JPH08116058A - パワー半導体素子とその製造方法および使用法 - Google Patents
パワー半導体素子とその製造方法および使用法Info
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/0203—Particular design considerations for integrated circuits
- H01L27/0207—Geometrical layout of the components, e.g. computer aided design; custom LSI, semi-custom LSI, standard cell technique
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、負荷トランジスタのほかに少なく
とも2つの別のトランジスタと少なくとも2つの抵抗モ
ノリシックに集積されており、第1の別のトランジスタ
と第1の抵抗から成る第1の直列接続体が前記の負荷ト
ランジスタと共に第1のカレントミラーをするパワー半
導体素子に関する。有利にポリシリコンから成る抵抗は
ゲート電極と同時に形成され、アルミニウムから成る抵
抗は接触層と同時に形成される。 【効果】 本発明による負荷半導体素子により、負荷ト
ランジスタの負荷電流、半導体温度および飽和電圧の独
立の測定が可能となり、さらに測定精度の改善が可能と
なる。
とも2つの別のトランジスタと少なくとも2つの抵抗モ
ノリシックに集積されており、第1の別のトランジスタ
と第1の抵抗から成る第1の直列接続体が前記の負荷ト
ランジスタと共に第1のカレントミラーをするパワー半
導体素子に関する。有利にポリシリコンから成る抵抗は
ゲート電極と同時に形成され、アルミニウムから成る抵
抗は接触層と同時に形成される。 【効果】 本発明による負荷半導体素子により、負荷ト
ランジスタの負荷電流、半導体温度および飽和電圧の独
立の測定が可能となり、さらに測定精度の改善が可能と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノリシック集積化さ
れたセンサ装置を有するパワー半導体素子およびその製
造方法と使用法に関する。
れたセンサ装置を有するパワー半導体素子およびその製
造方法と使用法に関する。
【0002】
【従来技術】パワー半導体素子たとえばIGBTまたは
MOSFETの温度、負荷電流および飽和電圧は重要な
動作量であり、それらを知ることは、パワー半導体素子
を有する電気回路の障害のない確実な作動のために重要
である。これにより過負荷状態を早期に検出可能とな
り、必要に応じて、素子およびこれに接続されている負
荷を保護するための適切な対抗手段を講ずることができ
る。
MOSFETの温度、負荷電流および飽和電圧は重要な
動作量であり、それらを知ることは、パワー半導体素子
を有する電気回路の障害のない確実な作動のために重要
である。これにより過負荷状態を早期に検出可能とな
り、必要に応じて、素子およびこれに接続されている負
荷を保護するための適切な対抗手段を講ずることができ
る。
【0003】負荷電流検出のための集積化されたセンサ
を有するIGBTは、例えば雑誌Elektronik
Industrie1−1992の論文Bodo A
rlt“IGBT−Technik vom Erfi
nder”第14頁〜第18頁に示されている。ここで
はカレントミラーを用いて測定電流が発生され、この測
定電流は外部抵抗を用いて、負荷電流に比例する測定電
圧へ変換される。
を有するIGBTは、例えば雑誌Elektronik
Industrie1−1992の論文Bodo A
rlt“IGBT−Technik vom Erfi
nder”第14頁〜第18頁に示されている。ここで
はカレントミラーを用いて測定電流が発生され、この測
定電流は外部抵抗を用いて、負荷電流に比例する測定電
