JPH08119186A - 車両移載装置とそれを搭載した台船 - Google Patents

車両移載装置とそれを搭載した台船

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JPH08119186A
JPH08119186A JP29549594A JP29549594A JPH08119186A JP H08119186 A JPH08119186 A JP H08119186A JP 29549594 A JP29549594 A JP 29549594A JP 29549594 A JP29549594 A JP 29549594A JP H08119186 A JPH08119186 A JP H08119186A
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pallet
approach
transfer device
vehicle
outrigger
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JP29549594A
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Toru Katada
通 片田
Hiroshi Katada
宏 片田
Fumio Nishimura
文夫 西村
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KATADA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KATADA TEKKOSHO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B27/00Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers
    • B63B27/14Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers of ramps, gangways or outboard ladders ; Pilot lifts
    • B63B27/143Ramps

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 岸壁から台船への車両の乗り降りを、潮位の
変動に関わりなく、円滑で安全に行う。 【構成】 車両を載せることのできる大きさのパレット
1は、4本のアウトリガー3に取り付けてある。各アウ
トリガー3は油圧で伸縮し、パレット1を昇降する。パ
レット1の両端にはアプローチ7を回動自在に設け、ア
プローチ7の端にはフラップ8を取り付けて、車両の乗
り入れを容易にする。安全のため、アウトリガー3には
伸縮同調機構とパレットの落下防止ロック4を設けて、
アプローチには回動制御機構と逆動係止ストッパーを設
ける。各機構は油圧で連動するようにしてある。このよ
うな車両移載装置を台船に載せておけば、潮位にあわせ
てパレット1を昇降させ、岸壁からの車両の乗り入れを
実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両移載装置とそれを
搭載した台船、特に昇降自在の車両移載装置とそれを搭
載した台船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、台船にコンクリートミキサー車
や、クレーン車等を載せて、護岸あるいは海洋工事を行
うことは、広く知られている(実開平2−65693
号、特開平3−8976号)。しかしながら、これらの
大型車を岸壁から台船に乗り込ませるに際しては、潮位
の変動により台船が上下するので、台船の甲板と岸壁の
高さが略同じになる時間帯を選択しなければならない。
その結果、一日のうちでも車両が台船に乗り降りできる
時間帯は限られてしまい、非効率的であった。
【0003】実開平2−65693号記載の考案には、
台船に陸上を自走できるキャタピラをつけ、この台船上
に作業台を昇降自在に設けて、潮位の変動に関わりなく
作業ができるようにしたものが開示されているが、潮位
の変動に関わりなく海上の台船と岸壁間での車両の乗り
入れを可能にしたものではない。キャタピラの装備は台
船にとってコスト的にも船としての機能上からも大きな
負荷であり、車両の乗り入れに際してわざわざ上陸する
のも、かえって非効率的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き問題点を解決したもので、潮位の変動に関わりなく台
船と岸壁間で車両の乗り降りを安全に実施できる効率的
な車両移載装置と、それを搭載した台船を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成した本発
明の車両移載装置は、車両積載可能な大きさのパレット
と、パレットを昇降自在に支持するアウトリガーと、ア
ウトリガーのパレット落下防止ロックと、パレットの車
両進入方向に鉛直する少なくとも一端に回動自在に取り
付けられたアプローチと、非使用時のアプローチが倒れ
るのを防止するストッパーと、パレットの昇降制御手段
と、パレットの落下防止ロックの解除制御手段と、アプ
ローチの回動制御手段と、アプローチのストッパー解除
