JPH08115391A - 金銭価値と等価に扱われるデータの取扱装置 - Google Patents

金銭価値と等価に扱われるデータの取扱装置

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JPH08115391A
JPH08115391A JP6253212A JP25321294A JPH08115391A JP H08115391 A JPH08115391 A JP H08115391A JP 6253212 A JP6253212 A JP 6253212A JP 25321294 A JP25321294 A JP 25321294A JP H08115391 A JPH08115391 A JP H08115391A
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JP6253212A
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Masaaki Hiroya
政彰 広谷
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁波を利用して、電子マネーが電子マネー
格納装置から引き出されたり、あるいは電子マネー格納
装置に格納されるときに、前記電子マネー格納装置の保
持者に電子マネーが転送されたことを通知する手段を提
供すること。 【構成】 非接触式電子マネー格納装置1は、電磁波の
送受信部2、デジタル信号を送信可能なアナログ信号に
変換する変調部3、前記送受信部3で受信したアナログ
信号をデジタル信号に変換する復調部4、デジタルデー
タからアナログの音声信号を合成する音声合成部5、前
記音声信号を音波で出力するスピーカー6、少なくとも
電子マネーの残高データを格納する記憶部7、前記各手
段を制御したりデータを演算するための制御部8で構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】金銭価値と等価に扱われるデー
タ、例えば、プリペイドカードの度数のように金銭価値
を有するデータ(以下、電子マネーと呼ぶ)を格納する
手段と前記電子マネーを通信媒体(以下実施例として電
磁波を使用するのに対応させて電磁波という)を利用し
て送受信する手段を有する搬送可能な電子マネー格納装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気カードに電子マネーを格納し
たものとして、電話料金支払用プリペイドカード(テレ
フォンカード)や鉄道の乗車運賃支払用プリペイドカー
ドがある。また接触式ICカードに電子マネーを格納し
たものとして、フランスの電話料金支払用プリペイドカ
ードやスイスやデンマークで実験が行なわれている電子
財布がある。
【0003】また電磁波を利用した非接触式ICカード
に電子マネーを格納したものとして、ドイツで実験が行
なわれている有料道路料金支払用プリペイドカードがあ
り、料金ゲートにアンテナを設置し、前記プリペイドカ
ードを搭載した自動車が通過するときに、前記プリペイ
ドカードから所定の料金が引き落とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子マネー決済手段と
して、磁気カードや接触式ICカードなどの接触式電子
マネー格納装置を利用する場合、電子マネー格納装置保
持者は料金を支払うときに前記電子マネー格納装置をカ
ードリーダライタなどの電子マネー読み書き装置に挿入
する。このことは、電子マネー格納装置保持者が電子マ
ネー格納装置を電子マネー読み書き装置に挿入しないか
ぎり、電子マネー格納装置に格納されている電子マネー
を引き出されることはないことを保証している。しか
し、電磁波などを利用して電子マネーを転送する場合、
電子マネー格納装置保持者が知らないうちに、電子マネ
ー格納装置から電子マネーが引き出される可能性があ
る。
【0005】また非接触式電子マネー格納装置もしくは
非接触式電子マネー転送装置を利用して、電子マネーを
受け取る場合に、確かに電子マネーを受け取ることでき
たかを確認できることが必要である。また非接触式電子
マネー格納装置もしくは非接触式電子マネー転送装置を
利用して有料道路の料金を支払う場合、料金ゲートが道
路上に設置されていて、ゲートを通過するたびに料金が
