JPH08119284A - 包装用容器 - Google Patents
包装用容器Info
- Publication number
- JPH08119284A JPH08119284A JP28430094A JP28430094A JPH08119284A JP H08119284 A JPH08119284 A JP H08119284A JP 28430094 A JP28430094 A JP 28430094A JP 28430094 A JP28430094 A JP 28430094A JP H08119284 A JPH08119284 A JP H08119284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- hinge
- wall surface
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒンジ部
を介して一連に合成樹脂シートで成形されている包装用
容器において、外から加わる力で身の壁面が変形して身
と蓋の嵌合が外れることによる蓋の意図しない開放を防
止する。 【構成】 周縁部４・５で相互に密嵌合する身１と蓋２
がヒンジ部３を介して一連に合成樹脂シートで成形され
ている包装用容器であって、身１の少なくともヒンジ部
３と反対側の壁面１Ａから底面１Ｂにかけてリブ部６が
形成されている。
を介して一連に合成樹脂シートで成形されている包装用
容器において、外から加わる力で身の壁面が変形して身
と蓋の嵌合が外れることによる蓋の意図しない開放を防
止する。 【構成】 周縁部４・５で相互に密嵌合する身１と蓋２
がヒンジ部３を介して一連に合成樹脂シートで成形され
ている包装用容器であって、身１の少なくともヒンジ部
３と反対側の壁面１Ａから底面１Ｂにかけてリブ部６が
形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として食品を入れて
販売に供する包装用の容器に関する。更に詳しくは、周
縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して合成
樹脂シートで一連に成形された包装用容器の補強構造に
係るものである。
販売に供する包装用の容器に関する。更に詳しくは、周
縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して合成
樹脂シートで一連に成形された包装用容器の補強構造に
係るものである。
【０００２】
【従来の技術】食品販売用の蓋付き包装用容器として、
身と蓋をヒンジ部を介して合成樹脂シートで一連に成形
したものが広く使用されている。閉じた蓋は、輪ゴムや
接着テープで止めるもの、また、身と蓋の周縁部を相互
に密嵌合して止める構造のものがある。弁当用等の容器
では、ご飯とおかずを分けるための仕切りを身の一方の
端部、あるいは隅部の近傍に設けているのが一般であ
る。
身と蓋をヒンジ部を介して合成樹脂シートで一連に成形
したものが広く使用されている。閉じた蓋は、輪ゴムや
接着テープで止めるもの、また、身と蓋の周縁部を相互
に密嵌合して止める構造のものがある。弁当用等の容器
では、ご飯とおかずを分けるための仕切りを身の一方の
端部、あるいは隅部の近傍に設けているのが一般であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記後者の身と蓋を周
縁部の相互密嵌合によって止める式の容器において、例
えば店頭で食品入りの該容器を取り上げて片手で受け、
身のヒンジ側の壁面とその反対側の壁面とに指を掛けて
持った場合、指に力が入ると身の壁面が内側に変形する
のに伴って身と蓋の嵌合部全体が変形して嵌合が外れ、
蓋が不意に開くことがある。また、多数個の上記食品入
りの容器を運搬ケースに収めた場合、運搬中や陳列の
際、ケースに当たったり互いに押し合ったりして身の壁
面が変形し、身と蓋の嵌合が外れて蓋が開いてしまって
いることがある。この蓋付き包装用容器は、蓋をヒンジ
部から全開した形で熱成形されているので、蓋を閉じた
状態ではヒンジ部に常に蓋を開こうとする力が働いてい
る。したがって、身と蓋の嵌合が外れると蓋は急激に開
き、中の食品が跳ね散ることがる。
縁部の相互密嵌合によって止める式の容器において、例
えば店頭で食品入りの該容器を取り上げて片手で受け、
身のヒンジ側の壁面とその反対側の壁面とに指を掛けて
持った場合、指に力が入ると身の壁面が内側に変形する
