JPH08114487A - 光プローブ及びこれを用いた液面検出器 - Google Patents

光プローブ及びこれを用いた液面検出器

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JPH08114487A
JPH08114487A JP27572594A JP27572594A JPH08114487A JP H08114487 A JPH08114487 A JP H08114487A JP 27572594 A JP27572594 A JP 27572594A JP 27572594 A JP27572594 A JP 27572594A JP H08114487 A JPH08114487 A JP H08114487A
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JP
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optical probe
light
liquid level
tank
probe
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JP27572594A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Inuzuka
仁 犬塚
Shuichiro Masuda
修一郎 桝田
Kiyoshi Miyamoto
潔 宮本
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ALCANTEC KK
Alcan Tech Co Inc
Omron Corp
Original Assignee
ALCANTEC KK
Alcan Tech Co Inc
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの光プローブを用いて、タンク内に保持
される液体の複数の液面レベルを検出できるようにする
こと。 【構成】 石英ガラス等の透明で耐薬品性に優れた材料
で光プローブ10を構成する。光プローブ10の先端部
を円錐又は角錐状に形成し、第1の反射面14を設け、
光プローブ10の後部に第2の反射面を設ける。更に光
プローブ10の後端面に投光用光ファイバ12a,12
bと、受光用ファイバ13a,13bを取り付ける。こ
うすれば第1,第2の反射面14,15を越えて液面レ
ベルが変化すると、受光量が変化するため、液面レベル
の変化が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投光用及び受光用の光
ファイバと結合される光プローブ、及び光プローブを用
いてタンク内の液面レベルを制御する液面検出器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】タンクに保持される薬品又は各種の液体
の液面レベルを管理するため液面検出器が用いられる。
例えば半導体及び液晶の製造工程で用いられる各種の薬
品又は液体は、酸性又はアルカリ性液体のように腐食性
を有するものが多い。腐食性を有する各種の液体を保持
するには、タンクとしてステンレス等のように不透明な
容器が用いられることが多く、液面レベルを管理するた
めに液面検出器が設けられている。
【0003】このような目的でタンク内の液面レベルを
管理するには、例えば図10に示すような原理の光プロ
ーブが用いられている。本図に示す光プローブ1では、
先端部に角錐状又は円錐状の反射面(境界面)が形成さ
れた透明部材2に対し、透明部材2の他の端面に投光用
光ファイバ3及び受光用光ファイバ4を取付けた構造と
なっている。透明部材2は透明なガラス又は耐薬品性を
有する樹脂等により形成され、タンク内の液体に浸され
ている。
【0004】光プローブ1は、その先端に中心軸に対し
て例えば45°となる反射面5が形成されている。そう
すれば投光用光ファイバ3から出射された光ビームは透
明部材2の中心軸に沿って透過し、反射面5で光ビーム
が反射又は透過する。反射面5の反射率は、透明部材2
を構成する材料の屈折率と反射面5に接触する流動性物
質の屈折率によって決定される。屈折率差が大きいと
き、反射面の反射率は増加する。又屈折率差が小さいと
き、投光用光ファイバ3の光ビームは反射面5に接触す
る物質側に透過する。
【0005】例えば図10(a)のように光プローブ1
が液体に浸されていないとき、投光用光ファイバ3から
出射された光ビームの大半が左側の反射面5で反射し、
これと対向する右側の反射面5で再び反射され、受光用
光ファイバ4に反射光が入射する。
【0006】一方、図10(b)のように光プローブ1
が液体6に浸されている場合、投光用光ファイバ3の光