前記装置から引き落とされる場合、前記電子マネー格納
装置にどれだけ電子マネーが残っているかを把握できる
と便利である。
【0006】本発明の目的は、電子マネーが電子マネー
格納装置から引き出されたり、電子マネー格納装置に格
納されるときに前記電子マネー格納装置の保持者にその
旨を通知する手段を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、電子マネー格納装置
から電子マネーが引き出されたり、電子マネー格納装置
に電子マネーが格納されるときに、前記電子マネー格納
装置に格納されている電子マネーの残高を通知する手段
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】電子マネーを記憶する手
段を有する携帯可能な非接触式の電子マネー格納装置の
電子マネーの残高を記憶している手段から電子マネーを
送信したり、受信した電子マネーを前記記憶手段に格納
する場合に、格納装置の保持者に、音響もしくは音声に
より電子マネーが送受信されたことを通知したり、その
送受信金額や記憶されている電子マネーの残高を通知す
ることにより実現される。
【0009】また接触式電子マネー格納装置に記憶され
ている電子マネーを、前記非接触式電子マネー格納装置
の電子マネーの残高を記憶している手段と同様に扱うこ
とにより携帯可能な電子マネー格納装置と同様に扱うこ
とが出来るものにできる。
【0010】
【作用】前記電子マネー格納装置に記憶されている電子
マネーを送信する場合について述べる。まず前記送受信
手段で受信した電磁波をアナログ信号に変換し、前記復
調手段で前記アナログ信号をデジタル信号に変換し、前
記制御手段で前記デジタル信号に含まれる送金要求命令
に従って前記記憶手段に記憶される電子マネーの残高か
ら前記送金要求命令で指定された送金金額を減算した後
に前記送金金額を送信することを表わすデジタル信号を
作成し、前記変調手段で前記送信のためのデジタル信号
をアナログ信号に変換し、前記送受信手段で前記アナロ
グ信号を送信し、前記音声信号もしくは音響信号を発生
する手段で音響信号もしくは送金金額を表わす音声信号
を作成し、前記音声もしくは音響に変換する手段で前記
音声信号もしくは音響信号を音声もしくは音響に変換す
ることにより電子マネーが送金されたことを通知する。
なお音声もしくは音響に変換するステップは、電子マネ
ーの残高を減算した後であるならば、いつでもよい。
【0011】次に受信した電子マネーを前記電子マネー
格納装置に格納する場合について述べる。前記送受信手
段で受信した電磁波をアナログ信号に変換し、前記復調
手段で前記アナログ信号をデジタル信号に変換し、前記
制御手段で前記デジタル信号に含まれる受金要求命令に
従って前記記憶手段に記憶される電子マネーの残高に前
記受金要求命令で指定された受金金額を加算した後に、
前記音声信号もしくは音響信号を発生する手段で音響信
号もしくは受金金額を表わす音声信号を作成し、前記音
声もしくは音響に変換する手段で前記音声信号もしくは
音響信号を音声もしくは音響に変換することにより電子
マネーを受金したことを通知する。
【0012】前記音声信号を作成するステップで、送金
金額もしくは受金金額の代わりに電子マネー格納装置に
格納されている電子マネーの残高を読みだし、前記残高
を表わす音声信号を作成することにより、送金する場合
もしくは受金する場合に電子マネー格納装置に格納され
ている電子マネーの残高を通知できる。
【0013】さらに接触式電子マネー格納装置を非接触
式電子マネー格納装置として取り扱う場合には、前記電
子マネー格納装置の処理手順において、前記記憶手段を
接触式電子マネー格納装置と読みかえればよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0015】(1)非接触式電子マネー格納装置の場合 図1は、本発明の非接触式電子マネー格納装置の構成を
表わす概略図である。1は非接触式電子マネー格納装
置、2は電磁波を送受信するための送受信部、3はデジ
タル信号を前記送受信手段で送信可能なアナログ信号に
変換する変調部、4は前記送受信部3で受信したアナロ
グ信号をデジタル信号に変換する復調部、5はデジタル
データからアナログの音声信号を合成する音声合成部、
6は前記音声信号を音波で出力するスピーカー、7は少
なくとも電子マネーの残高データを格納する記憶部、8