のに伴って身と蓋の嵌合部全体が変形して嵌合が外れ、
蓋が不意に開くことがある。また、多数個の上記食品入
りの容器を運搬ケースに収めた場合、運搬中や陳列の
際、ケースに当たったり互いに押し合ったりして身の壁
面が変形し、身と蓋の嵌合が外れて蓋が開いてしまって
いることがある。この蓋付き包装用容器は、蓋をヒンジ
部から全開した形で熱成形されているので、蓋を閉じた
状態ではヒンジ部に常に蓋を開こうとする力が働いてい
る。したがって、身と蓋の嵌合が外れると蓋は急激に開
き、中の食品が跳ね散ることがる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、周縁部で相互
に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して合成樹脂シート
で一連に成形された包装用容器における上記の不具合を
解消することを目的として提案されたもので、身の少な
くともヒンジ部と反対側の壁面から底面にかけてリブ部
を形成したものである。そのリブ部は、身のヒンジ部と
反対側の壁面だけでなく、ヒンジ部側の壁面にも同時に
形成することができる。また、リブ部は、ヒンジ部と反
対側の壁面から底面を経てヒンジ部側の壁面にわたる仕
切り状に形成することもできる。
に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して合成樹脂シート
で一連に成形された包装用容器における上記の不具合を
解消することを目的として提案されたもので、身の少な
くともヒンジ部と反対側の壁面から底面にかけてリブ部
を形成したものである。そのリブ部は、身のヒンジ部と
反対側の壁面だけでなく、ヒンジ部側の壁面にも同時に
形成することができる。また、リブ部は、ヒンジ部と反
対側の壁面から底面を経てヒンジ部側の壁面にわたる仕
切り状に形成することもできる。
【０００５】
【作用】蓋を閉じた状態において、身の壁面に外から加
わる力にリブ部が抗して身の壁面の変形を阻止する。し
たがって、身の壁面の変形によって身と蓋の周縁部の密
嵌合が外れることがなくて蓋の不意の開放が防止され
る。身と蓋の周縁部の一部が密嵌合するものであっても
外れない。また、リブ部は身全体の剛性を向上するの
で、蓋を嵌合する際、全周縁部に平均に力をかけること
ができる。
わる力にリブ部が抗して身の壁面の変形を阻止する。し
たがって、身の壁面の変形によって身と蓋の周縁部の密
嵌合が外れることがなくて蓋の不意の開放が防止され
る。身と蓋の周縁部の一部が密嵌合するものであっても
外れない。また、リブ部は身全体の剛性を向上するの
で、蓋を嵌合する際、全周縁部に平均に力をかけること
ができる。
【０００６】
【実施例】本発明に係る包装用容器の実施例を図面にし
たがって説明する。図において１は身、２は蓋で、ヒン
ジ部３を介して、ポリエチレンテレフタレート、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニール等の合成樹脂シートで一連に
全開した形に成形されている。身１と蓋２の各周縁部４
・５は、蓋１を閉じたとき互いに密に嵌合する断面形状
に形成されている。実施例の周縁部４・５はすべて全周
で密嵌合するものを示しているが、少なくともヒンジ部
３と反対側を、しかも部分的に密嵌合するように形成し
てもよい。
たがって説明する。図において１は身、２は蓋で、ヒン
ジ部３を介して、ポリエチレンテレフタレート、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニール等の合成樹脂シートで一連に
全開した形に成形されている。身１と蓋２の各周縁部４
・５は、蓋１を閉じたとき互いに密に嵌合する断面形状
に形成されている。実施例の周縁部４・５はすべて全周
で密嵌合するものを示しているが、少なくともヒンジ部
３と反対側を、しかも部分的に密嵌合するように形成し
てもよい。
【０００７】図１の実施例は、身１の中央に、ヒンジ部
３と反対側の壁面１Ａから底面１Ｂを経てヒンジ部側の
壁面１Ｃにわたる仕切り状のリブ部６を設けている。図
１は蓋２が全開している成形したままの自然の状態であ
る。図２は、図１の状態からヒンジ部３を中心に蓋２を
起こし、身１を被って周縁部４・５を嵌合した容器の外
観を示している。図３は、蓋２を閉じた容器をリブ部６
と平行の面で切断した断面を示している。
３と反対側の壁面１Ａから底面１Ｂを経てヒンジ部側の
壁面１Ｃにわたる仕切り状のリブ部６を設けている。図
１は蓋２が全開している成形したままの自然の状態であ
