JPH0811996A - 出荷装置 - Google Patents

出荷装置

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JPH0811996A
JPH0811996A JP14476394A JP14476394A JPH0811996A JP H0811996 A JPH0811996 A JP H0811996A JP 14476394 A JP14476394 A JP 14476394A JP 14476394 A JP14476394 A JP 14476394A JP H0811996 A JPH0811996 A JP H0811996A
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JP
Japan
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pump
relief valve
valve
downstream
oil liquid
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JP14476394A
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Takaaki Sakanoue
隆昭 坂ノ上
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は1台のポンプで複数の管路に油液を
送出するとともに、ポンプ下流の圧力が過大な圧力に昇
圧する前にリリーフ弁を開弁させるよう構成した出荷装
置を提供することを目的とする。 【構成】 出荷装置は、ポンプ4により吐出された油液
を下流に送出する複数の管路9a〜9cと、この複数の
管路9a〜9cの夫々に設けられた定量弁12a〜12
cと、ポンプ4の上流と下流とを連通するバイパス管路
7に設けられポンプ4の上流の油液を下流に戻すリリー
フ弁8と、を有する。出荷制御装置1は、定量弁12a
〜12cの開弁(半開、全開を含む)個数に応じてリリ
ーフ弁8の弁開度を制御して、ポンプ4の下流の2次圧
力が過大な圧力に昇圧する前にリリーフ弁8を開弁させ
てポンプ4及び管路9a〜9cの圧力負担を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出荷装置に係り、特に1
台のポンプで複数の管路に油液を送出するよう構成した
出荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば油槽所には、給油所からの注文に
応じてタンクローリ車の各ハッチに油液を積込む出荷装
置が設置されている。この種の出荷装置では、ローディ
ングアームをタンクローリ車のハッチ給油口に挿入した
後、当該給油系統の定量弁が開弁して油液の積み込みを
開始する。
【0003】又、油槽所には、複数の積場が設けられて
おり、各積場にも各出荷ポイント毎に複数のローディン
グアームが設けられている。そのため、各ローディング
アームに油液を送出する管路毎にポンプを設けた構成と
するとポンプ台数が増加して設備費が高価になるととも
に複数のポンプを制御するための制御装置が必要にな
る。
【0004】そこで、油液が貯蔵された貯液タンクから
の主管路に設けられた1台のポンプを駆動させ、ポンプ
の下流で分岐した複数の管路へ油液を供給する構成の出
荷装置が考えられている。この場合、ポンプモータは一
定の回転数で回転し続けるため、ポンプ下流の各管路に
配設された定量弁が閉弁しているときは、各管路の圧力
が上昇してしまいポンプ及び各管路の圧力負担が増大す
ることになる。
【0005】そのため、ポンプの上流と下流とを連通す
るバイパス管路に逆止弁を設けて、下流側圧力が所定値
以上になると、逆止弁が開弁して下流の圧力を上流へ逃
がすことが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にポンプの上流と下流とを連通するバイパス管路に逆止
弁を設けた構成では、例えば複数の定量弁が全て閉弁し
たときにポンプより下流の2次圧力が上昇し、この2次
圧力が所定圧力以上に達した時点で逆止弁が開弁するよ
うになっている。従って、上記構成の場合、ポンプ及び
各管路に圧力負担がかかってから逆止弁が開弁するた
め、一時的にもポンプ及び各管路に圧力負担がかかって
しまうといった課題がある。
【0007】又、逆止弁の開弁動作が遅れると、それだ
けポンプ及び各管路に過大な圧力がかかっている時間が
