JPH08121342A - 定量供給ポンプ - Google Patents

定量供給ポンプ

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JPH08121342A
JPH08121342A JP28749494A JP28749494A JPH08121342A JP H08121342 A JPH08121342 A JP H08121342A JP 28749494 A JP28749494 A JP 28749494A JP 28749494 A JP28749494 A JP 28749494A JP H08121342 A JPH08121342 A JP H08121342A
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JP
Japan
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bellows
pump
expansion
discharge
fluid
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Application number
JP28749494A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Fujii
睦 藤井
Toshiyuki Fukumoto
敏行 福元
Kiyoshi Nishio
清志 西尾
Makoto Imanishi
良 今西
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的要因及び流体力学的要因による流体の脈
動を解消して、常時一定量の流体を安定供給することの
できる定量供給ポンプを提供する。 【構成】第1ポンプ室及び第2ポンプ室に設けた各ボー
ルネジ機構を独立駆動して、各ポンプ室に収納した各ベ
ローズを吐出動作及び吸入動作する。第1ポンプ室に収
納したベローズを圧縮して流体の吐出動作を開始し、予
め設定した吐出流量に到達したときベローズを一定速度
で圧縮して、第1ポンプ室から吐出される流体の吐出流
量を一定に保つ。第1ポンプ室から吐出される流体の吐
出流量が減少する迄に、第2ポンプ室に収納したベロー
ズを圧縮して流体の吐出動作を開始し、予め設定した吐
出流量に到達したときベローズを一定速度で圧縮して、
第2ポンプ室から吐出される流体の吐出流量を一定に保
つので、常時一定量の流体を安定供給することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、半導体製
造、化学工業等に於いて、薬液や溶剤等の流体を安定供
給するときに用いられる定量供給ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような流体を定量供給す
るポンプとしては、例えば、図5に示すように、第1ポ
ンプ室31及び第2ポンプ室32に収納した各ベローズ
33,33をエアAにより交互に伸縮動作するエア駆動
式ポンプ30がある。つまり、第1ポンプ室31に形成
した吸排気口31aを介してエアAを供給し、同室内に
収納したベローズ33を吐出方向に圧縮すると共に、同
室の吸入口31bに接続したチェックバルブ34を閉塞
し、吐出口31cに接続したチェックバルブ35を開放
して、吐出ポート31dを介してベローズ33内に吸入
された薬液Lを吐出する。
【0003】一方、第2ポンプ室32に形成した吸排気
口32aを介してエアAを排気し、同室内に収納したベ
ローズ33を吸入方向に拡張すると共に、同室の吸入口
32bに接続したチェックバルブ34を開放し、吐出口
32cに接続したチェックバルブ35を閉塞して、吸入
ポート32dを介してベローズ33内に薬液Lを吸入す
る。以下同様に、第1ポンプ室31及び第2ポンプ室3
2に収納した各ベローズ33,33を交互に伸縮動作し
て、各ベローズ33,33内に吸入された薬液Lを次工
程に吐出供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したエア
駆動式ポンプ30は、第1ポンプ室31に収納したベロ
ーズ33の吐出動作が終了した後、第2ポンプ室32に
収納したベローズ33の吐出動作を開始するので、図6
に示すように、各ポンプ室31,32から吐出される薬
液Lの各吐出流量波形c,dが正弦波となり、各ポンプ
室31,32との間で吐出動作を移行するとき、各吐出
