単に焼却処分していた可燃
性廃棄物を利用して、食品の冷凍・冷蔵保存ができるの
で、卸売市場での省エネルギー化が図れる。
【0016】又、可燃性廃棄物を燃焼させて発生した熱
エネルギーの一部を分岐して製品製造工程に搬送するよ
うに構成することにより、可燃性廃棄物を燃焼させて発
生した熱エネルギーの一部を製品製造工程の熱エネルギ
ーの必要な部分に利用することができる。又、可燃性廃
棄物を燃焼させて発生する熱エネルギーが相対的に多い
場合は、発生した熱エネルギーの一部を発生熱搬送装置
により製品製造工程に搬送するとともに、冷熱発生装置
で発生した冷熱の一部を冷熱搬送装置で建屋に搬送して
冷房に使用することもできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に従って詳細
に説明する。
【0018】本発明の第1の実施例を図1から図9によ
り説明する。図1は、本実施例の廃棄物焼却熱変換装置
の構成図、図2は、蒸気タービン駆動冷凍機を冷熱発生
装置として適用した構成図、図3は、吸収式冷凍機を冷
熱発生装置として適用した構成図、図4は、冷媒氷点降
下形の吸収式冷凍機を冷熱発生装置として適用した構成
図、図5は、吸着式冷凍機を冷熱発生装置として適用し
た構成図、図6から図9は、それぞれ本実施例の変形例
を示す廃棄物焼却熱変換装置の構成図である。
【0019】図1は、廃棄物焼却熱変換装置を製造工程
に適用した一例を示すものであり、図1に示す破線で囲
んだ部分が廃棄物焼却熱変換装置である。製品製造工程
5から排出された可燃性廃棄物6は、燃焼装置1で焼却
される。このとき発生する発生熱9は、発生熱回収装置
2で回収され、熱エネルギー10として冷熱発生装置3
へ送られる。冷熱発生装置3では、この熱エネルギーを
使用して冷熱11を発生する。冷熱は、冷熱搬送装置4
で製品製造工程5に送られ、製品の冷却や保存等に使用
される。
【0020】燃焼装置1、発生熱回収装置2および冷熱
発生装置3は、図2に示すように構成されている。図2
に示すように、燃焼装置1は、可燃性廃棄物6の焼却炉
で構成されている。又、発生熱回収装置2は、ボイラ2
2、スチームドラム23、タービン24、復水器25、
ポンプ26およびそれらの機器を接続する配管から構成
されている。又、冷熱発生装置3は、圧縮機27、凝縮
器28、絞り29、蒸発器30およびそれらを接続する
配管から構成されている。
【0021】可燃性廃棄物6は、ホッパ20に投入さ
れ、焼却炉21に送られる。可燃性廃棄物6が燃焼する
際発生する発生熱は、ボイラ22で水蒸気の形で熱エネ
ルギーを発生する。この水蒸気は、スチームドラム23
を介してタービン24に送られ、タービン24を駆動す
る。タービン24で膨張した水蒸気は、復水器25で水
となり、ポンプ26で再びボイラ22に送られる。ター
ビン24で蒸気圧縮式冷凍機の圧縮機27を駆動するこ
とにより、フロン等の冷媒は圧縮機27で圧縮され、凝
縮器で冷却・液化されて絞り29で減圧され、蒸発器3
0で蒸発される。このとき、蒸発潜熱に相当する熱量を
媒体から奪い、冷熱11を発生する。ここで、タービン
24としては、負荷容量に合わせて軸流形、ラジアル
形、スクリュータイプ等を選定して使用する。また、圧
縮機27も容量に合わせて遠心圧縮機、スクリュー圧縮
機を選定して使用する。
【0022】図3に冷熱発生装置3の変形例を示す。図
3に示す例では、燃焼装置1、発生熱回収装置2は、図
2に示す実施例と同様に構成されているが、冷熱発生装
置3として吸収式冷凍機を使用している。図2に示す実
施例と同様に、燃焼装置1で可燃性廃棄物6を焼却し、
発生熱回収装置2で水蒸気の形で熱エネルギー10を発
生する。水蒸気は、吸収式冷凍機の再生器31に送ら
れ、ここで冷媒で希釈された稀溶液を過熱する。過熱さ
れた稀溶液は冷媒を放出し、濃溶液となって吸収器32
に戻される。一方、再生器31で稀溶液から放出された
冷媒は、凝縮器34で冷却・液化し、蒸発器35に送ら
れて蒸発する際に蒸発潜熱に相当する熱量を媒体から奪
い、冷熱11を発生する。蒸発した冷媒は、吸収器32
内で濃溶液に吸収され、これを希釈する。
【0023】なお、図3に示す例では、0℃以下の冷熱
11を発生させる場合には、吸収溶液としてLiBr、
冷媒として水を使用すると冷媒が凍結して吸収冷凍機が
運転不能になるので、吸収溶液として水、冷媒としてア
ンモニアを使用するか、吸収溶液として有機媒体、冷媒
としてHFC系の冷媒を使用する。この場合、冷媒が凍
結することがなく、0℃以下の冷熱11を発生させるこ
とができる。
【0024】図4に、図3に示す実施例の変形例を示
す。図4は、吸収溶液としてLiBr、冷媒として水を
使用して0℃以下の冷熱11を発生させることができる
ようにした吸収式冷凍機を使用した例である。この実施
例では、吸収器32の溶液であるLiBrを溶液ポンプ
