JPH08114079A - 掘削装置 - Google Patents
掘削装置Info
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- JPH08114079A JPH08114079A JP25215094A JP25215094A JPH08114079A JP H08114079 A JPH08114079 A JP H08114079A JP 25215094 A JP25215094 A JP 25215094A JP 25215094 A JP25215094 A JP 25215094A JP H08114079 A JPH08114079 A JP H08114079A
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- Japan
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- air
- bit
- piston
- ground
- hammer drill
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビットに打撃振動を与えながら地盤を掘削す
るので掘削能力が向上して、比較的硬質の地盤の場合で
も容易に掘削する。 【構成】 エアハンマドリル３５は圧力エアで作動させ
たピストン５０の下端部でビット５２に打撃振動を与え
ながら掘削し、このエアハンマドリル３５はピストン５
０の動作に供した排気エアを排気通路６８を介して地上
へ排出する。また、エアハンマドリル３５内に同軸上に
形成されたセメントミルク供給通路７２のノズル７２Ａ
からセメントミルクを供給する。さらに、攪拌オーガ８
２をエアハンマドリル３５と一体的に回転してセメント
ミルク供給通路７２から供給されたセメントミルクとビ
ット５２で掘削された掘削土とを攪拌、混合して地盤を
改良する。
るので掘削能力が向上して、比較的硬質の地盤の場合で
も容易に掘削する。 【構成】 エアハンマドリル３５は圧力エアで作動させ
たピストン５０の下端部でビット５２に打撃振動を与え
ながら掘削し、このエアハンマドリル３５はピストン５
０の動作に供した排気エアを排気通路６８を介して地上
へ排出する。また、エアハンマドリル３５内に同軸上に
形成されたセメントミルク供給通路７２のノズル７２Ａ
からセメントミルクを供給する。さらに、攪拌オーガ８
２をエアハンマドリル３５と一体的に回転してセメント
ミルク供給通路７２から供給されたセメントミルクとビ
ット５２で掘削された掘削土とを攪拌、混合して地盤を
改良する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は掘削装置に係り、特に
基礎工事等において掘削土と充填材とを混合して硬質抗
体の造成等を行う掘削装置に関する。
基礎工事等において掘削土と充填材とを混合して硬質抗
体の造成等を行う掘削装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】掘削装置は掘削軸の先端部にビットが設
けられ、ビットの上方の掘削軸に攪拌翼が設けられてい
る。また、掘削軸には貫通孔が形成され、この貫通孔の
先端部からセメントミルク等の充填材が供給される。こ
れにより、掘削軸を回転させながらビットで地盤に円形
の孔を掘削し、同時に掘削軸の先端部からセメントミル
ク等の充填材を供給することにより、ビットで掘削され
た掘削土と充填材とが攪拌翼で攪拌、混合されて掘削地
盤が固結されて硬質の均一な抗体が造成される。
けられ、ビットの上方の掘削軸に攪拌翼が設けられてい
る。また、掘削軸には貫通孔が形成され、この貫通孔の
先端部からセメントミルク等の充填材が供給される。こ
れにより、掘削軸を回転させながらビットで地盤に円形
の孔を掘削し、同時に掘削軸の先端部からセメントミル
ク等の充填材を供給することにより、ビットで掘削され
た掘削土と充填材とが攪拌翼で攪拌、混合されて掘削地
盤が固結されて硬質の均一な抗体が造成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
掘削装置では地盤が礫層や崩壊性岩盤などの場合、掘削
が困難になるという問題がある。本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、比較的硬質の地盤でも容易