制御手段とからなることを特徴としている。この車両移
載装置は、台船に搭載する他陸上においても、特に高低
の異なる場所での車両移載装置として有用である。
【0006】本発明の台船は、基本的には車両積載可能
な大きさのパレットと、パレットを昇降自在に支持する
アウトリガーとからなる車両移載装置を装備したことを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の車両移載装置では、車両積載可能なパ
レットを昇降自在に設けることにより、潮位の変動に関
わりなく台船と岸壁間で車両の乗り入れができる。また
種々の付帯設備及び制御手段により、大型車両の乗り入
れを安全かつ円滑に実施できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の車両移載装置の代表的な例
の全体を示す。パレット1は、車両積載可能な大きさを
有し、表面に鋼板を張ってある。鋼板には、車両のスリ
ップを防ぐために、縞鋼板あるいは角型鋼を溶接した鋼
板を使用する。また、積載した車両の前後輪の少なくと
も一方に対応する部分には、車止め(図示せず)を設け
る。車両進入方向に並行する両側には側壁2が突設され
ている。パレット1の四隅は、4本のアウトリガー3の
外筒3aで支持されている。外筒3aは内筒3bに油圧
で昇降しうるように嵌装されている。パレット1は、外
筒3aの昇降に伴って昇降する。4はパレットの落下防
止ロックで、5は油圧ホース、6はホース案内装置であ
る。パレット1の車両進入方向に鉛直する両端には、車
両の出入りを容易にするために、各2個のアプローチ7
を回動自在に取り付けてある。アプローチ7の表面に
は、タイヤスリップを防ぐために角型鋼を溶接してあ
る。アプローチ7の先端には、アプローチ7の先端と接
地面の段差を少なくし、車両の出入りをさらに容易にす
るため、各々2枚のフラップ8を回動自在に取り付け
る。アプローチ7及びフラップ8の枚数は任意に選択で
きる。アプローチ7の回動は油圧シリンダー9で行う。
10は油圧シリンダー9の油圧ホースである。パレット
1の片側の側壁2には操作制御盤11を設け、その周り
にステージ12を張り出して、操作員がこのステージ1
2上から操作制御盤11を操作するようにしてある。1
3は、本装置の全油圧機構を制御する油圧制御装置、1
4は保護柵で、15は本装置をクレーンで吊り上げるた
めの吊り環である。パレット1の側壁2には、油圧ユニ
ット21のホース18と、電気ケーブル19を着脱自在
に接続するための油圧コネクタ16と電気コネクタ17
を備えている。20はホース18と電気ケーブル19を
パレット昇降時に支持、案内する支持アームで、22は
油圧ユニット21の台、23は商用電源あるいは発電機
に接続する電源ケーブルである。
【0009】図2はアウトリガー3の詳細を示す。図2
(イ)において、アウトリガー3の外筒3aは、内筒3
bに昇降自在に取り付けられている。内筒3bには昇降
用油圧シリンダー24が内蔵されている。昇降用油圧シ
リンダー24のロッド25は外筒3aに固定されてい
る。パレット1は、外筒3aにパレット取付板26を介
して固定されており、外筒3aの昇降に伴い昇降する。
27は、油圧ホース5を連結する油圧シリンダー24の
油圧配管である。図2(ロ)において、外筒3aの下端
と内筒3bの下部には、止め具28が取り付けられい
る。止め具28は本装置全体をクレーンで持ち上げる
時、外筒3aから内筒3bが抜け出るのを防止するもの
で、外筒3aの下降位置で必要に応じボルトナット等で
締結する。外筒3a及び内筒3bの任意の高さに、外筒
3aの昇降時における位置検知用の近接スイッチ29を
取り付けてある。近接スイッチ29は、パレット1に搭
載する車両の荷重分布の不均衡に基づき4本のアウトリ
ガー3の昇降がばらつくのを防ぐために、外筒3aが設
定位置に到達した情報を図4(イ)の電磁弁38に伝達
して、昇降用油圧シリンダー24を制御する。外筒3a
には、パレット落下防止ロック4が設けてあり、内筒3
bには、パレット落下防止ロック4と噛合するラック3
0が設けてある。
【0010】図3は、外筒3aに設けられたパレット落
下防止ロック4の詳細を示す。落下防止ロック4は、内
筒3bのラック30と噛合する爪31を備えている。爪
31は他端にウエイト32を有し、支軸33で回動自在
に軸支されており、ウエイト32により内筒3bのラッ
ク30と噛合する方向に付勢されている。これにより万
一油圧機構等に不備があっても、パレット1が落下する
ことがないように、外筒3aをロックしている。爪31
の解除用油圧シリンダー34は、発条36を介して後退
位置に付勢されているロッド35を備えている。37
は、爪31がロック位置にあるか解除位置にあるかを検
知する検出器で、検知情報を図4(イ)の電磁弁38に
伝達し、昇降用油圧シリンダー24を制御する。解除用
油圧シリンダー34は、図4(ロ)のタイマー41の設
定時間に基づき制御される。
【0011】図4(イ)は、昇降用油圧シリンダー24
を制御する電気回路と油圧流路を示す。電気回路は、図
2(ロ)の近接スイッチ29、図3の検出器37、電磁
弁38及び電源39からなる。この電磁弁38は、油圧
流路において昇降用油圧シリンダー24に連結されてい
る。40は逆止弁、Mはモータである。
【0012】図4(ロ)は、解除用油圧シリンダー34
を制御する電気回路及び油圧流路を示す。電気回路は、