は前記各手段を制御したりデータを演算するための制御
部である。ここで送受信部2はコイルなどの内蔵アンテ
ナで構成し、前記制御部8はマイクロプロセッサで構成
してもよい。また前記スピーカー9の代わりに前記非接
触式電子マネー格納装置の実装媒体であるカードを共鳴
媒体として利用してもよい。ここで、信号の送受信は、
電磁波に限らず、超音波のようなものも使用できるのは
当然であるが、実施例では、簡単のために電磁波につい
てのみ述べる。
【0016】図2は、本発明の利用環境を表わす概略図
である。11は非接触式電子マネー格納装置1に送金要
求命令などを送り、前記非接触式電子マネー格納装置1
から送られてきた電子マネーを受け取った後に格納する
コンピュータである。12は、前記コンピュータ11と
非接触式電子マネー格納装置1が電磁波を利用して通信
するための送受信装置である。前記送受信装置は12
は、前記コンピュータ11に内蔵されていてもよい。
【0017】図3は、前記非接触式電子マネー格納装置
1の実装形態の一例を表わす概略図である。図1に示す
前記非接触式電子マネー格納装置1のスピーカーを除く
各構成要素2、3、4、5、7、8を電子部品および電
子回路で実現し、スピーカ9にはフィルムスピーカ22
で実現する。ここで前記電子部品および電子回路は非接
触式ICチップ21で実現してもよい。前記非接触式I
Cチップ21および前記スピーカ22は、プラスチック
カード23上に実装される。なお前記プラスチックカー
ド23は、前記非接触式ICチップ21および前記スピ
ーカ22を保護および一定位置に固定するためのもので
あり、同じ目的を達成するものであれば、プラスチック
カードに限定されない。
【0018】(a)送金時に送金金額を、受金時に受金
金額を音声で通知する場合;図4は、前記非接触式電子
マネー格納装置1の処理手順を表わすフローチャートで
ある。前記非接触式電子マネー格納装置1の前記送受信
部2が電磁波を受信する(ステップ110)と、前記送
受信部2中に高周波アナログ信号が発生する。前記送受
信部2と電気的に接続されている前記復調部4は、前記
アナログ信号をデジタル信号に変換する(ステップ12
0)。前記復調部4と電気的に接続されている前記制御
部8は、前記デジタル信号を受け取ると、前記デジタル
信号の内容を解釈し(ステップ130)、その内容が送
金要求命令であるならば(ステップ140)、前記送金
要求命令に含まれる送金金額を前記記憶部7に格納され
ている電子マネーの残高から減額する(ステップ15
0)。その後、前記制御部8は、送金要求元へ送信用メ
ッセージを作成する(ステップ160)。前記送信用メ
ッセージには、少なくとも送金することを示す識別子と
送金金額または指示された送金金額を了解する旨のデー
タが含まれる。前記記憶部7に格納されている電子マネ
ーの残高が送金金額よりも小さい場合には、前記送信用
メッセージの代わりに、少なくとも送金不能であること
を示す識別子を含む送信用メッセージを作成する。前記
制御部7と電気的に接続される前記変調部3は、前記制
御部7から前記送信用メッセージを受け取ると、送信可
能な高周波アナログ信号に変換する(ステップ17
0)。前記変調部3と電気的に接続される前記送受信部
2は、前記高周波アナログ信号を電磁波に変換して送信
する(ステップ180)。前記制御部8は、前記送金金
額を電気的に接続されている前記音声合成部5に送り、
前記金額を受け取った前記音声合成部5は、前記金額を
表わすアナログ音声波形信号を生成する(ステップ19
0)。前記音声合成部5の実現方法の一例としては、前
記記憶部7に数字を表わすの音素、「0」から「9」と
「十」、「百」、「千」、「万」などと、通貨単位であ
る「円」を表わす音声波形をデジタル化したデータを格
納しておき、前記制御部8から数値と音声合成命令を受
けると、前記記憶部7から前記数値を構成する前記デジ
タル音声波形データを順次読みだし、前記デジタル音声
波形データをアナログ音声波形信号に変換する方法があ
る。最後に前記音声合成部5と電気的に接続されている
前記スピーカ6に前記アナログ音声波形信号を送ること
により、スピーカから送金金額が音声で出力される(ス
テップ200)。
【0019】ここで、前記送金金額を前記音声合成部5
に送って音声を合成するステップ190と前記スピーカ
6から音声を出力するステップ200は、前記記憶部7
に格納されている電子マネーの残高を減算するステップ
