JPH08118825A - 偽造防止用印刷物 - Google Patents

偽造防止用印刷物

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JPH08118825A
JPH08118825A JP6258509A JP25850994A JPH08118825A JP H08118825 A JPH08118825 A JP H08118825A JP 6258509 A JP6258509 A JP 6258509A JP 25850994 A JP25850994 A JP 25850994A JP H08118825 A JPH08118825 A JP H08118825A
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Yasutoki Katou
靖祝 加藤
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KOBAYASHI KIROKUSHI KK
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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KOBAYASHI KIROKUSHI KK
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽造防止効果が高く、しかも低コストに得る
ことのできる偽造防止用印刷物を提供する。 【構成】 被印字用紙1の一部に、被印字用紙1より熱
転写受理特性が劣るインキであって、熱転写印刷時に
は、該インキ上には熱転写によるインキが乗らないイン
キでアミ点2を印刷し、熱転写印刷時には、アミ点部分
にロゴを印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偽造防止用印刷物に関
し、特に熱転写印刷で印字される印刷物の偽造防止用印
刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車の純正部品に貼
られるラベル等には熱転写印刷で印字されるラベルが使
用される場合があるが、この種ラベルは、その性質上偽
造されてはならない。
【0003】このため、従来では、偽造防止のためにす
かし印刷を施す場合があった。
【0004】
【発明が解決しよとする課題】しかしながら、このよう
な従来の偽造防止用印刷物では、偽造防止のためにすか
し印刷が施されるものの、ラベル自体の印刷は簡単に行
える。
【0005】このため、一旦製品に貼られるなど利用に
供されると、以後はすかしてみることもできず、本物と
の区別はつかないという不具合があった。
【0006】また、すかし印刷の場合、高価な印刷設備
を必要とし、印刷コストが高くなるという不具合があっ
た。
【0007】本発明は、上記のごとき従来の課題に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、偽造防止
効果が高く、しかも低コストに得ることのできる偽造防
止用印刷物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、被印字用紙にインキシート
を重ね合わせ、サーマルヘッドを用いて熱転写で印字さ
れる熱転写印刷物の偽造を防止するための偽造防止用印
刷物において、上記熱転写で印字される前の被印字用紙
の一部範囲に熱転写受理特性が被印字用紙より劣るイン
キでアミ点印刷を施し、熱転写印刷時には該アミ点印刷
部分にアミ点印刷のインキとは異なる色のインキで熱転
写印刷を施し、上記アミ点印刷のインキが露出するよう
にしたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記アミ点印刷には、グラデーションがか
けられていることを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するため、請求項3
記載の発明は、被印字用紙にインキシートを重ね合わ
せ、サーマルヘッドを用いて熱転写で印字される熱転写
印刷物の偽造を防止するための偽造防止用印刷物におい
て、上記熱転写で印字される前の被印字用紙の一部に熱
転写受理特性が被印字用紙より劣るインキで所定印刷を
施し、熱転写印刷時には該所定印刷部分を覆うように、
かつ該所定印刷のインキとは異なる色のインキでベタ印
字を施し、上記所定印刷のインキが露出するようにした
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明では、熱転写で印字される前の被印字
用紙の一部に予め熱転写受理特性が被印字用紙より劣る