タイマー41、電磁弁42及び電源43からなり、電磁
弁42は、油圧流路において解除用油圧シリンダー34
に連結されている。44は逆止弁、Mはモータであるで
ある。
【0013】パレットの昇降は、操作員が操作制御盤1
1のボタンを押して行う。先ず上昇ボタンを押すと、検
出器37が爪31の上端31aが検知位置にかかってい
ない状態を確認する。この時、解除用油圧シリンダー3
4のロッド35が発条36に付勢されて後退位置にあ
り、爪31は支軸33を介してウエイト32により内筒
3bのラック30と噛合し、落下防止ロックがかかって
いる。この検知情報は、昇降用油圧シリンダー24の電
磁弁38に伝達されると、油圧で外筒3aが押し上げら
れ、パレット1は上昇する。
【0014】任意の高さで停止ボタンを押すと、電磁弁
38が作動して油圧シリンダー24は停止する。爪31
はラック30に噛合したままである。
【0015】下降ボタンを押すと、タイマー41が作動
し始め、設定時間だけ昇降用油圧シリンダー24が作動
し、外筒3aを上昇させる。ラック30と噛合している
爪31にはパレット1の荷重がかかったり、または爪3
1がラック30に当接したりして、回動できない状態に
ある場合もあるので、タイマー41には外筒3aを爪3
1が回動し得るだけ持ち上げるのに必要な時間が設定さ
れている。設定時間完了の情報は、タイマー41から解
除用油圧シリンダー34の電磁弁42に伝達される。こ
れにより、解除用油圧シリンダー34のロッド35が発
条36の付勢に抗して前進して、爪31の上端31aを
ウエイト32の荷重に抗して押し、ラック30と爪31
の噛合を解除する。検出器37は、爪31の上端31a
が解除位置にあることを検知し、電磁弁38に伝達して
昇降用油圧シリンダー24を作動させ、外筒3aを下降
させる。
【0016】停止ボタンを押すと、昇降用油圧シリンダ
ー24の電磁弁38と、解除用油圧シリンダー34の電
磁弁42が作動し、昇降用油圧シリンダー24は停止
し、解除用油圧シリンダー34の油圧は下がり、ロッド
35は発条36に付勢されて元の後退位置に復帰する。
これにより、爪31はラック30と再び噛合して、ロッ
クする。
【0017】この外筒3aの昇降において、近接スイッ
チ29は、外筒3aが設定位置に達すると検知して、電
磁弁38に外筒3aの検出位置到達情報を伝達する。4
本のアウトリガー3の外筒3aの検出位置到達情報がす
べてそろうまで電磁弁38は閉じて、全部がそろった
後、再始動する。パレット1の荷重の不均一があっても
4本のアウトリガー3の昇降はある時点で再スタート
し、同調する。なお、本装置では非常時に備えて、4本
のアウトリガー3の各電磁弁38は、手動で独立して開
閉できるようにもなっている。
【0018】図5は、アウトリガー3のホース案内装置
6の詳細を示す。アウトリガー3の油圧配管27とパレ
ット1内の油圧配管45は、柔軟な油圧ホース5で連結
されている。この油圧ホース5は、外筒3aに連結アー
ム46を介して取り付けられたホース案内装置6の第1
滑車47に回して掛けてある。油圧ホース5の長さは外
筒3a及びパレット1の上死点と下死点に対応するよう
にしてある。ホース案内装置6の上部には第2滑車48
を設けてある。この第2滑車48にワイヤー49を掛
け、ワイヤー49の一端に取付体50を介して第1滑車
47を懸吊し、他端にカウンターウエイト51を懸吊し
ている。第2滑車48は、油圧ホース5がたるまないよ
うに、ワイヤー49を介して第1滑車47を常時上方に
引き上げるように働いている。ホース案内装置6には、
取付体50が外筒3aの昇降に伴い上下できるように、
第1滑車47の支軸52の径より大きい幅の切り欠き5
3を設けてある。外筒3a及びパレット1が上死点に達
すると第1滑車47は元位置の半分の位置に下がり、外
筒3a及びパレット1が下死点に戻ると、第1滑車47
も元位置に復帰して、第1滑車47に掛けた2本の油圧
ホース5がたるむのを防止している。
【0019】図6は、パレット1に対するアプローチ7
の取り付け構造の一例を示す。アプローチ7は、パレッ
ト1に対し支軸54により回動自在に取り付けられてお
り、直立に近い状態(実線)から水平に近い状態(二点
鎖線)に回動する。これにより、岸壁に渡したり接地し
て、車両の乗り降りを容易にする。アプローチ1の回動
用油圧シリンダー9はパレット1に固定されており、油
圧ホース10に連結されている。回動用油圧シリンダー
9の作動杆55は、アプローチ7のリンク56に連結さ
れている。リンク56は、停止板59、60間を揺動す
るように支軸57、58で軸支されている。このリンク
機構に代えて、図7に示すように遊動孔56を用いるこ
とができる。この揺動範囲(本実施例では50度)また
は遊動範囲の中間点にリミットスイッチ61(61a)
を設け、リンク56が設定位置を通過する時点を検知す
る。
【0020】図8は、回動用油圧シリンダーを制御する
電気回路図及び油圧流路図を示す。電気回路は、前述の
リミットスイッチ61(61a)と、第1電磁弁62、
第2電磁弁63及び電源64からなる。この第1電磁弁
62及び第2電磁弁63は、油圧流路において、回動用
油圧シリンダー9に並列に接続されいる。Mはモータで
ある。
【0021】操作員が直立に近い状態(実線)のアプロ
ーチ7の下降ボタンを押すと、第1電磁弁62は閉じて
第2電磁弁63が開き、回動用油圧シリンダー9の作動
杆55が押し出されて、アプローチ7は回動し始める。