36で蒸発器35の入り口に搬送し、冷媒である水と混
合させて、冷媒の氷点を降下させ、凍結を防止するよう
にしている。
【0025】図5に冷熱発生装置3の変形例を示す。図
5に示す例では、燃焼装置1、発生熱回収装置2は、図
2に示す実施例と同様に構成されているが、冷熱発生装
置3として吸着式冷凍機を使用している。吸着式冷凍機
は、一般にシリカゲルやゼオライト等の吸着材に、蒸発
器35で蒸発した冷媒を吸着させることにより、冷媒の
蒸発を持続させるようになっている。これらの吸着材
は、吸着した冷媒を脱着させるための加熱器を有する吸
収・再生器37、38に充填されている。吸収・再生器
37、38は、2台設置されていて、一方の吸収・再生
器が、冷媒を吸収しているときに、他方の吸収・再生器
は、ボイラ22から送られてくる水蒸気を利用して再生
する。再生が完了すると、水蒸気の流れと冷媒流路を図
5に一点鎖線で示すように切り替えて、再生が完了した
吸着材を吸着に使用し、吸着に使用していた方で冷媒を
吸着した吸着材の再生を行う。
【0026】なお、吸着材としては、一般にシリカゲル
やゼオライトが使用されるが、冷媒としては、凍結を防
止するためにエタノールを使用することが望ましい。し
かし、冷媒として水を使用する場合にも積極的に冷媒で
ある水を凍結させて蒸発器35を蓄熱槽として使用する
ことも可能である。このような構造にした場合、後述す
る蓄熱装置8を設置する必要がなくなる。
【0027】製品製造行程に、上述したような廃棄物焼
却熱変換装置を設置することにより、製品製造工程から
排出、回収され、従来は廃棄するか、単に焼却処分され
ていた可燃性廃棄物を燃焼させ、可燃性廃棄物が燃焼す
る際に、発生する熱を回収して冷熱を発生させることが
でき、冷熱を製造工程で使用することができるので、産
業廃棄物の処分が行えるとともに、製品製造工程の省エ
ネルギー化をおこなえる効果がある。
【0028】図6に、図1に示した実施例の変形例を示
す。図6に示す例では、図1に示す実施例と同様に構成
されているが、冷熱発生装置3で発生した冷熱11を蓄
える蓄熱装置8を設置している点が図1に示した実施例
と異なる点である。一般に、可燃性廃棄物の排出量は、
時間的に変動するので、冷熱発生装置3で発生する冷熱
11の量も変動することになる。畜熱装置8を設けるこ
とにより、製品製造工程5で必要とされる冷熱量と冷熱
発生装置3で発生する冷熱11の量の時間的ずれを調整
することができるので、可燃性廃棄物6を燃焼して発生
する冷熱11を過不足なく製品製造工程5で使用でき、
可燃性廃棄物6を有効に使用することができる。
【0029】本実施例の変形例を図7に示す。図7に示
す例では、冷熱11の一部を分岐して建屋13に搬送す
るように構成している。このように構成することによ
り、冷熱11の一部を建屋13の冷房に使用することが
できる。
【0030】本実施例の変形例を図8に示す。図8に示
す例では、可燃性廃棄物6を燃焼させて発生した熱エネ
ルギー10の一部を分岐して製品製造工程5に搬送する
ように構成している。このように構成することにより、
可燃性廃棄物6を燃焼させて発生した熱エネルギー10
の一部を製品製造工程5の熱エネルギーの必要な部分に
利用することができる。
【0031】又、可燃性廃棄物6を燃焼させて発生する
熱エネルギー10が相対的に多い場合は、図9に示すよ
うに、発生した熱エネルギー10の一部を発生熱搬送装
置12により製品製造工程5に搬送するとともに、冷熱
発生装置3で発生した冷熱11の一部を冷熱搬送装置4
で建屋13に搬送して冷房に使用することもできる。
【0032】なお、冷熱11を製品製造工程5で種々の
用途に使用するためには、冷熱発生装置3で発生する冷
熱11の温度は5℃以下、より好ましくは0℃以下であ
ることが望まれる。このような低温にすると、種々の温
度レベルの用途に対応できる他、冷熱搬送装置4で冷熱
11を搬送する媒体の往復の温度差を大きくできるの
で、冷熱11を搬送する媒体の流量を低減でき、冷熱搬
送装置4が小形になるため、冷熱搬送動力を低減できる
効果がある。
【0033】本発明の第2の実施例を図10及び図11
により説明する。図10は、本実施例の廃棄物焼却熱変
換装置の構成図、図11は、本実施例の変形例を示す廃
棄物焼却熱変換装置の構成図である。
【0034】図10に示すように、本実施例では、図1
に示す実施例と同様に構成されているが、燃焼装置1の
前段に可燃性廃棄物6を乾燥させるための乾燥装置7を
設置している点が異なる。一般に、食品製造工程等から
排出される可燃性廃棄物は、水分を多く含んでおり、脱
水した後も70〜80w%の水分を含むので、このよう
に、燃焼装置1の前段に乾燥装置7を設置することによ
り、燃焼装置1で焼却する前に可燃性廃棄物6を乾燥す
ることができ、燃焼装置1で発生する熱量が増大するの