長くなり、逆止弁により増大した2次圧力を上流に逃が
すリリーフ機能を有しているにも拘わらず、ポンプ寿命
及び管路寿命が短くなってしまう。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した出荷
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
油液を吐出するポンプと、該ポンプにより吐出された油
液を下流に送出する複数の管路と、該複数の管路の夫々
に設けられた定量弁と、前記ポンプの上流と下流とを連
通するバイパス管路と、該バイパス管路に設けられ、前
記ポンプの上流の油液を下流に戻すリリーフ弁と、前記
複数の各管路に設けられた定量弁の弁開度に応じて前記
リリーフ弁の弁開度を制御する制御手段と、よりなるこ
とを特徴とする。
【0010】又、請求項2の発明は、油液を吐出するポ
ンプと、該ポンプにより吐出された油液を下流に送出す
る複数の管路と、該複数の管路の夫々に設けられた定量
弁と、前記ポンプの上流と下流とを連通するバイパス管
路と、該バイパス管路に設けられ、前記ポンプの上流の
油液を下流に戻すリリーフ弁と、前記複数の各管路に設
けられた定量弁の開弁個数に応じて前記リリーフ弁の弁
開度を制御する制御手段と、よりなることを特徴とす
る。又、請求項3の発明は、油液を吐出するポンプと、
該ポンプにより吐出された油液を下流に送出する複数の
管路と、該複数の管路の夫々に設けられた流量計と、前
記ポンプの上流と下流とを連通するバイパス管路と、該
バイパス管路に設けられ、前記ポンプの上流の油液を下
流に戻すリリーフ弁と、前記複数の各管路に設けられた
流量計からの流量パルス数に応じて前記リリーフ弁の弁
開度を制御する制御手段と、よりなることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上記請求項1によれば、複数の各管路に設けら
れた定量弁の弁開度に応じてリリーフ弁の弁開度を制御
することにより、ポンプ下流の2次圧力が過大な圧力に
昇圧する前にリリーフ弁を開弁してポンプ及び管路の圧
力負担を軽減できるとともに、リリーフ弁の弁開度を下
流側での吐出量に応じた弁開度とすることにより複数の
定量弁が開弁しているのにリリーフ弁が開弁して下流へ
の供給不足となることを防止できる。
【0012】又、請求項2によれば、複数の各管路に設
けられた定量弁の開弁個数に応じてリリーフ弁の弁開度
を制御することにより、上記請求項1と同様に、ポンプ
下流の2次圧力が過大な圧力に昇圧する前にリリーフ弁
を開弁してポンプ及び管路の圧力負担を軽減できるとと
もに、複数の定量弁の開弁しているのにリリーフ弁が開
弁して下流への供給不足となることを防止できる。
【0013】又、請求項3によれば、複数の各管路に設
けられた流量計からの流量パルス数に応じてリリーフ弁
の弁開度を制御することにより、上記請求項1と同様
に、ポンプ下流の2次圧力が過大な圧力に昇圧する前に
リリーフ弁を開弁してポンプ及び管路の圧力負担を軽減
できるとともに、複数の流量計が流量計測しているのに
リリーフ弁が開弁して下流への供給不足となることを防
止できる。
【0014】
【実施例】図1に本発明になる出荷装置の一実施例を示
す。
【0015】同図中、油槽所の出荷装置は、大略、出荷
現場に設置された出荷制御装置1と、油液が貯蔵された
貯液タンク2からの主管路3に設けられたポンプ4と、
ポンプ4の下流の主管路3から分岐した複数の給液系統
5a〜5cと、よりなる。
【0016】この出荷装置では、1台のポンプ4を駆動
させ、ポンプ4の下流で分岐した複数の給液系統5a〜
5cへ油液を供給する構成になっている。又、出荷制御
装置1は、複数の給液系統5a〜5cのうちいずれかの
給液系統で油液が送出されているときはポンプ4のポン
プモータ6を一定の回転数で回転するように制御し、全
ての給液系統5a〜5cが給液停止状態のときはポンプ
モータ6を停止させる。
【0017】尚、本実施例では、ポンプ4から吐出され
た油液が3系統の給液系統5a〜5cに供給される構成
を一例として説明するが、給液系統数はこれに限らず、
3系統以上の給液系統に油液を供給する構成としても良
いのは勿論である。
【0018】又、上記ポンプ4の上流と下流とを連通す
るバイパス管路7には、リリーフ弁8が配設されてい
る。このリリーフ弁8は、電磁式のアクチュエータを有
する流量調整弁よりなり、後述するように出荷制御装置
1の開閉制御信号により弁開度が調整される。
【0019】リリーフ弁8が開弁すると、ポンプ4によ