圧へ変換される。
【0004】しかし例えば負荷電流が一定の場合、温度
上昇が測定電圧を上昇させ、そのため負荷電流が上昇し
たように誤らせる。これにより生じた測定誤差は次の時
に現われる。即ち測定抵抗がパワー半導体の活性面内に
集積化され、負荷電流により素子と共に加熱される時に
現われる。
上昇が測定電圧を上昇させ、そのため負荷電流が上昇し
たように誤らせる。これにより生じた測定誤差は次の時
に現われる。即ち測定抵抗がパワー半導体の活性面内に
集積化され、負荷電流により素子と共に加熱される時に
現われる。
【0005】
【発明の解決すべき課題】本発明の課題は、集積化され
た測定抵抗を有する集積化された電流センサを有し、そ
れにもかかわらず温度に依存しない負荷電流が可能であ
り、かつその製造が付加的な工程ステップを必要としな
いようなパワー半導体素子を提供することである。
た測定抵抗を有する集積化された電流センサを有し、そ
れにもかかわらず温度に依存しない負荷電流が可能であ
り、かつその製造が付加的な工程ステップを必要としな
いようなパワー半導体素子を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明により
請求項1の特徴部分に示された構成により解決されてい
る。
請求項1の特徴部分に示された構成により解決されてい
る。
【0007】請求項2〜5に示された構成は本発明の素
子の有利な実施例に関連する。請求項3〜5の構成によ
り、パワー半導体素子の飽和電圧の付加的な測定が可能
となる。
子の有利な実施例に関連する。請求項3〜5の構成によ
り、パワー半導体素子の飽和電圧の付加的な測定が可能
となる。
【0008】請求項6の構成は本発明によるパワー半導
体素子の製造方法を示す。請求項7〜9は本発明による
素子の使用法に関する。
体素子の製造方法を示す。請求項7〜9は本発明による
素子の使用法に関する。
【0009】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0010】
【実施例】図1は本発明によるパワーMOSFETの簡
単化されたスタテイックな等価回路を示す。このMOS
FETは例えば3つのセンサトランジスタST1..ST
3および相応の個数の測定抵抗を有する。センサトラン
ジスタと測定抵抗は負荷トランジスタと共にモノリシッ
クに集積化されていて、それぞれカレントミラーとして
接続されている。センサトランジスタST1...ST3
と負荷トランジスタLTのゲート端子は1つの共通の外
部のゲート端子Gと接続されている。センサトランジス
タST1...ST3 と負荷トランジスタLTのドレイン
端子は1つの共通の外部のドレイン端子Dと接続されて
いる。さらにセンサトランジスタST1...ST3のそ
れぞれのソース端子1..3 はそれぞれの測定抵抗R1
..R3を介して、および負荷トランジスタLTのソース
端子は直接、1つの共通のソース電極Sと接続されてい
る。
単化されたスタテイックな等価回路を示す。このMOS
FETは例えば3つのセンサトランジスタST1..ST
3および相応の個数の測定抵抗を有する。センサトラン
ジスタと測定抵抗は負荷トランジスタと共にモノリシッ
クに集積化されていて、それぞれカレントミラーとして
接続されている。センサトランジスタST1...ST3
と負荷トランジスタLTのゲート端子は1つの共通の外
部のゲート端子Gと接続されている。センサトランジス
タST1...ST3 と負荷トランジスタLTのドレイン
端子は1つの共通の外部のドレイン端子Dと接続されて
いる。さらにセンサトランジスタST1...ST3のそ
れぞれのソース端子1..3 はそれぞれの測定抵抗R1
..R3を介して、および負荷トランジスタLTのソース
端子は直接、1つの共通のソース電極Sと接続されてい
る。
【0011】センサトランジスタのソース端子1..3は
外部で素子端子として用いられ、ソース端子Sの基準電
