JPH08112808A - ロールコーター及びこれを用いた石膏ボードの成形方法 - Google Patents

ロールコーター及びこれを用いた石膏ボードの成形方法

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JPH08112808A
JPH08112808A JP24945694A JP24945694A JPH08112808A JP H08112808 A JPH08112808 A JP H08112808A JP 24945694 A JP24945694 A JP 24945694A JP 24945694 A JP24945694 A JP 24945694A JP H08112808 A JPH08112808 A JP H08112808A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石膏芯と原紙との接着性を向上させることが
できるロールコータ及びこれを用いたロールコーティン
グ方法を提供することにある。 【構成】 石膏ボード用原紙に略平行に、該石膏ボード
用原紙の幅員方向に沿って、且つ該石膏ボード用原紙の
上面から所定間隔を隔てて配置された塗布ロールと、該
塗布ロールと平行に、且つ該塗布ロールのロール面に密
着して配置された粕取ロールと、前記石膏ボード用原紙
を前記石膏ボード用原紙の下方から支持するための受け
材と、前記石膏ボード用原紙をその長手方向に搬送させ
るための原紙搬送手段とを有するロールコーターにおい
て、前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送方
向上流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に泥漿を供給
するための泥漿供給手段と、前記塗布ロールを前記石膏
ボード用原紙の搬送方向と逆方向に回転させるための塗
布ロール回転駆動手段とをさらに有し、前記石膏ボード
用原紙の上面と前記塗布ロールのロール面下端との間に
泥漿の展延部が形成される構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄塗り装置であるロー
ルコーターとこれを用いた石膏ボードの成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石膏ボードは、防耐火性、遮音性、施工
性及び経済性等から建築用内装材として広く使用されて
いる。かかる石膏ボードは、石膏を主体とする芯を石膏
ボード用原紙(以下、単に原紙という)で被覆してなる
板状体であり、製造に際して、焼石膏、接着助剤、硬化
促進剤、軽量化を図るための泡、その他の添加剤及び水
とをミキサー等で混練し、この結果得られた焼石膏スラ
リー(以下、泥漿という)を下側の原紙に流し込みなが
ら、該原紙の両端側のそれぞれの一部分を石膏ボードの
裏面側に至るように折り曲げ、該裏面側になる原紙面に
上側原紙の側面に付けた糊部分が重なるようにして成形
機を通し、上下の原紙で幅方向に展延された原紙上の泥
漿を被覆して板状に成形し、しかる後、硬化後に粗切断
し、強制乾燥後に製品寸法に切断される。ここで、石膏
ボードを成形するために肝要なことは、石膏ボードを構
成する芯と原紙とが接着することであり、その接着性の
向上を図るために、例えば、GB741140号公報に
は、原紙の接着面に泡を含まない高比重の泥漿をロール
で均し薄く塗り、その上に泡入りの低比重の泥漿を流
し、次いで、原紙を被覆するか、もしくは泡を含まない
高比重の泥漿をロールで均し表面に薄く塗った原紙を配
し石膏ボードを成形する技術が記載されている。又、特
開平5−148001号公報には、接着剤を含む高比重
の泥漿を塗布ロールとアイドラーロールとの間に受け、
そこから泥漿を供給し、塗布ロール面に付着した該泥漿
を原紙の接着面に移転させて薄い石膏層を設け、この上
に泡入りの低比重の泥漿を流し石膏ボードを成形する技
術が開示されている。
【0003】又、石膏ボードの接着に関わる製造上の大
きな要因として石膏ボードの乾燥が挙げられる。即ち、
強制乾燥工程における石膏ボードは、一般に、石膏ボー
ドの幅方向中央部分の乾燥速度よりも石膏ボードの縁部
分又は縁部領域の乾燥速度の方が比較的速い。このた
め、その縁部分や縁部領域に乾燥過剰による強度低下や
