JPH08120313A - ステーブ - Google Patents
ステーブInfo
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- JPH08120313A JPH08120313A JP28241394A JP28241394A JPH08120313A JP H08120313 A JPH08120313 A JP H08120313A JP 28241394 A JP28241394 A JP 28241394A JP 28241394 A JP28241394 A JP 28241394A JP H08120313 A JPH08120313 A JP H08120313A
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- Japan
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- stave
- bricks
- furnace
- brick
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高炉等の大型溶解炉や大型加熱炉の炉壁冷却
に用いられるステーブを長寿命化する。 【構成】 1)表面に断面形状が円又は多角形の柱状の
煉瓦をステーブ表面に垂直に、かつ煉瓦相互に間隔をあ
けて配し、裏面に冷却パイプを内蔵させ、前記煉瓦と冷
却パイプを一体に鋳造したことを特徴とするステーブ。
2)柱状煉瓦の相互の間隔が等しくなるようにステーブ
表面に垂直に、かつ煉瓦相互の間隔をあけて配したこと
を特徴とする1)記載のステーブ。
に用いられるステーブを長寿命化する。 【構成】 1)表面に断面形状が円又は多角形の柱状の
煉瓦をステーブ表面に垂直に、かつ煉瓦相互に間隔をあ
けて配し、裏面に冷却パイプを内蔵させ、前記煉瓦と冷
却パイプを一体に鋳造したことを特徴とするステーブ。
2)柱状煉瓦の相互の間隔が等しくなるようにステーブ
表面に垂直に、かつ煉瓦相互の間隔をあけて配したこと
を特徴とする1)記載のステーブ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等の大型溶解炉や
大型加熱炉等において、炉体の保護、炉命の延長のため
に炉壁を強制冷却する場合に用いられるステーブに関す
る。
大型加熱炉等において、炉体の保護、炉命の延長のため
に炉壁を強制冷却する場合に用いられるステーブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように高炉等の大型溶解炉や各種
大型加熱炉においては、炉体の保護、炉命延長のため炉
壁の強制冷却を行っている。このような冷却手段として
は、図4に示すようにステーブ本体を形成する鋳物4の
内部に冷却パイプ5を鋳ぐるんだステーブを外面の鉄皮
6の内側の設置、固定し、その内側スタンプ材2を介し
て煉瓦1を積み炉壁Fを構成している。しかして後、冷
却パイプ5に冷却水を通水して炉壁Fを冷却する方法が
知られている。
大型加熱炉においては、炉体の保護、炉命延長のため炉
壁の強制冷却を行っている。このような冷却手段として
は、図4に示すようにステーブ本体を形成する鋳物4の
内部に冷却パイプ5を鋳ぐるんだステーブを外面の鉄皮
6の内側の設置、固定し、その内側スタンプ材2を介し
て煉瓦1を積み炉壁Fを構成している。しかして後、冷
却パイプ5に冷却水を通水して炉壁Fを冷却する方法が
知られている。
【0003】このような構造では、内側の煉瓦とステー
ブがそれぞれ独立壁として構成されており、内側の煉瓦
1は支持物がなく、煉瓦間の迫り力で構造を保っている
だけで、構造的に不安定であり、高炉内のような高温で
磨耗性の環境では、壁を構成する煉瓦1が磨耗やスポー
リング等で損傷を受けた場合、損傷を受けた煉瓦のまわ
りの壁を構成する煉瓦1は部分崩壊または全面崩壊を起
こし、耐火物1の寿命が著しく短いという欠点があっ
た。
ブがそれぞれ独立壁として構成されており、内側の煉瓦
1は支持物がなく、煉瓦間の迫り力で構造を保っている