り吐出された油液の一部がバイパス管路7を介してポン
プ4の上流に戻されて下流の2次圧力が減圧される。即
ち、ポンプ4から吐出された油液は、下流への供給量に
応じてリリーフ弁8の弁開度により上流側への逃がし量
が調整される。
【0020】そのため、リリーフ弁8は、複数の給液系
統5a〜5cで給液が行われているとき閉弁され、一の
給液系統で給液が行われているとき、あるいは給液量に
応じてその弁開度が変更される。
【0021】各給液系統5a〜5cは、同一構成であ
り、夫々主管路3の下流端から分岐した管路9a〜9c
を有する。この管路9a〜9cには、上流側からストレ
ーナ10a〜10c、流量計11a〜11c、定量弁1
2a〜12c、ローディングアーム13a〜13cが配
設されている。
【0022】流量計11a〜11cは、各管路9a〜9
cを通過してタンクローリ車14a〜14cのハッチ
(図示せず)に積み込まれる油液の流量を計測し、その
流量計測信号(流量パルス)を出荷制御装置1に出力す
る。
【0023】定量弁12a〜12cは、2段開閉式の定
量弁であり、後述するように出荷制御装置1からの指令
により半開、全開、半閉、全閉と切り換わる。
【0024】ローディングアーム13a〜13cは、タ
ンクローリ車14a〜14cのハッチに挿入されるよう
に回動自在な多関節構造となっており、夫々油液積場の
第1〜第3出荷ポイントに設けられている。又、ローデ
ィングアーム13a〜13cには、リモートスイッチボ
ックス15a〜15cが設けられている。このリモート
スイッチボックス15a〜15cには、スタートスイッ
チ16a〜16c及び積込み設定器17a〜17c等が
配設されている。
【0025】次に、上記構成になる出荷装置において、
出荷制御装置1が実行する処理につき図2及び図3を併
せ参照して説明する。尚、出荷制御装置1のメモリ18
には、後述するような3個の定量弁12a〜12cの開
閉状態とリリーフ弁18の弁開度(開閉状態)との関係
を登録したデータテーブル19(図4参照)が記憶され
ている。又、図5にはスタートスイッチ16a〜16c
から出荷制御装置1へ出力される信号のオン・オフ及
び、出荷制御装置1からポンプ4、リリーフ弁8、定量
弁12a〜12cへ出力される信号のオン・オフのタイ
ミングを示す。
【0026】図2中、ステップS1(以下「ステップ」
を省略する)で、まだタンクローリ車14a〜14cが
1台の油液積場に到着していないときは、全ての定量弁
12a〜12cが全閉状態になっている。このように、
全ての定量弁12a〜12cが全閉であるときは、S2
に進み、ポンプ4を停止させるとともに、データテーブ
ル19(図4参照)に基づいてリリーフ弁8の弁開度を
全開にする。
【0027】タンクローリ車14a〜14cが油槽所に
到着すると、運転者は、油槽所の事務所でハッチ設定器
(図示せず)より発行されたハッチ割り付け伝票を受け
取り積み込む油種の積場へ移動する。通常、タンクロー
リ車14a〜14cは、ローディングアーム13aが設
けられた第1出荷ポイントに向かい、第1出荷ポイント
に他のタンクローリ車が停車しているときはローディン
グアーム13bが設けられた第2出荷ポイント又はロー
ディングアーム13cが設けられた第3出荷ポイントに
移動する。
【0028】そして、タンクローリ車の運転者は、油液
積場の出荷ポイントに到着すると、アース装置(図示せ
ず)をタンクローリ車14a〜14cの車体に装着した
後、ハッチ割り付け伝票に記載にしたがって該当するハ
ッチにローディングアーム13a〜13cを挿入する。
【0029】続いて、リモートスイッチボックス15a
〜15cの積込み設定器17a〜17cを操作して当該
ハッチに積み込む数量を設定する。そして、運転者は、
リモートスイッチボックス15a〜15cのスタートス
イッチ16a〜16cをオンに操作してタンクローリ車
14a〜14cへの油液積込みを開始する。
【0030】従って、S3では、第1出荷ポイント(給
油系統5a)のスタートスイッチ16aがオンに操作さ
れたどうかをチェックしており、スタートスイッチ16
aがオンに操作されると、S4に進み、第1出荷ポイン
ト(給油系統5a)の定量弁12aを全閉から半開にす
るとともにポンプ4のポンプモータ6を駆動する。
【0031】続いて、S5では、定量弁12aの弁開度
が全閉から半開に変更されるとともにリリーフ弁8の弁
開度を全開から半閉に切り換える。
【0032】S6では、定量弁12aが開弁してから時
間T1(図5参照)が経過したかどうかをチェックして
おり、時間T1が経過した時点でS7に進み、定量弁1