接着不良(ドライアウト)が発生し易い。かかるドライ
アウトの防止対策として、例えば、US2762738
号公報には、石膏ボードの成形に際し、主ミキサーから
流し込んだ下紙上の泥漿の両端部に、下紙の両端部の上
方にそれぞれ設けた副ミキサーから高比重の泥漿を流し
石膏ボードを成形し、該ボード端部のコア比重を中央部
の比重より大きくすることによって、ドライアウトを防
止する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GB7
41140号公報及び特開平5−148001号公報に
開示される先行技術のロールコーターにあっては、塗布
ロールの回転方向は原紙の搬送方向と同方向であるた
め、泥漿の粘着性によってロールで展延された泥漿のは
ロール面に付着しようとし、その結果薄塗り層の厚さが
原紙の搬送方向に一定せず、さらに塗布ロール面に付着
した泥漿は、主成分の焼石膏が水と接触して硬化する反
応硬化型であることから、回転中次第に硬化し、塗布ロ
ールとアイドラーロールとの間隙が狭くなり、その結果
塗布ロール面に供給されて移転する泥漿が少量となり、
薄塗り層の厚さが時間とともに変化し、薄塗り層の厚さ
が一定しない。一方、塗布後のロール面の泥漿を除去す
るために、ロールの長手方向全体に亘って粕取り板を設
けても、除去された泥漿が粕取り板から薄塗り層上面に
落下してしまい、結局は、均一な塗布厚の実現が困難と
なる。さらに、ロール側面等に付着した泥漿は硬化し、
成長して原紙に触れ、紙切れ等の原因になり、生産ライ
ンの停止を余儀なくされる。
【0005】又、US2762738号公報に開示され
る先行技術にあっては、主ミキサー及び副ミキサーによ
って、原紙の中央部と縁部領域とにそれぞれ低比重及び
高比重の泥漿を別々に流しているため、石膏ボードの製
造工程及び工程管理が煩雑となる。そこで、本発明の第
1の目的は、石膏芯と原紙との接着性を向上させること
ができるロールコーター及びこれを用いたロールコーテ
ィング方法を提供することにある。本発明の第2の目的
は、原紙への塗布前に泥漿が硬化するのを防止すること
ができるロールコーター及びこれを用いたロールコーテ
ィング方法を提供することにある。本発明の第3の目的
は、石膏ボードの生産効率の向上を可能にした石膏ボー
ドの成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成すべく、本発明の第1の発明のロールコーターにあっ
ては、石膏ボード用原紙に略平行に、該石膏ボード用原
紙の幅員方向に沿って、且つ該石膏ボード用原紙の上面
から所定間隔を隔てて配置された塗布ロールと、該塗布
ロールと平行に、且つ該塗布ロールのロール面に密着し
て配置された粕取りロールと、前記石膏ボード用原紙を
前記石膏ボード用原紙の下方から支持するための受け材
と、前記石膏ボード用原紙をその長手方向に搬送させる
ための原紙搬送手段とを有するロールコーターにおい
て、前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送方
向上流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に泥漿を供給
するための泥漿供給手段と、前記塗布ロールを前記石膏
ボード用原紙の搬送方向と逆方向に回転させるための塗
布ロール回転駆動手段とをさらに有し、前記石膏ボード
原紙の上面と前記塗布ロールのロール面下端との間に泥
漿の展延部が形成される構成としてある。
【0007】本発明の第1及び第2の目的を達成すべ
く、本発明の第2の発明のロールコーターにあっては、
石膏ボード用原紙の幅員方向に沿って、且つ該石膏ボー
ド用原紙の上面から所定間隔を隔てて配置された塗布ロ
ールと、該塗布ロールと平行に、且つ該塗布ロールに密
着して配置された粕取りロールと、前記石膏ボード用原
紙を前記石膏ボード用原紙の下方から支持するための受
け材と、前記石膏ボード用原紙をその長手方向に搬送さ
せるための原紙搬送手段とを有するロールコーターにお
いて、前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送
方向上流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に泥漿を供
給するための泥漿供給手段と、前記塗布ロールを前記石
膏ボード用原紙の搬送方向と逆方向に回転させるための