流量波形c,dの切替り部分に低吐出圧領域及び低吐出
流量領域が発生し、薬液Lの吐出流量に圧力変化及び流
量変化の脈動が生じるため、吐出側に接続された装置や
部品に疲労が生じ、寿命が短くなる。且つ、エアAの配
管及び制御が複雑であるため、薬液Lの流量調整及び小
型化が難しいという問題点を有している。
【0005】また、各ポンプ室31,32に収納された
各ベローズ33,33をエアAの圧力によって伸縮動作
する構造であるので、各ポンプ室31,32内に供給さ
れるエアAの体積が環境温度により変化し、各ベローズ
33,33の伸縮量が不安定となるため、薬液Lの吐出
流量を一定に保つことが非常に困難である。且つ、薬液
Lの温度や粘度によっても吐出流量に変化が生じるた
め、構造的に、薬液Lの脈動を除去することが困難であ
るという問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、ポンプ本体に
収納した複数の各ベローズを各ベローズ駆動手段により
独立して駆動することにより、機械的要因及び流体力学
的要因による流体の脈動が解消され、常時一定量の流体
を安定供給することができる定量供給ポンプの提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記ポンプ本体の一側部に、該ポンプ本体に収納した各
ベローズを独立して伸縮動作する各ベローズ駆動手段を
設けた定量供給ポンプであることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記各ベローズ駆動手段の駆動速度を
制御し、上記ポンプ本体に収納した各ベローズの伸縮速
度を可変する駆動制御手段を設けた定量供給ポンプであ
ることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記ベローズ駆動手段を、上記ポンプ
本体に収納したベローズの一側部にネジ軸又はナットの
一方を固定し、上記ネジ軸とナットとを互いに螺合する
と共に、該ネジ軸又はナットの一方をネジ送り方向に正
逆回転するネジ送り手段を設けて構成した定量供給ポン
プであることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の定量供給ポンプは、各ベローズ
駆動手段を駆動して、ポンプ本体に収納された複数の各
ベローズを独立して伸縮動作することで、一つのベロー
ズによる吐出動作が終了する迄に、他のベローズによる
吐出動作を即開始することができ、各ベローズによる吐
出動作が連続して行え、何れか一方のベローズを吐出状
態にして、吐出流量の安定を図る。
【0011】請求項2記載の定量供給ポンプは、上記請
求項1記載の作用と併せて、駆動制御手段により各ベロ
ーズ駆動手段の駆動速度を制御することで、予め設定し
た吐出流量に到達するまで各ベローズを一挙に圧縮し、
所定の吐出流量に到達したとき各ベローズを一定速度で
圧縮するため、流体の吐出流量を一定に保つことができ
る。
【0012】請求項3記載の定量供給ポンプは、上記請
求項1記載の構成と併せて、ネジ送り手段を駆動して、
ベローズに固定したネジ軸又はナットの一方を正逆回転
し、同ネジ軸とナットとを軸方向に相対移動させること
で、例えば、駆動エアの体積変化或いは流体の温度や粘
度による影響を受けることなく、各ベローズの伸縮動作
が確実に行える。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、ポンプ本体に収納し
た複数の各ベローズを各ベローズ駆動手段により独立し
て駆動するので、従来例のように駆動エアの体積変化或
いは流体の温度や粘度による影響を受けず、各ベローズ
の伸縮動作が確実に行える。且つ、各ベローズの伸縮量
が安定しているため、機械的要因及び流体力学的要因に
よる流体の脈動が解消され、常時一定量の流体を安定供
給することができ、流体の移送供給が平滑化できる。し
かも、従来型のエア駆動式ポンプ30よりも駆動系統が
簡便であり、流体の流量制御及び小型化が容易に行え
る。流体の吐出流量が常時一定しているので、ポンプの
吐出側に接続した装置や部品に与える影響が小さく、寿
命の延長を図ることができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は流体の一例として薬液を定量供給すると
きに用いられる定量供給ポンプを示し、図1及び図2に
於いて、この定量供給ポンプ1は、ポンプ本体2内部に
形成した第1ポンプ室3及び第2ポンプ室4に各ベロー