2aを半開から全開にするとともにデータテーブル19
(図4参照)に基づいてリリーフ弁8の弁開度を全閉に
する。このように、リリーフ弁8の弁開度は、定量弁1
2aの弁開度が半開から全開になるのに応じて半閉から
全閉に切り換えられる。
【0033】次のS8では、第2出荷ポイント(給油系
統5b)のスタートスイッチ16bがオンに操作された
どうかをチェックしており、スタートスイッチ16bが
オンに操作されると、S9に進み、定量弁12bを全閉
から半開にする。そして、S10では、定量弁12bが
開弁してから時間T2(図5参照)が経過したかどうか
をチェックしており、時間T2が経過した時点でS11
に進み、定量弁12bを半開から全開にする。
【0034】図3中、次のS12では、第3出荷ポイン
ト(給油系統5c)のスタートスイッチ16cがオンに
操作されたどうかをチェックしており、スタートスイッ
チ16cがオンに操作されると、S13に進み、定量弁
12cを全閉から半開にする。そして、S14では、定
量弁12cが開弁してから時間T2(図5参照)が経過
したかどうかをチェックしており、時間T2が経過した
時点でS15に進み、定量弁12cを半開から全開にす
る。
【0035】そして、S16で現在出荷中の各出荷ポイ
ントにおける定量停止の時間T3前(図5参照)に達し
たかどうかをチェックしており、定量停止の時間T3前
に達した時点でS17に進み、該当する定量弁12a〜
12cを全開から半閉に切り換える。
【0036】次のS18では、第1〜第3出荷ポイント
の1箇所以上の出荷ポイントで油液の積込みが行われて
いるかどうかをチェックする。
【0037】もし、S18において、1箇所以上の出荷
ポイントで油液の積込みが行われているときは、S19
に進み、第1〜第3出荷ポイントの全て定量弁12a〜
12cが半閉に切り換わったかどうかをチェックする。
【0038】又、上記S19において、全ての定量弁1
2a〜12cが半閉になったときは、S20に進み、当
該積込み中の出荷ポイントにおける積込み量が予め積込
み設定器17a〜17cにより設定された設定値に達し
たかどうかをチェックする。
【0039】そして、S20において、1箇所の出荷ポ
イントにおける積込み量が設定値に達したとき、S21
に進み、当該出荷ポイントの定量弁12a〜12cを半
閉から全閉にする。その後、再びS16に戻り、上記S
16〜S21の処理を繰り返す。
【0040】従って、第1〜第3出荷ポイントの油液積
込み中が残り1箇所となるまで、上記S16〜S21の
処理を繰り返す。
【0041】従って、S19において、第1〜第3出荷
ポイントの定量弁12a〜12cうち1又は2箇所の定
量弁が全開であるときは、再びS18に戻り、1箇所以
上の出荷ポイントで油液の積込みが行われているかどう
かをチェックする。
【0042】しかし、S18において、第1〜第3出荷
ポイントのうち2箇所の定量弁が全閉となり、残り1箇
所の出荷ポイントでのみ油液の積込みが行われている場
合には、ポンプ4の吐出量が供給過剰になるためS22
に進み、データテーブル19(図4参照)に基づいてリ
リーフ弁8の弁開度を全閉から半開に切り換える。これ
により、ポンプ4から吐出された油液の一部がバイパス
管路7を介してポンプ4の上流に戻されて下流の2次圧
力が減圧される。即ち、ポンプ4の2次圧力が過大な圧
力(所定圧力以上)に昇圧する前にポンプ4から下流へ
の油液供給量が減少して各給液系統5a〜5cの圧力
(ポンプ4の2次圧力)が低下させることができ、これ
により、ポンプ4及び管路9a〜9cの圧力負担が軽減
される。
【0043】その後、S23では、第1〜第3出荷ポイ
ントのうち残り1箇所の出荷ポイントでの積込み量が予
め積込み設定器17a〜17cにより設定された設定値
に達したかどうかをチェックしており、残り1箇所の出
荷ポイントでの積込み量が予め積込み設定器17a〜1
7cにより設定された設定値に達した時点でS24に進
み、当該出荷ポイントの定量弁12a〜12cを全閉に
する。
【0044】これで、第1〜第3出荷ポイントの全てで
油液積込みが終了したため、データテーブル19(図4
参照)に基づいてリリーフ弁8の弁開度を半開から全開
に切り換える(S25)。さらに、S26において、時
間T4経過後(図5参照)、ポンプ4のポンプモータ6
を遅延停止させる(S27)。
【0045】上記のように、本実施例では、データテー
ブル19(図4参照)に基づいて3箇所の出荷ポイント
が油液積込み前であり全ての定量弁12a〜12cが全
閉状態であるときはリリーフ弁8の弁開度を全開にし、