この時リンク56と停止板59とは接しているが、アプ
ローチ7がさらに回動して先端が障害物65(岸壁ある
いは大地など)に接し回動が止まると(二点鎖線)、リ
ンク56は、停止板59を離れて支軸58を中心に停止
板60へと揺動し始める。リンク56がリミットスイッ
チ61に達すると、リミットスイッチ61はリンク56
の到達情報を第1電磁弁62及び第2電磁弁63に伝達
して、第1電磁弁62を開き、第2電磁弁63を閉じ
る。これにより回動用油圧シリンダー9の作動杆55の
出入りはフリーになり、アプローチ7と障害物65との
接触で作動杆55やリンク56が曲がったり、破損する
のを防止している。またこの揺動機構は、車両が通過す
る際や波浪によるアプローチ7の振動が、油圧シリンダ
ー9や作動杆55に直接加わるのを緩衝する役目もして
いる。リンク56の揺動範囲をこえてアプローチ7が大
きく上下動した場合には、前述のように油圧シリンダー
9に対しフリーになっている作動杆55の伸縮でこの動
きを吸収し、作動杆55やリンク56が破損するおそれ
はない。なお、本実施例では、リンク機構と油圧解放機
構を併用しているが、使用目的に応じて一方のみにする
こともできる。操作員がアプローチ7の上昇ボタンを押
すと、第1電磁弁62は閉じて第2電磁弁63が開き、
回動用油圧シリンダー9の作動杆55が引き込まれて、
アプローチ7は逆回動し元位置の直立に近い状態に復帰
する。
【0022】図9は、直立に近い状態のアプローチ7が
倒れるのを防止するための係止機構を示す。パレット1
の下部に固定され係止ボックス66は、上向きの突片6
7を備えている。係止ボックス66には、段差68a付
きのストッパー68が挿通されている。ストッパー68
の一端は支軸69を介してアプローチ7に回動自在に軸
支されている。係止ボックス66の底板には、ストッパ
ー68の段差68aと突片67との係合を解除する解除
片70が回動自在に取り付けられている。71は解除片
70の作動用油圧シリンダーで、72はリミットスイッ
チである。
【0023】図10は、解除片作動用油圧シリンダー7
1を制御する電気回路と油圧流路を示す。電気回路は、
タイマー73、電磁弁74、及び電源75からなる。こ
の電磁弁74は、油圧流路において作動用油圧シリンダ
ー71に連結されている。Mはモータである。
【0024】アプローチ7の直立に近い状態では、図9
(イ)に示すように、ストッパー68の段差68aと突
片67が係合していて、アプローチ7が回動して倒れる
のを防止している。この状態では、段差68aと突片6
7の係合面にアプローチ7の大きな負荷があり、解除片
70のみでこの係合を解除することはできない。従っ
て、操作員が操作制御盤11のアプローチ下降のボタン
を押すと、タイマー73が働き設定時間内だけ回動用油
圧シリンダー9が作動する。タイマー73には、解除片
70が回動してストッパー68を持ち上げることができ
るように、段差68aと突片67との間に隙間をつくる
のに必要な時間が設定されている。設定時間完了の情報
は、タイマー73から作動用油圧シリンダー71の電磁
弁74に伝達される。これにより作動用油圧シリンダー
71が作動し、図9(ロ)に示すように解除片70を回
動させて、ストッパー68を解除位置まで押し上げる。
ストッパー68が解除位置にあることをリミットスイッ
チ72が確認した後、確認情報を第2電磁弁63に伝達
し、回動用油圧シリンダー9が作動してアプローチ7を
車両の出入り可能な状態に降ろす。この時、図9(ハ)
に示すように、解除用油圧シリンダー71のロッドは引
き込まれて解除片70は倒れ、ストッパー68は後退し
て、段差68aと突片67が係合しない状態になってい
る。上昇ボタンを押すと、リミットスイッチ72がスト
ッパー68のアンロック状態を確認し、回動用油圧シリ
ンダー9を作動して、アプローチ7を元の直立に近い状
態まで上昇させる。
【0025】油圧制御装置13は、前述のパレットの昇
降およびロック解除の油圧制御手段と、アプローチの回
動及びストッパー解除の油圧制御手段とが連動するよう
に構成されている。即ち、パレット1の上昇時には、ア
ウトリガー3に設けたパレット落下防止ロック4を働か
せながら油圧をかけて、パレット1を任意の高さまで押
し上げるとともに、持ち上がった状態のアプローチ7の
ストッパー68を解除して油圧を抜き、逆回動させて平
坦とする。パレット1の下降時には、アプローチ7を回
動させて、上死点でストッパー68が作動するまで持ち
上げるとともにアウトリガー3に設置した落下防止ロッ
ク4を解除して油圧を抜き、下降するようにしている。
【0026】図11はケーブル等の支持アームを示す。
支持アーム20は、多折構造からなる。この支持アーム
20の一端はパレット1の側壁2に固定され、他端が油
圧ユニット21の台22に固定されている。パレット1
の油圧コネクタ16と油圧ユニット21及び電気コネク
タ17と電源ケーブル23とを各々接続する油圧ホース
18及び電気ケーブル19は、支持アーム20に支持さ
れいる。パレット1が上下すると、支持アーム20は、
図11(ロ)に示すように伸張屈折し、油圧ホース18
と電気ケーブル19を案内支持し、他の部材に絡まった
り、挟まれたりして、切断あるいは損傷を受けることが
ないようにしている。油圧ユニット21は、必ずしも本
実施例のように外付けする必要はなくて、例えばパレッ
ト1に内蔵させておけば、支持アーム20は不要であ