位から測った測定電圧U1...U3 を導びく。これらの
測定電圧を、負荷電流ILに比例する印加電流IS1..I
S3にもとづく、測定抵抗R1..R3における電圧降下が
形成する。
外部で素子端子として用いられ、ソース端子Sの基準電
位から測った測定電圧U1...U3 を導びく。これらの
測定電圧を、負荷電流ILに比例する印加電流IS1..I
S3にもとづく、測定抵抗R1..R3における電圧降下が
形成する。
【0012】図2に本発明による素子の一部の等価回路
が示されている。この図示されている部分は、それぞれ
のセンサトランジスタ、負荷トランジスタ、測定抵抗R
i から成るカレントミラーの投入接続されている状態を
示す。この等価回路は、負荷トランジスタとミラートラ
ンジスタの両方に共通のいわゆるバルク抵抗RB およ
び、センサトランジスタのオン抵抗rDM(ON)、負荷トラ
ンジスタのオン抵抗 rA(ON)、および測定抵抗Riから
成る。抵抗rDM(on)と測定抵抗Riは直列に接続されて
おり、抵抗rAM(ON)はこれに並列に接続されており、こ
の並列接続体に抵抗RBが直列に接続されている。
が示されている。この図示されている部分は、それぞれ
のセンサトランジスタ、負荷トランジスタ、測定抵抗R
i から成るカレントミラーの投入接続されている状態を
示す。この等価回路は、負荷トランジスタとミラートラ
ンジスタの両方に共通のいわゆるバルク抵抗RB およ
び、センサトランジスタのオン抵抗rDM(ON)、負荷トラ
ンジスタのオン抵抗 rA(ON)、および測定抵抗Riから
成る。抵抗rDM(on)と測定抵抗Riは直列に接続されて
おり、抵抗rAM(ON)はこれに並列に接続されており、こ
の並列接続体に抵抗RBが直列に接続されている。
【0013】負荷電流ILが流れると、直ちにミラー電
流ISが抵抗rDM(on)と測定抵抗Riを流れ、さらに電
流IL−ISが抵抗rA(on)を流れる。この場合、共通の
直列接続体の両端に飽和電圧UCESat が現われる。測定
抵抗の値が著しく大きく選定されると、測定抵抗にほぼ
全部の飽和電圧UCESatが現われる。
流ISが抵抗rDM(on)と測定抵抗Riを流れ、さらに電
流IL−ISが抵抗rA(on)を流れる。この場合、共通の
直列接続体の両端に飽和電圧UCESat が現われる。測定
抵抗の値が著しく大きく選定されると、測定抵抗にほぼ
全部の飽和電圧UCESatが現われる。
【0014】電圧測定の場合すなわちRi>>rDM(on) の
場合は、近似的に次の式が適用される: Ui=[rA(on)/(rA)(on)+RB)]*UCEsat; 電流測定すなわちRi<<rDM(on)の場合は、近似的に次
の式が適用される: Ui=1/(SF−1)*Ri IL ただしrDM(on)/rA(on)はカレントミラー係数SFで
ある。
場合は、近似的に次の式が適用される: Ui=[rA(on)/(rA)(on)+RB)]*UCEsat; 電流測定すなわちRi<<rDM(on)の場合は、近似的に次
の式が適用される: Ui=1/(SF−1)*Ri IL ただしrDM(on)/rA(on)はカレントミラー係数SFで
ある。
【0015】これらの両方の式は、電流測定と電圧測定
のために使用できる、カレントミラーのための2つの作
動状態を表わす。
のために使用できる、カレントミラーのための2つの作
動状態を表わす。
【0016】等価回路の抵抗rB,rDM(on),RA(on),
Ri は温度に依存する。作動状態において例えば負荷電
流が一定の場合に温度が上昇すると測定電圧Uiが上昇
する。そのため負荷電流ILが上昇したかのように誤ら
せる。1次の近似においてUi,IL,ΔTの間の関係は
次のように表わされる: Ui=(k1+k2ΔT)*IL=k1*IL+k2*ΔT IL ただしk1,k2は比例定数である。
Ri は温度に依存する。作動状態において例えば負荷電
流が一定の場合に温度が上昇すると測定電圧Uiが上昇