150より後であるならば、どのステップの後に実行し
てもよい。
【0020】また前記ステップ130で解釈したデジタ
ル信号が受金要求命令である場合には(ステップ21
0)、前記制御部8は、前記受金要求命令に含まれてい
る受金金額を前記記憶部7に格納されている電子マネー
の残高に加算する(ステップ220)。その後、前記制
御部8は前記音声合成部5に受金金額を送り、前記金額
を受け取った前記音声合成部5は、前記金額を表わすア
ナログ音声波形信号を生成する(ステップ230)。最
後に前記スピーカ6に前記アナログ音声波形信号を送る
ことにより、スピーカから受金金額が音声で出力される
(ステップ200)。
【0021】以上に示すように、送金する場合に送金金
額を音声で通知することにより、知らないうちに電子マ
ネーが引き出されされることを防止できる。また受金す
る場合に受金金額を音声で通知することにより、受け取
った電子マネーの金額を容易に確認することができる。
【0022】(b)送金時および受金時に残高を音声で
通知する場合;前記ステップ190で送金金額の代わり
に記憶部に格納されている電子マネーの残高金額を、前
記ステップ230で受金金額の代わりに前記残高金額を
前記音声合成部5に送ることにより、電子マネーを送金
する場合及び受信する場合に残高を音声で出力すること
ができる。この結果、送金および受金する場合に、前記
記憶部7に格納されている電子マネーの残高を通知する
ことにより、残高を常に把握することが可能になるの
で、知らないうちに残高不足のために支払不能状態にな
ることを防止することができる。
【0023】(c)送金時および受金時に音響で通知す
る場合;図1の構成図において、前記音声合成部5の代
わりに可聴領域のアナログ信号を生成する音響生成部を
利用する。また図4のフローチャートにおいて、前記ス
テップ190で送金金額を前記音響生成部に送る代わり
に送金することを示す信号を送り、それを受け取った前
記音響生成部は、予め設定された可聴領域のアナログ信
号を生成して、スピーカ6に前記アナログ信号を送る。
同様にして、前記ステップ230で受金金額を前記音響
生成部に送る代わりに受金したことを示す信号を送り、
それを受け取った前記音響生成部は、予め設定された可
聴領域のアナログ信号を生成して、スピーカ6に前記ア
ナログ信号を送る。
【0024】以上により、送金する場合や受金する場合
に、その旨を通知することができるので、知らないうち
に前記記憶部7に格納されている電子マネーが引き出さ
れたり、増えているのを防ぐことができる。この方式
は、音声で通知する方法よりも少ない電子部品で実現で
きるというメリットがある。
【0025】(2)非接触式電子マネー転送装置の場合 図5は、本発明の非接触式電子マネー転送装置の構成を
表わす概略図である。図5を前記電子マネー格納装置1
の構成図である図1と比較した場合の相違点は、携帯可
能な接触式電子マネー格納装置との電気的接点を有する
ことである。31は前記非接触式電子マネー転送装置で
ある。図5の32から38は、図1の2から8に対応す
る。但し、記憶部37には電子マネーは格納されない。
39は、接触式電子マネー格納装置との電気的接点で、
制御部38と電気的に接続されている。
【0026】本実施例では前記接触式電子マネー格納装
置として、接触式ICカードを利用する場合について述
べるが、磁気カードなど別の携帯可能な接触式記憶媒体
でもよい。また前記送受信部32は、前記非接触式電子
マネー転送装置31の外部にあってもよく、この場合に
は前記送受信部32の代わりに、外部の送受信装置との
物理的(電気的、光学的、磁気的)接点を前記非接触式
電子マネー転送装置31に設ける。
【0027】図6は接触式ICカードの構成図である。
40は接触式ICチップであり、表面に電気的接点を有
し、前記ICチップ中に少なくとも記憶部を有する。前
記記憶部には電子マネーが格納される。前記ICチップ
表面の電気的接点は、前記電子マネー転送装置31の接
点39と接触することにより電気的に接続される。41
は前記ICチップ40を実装するためのプラスチックカ
ードである。
【0028】(a)送金時に送金金額を、受金時に受金
金額を音声で通知する場合;図7は、本実施例の処理手
順を表わすフローチャートである。図7を前記非接触式
電子マネー格納装置1のフローチャートである図4と比
較した場合の相違点は、ステップ150で前記記憶部7