複数の出荷ポイントのうち1箇所の定量弁だけが半開状
態であるときはリリーフ弁8の弁開度を半開にする。さ
らに、複数の出荷ポイントのうち1〜3箇所の定量弁が
全開状態であるときはリリーフ弁8の弁開度を全閉に
し、3箇所の出荷ポイントのうち2箇所の定量弁が全閉
で1箇所の定量弁だけが半開状態であるときはリリーフ
弁8の弁開度を半開にする。又、全ての出荷ポイントの
油液積込みが終了して全ての定量弁12a〜12cが全
閉状態であるときはリリーフ弁8の弁開度を全開にす
る。
【0046】このように、複数の給油系統5a〜5cに
設けられた定量弁12a〜12cの開弁(半開、全開を
含む)個数に応じてリリーフ弁8の弁開度を制御するこ
とにより、ポンプ4の下流の2次圧力が過大な圧力に昇
圧する前にリリーフ弁8を開弁してポンプ4及び管路9
a〜9cの圧力負担を軽減でき、ポンプ4及び管路9a
〜9cの寿命を延ばすことができる。
【0047】さらに、上記のようにリリーフ弁8の弁開
度を下流側での吐出量(ローディングアーム13a〜1
3cからタンクローリ車14a〜14cのハッチに積み
込まれる積込み量)に応じた弁開度とすることにより、
複数の定量弁12a〜12cが開弁しているのにリリー
フ弁8が開弁して下流への供給不足となることも防止で
きる。
【0048】又、上記実施例では、定量弁12a〜12
cの弁開度の組み合わせに応じてリリーフ弁8の弁開度
を制御するようにしたが、これに限らず、例えば定量弁
12a〜12cの開弁個数のみに応じてリリーフ弁8の
弁開度を制御するようにしても良い。
【0049】又、上記実施例では、定量弁12a〜12
cの弁開度の組み合わせに応じてリリーフ弁8の弁開度
を制御するようにしたが、これに限らず、本発明の変形
例としては、例えば流量計11a〜11cから出力され
る流量パルス数に基づいてリリーフ弁8の弁開度を制御
するようにしても良い。
【0050】その場合、出荷制御装置1のメモリ18に
は、図6に示すような3個の流量計11a〜11cから
出力された流量パルス数とリリーフ弁18の弁開度(開
閉状態)との関係を登録したデータテーブル20を記憶
させておく。
【0051】従って、出荷制御装置1は、流量計11a
〜11cから出力される流量パルス数を常に監視してお
り、データテーブル20(図6参照)に基づいて3箇所
の流量計11a〜11cから出力される流量パルス数が
ゼロであるときはリリーフ弁8の弁開度を全開にし、流
量計11a〜11cのうち1箇所の流量計だけが流量パ
ルス数を出力したときはリリーフ弁8の弁開度を半閉に
する。さらに、流量計11a〜11cのうち1〜3箇所
の流量計から流量パルスが出力されたときはリリーフ弁
8の弁開度を全閉にし、3箇所の流量計11a〜11c
のうち2箇所の流量計が流量パルスゼロで1箇所の流量
計だけが流量パルスを出力したときはリリーフ弁8の弁
開度を半開にする。又、全ての流量計11a〜11cの
流量パルス数がゼロであるときは油液積込みが終了して
いるのでリリーフ弁8の弁開度を全開にする。
【0052】従って、上記のように流量計11a〜11
cから出力された流量パルス数に基づいてリリーフ弁8
の弁開度を制御するため、一の流量計のみが流量を計測
している場合にはリリーフ弁8の弁開度を半開にしてポ
ンプ4から吐出された油液の一部がバイパス管路7を介
してポンプ4の上流に戻される。即ち、前述した実施例
と同様に、ポンプ4の2次圧力が所定以上の昇圧する前
にポンプ4から下流への油液供給量が減少して各給液系
統5a〜5cの圧力(ポンプ4の2次圧力)を低下させ
ることができ、これにより、ポンプ4及び管路9a〜9
cの圧力負担が軽減される。
【0053】尚、上記実施例では、ローディングアーム
を有する構成を一例として挙げたが、これに限らず、1
台のポンプで複数の管路に油液を送出される構成であれ
ば、本発明を適用することができるのは言うまでもな
い。
【0054】又、上記実施例では、タンクローリ車に油
液を積み込む構成一例として挙げたが、これに限らず、
タンクローリ車以外のタンクあるいは油液を使用する装
置等に油液を供給する構成にも本発明を適用することが
できる。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、複数の各管路に設けられた定量弁の弁開度に応じて
リリーフ弁の弁開度を制御するため、ポンプ下流の2次
圧力が過大な圧力に昇圧する前にリリーフ弁を開弁して
ポンプ及び管路の圧力負担を軽減できる。そのため、ポ
ンプ及び管路の寿命を延ばすことができ、装置全体の信