塗布ロール回転駆動手段とをさらに有し、前記石膏ボー
ド原紙の上面と前記塗布ロールのロール面下端との間に
泥漿の展延部が形成され、前記粕取りロールと前記塗布
ロールとの前記密着部は、前記塗布ロールのロール面の
長手方向全体に亘って延び、前記粕取りロールは、前記
塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送方向上流側
に配置され、前記粕取りロールの中心高さは、前記塗布
ロールの中心高さ以下である構成としてある。
【0008】又、前記粕取りロールを前記塗布ロールの
回転方向と逆方向に回転させるための粕取りロール回転
駆動手段をさらに有し、前記粕取りロールの回転速度
は、前記塗布ロールの回転速度以下であるのが好まし
い。さらに、前記塗布ロールの長手方向の長さは、前記
石膏ボード用原紙の幅より小さく、前記塗布ロールの端
と前記石膏ボード用原紙の縁との間には、泥漿の非展延
部が形成されるのがよく、前記非展延部は、前記塗布ロ
ールの両端側に形成されているのが好ましい。加えて、
前記塗布ロールと前記粕取りロールは、長手方向の長さ
が同じであり、前記塗布ロール及び前記粕取りロールの
各端における前記密着部に接するように配置された粕取
り板をさらに有するのがよい。又、前記塗布ロールのロ
ール面の硬度は、前記粕取りロールのロール面及び前記
受け材の受け面のそれぞれの硬度より大きいのがよい。
【0009】本発明の第1及び第2の目的を達成すべ
く、本発明の第3の発明のロールコーティング方法にあ
っては、石膏ボード用原紙の幅員方向に沿って、且つ該
石膏ボード用原紙の上面から所定間隔を隔てて配置され
た塗布ロールと、該塗布ロールと平行に、且つ該塗布ロ
ールに密着して配置された粕取りロールと、前記石膏ボ
ード用原紙を前記石膏ボード用原紙の下方から支持する
ための受け材と、前記石膏ボード用原紙をその長手方向
に搬送させるための原紙搬送手段とを有するロールコー
ターを用いる石膏ボード用原紙のロールコーティング方
法において、前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙
の搬送方向上流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に高
比重の泥漿を供給し、高比重の泥漿を前記所定間隔を通
過させることにより、前記石膏ボード用原紙の幅方向に
展延させて、高比重の泥漿の薄層を形成し、前記塗布ロ
ールを石膏ボード用原紙の搬送方向と逆方向に回転させ
ることにより、前記所定間隔を通過しない高比重の泥漿
を前記塗布ロールのロール面に沿って前記石膏ボード用
原紙の搬送方向上流側に戻す、ことを含む構成としてあ
る。さらに、塗布ロール両端の未展延部に高比重の泥漿
を流すことにより、石膏ボードの縁部及び縁部領域の高
比重化が達成可能となる。
【0010】本発明の第3の目的を達成すべく、本発明
の第4の発明の石膏ボードの成形方法にあっては、第3
の発明のロールコーティング方法を石膏ボードの上紙及
び下紙に施し、前記上紙及び前記下紙にそれぞれ形成さ
れた高比重の泥漿の薄層の間に低比重の泥漿を供給し
て、積層体を形成し、該積層体を乾燥させる、ことを含
む構成としてある。又、積層体形成前に、下紙の両縁部
をその長手方向に沿って、上方に折り曲げて、非展延部
からの泥漿のせき止め部を形成するのが好ましい。
【0011】
【作用】以上の構成の第1の発明及び第3の発明にあっ
ては、原紙搬送手段によって石膏ボード用原紙(以下、
原紙という)をその長手方向に搬送するとともに、泥漿
供給手段によって塗布ロールから原紙の搬送方向上流側
で、前記原紙の上面に泥漿を供給することにより、原紙
上面の泥漿は、原紙の上面と塗布ロールのロール面の下
端の間に形成された展延部に到る。塗布ロールは、原紙
に略平行に、該原紙の幅員方向に沿って、且つ該原紙の
上面から所定間隔を隔てて配置されているので、泥漿は
ロール面の下端によって、原紙の幅員方向に展延され、
それによって原紙の表面全体に亘って泥漿の薄層を形成
することが可能になる。このとき、塗布ロールを原紙の
搬送方向と逆方向に回転させることにより、展延された
泥漿がその粘着性によって塗布ロール面の下端に付着し
ようとするのを防止し、一方、粕取りロールを塗布ロー
ルと平行に、且つ塗布ロールのロール面に密着配置させ
ることにより、密着部から回転方向進み側の塗布ロール