だけで、構造的に不安定であり、高炉内のような高温で
磨耗性の環境では、壁を構成する煉瓦1が磨耗やスポー
リング等で損傷を受けた場合、損傷を受けた煉瓦のまわ
りの壁を構成する煉瓦1は部分崩壊または全面崩壊を起
こし、耐火物1の寿命が著しく短いという欠点があっ
た。
【0004】これを改善するために図5に示すような炉
内の煉瓦を鋳ぐるみ煉瓦9としてステーブ内に一体鋳造
した構造が考え出され採用されている。これは、図4の
炉内壁を構成する煉瓦1をステーブと一体に鋳造し、鋳
ぐるみ煉瓦9を鋳物のリブ10で挟み込んで保持するも
のである。
内の煉瓦を鋳ぐるみ煉瓦9としてステーブ内に一体鋳造
した構造が考え出され採用されている。これは、図4の
炉内壁を構成する煉瓦1をステーブと一体に鋳造し、鋳
ぐるみ煉瓦9を鋳物のリブ10で挟み込んで保持するも
のである。
【0005】図5(a)にステーブの側断面と図5
(b)に正面図を示す。図4で示したステーブ前面の炉
内煉瓦1をステーブと一体に鋳ぐるむために、鋳ぐるみ
煉瓦9を構成する単体煉瓦を横に列状に並べ、この列を
一定間隔に配置した後、鋳ぐるみ煉瓦9と一体鋳造を行
い、これを鋳物のリブ10で保持している。この単体煉
瓦は正面は長方形、側面はリブから抜け落ちないように
炉内側にテーパーを付けた台形の形状をしている。
(b)に正面図を示す。図4で示したステーブ前面の炉
内煉瓦1をステーブと一体に鋳ぐるむために、鋳ぐるみ
煉瓦9を構成する単体煉瓦を横に列状に並べ、この列を
一定間隔に配置した後、鋳ぐるみ煉瓦9と一体鋳造を行
い、これを鋳物のリブ10で保持している。この単体煉
瓦は正面は長方形、側面はリブから抜け落ちないように
炉内側にテーパーを付けた台形の形状をしている。
【0006】しかし、この構造では図4に示した構造よ
り炉内側の煉瓦の寿命は向上するものの、鋳ぐるみ煉瓦
9を上下の鋳物で挟んでいるだけであり、鋳物のリブ1
0で鋳ぐるみ煉瓦9を支持する能力が弱く、また、鋳ぐ
るみ煉瓦9を支持している鋳物のリブ10が長手方向に
拘束されているため鋳物の熱膨張によりリブ10が上下
方向に波うった形状に変形し支持力が低下する、あるい
は変形したリブ10が鋳ぐるみ煉瓦9を破壊する等の現
象を引き起こし、前述の図4のステーブより寿命は多少
長いがやはり限界があった。
り炉内側の煉瓦の寿命は向上するものの、鋳ぐるみ煉瓦
9を上下の鋳物で挟んでいるだけであり、鋳物のリブ1
0で鋳ぐるみ煉瓦9を支持する能力が弱く、また、鋳ぐ
るみ煉瓦9を支持している鋳物のリブ10が長手方向に
拘束されているため鋳物の熱膨張によりリブ10が上下
方向に波うった形状に変形し支持力が低下する、あるい
は変形したリブ10が鋳ぐるみ煉瓦9を破壊する等の現
象を引き起こし、前述の図4のステーブより寿命は多少
長いがやはり限界があった。
【0007】実際、吹き止め後にステーブを調査する
と、リブ10煉瓦は残っているものの鋳ぐるみ煉瓦9の
みが抜け落ちた、あるいは破損された煉瓦が鋳物間に残
っていたのが観察されている。壁を構成している耐火物
が脱落してしまうため炉内プロフィールに急激な変化が
生じ、特に反応炉の操業上好ましくなく、また高炉の炉
寿命を縮めることとなる。また、ステーブ表面の煉瓦は
断熱機能を有しているが、これが脱落すると熱伝導率が
高い鋳物が炉内に露出してしまい、炉内反応の状況、あ
るいは炉の部位によっては過冷却を起こし、熱損失分を
補償するため燃料原単位が上昇してしまう等、高炉の操
業管理、設備管理上の問題があった。
と、リブ10煉瓦は残っているものの鋳ぐるみ煉瓦9の
みが抜け落ちた、あるいは破損された煉瓦が鋳物間に残
っていたのが観察されている。壁を構成している耐火物
が脱落してしまうため炉内プロフィールに急激な変化が
生じ、特に反応炉の操業上好ましくなく、また高炉の炉
寿命を縮めることとなる。また、ステーブ表面の煉瓦は
断熱機能を有しているが、これが脱落すると熱伝導率が
高い鋳物が炉内に露出してしまい、炉内反応の状況、あ
るいは炉の部位によっては過冷却を起こし、熱損失分を
補償するため燃料原単位が上昇してしまう等、高炉の操