ビームは反射面5で反射される割合が小さくなり、その
大半が液体6側に透過する。このため受光用光ファイバ
4での受光量が低下する。このように液面レベルが光プ
ローブ1の先端部に達すると、受光用光ファイバ4の受
光量が変化するので、光プローブ1に対する液体6の液
面レベルを光学的に検出することができる。
【0007】従来の光プローブでは、透明部材2として
耐薬品性の優れた透光性のフッ素樹脂が用いられること
が多かった。フッ素樹脂(テフロンともいう)といえど
も、一部の薬品に対しては耐蝕性に欠けるところがあ
り、又環境温度によって大きく伸縮するという欠点があ
る。特に半導体や液晶の製造工程の前工程では、タンク
に収納される薬品の液面レベルを高精度に管理しなけれ
ばならず、このような素材で構成された光プローブでは
液面検出の安定性と精度に問題があった。
【0008】又従来では、タンクに保持される各種の液
体の液面レベルを複数のレベルで管理する場合、その検
出レベル数に応じて光プローブを有する液面検出器を多
数設けなければならなかった。又図10に示すような光
プローブでは、光プローブ1の取付位置に対して受光用
光ファイバ4から液体6のオンオフ信号しか得られない
という欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点に鑑みてなされたものであって、耐薬品性に
優れ、環境温度変化に対して反射面の位置が変化せず、
タンクに保持された液体のレベルを高精度に検出できる
光プローブを実現することと、この1つの光プローブを
用いて複数の液面レベルを検出して、液面レベルを一定
に制御するための液面検出器を実現することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、光ビームを出射する投光手段、及びその反射光を受
光する受光手段が後端面に取付けられた透明の棒状部材
であって、その先端部に中心軸に対してテーパ状に形成
された第1の反射面を有し、中心軸に沿って第1の反射
面から夫々異なった後方位置に設けられ第1の反射面と
平行に形成された第2〜第nの反射面(n≧2)を有す
ることを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項2の発明は、光ビームを帯状
に出射する複数の投光手段、及びその反射光を受光する
複数の受光手段が後端面に取付けられた透明の棒状部材
であって、その先端部に中心軸に対してテーパ状に形成
された反射面を有することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の光プローブを用いて、タンク内の液面レベルを検
出する液面検出器であって、光プローブの後端面に取付
けられ、光プローブの軸に平行に光ビームを出射する複
数の投光手段と、光プローブの後端面に取付けられ、投
光手段から出射して光プローブの反射面で反射された光
プローブの軸に平行な反射光を受光する複数の受光手段
と、タンクの開口部に着脱自在に取付けられ、光プロー
ブ、投光手段、及び受光手段を一体に保持するプローブ
保持手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項4の発明は、請求項1又は2
記載の光プローブを用いて、タンク内の液面レベルを検
出する液面検出器であって、光プローブの後端面に取付
けられ、投光手段から出射して光プローブの反射面で反
射された光プローブの軸に平行な反射光を受光する複数
の受光手段と、タンクの開口部に着脱自在に取付けら
れ、光プローブをタンク内で密閉状態に保持する締め付
けユニットと、投光手段と受光手段とを締め付けユニッ
トに連結させる連結手段と、を具備し、締め付けユニッ
トは、タンクの開口部に光ブローブを固定するプローブ
止め具と、光プローブの外周面とプローブ止め金具との
対向面に挿入され、タンク内と外気とを遮断するシール
部材と、シール部材に押し付け力を与えるシール部材止
め具と、シール部材止め具を内部に保持した状態で連結
手段を光プローブの後端面に圧接する連結止め具と、を
有することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】このような特徴を有する請求項1の発明によれ
ば、投光手段より出射された光ビームは光プローブの中
心軸に平行に透過して第1〜第nの反射面に入射する。
このとき光プローブが液体に浸され、その第1〜第nの
反射面の何れかにまで液面が達していれば、光ビームは
液体側に透過するので各反射面での反射率が低下し、受
光手段に光ビームが入射されない。また反射面まで液面
が達していなければ、反射面での反射率が増加し、受光
手段での受光量が増加する。このように受光手段の受光
量をモニターすることにより、1つの光プローブで液面