面に泥漿が付着するのを防止することができるので、泥
漿の薄層の原紙の搬送方向の変化及び時間による変化を
防止し、その結果薄層の厚さの均一化を図り、石膏芯と
原紙との接着性を向上させることが可能になる。
【0012】以上の構成の第2の発明及び第3の発明に
あっては、第1の発明と同様にして、泥漿は展延部に到
り、泥漿の薄層の原紙の搬送方向の変化及び時間による
変化が防止される。それとともに、粕取りロールが塗布
ロールから原紙の搬送方向上流側に配置され、粕取りロ
ールと塗布ロールとの密着部は、塗布ロールのロール面
の長手方向全体に亘って延びるので、展延部で塗布ロー
ルによって展延されない泥漿は、原紙の搬送方向と逆回
転する塗布ロールのロール面に付着して原紙上流側に上
方に向かって移送され、粕取りロールとの密着部に到
り、密着部において泥漿は粕取りロールのロール面に移
り、ここで、粕取りロールの中心高さは、塗布ロールの
中心高さ以下であるので、粕取りロール面の泥漿は展延
部から原紙搬送方向上流側の原紙上に落下することが可
能になる。原紙上に落下した泥漿は再度展延部に到り、
一部は展延されて、塗布ロールの搬送方向下流側に移動
し、一部は展延されず泥漿の循環ループを形成し、それ
により特に、展延部の上流側に形成されるの泥漿のせき
止め部分の流れを活発化しつつ、最終的に展延されて塗
布ロール下流側に移送することが可能になり、その結
果、未展延の泥漿の硬化を防止することが可能になる。
【0013】以上の構成の第4の発明にあっては、原紙
の上紙及び下紙に対して、薄層の厚さの不均一及び/又
はドライアウトの発生を防止するとともに、泥漿のせき
止め部分の流れを活発化することにより、石膏芯と原紙
との接着性を向上或いは維持しつつ、硬化した泥漿によ
る紙切れ等によって生産ラインの停止を回避することが
でき、その結果石膏ボードの生産効率を向上させること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、下紙用のロール
コーターを例にとって本発明の好ましい実施態様につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係るロー
ルコーターの部分斜視図である。図1で、参照番号10
はロールコーターで、ロールコーター10は、原紙Aの
上面に泥漿を供給するための泥漿供給手段12と、原紙
Aの上方域に配置された塗布ロール14と、塗布ロール
14の原紙上流側に設置された粕取りロール16と、原
紙Aの下方域に設置された受け材18と、塗布ロール1
4及び粕取りロール16をそれぞれ回転駆動させる塗布
ロール回転駆動手段及び粕取りロール回転駆動手段(図
示せず)とから概略構成されている。原紙Aは、所定幅
を有する無端ロール紙で、受け材18によって支持され
つつ、原紙Aを搬送させるための搬送手段(図示せず)
によって、図1の矢印に示す方向に搬送されるようにな
っている。泥漿供給手段12は、ミキサー(図示せず)
からの管路から構成されており、原紙面上に流し込む泥
漿は、塗布ロール14における泥漿の滞留を防止する観
点から、図1に示すように1か所が好ましい。
【0015】塗布ローラ14及び粕取りローラ16は、
互いの相対位置を保持しながら、原紙Aに対する位置決
めを行うべく、各々の回転シャフト19a、bの両端を
原紙Aの両側にそれぞれ設置された共通の支持材(図示
せず)によって回動自在に支持され、さらに各支持材の
上下方向位置及び原紙Aの幅員方向位置を一体的に調整
することによって、塗布ローラ14及び粕取りローラ1
6の位置決めを行い、それによって塗布ローラ14の下
端が原紙Aの上面から所望の所定間隔を隔て、且つ原紙
Aの幅員方向に、後に説明する所望の非展延部20が形
成されるようになっている。次に塗布ロール14につい
て、説明すれば、塗布ロール14は、円筒形状で、外表
面がロール面を構成する周知のタイプで、原紙Aに略平
行に、原紙Aの幅員方向に沿って配置されており、原紙
Aの上面と塗布ロール14のロール下端との間に泥漿の
展延部20が構成されている。なお、塗布ロール14に
よる塗布厚は100 乃至500 ミクロンが好ましいため、展
延部20の所定間隔はこの範囲に設定するのがよい。塗
布ロール14の長手方向の長さは、原紙Aの幅より小さ
く、塗布ロール14の各端と原紙Aの各縁の間には、泥
漿の非展延部20(図示せず)が形成されている。非展