業管理、設備管理上の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すようなステ
ーブ前面の煉瓦を独立壁として構築する構造では炉内面
の支持がなく構造的に不安定であり早期の脱落、崩壊を
起こし高炉炉内プロフィールの急激な変化による操業の
不安定、高炉寿命の短縮、あるいは、断熱機能の消失に
よる高炉の燃料原単位の上昇等の問題があった。
ーブ前面の煉瓦を独立壁として構築する構造では炉内面
の支持がなく構造的に不安定であり早期の脱落、崩壊を
起こし高炉炉内プロフィールの急激な変化による操業の
不安定、高炉寿命の短縮、あるいは、断熱機能の消失に
よる高炉の燃料原単位の上昇等の問題があった。
【0009】これを解決するために、図5に示すような
ステーブ前面の煉瓦をステーブ鋳物と一体に鋳ぐるんだ
構造では、煉瓦の支持力が増すため図4に示すような構
造に比べて煉瓦の寿命は増すものの、煉瓦の支持は上下
の鋳物のリブ10で上下方向に抑えているだけでまだ支
持する能力が不足しており、また、鋳物のリブ10の鋳
物の熱膨張、変形による支持力が低下、変形したリブ1
0による鋳ぐるみ煉瓦9の破壊する等による寿命の限界
があった。本発明は、炉内煉瓦をステーブとの一体構造
を行う際の鋳込み煉瓦の支持構造を提供することによ
り、長時間にわたって損耗の少ないステーブを提供する
ことを目的とする。
ステーブ前面の煉瓦をステーブ鋳物と一体に鋳ぐるんだ
構造では、煉瓦の支持力が増すため図4に示すような構
造に比べて煉瓦の寿命は増すものの、煉瓦の支持は上下
の鋳物のリブ10で上下方向に抑えているだけでまだ支
持する能力が不足しており、また、鋳物のリブ10の鋳
物の熱膨張、変形による支持力が低下、変形したリブ1
0による鋳ぐるみ煉瓦9の破壊する等による寿命の限界
があった。本発明は、炉内煉瓦をステーブとの一体構造
を行う際の鋳込み煉瓦の支持構造を提供することによ
り、長時間にわたって損耗の少ないステーブを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
表面に断面形状が円又は多角形の柱状の煉瓦をステーブ
表面に垂直に、かつ煉瓦相互に間隔をあけて配し、裏面
に冷却パイプを内蔵させ、前記煉瓦と冷却パイプを一体
に鋳造したステーブである。第2の発明は第1の発明に
おいて、柱状煉瓦を相互の間隔が等しくなるようにステ
ーブ表面に配置したことを特徴とする。
表面に断面形状が円又は多角形の柱状の煉瓦をステーブ
表面に垂直に、かつ煉瓦相互に間隔をあけて配し、裏面
に冷却パイプを内蔵させ、前記煉瓦と冷却パイプを一体
に鋳造したステーブである。第2の発明は第1の発明に
おいて、柱状煉瓦を相互の間隔が等しくなるようにステ
ーブ表面に配置したことを特徴とする。
【0011】
【作用】図1に本発明のステーブの側断面、図2及び図
3にその正面図の例を示す。本発明は柱状の煉瓦をステ
ーブ表面に煉瓦相互に間隔をあけて配置し、鋳物と一体
に鋳造を行ったものである。
3にその正面図の例を示す。本発明は柱状の煉瓦をステ
ーブ表面に煉瓦相互に間隔をあけて配置し、鋳物と一体
に鋳造を行ったものである。
【0012】本発明のステーブでは、鋳物4が炉内煉瓦
8の側面の全方向から包み込むことにより煉瓦支持力を
強固にすることができる。また、1つ1つの柱状の煉瓦
を鋳物が支持しているために、もしも、スポーリング等
によってある煉瓦が損傷しても他の煉瓦への影響はな
く、従来のステーブのように煉瓦が抜け落ちたことによ
り煉瓦同志の迫りが無くなり健全な煉瓦まで抜け落ちて
しまうという現象を防止出来る。
8の側面の全方向から包み込むことにより煉瓦支持力を
強固にすることができる。また、1つ1つの柱状の煉瓦
を鋳物が支持しているために、もしも、スポーリング等
によってある煉瓦が損傷しても他の煉瓦への影響はな
く、従来のステーブのように煉瓦が抜け落ちたことによ
り煉瓦同志の迫りが無くなり健全な煉瓦まで抜け落ちて
しまうという現象を防止出来る。
【0013】炉内煉瓦8の断面形状は、円形または多角
形、特に六角形が好ましく、これを相互に間隔をあけて