レベルを多段階で検出できる。
【0015】また請求項2の発明によれば、光プローブ
の後端面に複数の光ビームを平行に出射する投光手段が
設けられているので、反射面に接触する液面レベルに応
じて投光手段の光ビームの反射される量はアナログ的に
変化する。このため受光手段の入射光量をモニターする
ことにより、光プローブのテーパ面に接する液面レベル
を正確に検出できる。
【0016】さらに請求項3,4の発明によれば、光プ
ローブがプローブ保持手段によってタンクに保持されて
いるので、タンク内に収納される液体を光学的に検出
し、その信号を受光手段により電気信号に変換できる。
この信号を液体の制御弁に与えると、タンク内の液体レ
ベルを高精度に制御できる。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例における光プローブにつ
いて図1を参照しつつ説明する。図1は第1実施例の光
プローブ10の基本構成を示す断面図である。本図にお
いて光プローブ10は石英ガラス等の透明で、且つ耐蝕
性に優れ、膨張係数も小さい素材で構成される。光プロ
ーブ10には第1の反射面14,第2の反射面15が形
成されている。
【0018】図2(a),(b)は光プローブの異なっ
た例を示す斜視図である。図2(a)に示す光プローブ
10aは段付円柱状の構造を有しており、その先端部に
円錐状の第1の反射面14aが形成され、この後方に円
錐台形状の第2の反射面15aが形成されている。一
方、図2(b)に示す光プローブ10bは、段付角柱状
の構造を有しており、その先端部は正四角錐となってい
る。この正四角錐の4側面が第1の反射面14bとな
り、正四角錐の後方に位置する四角錐台形部に第2の反
射面15bが形成されている。図1に示すように反射面
14,15の間隔は、管理すべき液体の第1の液面レベ
ル及び第2の液面レベルの差に等しくなるように決定さ
れる。
【0019】次に光プローブ10の後端面16に第1及
び第2の投光用光ファイバ12a,12bが投光手段と
して取付けられ、又第1及び第2の受光用光ファイバ1
3a,13bが受光手段として取付けられている。投光
用光ファイバ12aはその出射光がテーパ状の反射面1
5で反射し、その反射光を受光用光ファイバ13aが受
光するようにっている。同様に投光用光ファイバ12b
から出射した光ビームは反射面14で反射し、その反射
光を受光用光ファイバ13bが受光するようになってい
る。
【0020】以上の光プローブ10は2段式であるが、
図3に示すように3段式の光プローブ17も考えられ
る。光プローブ17ではテーパ状の第1の反射面14c
及び第2の反射面15cを設けると共に、反射面15c
とこれを保持する円筒部の一部を切欠き、図示のような
切欠部18を設ける。そしてこの切欠部18の後端部
に、反射面15cと同様の傾斜角を有する第3の反射面
19を形成する。このように第1〜第3の反射面を設け
ることにより、図3に示す光プローブ17では第1,第
2,第3の液面レベルを管理することができる。この場
合3組の投受光用光ファイバを必要とする。
【0021】次にアナログ式の光プローブについて図4
を参照しつつ説明する。図4はアナログ式の光プローブ
20の基本構造を示す断面図である。光プローブ20
は、柱状又は板状の透光性部材で形成され、その先端部
がテーパ状に加工されたものである。テーパ状に形成さ
れた部分は反射面22となり、その後端面23には投光
用光ファイバユニット24及び受光用光ファイバユニッ
ト25が取付けられている。反射面22は光プローブ1
0の場合と同様、その中心軸に対して約45°に形成さ
れ、タンク内の液体に浸される。
【0022】ここで投光用光ファイバユニット24は複
数の光ファイバを束状又はライン状にまとめたもので、
光ビームの出射範囲は光プローブ20の半径又は半円部
と等しい。受光用光ファイバユニット25も投光用光フ
ァイバユニット24と同様の構造を有し、反射面22の
いずれの部分で反射された光ビームを捕捉し、図示しな
い位置に設けられた受光素子に反射光を案内するよう構
成されている。
【0023】図4に示すように液体の液面レベルがL1
の場合、投光用光ファイバユニット24から出射された
11本の光束のうち7本が反射面22で反射し、残り4
本が液体側に透過する。この場合、受光用光ファイバユ
ニット25に入射される光束は7本となり、この反射光
量を計測することにより液面レベルの変化を検出するこ
とができる。光プローブ20の中心軸に沿った反射面2
2の高さをhとすると、反射面22が液体に浸される限
り、hに相当する液面レベルの変化をアナログ的に検出
することができる。しかし液面レベルの検出範囲を広げ
るためには、光プローブ20の外径が2hとなるので、
少なくとも図4の紙面に沿った面内の外径を大きくした