する。そのため負荷電流ILが上昇したかのように誤ら
せる。1次の近似においてUi,IL,ΔTの間の関係は
次のように表わされる: Ui=(k1+k2ΔT)*IL=k1*IL+k2*ΔT IL ただしk1,k2は比例定数である。
【0017】そのため温度変化ΔTに関する付加的な情
報がない場合は、ただ1つのカレントミラーによるIL
の一義的な測定は可能ではない。
報がない場合は、ただ1つのカレントミラーによるIL
の一義的な測定は可能ではない。
【0018】次の式は、2つのカレントミラーを有する
センサ装置を1次の近似で表わす: U1=(k11+k12ΔT)*IL=k11*IL+k12*ΔT IL ただしk11,k12は比例定数である。
センサ装置を1次の近似で表わす: U1=(k11+k12ΔT)*IL=k11*IL+k12*ΔT IL ただしk11,k12は比例定数である。
【0019】 U2=(k21+k22ΔT)*IL=k21*IL+k22*ΔT IL ただしk21,k22は比例定数である。
【0020】
【数1】
【0021】kが逆マトリクスを有する時は、求める大
きさILとΔTはセンサ電圧に依存して次のように一義
的に求められる:
きさILとΔTはセンサ電圧に依存して次のように一義
的に求められる:
【0022】
【数2】
【0023】2つのカレントミラーではなく3つのカレ
ントミラーが設けられ、測定抵抗R3を有する第3のカ
レントミラーが飽和電圧UCESat の測定のために使用で
きる時は、センサ装置は次の式により表わせる。
ントミラーが設けられ、測定抵抗R3を有する第3のカ
レントミラーが飽和電圧UCESat の測定のために使用で
きる時は、センサ装置は次の式により表わせる。
【0024】
【数3】
【0025】カレントミラー測定抵抗の適切な値選定に
より、比例定数k13,k23,k31,k32は無視
できて、この式はUCESatのための1つの2次の式とU
CESatのための1つの測定式へ分けられる。kが逆マト
リクスを有する時は、求められる値IL,ΔTおよびU
CESatはセンサ電圧に依存して次の様に一義的に与えら
れる:
より、比例定数k13,k23,k31,k32は無視
できて、この式はUCESatのための1つの2次の式とU
CESatのための1つの測定式へ分けられる。kが逆マト
リクスを有する時は、求められる値IL,ΔTおよびU
CESatはセンサ電圧に依存して次の様に一義的に与えら
れる:
【0026】
【数4】
【0027】図3に本発明による素子の、たとえば3つ
のセンサトランジスタST1..ST3と3つの測定抵抗
R1..R3を有するIGBTの一部の図面が平面図とし
て示されている。測定抵抗は一方の端子がすべて1つの
共通の主電極と、たとえばエミッタ電極Eと接続されて
いる。それぞれの測定抵抗の他方の端子に測定電圧U1
..U3が現われる。
のセンサトランジスタST1..ST3と3つの測定抵抗
R1..R3を有するIGBTの一部の図面が平面図とし
て示されている。測定抵抗は一方の端子がすべて1つの
共通の主電極と、たとえばエミッタ電極Eと接続されて
いる。それぞれの測定抵抗の他方の端子に測定電圧U1
..U3が現われる。
【0028】抵抗R1は有利にポリシリコンから成り、
この抵抗に降下する電圧U1が負荷電流IL の測定のた
めに用いられる抵抗R2は有利にアルミニウムから成
り、この抵抗に降下する電圧が温度ΔTの測定のために
用いられる。抵抗R3は有利にポリシリコンから成り、
これに降下する電圧U3が飽和電圧UCESat の測定のた
めに用いられる。
この抵抗に降下する電圧U1が負荷電流IL の測定のた
めに用いられる抵抗R2は有利にアルミニウムから成
り、この抵抗に降下する電圧が温度ΔTの測定のために
用いられる。抵抗R3は有利にポリシリコンから成り、
これに降下する電圧U3が飽和電圧UCESat の測定のた
めに用いられる。