に掘削することができる掘削装置を提供することを目的
とする。
掘削装置では地盤が礫層や崩壊性岩盤などの場合、掘削
が困難になるという問題がある。本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、比較的硬質の地盤でも容易
に掘削することができる掘削装置を提供することを目的
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、地上から掘管の給気通路を介して供給され
た圧力エアによってピストンを作動させピストンでビッ
トに打撃振動を与えながら掘削し、前記ピストンの動作
に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上へ排出
するエアハンマドリルを備えた掘削装置において、地上
から供給された流体をビットを介して掘削孔内に吐出す
る少なくとも１つの流体通路を前記エアハンマドリルに
設けたことを特徴としている。
成する為に、地上から掘管の給気通路を介して供給され
た圧力エアによってピストンを作動させピストンでビッ
トに打撃振動を与えながら掘削し、前記ピストンの動作
に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上へ排出
するエアハンマドリルを備えた掘削装置において、地上
から供給された流体をビットを介して掘削孔内に吐出す
る少なくとも１つの流体通路を前記エアハンマドリルに
設けたことを特徴としている。
【０００５】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、前記エアハンマドリルと一体的に攪拌翼を回転して
前記流体通路から吐出された流体と前記ビットで掘削さ
れた掘削土とを攪拌、混合することを特徴としている。
に、前記エアハンマドリルと一体的に攪拌翼を回転して
前記流体通路から吐出された流体と前記ビットで掘削さ
れた掘削土とを攪拌、混合することを特徴としている。
【０００６】
【作用】本発明によれば、本発明に係るエアハンマドリ
ルは圧力エアで作動させたピストンでビットに打撃振動
を与えながら掘削し、このエアハンマドリルはピストン
の動作に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上
へ排出する。また、流体通路が少なくとも１つ設けら
れ、流体通路は地上から供給された流体をビットを介し
て掘削孔内に吐出する。さらに、攪拌翼はエアハンマド
リルと一体的に回転して貫通孔から吐出された流体とビ
ットで掘削された掘削土とを攪拌、混合して掘削地盤を
固結して硬質の均一な抗体を造成する。
ルは圧力エアで作動させたピストンでビットに打撃振動
を与えながら掘削し、このエアハンマドリルはピストン
の動作に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上
へ排出する。また、流体通路が少なくとも１つ設けら
れ、流体通路は地上から供給された流体をビットを介し
て掘削孔内に吐出する。さらに、攪拌翼はエアハンマド
リルと一体的に回転して貫通孔から吐出された流体とビ
ットで掘削された掘削土とを攪拌、混合して掘削地盤を
固結して硬質の均一な抗体を造成する。
【０００７】このように、ビットに打撃振動を与えなが
ら地盤を掘削するので掘削能力が向上する。また、エア
ハンマドリルはピストンの動作に供した排気エアを掘管
の排気通路を介して地上へ排出するので、排気エアが掘
削土内に排気されない。これにより、流体通路から吐出
された流体と掘削土との攪拌、混合を効率よく行うこと
ができる。
ら地盤を掘削するので掘削能力が向上する。また、エア
ハンマドリルはピストンの動作に供した排気エアを掘管
の排気通路を介して地上へ排出するので、排気エアが掘
削土内に排気されない。これにより、流体通路から吐出
された流体と掘削土との攪拌、混合を効率よく行うこと
ができる。
【０００８】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る掘削装置
について詳説する。図１には本発明に係る掘削装置が取
り付けられた削孔機の側面図が示され、図２には掘削装
置の断面図が示されている。削孔機１０の本体１２には
アーム１４を介してリーダ１６が垂直に取り付けられて
いる。リーダ１６にはスイベル支持部材１８及びロータ
リテーブル支持部材２０が摺動自在に支持されている。