ものを用いなければばならない。
【0024】次に、このような光プローブを用いた液面
検出器について図面を参照しつつ説明する。図5は液面
検出器の取付状態を示す説明図である。本図に示すよう
に光プローブ31はタンク30に対し、プローブ保持手
段である締付ユニット32及びプローブ止め具33を介
して取付けられている。図6はプローブ止め具33、締
付ユニット32及び光プローブ31との取付関係を示す
分解斜視図である。
【0025】さて、図5においてタンク30は例えばス
テンレス製の薬品等の液体を保持するタンクである。タ
ンク30の上面は一部が切欠かれ、プローブ止め具33
が溶接により固着されている。図6に示すようにプロー
ブ止め具33はステンレス製の棒状部材で、中ぐりされ
ると共に一方の端部がねじ切りされている。又タンク3
0には図示しない部分に液体の電磁弁を含む注入口及び
取出口が設けられている。
【0026】次に締付ユニット32について図6〜図8
を用いて説明する。締付ユニット32は、光プローブ3
1、投光用光ファイバ34,受光用光ファイバ35を結
合し、光プローブ31をタンク30に取付けるようにし
た締付ユニットである。図6に示すように締付ユニット
32はOリング32a,Oリング止め具32b,フィッ
テング32c,ファイバ止め具32d,中間止め具32
e,締付止め具32f,ファイバクランプ32gにより
構成される。
【0027】Oリング32aは図5に示すようにプロー
ブ止め具33とOリング止め具32bの対面位置に設け
られ、光プローブ31の背面からの液体又はガス漏れを
防止するシール部材である。Oリング止め具32bはフ
ァイバ止め具32dの中ぐり部に保持される止め具で、
ファイバ止め具32dがプローブ止め具33の雄ねじと
嵌合して回転により締付けられたとき、圧接状態にある
Oリング32aの回転を防止する部材である。フィッテ
ィング32cはOリング止め具32bをファイバ止め具
32d内で回転自在に保持するCリングである。ファイ
バ止め具(連結止め具)32dは段付円筒状部材で、耐
薬品性の樹脂で形成される。ファイバ止め具32dの外
周部にはローレット部とねじ部が形成されている。
【0028】中間止め具32eはファイバ止め具32d
の中ぐり部に挿入されるもので、ファイバコンタクト3
6を保持した状態で、光プローブ31の端面に当接させ
る部材である。締付止め具32fはファイバコンタクト
36が中間止め具32eを介してファイバ止め具32d
の中ぐり部に保持されたとき、中間止め具32eを介し
てファイバコンタクト36に締付力を与え、ファイバコ
ンタクト36の脱落を防止する部材である。ファイバコ
ンタクト36は投光用光ファイバ34及び受光用光ファ
イバ35の端面を保持して締付けユニットに連結する連
結手段であり、その外周部には段付き状の雄ねじが形成
されている。
【0029】図8(a),(b)はファイバコンタクト
36の構造を示す正面図及び側面図である。図8(a)
の正面図に示すように、ファイバコンタクト36の端部
には光ファイバ芯を挿入保持するためのコア孔が4箇所
設けられている。図1に示す光プローブ10の場合、コ
ア孔36a,36bが第2の反射面15に対応する光フ
ァイバ用の取付孔であり、コア孔36c,36dは第1
の反射面14に対応する光ファイバの取付孔である。
【0030】以上のような構成部材を有する締付ユニッ
ト32の外観形状を図7に示す。光プローブ31をタン
ク30に固定して、締付ユニット32を図5のように取
付ける場合の組立順序について簡単に説明する。まずタ
ンク30に溶接されたプローブ止め具33に対して、光
プローブ31を挿入する。この場合光プローブ31の外
径とプローブ止め具33の内径は硬い嵌め合い精度とな
るよう加工されているものとする。次に光プローブ31
の後端面からOリング32aを挿入し、Oリング止め具
32bも挿入する。
【0031】図8に示すように投光用光ファイバ34及
び受光用光ファイバ35がファイバコンタクト36に対
し固着されていれば、ファイバコンタクト36を図6の
中間止め具32eに対してねじ締めにより挿入する。そ
してファイバコンタクト36と一体となった中間止め具
32eを、ファイバ止め具32dの中ぐり部に挿入す
る。次に締付止め具32fをファイバ止め具32dの外
周雄ねじ部に嵌合させ、ファイバコンタクト36をファ
イバ止め具32dの所定位置にクランプする。次にフィ
ッティング32cをファイバ止め具32dの取付溝に挿
入し、プローブ止め具33に対してねじ締めを行う。こ
のときファイバ止め具32dのローレット部を回転させ
ながら締付けを行うが、ファイバ止め具32dの中ぐり
部とOリング止め具32bの外周部には一定のクリアラ
ンスが設けられているため、Oリング止め具32bが回
転することなくOリング32aを所定圧まで締付けるこ
ととなる。こうするとOリング32aは光プローブ31