配置することにより炉内煉瓦8の間の鋳物の厚みが各部
同等となり、鋳物の膨張量、収縮量により単体煉瓦にか
かる力が各方向均一となり、煉瓦の割損による損傷が少
なくなる。また、従来のステーブは鋳物のリブ10が横
方向だけであったため、鋳物の熱膨張力が上下方向のリ
ブ10の変形を生じ、煉瓦が割損していたが、本発明の
ステーブでは、リブ部は特定の方向を持たないために、
鋳物の熱膨張による変形はどの方向へも均一に分散さ
れ、この点からも煉瓦の割損による損傷を防止すること
が出来る。煉瓦相互の間隔を等しくすることにより、炉
内煉瓦8の間の鋳物の厚みが完全に各部同等となり、熱
膨張による不均一な変形は完全に防止出来る。
形、特に六角形が好ましく、これを相互に間隔をあけて
配置することにより炉内煉瓦8の間の鋳物の厚みが各部
同等となり、鋳物の膨張量、収縮量により単体煉瓦にか
かる力が各方向均一となり、煉瓦の割損による損傷が少
なくなる。また、従来のステーブは鋳物のリブ10が横
方向だけであったため、鋳物の熱膨張力が上下方向のリ
ブ10の変形を生じ、煉瓦が割損していたが、本発明の
ステーブでは、リブ部は特定の方向を持たないために、
鋳物の熱膨張による変形はどの方向へも均一に分散さ
れ、この点からも煉瓦の割損による損傷を防止すること
が出来る。煉瓦相互の間隔を等しくすることにより、炉
内煉瓦8の間の鋳物の厚みが完全に各部同等となり、熱
膨張による不均一な変形は完全に防止出来る。
【0014】炉内煉瓦8は柱状の長手方向断面が、ステ
ーブの表面側が小さくなるように、表面からの全長の1
/2以上にテーパーを1/100〜1/10付すことに
より、前面方向への煉瓦の移動が防止出来、脱落が少な
くなる。テーパーが全長の1/2未満では高炉操業中に
ステーブの鋳物が損耗していった場合に、短い期間で煉
瓦が脱落する可能性がある。尚、セラミック層の底面各
部は曲率半径5〜30mmの凸面を持った形状とするこ
とにより亀裂発生防止を図ることが望ましい。
ーブの表面側が小さくなるように、表面からの全長の1
/2以上にテーパーを1/100〜1/10付すことに
より、前面方向への煉瓦の移動が防止出来、脱落が少な
くなる。テーパーが全長の1/2未満では高炉操業中に
ステーブの鋳物が損耗していった場合に、短い期間で煉
瓦が脱落する可能性がある。尚、セラミック層の底面各
部は曲率半径5〜30mmの凸面を持った形状とするこ
とにより亀裂発生防止を図ることが望ましい。
【0015】本発明の煉瓦支持構造では、炉内煉瓦支持
力の増大、熱変形による煉瓦の割損防止により、炉内煉
瓦8の寿命を延長することが可能となり、ステーブの損
耗が緩やかでステーブを長寿命化し、炉寿命を延長する
ことができ、また、煉瓦が断熱機能を発揮し、炉の燃料
原単位の上昇を防止することができる。
力の増大、熱変形による煉瓦の割損防止により、炉内煉
瓦8の寿命を延長することが可能となり、ステーブの損
耗が緩やかでステーブを長寿命化し、炉寿命を延長する
ことができ、また、煉瓦が断熱機能を発揮し、炉の燃料
原単位の上昇を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。 (実施例1)図1は、本発明のステーブを鉄皮に取り付
けた側断面を示している。図1において、4はステーブ
本体を形成する鋳物部、5は冷却パイプで鋳物部4との
鋳ぐるみ部を有し、その端部は冷却媒体の給・排部とな
っている。6は、炉殻を形成する鉄皮で、これにステー
ブ本体を取り付けボルト7で固定する。本発明において
は煉瓦の形状は表面の直径が70mm、長さ150m
m、底部直径80mmの円柱状で、テーパー部の長さは
130mm、勾配1/15として底部は曲率半径20m
mの凸曲面とした。また、煉瓦をステーブ表面に、煉瓦
相互の中心距離を90mmとして配置した。図2は本発
明のステーブを炉内側から見た状態を示している。
る。 (実施例1)図1は、本発明のステーブを鉄皮に取り付
けた側断面を示している。図1において、4はステーブ
本体を形成する鋳物部、5は冷却パイプで鋳物部4との