インキでアミ点印刷を施し、熱転写印刷時には該アミ点
印刷部分にアミ点印刷のインキとは異なる色のインキで
熱転写印刷を施して、アミ点印刷のインキが露出するよ
うにしている。
【0012】このため、印字色がアミ点の色と熱転写印
刷のインクの色とが混ざった色になり、偽造しにくい色
となる。このため、高い偽造防止効果がある。
【0013】また、この発明では、熱転写で印字される
前の被印字用紙の一部に熱転写受理特性が被印字用紙よ
り劣るインキで所定印字を施し、熱転写印刷時には該所
定印刷部分を覆うように、かつ該所定印刷のインキとは
異なる色のインキでベタ印字を施し、所定印刷のインキ
が露出するようにしている。
【0014】この場合、サーマルヘッドの荒い熱転写の
ドットで所定印刷の白抜きパターンを印字した場合、印
字の輪郭はゴツゴツしたものとなるが、本発明のように
予め印刷された所定印刷が熱転写印刷のベタの間から露
出するようにした場合、印字の輪郭は滑らかになる。
【0015】このため、サーマルヘッドの荒い熱転写の
ドットで印字した場合と容易に区別でき、高い偽造防止
効果がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る偽造防止用印刷物の実施
例を図面に基づいて説明する。
【0017】なお、以下の説明では、偽造防止用印刷物
の一例として、メーカー等が自社製品に貼付するラベル
の場合について説明する。
【0018】まず、図1乃至図3を参照して、本発明の
第1の実施例を説明する。
【0019】図1において、1は熱転写印刷で印字され
る前のラベル用被印字用紙で、被印字用紙1の一部には
アミ点2が、被印字用紙1より熱転写受理特性が劣るイ
ンキで、所定の色彩を有して印刷される。
【0020】次に、図2に示すごとく、被印字用紙1上
に熱転写印刷で所定の印字4が印刷され、同時にアミ点
2の印刷部分にはアミ点2内に収まるように例えばメー
カーのロゴ3等が印字されるが、この場合の印字色はア
ミ点2の色とは異なったものとする。
【0021】なお、熱転写印刷は、被印字用紙1に重ね
合わせたインキリボンやカラーシートに塗布された固型
インキあるいは昇華性染料をサーマルヘッド(発熱抵抗
体)により加熱し、被印字用紙1に熱転写記録するもの
であるが、熱転写印刷そのものについての構成は、本発
明の要旨と直接関係ないので、その詳細説明は省略す
る。
【0022】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用を説明する。
【0023】本実施例では、上記のごとく、被印字用紙
1より熱転写受理特性が劣るインキで、予めアミ点2が
印刷される。従って、この状態で、図2に示すごとく、
被印字用紙1に熱転写印刷を施すと、アミ点2上にはイ
ンキが乗らず、ロゴ3の印字部分のうち、アミ点印刷部
分はインキが抜ける。
【0024】図3は、こうしたロゴ3の印字部分のう
ち、アミ点印刷部分のインキが抜けた状態を示す部分拡
大図であるが、熱転写印刷で印字されたロゴ3のうち、
アミ点2上には、熱転写によるインキは乗らない。
【0025】従って、ロゴ3の印字色は、アミ点2の色
とロゴ3の色が混ざったものとなり、周囲の印字部分4
の色とは違った色となる。例えば、アミ点2の色が赤
で、ロゴ3の色(例えばインクリボンの色)が黒なら、
ロゴ3は褐色のように見える。
【0026】この様に、本実施例では、ロゴ3の印字色
が周囲の熱転写の色と異なった複雑な色となるので、ロ
ゴ3の部分の偽造は難しく、高い偽造防止効果が得られ
る。
【0027】また、すかし印刷を施す場合等に比して、
高価な印刷機械を必要としないので、低コストに偽造防
止ラベル等を得ることができる。
【0028】また、すかし印刷の場合と異なり、目視で
真偽の判別ができるので、簡単に真偽の判別ができるこ
とになる。
【0029】なお、以上の説明では、アミ点2の色は同
一階調としたが、アミ点2の色にグラデーションをかけ
ても良く、この場合は、さらに高い偽造防止効果が得ら
れる。
【0030】次に、図4乃至図7を参照して、本発明の
第2の実施例を説明する。
【0031】なお、上記第1の実施例と同一構成部分に
は同一符号を付して説明する。
【0032】図4において、1は熱転写印刷で印字され
る前のラベル用被印字用紙で、地色は白色である。ここ
で、被印字用紙1の一部にはメーカー等のロゴ5が印刷
されるが、この場合使用されるインキは、被印字用紙1
より熱転写受理特性が劣る透明インキで、しかも熱転写
印刷時、インキ上には熱転写によるインキが乗らないよ
うなインキである。
【0033】こうして、被印字用紙1の一部にロゴ5が
印刷されると、次に図5に示すごとく、被印字用紙1上
に熱転写印刷で所望の印字4が印字されるが、同時にロ
ゴ5の印刷部分にはロゴ5を覆うようにベタ印字6を施
す。