スイベル支持部材１８にはスイベル２２が取り付けら
れ、ロータリテーブル支持部材２０にはロータリテーブ
ル２４が設けられている。そして、スイベル２２及びロ
ータリテーブル２４を介してバアー２６がスイベル支持
部材１８及びロータリテーブル支持部材２０に回転自在
に支持されている。
について詳説する。図１には本発明に係る掘削装置が取
り付けられた削孔機の側面図が示され、図２には掘削装
置の断面図が示されている。削孔機１０の本体１２には
アーム１４を介してリーダ１６が垂直に取り付けられて
いる。リーダ１６にはスイベル支持部材１８及びロータ
リテーブル支持部材２０が摺動自在に支持されている。
スイベル支持部材１８にはスイベル２２が取り付けら
れ、ロータリテーブル支持部材２０にはロータリテーブ
ル２４が設けられている。そして、スイベル２２及びロ
ータリテーブル２４を介してバアー２６がスイベル支持
部材１８及びロータリテーブル支持部材２０に回転自在
に支持されている。
【０００９】スイベル２２にはワイヤ２８が連結され、
ワイヤ２８はローラ１６Ａ、１６Ｂ等を介してウインチ
３０に巻き取られている。バー２６の下端部にはバー３
２が連結され、バー３２の下端部には攪拌翼３２Ａ、３
２Ａ…が設けられている。また、バー３２の下端部には
掘削装置３４が連結されている。そして、ウインチ３０
を操作してワイヤ２８を巻き戻すことにより、スイベル
支持部材１８及びロータリテーブル支持部材２０がリー
ダ１６に沿って摺動して掘削装置３４が下降する。この
場合、ロータリテーブル２４によりバー２６、ケリーロ
ッド３２及び掘削装置３４は回転しながら下降する。
ワイヤ２８はローラ１６Ａ、１６Ｂ等を介してウインチ
３０に巻き取られている。バー２６の下端部にはバー３
２が連結され、バー３２の下端部には攪拌翼３２Ａ、３
２Ａ…が設けられている。また、バー３２の下端部には
掘削装置３４が連結されている。そして、ウインチ３０
を操作してワイヤ２８を巻き戻すことにより、スイベル
支持部材１８及びロータリテーブル支持部材２０がリー
ダ１６に沿って摺動して掘削装置３４が下降する。この
場合、ロータリテーブル２４によりバー２６、ケリーロ
ッド３２及び掘削装置３４は回転しながら下降する。
【００１０】また、リーダ１６にはシリンダ３６が設け
られ、シリンダ３６のロッド部３６Ａはロータリテーブ
ル支持部材２０に連結されている。これにより、ウイン
チ３０の巻戻し操作で掘削装置３４を下降させるだけで
は充分な掘削能力を得ることができない場合、シリンダ
３６を伸長させてロータリテーブル支持部材２０を下方
に押し付けることにより、掘削装置３４の掘削能力を高
めることができる。
られ、シリンダ３６のロッド部３６Ａはロータリテーブ
ル支持部材２０に連結されている。これにより、ウイン
チ３０の巻戻し操作で掘削装置３４を下降させるだけで
は充分な掘削能力を得ることができない場合、シリンダ
３６を伸長させてロータリテーブル支持部材２０を下方
に押し付けることにより、掘削装置３４の掘削能力を高
めることができる。
【００１１】図２に示すように、掘削装置３４のエアハ
ンマドリル３５は本件出願人により開示された湿式空圧
打撃掘削装置（特公平４−４８１５６号公報）と同一に
構成されている。すなわち、エアハンマドリル３５はケ
ーシング４８、中空のピストン５０及びビット５２を有
している。中空のピストン５０はケーシング４８内に摺
動自在に嵌入され、中空のピストン５０とケーシング４
８により第１圧力室５８及び第２圧力室６０が形成され
ている。
ンマドリル３５は本件出願人により開示された湿式空圧
打撃掘削装置（特公平４−４８１５６号公報）と同一に
構成されている。すなわち、エアハンマドリル３５はケ
ーシング４８、中空のピストン５０及びビット５２を有
している。中空のピストン５０はケーシング４８内に摺
動自在に嵌入され、中空のピストン５０とケーシング４
８により第１圧力室５８及び第２圧力室６０が形成され
ている。
【００１２】また、ケーシング４８の上端部には圧縮エ
ア供給通路６６及び排気通路６８が形成されている。圧
縮エア供給通路６６にはスイベル２２及び供給管６７を
介して図示しない第１エアコンプレッサから圧縮エアが
供給される。排気通路６８は排気管６９及びスイベル２
２を介して地上に開放されている。ケーシング４８の内
周部４８Ｂ内にはエア供給通路７０及びセメントミルク
供給通路７２が設けられている。エア供給通路７０及び