る。操作制御盤11の操作は、携帯用押しボタンケーブ
ル(図示せず)や無線操縦により、遠隔操作するように
してもよい。
【0027】本発明の車両移載装置は、上記実施例に特
定されるものではない。例えば、パレット1には、両側
に必ずしも側壁2を要せず、平板でも逆向きにスカート
を設けたものてもよい。また使用目的に応じて、パレッ
ト自体の形状とアプローチ及びフラップの組み合わせに
は、図12に示すように種々の態様が考えられる。即
ち、(イ)は単なる一枚のパレットを示す。使用目的に
よっては、両端にアプローチもフラップも特設しなくて
よい。(ロ)(バ)はアプローチに代えて、パレット自
体の片側あるいは両側に傾斜部を設けてある。(ニ)は
一端にフラップなしのアプローチ7を付設し、他端はそ
のままである。(ホ)は一端にフラップなしのアプロー
チ7、他端に傾斜部を設けてある。(ヘ)は両端にフラ
ップなしのアプローチ7を設けてある。(ト)はアプロ
ーチを省略し、パレットの両端にフラップ8を直接設け
てある。これ以外の組み合わせであってもよい。使用の
態様から考えると、岸壁の上面に対してパレットの上面
をあわせるような使用形態では、図12(イ)(ロ)
(ニ)に示すようにパレットの接岸端面には何もないの
が望ましいが、パレットを岸壁上面に載せる形では、図
12(ハ)(ホ)(ヘ)(ト)等に例示するように、パ
レットの少なくとも接岸端面にアプローチあるいはフラ
ップを付けるか傾斜部を形成して、パレットと接地面の
段差を少なくするのが望ましい。
【0028】本発明の車両移載装置は、その目的からし
て大型の車両を載せるだけの幅が必要である。しかしな
がら、大型の車両より幅の大きい本装置をトレーラー等
の車両に乗せて目的地に運ぶこともある。図13は、こ
のための本装置の幅調節機構の一例を示す。即ち、パレ
ット1自体を車両の進入方向に平行に2分割して、パレ
ット1を支持するアウトリガー3の外筒3aに内筒3b
を収納した後、幅方向に移動可能な構造にする。本装置
をトレーラーなどで目的地に輸送するときには図13
(イ)に示すように、トレーラーの幅に合わせてアウト
リガー3を内側に寄せてパレット1を折り曲げ、車両の
移載に使用する際には、図14(ロ)に示すように元に
戻して使用する。この場合アプローチ7及びフラップ8
はパレット1に着脱自在に取り付けておき、パレット1
を折り曲げるときには図12(ハ)に示すように取り外
ずしておくのが望ましい。
【0029】図14は、本装置の幅調節の別の手段を示
す。パレット1は一体の鋼板でつくり、アウトリガー3
をパレット1の幅の内側に設け、幅方向に移動できる構
造にする。トレーラー積載時には、パレット1の幅内に
格納し、車両の移載に使用するときには、パレット1の
両側に油圧シリンダーで押し出して使用する。格納時ア
ウトリガー3は接地面より若干高い位置にあるので、押
し出した後パレット1を上下させて調整する。パレット
1のアウトリガー格納部分には蓋76を設け、アウトリ
ガー3を引きだした後は蓋76を閉じて、移載する車両
の妨げにならないようにする。
【0030】パレット、アウトリガー、アプローチ及び
フラップの取り付けは、図15に示すように、運搬、保
守を容易にするために、着脱自在にすることもできる。
【0031】アプローチは、上記実施例に示すように車
両進入方向に並行に多分割しても、分割しなくてもよ
い。また車両進入方向に鉛直に多折構造にしておけば、
運搬あるいは非使用時に省スペースとなるとともに、ア
プローチを長くとればパレットを短くできる。またアプ
ローチは、上記実施例に示すように回動自在に軸支する
のに代えて、パレット内に格納し、引き出しができるよ
うに取り付けてもよい。
【0032】アウトリガー付設のホース案内装置は、図
5に示す実施例に代えて、屈曲自在な蛇腹式ガイドを使
用できる。
【0033】アウトリガーの外筒の昇降を同調する手段
としては、上記実施例のリミットスイッチによる調整に
代えて、図16に示すように4本のアウトリガー3毎に
同調機を設けて独立制御したり、図17に示すように前
後あるいは左右の2本を一セットとして、各セット毎に
同調機を設けて制御することもできる。即ち、図16に
おいて、4本の外筒3aの昇降用油圧シリンダー24
a、24b、24c、24dと電磁弁38の間の油圧流
路に、各昇降用油圧シリンダーごとに同調機77a、7
7b、77c、77dと、操作員か操作する逆止弁40
a、40b、40c、40dを設ける。78a、78b
は安全弁、79は逆止弁、Mはモーターである。図16
においては、油圧シリンダー24a、24bを1セッ
ト、24c、24dを1セットにして、各セットと電磁
弁37の間の油圧流路毎に同調機77a、77cと、操
作員が操作する逆止弁40a、40cを設ける。78
a、78b、78cは、いずれも安全弁、80は減圧
弁、81は圧力計、Mはモーターである。
【0034】一方、各4本もしくは2本1セットのアウ
トリガー3に、またはそれぞれに対応するパレットの各
4隅もしくは2隅1セットに、距離センサーまたは変位
センサーを設ける。制御コンピューターには、パレット
が水平状態で昇降する条件下での外筒3bの昇降範囲の
上死点と下死点を設定し、この昇降範囲での各外筒3a
または2本1セットの各々の条件値を記憶させる。距離
センサーまたは変異センサーの検知情報とコンピュータ
ーの設定値に基づく出力を図16または図17の同調機