【0029】これらの測定抵抗の適切な値選定の一例
は、測定抵抗R1とR2のためにはそれぞれ約10オー
ムの抵抗値にあり、測定抵抗R3のためには約10kオ
ーム以上の抵抗値にある。
は、測定抵抗R1とR2のためにはそれぞれ約10オー
ムの抵抗値にあり、測定抵抗R3のためには約10kオ
ーム以上の抵抗値にある。
【0030】カレントミラーの適切な値選定により、か
つ相応の個数のトランジスタセルにより、および測定抵
抗の材料の適切な選定により、センサ装置の精度を向上
できる。多数のセルたとえば12のセルと、小さい温度
係数−約0.1%/k−を有するポリシリコンから成る
測定抵抗とを備えたカレントミラーは、IL の測定のた
めに用いられる。測定抵抗−約9オーム/平方−のポリ
シリコンの高い層抵抗のため、著しく小さい所要面積を
有する例えば10kオームよりも大きい高い測定抵抗も
製造できる。この所要面積は、小数のセル−たとえば6
より少ないセル−のカレントミラーと共に、UCESat の
ためのセンサとして適している。アルミニウムはより高
いその温度係数−約0.4%/k−のため温度測定用セ
ンサのための抵抗材料として使用できる。
つ相応の個数のトランジスタセルにより、および測定抵
抗の材料の適切な選定により、センサ装置の精度を向上
できる。多数のセルたとえば12のセルと、小さい温度
係数−約0.1%/k−を有するポリシリコンから成る
測定抵抗とを備えたカレントミラーは、IL の測定のた
めに用いられる。測定抵抗−約9オーム/平方−のポリ
シリコンの高い層抵抗のため、著しく小さい所要面積を
有する例えば10kオームよりも大きい高い測定抵抗も
製造できる。この所要面積は、小数のセル−たとえば6
より少ないセル−のカレントミラーと共に、UCESat の
ためのセンサとして適している。アルミニウムはより高
いその温度係数−約0.4%/k−のため温度測定用セ
ンサのための抵抗材料として使用できる。
【0031】図4に本発明によるパワー半導体素子の切
欠断面が示されている。この素子は半導体基体Hを有
し、そのストラクチャ化表面SOの上に非導電層OX1
たとえばSiO2 層が設けられている。この層はゲート
電極GEも測定抵抗R1のための抵抗路も半導体基体H
から絶縁する。この抵抗路はそれぞれ2つのセルZ1,
Z2の間の1つの横の領域の中に存在する。この場合、
セルZ1はセンサトランジスタのセルを構成し、セルZ
2は負荷トランジスタLTのセルを構成する。セルはゲ
ート電極と同様にポリシリコンから成る。たとえばSi
O2 から成る別の非導電性の層OX2は、2つの別個の
領域AL1とASL2から成る金属の接触層たとえばア
ルミニウムから成る接触層をゲート電極GEから分離す
る。
欠断面が示されている。この素子は半導体基体Hを有
し、そのストラクチャ化表面SOの上に非導電層OX1
たとえばSiO2 層が設けられている。この層はゲート
電極GEも測定抵抗R1のための抵抗路も半導体基体H
から絶縁する。この抵抗路はそれぞれ2つのセルZ1,
Z2の間の1つの横の領域の中に存在する。この場合、
セルZ1はセンサトランジスタのセルを構成し、セルZ
2は負荷トランジスタLTのセルを構成する。セルはゲ
ート電極と同様にポリシリコンから成る。たとえばSi
O2 から成る別の非導電性の層OX2は、2つの別個の
領域AL1とASL2から成る金属の接触層たとえばア
ルミニウムから成る接触層をゲート電極GEから分離す
る。
【0032】領域AL1は、別の酸化層の中の切欠を通
って、センサトランジスタのセルZ1を、抵抗R1のた
めの抵抗路の第1の端部と接続する。領域AL2は主電
極のための接触層たとえばエミッタ端子Eのための電極
を構成する。この領域AL2は、負荷トランジスタのセ
ルZ2を抵抗R1のための抵抗路の他方の端部と接続す
る。ゲート電極GEはゲート端子Gと接続されている。
半導体基体Hの、ストラクチャ化表面SOとは反対側の
表面は別の主電極たとえばコレクタ端子Cのための電極