鋳ぐるみ部を有し、その端部は冷却媒体の給・排部とな
っている。6は、炉殻を形成する鉄皮で、これにステー
ブ本体を取り付けボルト7で固定する。本発明において
は煉瓦の形状は表面の直径が70mm、長さ150m
m、底部直径80mmの円柱状で、テーパー部の長さは
130mm、勾配1/15として底部は曲率半径20m
mの凸曲面とした。また、煉瓦をステーブ表面に、煉瓦
相互の中心距離を90mmとして配置した。図2は本発
明のステーブを炉内側から見た状態を示している。
【0017】(実施例2)図3は、本発明のステーブの
煉瓦に六角柱を使用した場合の炉内側から見た状態を示
した。本発明においては煉瓦の形状は正六角形で1辺の
長さが35mm、長さ150mm、底部の六角形は1辺
の長さが40mm、テーパー部の長さは100mm、勾
配は1/10として底部は曲率半径20mmの凸曲面と
した。また、煉瓦をステーブ表面に、煉瓦相互の中心距
離を90mmとして配置した。
煉瓦に六角柱を使用した場合の炉内側から見た状態を示
した。本発明においては煉瓦の形状は正六角形で1辺の
長さが35mm、長さ150mm、底部の六角形は1辺
の長さが40mm、テーパー部の長さは100mm、勾
配は1/10として底部は曲率半径20mmの凸曲面と
した。また、煉瓦をステーブ表面に、煉瓦相互の中心距
離を90mmとして配置した。
【0018】実施例1,2のステーブは、煉瓦(酸化
物、窒化物、炭化物系等で断熱性、耐磨耗性を有するも
ので、円柱又は六角柱のものが鋳物と一体化させるのに
好ましい)を鋳物で構成されるステーブの表面(炉内
側)に一体鋳造させることにより以下の如き効果を有す
る。煉瓦を鋳物が包み込み、鋳物による個々の煉瓦の保
持能力をアップさせ、かつ、鋳物の熱変形による煉瓦の
破壊が防止できるので、煉瓦の脱落、割損を防ぎ、ステ
ーブの長寿命化に寄与する。
物、窒化物、炭化物系等で断熱性、耐磨耗性を有するも
ので、円柱又は六角柱のものが鋳物と一体化させるのに
好ましい)を鋳物で構成されるステーブの表面(炉内
側)に一体鋳造させることにより以下の如き効果を有す
る。煉瓦を鋳物が包み込み、鋳物による個々の煉瓦の保
持能力をアップさせ、かつ、鋳物の熱変形による煉瓦の
破壊が防止できるので、煉瓦の脱落、割損を防ぎ、ステ
ーブの長寿命化に寄与する。
【0019】本発明のステーブは、上記の如く煉瓦の保
持能力が大きいので長期間使用しても煉瓦の脱落、割損
による損耗は極めて少なく、且つ、炉内プロフィールの
急激な変化が生じないので長期間にわたって高炉の安定
操業を可能にする。煉瓦を一体成形、鋳造出来るのでス
テーブの構造が究めて単純化するので製造工程の簡略
化、製造コストの低減が図られる。
持能力が大きいので長期間使用しても煉瓦の脱落、割損
による損耗は極めて少なく、且つ、炉内プロフィールの
急激な変化が生じないので長期間にわたって高炉の安定
操業を可能にする。煉瓦を一体成形、鋳造出来るのでス
テーブの構造が究めて単純化するので製造工程の簡略
化、製造コストの低減が図られる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明の効果を列挙す
ると、以下のようになる。煉瓦を鋳物が包み込み、個々
の煉瓦の保持能力をアップさせることにより脱落を防
ぎ、ステーブの長寿命化に寄与する。本発明のステーブ
は、上記の如く煉瓦の保持能力が大きく、鋳物の熱変形
による煉瓦への影響が小さいので長時間使用しても煉瓦
の損耗は極めて少なく且つ炉内プロフィールの急激な変
化が生じないので長期間にわたって高炉の安定操業を可
能にする。煉瓦を一体成形、鋳造出来るのでステーブの
構造が極めて単純化するので製造工程の簡略化、製造コ
ストの低減が図られる。
ると、以下のようになる。煉瓦を鋳物が包み込み、個々
の煉瓦の保持能力をアップさせることにより脱落を防
ぎ、ステーブの長寿命化に寄与する。本発明のステーブ
は、上記の如く煉瓦の保持能力が大きく、鋳物の熱変形
による煉瓦への影響が小さいので長時間使用しても煉瓦
の損耗は極めて少なく且つ炉内プロフィールの急激な変
化が生じないので長期間にわたって高炉の安定操業を可
能にする。煉瓦を一体成形、鋳造出来るのでステーブの
構造が極めて単純化するので製造工程の簡略化、製造コ
ストの低減が図られる。
【図1】本発明の一実施例のステーブとその取り付け状
態を示す側断面図
態を示す側断面図
【図2】本発明の一実施例のステーブと炉内側から見た
正面図
正面図
【図3】本発明の他の実施例のステーブと炉内側から見
た正面図
た正面図
【図4】従来のステーブ例とその取り付け状態を示す側
断面図
断面図
【図5】(a)煉瓦を鋳ぐるんだ従来のステーブ例とそ
の取り付け状態を示す側断面図 (b)炉内側から見た正面図
の取り付け状態を示す側断面図 (b)炉内側から見た正面図
1 耐火物 2 スタンプ材 3 鋳込み煉瓦 4 ステーブ 5 冷却ポンプ 6 高炉鉄皮 7 取り付けボルト 8 炉内煉瓦 9 鋳ぐるみ煉瓦 10 鋳物(リブ) F 炉壁
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に断面形状が円又は多角形の柱状の
煉瓦をステーブ表面に垂直に、かつ煉瓦相互に間隔をあ
けて配し、裏面に冷却パイプを内蔵させ、前記煉瓦と冷
却パイプを一体に鋳造したことを特徴とするステーブ。 - 【請求項2】 柱状煉瓦の相互の間隔が等しくなるよう
にステーブ表面に垂直に、かつ煉瓦相互の間隔をあけて
配したことを特徴とする請求項1記載のステーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28241394A JPH08120313A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ステーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28241394A JPH08120313A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ステーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120313A true JPH08120313A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17652093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28241394A Withdrawn JPH08120313A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ステーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08120313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580743B1 (en) | 1999-02-26 | 2003-06-17 | Nippon Steel Corporation | Stave cooler |
JP2017057424A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Jfeスチール株式会社 | 炉体保護用ステーブ |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28241394A patent/JPH08120313A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580743B1 (en) | 1999-02-26 | 2003-06-17 | Nippon Steel Corporation | Stave cooler |
JP2017057424A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Jfeスチール株式会社 | 炉体保護用ステーブ |
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