延部20の幅は、一般的には、10mm乃至50mmであるのが
好ましい。従って、展延部20で原紙Aの幅方向に展延
した泥漿は、非展延部20を通って塗布ロール14の両
端からはみ出し、薄層の両端からそれぞれ原紙Aの縁部
(両端部を折り曲げた石膏ボードの縁部)に流れ込むこ
とができるようになっている。なお、原紙Aを石膏ボー
ドの上紙とする場合には、非展延部20は必ずしも設け
る必要はないが、薄層の両端にそれぞれ糊代を確保すべ
く、ロール幅若しくは非展延部20の幅は、糊代分を除
いた幅とする必要がある。塗布ロール14のロール面の
硬度は、ロール面の保護及び紙切れ防止の観点から粕取
りロール16の面及び受け材18の面の硬度より大きい
のが好ましい。塗布ロール14の上方域には、噴出口
が、ロールの長手方向に整列し、各噴出口が、塗布ロー
ル14に向かって下方に向いたシャワー装置22が設け
られ、後に説明する粕取りロール16との密着部より上
方域の塗布ロール14のロール面に水を吹き付けるよう
になっている。なお、このシャワー装置22は、生産ラ
イン停止後の清掃時だけでなく、運転中に使用してもよ
い。
【0016】粕取りロール16は、塗布ロール14と同
様な周知のタイプで、塗布ロール14と平行に、且つ塗
布ロール14のロール面に密着して配置されている。粕
取りロール16と塗布ロール14との密着部は、塗布ロ
ール14のロール面の長手方向全体に亘って延び、粕取
りロール16は、塗布ロール14から原紙Aの搬送方向
上流側に配置され、粕取りロール16の中心高さは、塗
布ロール14の中心高さ以下であり、粕取りロール16
の下端は、原紙Aの上面に接触しない必要があるので、
ロール径は塗布ロール14の径より小さくなっている。
従って、展延部20で塗布ロール14のロール面に付着
した泥漿は、密着部を介して粕取りロール16に伝えら
れ、後に説明するように粕取りロール16の回転方向は
塗布ロール14のそれと逆方向であるので、略その場か
ら、即ち粕取りロール16側の密着部付近から原紙Aに
落下するようになっている。又、粕取りロール16と塗
布ロール14は長手方向の長さは同じであり、図1によ
く示すように、塗布ロール14及び粕取りロール16の
各端における密着部に接するように粕取り板26が配置
され、ロール側面に付着した泥漿を除去し、付着した泥
漿が硬化して成長するのを防止するようになっている。
【0017】受け材18は、図1に示すように、原紙A
の長手方向に延びる受けテーブル28と、テーブル28
の間で、塗布ロール14の直ぐ下方に設置された受けロ
ール30とからなり、原紙Aを原紙Aの下方から支持す
るようになっている。受け材30の面を例えば、ゴム、
軟質樹脂等で被覆することにより、塗布ロール14と受
けロール30上の原紙Aとの間に異物が混入しても、ゴ
ム等の面が凹み、原紙Aの紙切れが防止できるので、生
産ラインを中断せず続行することができる。受けテーブ
ル28は、定盤等で構成してもよく、受けロール30
は、回転駆動させても、或いはフリーにしてもよい。塗
布ロール回転駆動手段及び粕取りロール回転駆動手段は
それぞれ、周知のモータと、このモータの回転を各回転
シャフトに伝達するための周知な伝動手段、例えばスプ
ロケット−チェーンの組合わせからなり、塗布ロール回
転駆動手段にあっては塗布ロール14を原紙Aの搬送方
向と逆方向に回転させ、粕取りロール回転駆動手段にあ
っては、粕取りロール16を塗布ロール14の回転方向
と逆方向に回転させるようになっている。なお、原紙面
に均一に安定した薄層を得るために、塗布ロール14の
周速度は、原紙Aの搬送速度以下であるのが好ましく、
又粕取りロール16の周速度は、塗布ロール14の周方
向速度以下であるのが好ましい。塗布ロール14と粕取
りロール16との間にアイドラーを設けて、単一の回転
駆動装置によって駆動してもよい。
【0018】以上の構成のロールコーターについて、以
下にその作用を説明する。予め、塗布ロール14の下紙
の幅方向位置及び下紙の上面と塗布ロール14のロール
面の下端との間隔を調整する。原紙搬送手段によって下
紙をその長手方向に搬送するとともに、泥漿供給手段1
2によって塗布ロール14から下紙の搬送方向上流側
で、前記下紙の上面に泥漿を供給することにより、下紙
の上面の泥漿は、下紙の上面と塗布ロール14のロール
面の下端の間に形成された展延部20に到る。塗布ロー
ル14は、下紙に略平行に、該下紙の幅員方向に沿っ