【0034】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用を説明する。
【0035】本実施例では、上記のように、予め印刷さ
れるロゴ5は、被印字用紙1より熱転写受理特性が劣る
インキであって、しかも熱転写印刷時、インキ上には熱
転写によるインキが乗らないようなインキで印刷され
る。従って、図5に示すごとく、ロゴ5を覆うように熱
転写印刷でベタ印字6を施すと、ロゴ5上にはインキが
乗らず、透明インク部分が露出して、図5に示すごと
く、白抜きのロゴ15が出てくる。
【0036】図6は、この場合の、白抜きのロゴ15が
出てくる部分の部分拡大図であるが、ベタ印字6中に、
白抜きのロゴ15が出ている。
【0037】ところで、この場合、白抜きのロゴ15の
部分は、初めに印刷された透明インキの印刷パターンで
あり、白抜きのロゴ15の部分の輪郭は滑らかである。
【0038】ところで、第三者が熱転写方式で、このよ
うなラベルの偽造を試みた場合、図7に示すごとく、荒
い熱転写のドットで印字部分を形成し、白抜き部分10
を作ることになる。従って、白抜き部分10の輪郭は、
同図に示すごとくゴツゴツしたものとなり、目視で容易
に真偽の判別ができる。従って、上記第1の実施例の場
合と同様、第三者によるラベルの偽造を防止できる。
【0039】また、上記第1の実施例の場合と同様、低
コストに、かつ簡単に真偽の判別ができることになる。
【0040】なお、以上の説明では、白色の被印字用紙
1上に透明のインキでロゴ5を印刷する場合について説
明したが、ロゴ5を印刷するインキの色は透明に限ら
ず、特に被印字用紙1の地色に合わせていろんな色彩の
インキを使用できる。
【0041】また、以上の説明では、偽造防止用印刷物
の一例として、メーカー等が自社製品に貼付するラベル
の場合について説明したが、本発明はその他偽造防止措
置が要求される各種ラベルや帳票にも適用できることは
勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、以下
の効果を奏する。 (1)第三者による偽造が難しいので、高い偽造防止効
果が得られる。 (2)高価な製造設備を必要としないので、低コストに
偽造防止用印刷物を製作できる。 (3)目視で真偽の判別ができるので、簡単に真偽の判
別ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被印字用紙上に熱転写受理特性が被印字用紙よ
り劣るインキでアミ点を印刷した場合の説明図。
【図2】図1に示した被印字用紙上のアミ点印刷部分に
熱転写印刷でロゴを印字した場合の説明図。
【図3】図2の部分拡大図で、ロゴ印字部分の部分拡大
図。
【図4】被印字用紙上に熱転写受理特性が被印字用紙よ
り劣るインキでロゴを印刷した場合の説明図。
【図5】図4に示した被印字用紙上のロゴ印刷部分に熱
転写印刷でベタ印字を施した場合の説明図。
【図6】図5の部分拡大図で、ロゴ印刷部分の部分拡大
図。
【図7】熱転写印刷のドットで白抜き部分を形成した場
合の説明図。
【符号の説明】
1 被印字用紙 2 アミ点 3 ロゴ 4 所定の印字 5 ロゴ 6 ベタ印字 10 白抜き部分 15 白抜きのロゴ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印字用紙にインキシートを重ね合わ
    せ、サーマルヘッドを用いて熱転写で印字される熱転写
    印刷物の偽造を防止するための偽造防止用印刷物におい
    て、上記熱転写で印字される前の被印字用紙の一部範囲
    に熱転写受理特性が被印字用紙より劣るインキでアミ点
    印刷を施し、熱転写印刷時には該アミ点印刷部分にアミ
    点印刷のインキとは異なる色のインキで熱転写印刷を施
    し、上記アミ点印刷のインキが露出するようにしたこと
    を特徴とする偽造防止用印刷物。
  2. 【請求項2】 上記アミ点印刷には、グラデーションが
    かけられていることを特徴とする請求項1記載の偽造防
    止用印刷物。
  3. 【請求項3】 被印字用紙にインキシートを重ね合わ
    せ、サーマルヘッドを用いて熱転写で印字される熱転写
    印刷物の偽造を防止するための偽造防止用印刷物におい
    て、上記熱転写で印字される前の被印字用紙の一部に熱
    転写受理特性が被印字用紙より劣るインキで所定印刷を
    施し、熱転写印刷時には該所定印刷部分を覆うように、
    かつ該所定印刷のインキとは異なる色のインキでベタ印
    字を施し、上記所定印刷のインキが露出するようにした
    ことを特徴とする偽造防止用印刷物。
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