と接続されている。
って、センサトランジスタのセルZ1を、抵抗R1のた
めの抵抗路の第1の端部と接続する。領域AL2は主電
極のための接触層たとえばエミッタ端子Eのための電極
を構成する。この領域AL2は、負荷トランジスタのセ
ルZ2を抵抗R1のための抵抗路の他方の端部と接続す
る。ゲート電極GEはゲート端子Gと接続されている。
半導体基体Hの、ストラクチャ化表面SOとは反対側の
表面は別の主電極たとえばコレクタ端子Cのための電極
と接続されている。
【0033】高い値の抵抗R3は抵抗R1と同様に製造
可能であり、相違点は例えばそれぞれの抵抗路の経過す
なわち長さだけである。
可能であり、相違点は例えばそれぞれの抵抗路の経過す
なわち長さだけである。
【0034】抵抗R1とR3は例えばゲート電極GEと
共通に製造され、抵抗R2は領域 AL1およびAL2
と共通に製造される。
共通に製造され、抵抗R2は領域 AL1およびAL2
と共通に製造される。
【0035】ポリシリコンの所期のドーピング−これは
従来の製造工程の変更を意味する−により、ポリシリコ
ンの温度係数は負の値から正の値への広い範囲において
設定可能となる。
従来の製造工程の変更を意味する−により、ポリシリコ
ンの温度係数は負の値から正の値への広い範囲において
設定可能となる。
【0036】この種の手段はマトリクスkの主対角要素
の影響を、副対角要素の影響よりも増加させる。理想的
な場合は副対角要素は無視可能であり上述の式は、測定
量のための独立の算出式に分けれる。そのため測定精度
が向上し、さらにセンサ信号の評価が簡単になる。
の影響を、副対角要素の影響よりも増加させる。理想的
な場合は副対角要素は無視可能であり上述の式は、測定
量のための独立の算出式に分けれる。そのため測定精度
が向上し、さらにセンサ信号の評価が簡単になる。
【0037】値IL,ΔTおよびUCEsatの測定のために
3つよりも多いセンサトランジスタと測定抵抗を有する
センサ装置も使用できる。付加的な情報(冗長)は統計
的な測定値変動(ノイズ)の影響を低減させることによ
り測定精度を向上させ、測定電圧Ui の、影響量IL,
UCEsatおよびΔTへ依存する非線形の成分の考慮を可
能にする。
3つよりも多いセンサトランジスタと測定抵抗を有する
センサ装置も使用できる。付加的な情報(冗長)は統計
的な測定値変動(ノイズ)の影響を低減させることによ
り測定精度を向上させ、測定電圧Ui の、影響量IL,
UCEsatおよびΔTへ依存する非線形の成分の考慮を可
能にする。
【0038】次の式はP(P≧3)個のセンサを有する
センサ装置の場合の測定電圧Ui と影響量ILおよびΔ
TおよびUCEsatとの間の関係を示す。
センサ装置の場合の測定電圧Ui と影響量ILおよびΔ
TおよびUCEsatとの間の関係を示す。
【0039】
【数5】
【0040】KT*K(KTは転置されたマトリクスKで
ある)が逆行列を有する時は、求める値IL,ΔTおよ
びUCEsatは次に示されている様にセンサ電圧に依存す
る。
ある)が逆行列を有する時は、求める値IL,ΔTおよ
びUCEsatは次に示されている様にセンサ電圧に依存す
る。
【0041】
【数6】
【0042】ただし擬逆行列K+=(KT*K)−1*K
T。
T。
【図1】本発明による素子の簡単化された等価回路図で
ある。
ある。
【図2】飽和電圧の検出を説明する、本発明による素子
の一部の等価回路図である。
の一部の等価回路図である。
【図3】本発明による素子の一部の平面図である。
【図4】抵抗路の製造過程と両立する製造過程を説明す
る本発明による素子の切欠図である。
る本発明による素子の切欠図である。
LT 負荷トランジスタ U1,U2 測定電圧 SO ストラクチャ化された表面 UCEsat 飽和電圧 IL 負荷電流
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 F H 29/78 301 T