とプローブ止め具33に圧接されので、タンク30内の
気化ガスは密閉状態に保持される。
【0032】以上のように構成された液面検出器を使用
するには、光プローブ10が図1に示すような構造の場
合、投光用光ファイバ12a,12bに接続された発光
素子を同時又は一定の時間を置いて順次発光させ、光プ
ローブ10に光ビームを入射させる。タンク内の液面レ
ベルが第1の反射面14に達しない場合、投光用光ファ
イバ12a,12bの光ビームは反射面14及び15で
反射され、受光用光ファイバ13a,13bを介し受光
素子に入射する。この場合2つの受光用光ファイバ13
a,13bから共に受光レベルの大きな信号が出力さ
れ、タンク内の液面レベルが第1の反射面14以下であ
ることが検出される。
【0033】同様にして液面レベルが反射面15と14
の間にある場合、受光用光ファイバ13aから光ビーム
が検出され、受光用光ファイバ13bからは検出されな
い。更に液面レベルが第2の反射面15以上の場合に
は、受光用光ファイバ13a,13bから共に光ビーム
が検出されない。なお、以上のような複数の光ビームを
用いる場合、一方の光ビームが他方の受光用光ファイバ
13に入射する恐れがある。この場合は複数の発光素子
を順次点灯させ、相互干渉を防止することができる。
【0034】図4に示すようなアナログ式の光プローブ
21を用いた場合の液面検出器の外観図を図9に示す。
本図に示すようにタンクの液面レベルが光プローブの反
射面にある場合に、光ファイバを介してコントローラか
ら液体の深さDに比例した信号が検出される。この信号
に基づいて電磁弁を制御することによって、タンク内の
液面レベルを連続的に制御することができる。
【0035】以上のような液面検出器によれば、光プロ
ーブが石英ガラス等の耐薬品性が高く、膨張係数も小さ
い透明部材で構成されている。従って光プローブがタン
クに安定に取付けられる限り、環境温度の変化によって
光プローブの反射面の位置が変化しなくなる。このため
温度特性に優れた液面検出器が得られる。
【0036】又図4に示すようなアナログ型の光プロー
ブを用いることにより、一定範囲内で変化する液面レベ
ルをアナログ的に検出することができ、タンク内の液体
を連続制御することができる。更に図5に示すようにプ
ローブ止め具33を介し光プローブ31を安定に保持す
ると共に、Oリングを用いて光プローブ31とプローブ
止め具33間の隙間を密閉しているので、タンクの内部
と外気との気密性を向上することができる。更に光プロ
ーブと光ファイバとは締付ユニットを介し分離された構
造となっているので、光ファイバを含む光学系及び電気
系の保守点検、及び取外しが容易となる長所がある。な
お光プローブの後端面に投光手段として投光用光ファイ
バを設けたが、直接発光素子を設けてもよい。又受光手
段として受光用光ファイバを設けたが、直接受光素子を
設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、光プローブに複数の反射面が形成されているの
で、1つの光プローブを用いて複数の液面レベルを検出
することができる。
【0038】また本願の請求項2の発明によれば、光プ
ローブに反射面が形成され、投光手段により複数の光ビ
ームが反射面に平行に入射されるため、反射面に接触す
る液体の液面レベルの変化をアナログ的に検出すること
ができる。
【0039】さらに本願の請求項3,4の発明によれ
ば、光プローブをプローブ保持手段によりタンクに強固
に保持することができる。そして反射面での反射光量を
受光手段で検出し、この信号をタンクに接続した電磁弁
に与えることにより、タンク内の液体を高精度にレベル
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による光プローブの構成及
び動作原理を示す説明図である。
【図2】本実施例の2段式の光プローブの外観を示す斜
視図である。
【図3】本実施例の3段式の光プローブの構成を示す斜
視図である。
【図4】本発明の第2実施例によるアナログ式の光プロ
ーブの構成及び動作原理を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例による液面検出器の取付状態
を示す説明図である。
【図6】本実施例の液面検出器の構成部品の位置関係を
示す分解斜視図である。
【図7】本実施例の液面検出器の主要部の組立状態を示
す側面図及び端面図である。
【図8】本実施例の液面検出器に用いられるファイバコ
ンタクトの端面図及び側面図である。
【図9】アナログ式の光プローブを用いた液面検出器の
使用状態を示す説明図である。
【図10】光プローブの構造及び液面検出器の動作原理
を示す説明図である。
【符号の説明】
1,10,10a,10b,17,20,31 光プロ