で、冷熱11の発生量を増加させることができる。
【0035】又、図11に示すように、燃焼装置1の前
段に可燃性廃棄物6を乾燥させるための乾燥装置7を設
置し、冷熱発生装置3で発生した冷熱11を蓄える蓄熱
装置8を設置することにより、上述したように、製品製
造工程5で必要とされる冷熱量と冷熱発生装置3で発生
する冷熱11の量の時間的ずれも調整することができ、
可燃性廃棄物6の持つエネルギーを更に有効に使用する
ことができる。
【0036】本発明の第3の実施例を図12から図15
により説明する。図12は、ビール製造工程に適用した
例を示す構成図、図13は、ビール製造工程に適用した
他の例を示す構成図、図14、図15は、それぞれビー
ル製造工程と冷房に適用した構成図である。
【0037】図12に示すように、ビール製造工程で
は、ホップや麦芽は、仕込釜や煮釜51で煮沸されて糖
化し、苦み成分を加味された麦汁となる。この麦汁をク
ーラ52で冷却して発酵タンク53で発酵させ、貯蔵タ
ンク54で寝かせた後、缶やビンに詰め、缶ビール、ビ
ンビールとして出荷する。これらの製造工程で発生した
ビール粕や汚泥は、可燃性廃棄物6として乾燥装置7で
乾燥した後、燃焼装置1で焼却する。燃焼装置1で発生
した発生熱9は発生熱回収装置2で熱エネルギー10と
して回収され、冷熱発生装置3の駆動エネルギーとして
使用される。冷熱発生装置3で発生した冷熱11は、蓄
熱装置8を経て冷熱搬送装置4で製品製造工程5に搬送
される。製品製造工程5では、冷熱11を麦汁クーラ5
2や発酵タンク53、貯蔵タンク54の冷却に使用す
る。
【0038】ビール製造行程に、上述したような廃棄物
焼却熱変換装置を設置することにより、ビール製造工程
から排出、回収され、従来は廃棄するか、単に焼却処分
されていたビール粕や汚泥の可燃性廃棄物を燃焼させ、
可燃性廃棄物が燃焼する際に、発生する熱を回収して冷
熱を発生させることができ、冷熱を製造工程の麦汁クー
ラ52や発酵タンク53、貯蔵タンク54の冷却に使用
することができるので、産業廃棄物の処分が行えるとと
もに、ビール製造工程の省エネルギー化をおこなえる効
果がある。
【0039】図13は本実施例の他の例で、ビール製造
工程に適用した例である。図12に示す実施例と同様
に、ビール製造工程で発生したビール粕や汚泥を焼却す
る際、発生する熱を利用して冷熱11を発生させ、麦汁
クーラ52や発酵タンク53、貯蔵タンク54の冷却に
使用する。本実施例では、発生熱回収装置2で回収した
熱の一部を発生熱搬送装置12で製品製造工程5に搬送
し、仕込釜や煮釜51の加熱に使用する点が図12に示
す実施例と異なる。このように構成すると、発生熱回収
装置2で回収した熱の一部を利用することにより仕込釜
や煮釜51の加熱を行うことができ、製品製造工程5の
さらなる省エネルギー化が図れる。
【0040】図14は本実施例の他の例で、ビール製造
工程に適用した例である。図12に示す実施例と同様
に、ビール製造工程5で発生したビール粕や汚泥を焼却
する際に、発生する熱を利用して冷熱11を発生させ、
麦汁クーラ52や発酵タンク53、貯蔵タンク54の冷
却に使用する。本実施例では、冷熱搬送装置4で搬送さ
れる冷熱11の一部を事務所等の建屋13に搬送し、冷
房に使用している点が図12に示す実施例と異なる点で
ある。このように構成することにより、製品製造工程5
のみならず事務所空調の省エネルギー化も図ることがで
きる。
【0041】図15は本実施例の他の例で、ビール製造
工程に適用した例である。図12に示す実施例と同様
に、ビール製造工程5で発生したビール粕や汚泥を焼却
する際に、発生する熱を利用して冷熱11を発生させ、
麦汁クーラ52や発酵タンク53、貯蔵タンク54の冷
却に使用する。本実施例では、発生熱回収装置2で回収
した熱の一部を発生熱搬送装置12で製品製造工程5に搬
送し、仕込釜や煮釜51の加熱に使用するとともに、冷
熱搬送装置4で搬送される冷熱11の一部を事務所等の
建屋13に搬送して冷房に使用している。可燃性廃棄物
6を燃焼して発生する発生熱9が多い場合には、このよ
うに構成することにより、製品製造工程5のさらなる省
エネルギーのみならず、事務所の空調において省エネル
ギー化が図れる。
【0042】本発明の第4の実施例を図16、図17に
より説明する。図16は、食品卸売市場に適用した構成
図、図17は、食品卸売市場に適用した他の例を示す構
成図である。
【0043】図16は、青果や水産、精肉等の卸売市場
に適用した実施例である。これらの卸売市場では、青果
や水産、精肉等の種類の大量の可燃性廃棄物6が発生す
る。この可燃性廃棄物6を乾燥装置7で乾燥した後、燃
焼装置1で焼却する。燃焼装置1で発生した発生熱9は
発生熱回収装置2で熱エネルギー10として回収され、
冷熱発生装置3の駆動エネルギーとして使用される。冷
熱発生装置3で発生した冷熱11は、蓄熱装置8を経て