る。図２は、図１の状態からヒンジ部３を中心に蓋２を
起こし、身１を被って周縁部４・５を嵌合した容器の外
観を示している。図３は、蓋２を閉じた容器をリブ部６
と平行の面で切断した断面を示している。
【０００８】リブ部６の身１の壁面１Ａと連なる箇所
は、図１・図３に示すように身１の壁面１Ａの最上部付
近とするのが補強の点で好ましいけれども、デザイン効
果を出すため等の理由で、図４のように、リブ部６の身
１の壁面１Ａとの連接箇所を壁面１Ａの中ほどの高さ位
置とすることもある。また、リブ部６を補強のためばか
りでなく、仕切りとしての効果を高めるために、図４に
示すようにリブ部６の中央部を高くすることもある。身
１と蓋２を全周嵌合式にした場合、素材シートの硬さや
リブ部６による補強効果で若干開けにくくなることがあ
るが、身１および蓋２の周縁部４・５の一部に摘み用の
舌片を設けることで解決できる。
は、図１・図３に示すように身１の壁面１Ａの最上部付
近とするのが補強の点で好ましいけれども、デザイン効
果を出すため等の理由で、図４のように、リブ部６の身
１の壁面１Ａとの連接箇所を壁面１Ａの中ほどの高さ位
置とすることもある。また、リブ部６を補強のためばか
りでなく、仕切りとしての効果を高めるために、図４に
示すようにリブ部６の中央部を高くすることもある。身
１と蓋２を全周嵌合式にした場合、素材シートの硬さや
リブ部６による補強効果で若干開けにくくなることがあ
るが、身１および蓋２の周縁部４・５の一部に摘み用の
舌片を設けることで解決できる。
【０００９】上記のリブ部６の形状、位置、また次に示
す設置数等は、食品等を入れて蓋を閉じた容器に加えら
れることが予想されるあらゆる方向の力に抗するよう
に、更に、該容器の大きさや素材シートの硬さによる容
器の強度上の必要性、また、デザイン上の必要性によっ
て設計するものである。
す設置数等は、食品等を入れて蓋を閉じた容器に加えら
れることが予想されるあらゆる方向の力に抗するよう
に、更に、該容器の大きさや素材シートの硬さによる容
器の強度上の必要性、また、デザイン上の必要性によっ
て設計するものである。
【００１０】図５は、図４に示す仕切り状のリブ部６
を、身１の中央に１本設けて身１を２室に分けたもの、
図６は、図４に示す仕切り状のリブ部６を２本、互いに
間隔を置いて平行に設けて身１を３室に分けたもの、図
７は、ヒンジ部３と反対側では２本のリブ部６・６を離
し、ヒンジ部３側では２本のリブ部６・６を一体化して
中央室が小三角形の３室に分けたものをそれぞれ展開し
て表している。
を、身１の中央に１本設けて身１を２室に分けたもの、
図６は、図４に示す仕切り状のリブ部６を２本、互いに
間隔を置いて平行に設けて身１を３室に分けたもの、図
７は、ヒンジ部３と反対側では２本のリブ部６・６を離
し、ヒンジ部３側では２本のリブ部６・６を一体化して
中央室が小三角形の３室に分けたものをそれぞれ展開し
て表している。
【００１１】使用する素材シートの材質、あるいは容器
の大きさによって、幾分剛性の高い容器が得られる場合
は、図８に示すように、身１のヒンジ部３側の壁面１Ｃ
の略中央部と、身１のヒンジ３部と反対側の壁面１Ａの
略中央部とに、それぞれ底面１Ｂにかけてリブ部６・６
を対称に形成するだけで足りる。図９は、図８の実施例
の容器を展開した平面図である。更に、リブ部６は片
側、すなわち身１のヒンジ３部と反対側の壁面１Ａから
底面１Ｂにかけて設けるだけで目的が達成できることも
ある。
の大きさによって、幾分剛性の高い容器が得られる場合
は、図８に示すように、身１のヒンジ部３側の壁面１Ｃ
の略中央部と、身１のヒンジ３部と反対側の壁面１Ａの
略中央部とに、それぞれ底面１Ｂにかけてリブ部６・６
を対称に形成するだけで足りる。図９は、図８の実施例
の容器を展開した平面図である。更に、リブ部６は片
側、すなわち身１のヒンジ３部と反対側の壁面１Ａから
底面１Ｂにかけて設けるだけで目的が達成できることも
ある。
【００１２】要するに、本発明に係る包装用容器の補強
は、実質的に身１の少なくともヒンジ部３と反対側の壁
面１Ａ底面１Ｂにかけてリブ部６が形成されていれば目
的を達成することができる。
は、実質的に身１の少なくともヒンジ部３と反対側の壁
面１Ａ底面１Ｂにかけてリブ部６が形成されていれば目
的を達成することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明の包装用容器は、上述したように
周縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して一
連に合成樹脂シートで成形されている包装用容器におい
て、身の少なくともヒンジ部と反対側の壁面から底面に
かけてリブ部を形成したものであるから、蓋を閉じた状
態、すなわち中身が入った容器を下から受けるようにし
て強く持った場合や、蓋を閉じた容器をケースに多数個
収めて自動車等で輸送するとき、容器どうしが押し合う
場合、あるいは蓋を閉じた容器が乱暴に扱われるような
場合における身の壁面変形が阻止され、身と蓋の周縁部
の密嵌合が外れることがなくて、蓋の意図しない開放が
防止される。また、リブ部によって身全体の剛性も上が
るので、蓋を嵌合する際、周縁部全体に平均に力をかけ
ることができて、嵌合の際に生ずる感触や音が明確にな
り、閉蓋の失敗を防止できる。
周縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒンジ部を介して一
連に合成樹脂シートで成形されている包装用容器におい
て、身の少なくともヒンジ部と反対側の壁面から底面に
かけてリブ部を形成したものであるから、蓋を閉じた状
態、すなわち中身が入った容器を下から受けるようにし
て強く持った場合や、蓋を閉じた容器をケースに多数個
収めて自動車等で輸送するとき、容器どうしが押し合う
場合、あるいは蓋を閉じた容器が乱暴に扱われるような
場合における身の壁面変形が阻止され、身と蓋の周縁部
の密嵌合が外れることがなくて、蓋の意図しない開放が
防止される。また、リブ部によって身全体の剛性も上が
るので、蓋を嵌合する際、周縁部全体に平均に力をかけ
ることができて、嵌合の際に生ずる感触や音が明確にな
り、閉蓋の失敗を防止できる。
【図１】本発明に係る包装用容器の第１実施例の展開状
態における縦断正面図。
態における縦断正面図。
【図２】蓋を閉じた状態の斜視図。
【図３】蓋を閉じた状態における縦断正面図。
【図４】第２実施例の蓋を閉じた状態における縦断正面
図。
図。
【図５】リブ部が１本の例における展開状態の平面図。
【図６】２本のリブ部が平行している例における展開状
態の平面図。
態の平面図。
【図７】２本のリブ部が平行していない例における展開
状態の平面図。
状態の平面図。
【図８】第３実施例の蓋を閉じた状態における縦断正面
図。
図。
【図９】第３実施例の蓋を開いた状態における平面図。
１ 身 １Ａ ヒンジ部と反対側の壁面 １Ｂ 底面 １Ｃ ヒンジ部側の壁面 ２ 蓋 ３ ヒンジ部 ４ 身の周縁部 ５ 蓋の周縁部 ６ リブ部
Claims (1)
- 【請求項１】 周縁部で相互に密嵌合する身と蓋がヒン
ジ部を介して一連に合成樹脂シートで成形されている包
装用容器において、身の少なくともヒンジ部と反対側の
壁面から底面にかけてリブ部が形成されていることを特
徴とする包装用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28430094A JPH08119284A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28430094A JPH08119284A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 包装用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08119284A true JPH08119284A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17676750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28430094A Pending JPH08119284A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 包装用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08119284A (ja) |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP28430094A patent/JPH08119284A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040223 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |