JPH08118718A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH08118718A
JPH08118718A JP28909794A JP28909794A JPH08118718A JP H08118718 A JPH08118718 A JP H08118718A JP 28909794 A JP28909794 A JP 28909794A JP 28909794 A JP28909794 A JP 28909794A JP H08118718 A JPH08118718 A JP H08118718A
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JP
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toner
opening
electrode body
recording apparatus
image recording
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JP28909794A
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Tomoaki Hattori
智章 服部
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパチャ電極体の開口部の内壁面への帯電を
防止する。 【構成】 画像記録装置1は、本体フレーム2内に、ア
パチャ電極体10を取付けたトナー供給機構20と、記
録用紙Pを搬送する搬送ローラ40〜43及びガイドプ
レート4〜6と、背面電極ローラ30と、給紙カセット
CSと、排紙テーブルDTから構成される。アパチャ電
極体10の開口部11の内壁面に半導電性の被膜が形成
されており、当該内壁面への帯電が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アパチャ電極体に形成
した複数の開口部の電極に印加する電圧を制御して、開
口部を通過するトナーを記録媒体に付着させて記録する
画像記録装置に関し、特に各開口部の内壁面への帯電を
防止するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の開口部(アパチャ)を形成
したアパチャ電極体を備え、この開口部に設けた電極に
供給する駆動電圧を制御して、開口部を通過するトナー
を印字媒体に付着させて記録するようにした画像記録装
置が種々提案されている。本願出願人は、例えば、特開
平6─79907号公報において、多数の微小な開口部
(アパチャ)を、記録媒体の幅方向に向けて、微小間隔
毎に列状に形成するとともに、これら多数の開口部の各
々の周囲に電極を有するアパチャ電極体を設け、このア
パチャ電極体の一方側に、アパチャ電極体の多数の開口
部にトナーを押圧しながら回転して供給するトナー搬送
ローラを有するトナー供給機構を設けるとともに、その
他方側に、高電圧が印加された対向電極を設け、このア
パチャ電極体の各電極に供給する駆動電圧を個別に制御
しながら、その対向電極に沿わせて記録媒体を搬送する
ことで、トナー供給機構から供給されるトナーが、開口
部を通過して、対向電極の静電吸着力により、その対向
電極に向けて飛び出して、記録用紙に付着され、その後
定着機構により定着されて画像を記録するようにした画
像記録装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6─799
07号公報に記載の画像記録装置においては、アパチャ
電極体は、ポリイミド製の絶縁シートに多数の開口部を
形成するとともに、トナー搬送ローラを回転駆動させる
ことで、各開口部に、トナーを押圧移動しながら供給す
るので、マイナスに帯電したトナーとアパチャ電極体の
絶縁シートとの摩擦により高電圧の静電気が発生し、こ
の静電気が開口部の内壁面に帯電する。その結果、開口
部の内部には、この静電気による、常に一定方向の電界
が発生することになり、電極に供給される駆動電圧が、
例えば、+30Vと−30Vとの何れか一方から他方に
切り換わっても、マイナスに帯電されたトナーは、この
帯電した静電気に影響を受けて、画像信号とは無関係に
開口部を通過することになり、画像信号に基づいた綺麗
な画像を記録できないという問題がある。
【0004】本発明の目的は、アパチャ電極体に形成し
た開口部の内壁面への不要な帯電を防止して、画像信号
に基づいた綺麗な画像を記録し得るような画像記録装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像記録装置
は、複数の開口部が記録媒体の幅方向に列状に形成され
るとともに、複数の開口部の各々に電極を有するアパチ
ャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口部にトナーを供
給するトナー供給機構と、アパチャ電極体の各電極に供
給する電圧を個別に制御して、各開口部を通過するトナ
ーを制御するトナー制御手段とを備え、アパチャ電極体
に対してトナー供給機構と反対側にある記録媒体に、開
口部を通過したトナーを付着させて記録するようにした
画像記録装置において、アパチャ電極体の複数の開口部
の各々の内壁面への帯電を防止する為に、各内壁面に半
導電性の被膜を形成したものである。
【0006】ここで、請求項2の画像記録装置は、請求
項1の発明において、前記半導電性の被膜の表面抵抗率
が、104 〜1013(Ω−cm)の範囲内に設定されたも
のである。また、請求項3の画像記録装置は、請求項2
の発明において、前記半導電性の被膜は、半導電性の有
機化合物で構成されたものである。更に、請求項4の画
像記録装置は、請求項2の発明において、前記半導電性
の被膜は、絶縁性の合成樹脂に金属又は黒鉛の微粉末を
混入した材料で構成されたものである。
【0007】
【作用】請求項1の画像記録装置においては、トナー供
給機構のトナー搬送ローラにより、アパチャ電極体の開
口部にトナーが押圧状態で供給され、またアパチャ電極
体に形成された複数の開口部の各電極に対して、トナー
制御手段により、供給する電圧が個別に制御されるの
で、各開口部を通過するトナーが制御される。ここで、
アパチャ電極体は、トナーの飛び出しを制御する為の電
極を形成することから、絶縁体で構成されており、アパ
チャ電極体の複数の開口部の各々の内壁面には、マイナ
スに帯電したトナーとアパチャ電極体との摩擦により発
生した高電圧の静電気が帯電するようになる。その結
果、開口部の内部には、この静電気による、常に一定方
向の電界が発生することになり、電極に供給される電圧
が変化しても、マイナスに帯電されたトナーは、この帯
電した静電気に影響を受けて、開口部を通過しにくくな
る。
【0008】しかし、各開口部の内壁面には、半導電性
の被膜が夫々形成されているので、この発生した高電圧
の静電気は、この被膜を介して電極に放電され、帯電す
ることがない。その結果、開口部の内部には、不要な電
界が生じることがなく、電極に供給される電圧に応じ
て、トナーが開口部を確実に通過できることから、開口
部を通過したトナーが、アパチャ電極体に対して、トナ
ー供給機構と反対側にある記録媒体に集団的に層状に付
着して記録される。
【0009】このように、絶縁体で構成されたアパチャ
電極体の開口部の内壁面には、トナーとアパチャ電極体
との摩擦により静電気が発生するが、この静電気がは、
開口部の内壁面に形成された半導電性の被膜を介して外
部に放電されることから、開口部の内部に不要な電界が
生じることがなく、電極に供給される電圧に応じて、ト
ナーが開口部を確実に通過でき、画像信号に基づいた綺
麗な画像を記録媒体に記録できる。
【0010】請求項2の画像記録装置においては、前記
半導電性の被膜の表面抵抗率が、104 〜1013(Ω−
cm)の範囲内に設定されているので、隣接する2つの電
極間で短絡状態になることなく、静電気だけを確実に放
電でき、開口部の内壁面への帯電を効果的に防止でき
る。
【0011】請求項3の画像記録装置においては、前記
半導電性の被膜は、半導電性の有機化合物で構成したの
で、この半導電性の有機化合物を含む溶剤を開口部に吹
付けて、或いはこの溶剤にアパチャ電極体を浸すだけ
で、開口部の内壁面を簡単に半導電性にすることができ
る。
【0012】請求項4の画像記録装置においては、前記
半導電性の被膜は、絶縁性の合成樹脂に金属の微粉末を
混入した材料で構成したので、混入させる金属又は黒鉛
の微粉末の量を調節することで、半導電性の表面抵抗率
を任意に設定することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、トナー供給機構から供給される
トナーの移動を、アパチャ電極体で制御して、記録媒体
に画像を記録する画像記録装置に本発明を適用した場合
のものである。図1に示すように、画像記録装置1は、
その本体フレーム2内に、アパチャ電極体10を取付け
たトナー供給機構20と、記録用紙Pを搬送する搬送機
構とを、基本的に備えたものである。ここで、搬送機構
は、搬送される記録用紙Pを支持するガイドプレート4
〜6と、搬送用ローラ40〜41から構成される。本体
フレーム2の前側には、多数の記録用紙Pを収納した給
紙カセットCSが設けられ、また本体フレーム2の後側
には、記録されて排出された記録用紙Pを収納する排紙
テーブルDTが設けられ、更に、搬送方向下流側には、
ハロゲンランプを内蔵した定着用ローラ42と押圧ロー
ラ43とが設けられてある。
【0014】先ず、トナー供給機構20について説明す
ると、記録用紙Pの幅と略同様の幅寸法を有するトナー
ケース21内には、電気絶縁性を有する絶縁性のトナー
Tが収納されるとともに、左右方向に延びるトナー供給
ローラ22とトナー搬送ローラ23とが、夫々回転可能
に枢支されている。このトナー搬送ローラ23は、スポ
ンジローラ本体部の外周に、ニッケル製のスリーブを取
付けたものであり、これらトナー供給ローラ22とトナ
ー搬送ローラ23とは、図示外のローラ駆動機構により
回転駆動される。
【0015】ところで、トナーケース21には、薄い板
状の弾性を有するトナー規制ブレード24の一端部が取
付けられ、その湾曲状部分がトナー搬送ローラ23に押
圧状で接触しており、トナー供給ローラ22で供給され
てトナー搬送ローラ23の表面に付着するトナーTの付
着量及び帯電量が、このトナー規制ブレード24で所定
量に規制される。
【0016】前記トナーケース21の上端部には、この
トナーケース21を覆うように、しかもトナー搬送ロー
ラ23の上端部に上側から接触するように、略屋根型に
傾斜したアパチャ電極体10が取付けられている。この
アパチャ電極体10は、図1〜図3に示すように、絶縁
性を有する厚さ約25μmのポリイミド樹脂フィルムか
らなるベース基板に、その前後方向の略中央部の位置
で、左右方向向きに、直径約60〜65μmとする円形
の開口部(アパチャ)11が、約127μm間隔に、例
えば、A4用紙と対応する場合は約1600個分、1列
状に形成されている。更に、これら多数の開口部11の
各々の外周の上面には、環状のトナー制御電極12が夫
々形成され、各トナー制御電極12から延びる細い導線
13がベース基板上に夫々形成されている。そして、図
2に示すように、これら多数の導線13の各々には、画
像データに応じた、+30V又は−30Vの駆動電圧
が、制御線Lを介して駆動回路51により個別に供給さ
れる。
【0017】ここで、前記開口部11の内壁面には、図
4に示すように、4級アンモニウム塩をアルコール溶液
に溶解させた半導電性の有機化合物を吹付けることで、
トナー制御電極12に及んで半導電性の被膜14が形成
されている。この4級アンモニウム塩による半導電性被
膜14の表面抵抗率は、1010(Ω−cm)に設定されて
いる。即ち、この半導電性被膜の表面抵抗率が10
10(Ω−cm)なので、隣接する2つのトナー制御電極1
2間で、短絡状態になることなく、静電気だけを効果的
に放電できる。
【0018】即ち、トナー搬送ローラ23の表面に付着
するトナーTは、トナー規制ブレード24で所定量に規
制されるとともに、マイナスに帯電されており、更にト
ナー搬送ローラ23の所定回転方向への回転により、ア
パチャ電極体10と摩擦しながら開口部11に臨むの
で、これらトナーTとアパチャ電極体10との摩擦によ
り発生した高電圧の静電気が開口部11の内壁面に帯電
するようになる。しかし、各開口部11の内壁面には、
半導電性の被膜14が夫々形成されているので、この発
生した高電圧の静電気は、この半導電性被膜14を介し
てトナー制御電極12に放電され、帯電することがな
い。その結果、開口部11の内部には、不要な電界が生
じることがない。
【0019】一方、アパチャ電極体10の直ぐ上側に
は、背面電極ローラ30が配設され、本体フレーム2に
回転可能に枢支されている。そして、記録用紙Pは、こ
の背面電極ローラ30の下部に接しながら搬送方向に搬
送され、この記録用紙Pの下面には、搬送途中におい
て、画像信号に応じて開口部11から移動したトナーT
が付着される。ここて、この背面電極ローラ30は、図
示外のローラ駆動機構により、記録用紙Pの搬送と同期
して回転駆動される。
【0020】次に、この画像記録装置1の制御系につい
て、図2に基づいて簡単に説明すると、前記背面電極ロ
ーラ30には、電源回路E1により、約+1KVの高電
圧が常に印加され、マイナスに帯電されたトナーTを大
きな静電力で背面電極ローラ30に引き付けるようにな
っている。一方、アパチャ電極体10の導線13には、
複数本の信号線からなる制御線Lを介して駆動回路51
が接続され、この駆動回路51には、+30Vと−30
Vの2種類の電圧を出力する電源回路E2と、マイクロ
コンピュータなどからなるコントロールユニット50と
が接続され、コントロールユニット50は、画像信号に
応じた駆動信号を駆動回路51に出力するので、駆動回
路51はその駆動信号に応じて、+30V又は−30V
の駆動電圧を切り換えて、制御線Lを介して、各導線1
3に個別に供給するようになっている。また、トナー搬
送ローラ23は常に接地されている。
【0021】これにより、駆動回路51により、+30
Vの電圧が導線13、つまりトナー制御電極12に印加
されると、トナー制御電極12とトナー搬送ローラ23
との電位差により、トナー制御電極12からトナー搬送
ローラ23に向かう電界が発生し、この電界により、マ
イナスに帯電されたトナーTは、電位の高い方向に静電
力を受け、トナー搬送ローラ23の表面から開口部11
を通過してトナー制御電極12に引き付けられると同時
に、背面電極ローラ30に印加された高電圧により、背
面電極ローラ30とトナー制御電極12との間に発生し
た電界による静電力を介して、その開口部11を通過し
て背面電極ローラ30、つまり記録用紙Pに引き寄せさ
れて、その記録用紙Pに付着する。しかし、トナー制御
電極12に−30Vの電圧が印加されたときには、前記
と逆に、トナー搬送ローラ23からトナー制御電極12
に向かう電界により、トナー搬送ローラ23の表面のト
ナーTは、開口部11を通過することがない。
【0022】次に、この画像記録装置1により、画像信
号に応じてトナーTを記録用紙Pに付着させて画像を記
録する作用を説明する。前述したように、トナー搬送ロ
ーラ23の表面に付着するトナーTは、トナー搬送ロー
ラ23の所定回転方向への回転により、アパチャ電極体
10と摩擦しながら開口部11に臨むので、これらトナ
ーTとアパチャ電極体10との摩擦により発生した高電
圧の静電気が開口部11の内壁面に帯電するようにな
る。しかし、各開口部11の内壁面には、半導電性の被
膜14が夫々形成されているので、隣接する2つのトナ
ー制御電極12間で短絡することなく、この発生した高
電圧の静電気は、この半導電性被膜14を介してトナー
制御電極12に確実に放電され、帯電することがない。
その結果、開口部11の内部には、不要な電界が生じる
ことがない。
【0023】そして、図2〜図3に示すように、コント
ロールユニット50から受けた駆動信号に基づいて、駆
動回路51から+30Vがトナー制御電極12に印加さ
れたときには、前述したように、各開口部11の内部に
は、不要な電界が発生していないので、トナー制御電極
12からトナー搬送ローラ23に向かう電界が確実に発
生し、この電界により、トナー搬送ローラ23の表面上
の、マイナスに帯電されたトナーTは、電位の高い方向
に静電力を受け、トナー搬送ローラ23の表面から開口
部11を通過してトナー制御電極12に引き付けられ
る。
【0024】更に、背面電極ローラ30に印加された高
電圧(約+1KV)により、背面電極ローラ30とトナ
ー制御電極12との間に発生した電界による静電力を介
して、開口部11を通過したトナーTは、背面電極ロー
ラ30、つまり記録用紙Pに引き付けられて飛び出し
て、その表面に付着する。このとき、記録用紙Pの付着
面には、トナーTが集団的に層状に付着している。その
後、記録用紙Pに付着したトナーTは、定着用ローラ4
2により定着処理されて排紙テーブルDTに排出され
る。
【0025】尚、各開口部11の内壁面に形成する半導
電性の被膜14は、トナー制御電極12や導線13を覆
うように、アパチャ電極体10の上面にも拡大して形成
したり、テトラシアノキジメタン(TCNQ)や界面活
性剤を溶剤で溶かした半導電性の有機化合物を吹付けた
半導電性の被膜14を形成したり、絶縁性の合成樹脂
に、銅や銀などの金属の微粉末や黒鉛の微粉末を混入し
た材料で半導電性の被膜14を形成する等、104 〜1
13(Ω−cm)の範囲内の表面抵抗率を有する種々の半
導電性被膜14を形成することが可能である。また、本
発明の技術的思想の範囲内において、既存の技術や当業
者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり
得る。尚、トナーTの記録用紙Pへの付着をアパチャ電
極体10で制御するようにした種々の画像記録装置に本
発明を適用し得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の画像記録装置によれば、アパ
チャ電極体と、トナー供給機構と、トナー制御手段とを
備え、各内壁面に半導電性の被膜を形成したので、絶縁
体で構成されたアパチャ電極体の開口部の内壁面には、
トナーとアパチャ電極体との摩擦により静電気が発生す
るが、この静電気は、開口部の内壁面に形成された半導
電性の被膜を介して外部に放電されることから、開口部
の内部に不要な電界が生じることがなく、電極に供給さ
れる電圧に応じて、トナーが開口部を確実に通過でき、
画像信号に基づいた綺麗な画像を記録媒体に記録でき
る。
【0027】請求項2の画像記録装置によれば、前記半
導電性の被膜の表面抵抗率が、104 〜1013(Ω−c
m)の範囲内に設定されているので、隣接する2つの電
極間で短絡状態になることなく、静電気だけを確実に放
電でき、開口部の内壁面への帯電を効果的に防止でき
る。
【0028】請求項3の画像記録装置によれば、前記半
導電性の被膜は、半導電性の有機化合物で構成したの
で、この半導電性の有機化合物を含む溶剤を開口部に吹
付けて、或いはこの溶剤にアパチャ電極体を浸すだけ
で、開口部の内壁面を簡単に半導電性にすることができ
る。
【0029】請求項4の画像記録装置によれば、前記半
導電性の被膜は、絶縁性の合成樹脂に金属又は黒鉛の微
粉末を混入した材料で構成したので、混入させる金属又
は黒鉛の微粉末の量を調節することで、半導電性の表面
抵抗率を任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部機構を説明する概略側面図
である。
【図2】記録用紙へのトナーの付着を説明する図1の要
部拡大側面図である。
【図3】アパチャ電極体の部分拡大斜視図である。
【図4】半導電性被膜を形成したアパチャ電極体の開口
部を示す図2の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 画像記録装置 10 アパチャ電極体 11 開口部 12 トナー制御電極 14 半導電性被膜 20 トナー供給機構 30 背面電極ローラ 50 コントロールユニット 51 駆動回路 E1 電源回路 E2 電源回路 P 記録用紙 T トナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部が記録媒体の幅方向に列状
    に形成されるとともに、複数の開口部の各々に電極を有
    するアパチャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口部に
    トナーを供給するトナー供給機構と、前記アパチャ電極
    体の各電極に供給する電圧を個別に制御して、各開口部
    を通過するトナーを制御するトナー制御手段とを備え、
    前記アパチャ電極体に対してトナー供給機構と反対側に
    ある記録媒体に、開口部を通過したトナーを付着させて
    記録するようにした画像記録装置において、 前記アパチャ電極体の複数の開口部の各々の内壁面への
    帯電を防止する為に、各内壁面に半導電性の被膜を形成
    したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記半導電性の被膜の表面抵抗率が、1
    4 〜1013(Ω−cm)の範囲内に設定されたことを特
    徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記半導電性の被膜は、半導電性の有機
    化合物で構成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記半導電性の被膜は、絶縁性の合成樹
    脂に金属又は黒鉛の微粉末を混入した材料で構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
JP28909794A 1994-10-27 1994-10-27 画像記録装置 Pending JPH08118718A (ja)

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JP28909794A JPH08118718A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 画像記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000024585A1 (fr) * 1998-10-28 2000-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de formation d'images

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000024585A1 (fr) * 1998-10-28 2000-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de formation d'images

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