冷熱搬送装置4で冷凍・冷蔵倉庫15に搬送され、食品
の冷凍・冷蔵保存に使用される。このように構成にする
ことにより、従来は廃棄するか単に焼却処分していた可
燃性廃棄物6を利用して、食品の冷凍・冷蔵保存ができ
るので、卸売市場での省エネルギー化が図れる。
【0044】又、図17に示すように、卸売市場で発生
する青果や水産、精肉等の種類の可燃性廃棄物6を乾燥
装置7で乾燥した後、燃焼装置1で焼却して発生熱9を
発生熱回収装置2で熱エネルギー10として回収し、冷
熱発生装置3の駆動エネルギーとして使用することによ
り、冷熱発生装置3で発生した冷熱11の一部を冷熱搬
送装置4で事務所16に搬送して冷房にも使用すること
ができる。このように構成すると、従来は廃棄するか、
単に焼却処分していた可燃性廃棄物6を利用して食品の
冷凍・冷蔵保存や事務所16の冷房ができるので、卸売
市場でのさらなる省エネルギー化が図れる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、製
品製造工程から排出、回収され、従来は廃棄するか、単
に焼却処分されていた可燃性廃棄物を燃焼させ、可燃性
廃棄物が燃焼する際に、発生する熱を回収して冷熱を発
生させることができ、冷熱を製造工程で使用することが
できるので、産業廃棄物の処分が行えるとともに、製品
製造工程の省エネルギー化をおこなえる効果がある。
【0046】又、食品製造工程に適用した場合、食品製
造工程等から排出される可燃性廃棄物は、水分を多く含
んでおり、脱水した後も70〜80w%の水分を含むの
で、このように、燃焼装置の前段に乾燥装置を設置する
ことにより、燃焼装置で焼却する前に可燃性廃棄物を乾
燥することができ、燃焼装置で発生する熱量が増大する
ので、冷熱の発生量を増加させることができる。
【0047】又、青果や水産、精肉等の卸売市場に適用
した場合、従来は廃棄するか単に焼却処分していた可燃
性廃棄物を利用して、食品の冷凍・冷蔵保存ができるの
で、卸売市場での省エネルギー化が図れる。
【0048】又、可燃性廃棄物を燃焼させて発生した熱
エネルギーの一部を分岐して製品製造工程に搬送するよ
うに構成することにより、可燃性廃棄物を燃焼させて発
生した熱エネルギーの一部を製品製造工程の熱エネルギ
ーの必要な部分に利用することができる。又、可燃性廃
棄物を燃焼させて発生する熱エネルギーが相対的に多い
場合は、発生した熱エネルギーの一部を発生熱搬送装置
により製品製造工程に搬送するとともに、冷熱発生装置
で発生した冷熱の一部を冷熱搬送装置で建屋に搬送して
冷房に使用することもできる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の廃棄物焼却熱変換装置
の構成図である。
【図2】蒸気タービン駆動冷凍機を冷熱発生装置として
適用した構成図である。
【図3】吸収式冷凍機を冷熱発生装置として適用した構
成図である。
【図4】冷媒氷点降下形の吸収式冷凍機を冷熱発生装置
として適用した構成図である。
【図5】吸着式冷凍機を冷熱発生装置として適用した構
成図である。
【図6】本実施例の変形例を示す廃棄物焼却熱変換装置
の構成図である。
【図7】本実施例の変形例を示す廃棄物焼却熱変換装置
の構成図である。
【図8】本実施例の変形例を示す廃棄物焼却熱変換装置
の構成図である。
【図9】本実施例の変形例を示す廃棄物焼却熱変換装置
の構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例の廃棄物焼却熱変換装
置の構成図である。
【図11】本実施例の変形例を示す廃棄物焼却熱変換装
置の構成図である。
【図12】本発明の第3の実施例でビール製造工程に適
用した例を示す構成図である。
【図13】本実施例の他の例を示すビール製造工程に適
用した構成図である。
【図14】本実施例の他の例を示すビール製造工程と冷
房に適用した構成図である。
【図15】本実施例の他の例を示すビール製造工程と冷
房に適用した構成図である。
【図16】本発明の第4の実施例で食品卸売市場に適用
した構成図である。
【図17】本実施例の他の例を示す食品卸売市場に適用
した構成図である。
【符号の説明】
1…燃焼装置、2…発生熱回収装置、3…冷熱発生装
置、4…冷熱搬送装置、5…製品製造工程、6…可燃性
廃棄物、9…発生熱、10…熱エネルギー、11…冷
熱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 隆一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の製造工程から排出、回収された可燃
    性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄物を
    燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱回収
    装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用して
    冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷熱を
    前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前記発
    生した冷熱により製造行程の一部を冷却することを特徴
    とする廃棄物焼却熱変換装置。
  2. 【請求項2】製品の製造工程から排出、回収された可燃
    性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄物を
    燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱回収
    装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用して
    冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷熱を
    前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前記発
    生した冷熱により製品の冷却や保存を行なうことを特徴
    とする廃棄物焼却熱変換装置。
  3. 【請求項3】ビ−ルの製造工程から排出、回収されるビ
    −ル粕や汚泥の可燃性廃棄物を乾燥させるための乾燥装
    置と、該乾燥装置により乾燥されたビ−ル粕や汚泥を燃
    焼させる燃焼装置と、該燃焼装置により発生する熱を回
    収する発生熱回収装置と、該発生熱回収装置により回収
    した熱を使用して冷熱を発生させる冷熱発生装置と、こ
    の発生した冷熱を前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置
    とを備え、前記発生した冷熱により前記ビ−ルの製造工
    程のうち麦汁ク−ラ、発酵タンク、貯蔵タンクの少なく
    とも1つを冷却することを特徴とする廃棄物焼却熱変換
    装置。
  4. 【請求項4】卸売市場で発生する青果、水産、精肉等の
    可燃性廃棄物を乾燥させるための乾燥装置と、該乾燥装
    置により乾燥されたビ−ル粕や汚泥を燃焼させる燃焼装
    置と、該燃焼装置により発生する熱を回収する発生熱回
    収装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用し
    て冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷熱
    を冷凍・冷蔵倉庫に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前
    記発生した冷熱により前記冷凍・冷蔵倉庫内の食品の冷
    凍・冷蔵保存を行なうことを特徴とする廃棄物焼却熱変
    換装置。
  5. 【請求項5】製品の製造工程から排出、回収された可燃
    性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄物を
    燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱回収
    装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用して
    冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷熱を
    前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前記冷
    熱発生装置が5℃以下の冷熱を発生するものであって、
    該発生した冷熱により製造行程の各温度レベルの部分を
    冷却することを特徴とする廃棄物焼却熱変換装置。
  6. 【請求項6】製品の製造工程から排出、回収された可燃
    性廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、この可燃性廃棄物を
    燃焼させることにより発生する熱を回収する発生熱回収
    装置と、該発生熱回収装置により回収した熱を使用して
    冷熱を発生させる冷熱発生装置と、この発生した冷熱を
    前記製造工程に搬送する冷熱搬送装置とを備え、前記冷
    熱発生装置が0℃以下の冷熱を発生するものであって、
    該発生した冷熱により製造行程の各温度レベルの部分を
    冷却することを特徴とする廃棄物焼却熱変換装置。
  7. 【請求項7】前記燃焼装置の前段に可燃性廃棄物を乾燥
    させるための乾燥装置を設置した請求項1、2、5又は
    6のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換装置。
  8. 【請求項8】前記冷熱発生装置と前記冷熱搬送装置との
    間に、前記冷熱発生装置で発生した冷熱を蓄える蓄熱装
    置を設置した請求項1から7のいずれかに記載の廃棄物
    焼却熱変換装置。
  9. 【請求項9】前記蓄熱装置により製造行程で必要とする
    冷熱量と前記冷熱発生装置で発生する冷熱の量との時間
    的ずれを調整する請求項8に記載の廃棄物焼却熱変換装
    置。
  10. 【請求項10】前記製造工程に搬送する冷熱の温度が5
    ℃以下である請求項1から4のいずれかに記載の廃棄物
    焼却熱変換装置。
  11. 【請求項11】前記発生熱回収装置が蒸気発生ボイラで
    構成され、前記冷熱発生装置が前記蒸気発生ボイラで発
    生した蒸気を使用する蒸気タービン駆動のターボ冷凍機
    で構成されている請求項1から10にいずれかに記載の
    廃棄物焼却熱変換装置。
  12. 【請求項12】前記冷熱発生装置が、アンモニアを冷媒
    とする吸収式冷凍機で構成されている請求項1から10
    のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換装置。
  13. 【請求項13】前記冷熱発生装置が、HFC系の冷媒を
    使用する吸収式冷凍機で構成されている請求項1から1
    0のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換装置。
  14. 【請求項14】前記冷熱発生装置が、水とリチュームブ
    ロマイドの混合冷媒を使用する吸収式冷凍機で構成され
    ている請求項1から10のいずれかに記載の廃棄物焼却
    熱変換装置。
  15. 【請求項15】前記冷熱発生装置が、吸着式冷凍機で構
    成されている請求項1から10のいずれかに記載の廃棄
    物焼却熱変換装置。
  16. 【請求項16】前記冷熱発生装置が、シリカゲルやゼオ
    ライトを吸着材としエタノールを冷媒とした吸着式の冷
    凍機で構成されている請求項1から10のいずれかに記
    載の廃棄物焼却熱変換装置。
  17. 【請求項17】前記吸着式冷凍機の吸収器のリチューム
    ブロマイドの溶液を溶液ポンプにより蒸発器入り口に搬
    送させて、水である冷媒と混合させて氷点を降下させる
    ように構成されている請求項14に記載の廃棄物焼却熱
    変換装置。
  18. 【請求項18】前記製造工程が食品製造行程である請求
    項1、2、5、6のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換
    装置。
  19. 【請求項19】前記冷熱搬送装置が、発生した冷熱の一
    部を建屋の冷房用に分岐するものである請求項1から1
    8のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換装置。
  20. 【請求項20】前記発生熱回収装置で回収した熱の一部
    を前記製造工程に搬送する発生熱搬送装置を設置した請
    求項1から6のいずれかに記載の廃棄物焼却熱変換装
    置。
JP6259981A 1994-10-25 1994-10-25 廃棄物焼却熱変換装置 Pending JPH08121901A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259981A JPH08121901A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 廃棄物焼却熱変換装置
EP95116758A EP0709622B1 (en) 1994-10-25 1995-10-24 Waste incineration heat conversion system
DE69508181T DE69508181T2 (de) 1994-10-25 1995-10-24 Wärmeumwandlungssystem für Abfallverbrennung
US08/547,579 US5678420A (en) 1994-10-25 1995-10-24 Waste incineration heat conversion system
KR1019950036725A KR100188350B1 (ko) 1994-10-25 1995-10-24 폐기물소각 열변환장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259981A JPH08121901A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 廃棄物焼却熱変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08121901A true JPH08121901A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17341626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6259981A Pending JPH08121901A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 廃棄物焼却熱変換装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5678420A (ja)
EP (1) EP0709622B1 (ja)
JP (1) JPH08121901A (ja)
KR (1) KR100188350B1 (ja)
DE (1) DE69508181T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308373A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Shizuo Kobayashi 燃焼炉排出熱の輸送システム、及び、燃焼炉排出熱の輸送方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19628741C2 (de) 1996-07-17 1999-11-04 Sbw Sonderabfallentsorgung Bad Verfahren zur Feuerbestattung
US6257157B1 (en) 1999-10-19 2001-07-10 Synturian Enterprises, Inc. Refuse incineration plant and exhaust gas filtration system and method for use therewith
KR100619001B1 (ko) * 2000-05-16 2006-08-31 삼성전자주식회사 고밀도 광디스크
KR100402366B1 (ko) * 2001-08-31 2003-10-17 진금수 히트 펌프 시스템
DE10214183C1 (de) * 2002-03-28 2003-05-08 Siemens Ag Kraftwerk zur Kälteerzeugung
SE525918C2 (sv) * 2003-09-10 2005-05-24 Eta Entrans Ab System för värmeförädling
SE531005C2 (sv) * 2007-03-08 2008-11-18 Envac Ab Metod och system för energiåtervinning vid vakuumdrivna avfallsinsamlingssystem
US8474277B2 (en) * 2010-07-13 2013-07-02 General Electric Company Compressor waste heat driven cooling system
US9038389B2 (en) * 2012-06-26 2015-05-26 Harris Corporation Hybrid thermal cycle with independent refrigeration loop
CN105240062A (zh) * 2015-10-14 2016-01-13 付怀仁 一种带有膨胀功回收的余热回收供热系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2501842A1 (fr) * 1981-03-13 1982-09-17 Quiri Cie Sa Usines Procede de recuperation de l'energie degagee par la combustion des dechets, et dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede
CH649829A5 (it) * 1982-07-21 1985-06-14 Paolo Curti Apparecchiatura per la produzione di calore, tramite una pompa di calore, dai fumi di un impianto di riscaldamento e/o dall'aria ambiente.