て、且つ該下紙の上面から所定間隔を隔てて配置されて
いるので、泥漿はロール面の下端によって、下紙の幅員
方向に展延され、それによって下紙の表面全体に亘って
泥漿の薄層を形成することが可能になる。又、余剰の泥
漿は、塗布ロール14両端側に形成された非展延部20
を通り、塗布ロール14の両端からはみ出し、下紙の縁
部(両端部を折り曲げた場合の石膏ボードの縁部)に流
れ込むことができ、泥漿を高比重のものにすれば、副ミ
キサー等別個の装置を設けることなく、簡単に縁部の泥
漿を高比重とし、それによってドライアウトを防止する
ことができる。
【0019】このとき、塗布ロール14を下紙の搬送方
向と逆方向に回転させることにより、展延された泥漿が
その粘着性によって塗布ロール14面の下端に付着しよ
うとするのを防止することができ、さらに粕取りロール
の回転方向を塗布ロール14の回転方向と逆方向とする
ことにより、塗布ロール14面に一部付着した泥漿が、
密着部24の塗布ロール回転方向下流側から粕取りロー
ル16を介して、上流側に到り展延部2020まで移送
されるのを確実に防止することができるので、泥漿の薄
層の原紙の搬送方向に亘る厚さを均一にし、さらにロー
ルコーター10の稼働時間によって厚さが変化するのを
防止し、その結果薄層の厚さの均一化を図り、石膏芯と
下紙との接着性を向上させることが可能になる。それと
ともに、粕取りロール16が塗布ロール14から下紙の
搬送方向上流側に配置され、粕取りロール16と塗布ロ
ール14との密着部24は、塗布ロール14のロール面
の長手方向全体に亘って延びているので、展延部20で
塗布ロール14によって展延されない泥漿は、下紙の搬
送方向と逆回転する塗布ロール14のロール面に付着し
て下紙上流側に上方に向かって移送され、粕取りロール
との密着部24に到り、密着部24において泥漿は粕取
りロールのロール面に移り、粕取りロールは塗布ロール
14と逆方向に回転するので、略その場で真下に落下す
る。
【0020】ここで、粕取りロールの中心高さは、塗布
ロール14の中心高さ以下であるので、粕取りロール面
の泥漿は展延部20から下紙搬送方向上流側の下紙上に
落下することが可能になる。下紙上に落下した泥漿は、
一部は展延されて、塗布ロール14の下流側に移送さ
れ、一部は再度展延部20に到り、この繰り返しにより
泥漿の循環ループを形成し、それにより特に、展延部2
0の上流側に形成される泥漿のせき止め部分32の流れ
を活発化させ、最終的に展延させることが可能になり、
その結果、未展延の泥漿の硬化を防止することができ
る。又、粕取り板26によって常時各ロールの側部に付
着した粕を除去し、硬化して成長し、紙切れ等の発生を
防止することができる。さらに、運転中、或いは停止中
シャワー装置22によって塗布ロール14のロール面を
清掃することにより、ロール面によって展延される泥漿
の薄層表面を維持することができる。以上、下紙に塗布
する場合を例に説明したが、上紙にあっては、前述のよ
うに、糊代を確保すべく側縁に泥漿を塗布しない点を除
き同様である。次に本ロールコーターを用いた石膏ボー
ドの成形方法を以下に説明する。図2は、石膏ボードの
成形工程を部分的且つ概略的に示す工程説明図である。
石膏ボード用原紙の下紙110が生産ラインに沿って搬
送される。ミキサー120は、搬送ラインと関連する所
定位置、例えば搬送ラインの上方に配置されており、本
出願人が別途出願した、単一のミキサーによって高比重
及び低比重の泥漿を供給することができるタイプのもの
である。なお、従来タイプのミサキーを高比重及び低比
重の泥漿のそれぞれに対して設けてもよい。焼石膏、接
着助剤、効果促進剤、添加剤等の粉体、泡及び水がミキ
サー120に供給され、ミキサー120はこれらの原料
を混練し、高比重の泥漿130を管路140、150を
介してロールコーター100から搬送方向上流側で下紙
110及び上紙160上に供給する。下紙110及び上
紙160上の泥漿はそれぞれロールコーター100の展
延部20に到り、ここで前述のように展延され、高比重
の泥漿130の薄層と縁部領域とが下紙110上に、薄
層が上紙160上に形成される。下紙110は、そのま
ま搬送され、上紙160は転向ローラ170によって下
紙110の搬送ライン方向に転向され、ともに成形ロー
ラ180に達する。ここで、各紙110、160の上に
形成された薄層の間に、ミキサー120から管路190