を外した回路の各々の電磁弁38にあたえ、各外筒また
各セットの外筒の昇降を独立制御する。これらの同調方
式は、4本のアウトリガー3の接地面各々に高低がある
か、または前後もしくは左右にのみ特に高低差が大き
く、パレットの水平状態が保たれにくい場合に有効であ
る。
【0035】図18は、前記の車両移載装置を搭載した
本発明の台船の一例と、その使用方法を示す。図18に
おいて、水82に浮かぶ台船83には、車両の進入方向
に鉛直する両端に、アプローチ7を備えたパレット1を
アウトリガー3の外筒3aで昇降自在に支持する車両移
載装置が搭載されている。パレット1、アプローチ7及
びフラップ8については、図12に示すように種々の種
類と組み合わせが許される。操船中は、通常(イ)に示
すように、パレット1は下げて、接岸側のアプローチ7
は直立に近い状態に回動してロックしておき、反対側の
アプローチ7は水平状態に降ろしたままである。勿論、
両アプローチ7を直立に近い状態に持ち上げてもよい。
接岸すると、パレット1を岸壁の高さまで持ち上げる。
次いで、(ロ)に示すように、逆に岸壁側のアプローチ
7を降ろして台船83と岸壁65を渡し、反対側のアプ
ローチ7を安全のために持ち上げてロックする。しかる
のち、車両84がパレット1の所定の位置まで進入し停
止する。車両84が進入し終わると、(ハ)に示すよう
に接岸側のパレット7を持ち上げてロックし、パレット
1を降ろす。パレット1が所定位置まで下降すると、接
岸とは反対側のアプローチ7を降ろして車両84を台船
82内へと乗り入れる。車両を台船から陸揚げする際に
は、逆に操作すればよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の車両移載装置は、種々の利用が
可能であるが、主として台船用として好適であり、以下
の利点を有する。 (1).潮位の変動に関係なく、いつでも車両の乗り入
れができる。 (2).車両の乗り入れが容易でかつ安全である。 (3).車両移載装置自体の組立、解体、保守及び搬送
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の車両移載装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図 2】アウトリガーの詳細を示し、(イ)は側断面
図、(ロ)は一定角度を異なった方向から見た側面図で
ある。。
【図 3】パレット落下防止ロックの詳細を示す側断面
図である。
【図 4】油圧シリンダーを制御する電気回路及び油圧
流路を示すブロック図で、(イ)は昇降用油圧シリンダ
ー用、(ロ)は解除用油圧シリンダー用である。
【図 5】アウトリガー付属のホース案内装置の詳細を
示し、(イ)は平面図、(ロ)はその側面図である。
【図 6】パレットとアプローチの取り付け構造の一例
を示し、(イ)は側面図、(ロ)はそのA−A矢視図で
ある。
【図 7】パレットとアプローチの取り付け構造の異な
った例を示し、(イ)は側面図、(ロ)はそのA−A矢
視図である。
【図 8】回動用油圧シリンダーを制御する電気回路及
び油圧流路を示すブロック図である。
【図 9】アプローチの逆動を防止する係止機構を示す
側断面図で、(イ)はアプローチの非使用時、(ロ)は
ストッパー解除時、(ハ)はアプローチの使用時であ
る。
【図10】解除片作動用の油圧シリンダーを制御する電
気回路と油圧流路を示すブロック図である。
【図11】ケーブル等支持装置の詳細を示し、(イ)は
平面図、(ロ)は側面図である。
【図12】パレットの種々の態様を示す側面図である。
【図13】車両移載装置の幅調節構造の一例を示し、
(イ)は運搬時の正面図、(ロ)は車両移載使用時の正
面図、(ハ)はアプローチ及びフラップの取り外し状態
を示す斜視図である。
【図14】車両移載装置の幅調節構造の異なった例を示
す斜視図である。
【図15】パレット、アウトリガー、アプローチ及びフ
ラップの着脱自在な取付構造を示す斜視図である。
【図16】アウトリガー伸縮用の油圧同調機構を示すブ
ロック図である。
【図17】アウトリガー伸縮用の異なった油圧同調機構
を示すブロック図である。
【図18】本発明の台船の一例とその使用方法を示す側
面図で、(イ)は接岸前、(ロ)は車両乗り入れ時、
(ハ)は車両移載時、(ニ)車両乗り入れ終了時を示
す。
【符号の説明】
1 パレット 2 側壁 3 アウトリガー 3a 外筒 3b 内筒 4 落下防止ロック 5 油圧ホース 6 ホース案内装置 7 アプローチ 8 フラップ 9 回動用油圧シリンダー 10 油圧ホース 11 操作制御盤 12 ステージ 13 油圧制御装置 14 保護柵 15 吊り環 16 油圧コネクタ 17 電気コネクタ 18 ホース 19 電気ケーブル 20 支持アーム 21 油圧ユニット 22 台 23 電源ケーブル 24、24a、24b、24c、24d昇降用油圧シリ