ーブ 2 透明部材 5,22 反射面 6 液体 12a,12b,24,34 投光用光ファイバ 13a,13b,25,35 受光用光ファイバ 14,14a,14b,14c 第1の反射面 15,15a,15b,15c 第2の反射面 16 後端面 18 切欠部 19 第3の反射面 30 タンク 32 締付ユニット 32a Oリング 32b Oリング止め具 32c フィッティング 32d ファイバ止め具 32e 中間止め具 32f 締付止め具 32g ファイバクランプ 33 プローブ止め具 36 ファイバコンタクト 36a〜36d コア孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 潔 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する投光手段、及びその
    反射光を受光する受光手段が後端面に取付けられた透明
    の棒状部材であって、その先端部に中心軸に対してテー
    パ状に形成された第1の反射面を有し、前記中心軸に沿
    って前記第1の反射面から夫々異なった後方位置に設け
    られ前記第1の反射面と平行に形成された第2〜第nの
    反射面(n≧2)を有することを特徴とする光プロー
    ブ。
  2. 【請求項2】 光ビームを帯状に出射する複数の投光手
    段、及びその反射光を受光する複数の受光手段が後端面
    に取付けられた透明の棒状部材であって、その先端部に
    中心軸に対してテーパ状に形成された反射面を有するこ
    とを特徴とする光プローブ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光プローブを用い
    て、タンク内の液面レベルを検出する液面検出器であっ
    て、 前記光プローブの後端面に取付けられ、前記光プローブ
    の軸に平行に光ビームを出射する複数の投光手段と、 前記光プローブの後端面に取付けられ、前記投光手段か
    ら出射して前記光プローブの反射面で反射された前記光
    プローブの軸に平行な反射光を受光する複数の受光手段
    と、 前記タンクの開口部に着脱自在に取付けられ、前記光プ
    ローブ、前記投光手段、及び前記受光手段を一体に保持
    するプローブ保持手段と、を具備することを特徴とする
    液面検出器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の光プローブを用い
    て、タンク内の液面レベルを検出する液面検出器であっ
    て、 前記光プローブの後端面に取付けられ、前記投光手段か
    ら出射して前記光プローブの反射面で反射された前記光
    プローブの軸に平行な反射光を受光する複数の受光手段
    と、 前記タンクの開口部に着脱自在に取付けられ、前記光プ
    ローブを前記タンク内で密閉状態に保持する締め付けユ
    ニットと、 前記投光手段と前記受光手段とを前記締め付けユニット
    に連結させる連結手段と、を具備し、 前記締め付けユニットは、 前記タンクの開口部に前記光ブローブを固定するプロー
    ブ止め具と、 前記光プローブの外周面と前記プローブ止め金具との対
    向面に挿入され、前記タンク内と外気とを遮断するシー
    ル部材と、 前記シール部材に押し付け力を与えるシール部材止め具
    と、 前記シール部材止め具を内部に保持した状態で前記連結
    手段を前記光プローブの後端面に圧接する連結止め具
    と、を有するものであることを特徴とする液面検出器。
JP27572594A 1994-10-14 1994-10-14 光プローブ及びこれを用いた液面検出器 Pending JPH08114487A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004361404A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Fuji Xerox Co Ltd センサーターゲット、液体容器、液体容器の液体レベルを判断する方法、センサー、及び液体イジェクターヘッド
JP2008158022A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fujikura Ltd 光ファイバセンサ用の光ファイバテープ、及びこれを用いた光ファイバセンサ
JP2017067519A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 東京エレクトロン株式会社 センサ及び気化器

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