ズ5,5を伸縮可能に収納し、各ポンプ室3,4の一側
壁部に配設した各ボールネジ機構6,6により各ベロー
ズ5,5を吸入方向及び吐出方向に伸縮動作して、各ベ
ローズ5,5内に薬液Lを吸入及び吐出する構造であ
る。且つ、少なくとも薬液Lと接触する部分及び部品
を、例えば、PTFE、PFA等の耐腐食性に優れたフ
ッ素樹脂で構成している。
【0015】上述のポンプ本体2は、フッ素樹脂で形成
したポンプヘッド7と、ポンプヘッド7の両側端部に対
して嵌合固定される大きさ及び形状に形成した筒状の各
ケーシング8,8と、各ケーシング8,8の一側端部に
対して嵌合固定される大きさ及び形状に形成した各ポン
プ閉塞蓋9,9とから構成され、ポンプヘッド7の両端
側周縁部に形成した各環状段部7b,7bと、各ケーシ
ング8,8の一端側周縁部8a,8aとを嵌合して一体
的に連結固定し、各ポンプ閉塞蓋9,9の対向側周縁部
に形成した各環状段部9a,9aと、各ケーシング8,
8の他端側周縁部8b,8bとを嵌合して一体的に連結
固定すると共に、ポンプ本体2の内部空間をポンプヘッ
ド7により左右均等に分割して、同ポンプ本体2内に第
1ポンプ室3と第2ポンプ室4とを分割形成している。
ここで、ポンプヘッド7の各環状段部7b,7bと、各
ケーシング8,8の一端側周縁部8b,8bとをガスケ
ットを介して気密状態に嵌合し、各ポンプ閉塞蓋9,9
の各環状段部9a,9aと、各ケーシング8,8の一端
側周縁部8b,8bとをガスケットを介して気密状態に
嵌合しておけば、ベローズの破損等の事故発生時に於い
て、薬液Lの外部漏洩を減少させることができる。
【0016】前述のポンプヘッド7は、フッ素樹脂で形
成したヘッド本体7aに吸入通路10と吐出通路11と
を穿設し、同ヘッド本体7aの一側周面に吸入通路10
と連通して吸入ポート10aを形成し、同ヘッド本体7
aの他側周面に吐出通路11と連通して吐出ポート11
aを形成している。且つ、ヘッド本体7aの両端側中央
面に上述した吸入通路10と連通して各吸入口10b,
10bを形成し、同ヘッド本体7aの両端側中央面に上
述した吐出通路11と連通して各吐出口11b,11b
を形成すると共に、各吸入口10b,10bには各チェ
ックバルブ12,12を接続し、各吐出口11b,11
bには各チェックバルブ13,13を接続している。
【0017】前述の各ベローズ5,5は、フッ素樹脂で
形成した各ベローズ5,5の開放側周縁部5a,5a
と、ポンプヘッド7の両側面に形成した各環状凹部7
c,7cとを互いに嵌合し、同各ベローズ5,5の開放
側周縁部5a,5aに各固定リング14,14の内径側
周縁部14a,14aを係止して、同各固定リング1
4,14とポンプヘッド7とを一体的に連結固定すると
共に、同各ベローズ5,5の開放側周縁部5a,5aと
ポンプヘッド7の各環状凹部7c,7cとの間に介在し
た各シールリング15,15で気密状態を保持してい
る。且つ、各ベローズ5,5の閉塞側周縁部5b,5b
と、各連結プレート16,16の一側平面部に形成した
各嵌込み凹部16a,16aとを互いに嵌合し、同各ベ
ローズ5,5の閉塞側周縁部5b,5bに各固定リング
17,17の内径側周縁部17a,17aを係止して、
各固定リング17,17と各連結プレート16,16と
を一体的に連結固定している。
【0018】前述の各ボールネジ機構6,6は、各連結
プレート16,16の他側平面部に連結固定した各取付
け枠18,18に、各ベローズ5,5の伸縮ストローク
よりも若干幅広間隔に隔てて各ナット19,19を固定
すると共に、各ポンプ閉塞蓋9,9の中央平面部に形成
した各軸受孔9c,9cに、各ベローズ5,5の伸縮ス
トロークよりも長尺寸法に形成した各ネジ軸20,20
を出没摺動可能に挿入して、各ネジ軸20,20の一端
側に各ナット19,19を前後摺動可能に螺合してい
る。
【0019】且つ、各ポンプ閉塞蓋9,9の一側端部
に、例えば、ステッピングモータやサーボモータ等で構
成される回転量検出機能付き各伸縮用モータ21,21
を連結固定し、各伸縮用モータ21,21の各回転軸2
2,22上に固定した各プーリ23,23と、各ネジ軸
20,20の他端側に固定した各プーリ24,24との
間に各駆動ベルト25,25を張架し、後述する駆動制
御装置26により各伸縮用モータ21,21の回転速度
を制御する。つまり、各伸縮用モータ21,21の駆動
力により、各プーリ23,24及び駆動ベルト25を介
して各ネジ軸20,20を正逆回転させ、各ネジ軸2
0,20上に螺合した各ナット19,19を軸方向にネ