セメントミルク供給通路７２のそれぞれの下端部にはそ
れぞれノズル７０Ａ、７９Ｂが設けられている。このノ
ズル７０Ａ、７９Ｂはチェック弁を備えたものでも、備
えていないものでもよい。また、エア供給通路７０及び
セメントミルク供給通路７２はそれぞれの上端部でエア
供給管７４及びセメントミルク供給管７６に連通されて
いる。エア供給管７４及びセメントミルク供給管７６は
バー３２内に設けられ、さらにエア供給管７４はバー３
０及びスイベル２２を介して図示しない第２エアコンプ
レッサに連通されている。
ア供給通路６６及び排気通路６８が形成されている。圧
縮エア供給通路６６にはスイベル２２及び供給管６７を
介して図示しない第１エアコンプレッサから圧縮エアが
供給される。排気通路６８は排気管６９及びスイベル２
２を介して地上に開放されている。ケーシング４８の内
周部４８Ｂ内にはエア供給通路７０及びセメントミルク
供給通路７２が設けられている。エア供給通路７０及び
セメントミルク供給通路７２のそれぞれの下端部にはそ
れぞれノズル７０Ａ、７９Ｂが設けられている。このノ
ズル７０Ａ、７９Ｂはチェック弁を備えたものでも、備
えていないものでもよい。また、エア供給通路７０及び
セメントミルク供給通路７２はそれぞれの上端部でエア
供給管７４及びセメントミルク供給管７６に連通されて
いる。エア供給管７４及びセメントミルク供給管７６は
バー３２内に設けられ、さらにエア供給管７４はバー３
０及びスイベル２２を介して図示しない第２エアコンプ
レッサに連通されている。
【００１３】これにより、第２エアコンプレッサから供
給された攪拌用エアはスイベル２２、バー３０、エア供
給管７４、エア供給通路７０及びノズル７０Ａを介して
掘削孔７８内に吐出される。また、セメントミルク供給
管７６はバー３０及びスイベル２２を介して図示しない
セメントミルク供給手段に連通されている。これによ
り、セメントミルク供給手段から供給されたエアはスイ
ベル２２、セメントミルク供給管７６、セメントミルク
供給通路７２及びノズル７２Ａを介して掘削孔７８内に
吐出される。
給された攪拌用エアはスイベル２２、バー３０、エア供
給管７４、エア供給通路７０及びノズル７０Ａを介して
掘削孔７８内に吐出される。また、セメントミルク供給
管７６はバー３０及びスイベル２２を介して図示しない
セメントミルク供給手段に連通されている。これによ
り、セメントミルク供給手段から供給されたエアはスイ
ベル２２、セメントミルク供給管７６、セメントミルク
供給通路７２及びノズル７２Ａを介して掘削孔７８内に
吐出される。
【００１４】ケーシング４８の外周にスリーブ８０が設
けられている。スリーブ８０は筒状に形成され、その外
周には攪拌オーガ８２が螺旋状に取り付けられている。
また、バー３２の外周にはスリーブ８６が取り付けれ、
スリーブ８６には攪拌翼３２Ａ、３２Ａ…が設けられて
いる。さらに、ビット５２にはカッタ８４、８４…が設
けられている。
けられている。スリーブ８０は筒状に形成され、その外
周には攪拌オーガ８２が螺旋状に取り付けられている。
また、バー３２の外周にはスリーブ８６が取り付けれ、
スリーブ８６には攪拌翼３２Ａ、３２Ａ…が設けられて
いる。さらに、ビット５２にはカッタ８４、８４…が設
けられている。
【００１５】ビット５２はケーシング４８の下端部にス
プライン結合等によって軸方向に所定量摺動自在に支持
されている。ケーシング４８の外周部４８Ａとビット５
２の外周との間にはシール部材６２が設けられ、ケーシ
ング４８の内周部４８Ｂとビット５２の内周との間には
シール部材６４が設けられている。これにより、エアハ
ンマドリル３５は、ケーシング４８内の圧力エアが洩れ
ないように、また、掘削孔内の掘削土がケーシング４８
内に侵入しないようにシールされる。
プライン結合等によって軸方向に所定量摺動自在に支持
されている。ケーシング４８の外周部４８Ａとビット５
２の外周との間にはシール部材６２が設けられ、ケーシ
ング４８の内周部４８Ｂとビット５２の内周との間には
シール部材６４が設けられている。これにより、エアハ
ンマドリル３５は、ケーシング４８内の圧力エアが洩れ
ないように、また、掘削孔内の掘削土がケーシング４８
内に侵入しないようにシールされる。
【００１６】前記の如く構成された本発明に係る掘削装
置の作用について説明する。先ず、第１エアコンプレッ
サから供給した圧縮エアをスイベル２２及び供給管６７
を介して圧縮エア供給通路６６に供給する。圧縮エア供