SE448257B (sv) * 1985-01-23 1987-02-02 Ragn Sellsforetagen Ab Sett och anordning for att genom kylning rena rokgaser fran sopforbrenning samt dervid utvinna vermeenergi
US4751823A (en) * 1985-10-02 1988-06-21 Hans Walter A Control arrangement affecting operation, safety and efficiency of a heat recovery system
US4754614A (en) * 1986-02-07 1988-07-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Prime-motor-driven room warming/cooling and hot water supplying apparatus
US4703629A (en) * 1986-12-15 1987-11-03 Moore Roy A Solar cooling apparatus
US4745768A (en) * 1987-08-27 1988-05-24 The Brooklyn Union Gas Company Combustion-powered refrigeration with decreased fuel consumption
US4873840A (en) * 1988-02-11 1989-10-17 Swedsteam Ab Energy co-generation system
US4882903A (en) * 1988-04-01 1989-11-28 Ch Guernsey & Company Combined cycle waste-to-energy plant
US5347938A (en) * 1992-04-02 1994-09-20 Hidenao Takazawa Methods for processing wastes using potential heat of waste gas prior to incineration
JPH05288327A (ja) 1992-04-07 1993-11-02 Kumagai Gumi Co Ltd エネルギのリサイクル装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308373A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Shizuo Kobayashi 燃焼炉排出熱の輸送システム、及び、燃焼炉排出熱の輸送方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR960014762A (ko) 1996-05-22
EP0709622B1 (en) 1999-03-10
KR100188350B1 (ko) 1999-06-01
US5678420A (en) 1997-10-21
EP0709622A1 (en) 1996-05-01
DE69508181D1 (de) 1999-04-15
DE69508181T2 (de) 1999-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4408468A (en) System comprising at least one absorption heat pump
US4205529A (en) LiCl Dehumidifier LiBr absorption chiller hybrid air conditioning system with energy recovery
US5321944A (en) Power augmentation of a gas turbine by inlet air chilling
JPH08121901A (ja) 廃棄物焼却熱変換装置
JPH01131860A (ja) 燃焼を動力とする冷凍方式
CN103352761A (zh) 基于余热利用的燃机进气冷却装置
US4307577A (en) Air conditioning system making use of waste heat
US6519946B2 (en) Cogeneration system using waste-heat gas generated in micro gas turbine
CN110686472A (zh) 一种可利用发动机废热的车载热泵烘干系统
JP2002266656A (ja) ガスタービンコージェネレーションシステム
CN102778078A (zh) 综合制热制冷节能装置和系统
JP2001248936A (ja) 排熱吸収冷凍システム
JPH11117713A (ja) 化学蓄熱式吸気冷却装置
CN210801686U (zh) 一种吸收焚烧热量的冷藏系统
CN107289665A (zh) 区域能源供应系统
CN101852513A (zh) 汽车的热声制冷装置
JP3821286B2 (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置とその運転方法
JP2003207223A (ja) 排熱回収式冷凍装置
CN219120807U (zh) 用于清洁型能源供热的双级吸收烟气余热回收热泵系统
JP2005147447A (ja) アンモニア−水非共沸混合媒体循環システム
JPH04251170A (ja) コジェネシステムにおける冷凍装置とその運転方法
JPH02146208A (ja) 複合熱利用プラント
JPH0933131A (ja) 氷蓄熱を利用したごみ発電装置
JP2004325048A (ja) 低温水製造装置
CN208419263U (zh) 一种新型蓄热式焚烧炉余热制冷装置