Claims (9)
- 【請求項1】 負荷トランジスタ(LT)のほかに少な
くとも2つの別のトランジスタ(ST1,ST2)と少
なくとも2つの抵抗(R1,R2)がモノリシックに集
積されており、第1の別のトランジスタ(ST1)と第
1の抵抗から成る第1の直列接続体が前記の負荷トラン
ジスタ(LT)と共に第1のカレントミラーを構成し、
第1の抵抗(R1)に第1の測定電圧(U1)が現わ
れ、第2の別のトランジスタ(ST2)と第2の抵抗
(R2)から成る第2の直列接続体が前記の負荷トラン
ジスタ(LT)と共に第2のカレントミラーを構成し、
該第2の抵抗(R2)に第2の測定電圧(U2)が現わ
れることを特徴とするパワー半導体素子。 - 【請求項2】 第1の抵抗(R1)が実質的にポリシリ
コン(POLY)から成り、第2の抵抗(R2)が実質
的にアルミニウム(AL)から成る、請求項1記載のパ
ワー半導体素子。 - 【請求項3】 さらに第3の別のトランジスタ(ST
3)と第3の抵抗(R3)から成る第3の直列接続体が
前記の負荷トランジスタ(LT)と第3のカレントミラ
ーを構成し、該第3の抵抗(R3)に第3の測定電圧
(U3)が現われ、第3の抵抗(R3)は実質的にポリ
シリコンから成り、少なくとも2つのオーダー分だけ第
1の抵抗(R1)よりも高オームである、請求項1又は
2記載のパワー半導体素子。 - 【請求項4】 第3の別のトランジスタ(ST3)のセ
ル数が第1の別のトランジスタ(ST1)のセル数の半
分よりも少ない、請求項3記載のパワー半導体素子。 - 【請求項5】 第1の直列接続体(ST1,R1)およ
び/または第2の直列接続体(ST2,R2)および/
または必要に応じて第3の直列接続体(ST3,R3)
が多重に設けられている、請求項1から4までのいずれ
か1項記載のパワー半導体素子。 - 【請求項6】 第1の抵抗(R1)および必要に応じて
第3の抵抗(R3)をゲート電極(GE)と共に形成
し、第2の抵抗(R2)をストラクチャ化表面(SO)
において主電極(E)のための接触層(AL)と共に形
成することを特徴とする、パワー半導体素子の製造方
法。 - 【請求項7】 負荷電流(IL)を半導体温度を求める
ために用いる請求項1から5までのいずれか1項記載の
パワー半導体素子の用途。 - 【請求項8】 負荷トランジスタ(LT)の負荷電流
(IL)を、半導体温度および飽和電圧(UCEsat)を求
めるために用いる請求項3又は4記載のパワー半導体素
子の使用法。 - 【請求項9】 測定精度の改善のために用いる、請求項
5記載のパワー半導体素子の使用法。
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DE10240914B4 (de) * | 2002-09-04 | 2007-01-25 | Infineon Technologies Ag | Schaltungsanordnung mit einem Lasttransistor und einer Strommessanordnung und Verfahren zur Ermittlung des Laststroms eines Lasttransistors sowie Verwendung eines Halbleiterbauelements |
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- 1995-09-18 EP EP95114638A patent/EP0704902B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-09-29 JP JP7254020A patent/JPH08116058A/ja not_active Withdrawn
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