給通路６６に供給された圧縮エアは第１圧力室５８内に
導かれてピストン５０が上方に押し上げられる。ピスト
ン５０が第１圧力室５８内の圧力及びピストン５０の上
方慣性力によって更に上方に移動していくと、第１圧力
室５８内に圧力が供給されなくなる。一方、ピストン５
０が上昇すると第２圧力室６０内に圧力エアが供給さ
れ、同時に第１圧力室５８内のエア（排気エア）が排気
通路６８を介して排気管６９に排気される。
置の作用について説明する。先ず、第１エアコンプレッ
サから供給した圧縮エアをスイベル２２及び供給管６７
を介して圧縮エア供給通路６６に供給する。圧縮エア供
給通路６６に供給された圧縮エアは第１圧力室５８内に
導かれてピストン５０が上方に押し上げられる。ピスト
ン５０が第１圧力室５８内の圧力及びピストン５０の上
方慣性力によって更に上方に移動していくと、第１圧力
室５８内に圧力が供給されなくなる。一方、ピストン５
０が上昇すると第２圧力室６０内に圧力エアが供給さ
れ、同時に第１圧力室５８内のエア（排気エア）が排気
通路６８を介して排気管６９に排気される。
【００１７】そして、第２圧力室６０内の圧力エアがピ
ストン５０の上昇量に打ち勝つと、ピストン５０が下方
に押し下げられる。ピストン５０が第２圧力室６０内の
圧力及びピストン５０の下方慣性力によって更に下方に
移動していくと第２圧力室６０内に圧力が供給されなく
なるとともに、第１圧力室５８内に圧力エアが供給され
る。このように、第１圧力室５８及び第２圧力室６０の
圧力エアの供給又は排気が連続的に繰り返され、ピスト
ン５０は連続的に上下動して下方のビット５２を連続的
に打撃する。この場合、ピストン５０の上下動に供した
排気エアはエアハンマドリル３５内の掘管を介して地上
に排気される。
ストン５０の上昇量に打ち勝つと、ピストン５０が下方
に押し下げられる。ピストン５０が第２圧力室６０内の
圧力及びピストン５０の下方慣性力によって更に下方に
移動していくと第２圧力室６０内に圧力が供給されなく
なるとともに、第１圧力室５８内に圧力エアが供給され
る。このように、第１圧力室５８及び第２圧力室６０の
圧力エアの供給又は排気が連続的に繰り返され、ピスト
ン５０は連続的に上下動して下方のビット５２を連続的
に打撃する。この場合、ピストン５０の上下動に供した
排気エアはエアハンマドリル３５内の掘管を介して地上
に排気される。
【００１８】同時に、ロータリーテーブル２４でエアハ
ンマドリル３５を回転するとともにエアハンマドリル３
５を下降する。これにより、ビット５２が回転してビッ
ト５２のカッタ８４、８４…で地盤が掘削される。この
場合、ビット５２はピストン５０で連続的に打撃される
ことにより、高い衝撃力を地盤に与えることができるの
で、礫層や崩壊性岩盤などの比較的硬質の地盤の場合で
も容易に掘削することができる。
ンマドリル３５を回転するとともにエアハンマドリル３
５を下降する。これにより、ビット５２が回転してビッ
ト５２のカッタ８４、８４…で地盤が掘削される。この
場合、ビット５２はピストン５０で連続的に打撃される
ことにより、高い衝撃力を地盤に与えることができるの
で、礫層や崩壊性岩盤などの比較的硬質の地盤の場合で
も容易に掘削することができる。
【００１９】さらに、地盤を掘削するとともに、セメン
トミルク供給手段から供給されたセメントミルクがスイ
ベル２２、セメントミルク供給管７６、セメントミルク
供給通路７２及びノズル７２Ａを介して掘削孔７８内に
吐出される。同時に、第２エアコンプレッサから供給さ
れた攪拌用エアがエアスイベル２６、エア供給管７４、
エア供給通路７０及びノズル７０Ａを介して掘削孔７８
内に吐出される。
トミルク供給手段から供給されたセメントミルクがスイ
ベル２２、セメントミルク供給管７６、セメントミルク
供給通路７２及びノズル７２Ａを介して掘削孔７８内に
吐出される。同時に、第２エアコンプレッサから供給さ
れた攪拌用エアがエアスイベル２６、エア供給管７４、
エア供給通路７０及びノズル７０Ａを介して掘削孔７８
内に吐出される。
【００２０】従って、掘削孔７８内の掘削土にセメント
ミルクと攪拌用エアが供給され、セメントミルクと攪拌
用エアが供給された掘削土は螺旋状の攪拌オーガ８２及
び攪拌翼３２Ａ、３２Ａ…で攪拌、混合され、掘削地盤
が固結されて硬質の均一な抗体が造成される。このよう
に、ピストン５０の上下動に供した多量の排気エアをエ
アハンマドリル３５内の掘管を介して地上に排気し、攪