の電子マネーの残高を減算する代わりに、前記接触式I
Cチップ40の記憶部に格納されている電子マネーを減
算すること(ステップ350)と、ステップ220で前
記記憶部7の電子マネーの残高を加算する代わりに、前
記接触式ICチップ40の記憶部に格納されている電子
マネーを加算すること(ステップ420)である。
【0029】(b)送金時および受金時に残高を音声で
通知する場合;実施例の(1)(b)の場合と同様に、
前記ステップ390で送金金額の代わりに前記接触式I
Cチップ40の記憶部に格納されている電子マネーの残
高金額を、前記ステップ430で受金金額の代わりに前
記残高金額を前記音声合成部35に送ることにより、電
子マネーを送金する場合及び受信する場合に残高を音声
で出力することができる。この結果、送金および受金す
る場合に、前記接触式ICチップ40の記憶部に格納さ
れている電子マネーの残高を通知することにより、残高
を常に把握することが可能になるので、知らないうちに
残高不足のために支払不能状態になることを防止するこ
とができる。
【0030】(c)送金時および受金時に音響で通知す
る場合;実施例の(1)(c)の場合と同様に、図5の
構成図において、前記音声合成部35の代わりに可聴領
域のアナログ信号を生成する音響生成部を利用する。ま
た図7のフローチャートにおいて、前記ステップ390
で送金金額を前記音響生成部に送る代わりに送金するこ
とを示す信号を送り、それを受け取った前記音響生成部
は、予め設定された可聴領域のアナログ信号を生成し
て、スピーカ36に前記アナログ信号を送る。同様にし
て、前記ステップ430で受金金額を前記音響生成部に
送る代わりに受金したことを示す信号を送り、それを受
け取った前記音響生成部は、予め設定された可聴領域の
アナログ信号を生成して、スピーカ6に前記アナログ信
号を送る。以上により,送金する場合や受金する場合
に、その旨を通知することができるので、知らないうち
に前記接触式ICチップ40の記憶部に格納されている
電子マネーが引き出されたり、増えているのを防ぐこと
ができる。この方式は、音声で通知する方法よりも少な
い電子部品で実現できるというメリットがある。
【0031】
【発明の効果】電子マネー格納手段から電子マネーが送
信するときに送金したこともしくは送信金額を通知して
くれるので、知らないうちに電子マネーが引き出される
ことを防止できる。また残高もしくは残高が所定の金額
を下回ったことを通知してくれることにより、気づかず
に支払不能状態になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触式電子マネー格納装置の構成を
表わす概略図。
【図2】本発明の利用環境を表わす図。
【図3】前記非接触式電子マネー格納装置の実装形態を
表わす概略図。
【図4】前記非接触式電子マネー格納装置の処理手順を
表わすフローチャート。
【図5】本発明の非接触式電子マネー転送装置の構成を
表わす概略図。
【図6】接触式ICカードの構成図。
【図7】前記非接触式電子マネー転送装置の処理手順を
表わすフローチャート。
【符号の説明】
1…非接触式電子マネー格納装置、2…電磁波の送受信
部、3…デジタル信号を送信可能なアナログ信号に変換
する変調部、4…前記送受信部3で受信したアナログ信
号をデジタル信号に変換する復調部、5…デジタルデー
タからアナログの音声信号を合成する音声合成部、6…
前記音声信号を音波で出力するスピーカー、7…少なく
とも電子マネーの残高データを格納する記憶部、8…2
〜7の各部を制御したりデータを演算するための制御
部、11…前記非接触式電子マネー格納装置に命令を送
ったり電子マネーを授受ためのコンピュータ、12…前
記コンピュータが非接触式電子マネー格納装置と電磁波
で通信するための送受信装置、21…非接触式ICチッ
プ、22…フィルムスピーカ、23…21と22を実装
するためのプラスチックカード、110〜230…前記
非接触式電子マネー格納装置1の処理ステップ、31…
非接触式電子マネー転送装置、32…電磁波の送受信
部、33…デジタル信号を送信可能なアナログ信号に変
換する変調部、34…前記送受信部3で受信したアナロ
グ信号をデジタル信号に変換する復調部、35…デジタ
ルデータからアナログの音声信号を合成する音声合成
部、36…前記音声信号を音波で出力するスピーカー、
37…記憶部、38…32〜37の各部を制御したりデ