ンダー 25 ロッド 26 パレット取付板 27 油圧配管 28 止め具 29 近接スイッチ 30 ラック 31 爪 31a 爪の上端 32 ウエイト 33 支軸 34 解除用油圧シリンダー 35 ロッド 36 発条 37 検出器 38 電磁弁 39 電源 40、40a、40b、40c、40d 逆止弁 41 タイマー 42 電磁弁 43 電源 44 逆止弁 45 油圧配管 46 連結アーム 47 第1滑車 48 第2滑車 49 ワイヤー 50 取付体 51 カウンターウエイト 52 支軸 53 切り欠き 54 支軸 55 作動杆 56 リンク 56a 遊動孔 57、57a 支軸 58 支軸 59 停止板 60 停止板 61、61a リミットスイッチ 62 第1電磁弁 63 第2電磁弁 64 電源 65 障害物(大地、岸壁) 66 係止ボックス 67 突片 68 ストッパー 68a 段差 69 支軸 70 解除片 71 作動用油圧シリンダー 72 リミットスイッチ 73 タイマー 74 電磁弁 75 電源 76 蓋 77a、77b、77c、77d 同調機 78a、78b、78c 安全弁 79 逆止弁 80 減圧弁 81 圧力計 82 水 83 台船 84 車両 M モーター

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 車両積載可能な大きさのパレットと、
    パレットを昇降自在に支持するアウトリガーと、アウト
    リガーのパレット落下防止ロックと、パレットの車両進
    入方向に鉛直する少なくとも一端に回動自在に取り付け
    られたアプローチと、非使用時のアプローチが倒れるの
    を防止するストッパーと、パレットの昇降制御手段と、
    パレットの落下防止ロックの解除制御手段と、アプロー
    チの回動制御手段と、アプローチのストッパー解除制御
    手段とからなる車両移載装置。
  2. 【請求項 2】 パレットが車両進入方向に並行に少な
    くとも2分割されており、幅が可変である請求項1記載
    の車両移載装置。
  3. 【請求項 3】 パレットとアウトリガーとが着脱自在
    に連結されている請求項1記載の車両移載装置。
  4. 【請求項 4】 アウトリガーのパレット落下防止ロッ
    クが、アウトリガーの内筒に設けられたラックと、ラッ
    クと常時係合するようにアウトリガーの外筒に設けられ
    た爪と、ラックと爪の係合を解除する油圧シリンダーと
    からなる請求項1記載の車両移載装置。
  5. 【請求項 5】 アウトリガーがパレットの幅の内側4
    隅に設けられ、車両進入方向に鉛直する方向に引き出し
    可能に格納された請求項1記載の車両移載装置。
  6. 【請求項 6】 アプローチが、パレットの車両進入方
    向に鉛直する両端に回動自在に取り付けられた請求項1
    記載の車両移載装置。
  7. 【請求項 7】 アプローチが支軸を介してパレットに
    回動自在に取り付けられ、パレット上にアプローチを回
    動する油圧シリンダーを設け、アプローチと油圧シリン
    ダーのロッドをリンク機構を介して揺動自在に連結し、
    該リンク機構が、アプローチ内に一定の角度をもって固
    定された2個の停止板と、油圧シリンダーのロッドの端
    部及びアプローチに回動自在に支承されたリンクとから
    なり、リンクが2個の停止板の設定角度範囲内を揺動す
    るようにした請求項1記載の車両移載装置。
  8. 【請求項 8】 アプローチが支軸を介してパレットに
    回動自在に取り付けられ、パレット上にアプローチを回
    動する油圧シリンダーを設け、アプローチと油圧シリン
    ダーのロッドを遊動孔を介して揺動自在に連結した請求
    項1記載の車両移載装置。
  9. 【請求項 9】 アプローチのストッパーが、アプロー
    チの下端に回動自在に軸支された段差付きストッパー
    と、ストッパーの段差と係合するようにパレット下部に
    設けられた係止ボックスの突片と、ストッパーの段差と
    突片の係合を外す解除片と、解除片を作動する油圧シリ
    ンダーとからなる請求項1記載の車両移載装置。
  10. 【請求項10】 アプローチが車両進入方向に摺動自在
    に取り付けられ、パレット内に格納できるようにした請
    求項1記載の車両移載装置。
  11. 【請求項11】 アプローチが車両進入方向に並行に少
    なくとも2分割されている請求項1記載の車両移載装
    置。
  12. 【請求項12】 アプローチの開放端側にフラップを回
    動自在に設けた請求項1記載の車両移載装置。
  13. 【請求項13】 パレットの昇降制御手段が、4本のア
    ウトリガーの昇降同調機構を備え、該昇降同調機構が、
    各アウトリガーの内筒と外筒の一定の高さに設けられた
    検出器と、各アウトリガーの油圧シリンダー配管に取り
    付けられた電磁弁とからなり、各外筒が上昇及び下降す
    る時、各外筒の設定位置への到達情報を検知して電磁弁
    に伝達し、全アウトリガーの外筒の到達まで電磁弁を閉
    じて、全外筒の到達情報がそろって、電磁制御弁を再作
    動させる請求項1記載の車両移載装置。
  14. 【請求項14】 パレットの落下防止ロックの解除制御
    手段が、パレットの降下ボタンを押すと作動し、設定し
    た時間だけ昇降用の油圧シリンダーを作動させ、油圧シ
    リンダーの作動でアウトリガーの内筒のラックと外筒の
    爪との係合が外れるだけの高さに外筒を上昇させた後、
    ロック解除用の油圧シリンダーを作動させるタイマー
    と、解除用の油圧シリンダーの作動で内筒のラックと外
    筒の爪との係合が解除されたことを検知して、昇降用の
    油圧シリンダーを作動し、パレットの降下を始める検出