拌用エアをエア供給通路７０を介して適量供給すること
により、セメントミルクと掘削土７８との攪拌、混合が
良好に行われる。
ミルクと攪拌用エアが供給され、セメントミルクと攪拌
用エアが供給された掘削土は螺旋状の攪拌オーガ８２及
び攪拌翼３２Ａ、３２Ａ…で攪拌、混合され、掘削地盤
が固結されて硬質の均一な抗体が造成される。このよう
に、ピストン５０の上下動に供した多量の排気エアをエ
アハンマドリル３５内の掘管を介して地上に排気し、攪
拌用エアをエア供給通路７０を介して適量供給すること
により、セメントミルクと掘削土７８との攪拌、混合が
良好に行われる。
【００２１】ところで、ケーシング４８の外周部４８Ａ
とビット５２の外周との間にはシール部材６２が設けら
れ、ケーシング４８の内周部４８Ｂとビット５２の内周
との間にはシール部材６４が設けられている。このよう
に、ビット５２の摺動部にシール部材を設けることによ
り、攪拌、混合による地盤改良時に、ケーシング４８内
の圧力エアが外部に洩れることを防止でき、また、掘削
孔内の掘削土がケーシング４８内に侵入することを防止
できる。
とビット５２の外周との間にはシール部材６２が設けら
れ、ケーシング４８の内周部４８Ｂとビット５２の内周
との間にはシール部材６４が設けられている。このよう
に、ビット５２の摺動部にシール部材を設けることによ
り、攪拌、混合による地盤改良時に、ケーシング４８内
の圧力エアが外部に洩れることを防止でき、また、掘削
孔内の掘削土がケーシング４８内に侵入することを防止
できる。
【００２２】前記実施例ではケーシング４８の内周部４
８Ｂ内にエア供給通路７０及びセメントミルク供給通路
７２の２本の流体通路を設けた場合について説明した
が、これに限らず、流体通路を１本にしてもよく、ま
た、２本以上の複数本の流体通路を設けてもよい。前記
実施例ではエアハンマドリル３５のケーシング４８にス
リーブ８０を設け、スリーブ８０の外周に攪拌オーガ８
２を螺旋状に取り付けた場合について説明したが、これ
に限らず、ケーシング４８に直接攪拌オーガ８２を設け
てもよい。
８Ｂ内にエア供給通路７０及びセメントミルク供給通路
７２の２本の流体通路を設けた場合について説明した
が、これに限らず、流体通路を１本にしてもよく、ま
た、２本以上の複数本の流体通路を設けてもよい。前記
実施例ではエアハンマドリル３５のケーシング４８にス
リーブ８０を設け、スリーブ８０の外周に攪拌オーガ８
２を螺旋状に取り付けた場合について説明したが、これ
に限らず、ケーシング４８に直接攪拌オーガ８２を設け
てもよい。
【００２３】また、前記実施例ではエアハンマドリル３
５に攪拌オーガ８２を設け、ロッド３２に攪拌翼３２Ａ
を設けて、それぞれを分離して設けた場合について説明
したが、これに限らず、攪拌オーガ８２と攪拌翼３２Ａ
とを交互に設けるようにしてもよい。前記実施例では地
盤改良材としてセメントミルクを掘削土に供給する場合
について説明したが、これに限らず、その他の地盤改良
材を充填材として供給してもよい。
５に攪拌オーガ８２を設け、ロッド３２に攪拌翼３２Ａ
を設けて、それぞれを分離して設けた場合について説明
したが、これに限らず、攪拌オーガ８２と攪拌翼３２Ａ
とを交互に設けるようにしてもよい。前記実施例では地
盤改良材としてセメントミルクを掘削土に供給する場合
について説明したが、これに限らず、その他の地盤改良
材を充填材として供給してもよい。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る掘削装
置によれば、ビットに打撃振動を与えながら地盤を掘削
するので掘削能力が向上するので、地盤が礫層や崩壊性
岩盤などの比較的硬質の地盤の場合でも容易に掘削する
ことができる。また、エアハンマドリルはピストンの動
作に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上へ排
出するので、排気エアが掘削土内に排気されない。これ
により、少なくも１つの流体通路から吐出された流体と
掘削土との攪拌、混合を効率よく行うことができる。
置によれば、ビットに打撃振動を与えながら地盤を掘削
するので掘削能力が向上するので、地盤が礫層や崩壊性
岩盤などの比較的硬質の地盤の場合でも容易に掘削する
ことができる。また、エアハンマドリルはピストンの動
作に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上へ排