を介して低比重の泥漿200を供給し、かくして、下紙
110、泥漿200、上紙160からなる3層構造の連
続的な積層体が形成され、該積層体は硬化しつつ、粗切
断カッター(図示せず)に達する。粗切断カッターは、
連続的な積層体を所定長さの板体に切断し、かくして、
石膏を主体とする芯を石膏ボード用原紙で被覆してなる
板状体、即ち、石膏ボードの原材料が形成される。粗切
断された積層体は更に、乾燥機(図示せず)に通され、
強制乾燥され、しかる後、所定の製品長に切断され、か
くして石膏ボード製品が製造される。
【0021】
【効果】以上の説明で明らかなように、本発明の第1の
発明のロールコーター及び第3の発明のロールコーティ
ング方法によれば、塗布ロール面に泥漿が付着して硬化
するのを防止することによって、薄塗り層の場所及び時
間による厚さの変化を抑制し、それによって薄塗り層の
厚さの均一化を図り、石膏芯と下紙との接着性を向上さ
せることができる。本発明の第2の発明のロールコータ
ー及び第3の発明のロールコーティング方法によれば、
塗布ロール面への泥漿の付着硬化を防止しつつ、塗布ロ
ールによって展延されない泥漿を塗布ロールから密着部
及び粕取りロールを介して石膏ボード用下紙の搬送方向
上流側に戻して、一部は展延させ、一部は泥漿の循環ル
ープを形成して泥漿の流れを活発化させることにより、
最終的には供給された泥漿を全て展延させ、その結果展
延されない泥漿の硬化を防止することができる。好まし
い態様によれば、単一のロールコーターによって石膏ボ
ードの縁部分或いは縁部領域のドライアウトの発生を防
止し、それによって石膏芯と下紙の接着性を維持するこ
とができる。
【0022】本発明の第4の発明の石膏ボードの成形方
法によれば、薄層の厚さの不均一化及び/又はドライア
ウトの発生を防止しつつ、未展延の泥漿の流れを活発化
させることにより、石膏芯と下紙との接着性を向上さ
せ、且つ紙切れ等による生産ラインの停止を回避するこ
とができ、その結果石膏ボードの生産効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロールコーターの部分斜
視図である。
【図2】石膏ボードの成形工程を部分的且つ概略的に示
す工程図である。
【符号の説明】
10 ロールコーター 12 泥漿供給手段 14 塗布ロール 16 粕取りロール 18 受け材 19 回転シャフト 20 展延部20 22 シャワー装置 24 密着部 26 粕取り板 28 受けテーブル 30 受けロール 32 せき止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神宮 孝男 東京都足立区江北2−1−1 吉野石膏株 式会社東京工場内 (72)発明者 高橋 武男 東京都足立区江北2−1−1 吉野石膏株 式会社東京工場内 (72)発明者 竹岡 國雄 東京都足立区江北2−1−1 吉野石膏株 式会社東京工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石膏ボード用原紙に略平行に、該石膏ボ
    ード用原紙の幅員方向に沿って、且つ該石膏ボード用原
    紙の上面から所定間隔を隔てて配置された塗布ロール
    と、 該塗布ロールと平行に、且つ該塗布ロールのロール面に
    密着して配置された粕取りロールと、 前記石膏ボード用原紙を前記石膏ボード用原紙の下方か
    ら支持するための受け材と、 前記石膏ボード用原紙をその長手方向に搬送させるため
    の原紙搬送手段とを有するロールコーターにおいて、 前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送方向上
    流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に泥漿を供給する
    ための泥漿供給手段と、 前記塗布ロールを前記石膏ボード用原紙の搬送方向と逆
    方向に回転させるための塗布ロール回転駆動手段とをさ
    らに有し、 前記石膏ボード原紙の上面と前記塗布ロールのロール面
    下端との間に泥漿の展延部が形成されることを特徴とす
    るロールコーター。
  2. 【請求項2】 前記粕取りロールと前記塗布ロールとの
    前記密着部は、前記塗布ロールのロール面の長手方向全