ジ送りして、各ナット19,19に連結固定された各ベ
ローズ5,5を吐出方向及び吸入方向に伸縮動作すると
共に、各ベローズ5,5の伸縮動作に対応して薬液Lを
吸入及び吐出する。
【0020】上述の駆動制御装置26は、CPU(図示
省略)に格納されたプログラムに沿って各伸縮用モータ
21,21の回転を制御し、各伸縮用モータ21,21
から出力されるパルス信号に基づいて回転量を検出す
る。且つ、各ポンプ室3,4から吐出される薬液Lの吐
出流量を電磁式流量計(図示省略)により計測し、同流
量計から出力される信号に基づいて薬液Lの吐出流量を
判定する。つまり、図3に示すように、吐出開始時に於
いて、予め設定した吐出流量に到達するまで伸縮用モー
タ21を等加速度回転し、ベローズ5を一挙に圧縮す
る。定量供給時に於いて、所定の吐出流量に到達すると
同時に伸縮用モータ21を等速度回転し、ベローズ5を
一定速度で圧縮する。吐出終了時に、所定の吐出流量よ
りも減少すると同時に伸縮用モータ21を減速回転し、
ベローズ5を徐々に圧縮する。
【0021】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、定量供給ポンプ1による薬液Lの供給動作を
説明する。先ず、図1及び図2に於いて、第1ポンプ室
3及び第2ポンプ室4に設けた各ボールネジ機構6,6
を独立駆動し、各伸縮用モータ21,21の駆動力によ
り、各ネジ軸20,20上に螺合した各ナット19,1
9を軸方向にネジ送りして、各ナット19,19に連結
した各ベローズ5,5を吐出方向及び吸入方向に伸縮動
作する。
【0022】つまり、第1ポンプ室3側に設けたボール
ネジ機構6の伸縮用モータ21を回転し、ネジ軸20上
に螺合したナット19をネジ送りして、同室側に収納し
たベローズ5を吸入方向に向けて強制的に拡張する。同
時に、第1ポンプ室3の吸入口10b側に接続したチェ
ックバルブ12を開放し、吐出口11b側に接続したチ
ェックバルブ13を閉塞して、ポンプヘッド7の吸入ポ
ート10aを介してベローズ5内に薬液Lを所定量吸入
する。
【0023】吸入動作が終了後、ボールネジ機構6の伸
縮用モータ21を等加速度で回転して、同室側に収納し
たベローズ5を予め設定した吐出流量に到達するまで一
挙に圧縮する。同時に、第1ポンプ室3の吸入口10b
側に接続したチェックバルブ12を閉塞し、吐出口11
b側に接続したチェックバルブ13を開放して、ホンプ
ヘッド7の吐出ポート11aを介して第1ポンプ室3内
に吸入された薬液Lを吐出する。図3に示すように、予
め設定した吐出流量に到達したとき、伸縮用モータ21
を等速回転して、ベローズ5を吐出方向に向けて一定速
度で圧縮し、第1ポンプ室3から吐出される薬液Lの吐
出流量を一定に保ち、吐出流量波形aを安定させる。
【0024】一方、第1ポンプ室3内に吸入された薬液
Lの吐出時に、第2ポンプ室4側に設けたボールネジ機
構6の伸縮用モータ21を回転し、ネジ軸20上に螺合
したナット19をネジ送りして、同室側に収納したベロ
ーズ5を吸入方向に向けて強制的に拡張する。同時に、
第2ポンプ室4の吸入口10b側に接続したチェックバ
ルブ12を開放し、吐出口11b側に接続したチェック
バルブ13を閉塞して、ホンプヘッド7の吐出ポート1
1aを介して第2ポンプ室4内に薬液Lを吸入する。
【0025】次に、第1ポンプ室3から吐出される薬液
Lの吐出流量が減少する迄に、同室側に設けたボールネ
ジ機構6の伸縮用モータ21を減速回転して、同室側に
収納したベローズ5を吐出方向に向けて徐々に圧縮す
る。且つ、第2ポンプ室4側に設けたボールネジ機構6
の伸縮用モータ21を等加速度で回転して、同室側に収
納したベローズ5を予め設定した吐出流量に到達するま
で一挙に圧縮する。同時に、第2ポンプ室4の吸入口1
0b側に接続したチェックバルブ12を閉塞し、吐出口
11b側に接続したチェックバルブ13を開放して、第
2ポンプ室4内に吸入された薬液Lの吐出動作を開始す
る。予め設定した吐出流量に到達したとき、伸縮用モー
タ21を等速回転して、ベローズ5を吐出方向に向けて
一定速度で圧縮し、第2ポンプ室4から吐出される薬液
Lの吐出流量を一定に保ち、吐出流量波形bを安定させ
る。且つ、一方のベローズ5が減速運転となる時には、
必ず他方のベロース5を同期して加速運転となるように
駆動制御することで、図4に示すように、各ベローズ
5,5から吐出される薬液Lの各吐出流量波形a,bが
一定となり、第1ポンプ室3及び第2ポンプ室4から供