出するので、排気エアが掘削土内に排気されない。これ
により、少なくも１つの流体通路から吐出された流体と
掘削土との攪拌、混合を効率よく行うことができる。
【図１】本発明に係る掘削装置が取り付けられた削孔機
の側面図
の側面図
【図２】本発明に係る掘削装置の断面図
３４…掘削装置 ３５…エアハンマドリル ５０…ピストン ５２…ビット ６２、６４…シール（シール部材） ６８…排気通路 ７０…エア供給通路（流体通路） ７２…セメントミルク供給通路（流体通路） ７８…掘削土 ８２…攪拌オーガ（攪拌翼）
Claims (3)
- 【請求項１】 地上から掘管の給気通路を介して供給さ
れた圧力エアによってピストンを作動させピストンでビ
ットに打撃振動を与えながら掘削し、前記ピストンの動
作に供した排気エアを掘管の排気通路を介して地上へ排
出するエアハンマドリルを備えた掘削装置において、 地上から供給された流体をビットを介して掘削孔内に吐
出する少なくとも１つの流体通路を前記エアハンマドリ
ルに設けたことを特徴とする掘削装置。 - 【請求項２】 前記エアハンマドリルと一体的に攪拌翼
を回転して前記流体通路から吐出された流体と前記ビッ
トで掘削された掘削土とを攪拌、混合することを特徴と
する請求項１の掘削装置。 - 【請求項３】 前記ビットの摺動面にシール部材を設
け、該シール部材で前記エアハンマドリルを密封するこ
とを特徴とする請求項１の掘削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25215094A JPH08114079A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25215094A JPH08114079A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 掘削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08114079A true JPH08114079A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17233181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25215094A Pending JPH08114079A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08114079A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105003198A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-10-28 | 浙江永安工程机械有限公司 | 带振动装置的旋挖机 |
| CN105525868A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-04-27 | 中国石油化工集团公司 | 一种脉动式双向冲击器 |
| CN106150353A (zh) * | 2015-04-08 | 2016-11-23 | 温州长城基础工程有限公司 | 一种上动力头下中空振动锤长螺旋钻机及其施工方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25215094A patent/JPH08114079A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105525868A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-04-27 | 中国石油化工集团公司 | 一种脉动式双向冲击器 |
| CN106150353A (zh) * | 2015-04-08 | 2016-11-23 | 温州长城基础工程有限公司 | 一种上动力头下中空振动锤长螺旋钻机及其施工方法 |
| CN105003198A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-10-28 | 浙江永安工程机械有限公司 | 带振动装置的旋挖机 |
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