    体に亘って延び、 前記粕取りロールは、前記塗布ロールから前記石膏ボー
    ド用原紙の搬送方向上流側に配置され、 前記粕取りロールの中心高さは、前記塗布ロールの中心
    高さ以下である請求項1に記載のロールコーター。
  3. 【請求項3】 前記粕取りロールを前記塗布ロールの回
    転方向と逆方向に回転させるための粕取りロール回転駆
    動手段をさらに有し、 前記粕取りロールの回転速度は、前記塗布ロールの回転
    速度以下である請求項2に記載のロールコーター。
  4. 【請求項4】 前記塗布ロールの長手方向の長さは、前
    記石膏ボード用原紙の幅より小さく、 前記塗布ロールの端と前記石膏ボード用原紙の縁との間
    には、泥漿の非展延部が形成される請求項1乃至請求項
    3に記載のロールコーター。
  5. 【請求項5】 前記非展延部は、前記塗布ロールの両端
    側に形成される請求項4に記載のロールコーター。
  6. 【請求項6】 前記塗布ロールと前記粕取りロールは、
    長手方向の長さが同じであり、 前記塗布ロール及び前記粕取りロールの各端における前
    記密着部に接するように配置された粕取り板をさらに有
    する請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のロー
    ルコーター。
  7. 【請求項7】 前記塗布ロールのロール面の硬度は、前
    記粕取りロールのロール面及び前記受け材の受け面のそ
    れぞれの硬度より大きい請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載のロールコーター。
  8. 【請求項8】 石膏ボード用原紙の幅員方向に沿って、
    且つ該石膏ボード用原紙の上面から所定間隔を隔てて配
    置された塗布ロールと、 該塗布ロールと平行に、且つ該塗布ロールに密着して配
    置された粕取りロールと、 前記石膏ボード用原紙を前記石膏ボード用原紙の下方か
    ら支持するための受け材と、 前記石膏ボード用原紙をその長手方向に搬送させるため
    の原紙搬送手段とを有するロールコーターを用いる石膏
    ボード用原紙のロールコーティング方法において、 前記塗布ロールから前記石膏ボード用原紙の搬送方向上
    流側で、前記石膏ボード用原紙の上面に高比重の泥漿を
    供給し、 高比重の泥漿を前記所定間隔を通過させることにより、
    前記石膏ボード用原紙の幅方向に展延させて、高比重の
    泥漿の薄層を形成し、 前記塗布ロールを石膏ボード用原紙の搬送方向と逆方向
    に回転させることにより、前記所定間隔を通過しない高
    比重の泥漿を前記塗布ロールのロール面に沿って前記石
    膏ボード用原紙の搬送方向上流側に戻す、ことを含むこ
    とを特徴とする石膏ボード用原紙のロールコーティング
    方法。
  9. 【請求項9】 高比重の泥漿の展延の際の余剰の泥漿
    を、前記塗布ロールの端と前記石膏ボード用原紙の縁と
    の間に形成された非展延部を通過させることをさらに含
    む請求項8に記載の石膏ボード用原紙のロールコーティ
    ング方法。
  10. 【請求項10】 前記塗布ロールの周速は、前記石膏ボー
    ド用原紙の搬送速度以下である請求項8又は請求項9の
    いずれか1項に記載の石膏ボード用原紙のロールコーテ
    ィング方法。
  11. 【請求項11】 前記塗布ロールによる塗布厚は、100
    乃至500ミクロンである請求項8乃至請求項10に記載
    の石膏ボード用原紙のロールコーティング方法。
  12. 【請求項12】 請求項8又は請求項9のいずれか1項に
    記載のロールコーティング方法を石膏ボードの上紙及び
    / 又は下紙に施し、 前記上紙及び前記下紙にそれぞれ形成された高比重の泥
    漿の薄層の間に低比重の泥漿を供給して、積層体を形成
    し、 該積層体を乾燥させる、ことを含む石膏ボードの成形方
    法。
  13. 【請求項13】 前記積層体形成前に、下紙の両縁部をそ
    の長手方向に沿って上方に折り曲げて、非展延部からの
    泥漿のせき止め部を形成することを含む請求項12に記載
    の石膏ボードの成形方法。
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