ータを演算するための制御部、39…接触式電子マネー
格納装置との接点、40…接触式ICチップ、41…前
記接触式ICチップを実装するためのプラスチックカー
ド、310〜430…前記非接触式電子マネー転送装置
31の処理ステップ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金銭価値と等価に扱われるデータを記憶す
    る手段と、通信媒体を送受信する手段と、デジタル信号
    を前記送受信手段で送信可能なアナログ信号に変換する
    手段と、前記送受信手段で受信したアナログ信号をデジ
    タル信号に変換する手段と、音声もしくは音響信号を発
    生する手段と、前記音声もしくは前記音響信号を音声も
    しくは音響に変換する手段と、前記デジタル信号に含ま
    れる命令に従ってデジタル信号や前記各種手段を制御す
    る手段を搬送可能な形に構成した取扱装置であって、少
    なくとも前記記憶手段に記憶されている金銭価値と等価
    に扱われるデータの一部又は全部を前記送受信手段を利
    用して送信するときに、音響もしくは音声により金銭価
    値と等価に扱われるデータの一部又は全部が送信される
    ことを取扱装置の保持者に通知することを特徴とする金
    銭価値と等価に扱われるデータの取扱装置。
  2. 【請求項2】前記通知が、送信される金額の音声による
    通知であることを特徴とする請求項1記載の金銭価値と
    等価に扱われるデータの取扱装置。
  3. 【請求項3】前記通知が、前記送受信手段を利用して金
    銭価値と等価に扱われるデータの受信の際にもなされる
    ともに、受信された金額の音声による通知であることを
    特徴とする請求項1記載の金銭価値と等価に扱われるデ
    ータの取扱装置。
  4. 【請求項4】金銭価値と等価に扱われるデータの送信も
    しくは受信の際に、音声により前記記憶手段に記憶され
    ている金銭価値と等価に扱われるデータの残高を通知す
    ることを特徴とする請求項2または3記載の金銭価値と
    等価に扱われるデータの取扱装置。
  5. 【請求項5】音声もしくは音響信号を音声もしくは音響
    に変換する手段が、フィルム状のスピーカーもしくは格
    納装置自体を共鳴媒体として利用していることを特徴と
    する請求項1記載の金銭価値と等価に扱われるデータの
    取扱装置。
  6. 【請求項6】金銭価値と等価に扱われるデータを記憶す
    る手段に代えて、金銭価値と等価に扱われるデータを格
    納した手段が接触手段を介して接続されることを特徴と
    する請求項1記載の金銭価値と等価に扱われるデータの
    取扱装置。
  7. 【請求項7】前記通知が、送信される金額の音声による
    通知であることを特徴とする請求項6記載の金銭価値と
    等価に扱われるデータの取扱装置。
  8. 【請求項8】前記通知が、前記送受信手段を利用して金
    銭価値と等価に扱われるデータの受信の際にもなされる
    ともに、受信された金額の音声による通知であることを
    特徴とする請求項6記載の金銭価値と等価に扱われるデ
    ータの取扱装置。
  9. 【請求項9】金銭価値と等価に扱われるデータの送信も
    しくは受信の際に、音声により前記記憶手段に記憶され
    ている金銭価値と等価に扱われるデータの残高を通知す
    ることを特徴とする請求項7または8記載の金銭価値と
    等価に扱われるデータの取扱装置。
  10. 【請求項10】音声もしくは音響信号を音声もしくは音
    響に変換する手段が、フィルム状のスピーカーもしくは
    格納装置自体を共鳴媒体として利用していることを特徴
    とする請求項6記載の金銭価値と等価に扱われるデータ
    の取扱装置。
  11. 【請求項11】前記通信媒体が、電磁波であることを特
    徴とする請求項1記載の金銭価値と等価に扱われるデー
    タの取扱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102891927A (zh) * 2011-07-17 2013-01-23 白壮 一种基于音频空气传输的手机近距离通信方法

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