    器とからなる請求項1記載の車両移載装置。
  15. 【請求項15】 アプローチの回動制御手段が、パレッ
    トとアプローチのリンク機構におけるリンクの揺動範囲
    中間点に設置された検出器と、油圧配管に設けられた第
    1電磁弁及び第2電磁弁とからなり、リンクが揺動して
    中間点を通過する情報を検出して、油圧配管の第1電磁
    弁及び第2電磁弁に信号を送り、第1電磁弁を開くとと
    もに第2電磁弁を閉じ、油圧シリンダーのロッドの出入
    りをフリーにする請求項1記載の車両移載装置。
  16. 【請求項16】 アプローチのストッパー解除制御手段
    が、アプローチの降下ボタンを押すと作動し、設定時間
    だけアプローチ回動用の油圧シリンダーを作動させ、回
    動用油圧シリンダーの作動でストッパー杆の段差と係止
    ボックスの突片の係合が外れるだけの高さにアプローチ
    が持ち上げさせた後、ストッパー解除片作動用の油圧シ
    リンダーを作動させるタイマーと、ストッパー解除片作
    動用の油圧シリンダーの作動でストッパー杆の段差と係
    止ボックスの突片の係合が外れるのを検知して、アプロ
    ーチ回動用の油圧シリンダーを作動し、アプローチの降
    下を始める検出器とからなる請求項1記載の車両移載装
    置。
  17. 【請求項17】 パレットの昇降及びロック解除の油圧
    制御手段と、アプローチの回動及びストッパー解除の油
    圧制御手段とが連動する油圧機構からなり、パレットの
    上昇時には、アウトリガーに設けたパレット落下防止ロ
    ックを働かせながら油圧をかけてパレットを任意の高さ
    まで押し上げるとともに、持ち上がった状態のアプロー
    チのストッパーを解除し、油圧を抜き逆回動させて平坦
    とし、パレットの下降時には、アプローチを回動させ
    て、上死点でストッパーがかかるまで持ち上げるととも
    に、アウトリガーに設置したパレット落下防止ロックを
    解除して油圧を抜き、下降するようにした請求項1記載
    の車両移載装置。
  18. 【請求項18】 連動油圧制御機構のパレットに設けら
    れた油圧配管と、各アウトリガー毎に設けられた油圧シ
    リンダーの油圧配管とが、ホースで連結されており、ホ
    ースを各アウトリガーの外筒に取り付けられたホース案
    内装置で支持し、アウトリガーの外筒の昇降によって過
    度に緊張したりゆるんだりしないように保持している請
    求項17記載の車両移載装置。
  19. 【請求項19】 ホース案内装置が、ホースを摺動自在
    に支持する第1滑車と、第1滑車の取付体を一端に、カ
    ウンターウエイトを他端に取り付けたワイヤーを滑動自
    在に支持する第2滑車とからなり、第2滑車で第1滑車
    取付体を常時上方に維持し、アウトリガーの外筒の昇降
    によりホースが過度に緊張したりゆるんだりして第1滑
    車から外れないようにした請求項18記載の車両移載装
    置。
  20. 【請求項20】 携帯用の押しボタンケーブルまたは無
    線による遠隔操作手段を備えた請求項1記載の車両移載
    装置。
  21. 【請求項21】 コンピュータ制御システムを備えた請
    求項1記載の車両移載装置。
  22. 【請求項22】 車両積載可能な大きさのパレットと、
    パレットを昇降自在に支持するアウトリガーと、アウト
    リガーのパレットの落下防止ロックと、パレットの昇降
    制御手段と、パレットの落下防止ロックの解除制御手段
    とからなり、パレットの車両進入方向に鉛直する少なく
    とも一端に傾斜面を設けた車両移載装置。
  23. 【請求項23】 パレットの車両進入方向に鉛直する両
    端に傾斜面を設けた請求項22記載の車両移載装置。
  24. 【請求項24】 車両積載可能な大きさのパレットと、
    パレットを昇降自在に支持するアウトリガーと、アウト
    リガーのパレットの落下防止ロックと、パレットの昇降
    制御手段と、パレットの落下防止ロックの解除制御手段
    とからなり、パレットの車両進入方向に鉛直する少なく
    とも一端に、直接フラップを回動自在に取り付けた車両
    移載装置。
  25. 【請求項25】 パレットの車両進入方向に鉛直する両
    端に、直接フラップを回動自在に取り付けた請求項24
    記載の車両移載装置。
  26. 【請求項26】 請求項1、請求項22または請求項2
    4記載の車両移載装置を装備した台船。
  27. 【請求項27】 車両積載可能な大きさのパレットと、
    パレットを昇降自在に支持するアウトリガーとからなる
    車両移載装置を装備した台船。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104908892A (zh) * 2015-06-04 2015-09-16 中国人民解放军镇江船艇学院 一种应急连岸通道快速搭建装置
JP2016098480A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 コベルコ建機株式会社 ピン連結装置

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