頼性を高めることができる。さらに、リリーフ弁の弁開
度を下流側での吐出量に応じた弁開度とすることにより
複数の定量弁が開弁しているのにリリーフ弁が開弁して
下流への供給不足となることを防止できる。
【0056】又、請求項2によれば、複数の各管路に設
けられた定量弁の開弁個数に応じてリリーフ弁の弁開度
を制御するため、上記請求項1と同様に、ポンプ下流の
2次圧力が過大な圧力に昇圧する前にリリーフ弁を開弁
してポンプ及び管路の圧力負担を軽減することができる
とともに、複数の定量弁が開弁しているのにリリーフ弁
が開弁して下流への供給不足となることを防止できる。
【0057】又、請求項3によれば、複数の各管路に設
けられた流量計からの流量パルス数に応じてリリーフ弁
の弁開度を制御するため、上記請求項1と同様に、ポン
プ下流の2次圧力が過大な圧力に昇圧する前にリリーフ
弁を開弁してポンプ及び管路の圧力負担を軽減してポン
プ及び管路の寿命を延ばすことができるとともに、複数
の流量計が流量計測しているのにリリーフ弁が開弁して
下流への供給不足となることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる出荷装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】出荷制御装置が実行する処理のフローチャート
である。
【図3】図2の処理に続いて実行される処理のフローチ
ャートである。
【図4】3個の定量弁の開閉状態とリリーフ弁の弁開度
(開閉状態)との関係を登録したデータテーブルの模式
図である。
【図5】各スタートスイッチから出荷制御装置へ出力さ
れる信号のオン・オフ及び、出荷制御装置からポンプ、
リリーフ弁、定量弁へ出力される信号のオン・オフのタ
イミングチャートである。
【図6】3個の流量計から出力された流量パルス数とリ
リーフ弁の弁開度(開閉状態)との関係を登録したデー
タテーブルの模式図である。
【符号の説明】
1 出荷制御装置 2 貯液タンク 3 主管路 4 ポンプ 5a〜5c 給液系統 6 ポンプモータ 7 バイパス管路 8 リリーフ弁 9a〜9c 管路 11a〜11c 流量計 12a〜12c 定量弁 13a〜13c ローディングアーム 14a〜14c タンクローリ車 15a〜15c リモートスイッチボックス 18 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液を吐出するポンプと、 該ポンプにより吐出された油液を下流に送出する複数の
    管路と、 該複数の管路の夫々に設けられた定量弁と、 前記ポンプの上流と下流とを連通するバイパス管路と、 該バイパス管路に設けられ、前記ポンプの上流の油液を
    下流に戻すリリーフ弁と、 前記複数の各管路に設けられた定量弁の弁開度に応じて
    前記リリーフ弁の弁開度を制御する制御手段と、 よりなることを特徴とする出荷装置。
  2. 【請求項2】 油液を吐出するポンプと、 該ポンプにより吐出された油液を下流に送出する複数の
    管路と、 該複数の管路の夫々に設けられた定量弁と、 前記ポンプの上流と下流とを連通するバイパス管路と、 該バイパス管路に設けられ、前記ポンプの上流の油液を
    下流に戻すリリーフ弁と、 前記複数の各管路に設けられた定量弁の開弁個数に応じ
    て前記リリーフ弁の弁開度を制御する制御手段と、 よりなることを特徴とする出荷装置。
  3. 【請求項3】 油液を吐出するポンプと、 該ポンプにより吐出された油液を下流に送出する複数の
    管路と、 該複数の管路の夫々に設けられた流量計と、 前記ポンプの上流と下流とを連通するバイパス管路と、 該バイパス管路に設けられ、前記ポンプの上流の油液を
    下流に戻すリリーフ弁と、 前記複数の各管路に設けられた流量計からの流量パルス
    数に応じて前記リリーフ弁の弁開度を制御する制御手段
    と、 よりなることを特徴とする出荷装置。
JP14476394A 1994-06-27 1994-06-27 出荷装置 Pending JPH0811996A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8142660B2 (en) 2006-10-19 2012-03-27 Hirata Corporation Filtrate monitoring device, and filtrate monitoring system

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