給される薬液Lの吐出流量を常時一定に保つことができ
る。
【0026】以上のように、第1ポンプ室3及び第2ポ
ンプ室4に収納した各ベローズ5,5を各ボールネジ機
構6,6により独立して駆動するので、従来例のように
駆動エアAの体積変化或いは薬液Lの温度や粘度変化に
よる影響を受けず、各ベロース5,5の伸縮動作が確実
に行える。且つ、各ベローズ5,5の伸縮量が安定して
いるため、機械的要因及び流体力学的要因による薬液L
の脈動がほぼ完全に解消され、常時一定量の薬液Lを安
定供給することができ、薬液Lの移送供給が平滑化でき
る。しかも、従来型のエア駆動式ポンプ30よりも駆動
系統が簡便であり、薬液Lの流量制御及び小型化が容易
に行える。薬液Lの吐出流量が常時一定しているので、
吐出側に接続した装置や部品に与える影響が小さく、寿
命の延長を図ることができる。
【0027】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の流体は、実施例の薬液Lに対応
し、以下同様に、ベローズ駆動手段及びネジ送り手段
は、ボールネジ機構6及びナット19と、ネジ軸20
と、伸縮用モータ21と、回転軸22と、各プーリ2
3,24と、駆動ベルト25とに対応し、駆動制御手段
は、駆動制御装置26に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0028】上述の実施例では、ボールネジ機構6を構
成するネジ軸20の正逆回転によりナット19をネジ送
りして、同ナット19に固定したベローズ5を伸縮動作
するが、例えば、ベローズ5の閉塞側に固定した連結プ
レート16にネジ軸20の一端側を直結し、伸縮用モー
タ21の駆動力により、ネジ軸20の他端側に螺合した
ナット19を正逆回転して、同ネジ軸20に直結したベ
ローズ5を吐出方向及び吸入方向に伸縮動作するもよ
く、実施例と同様に、薬液Lの流量制御が容易に行え
る。
【0029】また、第1ポンプ室3と第2ポンプ室4と
を2室連設しているが、例えば、3室、4室、5室、6
室等の多数室連設することで、2連型の定量供給ポンプ
1よりも脈動が小さくなり、薬液Lの移送供給が平滑化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定量供給ポンプの吸入動作及び吐出動作を示す
縦断側面図。
【図2】定量供給ポンプの制御系統を示す側面図。
【図3】定量供給ポンプの吐出流量波形を示す特性図。
【図4】定量供給ポンプの吐出流量波形を示す特性図。
【図5】従来型のエア駆動式ポンプを示す縦断側面図。
【図6】エア駆動式ポンプの吐出流量波形を示す特性
図。
【符号の説明】
L…薬液 1…定量供給ポンプ 2…ポンプ本体 3…第1ポンプ室 4…第2ポンプ室 5…ベローズ 6…ボールネジ機構 10b…吐出口 11b…吐出口 12,13…チェックバルブ 19…ナット 20…ネジ軸 21…伸縮用モータ 22…回転軸 23,24…プーリ 25…駆動ベルト 26…駆動制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 良 兵庫県三田市下内神字打場541番地の1 日本ピラー工業株式会社三田工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体に収納した複数の各ベローズを
    伸縮して、該各ベローズの伸縮動作により流体を吸入及
    び吐出する定量供給ポンプであって、上記ポンプ本体の
    一側部に、該ポンプ本体に収納した複数の各ベローズを
    独立して伸縮動作する各ベローズ駆動手段を設けた定量
    供給ポンプ。
  2. 【請求項2】上記各ベローズ駆動手段の駆動速度を制御
    して、上記ポンプ本体に収納した各ベローズの伸縮速度
    を可変する駆動制御手段を設けた請求項1記載の定量供
    給ポンプ。
  3. 【請求項3】上記ベローズ駆動手段を、上記ポンプ本体
    に収納したベローズの一側部にネジ軸又はナットの一方
    を固定し、上記ネジ軸とナットとを互いに螺合すると共
    に、該ネジ軸又はナットの一方をネジ送り方向に正逆回
    転するネジ送り手段を設けて構成した請求項1記載の定
    量供給ポンプ。
JP28749494A 1994-10-26 1994-10-26 定量供給ポンプ Pending JPH08121342A (ja)

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